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2013年02月24日

ジョージ・ハリスンの僕が好きな10曲

01
ジョージ・ハリスンの僕が好きな10曲

2月25日はジョージ・ハリスンの誕生日

今年で69歳、生きていれば。

今日は、ジョージ・ハリスンの僕が好きな10曲を話します。

ほんとは12曲にしたかったのですが、前に同様の記事を上げた
ポール・マッカートニーを10曲にしており、ジョージを12曲では
不公平になるので(笑)、渋々10曲に絞りました。

長いので早速行きます。

02
ジョージ・ハリスンの僕が好きな10曲

1位:All Those Years Ago
SOMEWHERE IN ENGLAND
ジョン・レノン追悼の歌で、リンゴ・スターとポール・マッカートニーの
3人が、解散後初めて「一堂に会した」として話題になりました。
実際は、ポールとリンダ・マッカートニーのコーラスはオーバーダブ
されたもので会ってはいないのですが、レコード会社としては
そうしたかったのでしょうね。
写真02のシングル盤は、ビートルズのメンバーのドーナツ盤としては
ジョンのWomanの次に買った思い出の1枚でもあります。
初めて聴いて、テンポが速いのに歌メロがいいことにまず感動しました。
歌詞がまた素晴らしくて、ビートルズやジョンの曲名や歌詞からとった
くだりがあることもだけど、それ以上にジョンへの思いが感じられます。
"We're living in bad dream"とはまさにそうですね、今でも。
ビートルズにはちょっとない感じのサウンド、基本ホンキートンクかな、
エレピの響きが小気味よく、ジョージのスライドギターを生かした
ギターの入れ方もビートルズ時代にはないものでした。
この曲は気持ちが弱い時に聴くと今でも涙が出ますね。
また、この曲には曲が持っている運命のようなものも感じます。
最初はリンゴ・スターのために書き下ろした曲でしたが、
ジョンの報を受け、歌詞を書き換えて追悼の曲としたものです。
リンゴには申し訳ないけど、これだけの素晴らしい曲はやはり、
もっとヒットし聴き継がれてゆく運命にあったのだと思います。
ただし、その運命というのがあまりにも悲しすぎた・・・


2位:That's What It Takes
CLOUD NINE
僕がいちばん好きなジョージのアルバムはCLOUD NINE。
これはその2曲目、ジョージらしい陰りも憂いもある曲であり、
その先にかすかな光明が見え希望が感じられるような曲。
バラードというほどではないミディアムスロウテンポの曲で、
このアルバムの曲はプロデュースを担当したジェフ・リンとの共作が
多いようですが、この曲はジョージが主で作られたのではないかな、
それくらいジョージの癖が出ています。
これはまだほのくらい夜明けの情景を詠み込んだものですが、
僕は朝日を撮る時にきわめてよくこの曲が頭に浮かんできます。
"Each little drop, the dawn of everyday"というくだりは
朝の繊細な空気を感じられるとっても好きなくだりです。
しかしこの曲で、或いはジョージの歌以上に素晴らしいのは、
エンディングのエリック・クラプトンのギターソロでしょう。
歌詞がなくても曲の持つ情感を音で見事に表し切っていて、
僕は、実は、すべてのロックの楽曲で、一応ビートルズは除いて、
いちばん好きなギターソロがこの曲なんです。
自慢じゃないけどもう30年ロックをたくさん聴いてきた中でも
この曲がいちばんと書けば、どれくらい好きかがお分かりになるかと。
僕はエリックとしてもギターソロの名演だと信じているのですが、
エリック側の人はどう思っているのかな。
まあこのアルバムはどの曲が誰と明記されていないので、
エリックじゃない可能性もあるんだけど、やっぱりこれはエリックだな。
この曲は「過ぎ去りし日々」が僕のリアルタイムではなければ
こちらを1位としてた、それくらいにほんとうに大好きな曲です。


3位:Someplace Else
CLOUD NINE
続いて雲9から、ほんとにこのアルバムは大好きです。
一見するとオーソドックスなバラードだけど、メロディの進み方、
気持ちの盛り上げ方などは一癖あってそこがジョージらしい。
メジャーとマイナーの間を行き来するのはジョージの得意技だから。
この曲は、ロッド・スチュワートが大好きでビートルズはそれほど
でもない友達に聴かせたところ、意外にも、いいじゃんと言い、
他に友だち3人にCDを貸したところみんな最初にこの曲が
よかったと挙げていた、うれしい、いい思い出です。
もちろんといか、これも間奏のエリックのギターソロが素晴らしい。


4位:My Sweet Lord
ALL THINGS MUST PASS
ここで初めてリアルタイムではない曲、ジョージの代表曲ですからね。
この曲はマイナーコードで始まっているのに暗く感じなくて、
アコースティック・ギターで弾くと最高に気持ちがいいですね。
ジョージ・ハリスンの来日公演でエリック・クラプトンがこの曲では
アコでコードを切っているだけというなんとも贅沢な演奏でした。
この曲はシフォンズのHe's So Fineの盗作だと訴えられて、
ジョージはそれを認めたのですが、その頃はジョージも音楽業界に
嫌気がさしていて、お金で解決できるのであればそうして
一刻も早く現状から逃れたいと思ってのことでしょうね。


5位:That's The Way It Goes
GONE TROPPO
僕が初めて買ったジョージのアルバムがこれでした。
当時は本人もやる気をなくしレコード会社もろくなプロモーションを
しなかったおかげで、100位にも入らなかったというアルバムだけど、
僕は大好きで、最初から好きでしたし、そしてCDの時代になり
CDを買い直してますます好きになりました。
南国風の暖かくてまろやかな雰囲気の優しい響きの中、
ある男の人生を連作短編小説風にシニカルに読み込んでいますが、
それはとりようによってはジョージ・ハリスン本人のようにも感じます。
いろいろな苦難を乗り越え、世の中なるようにしかならないという
境地にたどり着き、すべてを許してしまったかのような包容力がある
この曲を聴くと、こちらまで穏やかな気持ちにさせられます。
後に出たジョージのDark Horse時代のベスト盤に収録されていて、
僕は自分の耳が正しかったんだと妙にうれしかったものでした。
ジョージのギタープレイはもはや職人芸の域に達していて、
サウンド作りともどもそこはもっと評価されていいと僕は思います。


03
ジョージ・ハリスンの僕が好きな10曲

6位:Looking For My Love
BRAINWASHED BY GEORGE HARRISON
ジェフ・リンが尽力して作り上げたジョージの遺作から。
この曲はBメロで歌メロがホップしていてそこを歌うと気持ちがいい。
最後のアルバムはジョージの声がだいぶ苦しそうなんだけど、
無理なく歌える曲をジェフ・リンと一緒に作っていったのでしょうね。


7位:What Is Life
ALL THINGS MUST PASS
ATMPから2曲目。
この曲はもちろん元々好きでしたが、サイモン&ガーファンクルの
札幌ドーム公演でコンサートが終わって客電がついてから
会場にずっと流れていたのを聴いてますます好きになりました。
確かにジョージとポール・サイモンは共演したことはあるけど、
でもS&Gでもポール・サイモンでもアーティでもなくどうして
ジョージの曲が選ばれたのかと最初は思ったけど、
出口に向かって口ずさみながら歩いて、うまくは言えないんだけど、
それがなんとなく分かりました。
コンサートの余韻にひたりながら歩いてこの曲を聴いているうちに
すべてがいい思い出に変わった、そんな感じを受けました。
ジョージはギターリフを作るのが上手くて、ATMPではこの曲や
Wah-Wahなどで思わずギターを手に取りたくなるリフが聴けます。
そしてこれ、なんとなくSomethingの続編という感じもするかな(笑)。


8位
Give Me Love (Give Me Peace On Earth)
LIVING IN THE MATERIAL WORLD
ジョージ・ハリスンは3曲のNo.1ヒットがありこれはその2曲目。
でも、今の、というか僕が初めて聴いた1987年頃の感覚では、
これが1位になったというのは不思議でした。
確かにいい曲だけど、じわっと良さが広がるタイプの曲だから。
でもその後いろいろ音楽を聴いてきて分かったのは、この当時は
シンガーソングライターの時代で、胸倉を掴まれるような派手な曲
ではなく、「じわっと系」の曲が時代の音だったと分かり漸く納得。
ジョージはシンガーソングライターの大親分の有能な付き人、
みたいな感覚で世の中に捉えられていたのでしょうね(笑)。
この曲にはビートルマニアにはとっても美しい話がありまして、
この前にNo.1を続けていたのがポール・マッカートニー&ウィングス
のMy Loveで、ビートルズのメンバー同士でNo.1バトンが受け渡された
ということになりますが、そうした例は後にも先にもこの時のみでした。
東京ドーム公演でも演奏されたのは、意外なようで納得のようで、
でも僕はうれしかった。
なんて書いてみて、やっぱり歌メロのつかみはいいかな、この曲は。


9位:Love Comes To Everyone
GEORGE HARRISON
ジョージは裁判で負け、レコード会社を移籍し、新しい奥さんを迎え、
再出発した第2弾のこのアルバムの頃はようやく心境穏やかになり、
制作意欲も再び高まり、穏やかで充実した音を聴かせてくれます。
アルバムタイトルが自分の名前であるのも、このアルバムに対する
ジョージらしい少し控えめな自信のほどがうかがえます。
サウンドがいわゆるAORっぽい感じがするんだけど、ジョージも
前のアルバムでPure Smokeyとスモーキー・ロビンソンに捧げる
曲を書いているように、時代に合わせたというよりは、年を取って
自然とこうしたまろやかな音になっていったのでしょうね。
ほんとうに穏やかで余情的な素晴らしい歌。
ジョージの死後にエリック・クラプトンが自らのアルバムでカバーし
ジョージへの思いを表していたのは感動しました。


10位:Fish On The Sand
CLOUD NINE
もう1曲雲9から、この曲には苦い思い出がありまして。
1991年の日本ツアーでは、横浜公演でこの曲が演奏されたと、
ラジオか何かの情報を知人からまた聞きし、大好きなアルバムの
シングル曲ではないこの曲を演奏するのかと期待していたところ、
僕が行った東京ドーム公演では演奏されなくて残念。
演奏したのはその横浜だけだったという話ですが、やはりというか
あまり受けなかったのかな・・・
横浜公演は行こうと思えば行けたので今でも後悔していたり。
曲はアップテンポのマイナー調の曲で、タイトな演奏の中に、
ジョージらしい陰りが最高潮に発揮されている曲。
一度しかない中間部の歌メロの戻し方がともすれば強引だけど、
それができてしまうのもジョージならではで、曲作りにおいて
ジョージの才能もかなりのものだったと今にして思いますね。
曲の終わらせ方も、歌メロ、演奏ともにとってもいい。
ああ、それにしても横浜は遠かった、か(笑)。

04
ジョージ・ハリスンの僕が好きな10曲

いかがでしたか!

10曲と言いながら少しだけ触れるずるい手をまた使いますが(笑)、
最後まで悩んだ2曲のうちの1曲がGot My Mind Set On Youで、
これは80年代ソングスで紹介したのでここでは落としていいかと。
もう1曲がIf Not For You、ATMPに入ったボブ・ディランの曲で、
歌詞の中に"Robin"が出てきたりとよく口ずさむ曲です。

ジョージはところで、EMI時代の2枚のアルバム、
DARK HORSEとEXTRA TEXTUREのみ、
まだリマスター盤もリイシュー盤も出ていないのですが、
もういい加減そろそろ出してほしいですね。

ジョージ・ハリスンといえば、トラヴェリング・ウィルベリーズ
での活動も忘れてはならないですが、でも今回はあえて
ジョージ・ハリスンだけの話としました。
ジョージが歌う中ではHeading For The Lightなんて
カッコいいんだけどなぁ・・・あ、やっぱり話してしまった(笑)。
ウィルベリーズについてはこちらの記事をご覧ください。

ジョージの音楽は、人間性が先にあって音楽が成り立っている、
そんな感じがしますが、ともすれば、あれだけの成功を収めた
グループの人だったことが信じられないくらいの穏やかな世界です。


05
ジョージ・ハリスンの僕が好きな10曲

それにしても今朝の雪は重たかった(笑)。

そろそろ春が近づいているということなのでしょうけど、
朝起きてそこまで積もっているとは、予想外でした。

今朝は散歩についてきたポーラなのでした。








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Posted by guitarbird at 19:54 │George&Ringo

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