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2016年09月15日

All I've Got To Do ザ・ビートルズ

01
All Ive Got To Do ザ・ビートルズ


All I've Got To Do
The Beatles
(1963)
The Beatles 43/213 

ビートルズの曲の記事です。

前回はWITH THE BEATLESの1曲目を取り上げましたが、
自然な流れで2曲目ということに。
ビートルズの曲を聴くと、それが入ったアルバムの曲順に
頭の中で歌い続けてしまうクセがあるのでして(笑)。


It Won't Be Longはビートルズ2枚目のアルバム
WITH THE BEATLESのA面2(=CD2)曲目として
1963年11月22日に世に出ました。
作曲者はレノン・マッカートニー、実質ほぼジョン・レノン。
リードヴォーカルもジョン・レノンです。




 All I've Got To Do
 The Beatles
 (1963)


この曲は大好きです。
よく口ずさむしギターでも弾いて遊ぶ。
でも、その先を話すのに困る曲かな。

5年前にEMIジャパンでビートルズ全213曲の人気投票をしましたが、
そのすべての結果が今ではもうEMIビートルズの公式サイトに
載っておらず、ネット検索しても行き当たりませんでした。
僕の調べ方が下手なのでしょうけど。

僕は当時もすべての順位を見てはいなかったので、
この曲がどれくらいだったというおぼろげな記憶もない。
All I've Got To Doは何位くらいだったのだろう。
予想というか想像すると120位から150位の間くらいかな。
半分よりは下だけど意外と人気がありそう。

ただ、人気投票って、いちばん好きな1曲だけ選ぶのと、
3曲くらい選ぶのと、3曲でも1位10点2位5点3位2点などと
得点をつけて集計するのとでは随分と違いそうです。

シングルではない曲は1曲だけ選ぶとなると弱いでしょうね。
まあそうは言いながらビートルズではIn My Lifeや
While My Guitar Gently WeepsなどはTop10入りしてはいますが
(後者は日本ではシングルカットされましたが)。

All I've Got To Doは、
1曲だけ選ぶとなると先ず勝ち目はなさそう。
いい曲いい歌、もちろんだけど、同じアルバムの中ではもっと
目立つ曲があるし、これはむしろ目立たない方の曲ではあるかな。
アルバムでも同じジョンならNot A Second Timeの方が
人気が高そうだし、カヴァー曲より下かもしれない。

よく言えば渋い曲ですね。
でも、渋いから地味に人気があるのではないかと僕は睨んでいます。
だから、3曲なり5曲なり選ぶとなると入れる人もいるかもしれない。

いや、そう書いて、僕自身もビートルズの中で5曲選んで
これが入るかと言われると、否、だからそんなこともないかな。

人気投票は置いておきましょう。

この曲やっぱり、渋くて地味に好きだと言う人が多いのではないかな。
多分、この曲を「悪い」という人はほとんどいないと想像する。
 
まあ、アルバムのすべてがシングル向きの曲だと聴いていて疲れるし、
つまらないという意味ではなく心を落ち着かせる
いわば「休憩」の曲があって然るべきだと思う。
この曲はそれかなと思いつつ、でもアルバム2曲目で
いきなり出てくるというのが面白いといえばそうかな。





All I've Got To Doはビートルズの中でも
R&B色が濃い曲だと思います。

1963年だからソウルミュージックはもう興っていたけれど、
ソウル自体がまだ発展途上で、70年代のソウルから見れば
まだまだ骨格が見えるR&Bといって頃ではなかったかと。
その時代のアメリカ音楽をビートルズ流に焼き直した、
そんな感じがします。
だからまだ完全にビートルズに成り切っていないともいえる。
まあそうですよね、ビートルズだってまだアルバム2枚目で
試行錯誤しつつ成長していた頃だし。

WITH THE BEATLESは僕が中学時代にLP買って聴きましたが、
その頃は音楽的背景などまったく分からず(今でも分からないが)、
だから「これがビートルズ」としか思わなかった。

20代になり、CDが出て、或る日このCDをかけた時のこと、
一度その場を離れて戻って聴こえてきた音で、
「ビートルズって意外と黒っぽいんだ」と思ったものです。

この曲はジョン・レノンがスモーキー・ロビンソンを意識したものだ
という話を聞いたことがあります。
確かに、僕がスモーキー・ロビンソンを聴くようになってから、
そういえばそうだと思いました。

かつてさいたまに「ジョン・レノン・ミュージアム」がありました。
僕は閉館になった2010年3月4月と2回行きました。

最後の時は、「ジョン・レノンのジュークボックスの41曲」
という展示がありました。
ジョンが1966年のツアーで持ち歩いていた小型冷蔵庫くらいの
小さなジュークボックスが展示されていて、そこに入っていた
ドーナツ盤とその曲目紹介パネルがありました。
持ち歩いていたといっても当然ジョンが背負子で歩いていた
わけではなく、ローディさんが運んでいたのでしょう。

僕はそれをどうしても覚えておきたく、しかし館内撮影禁止、
さてどうしたものかと思いついたのが、メモすることでした。
書き写す間10人くらい来たかな、平日の昼間で人が少なく、
これなら黙って写真撮っても分からなかったと思いました。

そこで特に興味深かったのがスモーキー・ロビンソンで、
以下の5曲がありました。

 ・Tracks Of My Tears
 ・Shop Around
 ・What's So Good About Goodbye
 ・I've Been Good To You
 ・Who's Loving You

なお、「ジョン・レノンのジュークボックス」の記事はこちらのリンクです、
ご参考までに。
 
実際にWITH...でもYou've Really Got A Hold On Meを
カヴァーしているし、僕がスモーキー・ロビンソンなる人の名前を
初めて聞いたのもここでしたが、それを知ってなるほどと。
ただその割に正式に録音したのはその1曲のみですが、
スモーキー・ロビンソンはジョン・レノンより先にレコード業界で
働いていた人ではあるけれど実はジョンと同い年だから、
ライヴァル心のようなものもあったのかな。

僕はジョンのジュークボックス展示を見てから、
この曲をスモーキー・ロビンソンと結びつけて考えるようになりました。

 



曲について。

この曲はジョン・レノンのヴォーカルが冴えてますよね。
熱唱型ではないけれどサビに向かってだんだんと盛り上がり、
2回目のサビでついに叫ぶ。
♪ あん(ど) うぇなぁあ~あ~あ~あ~あ~あぃ
というところで声が微妙にひっくり返りそうになり、一方
♪ あんど ざ せぃむ ごぅず ふぉ みぃ
の低音でどすを効かせてせり上がってっくる。
ジョン・レノンって若くしてすごい歌手だったんだなあと
あらためて思います。

僕個人この曲でツボなのは、Bメロの入り、
"And the same goes for me whenever you want me at all"
の"at all"の発音がなんともいえず大好きで
今でもそこはそのまま真似します。
ビートルズに限らずですが、他の人がみるとどうでもいいような
曲の「ツボ」って、みなさん持っているのではないかと(笑)。

コーラスワークがいいのは言わずもがな。
最初のタイトルを歌う部分、ポール・マッカートニーの
高音コーラスがカッコよくてジョンより目立っている。
一方ジョージ・ハリスンは最後の"You just gotta call on me"
のところのコーラスが3人でいちばんよく聴こえる。 
ジョージ時々ありますよね、コーラスでかっこいいのが、
You Can't Do Thatなどなど。

歌メロがいいのはもちろん言うまでもない。
そのジョージのコーラスが目立つ部分の静かに盛り上がる歌メロが
特に好き。

ヴァースのギターの「んカッ んカッんカッ」という裏打ちが
僕はまた妙に好きだったり。

「キッスしたいから電話してくれよ」なんて歌詞も妙にリアルだけど
さりとてえげつなくもない、いいバランスだと思います。

いいですね、大好きですよ。
でも、どうだろう、僕の中で213曲を好きな順番に並べると、
ううんやっぱり真ん中辺くらいかな、どうだろう。
それは関係なく、口ずさんで時々ぎたーで弾くのが好きな曲ですね。


ところで、僕がビートルズの213曲に順位をつけるとして、
最下位213位の曲が何か、知りたいですか?
あ、別に知りたくはないですよね、はい(笑)。

でもやっぱりヒントだけ書きます。

「さる事情」により212位と213位は同率最下位です。

「さる事情」、何でしょうね?


02
All Ive Got To Do ザ・ビートルズ









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この記事へのコメント
ギタバさん、こんばんは。

いきなりですが「さる事情」により212位と213位は同率最下位です。
といわれるビートルズなぞなぞの答えは
The EndとHer Majestyじゃないんちゃうのかと
ビートルズ素人が思いついたのですが、元締め
いかがでしょうかσ(^◇^;;
まぁ、理由はポールのメドレーを区切っても意味がない
といううことで(?_?)
Posted by ぽちわかや at 2016年09月16日 01:16
ぽちわかやさん、おはようございます
「さる事情」について、ではもう少し話させていただきますね。
「英語じゃないので歌えない」
です。
英語のヴァージョンがない曲ならそうは思わなかったでしょうけど。

ただ、それを中学時代に聴いたおかげで逆に、
ロックという音楽は英語だから映えるんだと気づかされたので、
そういう点で私にとって意味はある曲なのですけどね(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2016年09月16日 05:56
こんばんは。

地味な曲繋がりという訳ではないですよね。
"All I've Got To Do"。
この頃のジョンの曲のタイトルは、
この曲を始め、
"It Won't Be Long"や
"You Can't Do That"とか恋人との会話や
恋について語る中で出てきそうな素直な
タイトルが多いですね。

後期の曲は「会話の中でその文章が登場
するのを想像するのが難しい」フレーズが
多いですものね。

"You Can't Do That"は
ハリウッドボール・ライブのリニューアル盤に
収められているんですか?
オリジナル盤は私が初めて買った彼らの”新譜”。
でも、こんなもんかぁ、
とあまり熱心に聞いてません。
歓声の大きさもあって、
何だか営業ライブと思ったので。
77年は頃はリアルタイムで、
いろんなライブアルバムに接していた頃なので
65年のライブはちょっと辛かったですね。
実は単純比較しても詮無い事なのですが。

それにしても今回のジャケットの素晴らしさ。
どうして最初からこの写真にしなかったのか
と思う位です。
"Get Back"用の写真を
あれだけ効果的に使ってたのに。
それともこの写真は
話題のドキュメンタリーの方に
元々使うつもりだったのかな?

リニューアル盤。
多分買わないと思うのですが、
買うならアナログ盤ですね。
と、何だかよく分からない感想でごめんなさい。
Posted by ミグの父 at 2016年09月17日 00:56
ミグの父さん、こんばんわ
地味な曲つながりではないですが、でもよく考えて見れば、
2枚目のこのアルバムは最初2曲が地味めですね。
それも人を喰っているというか、ビートルズらしいのかも。

曲のタイトルの言葉ですがそうですねまさに。
I Want Youとありますが、その後(She's So Heavy)と続いて、
そんな言葉は普通使わないでしょうからね(笑)。

You Can't Do Thatは未発表音源ボーナスとして入ってますね。
実は、まだ聴いていないのです・・・うちには届いていますが。
このライヴが「新譜」だった時に購入されたんですね。
私は中学時代の親友がこれを持っていて、家に遊びに行って
聴かせてもらいましたが、正直、?、でした。
で、実はその時以来聴いていないと思います。
だからもう30年よりは40年に近いくらい聴いていない。
LPは10年くらい前に帯付中古を買いましたが、新品当時の定価と
同じくらいの値段で、それでも安いと思ったのでした。

私は実は25歳くらいになるまでライヴ盤が嫌いでした。
基本的にレコードと同じに聴きたい人間だったので。
それはまだ他の洋楽を知らないビートルズでも最初からそうだったので、
どうしてというよりはそういう人間なのだと思います。

ちなみにライヴ盤を好きになったきっかけはふたつあって、
ひとつはザ・フーのLEEDSの長尺盤が出た時に買って聴いて、
ライヴ盤ってこんなによかったのかって。
(それまで出ていたポールのライヴ盤もいいとは思わなかった)。
その前後にサム・クックのハーレム・スクエアも買いましたが、
この2枚ですね、私にライヴ盤の見方を変えさせたのが。

もうひとつが東京で自分でコンサートに行くようになったことで、
コンサートとレコードは別ということが分かってきたからでした。

だから今HOLLYWOOD BOWLを聴くといいと思うかもしれない。
という思いを抱きつつまだ開封していません(笑)。
記事にできればとは思っています。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2016年09月17日 18:49

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All I've Got To Do ザ・ビートルズ