2013年02月14日
動物の足跡は語る
01

冬の野山歩きの楽しみのひとつが、
野生動物の足跡の観察。
鳥と違い、哺乳類はなかなか姿は見られませんが、
その代り動物たちは、そこにいた跡を残してくれます。
02

谷へと続くこの足跡はキタキツネ。
03

4つの肉球の跡がつきます。
犬の足跡は前後の肉球の間がもっと詰まっています。
04

キタキツネの足跡はA公園ではよく見かけますが、その姿は、
運が良ければ、より少しだけ高い頻度で見られます。
05

こちらも谷に続く、なんだかよたよたとした足跡はエゾタヌキ。
タヌキの足跡はA公園ではひと冬に数回しか見かけない。
今朝はそれが見られてよかった。
姿もA公園では見かけたことはありません。
でも、このよたよたぶりは、姿が想像できますね(笑)。
06

足指と掌の5つの肉球が梅の花のような形になるのが特徴。
いないようでいる、それがA公園のタヌキです。
07

いないようでいるといえば、ユキウサギ。
今年も何度か足跡を見ています。
08

一方で、テンの足跡はよく見かけます。
09

この写真は左から右に進んでいる足跡ですが、
左と右の後が少し前後にずれて並んでつくのが特徴です。
これは右が前、特にどちらとは決まっていないようですが、
個体による違いか、状況の違いかもしれません。
10

針葉樹の下を徘徊した跡。
キタキツネやエゾリスはよく知られていますが、
テンは、いることがあまり知られていないようです。
そのようなことも、足跡を見れば想像できます。
11

これは野ネズミの仲間の足跡。
A公園では、ヒメネズミとアカネズミが確認されています。
大きな楕円形のものが足跡、その間に細く尾の跡もつきます。
ネズミの足跡、そういえば今年はあまり見かけない。
動物の数は年によって変化していることも、
足跡の観察により推察されます。
12

最後はおなじみエゾリスの足跡。
この写真では上から下に進んでいて、
前(この写真の下)の大きいのが後ろ足、
後ろの小さいのが前足の跡で、合わせると
まるで蝶のように見えます。
13

こちらは数年前に撮影したエゾリスの足跡。
指の形までくっきりと残るのは、好条件が重なった時。
前日の昼に気温が3度以上に上がり雪の表面が少し解け、
夜に急速に冷えて朝の気温が氷点下にまで下がり、かつ、
明け方の2cmほどうっすらと雪が積もる、というのがその条件。
解けた表面が冷やされて固まったところに雪がのると
雪が押されて跡が残りやすいからですが、
雪がうっすらと、というのがいちばん難しい条件ですね。
多すぎると跡が分からなくなります。
でも、だから、むしろこれからの時期、好条件には期待です。
14

♪ あぃぶびんだぁうんとぅざくろすろぅど
Crossroad by Cream
足跡のクロスロード。
写真でタテに進むのがテン、横がキタキツネの足跡。
見事に重ならずに交差。
もちろん同時ではない、どれくらいずれて交差したのだろう。
15

こちらはキタキツネ同士のクロスロード。
重なっているのは偶然かな。
16

冬でも凍らない池の周りの足跡。
何を求めて歩いていたのか。
17

そして時にはUターンする足跡も。
冬の動物たちの足跡を見ると、動物たちが
確かにそこに生きていることが分かり、
夏よりもむしろ森が賑やかに感じます。
じっと足跡を見ていると、動物たちの音まで聞こえそうです。
足跡を見つけたら、ぜひ、
立ち止まって観察してみてください!
想像する楽しさをじっくりと味わえますよ。
あ、そうだ、もうひとつ。
18

これはスノーシューを履いた人間の足跡。
一昨年くらいから、A公園でもよく見かけるようになりました(笑)。
さて犬たち
19

スノーシューで歩く僕の後ろに続いて歩くハウ。
うん、はっきりいって、やっぱり重たいようで、
足跡どころか体がほとんど沈んで歩きにくそう・・・
20

ふっ、疲れた。
でも表情が変わらないのがハウのいいところかな。
21

札幌は午後から雪が降り、夜になって
家の外でハウとポーラの足跡を撮ってみました。
先ずはハウ。
野生動物のようには足を高く上げないのでしょうか、
5cmほどの雪でも足跡の間が線状につながっています。
22

ポーラも同じでした(笑)。

冬の野山歩きの楽しみのひとつが、
野生動物の足跡の観察。
鳥と違い、哺乳類はなかなか姿は見られませんが、
その代り動物たちは、そこにいた跡を残してくれます。
02

谷へと続くこの足跡はキタキツネ。
03

4つの肉球の跡がつきます。
犬の足跡は前後の肉球の間がもっと詰まっています。
04

キタキツネの足跡はA公園ではよく見かけますが、その姿は、
運が良ければ、より少しだけ高い頻度で見られます。
05

こちらも谷に続く、なんだかよたよたとした足跡はエゾタヌキ。
タヌキの足跡はA公園ではひと冬に数回しか見かけない。
今朝はそれが見られてよかった。
姿もA公園では見かけたことはありません。
でも、このよたよたぶりは、姿が想像できますね(笑)。
06

足指と掌の5つの肉球が梅の花のような形になるのが特徴。
いないようでいる、それがA公園のタヌキです。
07

いないようでいるといえば、ユキウサギ。
今年も何度か足跡を見ています。
08

一方で、テンの足跡はよく見かけます。
09

この写真は左から右に進んでいる足跡ですが、
左と右の後が少し前後にずれて並んでつくのが特徴です。
これは右が前、特にどちらとは決まっていないようですが、
個体による違いか、状況の違いかもしれません。
10

針葉樹の下を徘徊した跡。
キタキツネやエゾリスはよく知られていますが、
テンは、いることがあまり知られていないようです。
そのようなことも、足跡を見れば想像できます。
11

これは野ネズミの仲間の足跡。
A公園では、ヒメネズミとアカネズミが確認されています。
大きな楕円形のものが足跡、その間に細く尾の跡もつきます。
ネズミの足跡、そういえば今年はあまり見かけない。
動物の数は年によって変化していることも、
足跡の観察により推察されます。
12

最後はおなじみエゾリスの足跡。
この写真では上から下に進んでいて、
前(この写真の下)の大きいのが後ろ足、
後ろの小さいのが前足の跡で、合わせると
まるで蝶のように見えます。
13

こちらは数年前に撮影したエゾリスの足跡。
指の形までくっきりと残るのは、好条件が重なった時。
前日の昼に気温が3度以上に上がり雪の表面が少し解け、
夜に急速に冷えて朝の気温が氷点下にまで下がり、かつ、
明け方の2cmほどうっすらと雪が積もる、というのがその条件。
解けた表面が冷やされて固まったところに雪がのると
雪が押されて跡が残りやすいからですが、
雪がうっすらと、というのがいちばん難しい条件ですね。
多すぎると跡が分からなくなります。
でも、だから、むしろこれからの時期、好条件には期待です。
14

♪ あぃぶびんだぁうんとぅざくろすろぅど
Crossroad by Cream
足跡のクロスロード。
写真でタテに進むのがテン、横がキタキツネの足跡。
見事に重ならずに交差。
もちろん同時ではない、どれくらいずれて交差したのだろう。
15

こちらはキタキツネ同士のクロスロード。
重なっているのは偶然かな。
16

冬でも凍らない池の周りの足跡。
何を求めて歩いていたのか。
17

そして時にはUターンする足跡も。
冬の動物たちの足跡を見ると、動物たちが
確かにそこに生きていることが分かり、
夏よりもむしろ森が賑やかに感じます。
じっと足跡を見ていると、動物たちの音まで聞こえそうです。
足跡を見つけたら、ぜひ、
立ち止まって観察してみてください!
想像する楽しさをじっくりと味わえますよ。
あ、そうだ、もうひとつ。
18

これはスノーシューを履いた人間の足跡。
一昨年くらいから、A公園でもよく見かけるようになりました(笑)。
さて犬たち
19

スノーシューで歩く僕の後ろに続いて歩くハウ。
うん、はっきりいって、やっぱり重たいようで、
足跡どころか体がほとんど沈んで歩きにくそう・・・
20

ふっ、疲れた。
でも表情が変わらないのがハウのいいところかな。
21

札幌は午後から雪が降り、夜になって
家の外でハウとポーラの足跡を撮ってみました。
先ずはハウ。
野生動物のようには足を高く上げないのでしょうか、
5cmほどの雪でも足跡の間が線状につながっています。
22

ポーラも同じでした(笑)。
Posted by guitarbird at 19:29
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