2017年08月14日
ホオジロ幼鳥今年2回目
01

ホオジロの巣立ち幼鳥を見ました。
この写真は8月4日に撮影したものです。
尾羽がまだまともに生えていない、
まさにぽやっぽやといった感じ。
大丈夫かな、不安にさせられもしますね。
ホオジロの親子は今年一度記事にしています。
ホオジロの親子の記事リンク
今回の巣立ち幼鳥は2回目ということになります。
同じつがいが2度繁殖したのでしょうか。
前回の雛は6月20日頃に巣立っていました。
6月と8月に見られた場所は200mほど離れていますが、
同じつがいか、はたまた別のつがいが時期をずらして
営巣したものなのか?
ホオジロの繁殖の様子をウィキペディアから引用します。
(引用者は改行や表記変更など適宜施しています)。
繁殖期は日本では4-7月。
低木の枝や地上に枯れ草を組んで椀状の巣を作り、
一度に3-5個前後の卵を産む。(中略)
卵は白色で、黒褐色の斑点や曲線模様がある。
また、カッコウに托卵されることがある。
抱卵期間は約11日で、雌が抱卵する。
雛は約11日で巣立ちするが、
その後も親から給餌を受け約1ヶ月で親から独立する。
02

同じ日に撮った別の幼鳥、2羽いて運よく両方撮れました。
さて、仮に同じペアが2回繁殖を行ったとの仮定で計算してみます。
1回目の幼鳥が親から独立したと思われるのは7月20日頃。
その後産卵し、11日抱卵し、さらに11日で巣立つとすると、
8月11日頃に巣立ち幼鳥が見られるという計算になります。
ということは8月4日に2回目の巣立ち幼鳥がいたのは
1週間ほど早いということになります。
ということは、別の個体がたまたま近くで時期をずらして営巣?
でも、ホオジロの雄が近くで2羽でいるというのを、
今年はA公園では見ていません、春から夏までずっと。
だとすればやっぱり同じつがいの2回目かな。
幼鳥が独立する前から母鳥が抱卵していたというのは
(ホオジロは雌しか抱卵しない)、給餌は雌雄で行うため
可能性が低そうですが、でも雄だけが給餌することも
ないわけではないかもしれない。
そこはデータを持ち合わせていないので不明です。
巣立ちが早かったという可能性は、尾羽のない幼鳥を見ると
ないわけではないかもしれません。
もうひとつ、2羽いた1回目の幼鳥が巣だって早いうちに
どちらも外敵の獲物となってしまったために、
もう一度繁殖したという可能性はどうでしょう。
ウィキペディアの引用にはありませんが、天候などの理由により
春から秋の間に繁殖を2回以上行うのは、ホオジロに限らず、
シジュウカラなどで知られており、不思議はありません。
傍証といえるかどうか、あくまでも印象程度ですが、そういえば
7月半ばくらいから、1回目の幼鳥の姿を見ていなかった気が。
個体識別をしていなかったので(できないのですが)、
そこは分かりようがない。
でも、とにかく今年はホオジロ巣立ち幼鳥が時期を異にして
2回見られたことに間違いはありません。
03

04

こちら8月7日、幼鳥の3日後に撮影したホオジロ雌成長。
大きな芋虫を捕まえ、さてどうやって食べさせようか、
嘴でつまんで地面に叩きつけていましたが、
僕が見ている間の5分くらいではらちが明かないようでした。
最後まで見ていられればよかったのですが、そうもゆかず。
この芋虫はあの3日前に見た幼鳥に食べさせるのかな。
など、いろいろ考えるのが自然観察の楽しいところです。
撮らせてくれてありがとう。
さて犬たち。
05

最近は庭の椅子との取り合わせて撮るのがテーマ。
06

ここのところ記事の間隔があいているので、
今日は特別にもう1枚。
なお、「ペルセウス座流星群」、
今年は天気が悪くて見られませんでした、残念。
そして今年は本格的な夏が、ひとあし早く
7月上旬に来ただけで夏は終わりました。

ホオジロの巣立ち幼鳥を見ました。
この写真は8月4日に撮影したものです。
尾羽がまだまともに生えていない、
まさにぽやっぽやといった感じ。
大丈夫かな、不安にさせられもしますね。
ホオジロの親子は今年一度記事にしています。
ホオジロの親子の記事リンク
今回の巣立ち幼鳥は2回目ということになります。
同じつがいが2度繁殖したのでしょうか。
前回の雛は6月20日頃に巣立っていました。
6月と8月に見られた場所は200mほど離れていますが、
同じつがいか、はたまた別のつがいが時期をずらして
営巣したものなのか?
ホオジロの繁殖の様子をウィキペディアから引用します。
(引用者は改行や表記変更など適宜施しています)。
繁殖期は日本では4-7月。
低木の枝や地上に枯れ草を組んで椀状の巣を作り、
一度に3-5個前後の卵を産む。(中略)
卵は白色で、黒褐色の斑点や曲線模様がある。
また、カッコウに托卵されることがある。
抱卵期間は約11日で、雌が抱卵する。
雛は約11日で巣立ちするが、
その後も親から給餌を受け約1ヶ月で親から独立する。
02

同じ日に撮った別の幼鳥、2羽いて運よく両方撮れました。
さて、仮に同じペアが2回繁殖を行ったとの仮定で計算してみます。
1回目の幼鳥が親から独立したと思われるのは7月20日頃。
その後産卵し、11日抱卵し、さらに11日で巣立つとすると、
8月11日頃に巣立ち幼鳥が見られるという計算になります。
ということは8月4日に2回目の巣立ち幼鳥がいたのは
1週間ほど早いということになります。
ということは、別の個体がたまたま近くで時期をずらして営巣?
でも、ホオジロの雄が近くで2羽でいるというのを、
今年はA公園では見ていません、春から夏までずっと。
だとすればやっぱり同じつがいの2回目かな。
幼鳥が独立する前から母鳥が抱卵していたというのは
(ホオジロは雌しか抱卵しない)、給餌は雌雄で行うため
可能性が低そうですが、でも雄だけが給餌することも
ないわけではないかもしれない。
そこはデータを持ち合わせていないので不明です。
巣立ちが早かったという可能性は、尾羽のない幼鳥を見ると
ないわけではないかもしれません。
もうひとつ、2羽いた1回目の幼鳥が巣だって早いうちに
どちらも外敵の獲物となってしまったために、
もう一度繁殖したという可能性はどうでしょう。
ウィキペディアの引用にはありませんが、天候などの理由により
春から秋の間に繁殖を2回以上行うのは、ホオジロに限らず、
シジュウカラなどで知られており、不思議はありません。
傍証といえるかどうか、あくまでも印象程度ですが、そういえば
7月半ばくらいから、1回目の幼鳥の姿を見ていなかった気が。
個体識別をしていなかったので(できないのですが)、
そこは分かりようがない。
でも、とにかく今年はホオジロ巣立ち幼鳥が時期を異にして
2回見られたことに間違いはありません。
03

04

こちら8月7日、幼鳥の3日後に撮影したホオジロ雌成長。
大きな芋虫を捕まえ、さてどうやって食べさせようか、
嘴でつまんで地面に叩きつけていましたが、
僕が見ている間の5分くらいではらちが明かないようでした。
最後まで見ていられればよかったのですが、そうもゆかず。
この芋虫はあの3日前に見た幼鳥に食べさせるのかな。
など、いろいろ考えるのが自然観察の楽しいところです。
撮らせてくれてありがとう。
さて犬たち。
05

最近は庭の椅子との取り合わせて撮るのがテーマ。
06

ここのところ記事の間隔があいているので、
今日は特別にもう1枚。
なお、「ペルセウス座流星群」、
今年は天気が悪くて見られませんでした、残念。
そして今年は本格的な夏が、ひとあし早く
7月上旬に来ただけで夏は終わりました。
この記事へのコメント
こんにちは。幼鳥が観察できて楽しいですね。元気に育って欲しいですね。
ペルセウス座流星群は知っていましたが、東京はなかなかスッキリ晴れてくれません。まあ晴れても明る過ぎて見られないのが普通ですが。
ペルセウス座流星群は知っていましたが、東京はなかなかスッキリ晴れてくれません。まあ晴れても明る過ぎて見られないのが普通ですが。
Posted by 多摩NTの住人 at 2017年08月15日 07:48
やはり、天敵に襲われたために2番子を育てた、という見方が正解ですかね。
私も先日、退院後初めてのバードウオッチングに出かけてきました。
ブログでご報告します。
私も先日、退院後初めてのバードウオッチングに出かけてきました。
ブログでご報告します。
Posted by fagus06 at 2017年08月15日 08:46
多摩NTの住人さん、おはようございます
幼鳥はその後見ていないのですが、たまたま目につかないだけ
であってほしいです(そうに違いないのでしょうけれど)。
ペルセウス座流星群はここ数年は天気がよかったので今年は残念です。
東京は8月に入ってずっと1日1回は雨が降っているようですね。
涼しいのはいいけれど・・・という8月ですね。
幼鳥はその後見ていないのですが、たまたま目につかないだけ
であってほしいです(そうに違いないのでしょうけれど)。
ペルセウス座流星群はここ数年は天気がよかったので今年は残念です。
東京は8月に入ってずっと1日1回は雨が降っているようですね。
涼しいのはいいけれど・・・という8月ですね。
Posted by guitarbird
at 2017年08月16日 07:33

fagus06さん、おはようございます
バードウォッチング出かけられましたか、よかったです、
いつ行かれるのかなと気に留めていました。
ブログ記事楽しみにしております。
やっぱり2番子というのが正解ですかね、そんな気はします。
しかしそう思うと、1番子の写真を見返すとなんだか切なくなります。
バードウォッチング出かけられましたか、よかったです、
いつ行かれるのかなと気に留めていました。
ブログ記事楽しみにしております。
やっぱり2番子というのが正解ですかね、そんな気はします。
しかしそう思うと、1番子の写真を見返すとなんだか切なくなります。
Posted by guitarbird
at 2017年08月16日 07:35

ホオジロ幼鳥の巣立ちを観察できるとは素晴らしいことです。自然と鳥の声・音楽愛するguitarbirdさんならではの快挙です。
Posted by RW at 2017年08月17日 08:37
RWさん、こんにちわ
ホオジロは毎年A公園に来ますが、これほど小さい頃に
観察できたのは初めてでした。
快挙ということでありがとうございます!
ホオジロは毎年A公園に来ますが、これほど小さい頃に
観察できたのは初めてでした。
快挙ということでありがとうございます!
Posted by guitarbird
at 2017年08月19日 11:17
