ナチュログ管理画面 エコロジーライフ エコロジーライフ 北海道・東北 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報
ブログ作成はコチラ
あなたもナチュログでアウトドア生活を綴ってみませんか?
プロフィール
guitarbird
guitarbird
ゴジュウカラは、木の幹を下向きに歩ける唯一の鳥。 
ゴジュウカラを見習うと、違った視点が得られるかも・・・
僕が最も好きな鳥です。
これは北海道の亜種シロハラゴジュウカラ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 23人
Information
アウトドア用品の
ご購入なら!

QRコード
QRCODE


日本に生まれてよかった


鳥の名前と季節を追って


手軽な歳時記、改訂版


丸谷才一エッセイ傑作選


シェイクスピアに親しもう


4人は何を言ったのか


身の周りにある「遺産」


植物のすごさよ



友人著、「見る」とは・・・



写真による野鳥図鑑



これは使える!



野鳥の本のリンク



俳句の本のリンク



草思社の応援リンク



ちくま文庫のリンク


2014年11月09日

AVALON SUNSET ヴァン・モリソン

いつものように
写真への書き込みも
大歓迎です!


今回は、アルバムのタイトルにちなんだ写真を集めてみました。

01
AVALON SUNSET ヴァン・モリソン

AVALON SUNSET Van Morrison
アヴァロン・サンセット ヴァン・モリソン
 released in 1989

ヴァン・モリソンの過去のアルバムのうち、
ポリドール=現在ユニヴァーサル出ている1990年代のものまでが、
ボーナストラック付きでデジタルリマスター化され、
昨年から数回に分けてリリースされていています。
来年1月に出るもので完了するようです。

そのことには、この8月に気づいて、いきなり焦りましたが、
ユニヴァーサルから出ているものは、
向こう3年くらいは品切れにはならないはずなので、
月に1~2枚ずつ買ってゆっくりと集めてゆくことにしました。
なんせ30枚くらいありますから・・・
今まで6枚を買いましたが、先はまだ長いですね(笑)。

そして、ワーナーから出ている
2ndのASTRAL WEEKS、3rdのMOONDANCE
そして4thのHIS BAND AND THE STREET CHOIR
の3枚も
同時にリマスター化され再リリースされました。
こちらその3枚はみな名盤で、すぐに3枚とも買い直しました。

さらには、マイナーレーベルから出ていた
ソロ1作目のBLOWIN' YOUR MIND !も、
リマスター化され紙ジャケットで再発されていることを知り、
それも買いました。

まるで「ヴァン・モリソン祭り」状態ですが(笑)、
この再リリースを、僕は待ち望んでいました。
というのも、3年くらい前から、ヴァン・モリソンを聴き始めようと、
今回の前のリマスター盤を少しずつ集めていたのですが、
次々と廃盤になってゆき、そのことに途中で気づいて、
3枚買っただけでやめていたのです。
その3枚についてはダブってしまうのですが、しかし、
新たに出直したのは、そして新たにいいアルバムが買えるのは、
マニアとしてはうれしい限りですね。

今夜は、その新たなリマスター盤の
最初に買ったアルバムを記事にしました。

02 黒松内の夕焼け雲
AVALON SUNSET ヴァン・モリソン

このアルバムをなぜ最初に買ったかは、
曲紹介で詳しく話しますが、逆にいえば、
このアルバムを買った理由は、ただそれだけでした。

しかし、アルバムを最初に聴いた時に、
これはすっごくいいぞ、と全身に電気が走りました。
すぐに2回目をかけて、うん、やっぱりいいぞ。
3回目にはすっかりお気に入りアルバムの仲間入りをしていました。

ヴァン・モリソンは結構クセがあって、
アルバムによっては手ごわいものも結構あります。

バラツキ、といったほうが一般的で分かりやすいかもしれませんが、
しかし、彼の場合は、
それだけでは片付けてはいけない何かを感じています。
僕はまだこれから集めて深く聴いてゆこうという人間なので、
それが果して適切な表現なのかは分からないのですが、
これまで知っている中で、そして少しの書籍などから考えたのは、
作品によって、制作時の精神状態が違うらしく、
それが音にも色濃く反映されている、ということです。

その精神状態は、結婚や離婚、宗教観、人生観、生活の変化、
そして音楽観等、いろいろなものに起因するようであります。
僕は、アーティストの伝記などにはあまり興味がないのですが、
ヴァン・モリソンの場合は、ちょっと興味があります。

このアルバム制作時は、充実していたんでしょうね。
迷いや悩みというものが(あまり)感じられない、
前向きなメッセージを曲からくみ取ることができます。

そして当然、そういう雰囲気だから、
安心して身を委ねながら聴くことができます。
ほんと、ロックというフィールドにおいて、
これだけゆったりと聴けるアルバムも、そうざらにはないです。

そのサウンド、ヴァン・モリソンは、
「ブルー・アイド・ソウル」、なのでしょうね。
これは、その言葉の意味が素直にストレートに分かる作品です。
最近僕はソウル系を聴くことが多くなっているのも、
このアルバムがいいと思ったひとつの理由だとは思います。

しかしこれ、どこかにロックの土臭さも残っていて、
洗練されたとまでは言い切れないところが
「ヴァン・モリソンの音」となっていて、
そこがまた僕には、安心できるもうひとつの理由でしょう。


03 クロワッサンのような夕方の雲
AVALON SUNSET ヴァン・モリソン


Tr1:Whenever God Shines His Light
いきなり軽やかに楽しげに踊るようなピアノの音で始まり、
「お、なんだこのおしゃれな音は」と、そこでまず意表を突かれました。
今までの自分が聴いてきた音楽にはなかったような音。
とても楽しげな、うきうきするような曲で、つかみは完璧。
クリフ・リチャードとのデュエットです。


Tr2:Contacting My Angel
1曲目に続いてタイトルがいいですね。
落ち着いた雰囲気の中に、カランカランと鳴るギターが印象的。
人間の深みを感じる曲。


Tr3:I'd Love To Write Another Song
軽快なシャッフルビートの、ちょっとファンキーな曲。
ブラスも決まっています。
これまたタイトルも前向きでいいですね。


Tr4:Have I Told You Lately
すばり、このアルバムを買ったのは、この曲が入っているからです。
この曲はロッド・スチュワートのカバーで有名。
ロッドは、ライヴ盤UNPLUGGED...AND SEATEDから
この曲をシングルカットし、最高位10位のヒット曲となりました。
その曲でロッドは、感極まって涙を流してしまい、
それもレコードに克明に記録されいています。
そして、ロッドのこの曲の、そのアンプラグドとは違う
アルバムVAGABOND HEARTのスタジオバージョンは、
いつものようにビートルズとそのメンバーを除いては(笑)、
最も好きな楽曲のおそらくTop50に入るだろうというくらいに
ほんと大好きな曲なんです。
このアルバムでこのオリジナルをあらためて聴いて、正直、
僕はオリジナルよりはロッドのほうが好きなのですが、でも、
こんな素晴らしい曲を作ってくれたというだけで、
ヴァン・モリソンは尊敬に値します。
いやぁ、素晴らしすぎる!
(そしていつかこんな台詞を言ってみたい・・・)


Tr5:Coney Island
ムードあふれる音楽をバックに、歌ではなく、語り。


04 「夕陽」のように赤く色づいたヤマナラシの葉
AVALON SUNSET ヴァン・モリソン


Tr6:I'm Tired Joey Boy
前の曲から続いた柔らかなムードの曲。
これは旋律がありますが、やはり語りのような感じ。


Tr7:When Will I Ever Learn To Live In God ?
「語り」が2曲続いた後に、バラードともいえる
サビの旋律が盛り上がる曲が待ち受ける。
アルバムとしていい流れです。
落ち着いた演奏で、前半はもの悲しさすら感じるのですが、
サビに入るとそれが一変するのもまた印象的。
間奏のオルガンもまたいい響き。


Tr8:Orangefield
このアルバムは、曲と曲のつながりもいいですし、
曲自体もみな同じ雰囲気を共有しているのが
アルバムとして素晴らしいところでしょう。
ま、曲が似ている、とも言えるのでしょうし、
そこがだめな人には、だめかもしれないですが・・・
というわけで、前曲からうまく続いて、じわっと盛り上がる曲。


Tr9:Daring Night
ラストの前にテンポアップ。
だけど、まるで酔っ払いのようにもごもごと歌っていて、
そこがユーモラスな響きを生み出しています。
ヴァン・モリソンは、同じ言葉をしつこく繰り返すという
「得意技」を持っていますが、ここではその「得意技」が炸裂。
ま、1枚のアルバムで最低1曲は「得意技」が出るんですが(笑)。


Tr10:These Are The Days
ラストがまた感動的なバラード。
いかにもヴァン・モリソンという歌、曲、音楽世界。
これだけ統一したイメージの曲を用意できたことは、
称賛に値します。
そう、バラエティに富んだというよりは、同じイメージの曲を。
もちろん嫌味じゃありません、ほんとに素晴らしい。
余韻を残しまくってアルバムは終わります。
だからまたすぐに聴きたくもなるんですね。



今回のリマスター化で、
2曲のボーナストラックが追加収録されていますが、
このアルバムについてはこの2曲もまた素晴らしく、
僕は全12曲をアルバムと捉えて聴いているので、
ここではあえて、あと2曲も紹介します。


Tr11:Whenever God Shines His Light (Alternate Take)
1曲目の別バージョンがもう一度出てくることにより、
統一感が生まれ、それがまた素晴らしい。
なんとなく正規のテイクより緩い感じがするのも効果があります。


Tr12:When The Saints Go Marching In
かの有名な「聖者が街にやって来る」を、
ピアノ弾き語りのバラード風に編曲していて、
思わずにやっとしながら聴き込んでしまいます。
時々入るサックスも雄弁に物語っています。
これがまた緩い雰囲気を助長していて、ほんと、素晴らしい!




ジャケットに鳥がいるので、
僕が気に入るのも当然か(笑)。
まあ、コブハクチョウですけど・・・

このジャケットは秀逸で、
まさにこのイメージ通りの音世界が繰り広げられています。

これを聴いてもうひとつ思ったこと。

ヴァン・モリソンのアルバムは、時代にとらわれていないというか、
年代による音の傾向というのがない人だなと思いました。
まあそれは、先に述べたように、アルバム制作時に、時代よりも、
個人の精神性が色濃く反映されるということもあるのでしょう。
これは1989年リリースですが、音的には1970年代の雰囲気。
それを、この時代にあえて堂々とやってしまうあたり、
肝が座った、自分を曲げない信念のアーティスト、
そんな感じも強く受けました。

それまで聴いたことがなかった過去のアルバムで、
今年初めて聴いたものの中では、いっちばんよかったなぁ。
国内盤は紙ジャケットのSHM-CDとして出ているんだけど、
それも買おうかなと真剣に検討中。

05 黒松内の夕景、大きな雲
AVALON SUNSET ヴァン・モリソン

さて、次はどのアルバムを買うとするか。






同じカテゴリー(Van Morrison)の記事画像
ASTRAL WEEKS ヴァン・モリソン
KEEP ME SINGING ヴァン・モリソンの新譜
...IT'S TOO LATE TO STOP NOW... ヴァン・モリソンのライヴ盤
Jackie Wilson Said ヴァン・モリソン
Have I Told You Lately ヴァン・モリソン
BORN TO PLAY GUITAR バディ・ガイ新譜
DUETS ヴァン・モリソンの新譜
TUPELO HONEY ヴァン・モリソン
同じカテゴリー(Van Morrison)の記事
 ASTRAL WEEKS ヴァン・モリソン (2019-02-04 19:08)
 KEEP ME SINGING ヴァン・モリソンの新譜 (2016-11-21 19:29)
 ...IT'S TOO LATE TO STOP NOW... ヴァン・モリソンのライヴ盤 (2016-08-08 19:29)
 Jackie Wilson Said ヴァン・モリソン (2016-04-09 19:49)
 Have I Told You Lately ヴァン・モリソン (2015-09-09 22:29)
 BORN TO PLAY GUITAR バディ・ガイ新譜 (2015-08-15 21:29)
 DUETS ヴァン・モリソンの新譜 (2015-04-02 19:54)
 TUPELO HONEY ヴァン・モリソン (2014-03-09 20:54)

Posted by guitarbird at 21:29 │Van Morrison

削除
AVALON SUNSET ヴァン・モリソン