2013年04月27日
ギブソン レス・ポール:中古ギター情報とCDジャケット集
00
今日は、ギブソン レス・ポールの話題をまとめました。
◇
昨日、久しぶりに、
家の近くのいつもの中古楽器店をのぞいてみたところ、
これがありました。
01
Gibson Les Paul Standard 128,000円
1993年製、ハニーバースト
ヘッドのトラスロッドのカバーにStandardの文字が入っています。
なかなか渋い色ですね。
少し古いので、値段も安めです。
ただ、自分が買うとすれば、どうかな、
敢えて選びはしない色かなぁ・・・
次は
02
Fender Japan Telecaster 70s 46,000円
3弦と4弦のストリングガイドもある70sモデル。
僕はかつて、
同じタイプの86年製のテレをここで買いましたが、
これは、それより2万円くらい高いのは、
僕が買ったものより上級モデルなのでしょう。
確かに、僕のテレはボディが3枚合わせの板なのが、
これは、近寄ってみたところ、2枚合わせの板でした。
それとこれはボディの材がアルダーに見えました。
1984年製、材も作りも、
今のものとは比べものにならないほど優れているはず。
いいなぁ。
ただ、同じようなものを既に持っているからなぁ・・・
さらに奥にもまだ2本
03
左はトーカイのセミアコのコピーモデルですが、
これ自体が作りも音もよいのでしょう、
69,000円、結構ないい値段です。
右はギブソンのレス・ポールですが、
売約済みなのか、値札が裏返しになっていました。
そうか、同時期に2本もレス・ポールがあったんだな。
ちなみに僕は、
かつてはこのチェリー・サンバーストが欲しかったのですが、
今は、そうでもないかな、という感じです。
じゃあいったい、僕は、どんな色が好きなんだろう・・・(笑)・・・
このお店はほんと、見るだけでも楽しいなぁ。
またの入荷を、お待ちしております(笑)。
◇
後半は、レス・ポールが2本あったことを記念して、
レス・ポールが写っているCDジャケット
これいきます!
ここでは14枚紹介します。
なお、はっきりそうだと分かるものだけを拾いましたが、
小さかったり、後ろ姿だったり、角度的に見えないなど、
これは怪しい、いや惜しい、というものも結構ありました。
◎CD01A
STILL GOT THE BLUES Gary Moore (1990)
レス・ポール使いの名手といえば、ゲイリー・ムーア。
もはや名盤といっていいこのブルーズ・アルバム。
CD01B
これ、Aの表が少年時代、Bの裏が今、という設定で、
どちらもレス・ポールが写っています。
なお、このアルバムの記事はこちらへどうぞ。
◎CD02
AFTER HOURS Gary Moore (1992)
ゲイリー・ムーアが続きます。
前作の好評を受けて作られたブルーズ路線第2弾。
これが、「柳の下の泥鰌」とタカをくくってはいけない快作、
聴きやすさはある意味前作以上ともいえます。
◎CD3
THE BEST OF PETER GREEN'S FLEETWOOD MAC
そのゲイリーが敬愛するギタリスト、ピーター・グリーン。
これは、フリートウッド・マックが「英国ブルーズバンド」だった
1960年代後半からのピーター在籍時の音源を集めたベスト盤。
おお、あの、ゲイリーも手にしたという
伝説のレス・ポールも写ってる!
◎CD4
SUPER SESSION
Mike Bloomfield, Al Kooper, Steve Stills (1968)
右上のマイク・ブルームフィールドがレス・ポールを持っています。
でも・・・僕にはこれ、
アル・クーパーとスティーヴ(ン)・スティルスがいるから
持っている、という以上のものではありません・・・
マイクのレス・ポールも、今回初めて知りましたし。
◎CD5
RAGGED GLORY Neil Young + Crazy Horse (1990)
ビグスビィのアームをつけてぐいぐいと弾きまくる。
「改造レス・ポール」といえば、新譜が出たばかりのニール・ヤング。
でも、ジャケットにそれがはっきりと写ったものはなく、
これが、いちばんよく分かるかな・・・影になっていますが・・・
またこれ、左にいるクレイジー・ホースのギタリストも
レス・ポールを持っているので、これを選びました。
ちなみにこれ、僕が初めて買って聴いたニール・ヤングで、
世間の評価はどうか分からないですが、
僕は大好きで、とても愛着がある1枚です。
◎CD6
GET YER YA-YA'S OUT The Rolling Stones (1970)
ジャンプするチャーリー・ワッツがいつ見ても楽しい、
ローリング・ストーンズのこのライヴ盤!
しかもよく見ると、チャーリーの左手にはレス・ポールが!
だけどよくよく考えると、レス・ポールって、3kgくらいあるから、
しかも右手にもギターを持っているから、撮影が大変そう・・・
チャーリーは腕力が強いのかな(笑)。
◎CD7
FRAMPTON COMES ALIVE Peter Frampton (1976)
この中でいちばん売れたのはきっと、ピーター・フランプトンのこれ。
LPジャケットは(多分)見開きのダブルジャケットで、
通常は顔の部分だけが見えているのが、
開くとこのようにレス・ポールの部分まで見えるのでしょう。
これはトリプル・ピックアップですね。
なおこれは、デラックス・エディション2枚組CDです。
◎CD8
ALDO NOVA Aldo Nova (1981)
これは弟が持っているのを知らなくて、突然、出てきました(笑)。
よく見ると、左下にも影になった姿が写っていて、
レス・ポールへの思い入れが透けて見えるよう。
音は、軽めの聴きやすいハードロック、
ちょっと歌謡曲っぽい、時代を感じる音・・・
ただ、今回記事を打ちながら聴いてみて、意外と良かったです。
でも、声がちょっと、線が細いかな・・・
余談ですが、僕はこのアルド・ノヴァを、
以前は、「アル・ドノヴァ」だと思い込んでいました。
ドノヴァンの最後のNがないのかな、と・・・
◎CD9
MONEY FOR NOTHING Dire Straits
ダイア・ストレイツの、
1988年、CD化の時代に際してリリースされたベスト盤。
ジャケットのこの写真は、かの有名な
Money For Nothingのビデオクリップのシーンを
そのまま使っているものと思われます。
マーク・ノップラーのフィンガー・ピッキングが、また、いい!
◎CD10
BLOW BY BLOW Jeff Beck (1975)
正直、ジェフ・ベックは、ロッド・スチュワート時代の2枚しか
よく聴いてきていなくて、これもよく分からないんですが、
でも、これは、有名な彼の黒のレス・ポールを持っていて、
ジャケットの「絵」としては、かなり好きな部類に入ります。
ジョージ・マーティンがプロデュースというのもうれしいし、
持っているだけでも満足感が高い1枚ですね(笑)。
◎CD11
PREMONITION John Fogerty (1998)
わが敬愛する偉大なソングライターの一人、ジョン・フォガティ。
これは11年前の、まだまだ元気な姿を見せてくれたライヴ盤。
彼はリッケンバッカーというイメージが強いですが、
レス・ポールはC.C.R.時代から一貫して使ってきているようです。
これは、「ブラック・ビューティー」、レス・ポール・カスタムですね。
しかし最初にこれを見た時僕は、ちょっと違和感があったのと、
「なかなかやるなぁ」と、2つの思いが交錯しました。
余談、ジョン・フォガティは、レス・ポールはこれだけですが、
ギターが写ったジャケットがかなり多きことに気づきました。
◎CD12
SONIC TEMPLE The Cult (1989)
正直、それまではどんな音楽をやっていたのか
(僕には)分からなかったカルトが、
当時は時代の音だったヘヴィメタルに挑戦した意欲作。
これが凄い、ほんとに凄い!
そこら辺の売れ線メタルバンドよりは、ずっとずっと本物。
多分、今回紹介する中で、ここより上のものではいちばん好きです。
いつか機会があればアルバム記事にしたい1枚。
これも「ブラック・ビューティー」、レス・ポール・カスタムですね。
やあ、もっと語りたくなるので、ここはそそくさと終わります(笑)。
◎CD13
LIVE! Bob Marley & The Wailers (1975)
ボブ・マーリーのこのライブ、僕が何かを言う必要もないですね。
このNo Woman, No Cryを聴いて感動しない人って・・・
それはともかく、ここでボブが持っているのは、
レス・ポール・スペシャル。
冒頭でハウが弾く真似をしている(笑)、僕のギターと同じモデル。
そのことは僕が買った後で知ったのですが、それを知って僕は、
自分のそのギターへの愛着が湧いてきました。
じゃあ、それまでは愛着がなかったのかと言われると・・・
詳しいことは、次のCDの中で話します。
なお、このモデルはピックアップがP-90というタイプで、
通常のレス・ポールのハムバッキングではないものなのですが、
それがあの、レゲェの「カッ、カッ」という
小気味よいカッティングの音に生きるのでしょう。
それと、スペシャルといっても実は、通常のものよりも
価格設定が安い「スチューデント・モデル」で、
普通のレス・ポールはマホガニーのボディの上に
メイプルの板がトップ材として使われていますが、
これはマホガニーのボディそのままです。
◎CD14
LIVE IN NEW YORK CITY John Lennon (1986)
1972年にマディソン・スクエア・ガーデンで行われた
「ワン・トゥ・ワン・コンサート」のライヴ盤。
いきなりですが、東京にいた頃、僕は、この映像版を観ていて、
突然、ジョン・レノンが使っていたレス・ポールが欲しくなり、
仕事の昼休みに、近くのギター屋さんに飛び込みました。
職場は神田神保町で、近くにギター屋さんがたくさんあります。
ジョンがそこで使っていたのは、
「レス・ポール・ジュニア.」のシングル・カッタウェイのもの。
最初に入った店にそれと同じモデルがなくて、
店員さんに聞いたところ、今は入荷していないと言われました。
そこで引き下がればよかったのですが、
その店員さん、今井さんという人でしたが(笑)、
お話が面白くて、いつの間にか雑談モードに入っていました。
その中でいろいろなギターを見ているうちに、
目に留まったのが、上記のスペシャルでした。
話を聞くと、これはお勧めだと今井さんに言われました。
僕は、ジョンと同じものがないと分かった時点で、
半ばどうでもいい気持になっていたし(笑)、
そもそも買うつもりではいたので、その気持ちを満たしたく、
試奏をした上で、買ってしまいました・・・
僕が初めて買ったGibsonだったので、
最初のうちはうれしかったのですが、でも、少し経って、
ジョンと同じじゃないし、同じものを使っている人もいないしで、
なぜ買ったのだろうと、少しだけ後悔のような念が起こりました。
そんな中で、かのボブ・マーリーが同じのを使っていたと知って、
ああ、よかった、と思ったのでした(笑)。
このギターは確かに当たりだったようですし、
いつも手が届くところに置いてあって、今でもよく弾いています。
最後はちょっと長くなりましたが、そんなわけで、
ジョン・レノンと同じギターを買ったはずが、
実はボブ・マーリーだった・・・
というお話でした(笑)。
でも、今ふと思いました・・・
このジャケットでジョンが持っているレス・ポールには、
ピックアップ切り替えのスイッチが写っているのが見えます。
僕が映像で観たのは、確か、ジュニアだったのですが、
ジュニアはピックアップが1つで、スイッチがありません。
このコンサートは何回か行われていて、
その時によって、あるいは曲によって、
ジョンが使っていたギターが違うのかな・・・
そして、そうだとすれば、このジャケットで持っているのは、
僕のと同じ、レス・ポール・スペシャルか・・・
あ、そうだよきっと、だって、ジョンのこのギター、
フレットのポジションマークがドット式のやつで、
スペシャルと同じ、普通のとは違うもん!
やっぱり、これを買ってよかったんだ!
と、最後は興奮状態になってしまいましたが(笑)、
今度、きちんと調べてみたいと思います。
000
レス・ポールを使っている人・バンドは、
レッド・ツェッペリン、元ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュ等、
枚挙にいとまがないというのはまさにこのことですが、
ジャケットに写っているというのは、意外と少なかったです。
ストラトキャスターは結構あるのですが、
それはまたいずれ特集したいと思います。
今日は、ギブソン レス・ポールの話題をまとめました。
◇
昨日、久しぶりに、
家の近くのいつもの中古楽器店をのぞいてみたところ、
これがありました。
01
Gibson Les Paul Standard 128,000円
1993年製、ハニーバースト
ヘッドのトラスロッドのカバーにStandardの文字が入っています。
なかなか渋い色ですね。
少し古いので、値段も安めです。
ただ、自分が買うとすれば、どうかな、
敢えて選びはしない色かなぁ・・・
次は
02
Fender Japan Telecaster 70s 46,000円
3弦と4弦のストリングガイドもある70sモデル。
僕はかつて、
同じタイプの86年製のテレをここで買いましたが、
これは、それより2万円くらい高いのは、
僕が買ったものより上級モデルなのでしょう。
確かに、僕のテレはボディが3枚合わせの板なのが、
これは、近寄ってみたところ、2枚合わせの板でした。
それとこれはボディの材がアルダーに見えました。
1984年製、材も作りも、
今のものとは比べものにならないほど優れているはず。
いいなぁ。
ただ、同じようなものを既に持っているからなぁ・・・
さらに奥にもまだ2本
03
左はトーカイのセミアコのコピーモデルですが、
これ自体が作りも音もよいのでしょう、
69,000円、結構ないい値段です。
右はギブソンのレス・ポールですが、
売約済みなのか、値札が裏返しになっていました。
そうか、同時期に2本もレス・ポールがあったんだな。
ちなみに僕は、
かつてはこのチェリー・サンバーストが欲しかったのですが、
今は、そうでもないかな、という感じです。
じゃあいったい、僕は、どんな色が好きなんだろう・・・(笑)・・・
このお店はほんと、見るだけでも楽しいなぁ。
またの入荷を、お待ちしております(笑)。
◇
後半は、レス・ポールが2本あったことを記念して、
レス・ポールが写っているCDジャケット
これいきます!
ここでは14枚紹介します。
なお、はっきりそうだと分かるものだけを拾いましたが、
小さかったり、後ろ姿だったり、角度的に見えないなど、
これは怪しい、いや惜しい、というものも結構ありました。
◎CD01A
STILL GOT THE BLUES Gary Moore (1990)
レス・ポール使いの名手といえば、ゲイリー・ムーア。
もはや名盤といっていいこのブルーズ・アルバム。
CD01B
これ、Aの表が少年時代、Bの裏が今、という設定で、
どちらもレス・ポールが写っています。
なお、このアルバムの記事はこちらへどうぞ。
◎CD02
AFTER HOURS Gary Moore (1992)
ゲイリー・ムーアが続きます。
前作の好評を受けて作られたブルーズ路線第2弾。
これが、「柳の下の泥鰌」とタカをくくってはいけない快作、
聴きやすさはある意味前作以上ともいえます。
◎CD3
THE BEST OF PETER GREEN'S FLEETWOOD MAC
そのゲイリーが敬愛するギタリスト、ピーター・グリーン。
これは、フリートウッド・マックが「英国ブルーズバンド」だった
1960年代後半からのピーター在籍時の音源を集めたベスト盤。
おお、あの、ゲイリーも手にしたという
伝説のレス・ポールも写ってる!
◎CD4
SUPER SESSION
Mike Bloomfield, Al Kooper, Steve Stills (1968)
右上のマイク・ブルームフィールドがレス・ポールを持っています。
でも・・・僕にはこれ、
アル・クーパーとスティーヴ(ン)・スティルスがいるから
持っている、という以上のものではありません・・・
マイクのレス・ポールも、今回初めて知りましたし。
◎CD5
RAGGED GLORY Neil Young + Crazy Horse (1990)
ビグスビィのアームをつけてぐいぐいと弾きまくる。
「改造レス・ポール」といえば、新譜が出たばかりのニール・ヤング。
でも、ジャケットにそれがはっきりと写ったものはなく、
これが、いちばんよく分かるかな・・・影になっていますが・・・
またこれ、左にいるクレイジー・ホースのギタリストも
レス・ポールを持っているので、これを選びました。
ちなみにこれ、僕が初めて買って聴いたニール・ヤングで、
世間の評価はどうか分からないですが、
僕は大好きで、とても愛着がある1枚です。
◎CD6
GET YER YA-YA'S OUT The Rolling Stones (1970)
ジャンプするチャーリー・ワッツがいつ見ても楽しい、
ローリング・ストーンズのこのライヴ盤!
しかもよく見ると、チャーリーの左手にはレス・ポールが!
だけどよくよく考えると、レス・ポールって、3kgくらいあるから、
しかも右手にもギターを持っているから、撮影が大変そう・・・
チャーリーは腕力が強いのかな(笑)。
◎CD7
FRAMPTON COMES ALIVE Peter Frampton (1976)
この中でいちばん売れたのはきっと、ピーター・フランプトンのこれ。
LPジャケットは(多分)見開きのダブルジャケットで、
通常は顔の部分だけが見えているのが、
開くとこのようにレス・ポールの部分まで見えるのでしょう。
これはトリプル・ピックアップですね。
なおこれは、デラックス・エディション2枚組CDです。
◎CD8
ALDO NOVA Aldo Nova (1981)
これは弟が持っているのを知らなくて、突然、出てきました(笑)。
よく見ると、左下にも影になった姿が写っていて、
レス・ポールへの思い入れが透けて見えるよう。
音は、軽めの聴きやすいハードロック、
ちょっと歌謡曲っぽい、時代を感じる音・・・
ただ、今回記事を打ちながら聴いてみて、意外と良かったです。
でも、声がちょっと、線が細いかな・・・
余談ですが、僕はこのアルド・ノヴァを、
以前は、「アル・ドノヴァ」だと思い込んでいました。
ドノヴァンの最後のNがないのかな、と・・・
◎CD9
MONEY FOR NOTHING Dire Straits
ダイア・ストレイツの、
1988年、CD化の時代に際してリリースされたベスト盤。
ジャケットのこの写真は、かの有名な
Money For Nothingのビデオクリップのシーンを
そのまま使っているものと思われます。
マーク・ノップラーのフィンガー・ピッキングが、また、いい!
◎CD10
BLOW BY BLOW Jeff Beck (1975)
正直、ジェフ・ベックは、ロッド・スチュワート時代の2枚しか
よく聴いてきていなくて、これもよく分からないんですが、
でも、これは、有名な彼の黒のレス・ポールを持っていて、
ジャケットの「絵」としては、かなり好きな部類に入ります。
ジョージ・マーティンがプロデュースというのもうれしいし、
持っているだけでも満足感が高い1枚ですね(笑)。
◎CD11
PREMONITION John Fogerty (1998)
わが敬愛する偉大なソングライターの一人、ジョン・フォガティ。
これは11年前の、まだまだ元気な姿を見せてくれたライヴ盤。
彼はリッケンバッカーというイメージが強いですが、
レス・ポールはC.C.R.時代から一貫して使ってきているようです。
これは、「ブラック・ビューティー」、レス・ポール・カスタムですね。
しかし最初にこれを見た時僕は、ちょっと違和感があったのと、
「なかなかやるなぁ」と、2つの思いが交錯しました。
余談、ジョン・フォガティは、レス・ポールはこれだけですが、
ギターが写ったジャケットがかなり多きことに気づきました。
◎CD12
SONIC TEMPLE The Cult (1989)
正直、それまではどんな音楽をやっていたのか
(僕には)分からなかったカルトが、
当時は時代の音だったヘヴィメタルに挑戦した意欲作。
これが凄い、ほんとに凄い!
そこら辺の売れ線メタルバンドよりは、ずっとずっと本物。
多分、今回紹介する中で、ここより上のものではいちばん好きです。
いつか機会があればアルバム記事にしたい1枚。
これも「ブラック・ビューティー」、レス・ポール・カスタムですね。
やあ、もっと語りたくなるので、ここはそそくさと終わります(笑)。
◎CD13
LIVE! Bob Marley & The Wailers (1975)
ボブ・マーリーのこのライブ、僕が何かを言う必要もないですね。
このNo Woman, No Cryを聴いて感動しない人って・・・
それはともかく、ここでボブが持っているのは、
レス・ポール・スペシャル。
冒頭でハウが弾く真似をしている(笑)、僕のギターと同じモデル。
そのことは僕が買った後で知ったのですが、それを知って僕は、
自分のそのギターへの愛着が湧いてきました。
じゃあ、それまでは愛着がなかったのかと言われると・・・
詳しいことは、次のCDの中で話します。
なお、このモデルはピックアップがP-90というタイプで、
通常のレス・ポールのハムバッキングではないものなのですが、
それがあの、レゲェの「カッ、カッ」という
小気味よいカッティングの音に生きるのでしょう。
それと、スペシャルといっても実は、通常のものよりも
価格設定が安い「スチューデント・モデル」で、
普通のレス・ポールはマホガニーのボディの上に
メイプルの板がトップ材として使われていますが、
これはマホガニーのボディそのままです。
◎CD14
LIVE IN NEW YORK CITY John Lennon (1986)
1972年にマディソン・スクエア・ガーデンで行われた
「ワン・トゥ・ワン・コンサート」のライヴ盤。
いきなりですが、東京にいた頃、僕は、この映像版を観ていて、
突然、ジョン・レノンが使っていたレス・ポールが欲しくなり、
仕事の昼休みに、近くのギター屋さんに飛び込みました。
職場は神田神保町で、近くにギター屋さんがたくさんあります。
ジョンがそこで使っていたのは、
「レス・ポール・ジュニア.」のシングル・カッタウェイのもの。
最初に入った店にそれと同じモデルがなくて、
店員さんに聞いたところ、今は入荷していないと言われました。
そこで引き下がればよかったのですが、
その店員さん、今井さんという人でしたが(笑)、
お話が面白くて、いつの間にか雑談モードに入っていました。
その中でいろいろなギターを見ているうちに、
目に留まったのが、上記のスペシャルでした。
話を聞くと、これはお勧めだと今井さんに言われました。
僕は、ジョンと同じものがないと分かった時点で、
半ばどうでもいい気持になっていたし(笑)、
そもそも買うつもりではいたので、その気持ちを満たしたく、
試奏をした上で、買ってしまいました・・・
僕が初めて買ったGibsonだったので、
最初のうちはうれしかったのですが、でも、少し経って、
ジョンと同じじゃないし、同じものを使っている人もいないしで、
なぜ買ったのだろうと、少しだけ後悔のような念が起こりました。
そんな中で、かのボブ・マーリーが同じのを使っていたと知って、
ああ、よかった、と思ったのでした(笑)。
このギターは確かに当たりだったようですし、
いつも手が届くところに置いてあって、今でもよく弾いています。
最後はちょっと長くなりましたが、そんなわけで、
ジョン・レノンと同じギターを買ったはずが、
実はボブ・マーリーだった・・・
というお話でした(笑)。
でも、今ふと思いました・・・
このジャケットでジョンが持っているレス・ポールには、
ピックアップ切り替えのスイッチが写っているのが見えます。
僕が映像で観たのは、確か、ジュニアだったのですが、
ジュニアはピックアップが1つで、スイッチがありません。
このコンサートは何回か行われていて、
その時によって、あるいは曲によって、
ジョンが使っていたギターが違うのかな・・・
そして、そうだとすれば、このジャケットで持っているのは、
僕のと同じ、レス・ポール・スペシャルか・・・
あ、そうだよきっと、だって、ジョンのこのギター、
フレットのポジションマークがドット式のやつで、
スペシャルと同じ、普通のとは違うもん!
やっぱり、これを買ってよかったんだ!
と、最後は興奮状態になってしまいましたが(笑)、
今度、きちんと調べてみたいと思います。
000
レス・ポールを使っている人・バンドは、
レッド・ツェッペリン、元ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュ等、
枚挙にいとまがないというのはまさにこのことですが、
ジャケットに写っているというのは、意外と少なかったです。
ストラトキャスターは結構あるのですが、
それはまたいずれ特集したいと思います。
Posted by guitarbird at 20:29
│CDジャケット展覧会