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2015年04月16日

『黄金のメロディ マスル・ショールズ』 そしてパーシー・スレッジ

01
『黄金のメロディ マスル・ショールズ』 そしてパーシー・スレッジ

『黄金のメロディ マスル・ショールズ』

今週の休みの日、久し振りにDVDで映画を観ました。
今日はその記事です。

この映画は、「ソウルミュージックの聖地」を築き上げ、
ソウルの発展に尽力し貢献したプロデューサー兼作曲家
リック・ホールの回顧録という形で話が進んでゆきます。

最初の映像があまりにも衝撃的でした。
野生動物のドキュメンタリーかと見まごう、大河と森の映像。
音楽といえば、ニューヨークでもロサンゼルスでもロンドンでも、
都会のスタジオで作られるというイメージを持ってしまいますが、
ここはアラバマ州マスル・ショールズ、南部の大自然。

キース・リチャーズのナレーションが入る。
「マスル・ショールズでなぜ素晴らしい音楽ができか、
それは誰にも説明できない。
音楽に選ばれた場所としかいいようがない」

物語は、キース、ミック・ジャガー、U2のボノといった
ロック界でマスル・ショールズが大好きな人や、
マスル・ショールズのハウスバンドであるスワンパーズ、
コーラスの女性、アレサ・フランクリン、ウィルソン・ピケット、
アトランティックのジェリー・ウェクスラーといった
多くの人の証言を当時の映像に交えながら進んでゆきます。

リック・ホールは幼い頃、父が林業従事者で、電気はもちろん風呂も
トイレもない小屋で小さい頃は生活し、父の仕事も手伝っていた。
車を持っていなかったので、いちばん近い街に行くには
10分歩いたバス停からバスに乗るしかなかった。
父には、何でもやることはいちばんになれと言われて育った。
学校では友だちができず、音楽だけが魂の救いであり、
作曲と楽器演奏に没頭するようになった。

地元で頭角を現した彼は小さなスタジオを作り、
ハウスバンドを雇ってレコードを作り始める。
ローカルなヒットに目をつけたアトランティック・レコードの
ジェリー・ウェクスラーと契約し、レコードは全国に出回り、
アメリカ中でヒットを飛ばすようになると、彼の名と
マスル・ショールズという場所が知れ渡るようになる。

ハウスバンドはすべて地元の白人だが、レコードでは
黒人が演奏しているとずっと思われていた。
彼らは後に"Swampers"「スワンパーズ」と呼ばれるようになる。
例えば、ポール・サイモンが後に、あの黒人のバンドを貸してほしいと
頼んできたところ、白人だけどいいかい、と答えた、という具合いに。

当時のマスル・ショールズ、知事が人種差別を認める発言をする土地で、
白人と黒人が最高の音楽を作っていた。
しかし、録音に来た黒人ミュージシャンは、たとえ大物であろうとも、
街中で食事をするのもままならない、そのような時代のことでした。

彼らは次々と大ヒットを飛ばし、成功を収める。
しかし、スワンパーズはジェリー・ウェクスラーに引き抜かれる。
彼らはキャリアアップするために苦渋の決断をし、
リック・ホールの事務所を訪れ、そのことを告げる。
喧嘩別れではないけれど、気まずさが残る「別れ」だった。


02 今日のポーラ
『黄金のメロディ マスル・ショールズ』 そしてパーシー・スレッジ

印象的な逸話を幾つか紹介しましょう。

先ずはアレサ・フランクリン。
Columbia時代にジャズスタンダード風の歌を歌っていたものの、
ぱっとしなかったアレサにジェリー・ウェクスラーが目を付け、
アレサがColumbiaとの契約が解除されるとすぐに契約し、
マスル・ショールズに送り込み、Respectなどを含んだアルバム
I NEVER LOVED A WOMANを録音。
これが大ヒットし、「ソウル」歌手としてアレサの才能が開花。
アレサ自身も、人生の最大の転機だったと証言していました。
ただ、録音の時、ハウスバンドのサックス奏者が彼女のことを"Baby"
と呼んだことに当時の夫が激怒、2人でスタジオを去るという事態に。
ホテルに謝罪に行ったリック・ホールは夫とつかみ合いの喧嘩になり、
結局録音の途中で帰ってしまい、この録音は失敗に終わった。
しかしウェクスラーは後日、録音を完遂させるため、バンドが
ニューヨークに呼ばれてあのレコードが出来た、という。
こうした人間臭いエピソードは面白い。


続いてウィルソン・ピケット。
彼は才能に任せた人であり、短気すぐに切れ、マスル・ショールズに
送り込まれた録音の最初はリック・ホールと言い合いをしたものの、
作業が進むうちに意気投合した、という話。
彼が切れやすいのは、イメージ通りでちょっと可笑しかった。
やっぱりそういうイメージってある程度当たるんだなって。

しかしウィルソン・ピケットでいちばん印象的だったのは、
Hey Judeを録音した話。

デュアン・オールマンがマスル・ショールズの音に惚れ込み、
勝手にやって来てスタジオの前にテントを張って寝泊まりし、
勝手に録音に参加していた、というのはいかにも彼らしくて面白い。
そのセッションの際に、デュアンがウィルソン・ピケットに対し、
Hey Judeを録音してみようと話を進めていたのを聞いた
リック・ホールは「なぜビートルズなんか」と最初は拒否。
しかし録音してみるといいグルーヴ感に仕上がった、という。
確かにWPのHey Judeは僕も彼らしくてかなり好きですが、
デュアン・オールマンの発案だったというのは感慨深い。
デュアン・オールマンについていえば、面白かったのが、
当時、白人と黒人が一緒にいることにはもう慣れていたけれど、
ヒッピーがいるのは変な目で見られたという話。


ローリング・ストーンズが或る日突然やって来て、
STICKY FINGERSを録音した話も面白かった。
以降、ロック系のアーティストも多数マスル・ショールズを
訪れて名作傑作を次々と作ることになりました。
僕が好きなのはボブ・ディランのSLOW TRAIN COMINGですね。

レイナード・スキナードはデビュー作をマスル・ショールズで録音。
その中にはかのFreebirdも含まれていて、リック・ホールは
この曲をシングルとして売り出したいと考えていた。
しかしレコード会社が、9分もある長い曲をシングルとして出すことを
認めず、デビューの話はご破算、レイナード・スキナードは
マスル・ショールズを去る、という失敗例として紹介されています。
彼らは後にアル・クーパーのプロデュースでアルバムを
録り直してデビューし大成功を収めただけ、なおのこと。
しかし、スキナードはメンバーの3人が飛行機事故で亡くなるという
悲劇に見舞われ、リック・ホールは、彼らがマスル・ショールズに
残した音源をFIRST...AND LASTとしてレコード化した。

スキナードの代表曲Sweet Home Alabamaにはこんな歌詞が。
"Now Muscle Shoals has got the Swampers
And they've been known to pick a song or two "
「マスル・ショールズにはスワンパーズがいるんだぜ。
奴らは音楽が何たるかをよく知っている連中だ」
へえ、知らなかった、この曲は歌詞を読んで追ったことがなかったので。
ニール・ヤングのSouthern Manへのアンサーソングであるのは
知っていましたが、そういう深い曲だったんだって感心しました。


映画の最後の話、してもいいのかな、どうだろう。
物語ではないのであっと驚く結末というものでもない、
今回は敢えて書かせていただきますが、知りたくない方は
***の間は飛ばして読んでください。


***

映画の中では現代。
リック・ホールと気まずい別れを遂げたスワンパーズの生き残りが、
かつてのボスと事務所に向かって歩き始める。
彼らは再会、リック・ホールはハグしながら3人を迎え入れる。
そして、マスル・ショールズの伝説を今後語りついてゆく
アリシア・キーズの歌を、4人で録音する。

***


このシーンで涙してしまいました。
僕は、「友情もの」に弱いんですよね。
しかもそこで歌っていたのがアリシア・キーズだったというのがいい。
彼女も「ファン」として幾度かコメントが挿入されていたのですが、
それがこの最後につながるという伏線がよかったですね。
彼女の大ファンでよかった、とも思いましたが(笑)。

最後にリック・ホールが言う。
「都会に出たいと思ったことはない。
だって、わざわざ来てくれるのだから」

素っ気なようで自信と誇りに満ちた言葉。
当たり前のことをして生きて行けた幸せへの感謝。
それは、シンプルでありながらいつまでも心に響いてくる
マスル・ショールズの音楽そのものといえるでしょうね。




もう大絶賛、何度も観たい映画ですね。
記事を書いていて、なんだか足りない気がしてきたし。

ただ、ひとつだけちょっと引っかかることが。
邦題『黄金の「メロディ」 マスル・ショールズ』
この「メロディ」は少し違うと、観終って感じました。
キースやボノが熱く語っていたのは、スワンパーズの持つ
「グルーヴ感」の素晴らしさであり、僕も観ていて途中から、
そこが鍵であると思うようになっていたから。


最後にもうひとつ、印象に残った逸話を紹介します。
映画を観た方は、なぜあの話をしないのかと思うかもですが。

パーシー・スレッジのWhen A Mane Loves A Woman。
彼の歌唱は、上手いとは言えないけれど味がある、と、
だいたいの本などにそう表現されています。
彼は歌手になる前は病院で働いていて、夜の消灯前に
患者に歌を歌って聞かせるとみんな喜んだという心温まる逸話で、
彼は元々歌手志望ではなかったことが明らかにされます。
しかし、この曲を聴くと、歌の「よさ」には、技術的に上手いかどうかとは
違う魅力があることが分かります。
そんな声の魅力をレコードに刻み付けてヒットさせたリック・ホールの
既成の概念に囚われない姿勢が独特であり、成功の秘訣でもあり、
そして音楽の幅を広げることになったのだと。

そのパーシー・スレッジが、2015年4月14日、亡くなりました。
以下はAFPニュースからの引用です。
なお、引用者は改行や表記変更など適宜手を加えています。

***

米歌手パーシー・スレッジ氏死去、「男が女を愛する時」が大ヒット

米ソウル歌手、パーシー・スレッジ(Percy Sledge)氏が14日、
米ルイジアナ州バトンルージュの自宅で亡くなった。
74歳だった。
長くマネジメントを担当してきた
スティーブ・グリーン(Steve Green)氏が発表した。

1966年の「男が女を愛する時(When a Man Loves a Woman)」
などのヒット曲で知られる。
リーン氏がAFPに明かしたところによると、
肝臓がんとの闘病生活が1年以上続いていたという。

「スローソウルの帝王」と呼ばれたスレッジ氏は2005年、
U2やプリテンダーズと並びロックの殿堂入り。
また米誌ローリング・ストーンが選ぶ史上最高の500曲で、
「男が女を愛する時」は53位にランクインしている。


***


この映画を観たのはDVDを買ったからで、DVDを買うことは
出てすぐに決めていたのですが、ようやく2週間前に買いました。
そして僕としては意外と早く買ってから観たのですが、
まさか、その同じ週に、重要な出演者の一人であった
パーシー・スレッジが亡くなるなんて・・・

映画を観ていて、この方はまだお元気だったはず、
と思ったのですが、闘病中だったのですね。

こういう偶然もあるんだなあ、でも悲しくなる。
正直僕は、パーシー・スレッジはCD1枚しか持っていないですが、
映画を観て、彼への思いが強くなりました。

今回、この映画の記事を彼に捧げたいと思います。

R.I.P.


03
『黄金のメロディ マスル・ショールズ』 そしてパーシー・スレッジ






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Posted by guitarbird at 20:54 │映画
この記事へのコメント
ギタバさん、こんばんは。
今夜はしんみりとIT TEARS UP Best of PERCY SLEDGEを聴かせてもろてます。

パーシーの霊魂に導かれるように今回の記事を
立ち上げられたとのこと吃驚やなぁ。
おれはきっちり夕刊の死亡記事で知りまし
た。

オーティスのような凄みはないけれどこのひとの
泣きのフィーリングが好きやなぁ、Take Time To Know Her
なんてほんま泣ける名曲でっせ。合掌。

で、拙者のマスル・ショールズこの3枚は

DAN PENN/Nobody's Fool
BOZ SCAGGS/Boz Scaggs
DELBERT McCLINTON/Jealous Kind

という白人ソウルマンが集ってしまいました。
Posted by ぽちわかや at 2015年04月16日 23:50
面白そうな映画を見られたのですね。
文章から伝わって来ました。

音楽系映画ってなかなかTUTAYAでも借りる事が面倒だし、題名も忘れてて接する機会が減りました。
がこれは覚えておきますね。

パーシー・スレッジの「男が女を愛する時」文句なしの世界的一発ヒット曲ですね。
他にもカヴァーした歌手が結構いますが、何だろう彼の歌は飽きさせない強さ、真実味が伝わる声の気がしますね。
サビの繰り返しの絶叫ソウルなのと間奏へ逃げないので歌う方は大変ですよね。(笑)格好だけでは歌えない曲だし....
私もたまに歌いますが、レゲと同じく繰り返しを愉しむ余裕がないと伝わらない気がします。決して自己陶酔で歌ってはいけないんではと思う反面、人を愛するんだから冷静すぎるのも変かなと葛藤しますね。
でも聴くときは、彼の声質と、良く熱く歌えるなぁと楽しんでますが!

[男が女を愛する時]は、パーシー・スレッジと共に永遠の名曲ですね。

我ゆれる チークダンスと 春の酔ひ

ハイボール 乾杯する夜 永久の詩 〆肴

思い出をありがとう。  
Posted by matsu at 2015年04月17日 01:03
当たり前と言えば当たり前なのでしょうけど、自分の親爺と同世代の著名人達が毎年毎年亡くなって逝きます。

前にお話ししたかも知れませんが、自分の父はジョン・レノンと同い年(日本の学年で言えば1個上)で、一応まだボケてはいませんし、身の周りの事や地元老人会の会長職などはシッカリこなしているものの、日頃の言動にはやはり老いと言うか耄碌と言うか、そんなものを感じ不安になります。

本人には悪いが、こちらにも都合があるので(笑)ボケたり要介護状態になるのは、もうあと10年後ぐらいまで延ばしてもらいたいってのが正直なところ。
こればっかりは天命ですから、如何ともしがたいですけど。

それを思えば、父やジョンと2歳違いのポール・マッカートニーは、ある意味奇跡です。
病気で倒れても、斃れそうな雰囲気は絶対に出さない。
また来日するんですよね?
Posted by 鬼若子 at 2015年04月17日 04:46
guitarbirdさん、こんにちは。


この映画、確か近くの映画館でやっていたと思いました。
でも、上映情報を知らずにいて。
なぜか、ふだんはそんなに上映情報をチェックしない主人がその時に限って教えてくれて「好きそうな映画をやっているよ。」と。
それを知ったのが上映最終日だったか、その前日で。 行けませんでした。
それから、タイトルも忘れてしまって。
はて、何の映画だったかと。
記事を拝読し、たしかこのような内容だったと・・・一致しました。
これです、これ。
見てみたいです。

そういえば・・自分のブログでも少しカントリーについて(数行ほどしか、ですが)触れたばかりですが。 
アメリカから買ってきたCDの一部としてレイナード・スキナードのジャケット写真を載せたばかりでした。
彼らともゆかりがあったのですね。
これも私にとってのちょっとした偶然です。
ここでまた知ることになり。

パーシー・スレッジは闘病中だったのですか。
また素敵な歌声がこの世から・・。
でも作品は永遠に残りますものね。
ご冥福をお祈りします。
Posted by はるちゃん at 2015年04月17日 11:07
ぽちわかやさん、こんばんわ
パーシー・スレッジは珍しくベスト盤を持っておらず、
割と最近この曲が入ったアルバムを初めて買いました。
それまではどこでこの曲を聴いていたかというと、PLATOONの
サントラで、私にとってソウル入口のようなサントラでした。
私はこんどベスト盤を買ってみようと思います。
名前を挙げられている曲を聴いたことがないので。

パーシー・スレッジはソウルの優しい面を伸ばした人かもしれない。
"sweet"ではなく、"tender"、かな。

ぽちわかやさんのマスル・ショールズの3枚ですが、
ダン・ペンはそのうち買います。
もう私の心のわだかまりもなくなったので。
ボズ・スキャッグスはオリジナルと1976年リミックスの
2枚組をつい最近買ったばかりでしたが、リミックスではない方も
古いCDより音が大きく聴きやすくなっていてよかったです。
3つ目のはアーティストの名前も知らなかったです。
ブルー・アイド・ソウルなのですね。

ちなみに私は昨日から自分のこの記事を見る度に、ディランの
Gotta Serve Somebodyが頭の中に流れてきます。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2015年04月17日 20:44
matsuさん、こんばんわ
お近くであればDVDをお貸しできたのですが・・・(笑)。

私は歌わない人間なので、matsuさんが書かれていることは
想像するしかないのですが(というかできない)、大変なのですね。
でも、実感がこもっているお言葉だと思いました。

パーシー・スレッジは、なんだろう、データ的にいえば
一発屋なのかもしれないけれど、それ以上の輝きがありますね。
「ソウル」という言葉の要素がすべてこの1曲に詰まっている。

俳句も好調ですね。
私にはまるで思いつかない世界だなあ、と、思いましたが、
吉田類さんの番組で読まれる俳句をみていても、
やっぱり私とは世界が違うんだなあ、と最近よく思います。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2015年04月17日 20:56
鬼若子さん、こんばんわ
お父様はまだお元気でご活躍されているのですね。
文章を読んで、小林克也さんを思い出しました。
今でもお元気で番組やっていますが、でもやっぱり、昔を知っている
者から見ると、滑舌が悪くなったなあと思わざるを得ないですね。
でも、それ以上の元気さを感じます。

あと最近感心したのはケーシー高峰です。
「笑点」に出ていて、80歳になったと自分で言っていたのですが、
ええっ、80歳、ほんと、と。
髪は染めているのかもしれないけれど、滑舌はいいし、動きも
年齢以上を感じさせるし、相変わらずあんなネタやってるし(笑)。
最近ますます見るのが楽しみになっています。

お父様はこれからも元気でおられるよう願っております。

ポールもそうですね、確かに、昨年来日して病気で入院しても、
まさか・・・とまでは思わない、きっと大丈夫だろうと思わされる
何かがあったことを思い出しました。
ポールはもう来週、大阪からコンサート始まりますよ。

ちなみに今日は私の父の命日なのでした。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2015年04月17日 22:00
はるちゃんさん、こんばんわ
この映画は公開時に気に留めていたのですね。
記事で書くのを忘れましたが、これは特にソウルが好きとか
ではなくても、普遍的によさが伝わるものだと思います。
ちなみに私はもう15年以上劇場で映画を観ておらず、
DVDがいつ出るか、という観点になっています(笑)。
これは劇場公開時からDVD買おうと思っていました。

カントリーはご自身のBLOGでも触れるようになったのですね。
すっかりカントリーが生活に入ってきていますね。
レイナード・スキナードは、歴史のifで、もしマスル・ショールズから
デビューしていたらまた違ったかもしれない、と思いました。

パーシー・スレッジは闘病生活の資金を作るために音楽仲間が
コンサートを開いたということで、人望が厚い人だったようで。
この映画の話でそう思ったばかりだったので、あまりにも急でした。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2015年04月17日 22:15
ギタバさん、今夜もパーシー聴いてます。
おっしゃるとおり彼のtenderで其処はかとなくsadな
味わいがクセになってきましたよ。
オーティス・クレイのような熱さも、O.V.ライトみたいな
ドス黒さもないところがかえってええ意味で
胃凭れせんのでいいんだなぁ。
ああっ、ドニー・フリッツ作Rainbow Roadに
リッチー・ヒューレイのKind Womanそして
ダン・ペンのIt Tears Me Upもじわっと沁みてくるなぁ。
Posted by ぽちわかや at 2015年04月18日 01:15
ぽちわかやさん、おはようございます
昨日は実はそのようなわけ=父の命日だったので、
父が好きだったベニー・グッドマン聴いていました。

パーシー・スレッジは次にCD買う機会にベスト盤を買います。
"tender"で"sad"というのは、誰かといるよりはひとりのほうが
似合う、という感じもするなあ、と今読んで思いました。
いい意味で胃もたれしないというのはそうですね。
あくまでもポップなソウル、ディープではない、ということで、
だから歌手としてはあのような言い方をされるのかな、とも。

ところでダン・ペンですが昨日Amazonで見たところ、新品が
流通しておらず、中古が万単位でした・・・
人気があるのだなと思いましたが、これは早く国内盤を
出してもらいたいものです。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2015年04月18日 08:52
guitarbird さん、こんにちは。

「When A Man Loves A Woman」はguitarbird さんが別ブログでベット・ミドラーをご紹介された時に、興味を持ってベット・ミドラーのベストを買いました。その中にこの曲のカヴァーが入っていて、「凄い情感が入ってるな~」と思って聴いていました。
ベット・ミドラーのバージョンも凄いですが、先ほどYoutube でパーシー・スレッジのオリジナル自体も、初めてそれと意識して聴きましたが、あらためて聴いてみて元々凄かったのが分かりました。
Posted by masaki at 2015年04月19日 17:30
masakiさん、こんばんわ
私のBLOGを読んでベット・ミドラーにご興味を持っていただき、
ベスト盤を買われたのは嬉しいです、ありがとうございます。
それは確か映画The Roseのサントラに入っていて、
そのお話を読んで久しぶりにサントラ聴きたくなりました。
この曲のすごさは、もう人間の域を超えていますよね。
曲も、歌も何もかも、「天使」の1曲ですね、これは。

ベット・ミドラーといえば、その買われたベスト盤に入っているか
分からないですが、Night And Dayという曲が好きです。
もちろんThe Rose、その2曲がいちばん好きかな。
あとFrom A Distanceもいい、それから...Wingsも。
あとベタだけどIn My Lifeのカヴァーもロッドと並ぶくらいに好きです。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2015年04月19日 19:49
guitarbird さん、再びです。

そのベット・ミドラーのベスト盤は「Best Bette」という、アメリカの荒野の角ばった岩山(?)をバックにスーツケースに腰かけてヒッチハイクをしているジャケットのCDです。
仰られたFrom A Distance, The Rose, ~Wings, ストーンズのBeast Of Burdenのカヴァーなど19曲入りですが、The Rose, ~Wingsは勿論、From A Distanceも、確かにジワジワとくる感じの名曲ですね。
そのベスト盤の他の収録曲も気に入っています。
Night And Day, In My Life は残念ながら入っておりませんが、今度他のCDを捜して聴いてみますね。
ご紹介ありがとうございました。
Posted by masaki at 2015年04月19日 22:39
masakiさん、おはようございます
そのベスト盤は家にもありますが、曲目は覚えていませんでした。
From A DistanceはグラミーのSong of the Yearを獲得していて、
...Wingsと2年連続でしたが当時は波に乗っていたわけですね。
From...とNight And Dayは私が大学生の頃に出たアルバム
SOME PEOPLE'S LIVESに入っていますが、そのアルバムが
1990年代で何番目かというくらいに大好きなアルバムです。
...Wingsの勢いに乗って出たアルバムで私も当時とっても
期待して買って聴いたら期待以上によかったという思い出もあります。
期待以上によかった、というアルバムは私の人生でもそれほど
多くはない、そんな1枚です、と、長い余談でした(笑)。。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2015年04月20日 07:46
guitarbirdさん、おはようございます。

カントリー・・・ 一応補足を。(笑)
書く、なんてレベルに達してはいないので・・ただ、単語として最近出しただけ、なんです。
お恥ずかしいレベルの会話ですみません。
「すっかりカントリーが生活に入ってきていますね」 と書いて下さっていたので、慌てて訂正を、と思って書き始めましたが・・。
でも考えるとウソではないな、と。 
微々たることしか触れていない、というか今回カントリーの文字を出したのは、昨年アメリカで買ったDoobie Brothersのアルバムがカントリー界の方々をフューチャリングしたカバーアルバムだったのですが、そのことを1行書いただけ、だったんです。
そしてアメリカから帰ってからの方が、より、アメリカの空気に触発されてカントリーを聴きたいと思うようになりました。
なので、確かに「生活に入ってきている」のだな、と思います。
本当に微小なレベルではありますが。
あとはその時の記事を書いた数日前にエアロのStevenがカントリーのアルバムを作る契約書にサインをした写真を見たので・・これもご縁かな、なんて嬉しく感じていました。
もとよりStevenはブルース・ハープを奏でたりもしてきたので、演奏面も入るのかしら、素敵なものが出来るのではないかと期待しています。

ではまた~!
Posted by はるちゃん at 2015年04月20日 09:56
はるちゃんさん、こんにちわ
そうですねカントリーはアメリカのロックを聴くとそこかしこに
転がっているものではありますよね。
ヴァン・ヘイレンのFinish What Ya Startedもそうですが、
あれを最初に聴いた時は、あのヴァン・ヘイレンが
カントリーっぽいことやっていると驚いたものでした。
カントリーっぽい曲で有名なのはポイズンのあの曲でしょうね。
ガンズだってミニアルバムはそれっぽい曲ばかりだったし。

あとスティーヴン・タイラーの話でそれは知らなかったですが、
確かに以前エアロスミスはブルーズっぽいアルバムも出していたし、
私が彼らでいちばん好きなRag Dollはカントリーブルーズっぽいし、
ハンク・ウィリアムズを聴くと「なんとかブルーズ」という曲が多くて、
その辺でつながっている部分もあるので当然なのでしょうね。
スティーヴン・タイラーのそれは多分弟が買うと思いますが(笑)、
楽しそうですね。

アメリカで言うカントリーって、私が思うに、音楽形態ではなく、
イデオロギー的なものが大きいような気がします。
子どもがロックを聴くと怒られるけど、カントリーなら怒られないとか・・・

ドゥービーのそれは私も買いましたが、でも私の場合は、
誰が参加している、より、歌の良さが強く印象に残りました(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2015年04月20日 12:19
ギタバさん、まいどです。
春の嵐もひとしきり吹き去り、今夜はまったりと
アラバマはフローレンス生まれのDonnie Frittsさんの
Prone To Lean(1974)を味わっております。
ドニー兄貴ははっきりいって歌下手っぴやけど
やたらあったかいんです。
そしてバッキングはばっちばちのマッスル・ショールズなのが
まったくもっていい塩梅でありつつも、訳詞を
久方ぶりに眺めればこれまた泣ける歌のオンパレードでした。
パーシーさんのRainbow Roadにブランドはんが
唄うヴァージョンも素晴らしいんやけど、なぜか
ドニーさんの情けなさげなYou're Gonna Love Yourself~
には毎度泣かされるなぁ、もうイントロのピアノにオルガンが
絡むところで涙腺が緩んじゃうオヤジでんがにゃ。
Posted by ぽちわかや at 2015年04月21日 00:58
ぽちわかやさん、おはようございます
ドニー・フリッツは名前をどこかで聞いたことがあるくらいかな
という感じでしたが、詳しいお話をありがとうございます。
名前がなんとなくNFLの選手っぽいな、と思いましたが、
実際は「泣ける」「情けない」のですね(笑)。
でもそういうのはいかにも「味わう」という感じがします。

私は先週の「笑う」を観てすぐにジョー・テックス注文しました。
JBのライバルと言われていたという説明でまずぐっときて、
見ると予想を超えてカッコよくて、顔だけみるともっとストレイトな
歌手だと思っていたので余計に。
観終って(日曜に録画でしたが)すぐにAmazonで見ると、
まさに今週、3枚組の編集盤が出るので即注文でした。
観てから注文するまでの最短記録樹立だと思います(笑)。
届くのが楽しみです。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2015年04月21日 07:29

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『黄金のメロディ マスル・ショールズ』 そしてパーシー・スレッジ