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2013年01月18日

Tracks Of My Tears スモーキー・ロビンソン

相変わらずソウル系を傾聴している僕ですが、
ここからしばらく、連続ではないですが、
僕の「ソウル原初体験」にまつわるお話をさせていただきます。

01
Tracks Of My Tears スモーキー・ロビンソン

The Tracks Of My Tears 
Smokey Robinson & The Miracles
 1965
witten by William Robinson Jr. & Mark Tarpin


So take a good look at my face
You see my smile looks out of place
If you get closer it's easy to chase
The tracks of my tears...
I need you


今、この時、2009年1月上旬から中旬にかけて、
僕が最も好きでいちばんよく聴いている曲
は何かと聞かれると
The Tracks Of My Tears 
Smokey Robinson & The Miracles

と迷わず答えます!

車で聴くのに、ソウルの超名曲を集めたCD-Rを1枚編集しましたが、
この曲がかかって終わると、ついもう一度、もう一度、と聴き返します・・・

曲はメロウなバラード
それが、スモーキーのファルセットで歌われると、
「とろけるような」という表現がまさにぴったりの曲に。
曲は、寂しさ、虚しさ、そして切なさに支配されています。
これは、内向的な僕好みの曲ではありますね(笑)。
中間部の終わり、かなり表に出ているタンバリンとともに、
歌も楽器も三連符を刻むところなど、内に秘めたる思いを、
なんとかして表したいけど出来ないもどかしさを巧みに表現していて、
聴く度に胸に迫り、時に胸が熱く、胸が詰まる思いがします。
最後がI love youではなくI need youであるのも、しみてきます。

また、歌詞の巧さでよく取り上げられる曲でもあり、
具体的には、上記緑色の引用部分の表現や韻の踏み方など、
あの、ノーベル文学賞にノミネートされた(笑)ボブ・ディラン
「ポップスに詩人のセンスを持ち込んだ人」と評するくらいです。

スモーキー・ロビンソンは、モータウンの基盤作りに貢献した人で、
これは1965年のヒット曲、当時彼はモータウンの副社長でした。

これは、モータウンの攻勢が勢いに乗ってきた頃の曲ですが、
今聴くと、曲自体は、まだ完全な「ソウル」には成り切っていない、
R&Bの香りを残した、「ソウル完成一歩手前」という感じがします。

僕がこの曲を初めて聴いたのは、
映画『プラトーン』のサウンドトラックアルバムに入っていたからでした。

映画は、僕が大学で東京に出た頃に公開され大ヒットしていて、
渋谷と上野の劇場で計2回観て、サントラのCDも買いました。
1987年のことです。



1980年代は、サウンドトラックの名作の枚挙にいとまがないですが、
80年代前半までの流れは、オリジナル曲を中心としたものでした。

しかし、80年代後半になると、サウンドトラックでも、
古い曲に再び注目するという流れが現れました。
具体的にいえば、1986年の映画『スタンド・バイ・ミー』のサントラ、
ベン・E・キングのあの曲Stand By Me
リヴァイヴァルで大ヒットしたことが大きかったように思います。

そしてこのCDが出ましたが、それはひとつはもちろん、
いつの時代にもある、昔を懐かしむという流れでしょうけど、
もうひとつ、CDの時代になり、過去の優れた音源を、
CDという新たな媒体によって出し直すことにより、
若い人には新鮮に映る「魅力的なソフト」に生まれ変わった、

ということもあったかと考えます。
そして、CDという手軽な媒体の登場により、
懐かしむ人も新鮮な人も買い求めやすく、聴きやすくなった。
もちろん僕は、その恩恵を受けて、
この頃から古いものも積極的に聴くようになりました。

過去の曲を全面に押し出すサントラは、FORREST GUMPなど、
これ以降ひとつの流れとして定着しましたし、さらに少し後には、
現役のバンドが過去の名曲をカバーする動きも活発化しました。

そして聴き手は、名曲に触れる機会もより増えました。

02 なんとなく、1月17日の夜明けの風景を入れてみました
Tracks Of My Tears スモーキー・ロビンソン

PLATOONのサントラについて。

映画のスコアが、最初と真ん中と最後に3曲入っています。
他は、AND SONGS FROM THE ERAとあるように、
65年から68年にかけてのヒット曲が入っていますが、
それが、あまりにも豪華!

ソウル系は特に、どうだという名曲ばかり!
The Tracks Of My Tears  
(Sittin' On) The Dock Of The Bay オーティス・レディング
When A Man Loves A Woman パーシー・スレッジ
Respect アレサ・フランクリン

ロック系でも
Hello, I Love You ザ・ドアーズ
White Rabbit ジェファーソン・エアプレイン
Groovin' ヤング・ラスカルズ

そして1曲だけ知らない曲があります。
Okie From Muskogee メール・ハガード
これはカントリー系の曲のようで、ライヴバージョンでした。

大学1年当時、少ない手持ち資金の中からCDを買うとなると、
これだけの名曲が入っているというのは大きかったです。
当時はまだ、アーティストに関係なくヒット曲を集めたというCDは、
まったくといっていいほどなかったですし。
そしてこれは、うち5曲がビルボードNO.1曲というのも大きかった。

余談、ヤング・ラスカルズのGroovin'は、
僕が生まれた時に1位だった曲として記事で紹介しましたが、
その前に1位だった曲がアレサのRespectでした。

しかし、です。
今この記事を書くにあたって見返して、聴き返して、
知らない、というか覚えていない曲があったように、
このサントラを何度も何度も聴いたかというと、
そうではなかったという記憶があります。
当時は若くて、ほとんどの曲はすぐに覚えましたが、
あとは、時々思い出して聴くという感じになりました。

ただし、2曲だけ、毎日毎日よく聴きました。
それがThe Track Of My Tearsと、White Rabbitでした。

後者は、きっとおそらくクスリの体験を表した曲で、
その怪しい雰囲気が気持ち悪くもありましたが、一方で、
その表現力の凄さも感じました。
あ、もちろん僕は、クスリはおろかタバコも吸ったことがないので、
これは想像にすぎないのですが・・・
余談ですが、そうか、タバコも吸ったことはないけど、
僕はスモーキーが好きなんだ、と・・・(笑)・・・

そのようなわけで、僕のこのアルバムの印象というのは、
ほとんどこの2曲だけ、とも言えるのです。
ただし、オーティス、アレサ、ドアーズは
後に他のCDもたくさん聴くようになったことにより、
これの印象が薄まった、ともいえるのでしょうけど。

しかしいずれにせよ、このサントラは、
僕がソウルと近づいた1枚ではあります。

なお、遅くなりましたがここで補足説明をひとつ。
この曲のアーティスト名の表記が、
このサントラでは、(performed by) Smokey Robinson、
モータウンのコンピ盤では、Smokey Robinson & The Miracles、
ビルボードのチャートをまとめた本では、Miracles、
と、3通りあることを付記しておきます。
そしてこの記事のタイトルにおいては、文字数制限に引っかかるため、
曲名のTheは省かせていただきました。

03
Tracks Of My Tears スモーキー・ロビンソン


最後に、僕がスモーキー・ロビンソンの名前を知ったのは、
ビートルズがカバーしていたYou've Really Got A Hold On Me
そしてローリング・ストーンズSTILL LIFEで歌った
Going To A Go-Goのオリジナルだということからで、
それらはほぼ同時期だったように思います。

しかし、中高生当時はやはり財力的に、
すぐにオリジナルにはゆけませんでした。

また、当時ABCWhen Smokey Singsをヒットさせ、
それをベスト・ヒットUSAで見て聴いてもいました。

そしてスモーキー本人についても、
1980年代初頭にBeing With Youをヒットさせていたのを、
ベスト・ヒットUSAの歴史を振り返る回か何かで
観て聴いてもいました。

ついでに、ジョージ・ハリスンのアルバム33 1/3には
Pure Smokeyという曲が入っており、
これはジョージが尊敬するスモーキーに捧げて作った曲ですが、
いかにもスモーキーっぽいソウル風ナンバーに仕上がっています。

といった具合に、長年音楽を聴き続けていると、
1人の人についても、これだけいろいろとつながりが見えてくる
のが
面白いところでもありますね。



次回の僕の「ソウル原初体験」は、1枚のアルバムの予定です。

でももちろん、普通にロック系も聴いているので、
次の音楽記事がソウルとは限りません、念のため(笑)。






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Posted by guitarbird at 00:29 │ソウル

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