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Posted by naturum at

2017年01月29日

ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調作品21

01


Beethoven:Symphony No.1 C-major op.21
ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調作品21

本日は今月いちばん多く聴いた曲について書きます。

少し前に別の記事でも話しましたが、12月はロックやソウル系の
クリスマスアルバムでポップソングばかり聴いていた反動で、
1月は一転して家ではほとんどクラシックを聴いています。
先日はついに車でもベートーヴェンやハイドンを聴きました。

中でもいちばん多く聴いたのがこれ、ベートーヴェン交響曲第1番。
元々好きな曲ですが、さらにまた僕の中で熟成されてきました。

この曲をひとことで強引に表せば、「ポップソングっぽい」。
ええっ、クラシック聴いてるといいながらやっぱりポップスじゃん。
はい、そうです(笑)。
ポップソング上がりの僕だからこの曲に引かれるのは当然。

クラシックを聴くようになる前、さすがの僕でも
ベートーヴェンの交響曲は5番(運命)、6番「田園」そして
第九こと9番くらいは知っていました。
まあ6番はいいとして、5番と9番は、一般的なイメージとしての
ベートーヴェンの容姿に結びつきやすい、よく出来た真面目な
「お堅い」曲ではありますよね。
ところが。
ベートーヴェンの交響曲全集はクラシックを聴き始めて何番目
くらいに早くに買って聴いていましたが、その中の1番を聴いて
「なんてポップなんだ」と驚きました。

そう、これは心躍る素軽いポップソング。
僕はすぐに好きになりました。

なぜ分かりやすいかというと、この曲は基本のハ長調、つまり
ピアノの白鍵だけでドレミファソラシドが弾けるおなじみの調である、
ということもありそうです。

この曲はひたすら楽しいですね。
遊び心がいっぱいだったのでしょうね。
お堅いベートーヴェンも、例えばヴァイオリンソナタ「春」のように、
時々遊び心溢れる曲がありますが、これもその系統の曲。
そのイメージもあってこれは「春」を感じさせる曲でもあるかな。
今は真冬、そろそろ春が恋しくなってきた。
僕が1月にこの曲にはまったのはそういうことだったのかも。

この時きっと、ベートーヴェンは恋していたのでしょうね。
そんな想像もさせてくれる曲です。

では曲を。
クリスティアン・ティーレマン指揮ウィーンフィルの演奏が
You-Tubeにありました。




 Beethoven
 Symphony No.1 C-major op.21
 Christian Thielemann (Condt.)
 Wiener Philharmoniker

これ、僕には数少ない4楽章すべてをほぼ覚えている交響曲。
他はベートーヴェン第5、ドボルザーク「新世界」くらいですから。
シューベルト「未完成」は2楽章だからすべて覚えているけれど、
まあそれはそれとして。

僕なりの聴きどころを書いてゆきたいと思います。

《第一楽章》
Adagio molto - Allegro con brio
ハ長調 4分の4拍子 - 2分の2拍子

この映像では0'10"、曲は管楽器のみでゆったりと静かに始まる。
弦楽器が加わってダイナミックな響きになってきたところ、
1'46"で主題が始まる。
それまではいわば「イントロ」ですが、クラシックの右も左も
分からなかった僕は、クラシックでもイントロがあるんだと分かって
親近感を覚えたものでした。

その主題はなんだか慌ただしく音が動く。
ここを僕はよく口笛で吹くのですが、やっぱり速い(笑)。
2'00"のところで弦楽器が一瞬分厚く入る、ここが痺れますね。
弦楽器がすべて入って少しゆったりした流れになったかと思うと、
やっぱり動きが小刻み。
2'20"、ここで弦楽器が多分ユニゾンになって音が整理され、
シェイプアップされたかのようにすっきり整うのがまた痺れる。
5'53"まで進んで曲が暗転、同じ主題を短調で展開してゆく。
こういうのはポップソングにはほとんどないですよね。
でもよく聴くとそれほど暗くない。

7'18"でふたたび長調に転じて主題が戻ってくる。
でも今回は最初にはなかった細かい装飾音がついていて、
より華やかに聴こえる。
まったく同じではなく展開も少々異なって盛り上がる。

そして9'24"、曲がまとまってくる。
ここで入る管楽器の音とタイミングがソウルのようでいい。
最後終わるところでいつも僕はのって首を大きく縦に振ります。
そう、ノリもいいのです。
なんだかよかったなあ、という温かみが残って
第1楽章が終わります。


《第二楽章》
Andante cantabile con moto
ヘ長調 8分の3拍子

10'14"から始まる。
ベートーヴェンお得意のといっていいのかどうか、
ともかくノリのいいワルツで始まる。
でも音は繊細で静か。
この楽章はずっとおとなしいワルツのまま終わる。
ロックのアルバムの流れ的にいえば緩急の「緩」。
いい意味で心を落ち着かせる楽章、かな。


《第三楽章》
Menuetto
Allegro molto e vivace
ハ長調 4分の3拍子

19'02"から始まる。
これがなんとですね、「フェイドイン」してくるのです!
そんな大がかりなものではないけれど、静かに始まり
少しずつ音が大きくなっていく。
これより先に「フェイドイン」はあったのかもしれない、
少なくとも僕には分からないですが、でも、300年も前に
こんなことを考えていたなんてベートーヴェンはすごい。
音楽の楽しさを身をもって分かっていたのでしょうね。

この楽章は途中も音が少しずつ大きくなる部分が効果的あり
そういう楽章として強く印象に残りますね。

力強いワルツで盛り上がり、一方終わり方は急、
まるでカットしたみたいで始まり方とは対照的。
さすがは人を喰ったベートーヴェンと唸らされます。


《第四楽章》
Adagio - Allegro molto e vivace
ハ長調 4分の2拍子

22'13"から始まる。

人を喰っているのはまだ続いていて、この楽章は
フォルティッシモで派手に力強く始まる。
その後はくすぐったくなるような細やかな速い動きの旋律が。
最後の楽章ですが、ロックアルバム的にみても、
いかにも最後を盛り上げて終るぞという意気込みを感じる。
この辺はどんな音楽でも共通するものがあるのかな。
まあ、音楽は人間の感性だから、やっぱり派手に終わりたい、
という思いが勝ることが多いのではないかな。
でもこの曲は少々はしゃぎすぎ、落ち着きなさすぎ。
恋心が抑えられなくなった・・・!?・・・

23'18"から、それでも少しゆったりとした口ずさみやすい旋律が
入ってきて、僕はここでもいつも口笛を吹いたりしますね。
そして23'38"で、音で書くのが難しいのだけど敢えて書くと
管楽器「んタータタツ」 弦楽器「んタータタッ」と、いわば
コール&レスポンス状態になるのが最高に楽しい。

26'57"で一度曲がゆっくりになるのは、現代というか前世紀の
エンターテインメントがしっかりと受け継いでいるところ。

そこからまた主題が出てきて派手に盛り上がり、終わる。
最後は「ジャン」「ジャン」「ジャン」「ジャン」「ジャーン」と
その度に首を振る僕がいつもいるのでした(笑)。

それにしてもこの楽章の盛り上がり感が半端ない。
ベートーヴェンも最初の交響曲ということで
張り切っていたのでしょうね。

ウィキペディアにはこの楽章はハイドン的楽しさがあると
記されていますが、僕もまさにそう思います。
ハイドンをモダンにして強化したような、喩えていえば、
ビートルズとクイーンの関係のようなものかな(ほんとか?)

いや、ここだけに限らず全体的にハイドンっぽいし、
ハイドンを通してモーツァルトともつながっている。
そう考えるとまだオリジナリティが確立されていない、
あくまでも時代の音楽だったのかもしれないけれど、
そこから脱しようとする力とアイディアを感じます。
やっぱり昔から優れた音楽家はそういうものなのでしょうね。
ただいい曲を書く才能だけではなく、アイディアが秀逸。


この曲のCDでよく聴くのは以下の3つ。

・カラヤン/ベルリンフィル 1970年代版
・カラヤン/ベルリンフィル 1980年代デジタル録音版
・アーノンクール/ヨーロッパ室内管弦楽団

カラヤンはとにかく審美的で音が艶やか、テンポはやや遅め。
ひたる演奏ですかね。

一方アーノンクールはいつもの通りテンポが速く音の減衰が早い。
テンポが速くてノリが良いこの曲にはとても合っていて、
アーノンクールのこの全集ではこれがいちばんいいです。


ベートーヴェンの交響曲、僕は1番が1番好きです。
いいかどうかという批評家的視点ではなく、好きかどうかでいえば、
とにかく楽しいポップな曲だから。
そしてすぐにまた聴き返したくなる。

先日車で聴きましたが、車にも合いますよ、意外かもですが。
多分ですが音のダイナミックレンジがそれほど広くなくて、
小さい音が車の騒音に消えるということが少ないのかも。
第3楽章は静かだけどずっと静かなのも車にはいいところ。
そうしたければ第3楽章だけ音量上げればいいのだろうし。

というわけでベートーヴェンの交響曲、第1回目の記事でしたが、
今年中に第九まで順番に上げていく予定です。


02


最後は明るいこの曲のイメージに合わせた3ショット。
ほんとかな・・・(笑)。

では、また!


  


Posted by guitarbird at 23:04Beethoven

2016年02月04日

ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61

01


Beethoven : Violin Concerto in D major op.61
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.61

今クラシックでよく聴いているのがこの曲です。

きっかけは、ニコラウス・アーノンクール指揮
ヨーロッパ室内管弦楽団演奏による、オペラを除いた
ベートーヴェンのオーケストラを用いた曲全集を買ったこと。

その中にはギドン・クレーメルをソロイストに迎えた
ヴァイオリン協奏曲も収録されていて、これが大きく響いてきた。

ちょうど昨秋ヴァイオリニストのヒラリー・ハーンの
SONY時代の音源を集めた全集も買っていて、そこにも
収められているので、2枚続けて聴いています。
(指揮デヴィッド・ジンマン、演奏ボルチモア交響楽団)

前者のクレーメルは男性ヴァイオリニストの第一人者ですが、
僕はアーノンクールのファンなので、こちらは指揮者というか
オーケストラ中心で聴く。

一方後者はヒラリー・ハーンのヴァイオリンが中心。

アーノンクールの演奏は基本的にテンポが速く、音の減衰も速い。
すぱすぱっと切れながら進む感じで、好き嫌いが出やすいかな。
これは、音の減衰が速いピリオド楽器=古楽器の演奏手法を
モダン楽器にも取り入れたからだとのこと。

僕は、テンポが速い方がいい、遅い方がというのは決まっていなくて、
演奏によりけりですが、アーノンクールの演奏についていえば、
ベートーヴェンはいいけどブラームスはもう少し落ち着いた方がいい。

クレーメルのヴァイオリンについては、僕がクラシックを聴き始めた頃、
この世でいちばんみたいな扱いだったので、最初から「すごい人」
というアタマで接している、すごいに決まっている、と。
クレーメルのヴァイオリン、僕がクラシックを聴き始めた頃、
この世でいちばんみたいな扱いだったので、
最初から「すごい人」というアタマで接している、すごいに決まっている、と。
しかしクレーメルは、僕が本などで吹き込まれた情報によれば、
「正統派」というよりは「意趣を凝らす人」らしいので、
アーノンクールと組むのはいい意味で「曲者どうし」といったところかな。

ヒラリー・ハーンの演奏は清潔感があって鋭く切れがいい。
しかし一方で若さに似合わぬ幅の広さ、懐の深さもあって、
自信たっぷりに構えている、そんな演奏と感じています。

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は1曲しかないですが、そういえば
ベートーヴェン以降の作曲家はだいたいヴァイオリン協奏曲が
1曲しかないですね。


今回は、クレーメル演奏のYou-Tube映像映像がありました。




 Beethoven : Violin Concerto in D major op.61
 Gidon Kremer ,
 Conductor:Kazuyoshi Akiyama
 NHK Symphony Orchestra
 NHK Hall 1986

ヴァイオリン協奏曲の場合は、ピアノと違い
オーケストラと楽器が重なるので、明確に分ける部分がないと
ソロイストが目立たないよなあ、と、CDで音だけ聴いて思いましたが、
やはりソロだけの部分がしっかりとあるんですね、て当たり前か。


第1楽章

ベートーヴェンの曲は結局のところ「ポップな旋律の宝庫」ですね。
この出だしの美しい旋律はどうでしょう。
結局「歌」なんですよね、だってこの旋律をよく口ずさむから。

5'20"のところで舞踊風になるのが面白いし、
そこのクレーメルは本当に踊っていて気持ち伝わってきます。


第2楽章

ゆったりとしたテンポ、ポップスでいえばバラードといった趣き。
これは歌といいですね。
ドヴォルザーク「新世界」も第2楽章に歌詞が付けられ
「家路」という歌曲になっていますが、そんな味わい。
「家路」を例に出したのは、強烈な懐かしさを感じる旋律のせい。
嬉しいけどちょっとくすぐったい思い出。
もしくは、何かを反省しているような、そんな旋律に浸ります。

映像で34分過ぎからヴァイオリンのソロが始まり
そのまま第3楽章に続いてゆきます。


第3楽章
ベートーヴェンの楽曲は、演奏形式は何であれ、
最終楽章を聴くと胸を張って歩きたくなる曲が多いですね。
旋律がホップするこの曲はまさにマーチングにぴったり。
ブラスバンドなどで編曲して使ったりしないのかな。

そもそもベートーヴェンは、少し偉そうに胸を張り後ろ手に組んで歩く
というイメージがある、そこから来ているのかな。
今いちばんよく口ずさんでいるのはこの旋律なのです。
状況が許せば口笛を吹くこともあって、それも気持ちいい。

02



これほどまでにポップな曲だったなんて。
結局のところ、クラシックだけが特別な音楽というわけではない、
そんな思いが最近ますます強くなってきました。



ヒラリー・ハーンのヴァイオリン協奏曲集です。
今はベートーヴェンばかり聴いていますが、
買ってからその時の気分で1枚ずつ聴いてきています。


本日は立春。
明日から「さっぽろ雪まつり」が始まります。

この曲の華やいだ雰囲気は、なとなく、
雪まつりを迎える今の気分に合うように感じています。
この曲には暖かさも感じるし。
でも、まだ寒いんですけどね(笑)。

ここで一句

立春やベートーヴェンもホップして 樹翔


最後は3ショット。

03


  


Posted by guitarbird at 18:29Beethoven

2015年09月19日

ベートーヴェン ピアノソナタ第12番 変イ長調「葬送」 Op.26

01


◎Sonata in A Flat Major
▼ピアノソナタ第12番 変イ長調「葬送」
☆Beethoven
★ベートーヴェン

本日の1曲、ベートーヴェン:ピアノソナタ第12番

You-Tube映像は4つの楽章が分かれており、すべて貼り付けましたが、
通しで聴きたい方は少々ご面倒をおかけすることになるかと思います。

先に曲です。


★第1楽章



★第2楽章



★第3楽章



★第4楽章



実は今ベートーヴェンに凝っています。
昔の流行り言葉でいえば「マイブーム」(笑)。
BLOGにも新たに"Beethoven"のカテゴリを作りました。

交響曲とピアノソナタのCD合わせて5枚を
25枚連装CDプレイヤーに入れっ放しで聴いています。
交響曲の方はまた別の機会に話します。

ピアノソナタは、マウリツィオ・ポリーニの
「ベートーヴェン・ピアノソナタ全集」8枚組ボックスから聴いています。
ポリーニは30年近くかけて32曲すべてのピアノソナタを
録音したわけですが、録音した年代はまちまち。
しかしこのボックスセットは、1番から順に並べられており、
初心者には都合がいい。
ネットでレビューを見ると、そうではなくポリーニが録音した順に
並べるべきだという声もあったのですが、そこは難しいところですね。

ベートーヴェンのピアノソナタはかつて、ダニエル・バレンボイムが
録音した「月光」「悲愴」「熱情」が入ったCDを買って聴いていました。
それを買ったのはごく単純なことでした。

ビートルズのBecauseは、ジョン・レノンが言うには、
ヨーコ・オノが弾いていたベートーヴェンの「月光」を聴いて
曲想のヒントを得た、という。
「月光」は3拍子でBecauseは4拍子、なんてことは抜きにして、
確かに雰囲気は似ている、天才作曲家とはそういうものなのだろうなと。

ビリー・ジョエルのThis NightのBメロ=サビは、
ベートーヴェンの「悲愴」第2楽章から旋律を引用し歌詞をつけたものだ、
というのはリリース当時に知りました。
その2曲が入っているのでそれを買ったというわけ。
 
しかし、それ以外は知らなかった。

ポリーニのCDを買い、少しずつ聴き進めてゆくと、
この12番が最も強く印象に残りました。
やがて、第一楽章を聴いてこう思うようになりました。

「自分の葬式でこの曲をかけてほしい」

魂が体から抜け出し、宙を舞いながら地上を振り返る。
そんな感じを受けたのです。

僕は、ろくに調べずにCDを聴きます。
ブックレットは読むけれど、読まないことも。
今回は後者でしたが、読まなかったのは、とにかく
聴くだけ聴いて分かってきたところで読もうと思ったから。
もうひとつ、ベートーヴェンというよりポリーニのことを
主に書いてあるのだろうと考えたから。

いずれにせよこの曲が気に入り、そうだ今日はこれを記事にしようと、
初めてネットでいろいろ調べました。

すると驚いた。
この曲には「葬送」というタイトルがつけられているのです。
まさに僕が感じた通り、ある意味、恐かった。

だけどやっぱり、音楽って、歌詞がなくても伝わるものが
大きいんだなあって、子供じみたことをあらためて思いました。
ベートーヴェンがことのほかすごいのだろうな、ということも。

そう言われて聴くと、重々しい響きの第3楽章は
ショパンの有名な「葬送行進曲」に雰囲気が似ていて、まさに「葬送」。 
 
でも、第3楽章は「送る側」の人の心情に添った音に、僕には聴こえます。
僕が第1楽章を聴いて自分の葬式で流して欲しいと感じたのは、
「送られる側」としての感覚でした。

それもそのはず、ウィキペディアで見ると、このような説明がありました。

***

第3楽章に置かれた「ある英雄の死を悼む葬送行進曲」と副題の
つけられたマエストーソ・アンダンテはこの作品中の圧巻であり、
ここから《葬送》の通称で親しまれている。


***

実際にそうだったんですね。

では、他の楽章は「葬送」とは関係ないのかな。

落ち着いていながらも明るくホップする第2楽章は、
「送る側」が亡くなった人の想い出話で楽しく盛り上がっている。
犬たちはしかし変わらずに楽し気に過ごしている。
だけどやっぱり犬たちも、何か、何かが違うことには気づいている。
「送られる側」はそんな雰囲気に後ろ髪を引かれながらもほっとして
旅立つことができる、と僕にはとれます。

第4楽章はピアノを弾けない僕には超絶技巧に聴こえる賑やかな響き。
葬儀が終わって日常に戻り、また明るく前に進んでゆく。
ニューオーリンズの葬送の「セカンドライン」と同じ。 
行きは重々しく、帰りは明るいマーチで、周りの人も巻き込んで盛り上がる。

遡って第1楽章は先に書いた通り。
僕は死んだんだ、これから天国に旅立つんだ。
自分から自分へ贈る曲。

などと勝手に解釈。
ロックの歌詞は聴き手が勝手に解釈するから楽しい、
とよく言われますが、クラシックの曲はどうなのだろう?
勝手に解釈すると怒る人がいそうですが・・・
 
何であれば僕は、音楽を聴いて感じたことを話すのが好き、
ただそれだけのことです。

とここまで書いてもう一度You-Tubeを見ると、静止画ですが、
ポリーニの演奏が上がっていたので、追加で貼り付けました。
なんだか意地悪したみたいで申し訳ないですが。




ところで僕は、ピアノも弾けないしクラシックは初心者のようなものだから、
ポリーニのこの演奏がどう素晴らしいとかはまだ言えないですね。
今回はひたすら曲に着目したということで。




全集のリンクがなぜか見つからなかったので、
第12番が入ったポリーニの演奏のCDです。

こうして、僕が死んだ時にかけて欲しい曲が1曲増えました。
 ポール・マッカートニーのTake It Awayに、
ベートーヴェン・ピアノソナタ第12番。
 
今朝からなぜか風邪気味、熱はなく喉風邪ですが、
明日も明後日もその次そしてもひとつ仕事なので、
今日は短くこの辺で。

 
02





  


Posted by guitarbird at 22:29Beethoven