2015年09月09日
Have I Told You Lately ヴァン・モリソン
01

Have I Told You Lately
Van Morrison
AVALON SUNSET (1989)
本日もまた1曲の話をさせていただきます。
僕がリアルタイムで出会った中で最も大切な曲のひとつであり、
人生にも大きな影響を与えてくれた歌です。
ヴァン・モリソンのカタログ権がSONYに移り、新たに
ゼム時代を含むすべてのキャリアから選ばれた
2枚組ベスト盤ESSENTIALがリリースされました。
買いましたよ、もちろん。
最初はベスト盤だからなくてもいいかなと思いつつ、
ヴァン・モリソンの新しいCDが出るとなると、もう我慢できず(笑)。
ベスト盤の話は最後にもう一度します。
ただし、さらっと話して終わるのはなんだかもったいない気がして、
また後日ひとつの記事として上げたいと今のところは思っています。
そのベスト盤を最初に聴いていた時のこと。
2枚目の7曲目にHave I Told You Latelyが出てきます。
その時僕は、おかしなことを思いました。
「あれ、この曲が入っているんだ」
「ああそうだ、これはヴァン・モリソンの曲だった」
忘れていたわけではありません。
僕の心にあまりに近いため、逆に見えなくなっていた。
あまりに近いため、最近は敢えて聴いていなかった。
さらに僕の「おかしな思い」は続きます。
「そうか、僕がヴァン・モリソンを好きになったのは、
この曲と出会ったからだったっけ」
事実、この曲を知るまで、僕はヴァン・モリソンのレコードは
1枚も持っていませんでした。
「不意に」流れてきたこの曲、やはり素晴らしい、感激。
その時から今まで、毎日必ず一度は口ずさんでいます。
僕がHave I Told You Latelyを聴いたのは、ご多聞に漏れず、
ロッド・スチュワートのVAGABOND HEARTでのカヴァーでした。
なんて素直な曲なんだろう。
ほんとうに最初にCDを聴いた時から感激しました。
この歌って、ありそうでなかった。
多くの人が感じることを、多くの人が感じるかたちで音になった。
あたかも昔からあったような曲。
どうして今までこんな曲がなかったのだろう。
歌メロだって、誰かが作ったというより、昔からそこにあったような、
分かりやすく、親しみやすく、覚えやすい旋律。
おそらく、多くの人がこの曲でそう感じるのではないかなあ。
だから、一発で心の中に入ってくる。
僕は、ここ何年か君を愛していると言ったことがあったかな?
君しかいない、と話したことが
僕の心は喜びに満ちあふれ、悲しみはどこかに消え去る
何事もなかったかのように感じさせてくれる、それが君だよ
音楽はもちろんのこと、歌詞、というより
ヴァンさんが語る言葉も、シンプルこの上ない。
この曲、直接的には、長年連れ添った夫婦、カップルが、
或る日或る時ふと思ったことを口に出してみた、と解釈できます。
というより、それ以外に想像できない。
ヴァン・モリソンは男性だけど、女性でもいい。
でも、こういうことを言いそうなのはやはり男性かな。
日曜日かな、朝から家で2人でゆったりと過ごし、
日が暮れて、簡素な夕食の後で一息ついた時間。
夫は椅子に深く座り、妻は洗い物をしている。
そんな瞬間にこの言葉が出てきた、そして感謝と祈りを。
僕は昔からそんな情景を想像しながら聴いています。
祈りを捧げるというくだりからも、この頃のヴァン・モリソンが
クリスチャンであったことが推察されます。
少しだけ個人的な話。
この曲と出会ってすぐに、僕はこう思いました。
「俺も何十年か経つと彼女に対してこう思うのかな」
僕がこの曲を好きなのは、そういうことがあったから。
この曲と出会ったタイミングがあまりにも良すぎた。
いや、悪すぎた。
この曲への思いがあまりに強くなりすぎた。
僕はこの先、この曲のように思うことはないかな。
白状すれば、今でも年に何度か夢を見る、夢に出てきます。
その夢を見た朝はとても気持ちが重くなります。
この曲は理想であり、夫婦の間は理想だけでは済まされない、
それは僕も両親を見てきてある程度想像はつきました。
別に両親は離婚したわけでも仲が悪かったわけでもないのですが、
ただ、僕はそれが分からないまま人生を終えるでしょうね。
この曲は僕の曲だ、誰にも渡したくない。
この曲の話を人とはしたくない、これは僕の思いだ。
正直、かつてはそんな思いも抱いていました。
しかし今回新たにベスト盤で聴いて、その思いは
いい方に薄らぎ和らいでいることを感じました。
まったく普通に口ずさめるのです。
だから漸く記事にすることができた、というわけです。
きっと、思い出は思い出として認められるようになってきたのかな、と。
ここまで書いて気付きました。
僕の「そうだこれはヴァン・モリソンの曲だった」という思いが実は、
この曲で歌われている思いと同類ではないかと。
大好きな曲を大好きと言うことなく、長年「連れ添って」くれていた。
曲を聴いて、僕もそのことに気付いたのでしょう。
そして感謝の念を述べたい、それも記事を書いた理由のひとつです。
個人の思いが個人的に乗り移りやすい曲なのでしょうね。
この曲が世の中にあるだけで幸せ。
そんな曲を書いてくれたヴァン・モリソンさん、ありがとう!
02 寄り添うかたつむり(サッポロマイマイ)

さて後半はYou-Tube映像。
僕が出会った順番として、ここはロッド・スチュワートからいきます。
☆
最初はかの有名なMTV UNPLUGGEDから。
ギターはロン・ウッド、アコースティックギターによる間奏がいい。
ロッドは当時新婚で、最後の方で感極まって泣いてしまうという
あまりにも有名な話ですね。
僕はその話を知って、まったくもって当然のことと感じました。
ところで、例のヴァン・モリソンの本(雑誌)において、
「今はロッドのカヴァーのほうが有名になってしまったのがもどかしく、
なんとも寂しいかぎりだ」という文章があります。
確かにその気持ちは分かります。
でも、僕は、ロッドのおかげでヴァンさんを知ったのであり、
そこからヴァンさんを聴くようになったので、それはそれでいいのでは
と思う部分もあります。
誰もが最初からオリジナルを聴くわけではないのだし、いい歌を
より多くの人に知らしめるのはロックミュージシャンの役割でもあるから。
☆
続いて、ロッド・スチュワートwithロン・ウッドをもう1本。
これ、テレビのショーか何かかな。
まるでロッドとロンが夫婦みたいに見えなくもない(笑)。
ここでもロン・ウッドのギターソロが味わい深くていい。
これを観て興味深かったこと。
"Have I told you there's no one else above you"
という歌詞のところで、ロンが頭の上に手をやる仕草をすること。
"above"だからなのでしょうけど、そうかこの歌詞は、
実際に目に見える形で「上」を表していたんだ、と納得しました。
☆
いよいよヴァン・モリソン、1曲目は公式プロモ。
実はですね、この曲を好きになって早四半世紀、
今回初めてこの映像を観ました。
1989年だから、あまりテレビの音楽番組は観てなかった頃かな。
いや、観ていたとしてもヘヴィメタル系が多かった。
あることすら知らなくて、今回、感激しました。
まあ、歌詞のイメージをそのまま映像にしただけといえばそうですが、
写っている男女は意外と若いですね。
この曲は、もしかして、そう、僕が最初に感じたように、
ずっと寄り添ってきた夫婦が過去を回想するというよりは、
まだ結ばれていない若者が将来のことを思って言った言葉なのかな。
ずっと聴いてきた曲だけど、映像を観てまた新たな解釈ができました。
むむっ、待てよ、ということは・・・
僕もこれから先、この曲のように思うことがあるのかもしれない。
若くはないけれど。
しかし何より、ヴァン・モリソンが歌う姿が観られるのが興味深いですね。
☆
続いてヴァン・モリソンのライヴです。
1995年頃のライヴではないかと思われます。
曲前MCでロッドのカヴァーに言及しているからですが、
"Thank you Rod"といって挨拶する仕草をしているのがいい。
ピー・ウィー・エリスとキャンディ・ダルファーがいるのも売りかな。
しかし、この歌い方、自由にもほどがある(笑)。
お得意の「同じ単語連発芸」、すごいなんてもんじゃない。
例えば僕のような頭の固い人間のイメージに対して、
ロッドで作り上げられたイメージを敢えて壊しているのかな。
他の人ならがっかりするかもしれないけれど、それがヴァン・モリソン。
意外と素直に受け入れる自分がいて驚きました。
そう、これ、僕に対して、「単なる歌だ、思い詰めるな」と言ってくれて
いるようで、聴いていてなんだか気持ちが軽くなってきたのを感じました。
しかしヴァンさんはキャンディ・ダルファーがお好きで。
そこまで言われると、いよいよキャンディ・ダルファーのCD買って聴くか。
☆
続いてヴァン・モリソンwithシニード・オコナー。
これ、英国のテレビ番組であることまでは分かりましたが、
いつ頃かは不明、1990年代ではあるでしょうね。
シニードがディラン30周年コンサートでブーイングされた後かな。
しかしこれが傑作。
ヴァンさんはいつものようにテキトーに歌う反面、
生真面目なシニードさんは旋律の通り歌おうとする。
ふたりでハモる部分もあるけれど、一緒に歌っているだけ。
しかも、最後、ヴァンさんはシニードさんに顔を思いっきり近づけ、
シニードさんは明らかにたじろいでいる様子。
恐いおっさんやなあ、となぜか似非関西弁(笑)。
こういうユーモアがある人というのは、スタジオ録音のレコードを
聴いているだけではなかなか分からないですね。
僕にとっても貴重な映像でした。
☆
最後はヴァン・モリソン割と最近のライヴと思われる映像。
自分でサックスを吹いているのが面白いというか。
キャンディさんいまいずこ、といった気持ちがもしれない(ない、ない)。
歌い方は幾分落ち着いてきたけれど、やっぱり崩している。
まあ、これがステージでのこの曲のスタイルなのでしょうね。
僕も、ライヴで実際に聴くならこの歌い方でも感動するに違いない。
ヴァンさんのライヴ、体験できないで人生が終わるのかな。
なんてしんみり考えて、僕のこの曲への思いに戻るのでした。
ところで、断っておきますが、別に僕が厭世的になっているとか、
死にたいなどと思っているわけではもちろんありません。
ただ自然体で生きてゆきたい、それだけ。
最近はその思いが強くなってきています。
自然体で自然に触れながら生きてゆきたい、そこに音楽もあるといい。
リンクはオリジナルアルバムのAVALON SUNSET(記事こちら)
のものも施しましたが、これが今は版権の関係で廃盤状態。
早期の復活を望みます。
さて、ESSENTIALの話をほんとにさらりと。
ゼム時代から入っているため、1曲目いきなりGloriaから始まる。
Here Comes The Night、Brown Eyed Girlといった辺り、
初期の頃はまだ普通に「売れ線」の曲も書いていたんだなあ、と。
それにしても、二十代前半でこれらの曲を書いた、ほんとにすごい人。
ベスト盤でほぼ必ず「この曲が入っていてほしかった」ってありますよね。
まあもちろん今回もそれはあったのですが、それとこれとは別で、
なかなかいい選曲であり編集であって、やっぱり聴き応え十分ですね。
音圧も以前より強めになっていて聴きやすくもあります。
なお、AVALON...からもう1曲、クリフ・リチャードとデュエットした
Whenever God Shines His Lightも収録されています。
この曲は元々好きでしたが、ベスト盤というかたちでアルバムから
引き離されて聴くと、曲自体の良さがより分かった気がしました。
そうそう、途中で書くタイミングを見つけられなかったのでここで書くと、
Have I...は間奏のピアノの響きがヴァンさんの呟きみたいでいいですね。
演奏も、いわゆる「伴奏」ですが、主張し過ぎることなく歌に寄り添い
きわめて自然体であるのがいいですね。
ところで、Warner時代の3枚はまだWarnerのままのようで、11月に、
ASTRAL WEEKSとHIS BAND AND THE STREET CHOIRの
ボーナストラック付新リマスター盤がWarnerから出ることになりました。
MOONDANCEは特別盤が出ていたので、このシリーズは
これで完結ということになるのでしょうね。
さて、最後は今日の犬たち3ショット。
03


Have I Told You Lately
Van Morrison
AVALON SUNSET (1989)
本日もまた1曲の話をさせていただきます。
僕がリアルタイムで出会った中で最も大切な曲のひとつであり、
人生にも大きな影響を与えてくれた歌です。
ヴァン・モリソンのカタログ権がSONYに移り、新たに
ゼム時代を含むすべてのキャリアから選ばれた
2枚組ベスト盤ESSENTIALがリリースされました。
買いましたよ、もちろん。
最初はベスト盤だからなくてもいいかなと思いつつ、
ヴァン・モリソンの新しいCDが出るとなると、もう我慢できず(笑)。
ベスト盤の話は最後にもう一度します。
ただし、さらっと話して終わるのはなんだかもったいない気がして、
また後日ひとつの記事として上げたいと今のところは思っています。
そのベスト盤を最初に聴いていた時のこと。
2枚目の7曲目にHave I Told You Latelyが出てきます。
その時僕は、おかしなことを思いました。
「あれ、この曲が入っているんだ」
「ああそうだ、これはヴァン・モリソンの曲だった」
忘れていたわけではありません。
僕の心にあまりに近いため、逆に見えなくなっていた。
あまりに近いため、最近は敢えて聴いていなかった。
さらに僕の「おかしな思い」は続きます。
「そうか、僕がヴァン・モリソンを好きになったのは、
この曲と出会ったからだったっけ」
事実、この曲を知るまで、僕はヴァン・モリソンのレコードは
1枚も持っていませんでした。
「不意に」流れてきたこの曲、やはり素晴らしい、感激。
その時から今まで、毎日必ず一度は口ずさんでいます。
僕がHave I Told You Latelyを聴いたのは、ご多聞に漏れず、
ロッド・スチュワートのVAGABOND HEARTでのカヴァーでした。
なんて素直な曲なんだろう。
ほんとうに最初にCDを聴いた時から感激しました。
この歌って、ありそうでなかった。
多くの人が感じることを、多くの人が感じるかたちで音になった。
あたかも昔からあったような曲。
どうして今までこんな曲がなかったのだろう。
歌メロだって、誰かが作ったというより、昔からそこにあったような、
分かりやすく、親しみやすく、覚えやすい旋律。
おそらく、多くの人がこの曲でそう感じるのではないかなあ。
だから、一発で心の中に入ってくる。
僕は、ここ何年か君を愛していると言ったことがあったかな?
君しかいない、と話したことが
僕の心は喜びに満ちあふれ、悲しみはどこかに消え去る
何事もなかったかのように感じさせてくれる、それが君だよ
音楽はもちろんのこと、歌詞、というより
ヴァンさんが語る言葉も、シンプルこの上ない。
この曲、直接的には、長年連れ添った夫婦、カップルが、
或る日或る時ふと思ったことを口に出してみた、と解釈できます。
というより、それ以外に想像できない。
ヴァン・モリソンは男性だけど、女性でもいい。
でも、こういうことを言いそうなのはやはり男性かな。
日曜日かな、朝から家で2人でゆったりと過ごし、
日が暮れて、簡素な夕食の後で一息ついた時間。
夫は椅子に深く座り、妻は洗い物をしている。
そんな瞬間にこの言葉が出てきた、そして感謝と祈りを。
僕は昔からそんな情景を想像しながら聴いています。
祈りを捧げるというくだりからも、この頃のヴァン・モリソンが
クリスチャンであったことが推察されます。
少しだけ個人的な話。
この曲と出会ってすぐに、僕はこう思いました。
「俺も何十年か経つと彼女に対してこう思うのかな」
僕がこの曲を好きなのは、そういうことがあったから。
この曲と出会ったタイミングがあまりにも良すぎた。
いや、悪すぎた。
この曲への思いがあまりに強くなりすぎた。
僕はこの先、この曲のように思うことはないかな。
白状すれば、今でも年に何度か夢を見る、夢に出てきます。
その夢を見た朝はとても気持ちが重くなります。
この曲は理想であり、夫婦の間は理想だけでは済まされない、
それは僕も両親を見てきてある程度想像はつきました。
別に両親は離婚したわけでも仲が悪かったわけでもないのですが、
ただ、僕はそれが分からないまま人生を終えるでしょうね。
この曲は僕の曲だ、誰にも渡したくない。
この曲の話を人とはしたくない、これは僕の思いだ。
正直、かつてはそんな思いも抱いていました。
しかし今回新たにベスト盤で聴いて、その思いは
いい方に薄らぎ和らいでいることを感じました。
まったく普通に口ずさめるのです。
だから漸く記事にすることができた、というわけです。
きっと、思い出は思い出として認められるようになってきたのかな、と。
ここまで書いて気付きました。
僕の「そうだこれはヴァン・モリソンの曲だった」という思いが実は、
この曲で歌われている思いと同類ではないかと。
大好きな曲を大好きと言うことなく、長年「連れ添って」くれていた。
曲を聴いて、僕もそのことに気付いたのでしょう。
そして感謝の念を述べたい、それも記事を書いた理由のひとつです。
個人の思いが個人的に乗り移りやすい曲なのでしょうね。
この曲が世の中にあるだけで幸せ。
そんな曲を書いてくれたヴァン・モリソンさん、ありがとう!
02 寄り添うかたつむり(サッポロマイマイ)

さて後半はYou-Tube映像。
僕が出会った順番として、ここはロッド・スチュワートからいきます。
☆
最初はかの有名なMTV UNPLUGGEDから。
ギターはロン・ウッド、アコースティックギターによる間奏がいい。
ロッドは当時新婚で、最後の方で感極まって泣いてしまうという
あまりにも有名な話ですね。
僕はその話を知って、まったくもって当然のことと感じました。
ところで、例のヴァン・モリソンの本(雑誌)において、
「今はロッドのカヴァーのほうが有名になってしまったのがもどかしく、
なんとも寂しいかぎりだ」という文章があります。
確かにその気持ちは分かります。
でも、僕は、ロッドのおかげでヴァンさんを知ったのであり、
そこからヴァンさんを聴くようになったので、それはそれでいいのでは
と思う部分もあります。
誰もが最初からオリジナルを聴くわけではないのだし、いい歌を
より多くの人に知らしめるのはロックミュージシャンの役割でもあるから。
☆
続いて、ロッド・スチュワートwithロン・ウッドをもう1本。
これ、テレビのショーか何かかな。
まるでロッドとロンが夫婦みたいに見えなくもない(笑)。
ここでもロン・ウッドのギターソロが味わい深くていい。
これを観て興味深かったこと。
"Have I told you there's no one else above you"
という歌詞のところで、ロンが頭の上に手をやる仕草をすること。
"above"だからなのでしょうけど、そうかこの歌詞は、
実際に目に見える形で「上」を表していたんだ、と納得しました。
☆
いよいよヴァン・モリソン、1曲目は公式プロモ。
実はですね、この曲を好きになって早四半世紀、
今回初めてこの映像を観ました。
1989年だから、あまりテレビの音楽番組は観てなかった頃かな。
いや、観ていたとしてもヘヴィメタル系が多かった。
あることすら知らなくて、今回、感激しました。
まあ、歌詞のイメージをそのまま映像にしただけといえばそうですが、
写っている男女は意外と若いですね。
この曲は、もしかして、そう、僕が最初に感じたように、
ずっと寄り添ってきた夫婦が過去を回想するというよりは、
まだ結ばれていない若者が将来のことを思って言った言葉なのかな。
ずっと聴いてきた曲だけど、映像を観てまた新たな解釈ができました。
むむっ、待てよ、ということは・・・
僕もこれから先、この曲のように思うことがあるのかもしれない。
若くはないけれど。
しかし何より、ヴァン・モリソンが歌う姿が観られるのが興味深いですね。
☆
続いてヴァン・モリソンのライヴです。
1995年頃のライヴではないかと思われます。
曲前MCでロッドのカヴァーに言及しているからですが、
"Thank you Rod"といって挨拶する仕草をしているのがいい。
ピー・ウィー・エリスとキャンディ・ダルファーがいるのも売りかな。
しかし、この歌い方、自由にもほどがある(笑)。
お得意の「同じ単語連発芸」、すごいなんてもんじゃない。
例えば僕のような頭の固い人間のイメージに対して、
ロッドで作り上げられたイメージを敢えて壊しているのかな。
他の人ならがっかりするかもしれないけれど、それがヴァン・モリソン。
意外と素直に受け入れる自分がいて驚きました。
そう、これ、僕に対して、「単なる歌だ、思い詰めるな」と言ってくれて
いるようで、聴いていてなんだか気持ちが軽くなってきたのを感じました。
しかしヴァンさんはキャンディ・ダルファーがお好きで。
そこまで言われると、いよいよキャンディ・ダルファーのCD買って聴くか。
☆
続いてヴァン・モリソンwithシニード・オコナー。
これ、英国のテレビ番組であることまでは分かりましたが、
いつ頃かは不明、1990年代ではあるでしょうね。
シニードがディラン30周年コンサートでブーイングされた後かな。
しかしこれが傑作。
ヴァンさんはいつものようにテキトーに歌う反面、
生真面目なシニードさんは旋律の通り歌おうとする。
ふたりでハモる部分もあるけれど、一緒に歌っているだけ。
しかも、最後、ヴァンさんはシニードさんに顔を思いっきり近づけ、
シニードさんは明らかにたじろいでいる様子。
恐いおっさんやなあ、となぜか似非関西弁(笑)。
こういうユーモアがある人というのは、スタジオ録音のレコードを
聴いているだけではなかなか分からないですね。
僕にとっても貴重な映像でした。
☆
最後はヴァン・モリソン割と最近のライヴと思われる映像。
自分でサックスを吹いているのが面白いというか。
キャンディさんいまいずこ、といった気持ちがもしれない(ない、ない)。
歌い方は幾分落ち着いてきたけれど、やっぱり崩している。
まあ、これがステージでのこの曲のスタイルなのでしょうね。
僕も、ライヴで実際に聴くならこの歌い方でも感動するに違いない。
ヴァンさんのライヴ、体験できないで人生が終わるのかな。
なんてしんみり考えて、僕のこの曲への思いに戻るのでした。
ところで、断っておきますが、別に僕が厭世的になっているとか、
死にたいなどと思っているわけではもちろんありません。
ただ自然体で生きてゆきたい、それだけ。
最近はその思いが強くなってきています。
自然体で自然に触れながら生きてゆきたい、そこに音楽もあるといい。
リンクはオリジナルアルバムのAVALON SUNSET(記事こちら)
のものも施しましたが、これが今は版権の関係で廃盤状態。
早期の復活を望みます。
さて、ESSENTIALの話をほんとにさらりと。
ゼム時代から入っているため、1曲目いきなりGloriaから始まる。
Here Comes The Night、Brown Eyed Girlといった辺り、
初期の頃はまだ普通に「売れ線」の曲も書いていたんだなあ、と。
それにしても、二十代前半でこれらの曲を書いた、ほんとにすごい人。
ベスト盤でほぼ必ず「この曲が入っていてほしかった」ってありますよね。
まあもちろん今回もそれはあったのですが、それとこれとは別で、
なかなかいい選曲であり編集であって、やっぱり聴き応え十分ですね。
音圧も以前より強めになっていて聴きやすくもあります。
なお、AVALON...からもう1曲、クリフ・リチャードとデュエットした
Whenever God Shines His Lightも収録されています。
この曲は元々好きでしたが、ベスト盤というかたちでアルバムから
引き離されて聴くと、曲自体の良さがより分かった気がしました。
そうそう、途中で書くタイミングを見つけられなかったのでここで書くと、
Have I...は間奏のピアノの響きがヴァンさんの呟きみたいでいいですね。
演奏も、いわゆる「伴奏」ですが、主張し過ぎることなく歌に寄り添い
きわめて自然体であるのがいいですね。
ところで、Warner時代の3枚はまだWarnerのままのようで、11月に、
ASTRAL WEEKSとHIS BAND AND THE STREET CHOIRの
ボーナストラック付新リマスター盤がWarnerから出ることになりました。
MOONDANCEは特別盤が出ていたので、このシリーズは
これで完結ということになるのでしょうね。
さて、最後は今日の犬たち3ショット。
03

Posted by guitarbird at 22:29
│Van Morrison│洋楽名曲集
この記事へのコメント
ギタバさん、こんばんは。
Have I Told You Latelyはもはやスタンダードの
風格を備えた美しい曲ですよね。
そして元締めをヴァンと結びつけてくれたロッドさんにも
感謝!
元締めがヴァンと出会ってくれたからこそわたくしもここへ
たどり着けたワケでもありますし、すごい縁結びの
一曲でもあるわけですねぇ。
それにしても美しいメロディを作者本人が変態的?(・ω・^)
スキャットまみれに崩しちゃうところもある意味爽快ですら
ありまんなぁ(ディランと双璧やね)。
シニードさんとの絡みはほんま怖しおまんなぁ{{{(>o<)}}}ヒェー
ベルファースト・モリソン組の親分さん、それ以上
シニードねぇさんに近づいたら暴対法で挙げられちゃうよ。
HIS BAND AND THE STREET CHOIRの
リマスターも待ち遠しいなぁ。
今宵は虫の音も微かに聴きながらアヴァロン・サンセットの世界に酔いながら琉球泡盛の
お湯割りをチェイサーがわりに啜っています。
オレンジフィールドからダーリンナイトでの酔い心地が
これまたいいんだよなぁ。
捨て猫のすすり泣く夜の芒梅雨 草右
Have I Told You Latelyはもはやスタンダードの
風格を備えた美しい曲ですよね。
そして元締めをヴァンと結びつけてくれたロッドさんにも
感謝!
元締めがヴァンと出会ってくれたからこそわたくしもここへ
たどり着けたワケでもありますし、すごい縁結びの
一曲でもあるわけですねぇ。
それにしても美しいメロディを作者本人が変態的?(・ω・^)
スキャットまみれに崩しちゃうところもある意味爽快ですら
ありまんなぁ(ディランと双璧やね)。
シニードさんとの絡みはほんま怖しおまんなぁ{{{(>o<)}}}ヒェー
ベルファースト・モリソン組の親分さん、それ以上
シニードねぇさんに近づいたら暴対法で挙げられちゃうよ。
HIS BAND AND THE STREET CHOIRの
リマスターも待ち遠しいなぁ。
今宵は虫の音も微かに聴きながらアヴァロン・サンセットの世界に酔いながら琉球泡盛の
お湯割りをチェイサーがわりに啜っています。
オレンジフィールドからダーリンナイトでの酔い心地が
これまたいいんだよなぁ。
捨て猫のすすり泣く夜の芒梅雨 草右
Posted by ぽちわかや at 2015年09月10日 01:38
ギタバさん、まいどです。
チェイサーを呑み過ぎたせいでエンジンがかかってきたのか
アヴァロンからBorn To Play Guitarを12曲めから
何度か味わい、珍しくアストラルにたどり着きました。
バラカンさんのヴァン愛が横溢した一文にも触れてるんですがこれまた美味!
ニール・ヤングがヴァンのことえを「ほんまもんの天才やで(関西弁かいっ)」と
いってたそうですが23歳でアストラル、とほほ恐るべし・・・やね。
I may go crazy
Before that mansion on the hill
Up on Cyprus Avenue~♪
ああっ、ロリータでストーカーな危ない青年の心情(?_?)を
こんなにも官能的かつソウルフルに歌い上げる
ヴァン・モリスン23歳、ほんまにえぐいなぁ・・・。
チェイサーを呑み過ぎたせいでエンジンがかかってきたのか
アヴァロンからBorn To Play Guitarを12曲めから
何度か味わい、珍しくアストラルにたどり着きました。
バラカンさんのヴァン愛が横溢した一文にも触れてるんですがこれまた美味!
ニール・ヤングがヴァンのことえを「ほんまもんの天才やで(関西弁かいっ)」と
いってたそうですが23歳でアストラル、とほほ恐るべし・・・やね。
I may go crazy
Before that mansion on the hill
Up on Cyprus Avenue~♪
ああっ、ロリータでストーカーな危ない青年の心情(?_?)を
こんなにも官能的かつソウルフルに歌い上げる
ヴァン・モリスン23歳、ほんまにえぐいなぁ・・・。
Posted by ぽちわかや at 2015年09月10日 03:07
最近の一曲絞り?楽しく、拝見しています。
この曲、カラオケで歌うにはロッドヴァージョンですね!でも私も好きな歌い方です(^^♪
一方ご本人はやりたい放題!(笑)でも本家本元だからこそ許される事。才能ある歌い手はライブでは、自分が飽きないようにと色んなアレンジをしますね。
いつまでもシャイなオジサンじゃいられない!!
でも本人の最初の歌い方やこの曲と並んで好きな「Crazy Love」を聴くと彼の素直な愛情が満ち溢れていますね。
今朝早く目覚め、TVつけるとBS洋楽グラフィティー70'sをぼんやり聴いてました。
アメリカやヨーロッパで放映された番組。
テンプテイションズ、PaPa was A Rolling Stones
スティヴィーワンダー、Superstition
カーペンターズ、Top of the world
マーヴィンゲイ、Let's Get It On
ドゥービーブラザーズ、Listen To The Music
ビリージョエル Everybody Loves you Now 他 一度録画せねば!
そして貴君の音楽記事と続くのでした。
一曲絞りこれからもよろしくお願いしますね!♪
この曲、カラオケで歌うにはロッドヴァージョンですね!でも私も好きな歌い方です(^^♪
一方ご本人はやりたい放題!(笑)でも本家本元だからこそ許される事。才能ある歌い手はライブでは、自分が飽きないようにと色んなアレンジをしますね。
いつまでもシャイなオジサンじゃいられない!!
でも本人の最初の歌い方やこの曲と並んで好きな「Crazy Love」を聴くと彼の素直な愛情が満ち溢れていますね。
今朝早く目覚め、TVつけるとBS洋楽グラフィティー70'sをぼんやり聴いてました。
アメリカやヨーロッパで放映された番組。
テンプテイションズ、PaPa was A Rolling Stones
スティヴィーワンダー、Superstition
カーペンターズ、Top of the world
マーヴィンゲイ、Let's Get It On
ドゥービーブラザーズ、Listen To The Music
ビリージョエル Everybody Loves you Now 他 一度録画せねば!
そして貴君の音楽記事と続くのでした。
一曲絞りこれからもよろしくお願いしますね!♪
Posted by matsu at 2015年09月10日 05:22
ぽちわかやさん、こんばんわ
ほんと、私もヴァンさんと出会ってよかったです。
まあ、有名な人なので遅かれ早かれ聴いてはいたでしょうけど、
この曲があったからこそ早くから特別な存在になっていたのだと。
その後ネットが普及して、実生活ではほとんど周りにいなかった
ヴァンさんの話ができる人と出会えたのもよかったです。
ちなみに、ヴァンさんで最初に買ったCDは2枚組のHYMN...で、
新譜として出た割と早くに中古に出ているのを見つけて買いました。
それからこの曲が入ったベスト盤を買い、Warnerの3枚はその後です。
新譜を追うようになったのはMAGIC TIMEからで、
暫くは間が空いていたので偉そうなこと言えないのですが(笑)。
そうそう、変態的な歌の崩し方。
でも、よくよく考えるとライヴって本来はそこだけのものであって、
映像で撮られてしまったのを観て聴いて後からああだこうだ言うのは、
本人からすれば本心じゃないかもしれないですね。
そして私もやはりディランを思い出しましたが、この2人
歌うということにとりつかれているのでしょうね。
そして、シニードさんの件、まさかほんとうに行為として
変態的なことをする人とは!!!
でもこれを観てますますヴァンさんへの敬意が増しました。
最後の俳句はいいですね、ありがとうございます。
最近、やっぱり本格的な俳句も作れるようになりたい、いや
ならなければいけないと思い直しているので、
ぽちわかやさんの句は、特に今回は、参考と刺激になりました。
ほんと、私もヴァンさんと出会ってよかったです。
まあ、有名な人なので遅かれ早かれ聴いてはいたでしょうけど、
この曲があったからこそ早くから特別な存在になっていたのだと。
その後ネットが普及して、実生活ではほとんど周りにいなかった
ヴァンさんの話ができる人と出会えたのもよかったです。
ちなみに、ヴァンさんで最初に買ったCDは2枚組のHYMN...で、
新譜として出た割と早くに中古に出ているのを見つけて買いました。
それからこの曲が入ったベスト盤を買い、Warnerの3枚はその後です。
新譜を追うようになったのはMAGIC TIMEからで、
暫くは間が空いていたので偉そうなこと言えないのですが(笑)。
そうそう、変態的な歌の崩し方。
でも、よくよく考えるとライヴって本来はそこだけのものであって、
映像で撮られてしまったのを観て聴いて後からああだこうだ言うのは、
本人からすれば本心じゃないかもしれないですね。
そして私もやはりディランを思い出しましたが、この2人
歌うということにとりつかれているのでしょうね。
そして、シニードさんの件、まさかほんとうに行為として
変態的なことをする人とは!!!
でもこれを観てますますヴァンさんへの敬意が増しました。
最後の俳句はいいですね、ありがとうございます。
最近、やっぱり本格的な俳句も作れるようになりたい、いや
ならなければいけないと思い直しているので、
ぽちわかやさんの句は、特に今回は、参考と刺激になりました。
Posted by guitarbird
at 2015年09月10日 19:46

ぽちわかやさん、ふたたびですが、お酒で気持ちが盛り上がり
またこちらへ来ていただけたのは私としても嬉しいです。
珍しくアストラルにたどり着いた、という表現がなるほどと思いました。
そろそろ私もアストラルを本気で攻めないと・・・
その曲もまた聴いた時に感想を話します。
(実はそらで思い出せないのでした・・・)
そうだ、アストラル本家行く前に再現ライヴに寄り道するかも(笑)。
ニール・ヤングが「ほんまもんの天才や」と言ったのは
リアリティがありますね、ほんと大阪弁で言いそうです(笑)。
23歳の時自分は何を考えていただろうと思ったのですが、
ああ、そうか、23歳はまさにこの曲に出会った頃で、
ということは・・・ひとまず昔話はやめておきます(笑)。
ともあれ、ヴァン・モリソンという人は、知れば知るほど分からなくなる、
そしてすごい人だという思いが強くなりますね。
またこちらへ来ていただけたのは私としても嬉しいです。
珍しくアストラルにたどり着いた、という表現がなるほどと思いました。
そろそろ私もアストラルを本気で攻めないと・・・
その曲もまた聴いた時に感想を話します。
(実はそらで思い出せないのでした・・・)
そうだ、アストラル本家行く前に再現ライヴに寄り道するかも(笑)。
ニール・ヤングが「ほんまもんの天才や」と言ったのは
リアリティがありますね、ほんと大阪弁で言いそうです(笑)。
23歳の時自分は何を考えていただろうと思ったのですが、
ああ、そうか、23歳はまさにこの曲に出会った頃で、
ということは・・・ひとまず昔話はやめておきます(笑)。
ともあれ、ヴァン・モリソンという人は、知れば知るほど分からなくなる、
そしてすごい人だという思いが強くなりますね。
Posted by guitarbird
at 2015年09月10日 19:57

matsuさん、こんばんわ
そうですね「1曲絞り」、そろそろスタイル固まってきたかなと(笑)。
今回はアーティストとしては2名しか取り上げていないのですが
多方面に広げてゆければと思います。
ヴァンさんでもこの曲がカラオケにあるのは、ロッドですが、
やはりロッドの功績も見逃せない、というところでしょうね。
ヴァンさんも、レコードに残した歌というのはあくまでも通過点で、
時代により、年齢により、歌というものは変ってゆくべきなのだ
という姿勢が読み取れますね、ディランと同じく。
でも私はオリジナル通りに歌いたいですが(笑)。
ぽちわかやさんのところにも書きましたが、ライヴは本来
一度限りのものだから、そこを評価するのは違うのかもですね。
朝早くから洋楽やっていたんですね。
BSチャンネルができてテレビの選択肢が広がりましたよね。
類さんも加山さんも観られるようになったし。
洋楽の番組も増えてきたように感じます。
曲は70年代王道ですね。
その流れで私の記事にたどり着いていただきありがとうございます。
この曲は1989年と実は割と新しいのですが、それら70年代の
名曲よりも昔からあったような錯覚を覚えました(笑)。
まあ、新しいとはいってももう四半世紀。
なるほど、私も齢をとったわけだ、と(笑)。
そうですね「1曲絞り」、そろそろスタイル固まってきたかなと(笑)。
今回はアーティストとしては2名しか取り上げていないのですが
多方面に広げてゆければと思います。
ヴァンさんでもこの曲がカラオケにあるのは、ロッドですが、
やはりロッドの功績も見逃せない、というところでしょうね。
ヴァンさんも、レコードに残した歌というのはあくまでも通過点で、
時代により、年齢により、歌というものは変ってゆくべきなのだ
という姿勢が読み取れますね、ディランと同じく。
でも私はオリジナル通りに歌いたいですが(笑)。
ぽちわかやさんのところにも書きましたが、ライヴは本来
一度限りのものだから、そこを評価するのは違うのかもですね。
朝早くから洋楽やっていたんですね。
BSチャンネルができてテレビの選択肢が広がりましたよね。
類さんも加山さんも観られるようになったし。
洋楽の番組も増えてきたように感じます。
曲は70年代王道ですね。
その流れで私の記事にたどり着いていただきありがとうございます。
この曲は1989年と実は割と新しいのですが、それら70年代の
名曲よりも昔からあったような錯覚を覚えました(笑)。
まあ、新しいとはいってももう四半世紀。
なるほど、私も齢をとったわけだ、と(笑)。
Posted by guitarbird
at 2015年09月10日 20:04

こんばんは。
Van the ManはWarnerのアーティストである。
とまで、頑固に言い張る積りはないです。
が、刷り込み効果は怖いですね。
レニー・ワロンカーがワーナーの社長時代に
「全然売れなくなっても、
彼の作品はカタログから外さない。」と
言っていた記憶があります。
最近は
レーベルの顔としてのアーティスト
という感覚が希薄ですけど、
私にとってはワーナーと言えば
VanとLittle Featかな。
どっちも当時は売れてませんねぇ。
どうしてでしょう?
Van the ManはWarnerのアーティストである。
とまで、頑固に言い張る積りはないです。
が、刷り込み効果は怖いですね。
レニー・ワロンカーがワーナーの社長時代に
「全然売れなくなっても、
彼の作品はカタログから外さない。」と
言っていた記憶があります。
最近は
レーベルの顔としてのアーティスト
という感覚が希薄ですけど、
私にとってはワーナーと言えば
VanとLittle Featかな。
どっちも当時は売れてませんねぇ。
どうしてでしょう?
Posted by ミグの父 at 2015年09月10日 22:44
guitarbirdさん、こんばんは!(おはようございますかな?)
誰にもその頃の自分と心情と寄り添う格別思い入れのある曲というのは ありますよね。
私の場合もいろいろありますがそのうちの1曲です。
I want to live,
I want to give
I've been a miner for a heart of gold.
It's these expressions
I never give
That keep me searching for a heart of gold.
And I'm getting old.
Keep me searching for a heart of gold
And I'm getting old.
全然お金を持たずに(若さです)北海道をひとりで旅したときに頭の中でずっと流れていた曲です。
今でも(たぶん死ぬまで)「Heart of Gold」を探すでしょうね。
誰にもその頃の自分と心情と寄り添う格別思い入れのある曲というのは ありますよね。
私の場合もいろいろありますがそのうちの1曲です。
I want to live,
I want to give
I've been a miner for a heart of gold.
It's these expressions
I never give
That keep me searching for a heart of gold.
And I'm getting old.
Keep me searching for a heart of gold
And I'm getting old.
全然お金を持たずに(若さです)北海道をひとりで旅したときに頭の中でずっと流れていた曲です。
今でも(たぶん死ぬまで)「Heart of Gold」を探すでしょうね。
Posted by Kinks girl at 2015年09月11日 05:27
ミグの父さん、おはようございます
そうですよね確かに刷り込みはたくさんありますね。
ポール・マッカートニーは今はUniversal系なのですが、
EMIの文字がないのはやっぱりまだ慣れなくて寂しいです。
ヴァン・モリソンといえば私が二十歳の頃に聞いた話。
当時Warner系だった(今もですが)エリック・クラプトンが、
「あのヴァン・モリソンですらクビを切られたんだぜ」と話して
自分の身も危ういと真剣に感じていた、という。
ヴァンの場合、やっぱり会社の方針が変ってしまったのでしょうかね。
ちなみに、私はWarnerといえばプリンスをいまだに最初に
思い出すのはやっぱり10代の頃の刷り込みです(笑)。
会社の方針に不満を持ち、名前を変えてまで出して仲違いして
出て行き、しかし一昨年結局Warnerに戻ってよかったと。
あとはRepriseですがニール・ヤング、長いですね。
リトル・フィートは数年前に聴き始めたばかりですが、
やっぱりDIXIE CHICKSが好きです。
そうですよね確かに刷り込みはたくさんありますね。
ポール・マッカートニーは今はUniversal系なのですが、
EMIの文字がないのはやっぱりまだ慣れなくて寂しいです。
ヴァン・モリソンといえば私が二十歳の頃に聞いた話。
当時Warner系だった(今もですが)エリック・クラプトンが、
「あのヴァン・モリソンですらクビを切られたんだぜ」と話して
自分の身も危ういと真剣に感じていた、という。
ヴァンの場合、やっぱり会社の方針が変ってしまったのでしょうかね。
ちなみに、私はWarnerといえばプリンスをいまだに最初に
思い出すのはやっぱり10代の頃の刷り込みです(笑)。
会社の方針に不満を持ち、名前を変えてまで出して仲違いして
出て行き、しかし一昨年結局Warnerに戻ってよかったと。
あとはRepriseですがニール・ヤング、長いですね。
リトル・フィートは数年前に聴き始めたばかりですが、
やっぱりDIXIE CHICKSが好きです。
Posted by guitarbird
at 2015年09月11日 08:54

Kinks girlさん、おはようございます
大切なその曲が北海道と結びついているのは、
道民として、ニールのファンとしても嬉しいです。
北海道に会いますね、そして独りという状況にも。
その曲では"It's these expressions
I never give"
のくだりが、言葉の響きと音符の流れとニールの歌い方が
とってもいい響きで、特に好きなロックのフレーズのひとつです。
ここは自分で歌っていても酔ってしまう(笑)。
歌詞がこれ以上ないほどシンプルで素晴らしい曲のひとつですね。
この曲にはジェイムス・テイラーが参加しているのが嬉しいです。
リンダ・ロンシュタットもいますが、コーラスも最高にいいですよね。
Heart Of Goldを探してくださいね。
大切なその曲が北海道と結びついているのは、
道民として、ニールのファンとしても嬉しいです。
北海道に会いますね、そして独りという状況にも。
その曲では"It's these expressions
I never give"
のくだりが、言葉の響きと音符の流れとニールの歌い方が
とってもいい響きで、特に好きなロックのフレーズのひとつです。
ここは自分で歌っていても酔ってしまう(笑)。
歌詞がこれ以上ないほどシンプルで素晴らしい曲のひとつですね。
この曲にはジェイムス・テイラーが参加しているのが嬉しいです。
リンダ・ロンシュタットもいますが、コーラスも最高にいいですよね。
Heart Of Goldを探してくださいね。
Posted by guitarbird
at 2015年09月11日 08:58

guitarbirdさん、こんばんは!
恥ずかしながら、ヴァン・モリソンを聴いたことがありませんでした。名前は知っていましたがいままで聴く機会がまったくなくて。
guitarbirdさんのお好きなアメリカンロック、カントリー系フォーク系は音楽通の人が聴くというイメージというかわたしなどの浅い洋楽ファンにはなかなか聴くきっかけがなかったですが、
(かろうじて初期ニールヤングやバーズ、キンクスのマスウェルを聴くくらいですけど、本格的なカントリー&フォークではありませんね…)
今回、こちらにお邪魔したこの機会にいままで触れてこなかった音楽をじっくり聴いてみようかなと思っています。
きっかけを与えて下さってありがとうございます!
恥ずかしながら、ヴァン・モリソンを聴いたことがありませんでした。名前は知っていましたがいままで聴く機会がまったくなくて。
guitarbirdさんのお好きなアメリカンロック、カントリー系フォーク系は音楽通の人が聴くというイメージというかわたしなどの浅い洋楽ファンにはなかなか聴くきっかけがなかったですが、
(かろうじて初期ニールヤングやバーズ、キンクスのマスウェルを聴くくらいですけど、本格的なカントリー&フォークではありませんね…)
今回、こちらにお邪魔したこの機会にいままで触れてこなかった音楽をじっくり聴いてみようかなと思っています。
きっかけを与えて下さってありがとうございます!
Posted by Kinks girl at 2015年09月11日 19:24
Kinks girlさん、こんばんわ
ヴァン・モリソンは聴いてみたいと思われたのは嬉しいです、
こちらこそありがとうございます。
私は勝手にヴァン・モリソン普及(布教?)活動を続けていますが、
ぽちわかやさんとmatsuさんにもご賛同をいただいており、
今では「元締め」と呼ばれておる次第です、はい(笑)。
ヴァン・モリソンについてこれはあくまでも私個人の見解ですが、
いわゆる「通」好みの音楽とは少し違うと思っています。
聴く人が少ないという点では確かに「通」好みかもですが、
彼の音楽にはもっと普遍性がありポップです。
セールス的にさほど売れていない、というだけで、
本質的にはポップなシンガーソングライター、というべきか。
まあその理由のひとつが、70年代後半からだんだんと音楽世界が
内向きになってきてポップさと離れて行った結果、聴く人が減り、
好きな人は好き、という存在になってしまったのかと考えています。
逆にいえば、MOONDANCEやDominoの入った3作目、さらには
Brown Eyed Girlなどは、「通」好みというイメージで接すると
ええっ、こんなポップな曲を歌う人なんだって驚くかもしれません。
そしてこのHave I...は、そんな普遍性が表された曲ですね。
因みに、私の中では、今現在「現役」のミュージシャンの中で、
ヴァン・モリソンはトム・ペティと並んで
ポール・マッカートニーの次にいる人です。
なんて、ヴァン・モリソンのことを語ると長くなってしまう・・・(笑)。
いきなり失礼いたしましたが、とにかく聴いてみたいと
思われただけでも「元締め」としてはよかったです。
最後にもうひとつ偉そうなことを言っていたら申し訳ないですが、
私は、音楽を聴くのに「遅い」ということはないと思っています。
人それぞれその音楽と出会って聴くタイミングがあるだけ、です。
ヴァン・モリソンは聴いてみたいと思われたのは嬉しいです、
こちらこそありがとうございます。
私は勝手にヴァン・モリソン普及(布教?)活動を続けていますが、
ぽちわかやさんとmatsuさんにもご賛同をいただいており、
今では「元締め」と呼ばれておる次第です、はい(笑)。
ヴァン・モリソンについてこれはあくまでも私個人の見解ですが、
いわゆる「通」好みの音楽とは少し違うと思っています。
聴く人が少ないという点では確かに「通」好みかもですが、
彼の音楽にはもっと普遍性がありポップです。
セールス的にさほど売れていない、というだけで、
本質的にはポップなシンガーソングライター、というべきか。
まあその理由のひとつが、70年代後半からだんだんと音楽世界が
内向きになってきてポップさと離れて行った結果、聴く人が減り、
好きな人は好き、という存在になってしまったのかと考えています。
逆にいえば、MOONDANCEやDominoの入った3作目、さらには
Brown Eyed Girlなどは、「通」好みというイメージで接すると
ええっ、こんなポップな曲を歌う人なんだって驚くかもしれません。
そしてこのHave I...は、そんな普遍性が表された曲ですね。
因みに、私の中では、今現在「現役」のミュージシャンの中で、
ヴァン・モリソンはトム・ペティと並んで
ポール・マッカートニーの次にいる人です。
なんて、ヴァン・モリソンのことを語ると長くなってしまう・・・(笑)。
いきなり失礼いたしましたが、とにかく聴いてみたいと
思われただけでも「元締め」としてはよかったです。
最後にもうひとつ偉そうなことを言っていたら申し訳ないですが、
私は、音楽を聴くのに「遅い」ということはないと思っています。
人それぞれその音楽と出会って聴くタイミングがあるだけ、です。
Posted by guitarbird
at 2015年09月11日 21:25

金曜日のタウンでこの曲のカラオケあるのを確認しました。(^^♪
ロッドバージョンですが、その夜は敢えてうたいませんでした。ギターのO氏とドラムスのS氏が居たのでブルーズ系とロックを中心に。
勿体無いし、貴君が色んなバージョンを紹介してくれてるので参考にしてみようと思いね。
大切な一曲なのは言うまでもないですし。
この夜は、高校の先生達が来てて、オーストラリアの男性とカナダとアメリカの女性も居ました。英語の教師ですね。それとクオーターの女性は体育を教えてると言ってました。
無論日本語で話したんですが((笑))
この人達の前で、平気でSweet Home Chicago,Superstition,Born to be Wild歌ってる私ですが、いいのです先が見えたおんちゃんなので(^^♪酔ってたし。
ヤクルトがいよいよ明日優勝しそうですね!
14年ぶりか、嬉しい事です。
ハイボールで乾杯!!の夜です。
新しい洋楽好き仲間の女性のコメントも微笑んで見てます!
貴君の返信コメントには、愛が見えますね。
ロッドバージョンですが、その夜は敢えてうたいませんでした。ギターのO氏とドラムスのS氏が居たのでブルーズ系とロックを中心に。
勿体無いし、貴君が色んなバージョンを紹介してくれてるので参考にしてみようと思いね。
大切な一曲なのは言うまでもないですし。
この夜は、高校の先生達が来てて、オーストラリアの男性とカナダとアメリカの女性も居ました。英語の教師ですね。それとクオーターの女性は体育を教えてると言ってました。
無論日本語で話したんですが((笑))
この人達の前で、平気でSweet Home Chicago,Superstition,Born to be Wild歌ってる私ですが、いいのです先が見えたおんちゃんなので(^^♪酔ってたし。
ヤクルトがいよいよ明日優勝しそうですね!
14年ぶりか、嬉しい事です。
ハイボールで乾杯!!の夜です。
新しい洋楽好き仲間の女性のコメントも微笑んで見てます!
貴君の返信コメントには、愛が見えますね。
Posted by matsu at 2015年09月28日 22:29
matsuさん、こんばんわ
金曜はいつものように音楽生活を楽しんでおられたのですね。
やっぱりお酒と音楽は密接に結びついているんですね。
カラオケにありましたか、ロッドの、それはよかった。
私は実はですね、この記事を上げて3日くらいで、
一旦この曲から気持ちが離れました、今は聴いていません。
いや、強制的に離れようと思ったのです、理由は本文にある通り。
懐かしさにひたりたい時と、前に進みたい時がやっぱり私にもあって、
記事を上げてある程度、「今の」気持ちに整理がついたので。
その代わりMoondanceを、もう半月くらいずっと聴いてます。
ちょうど昨日は名月、今日はスーパームーンだし。
それが入ったヴァン・モリソンのベスト盤も車に常備することにして、
ラジオで邦楽がかかったらいつもそれを聴いています。
ベースも出してきて弾いてます。
しかしベースはアンプがないと音が間抜けですねぇ(笑)。
ヤクルトですが、そうですね。
まさかこんな簡単にM1になるとは思っていませんでした。
真中監督は選手時代にも大好きだったので、それも嬉しいです。
多分ファイターズとは日本シリーズで闘えないと思うので、
その場合はヤクルトをもちろん応援します。
あ、ファイターズを嫌いになったとかそういうことではなく、
期待し過ぎるのはよくない、と思うまでです念のため。
それに、やっぱりリーグ優勝の方が私は嬉しいです。
コメントの件はまあ基本的に好きな音楽の話をしているので(笑)。
お読みいただきありがとうございます。
金曜はいつものように音楽生活を楽しんでおられたのですね。
やっぱりお酒と音楽は密接に結びついているんですね。
カラオケにありましたか、ロッドの、それはよかった。
私は実はですね、この記事を上げて3日くらいで、
一旦この曲から気持ちが離れました、今は聴いていません。
いや、強制的に離れようと思ったのです、理由は本文にある通り。
懐かしさにひたりたい時と、前に進みたい時がやっぱり私にもあって、
記事を上げてある程度、「今の」気持ちに整理がついたので。
その代わりMoondanceを、もう半月くらいずっと聴いてます。
ちょうど昨日は名月、今日はスーパームーンだし。
それが入ったヴァン・モリソンのベスト盤も車に常備することにして、
ラジオで邦楽がかかったらいつもそれを聴いています。
ベースも出してきて弾いてます。
しかしベースはアンプがないと音が間抜けですねぇ(笑)。
ヤクルトですが、そうですね。
まさかこんな簡単にM1になるとは思っていませんでした。
真中監督は選手時代にも大好きだったので、それも嬉しいです。
多分ファイターズとは日本シリーズで闘えないと思うので、
その場合はヤクルトをもちろん応援します。
あ、ファイターズを嫌いになったとかそういうことではなく、
期待し過ぎるのはよくない、と思うまでです念のため。
それに、やっぱりリーグ優勝の方が私は嬉しいです。
コメントの件はまあ基本的に好きな音楽の話をしているので(笑)。
お読みいただきありがとうございます。
Posted by guitarbird
at 2015年09月28日 22:49
