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2016年08月03日

映画のエンドロールは最後まで観る派

01
映画のエンドロールは最後まで観る派


先日のラジオで、「映画のエンドロールは最後まで観るか」
という話をしていました。

「シンゴジラ」を観に行った番組のキャスターは、
普段よりエンドロールを最後まで観る人が多く、それだけ
余韻に浸る人が多かったのでは、ということでした。

映画のエンドロール、最後まで観ますか?

僕は観ます、家でDVDを観る場合でも。

僕も若い頃は生意気で、
「映画のエンドロールを最後まで観ないで席を立つなんて」
という考えで、劇場で先に立つ人がうっとうしかった。

ネット時代より前は、映画好きな人とはそういうものだ
という意見が多いと感じられました。

でもネットで個人の考えを発信することができるようになった今は、
最後まで観なくても構わないという意見、およびその考えを
支持する人が増えたように思います。
「観なければいけないもの」という「古臭い」考えへの
反発もあるかもしれない。

僕自身も少しは大人になったのか(笑)、何に対してであれ、
最近は基本的に人がすることをあまり気にしなくなりました。
まあ、僕も10年以上劇場に映画を観に行っていないので、
気になりようがないともいえますが、今は観ないで立つ人がいても、
「ああそういうものだ」と思うだけ、多分ですが、念のため。

映画のエンドロール、今はあるのが普通ですが、
1970年代から広まり一般化したものらしいですね。
確かDVDで観た1976年の『ダーティハリー3』はエンドロールがなく、
1983年の『ダーティハリー4』はあったと記憶しています。
割と新しいものなのですね、といってもう40年ですが。
戦前の『市民ケーン』や戦中に制作された『カサブランカ』なんて、
話が終わって音楽が入ってすぐに"The End"で終わりますからね。

映画のエンドロールはそもそも何のためにあるか。

ひとつは、関係者に謝意を示すためではないかと。
映画は監督と役者と実際に撮影する人だけではない、
多くの人が携わってはじめて完成することを知らせる。
関係者も自分の名前があると嬉しいでしょう、永遠に残るものだし。

エンドロールでNGシーンを流す映画もあって、
それはそれで楽しいサービスですよね。
中にはエンドロールが終わってからまだ何か映画が動き出す
というものもありますが、あれは先に帰った人は損ですね。

エンドロールがあると劇場の入れ替えがスムーズに進む、
という副次的効果も考えられます。
これはもちろん最初からそれを企図したものではないでしょうけど、
エンドロールが始まってすぐに立つ人もいれば最後まで観る人も
いて、結果として劇場の出入り口の混雑が緩和される。
コンサートに行くと、出るときに時間がかかりますよね。
退場制限で15分くらい待たされることもあるし、武道館のように
出入り口が狭くてなかなか進まないということもある。
映画はエンドロールがあるのでそれほど混まないのでは。

ただ、完全入れ替え制ではなかった頃は、退出者がいると
すぐに入れ替わりで入って来て席を確保する人もいて、
それはそれでうっとうしいと感じていたものでした。

しかしいちばんの理由は、
映画の余韻にひたり、気持ちを落ち着かせることでしょう。
そこでかかる音楽がまた効果的、いい曲選ぶなあと思います。

『アマデウス』は、モーツァルト:ピアノ協奏曲20番第2楽章が
エンドロールに流れますが、これがもう余韻引きずりまくりで、
僕が最も好きなエンドロールとその音楽はずばりこれです。
そして気持ちを落ち着かせる。
映画の最後で涙を流し、エンドロールが始まる。
まだ暗いうちに涙が止まり、乾いて、明るくなったら外に出る。

しかし映画によってはさらに余韻に浸ってまた涙が出ますね。
大学時代に有楽町マリオンで『レナードの朝』を観たのですが、
エンドロールが終わって明るくなっても涙が止まらなくて、
うつむきながら席を立ったところ、すれ違った若いカップルに
笑われた、という経験があります。
それがショックで、以降劇場で映画を観る回数が一時的に減り、
東京にいた間はそれが最後に劇場で観た映画でした。
札幌に戻ってからまた5年くらいは劇場によく行くようになりましたが。
『ライフ・イズ・ビューティフル』がぎりぎり明るくなる前に
涙が止まりました。

映画のエンドロールは、余韻に浸り落ち着かせるという点で
僕はこれが映画の一部であり、これがおわって完全に終わり
と捉えて生きてきました。
僕は生まれる前の古い映画を観るのも大好きですが、
エンドロールなしにあっさりと終わってしまうのが
唯一の泣き所ですね。
いや、駄洒落みたいだけどほんとに泣いてしまう(笑)。


とまあ、今日はかねがね思ってきたことを、
ラジオの話題をきっかけとして書きまとめてみました。









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Posted by guitarbird at 22:41 │映画
この記事へのコメント
1961年キングコング対ゴジラ、翌年のモスラ対ゴジラ時代からのゴジラファンとしては、今回のシンゴジラでの復活は嬉しい限りです。やはり1954ゴジラこそが最大名作、それに匹敵する恐怖を楽しみにしているところです。でも今は混雑してるから8月末あたりに観に行きます。
Posted by ローリングウエスト at 2016年08月04日 07:01
こんにちは。最近は映画はあまり見ませんが、エンドロールは最後まで観る派です。NGシーンなどは楽しいですね。
Posted by 多摩NTの住人 at 2016年08月04日 07:46
私は昔はエンドロールを最後まで見ましたが、最近は見ません。ただ、劇場が暗い間は移動するのが危険なので、明るくなるまで座っている間、見るともなく見ているだけです。

エンドロールが長いのは、多分、ハリウッドの労働組合の影響だと思います。
以前、アメリカにCM撮影に行った際、道具運びを手伝おうとしたら怒られました。それがgripと呼ばれるスタッフの仕事なので、別の人間がやると仕事を奪うことになるからです。
エンドロールにgripという職名がありますが、多分、物運びスタッフのことだと思います。

そういう雑用係の人権(?)を守るために、スター(役者)だけでなく、映画に関わった人々すべての名前を出すように労働組合が映画会社に求めたのだと思います。
ハリウッドはもともと労働組合の強い世界で、そのために「赤狩り」も行われました。

アメリカ映画に比べるとヨーロッパ映画のエンドロールが短いのもそのためではないでしょうか。
Posted by fagus06 at 2016年08月04日 08:08
ローリングウェストさん、おはようございます
最初の「ゴジラ」は弟がDVDを買ったので観ましたが、
それ以降のは観ていないです。
でも怪獣は知っています、私はウルトラマンシリーズ好きでしたが、
怪獣というくくりでモスラやキングギドラなどを覚えました。
「シンゴジラ」は評判が高いですね。
8月末だともう夏休みも終わりごろで席がすいてくるでしょうかね。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2016年08月04日 08:18
多摩NTの住人さん、おはようございます
やはりエンドロール観る派なんですね。
NG集は最後得した気分になりますね(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2016年08月04日 08:19
fagus06さん、おはようございます
劇場が暗い間に移動するのは危険というのはそうですね。
移動しようとしても先の人がまだ座っていたりということもあるし。

エンドロールはなるほど、労働組合の影響なのですね。
私が書いた「感謝」とは少し違いましたね(感謝の意もあるかもですが)。
fagus06さんは海外でそのような体験があるのですね。
荷物運びについては、映画ではなくても海外に行くと
他の人の仕事を奪うのでむやみに何かをするなといわれた
という話を本やネットで読んだことがあります。

「赤狩り」の話は大学時代に「ハリウッドとマッカーシズム」
という本を読んで、なんだか不気味な思いをしました。

また別に、ハリウッドには「リベラル」で「民主党支持者」
が多いというかそういう場であるという本も読みました。
アカデミー賞もその影響で作品等が選ばれやすいとか。
そんな中でクリント・イーストウッドは共和党支持者であるけれど、
そんな状況でよくやっているなと逆に感心もしました。

ヨーロッパ映画は確かにエンドロール短いですね。
でも「大作」系ではない映画とくにドラマには短いエンドロールが
似合っているようにも思います。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2016年08月04日 08:25
こんにちは~

お元気ですか?

ボクもエンドロールみる派です
余韻に浸れますよね

たとえ、映画がつまらなかったとしても
みちゃいますw

アマデウス
レナードの、、
ライフ イズ、、

懐かしい映画ですねww

ボクは

マイフレンドフォーエバー
パーフェクトワールド
8マイル

このあたりの映画でめちゃくちゃ泣きましたw
Posted by YAMA-38YAMA-38 at 2016年08月09日 10:17
あ、
グリーンマイルでしたww
Posted by YAMA-38YAMA-38 at 2016年08月09日 10:32
YAMA-38さん、こんにちわ
こちら今年はそれほど暑くないので例年より元気かな(笑)。

映画のエンドロール、そうしう、面白くなくても私も観ます。
音楽はいいということもありますし。

『アマデウス』は大好きで通常版とディレクターズカット版
両方DVD買って数年前に見直しました。
でもレナードは観たらまた泣きそうで・・・

「パーフェクト・ワールド」はくりんと・イーストウッドのですよね。
あれはテレビで観る前に「二大スターの割には云々」という
評に接していて期待値があまり高くなかったのですが、
高くなかった反動で観終わって感動が大きかったです。
確かキャスパーのお面がところどころキイになるんですよね。

他のは観ていないのですが、「グリーン・マイル」は
観ようと思いつついつのまに終わっていたことを、
今ここで書き込みを読んで思い出しました(笑)。
いつか観てみます、もう1本も。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2016年08月09日 13:00
ハリウッド映画産業は元々ユダヤ資本らしいので、業界内に民主党支持者が多いのも納得です。

エンドロールはそうですね、一昔前は出演者のNG集が流れたり、昨今ではサプライズなエピローグが展開されたりで、視聴者を飽きさせない工夫が見て取れます。
Posted by 鬼若子 at 2016年08月11日 02:13
鬼若子さん、おはようございます
音楽業界も似たようなものですよねきっと。
歌に関していえば「右寄り」のメッセージを持った
ロックの曲ってあまり(ほとんど?)聞かないですよね。

エンドロールのNG集は最初何の映画か忘れましたが
いいアイディアと思いましたが、でもよく考えるとコメディ系だからこそで、
シリアスなものは雰囲気壊れるかな、と思いました。
あ、でも、ホラーやサスペンスなら逆の面が見られていいのかも。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2016年08月11日 11:31

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映画のエンドロールは最後まで観る派