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2014年08月04日

OFF THE WALL マイケル・ジャクソン

01
OFF THE WALL マイケル・ジャクソン

OFF THE WALL Michael Jackson
オフ・ザ・ウォール マイケル・ジャクソン
 (1979)

何を唐突にと思われるかもしれないですが今日は
マイケル・ジャクソンのアルバム記事です。

昨日、札幌ドームにファイターズ戦を見に行ったことは既に
稲葉選手の誕生日の記事(こちら)で報告しました。

ファイターズの1番のスケールズ選手の入場テーマ曲として
マイケル・ジャクソンのDon't Stop 'Til You Get Enough
が使われていたので記事にしたというわけです。
5月に行ったヤクルトとの交流戦ではホフパワー選手のテーマ曲が
AC/DCのBack In Blackであると知って記事(こちら)にしましたが、
今回は続編みたいなものですかね(笑)。

スケールズ選手は田中賢介選手が負傷し今季の復帰は難しい
という状況に陥り急きょ6月に補強され来日した選手です。
賢介を受けてセカンドを守るか指名打者として出場し続けていて
満塁ホームランを2本打つ一方で四球を選ぶことも多く、
すっかりファイターズの一員として活躍しており、選手の間でも
「スケさん」と呼ばれてすっかりなじんでいるようです。

スケールズ選手は僕が思うにはアメリカ人にしては生真面目で、
硬くはないけどあまりジョークを言う感じではない人なのですが、
そのスケさんのテーマがマイケルのこの曲と知って、僕としては、
少しイメージが違うなかなぁと思いました。
具体的にはあまりダンスとか好きじゃなさそうに思えるので(笑)。
しかしそれはまだ来日したばかりで僕がよく分からないだけで、
ほんとうは普通に陽気なアメリカンなのかもしれないですね。
だからここはあくまでも僕個人の意見や思いです。
僕のイメージには合わないけど昨日一緒に見に行った友だちが、
この曲は知らなかったけど陽気ではつらつとしてやる気になりそうな
曲だから合ってるんじゃないかなとも言っていましたし。
そしてきっと本人が好きで選んだのでしょうから、
他人がとやかくいうことではないかもしれません。

曲は最初のマイケルの喋りとベースの部分はカットされ、ドラムスから
演奏がフルになる部分から始まってマイケルのヴォーカルが入る前に
フェイドアウトしていました。
ホフパワー選手の曲はドームでの知名度は小数点以下だろうけど、
スケールズ選手のマイケルは数%はあるでしょうかね(笑)。
大好きな曲が札幌ドームで断片だけでも聴けたのは
洋楽バカとしてはうれしい限り。

02 LPとポーラ
OFF THE WALL マイケル・ジャクソン

僕がこのアルバムを初めて聴いたのは高校時代のこと。
もちろんあのTHRILLERのヒットを受けてLPを買ったものです。
THRILLERのウルトラヒットによりマイケルの情報が巷にあふれたため、
このアルバムの存在はすぐに知りいつか聴いてみたいと思いました。

高校のクラスメートで今も友だちのさいたまのソウルマニアM君が
僕がTHRILLERがとってもいいと浮かれながら話していたのを受けて
「マイケルはOFF THE WALLを聴かないと(ダメだ)ね」
と言い放ち僕はかちんときた、いや、心に留めておきました。
少ししてTHRILLERからカットされたシングル
Wanna Be Startin' Somethingの12インチシングルレコードのB面に
ここに収録されたNo.1ヒットRock With Youが入っていることが分かり、
まずはそれを買いその曲がとっても気に入ったのでLPも買いました。
タワーレコードで1290円、もちろん輸入盤。

最初に聴いた印象は「THRILLERにつながって流れていく音」でした。
似ているとかそういうことではなくマイケルの成長の跡がよく分かり、
気持ちが自然と入り込んでいきました。

もうひとつは「やっぱり音がディスコサウンドだな」です。
この中の曲が当時ディスコでかかりまくっていたであろうことは、
行ったことがない僕でも容易に想像できる音作りでした。
だから逆にTHRILLERではロック的要素が強まったんだな、とも。
もちろんバラードもあって曲は多彩でマイケル・ジャクソンという人は
早熟なだけではなくその後の成長がものすごいことも分かりました。

マイケルがすごい部分は、今これを聴くともっとよく分かると思います。
ディスコサウンドはロックへの「悪影響」も指摘されて一部の人には
否定的な受け止め方をされ、あくまでもその時代だけの音であり、
今聴くと或る意味おかしく或る意味悲しい、そんな音楽でしょう。
僕はディスコの時代は洋楽を聴いてはおらず父が聴くラジオやCMなどで
そういうものが流行っていることを知っていたくらいですが、でも
僕だってディスコの時代のCDを今初めて聴くと「ああぅ・・・」と
ため息が漏れてしまうものも結構あります。
いわば時代に閉じ込められた音楽という感じでしょう。

一方でマイケルのこのアルバム、僕は当時はディスコと感じましたが、
今聴いても古くささは感じません。
それはマイケルがディスコサウンドを基盤としつつもまったく新しい
音楽を作り上げていたからでしょう。
これはもはやどう聴いてもマイケル・ジャクソンの音楽でしかない。

このアルバムはクインシー・ジョーンズがプロデュースをしていますが、
若きマイケルの意欲を最大限に生かす素晴らしい仕事をしています。
若いだけではなく大人びて落ち着いた部分も強く感じるサウンドは
クインシーにして初めてなし得た技であり、またそれが今聴いても
色あせておらず大人でもじっくりと聴き込める部分でしょう。
考えてみればすごいですよ、若いのに落ち着いているって。
ただしもちろん溌剌とした若さに包まれたアルバムであって、
落ち着いているというのは気持ちの部分ではなく、
エンターティメントとして充実しているという意味です。

兄弟によるバンドでの活動に正式に終止符を打ち、
真のエンターティナーとしての道を歩み始めたこのアルバムは
まさに「壁」を打ち破った歴史的な1枚といえるでしょう。

マイケルは自ら素晴らしい曲を書く一方で、外部作曲家の曲も
積極的に採り入れて音楽の幅を広げていますが、
このアルバムではそのスタイルが既に確立されています。
作曲者は曲ごとに記してゆきます。

03
OFF THE WALL マイケル・ジャクソン

Tr1:Don't Stop 'Til You Get Enough
(Michael Jackson)
スケさんのテーマ曲(笑)。
僕の中学時代にスクーターのCMでこの曲が使われマイケル本人も
写っていたことで僕はマイケル・ジャクソンという人を知りました。
でも記憶が少し曖昧でスクーターのCMは別の曲でありこの曲は
また別のCMで使われていたのかもしれません。
いずれにせよCM絡みで存在を知り興味が出てきた流れの中で
あのTHRILLERが出てすぐに買ったのでした。
この曲は独特のリズム感にファルセットでインパクトが大きく、また
自作であるゆえいかにもマイケルらしい曲といえるでしょうね。
スケさんのテーマになったおかげで札幌市内ではこの曲のCDが
少しは売れるようになるのかな(笑)。

Tr2:Rock With You
(Rod Temperton)
マイケルが完全にソロとして活動を始めてからの初のNo.1ヒット。
アップテンポだけど切なくて雰囲気があって美しい歌メロで、
僕が洋楽の奥深さを知った重要な1曲でもあります。
もぎたてのオレンジを不器用に絞ってジュースがしたたるたような
みずみずしさにあふれる、永遠に輝き続ける真の名曲。

Tr3:Workin' Day And Night
(Michael Jackson)
まさにディスコで日常を一瞬でも忘れようというのりの曲。
マイケルの切れのよさは天性のものだけど演奏陣もマイケルに
負けじと切れまくっている爽快な曲。

Tr4:Get On The Floor
(Michael Jackson, Louis Johnson)
基本的にはのりがよくディスコで栄える曲が続きます。
でも、繰り返しになるけど、その場しのぎの軽い音楽では決してなく
今でも充実して聴けるのがこのアルバムのすごいところ。
ブラスの使い方もソウルの伝統にのっとりつつも新しい感覚。

Tr5:Off The Wall
(Rod Temperton)
当時聴いて楽曲のThrillerはこれの発展型かなと思いました。
周りを取り囲まれるように迫ってくる印象的なベースラインもだけど、
マイケルの笑い声が入ったり曲自体そして全体的にそう感じさせます。
僕は後追いだからそう感じましたが、当時これを聴いた人は、
何かこの先につながるものを感じたかもしれません。
ところでスクーターのCMはこっちの曲だったかなとも思うけど、
昔は洋楽アーティストのCMが結構ありましたね。
ロッド・スチュワートのニッカのCMが僕は印象に残っていますが、
懐かしいな、また見たい(笑)。

04 あっ、右側の人はもしかして・・・
OFF THE WALL マイケル・ジャクソン

Tr6:Girlfriend
(Paul McCartney)
そうです右側の人はポール・マッカートニー
ウィングス時代のLONDON TOWNに収録されたこの曲を
マイケルが割と早くカバーしていますが、これがはっきり言って
僕はポールよりマイケルのこのヴァージョンが好きかもしれない。
それくらいマイケルにはぴったりのイメージで、もしかしてポールは
マイケルをイメージして作曲した、なんてことも邪推してしまうくらい。
途中の「いぇ~っ」という唐突な高い声が特にそんな感じがする。
実は僕、この曲はオリジナルよりこちらを先に聴いて知ったのです。
ポールのそのアルバムはCD時代になって初めて聴いたのですが、
高校時代になると新しいものを買う比率がどんどん増え、
ポールの旧作は後回しになっていたというわけ。
僕がポールの曲でオリジナルよりカバーを先に聴いたのは
多分この曲だけだと思いますが、だからかな、この曲は
マイケルのヴァージョンのほうがより好きなのは。
ポールが歌うと微妙におちゃらけの部分が強すぎる気がするし。
まあいずれにせよ作曲家としてのポールの素晴らしさを再認識する
甘い歌メロの曲をマイケルは自分の色に染め切っていますね。
写真04はこのアルバム25周年記念特別盤のブックレットのもので
これはLPになかったので僕にも新鮮な写真でした。

なお、マイケルはこの曲をカバーするほどポールが大好きなのに、
そのポールはマイケルを差し置いてスティーヴィー・ワンダーを呼んで
Ebony & Ivoryを共演しNo.1ヒットとなったことでマイケルが嫉妬し、
次のアルバムではなにがなんでもポールを呼ぶと決めてあの
The Girl Is Mineを録音したという逸話を聞いたことがあります。
マイケルのそういうところはいい意味で子どもっぽくていい部分ですね。
もしかしてThe Girl...の2人の男性が一人の女性を奪い合うというのは
マイケルとスティーヴィーがポールを奪い合っていたということの
皮肉なのかもしれないですね(笑)。

Tr7:She's Out Of My Life
(Tom Bahler)
この繊細さはマイケルにしか出せない味。
聴いているとこちらもほろりとしてしまうあまりにも清らかな曲。
青春の傷あと、子どもから大人への成長の証のバラード。

Tr8:I Can't Help It
(Stevie Wonder, Susaye Greene)
マイケルとスティーヴィー・ワンダーはライバルなんだけど
それ以上に仲がいい友だちだったのかな。
ちゃんとスティーヴィーの曲があるのもまたマイケルらしくて
なんだかほっとします。
これはそう言われるとイントロから続くベースラインとメロディが
どう聴いてもスティーヴィーそのものと感じられ、作曲の個性とは
面白いものだなと思います。

Tr9:It's The Falling In Love
(Carole Bayer Sager, David Foster)
キャロル・ベイヤー・セイガーにデヴィッド・フォスターと、
いわばAOR路線の御大2人による曲も歌ってしまうマイケル。
別にしっとりとしたバラードが大人だけのものでもないわけだし
マイケルにしては当たり前の曲なのでしょうね。
しかしそれももちろん自分の色で歌いきっているのがすごい。
ところでこの曲名は英語ネイティヴではない僕には昔から
舌足らずというかなんだかしっくりとこないものがあります。

Tr10:Burn This Disco Out
(Rod Temperton)
ブラック系で多くの名曲を書いているロッド・テンパートンの3曲目。
ディスコを燃やすというのは自らの音楽で熱中させるというよりは、
ディスコの時代はもう終わったと言いたかったのかもしれない。
このアルバムは正直言えば最後の3曲が落ち着きすぎているかな
と昔は思ったものです、印象がじゃっかん薄いというか。
でもやっぱりアルバム通して素晴らしい1枚には違いありません。



僕にとっては高校時代の思い出も絡めて、このアルバムは
いまだに聴く度に気持ちがフレッシュになる1枚ですね。

最後に野球の話を、愚痴交じりでちょっと(笑)。

実は、僕が札幌ドームに見に行った試合のファイターズは
昨日の負けで昨年から4連敗となってしまいました。
今年も2連敗、昨年も2連敗、暫く勝ち試合を見ていない・・・
でもだからといってもちろん僕が行くから負けるんだというほど
僕は思い上がった人間ではないんだけど、でも、次に行くと
また負けを見ることになるのかと心配なのも事実です。
こうなったら次はなるべく早く行ってジンクスを打ち破りたい。
なんか虚しいですね。

ちなみにファイターズは今は「死んだふり作戦」を敢行していて、
相手を油断させておいて逆襲し最後に仕上げるつもりなのですよ。
と強がりを言ってみたり(笑)。 

そうそうドームに行くならお茶を入れた水筒は必需品ですね、
昨日それがよく分かりました。

それからもうひとつ、昨日は稲葉選手の誕生日でしたが、
本日8月4日は続いて梨田監督の誕生日です。
監督、おめでとう!
稲葉選手と梨田監督はお互いにうれしかったりするのかな(笑)。


最後にマイケル・ジャクソンのこのアルバムもBLOGを始めてから
いつか記事にしようとずっと思っていた1枚でしたが、
よもやこうしたきっかけで記事にするとは思っておらず、
それもまたうれしいところですね。

スケールズ選手通称「スケさん」、期待してますよ!

05
OFF THE WALL マイケル・ジャクソン






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Posted by guitarbird at 17:15 │ソウル

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