2014年11月23日
最近買った新譜CDをさらりと2014年11月
01

洋楽新譜CDさらりと紹介記事です。
今回は6枚。
前回の渋めから一転して華やかですが、
秋は大物の新譜が出る時期でもありますからね。
では早速
☆1枚目
1989
Taylor Swift
テイラー・スウィフトがとってもいい!
先にひとことでまとめるて格言風に言うとこうです。
「新しいポップアイコンはいつの時代も現れる」
カントリー歌手としてデビューした彼女が、その枠を飛び出し
ポップアイコンとして「再デビュー」したきらびやかな1枚。
シングルShake It Offは全米No.1を獲得し日本でも流行ってますが、
もうそれだけで「商品」として成り立っている最上級のポップソング。
これだけ見事なポップソングは久し振り。
この曲をはじめとしたこのアルバムを聴いて思ったのは、
結局、ポップソングは1980年代で頂点に達した、ということ。
1989とは彼女の生年ですが、80年代の最後の年でもあり、
そのことを象徴的に表しているように感じます。
だからといってこれが80年代っぽいというわけではない、
音は今の音なのですが、80年代世代にはうれしい1枚です。
Shake It Offはビデオクリップもそれまでのお嬢様のイメージを
派手に覆す弾けたもので話題になっていますが、これについて
小林克也さんはオリヴィア・ニュートン・ジョンのPhysicalに
なぞらえて話していました。
僕は洋楽を聴き始めた頃にPhysicalが1位で、それ以前の
彼女がカントリー歌手だったことは後で知ったのですが、
でも言わせてもらうと、少し違うのではないかと。
テイラーのこれはただ弾けているだけですが、一方で
オリヴィアは色気を無理に出そうとしていた、というところが。
つまりテイラーのこれはこれで僕には自然に映りました。
そして彼女はいかにもポップスター然としているのがまたいい。
カッコいい、という表現が適切かどうかは分からないけれど。
しかしそれにしても、彼女がちょっと間抜けで面白いクリップ。
曲も、ファゴットを使っているのがユーモアを強調していていい。
"Shake it off, shake it off"と2回続けて歌うところで間に
意識的に息継ぎ音を入れているのもかえって印象的。
彼女はポップ歌手としての上手さはもう身についていますね。
だから安心して聴いていられる。
ところで、この1曲目Welcome To New Yorkが、
アメリカでちょっとした議論になっているのだそうで。
彼女は最近ニューヨークに住むようになり、この曲はそのことを
歌っているのでしょうけど、主に硬派のニューヨーカーたちが、
「お前がニューヨークを語るな」みたいなことを言っているのだとか。
しかも"Welcome"と歌っているので、言葉尻を捕らえれば、
ニューヨーカーのテイラーが他の人を受け入れる立場になりますね。
僕はこれ、テイラーがニューヨークに住んで、自分が歓迎されたと
感じたことを歌っていると最初から思ったのですが。
まあ、それでは自意識過剰と言われる可能性はあるけれど、
でも、歌の中のことに対してそういう言い方もどうだろう。
この問題対して、正真正銘ニューヨーカーのビリー・ジョエルが、
擁護するコメントを出したとFacebookで見ましたが、曰く
「ニューヨークこそ、やって来る人を歓迎する場所ではないか」
ビリーさすがですね。
というわけでニューヨークのテイラー、ますます目が離せない。
僕が特に気に入った曲をあと2曲。
2曲目Blank Space、サビに入った5小節目の歌メロが、その流れで
そうくるかと唸らされたくらい素晴らしく最初から気に入ったのですが、
案の定、とは言わないけれど、2枚目のシングルとして切られました。
そして4曲目Out Of The Woods、やっぱり森が好きだからですが、
曲名を歌う部分の一本調子の歌メロがぐっと胸に迫って来ていい。
正直、これほどいいとは予想していなかった、ごめんなさい!
でも、いい意味で期待を裏切られたアルバムに出会うのも、
音楽を聴く楽しみのひとつだし、これはほんとうにいいアルバム。
☆2枚目
ART OFFICIAL AGE
Prince
プリンスが袂を分かっていたワーナーブラザースとよりを戻し
華麗なる復活を遂げたことが話題の新譜。
ジャケットにもWBのマークが入っていてうれしい。
一聴してプリンスという音でとても気に入りました。
でも、聴いていくと、清らかで整理整頓された印象を受けました。
アンダーグラウンドなイメージがない、というか。
古巣ワーナーに戻ったことで、表舞台に再び立ったというか、
年齢による余裕も出てきたのか、ということでもあるのかな。
もちろん、苦手な人は苦手な金切声などもあるのですが、
全体的にすっきりとした響きで誰でも聴きやすいのでは。
あ、いや、やっぱり苦手な人は苦手かな・・・
曲はみなシングルヒット向きというよりは、アルバムとして
通して聴くと味わいがあるといった趣きなのも聴きやすいところ。
もちろんいい曲ばかりですが、インパクトという点で。
そしてやっぱり80年代に結びつけてしまうポップさ・・・
僕は死ぬまでそうなのでしょうね(笑)。
真面目な話、ヒップホップ以降のリアルな黒さの追及ではなく、
ポップな中にそういう要素を忍び込ませるような、ポップなファンク。
11曲目Funknrollは僕が大好きなSIGN OF THE TIMESの
アルバムの曲を彷彿とさせる。
そうそう、この曲のキーボードもだけど、相変わらず
印象に残りやすい短い楽器のフレーズが多いですね。
もちろんそれらすべてを包括しての大きな風呂敷、さすがです。
これも正直言うと、ここまで聴きやすいとは予想していなかった。
割と軽い気持ちでかけることができるのがいいのですが、
そういうアルバムと重たいのと、両方あるからいいですね。
アルバムタイトルは"artificial"=「人工的」とかけているのかな。
もちろん"official"はワーナーに戻って「公認された」
という意味も込められているでしょうけど。
そして"age"と続けるところもいかにもプリンスらしいと思います。
ところで僕は勝手にこれを"Nelson album"と呼んでいます。
中に2度ほど女性の甘えるような喋りが挿入されていて、そこで
彼女はプリンスのことを"Mr. Nelson"と呼んでいるからです。
☆3枚目
SOUTHBOUND
The Doobie Brothers
ドゥービー・ブラザースの新譜は、自分たちの名曲を
ゲストを招いて再録音したもの。
スモーキー・ロビンソン(記事こちら)と同じですね。
ファンにとってはうれしいでしょうけど、僕は正直ファンといえるほど
聴いてはいないので、最初はどうかなと、買ってから思いました(笑)。
しかしいざ聴くとやっぱり歌としていい曲が多くて、見直しました。
ゲストでうれしいのはヒューイ・ルイスがLong Train Runnin'で
ハーモニカで参加していることですが、歌じゃないのはやや残念。
他、僕が名前を知っているところでは、ザック・ブラウン・バンド、
ブレイク・シェルトン、ブラッド・ペイズリー、ヴィンス・ギル。
ペイズリーさんはまたいらっしゃる、ほんとそろそろ買って聴こうかな。
しかしやっぱりうれしいのは、What A Fool Believesに
本家マイケル・マクドナルドが参加していることでしょう。
マイケルは再結成ツアーの際には参加しておらず、無視されたのか
と心配していたのですが、自ら引いたのでしょうかね。
ここではゲスト扱いではなく、バンドのメンバーとしての格で
参加していて、ゲスト欄には名前がありません。
サラ・エヴァンズとのデュエットですが、マイケルのあの声が来ると
オーキターッ! となってしまいますね。
しかも、サラに合わせたのかキィを下げて歌っているのですが、
それがマイケルの声の艶めかしさを強調しているようですごい。
おまけに曲は、どんなかたちで聴いても最高であると分かりました。
チャイナもジーザスも、だいたい有名どころは抑えていますが、
最後のNobody、2010年のアルバムからの曲、70年代前半を
明らかに意識した曲なのですが、それが分かった上で聴くと
とてもいい曲で、これが入っていたのもうれしかったです。
僕としては、最初の再結成である1989年のCYCLESからの
The Doctorが入っていて欲しかったのが唯一残念ですが、
いい歌に浸りたいという聴き方にはいいアルバムだと思います。
02

中幕、今日のA公園風景。
今日は日が暮れるまでずっといい天気でしたが、
風がやや強く、昨日と違ってその風が冷たかった。
さて後半。
☆4枚目
TALKIN' CHRISTMAS!
Blind Boys Of Alabama & Taj Mahal
タジ・マハール&ブラインド・ボーイズ・オヴ・アラバマ名義の
クリスマスアルバムです。
クリスマスアルバムは一昨年くらいまで次々と出ていましたが、
去年から収束してきて、今年は僕が買いたいと思ったのはこれ1枚。
クリスマスアルバム好きとしては寂しい限りですが、でも、
クリスマスアルバムは一度買うとそれを何年もかけるので、
結局は市場が満たされてきたということなのでしょうね。
そんな中で出たこれは、しみじみといいですよ。
クリスマスを自分たちのものとして楽しもうという、
作り物っぽくない楽しさが盤面に刻み込まれていて、
ひたすら楽しくなりますね。
まあ、クリスチャンではない僕がそのような楽しみ方をするのは
本来は違うのかもしれないですが、でも、音楽として表されたものを
聴いて素直に感じたことを話すのは構わないのではないかと。
ブルーズというよりはアメリカーナかな。
1枚しかない分、愛着がだんだんと強くなってきています。
☆5枚目
THE ENDLESS RIVER
Pink Floyd
ピンク・フロイド実に20年振りにして最後のアルバム。
英国のAmazonで予約枚数の新記録を樹立し、
ヒットチャートでも1位に輝いたように、期待された1枚。
実際は、リチャード・ライト存命時の20年前に録音されていた
素材にデヴィッド・ギルモアとニック・メイソンが
「ピンク・フロイド」としての音に仕上げたもので、
最後の1曲のみ歌入り、他はインストゥロメンタル曲。
内容云々以前に、世の中にはピンク・フロイドのような音はない、
それが分かったことでピンク・フロイドへの思いが強まった。
そしてやっぱりこういう音を聴きたかった。
僕は偉そうなことは言えないけれど一応ファンではある、
というくらいですが、ファンの思いは同じだと思う。
音の真似はできるだろうけど、音世界が同じものはあり得ない。
その音を聴いて、具体的な映像というよりは、観念のような
ものが頭の中に広がってゆく、そういう音世界。
それを聴く者が各自自分の経験に結びつけることにより
世界が広がって行く、それがピンク・フロイドの音楽。
歌がない以上曲覚えが人数倍悪い僕はなかなか曲を
覚えられず、細かいことはそれ以上言えないのですが、
懸念されたBGMや環境音楽的なものではなく、頭や心を
刺激してくれる極上の音楽であることにほっとしました。
僕としては俳句の本を読むときにかけているといいですね(笑)。
まあ、そういう聴き方は邪道なのかもしれないけれど、
歌ではないので言葉の邪魔をされない、それでいて刺激される。
最後と言われるアルバムで"endless"と謳っていることで、
余計に思いが募り、刺激されてゆきます。
だめな人、関係ない人にとってはただの音かもしれないですが、
ピンク・フロイドありがとう、と言いたくなる1枚です。
03

いかがでしたか!
今朝の犬たち、マーサ元気だ(笑)。
さて、実はもう既に買って聴いた新譜がこれ以外5枚以上ある上に、
来月もまだ新譜が出るので、また来月この記事を上げる予定です。
そしてもう1枚、買って聴いていることのお知らせだけ。
☆
STORYTONE
Neil Young
ニール・ヤングの新譜がまた出ました。
思わず「また」と書きましたが、5月にカヴァー曲を集めた
アルバムが出ていたので、今年も2枚出たことになりますね。
やっぱりカヴァーだけでは言いたいことが足りなかったのでしょう、
以前にもそういう年がありました。
それにしてもニール・ヤングのエネルギーはあきれるほど感心。
そしてレコード会社もよくそれを許しているなあ、と。
ちなみにREPRISEもワーナー系なのですが。
ニール・ヤングのアルバムはだいたい独立した記事に
してきているので、これも近いうちに上げたいと思います。
さて今回は最後に、
テイラー・スウィフトの弾けたクリップ、Shake It Offです。

洋楽新譜CDさらりと紹介記事です。
今回は6枚。
前回の渋めから一転して華やかですが、
秋は大物の新譜が出る時期でもありますからね。
では早速
☆1枚目
1989
Taylor Swift
テイラー・スウィフトがとってもいい!
先にひとことでまとめるて格言風に言うとこうです。
「新しいポップアイコンはいつの時代も現れる」
カントリー歌手としてデビューした彼女が、その枠を飛び出し
ポップアイコンとして「再デビュー」したきらびやかな1枚。
シングルShake It Offは全米No.1を獲得し日本でも流行ってますが、
もうそれだけで「商品」として成り立っている最上級のポップソング。
これだけ見事なポップソングは久し振り。
この曲をはじめとしたこのアルバムを聴いて思ったのは、
結局、ポップソングは1980年代で頂点に達した、ということ。
1989とは彼女の生年ですが、80年代の最後の年でもあり、
そのことを象徴的に表しているように感じます。
だからといってこれが80年代っぽいというわけではない、
音は今の音なのですが、80年代世代にはうれしい1枚です。
Shake It Offはビデオクリップもそれまでのお嬢様のイメージを
派手に覆す弾けたもので話題になっていますが、これについて
小林克也さんはオリヴィア・ニュートン・ジョンのPhysicalに
なぞらえて話していました。
僕は洋楽を聴き始めた頃にPhysicalが1位で、それ以前の
彼女がカントリー歌手だったことは後で知ったのですが、
でも言わせてもらうと、少し違うのではないかと。
テイラーのこれはただ弾けているだけですが、一方で
オリヴィアは色気を無理に出そうとしていた、というところが。
つまりテイラーのこれはこれで僕には自然に映りました。
そして彼女はいかにもポップスター然としているのがまたいい。
カッコいい、という表現が適切かどうかは分からないけれど。
しかしそれにしても、彼女がちょっと間抜けで面白いクリップ。
曲も、ファゴットを使っているのがユーモアを強調していていい。
"Shake it off, shake it off"と2回続けて歌うところで間に
意識的に息継ぎ音を入れているのもかえって印象的。
彼女はポップ歌手としての上手さはもう身についていますね。
だから安心して聴いていられる。
ところで、この1曲目Welcome To New Yorkが、
アメリカでちょっとした議論になっているのだそうで。
彼女は最近ニューヨークに住むようになり、この曲はそのことを
歌っているのでしょうけど、主に硬派のニューヨーカーたちが、
「お前がニューヨークを語るな」みたいなことを言っているのだとか。
しかも"Welcome"と歌っているので、言葉尻を捕らえれば、
ニューヨーカーのテイラーが他の人を受け入れる立場になりますね。
僕はこれ、テイラーがニューヨークに住んで、自分が歓迎されたと
感じたことを歌っていると最初から思ったのですが。
まあ、それでは自意識過剰と言われる可能性はあるけれど、
でも、歌の中のことに対してそういう言い方もどうだろう。
この問題対して、正真正銘ニューヨーカーのビリー・ジョエルが、
擁護するコメントを出したとFacebookで見ましたが、曰く
「ニューヨークこそ、やって来る人を歓迎する場所ではないか」
ビリーさすがですね。
というわけでニューヨークのテイラー、ますます目が離せない。
僕が特に気に入った曲をあと2曲。
2曲目Blank Space、サビに入った5小節目の歌メロが、その流れで
そうくるかと唸らされたくらい素晴らしく最初から気に入ったのですが、
案の定、とは言わないけれど、2枚目のシングルとして切られました。
そして4曲目Out Of The Woods、やっぱり森が好きだからですが、
曲名を歌う部分の一本調子の歌メロがぐっと胸に迫って来ていい。
正直、これほどいいとは予想していなかった、ごめんなさい!
でも、いい意味で期待を裏切られたアルバムに出会うのも、
音楽を聴く楽しみのひとつだし、これはほんとうにいいアルバム。
☆2枚目
ART OFFICIAL AGE
Prince
プリンスが袂を分かっていたワーナーブラザースとよりを戻し
華麗なる復活を遂げたことが話題の新譜。
ジャケットにもWBのマークが入っていてうれしい。
一聴してプリンスという音でとても気に入りました。
でも、聴いていくと、清らかで整理整頓された印象を受けました。
アンダーグラウンドなイメージがない、というか。
古巣ワーナーに戻ったことで、表舞台に再び立ったというか、
年齢による余裕も出てきたのか、ということでもあるのかな。
もちろん、苦手な人は苦手な金切声などもあるのですが、
全体的にすっきりとした響きで誰でも聴きやすいのでは。
あ、いや、やっぱり苦手な人は苦手かな・・・
曲はみなシングルヒット向きというよりは、アルバムとして
通して聴くと味わいがあるといった趣きなのも聴きやすいところ。
もちろんいい曲ばかりですが、インパクトという点で。
そしてやっぱり80年代に結びつけてしまうポップさ・・・
僕は死ぬまでそうなのでしょうね(笑)。
真面目な話、ヒップホップ以降のリアルな黒さの追及ではなく、
ポップな中にそういう要素を忍び込ませるような、ポップなファンク。
11曲目Funknrollは僕が大好きなSIGN OF THE TIMESの
アルバムの曲を彷彿とさせる。
そうそう、この曲のキーボードもだけど、相変わらず
印象に残りやすい短い楽器のフレーズが多いですね。
もちろんそれらすべてを包括しての大きな風呂敷、さすがです。
これも正直言うと、ここまで聴きやすいとは予想していなかった。
割と軽い気持ちでかけることができるのがいいのですが、
そういうアルバムと重たいのと、両方あるからいいですね。
アルバムタイトルは"artificial"=「人工的」とかけているのかな。
もちろん"official"はワーナーに戻って「公認された」
という意味も込められているでしょうけど。
そして"age"と続けるところもいかにもプリンスらしいと思います。
ところで僕は勝手にこれを"Nelson album"と呼んでいます。
中に2度ほど女性の甘えるような喋りが挿入されていて、そこで
彼女はプリンスのことを"Mr. Nelson"と呼んでいるからです。
☆3枚目
SOUTHBOUND
The Doobie Brothers
ドゥービー・ブラザースの新譜は、自分たちの名曲を
ゲストを招いて再録音したもの。
スモーキー・ロビンソン(記事こちら)と同じですね。
ファンにとってはうれしいでしょうけど、僕は正直ファンといえるほど
聴いてはいないので、最初はどうかなと、買ってから思いました(笑)。
しかしいざ聴くとやっぱり歌としていい曲が多くて、見直しました。
ゲストでうれしいのはヒューイ・ルイスがLong Train Runnin'で
ハーモニカで参加していることですが、歌じゃないのはやや残念。
他、僕が名前を知っているところでは、ザック・ブラウン・バンド、
ブレイク・シェルトン、ブラッド・ペイズリー、ヴィンス・ギル。
ペイズリーさんはまたいらっしゃる、ほんとそろそろ買って聴こうかな。
しかしやっぱりうれしいのは、What A Fool Believesに
本家マイケル・マクドナルドが参加していることでしょう。
マイケルは再結成ツアーの際には参加しておらず、無視されたのか
と心配していたのですが、自ら引いたのでしょうかね。
ここではゲスト扱いではなく、バンドのメンバーとしての格で
参加していて、ゲスト欄には名前がありません。
サラ・エヴァンズとのデュエットですが、マイケルのあの声が来ると
オーキターッ! となってしまいますね。
しかも、サラに合わせたのかキィを下げて歌っているのですが、
それがマイケルの声の艶めかしさを強調しているようですごい。
おまけに曲は、どんなかたちで聴いても最高であると分かりました。
チャイナもジーザスも、だいたい有名どころは抑えていますが、
最後のNobody、2010年のアルバムからの曲、70年代前半を
明らかに意識した曲なのですが、それが分かった上で聴くと
とてもいい曲で、これが入っていたのもうれしかったです。
僕としては、最初の再結成である1989年のCYCLESからの
The Doctorが入っていて欲しかったのが唯一残念ですが、
いい歌に浸りたいという聴き方にはいいアルバムだと思います。
02

中幕、今日のA公園風景。
今日は日が暮れるまでずっといい天気でしたが、
風がやや強く、昨日と違ってその風が冷たかった。
さて後半。
☆4枚目
TALKIN' CHRISTMAS!
Blind Boys Of Alabama & Taj Mahal
タジ・マハール&ブラインド・ボーイズ・オヴ・アラバマ名義の
クリスマスアルバムです。
クリスマスアルバムは一昨年くらいまで次々と出ていましたが、
去年から収束してきて、今年は僕が買いたいと思ったのはこれ1枚。
クリスマスアルバム好きとしては寂しい限りですが、でも、
クリスマスアルバムは一度買うとそれを何年もかけるので、
結局は市場が満たされてきたということなのでしょうね。
そんな中で出たこれは、しみじみといいですよ。
クリスマスを自分たちのものとして楽しもうという、
作り物っぽくない楽しさが盤面に刻み込まれていて、
ひたすら楽しくなりますね。
まあ、クリスチャンではない僕がそのような楽しみ方をするのは
本来は違うのかもしれないですが、でも、音楽として表されたものを
聴いて素直に感じたことを話すのは構わないのではないかと。
ブルーズというよりはアメリカーナかな。
1枚しかない分、愛着がだんだんと強くなってきています。
☆5枚目
THE ENDLESS RIVER
Pink Floyd
ピンク・フロイド実に20年振りにして最後のアルバム。
英国のAmazonで予約枚数の新記録を樹立し、
ヒットチャートでも1位に輝いたように、期待された1枚。
実際は、リチャード・ライト存命時の20年前に録音されていた
素材にデヴィッド・ギルモアとニック・メイソンが
「ピンク・フロイド」としての音に仕上げたもので、
最後の1曲のみ歌入り、他はインストゥロメンタル曲。
内容云々以前に、世の中にはピンク・フロイドのような音はない、
それが分かったことでピンク・フロイドへの思いが強まった。
そしてやっぱりこういう音を聴きたかった。
僕は偉そうなことは言えないけれど一応ファンではある、
というくらいですが、ファンの思いは同じだと思う。
音の真似はできるだろうけど、音世界が同じものはあり得ない。
その音を聴いて、具体的な映像というよりは、観念のような
ものが頭の中に広がってゆく、そういう音世界。
それを聴く者が各自自分の経験に結びつけることにより
世界が広がって行く、それがピンク・フロイドの音楽。
歌がない以上曲覚えが人数倍悪い僕はなかなか曲を
覚えられず、細かいことはそれ以上言えないのですが、
懸念されたBGMや環境音楽的なものではなく、頭や心を
刺激してくれる極上の音楽であることにほっとしました。
僕としては俳句の本を読むときにかけているといいですね(笑)。
まあ、そういう聴き方は邪道なのかもしれないけれど、
歌ではないので言葉の邪魔をされない、それでいて刺激される。
最後と言われるアルバムで"endless"と謳っていることで、
余計に思いが募り、刺激されてゆきます。
だめな人、関係ない人にとってはただの音かもしれないですが、
ピンク・フロイドありがとう、と言いたくなる1枚です。
03

いかがでしたか!
今朝の犬たち、マーサ元気だ(笑)。
さて、実はもう既に買って聴いた新譜がこれ以外5枚以上ある上に、
来月もまだ新譜が出るので、また来月この記事を上げる予定です。
そしてもう1枚、買って聴いていることのお知らせだけ。
☆
STORYTONE
Neil Young
ニール・ヤングの新譜がまた出ました。
思わず「また」と書きましたが、5月にカヴァー曲を集めた
アルバムが出ていたので、今年も2枚出たことになりますね。
やっぱりカヴァーだけでは言いたいことが足りなかったのでしょう、
以前にもそういう年がありました。
それにしてもニール・ヤングのエネルギーはあきれるほど感心。
そしてレコード会社もよくそれを許しているなあ、と。
ちなみにREPRISEもワーナー系なのですが。
ニール・ヤングのアルバムはだいたい独立した記事に
してきているので、これも近いうちに上げたいと思います。
さて今回は最後に、
テイラー・スウィフトの弾けたクリップ、Shake It Offです。
Posted by guitarbird at 19:54
│CDさらりと紹介
この記事へのコメント
ギタバさん、こんばんは。
ジャクソン・ブラウンの新譜はかなり良さそうですね
かなり食指がそそられました。
言われてみればブラウンさんにはアメリカンな
匂いがしませんねぇ、というか彼の作品から体臭を感じたことかないのに気づかされましたよ。
元締めが真摯に新譜を紹介されているのに
恐縮しつつも1988年からの愛聴盤、ジョン・ハイアットはんの
スロー・ターニングのリマスターSHM-CDをついに
手に入れました。
薄いヴェールが取り除かれた如くにハイアットさんの
ヴォーカルが凄んでくるねぇ、そしてやたらとスネアが
生々しいでっせ!
ああっ毎度のことながらIs Anybody There?とFeels Like Rainにはイントロから歌い出しの時点で
魂を持っていかれるんやなぁ・・・。
今宵もひたすら頭を垂れて深く滋味あふるる
Tuatara Soulに浸らせてもらいやす。
ジャクソン・ブラウンの新譜はかなり良さそうですね
かなり食指がそそられました。
言われてみればブラウンさんにはアメリカンな
匂いがしませんねぇ、というか彼の作品から体臭を感じたことかないのに気づかされましたよ。
元締めが真摯に新譜を紹介されているのに
恐縮しつつも1988年からの愛聴盤、ジョン・ハイアットはんの
スロー・ターニングのリマスターSHM-CDをついに
手に入れました。
薄いヴェールが取り除かれた如くにハイアットさんの
ヴォーカルが凄んでくるねぇ、そしてやたらとスネアが
生々しいでっせ!
ああっ毎度のことながらIs Anybody There?とFeels Like Rainにはイントロから歌い出しの時点で
魂を持っていかれるんやなぁ・・・。
今宵もひたすら頭を垂れて深く滋味あふるる
Tuatara Soulに浸らせてもらいやす。
Posted by ぽちわかや at 2014年11月24日 02:40
ぽちわかやさん、おはようございます
ジャクソン・ブラウンのは昨日記事を書くのに3日振りくらいで
聴きましたがやっぱり素晴らしい、否定のしようがないです。
彼はウェストコーストの代表格のひとりでもあるため、
これぞアメリカ、という思い込みみたいなものがあったのかなと、
この記事を書く際に考えました。
体臭を感じたことがないというのは、なるほどそうですね。
LATE FOR THE SKYなんて他の人がやったらもう
べたべたな音になっていたのでしょうね。
ジョン・ハイアットのそれは結局のところまだ聴いていないのですが、
SHMを1枚買うと他の好きなアルバムも欲しくなってしまうので
さてどうしようか、迷うところです・・・(笑)。
今観ると、「ニセ武道館」もそれで出てますね。
あのライヴもかなり好きで、やっぱり欲しくなりました・・・
でも最近、例えばドクター・ジョンのようにSHMのそれしか出ていない
というのを中抜けで何枚か買えるようになった、いわば
「大人」になったので(笑)、それも考えてみようと思います、
情報ありがとうございます。
ジャクソン・ブラウンのは昨日記事を書くのに3日振りくらいで
聴きましたがやっぱり素晴らしい、否定のしようがないです。
彼はウェストコーストの代表格のひとりでもあるため、
これぞアメリカ、という思い込みみたいなものがあったのかなと、
この記事を書く際に考えました。
体臭を感じたことがないというのは、なるほどそうですね。
LATE FOR THE SKYなんて他の人がやったらもう
べたべたな音になっていたのでしょうね。
ジョン・ハイアットのそれは結局のところまだ聴いていないのですが、
SHMを1枚買うと他の好きなアルバムも欲しくなってしまうので
さてどうしようか、迷うところです・・・(笑)。
今観ると、「ニセ武道館」もそれで出てますね。
あのライヴもかなり好きで、やっぱり欲しくなりました・・・
でも最近、例えばドクター・ジョンのようにSHMのそれしか出ていない
というのを中抜けで何枚か買えるようになった、いわば
「大人」になったので(笑)、それも考えてみようと思います、
情報ありがとうございます。
Posted by guitarbird
at 2014年11月24日 07:10

今回も新譜が揃いましたね。
ベストヒットUSA時々みますので、テイラー・スウィストも一応知ってますし意外と特集は昔のアーティストが多いですよね。
いつの時代も魅力ある曲はあるもんですね。
70年代ロックを懐かしむライブへ行きました。四部構成でドラマー、ベースが変わりますが他は一人でした。曲中心に紹介します。寄せ鍋のイメージで(笑)
一部、アコースティック構成。
①Give Me All Your love(ホワイトスネイク)
②Tequila Sunrise(イーグルス)
③Desperado ( 〃 )
④Mother (ジョン・レノン)
⑤愛の願い (ミシェル・ポルナレフ)
①は、初めて聴くもなかなかグッド。アコギ1本とヴォーカルの二人で。
②③からは、通常のバンドスタイルで。
私も好きな曲。
④意外とジョンも高い声出してますね。
⑤フレンチポップスも当時ラジオから流れてました。Holidaysの方が有名。
二部 ジャズ系?
①ニーナ・シモンの曲も聞き漏れ。
②ハリー・べラフォンテの曲。
③Lean On Me(ビル・ウィザース)
①はベースとドラムスだけでドラム叩きながら歌う曲です。確か昔聴いたんですが....。この間ドラムの方と話した時歌もいいなと言ってました。巧いです。
②どうせなら、バナナボート歌えばいいのに。
③この歌は、複数で歌うといいですね。Ain't No Sunshine は課題曲ですが、私がこのバンドで歌うならJust The Tow Of Us でしょう。アルトサックス付で。
三部 ややハードロック?
①Jerusalem (エマーソン・レイク&パーマ)
②Maybe I'm Amazed(ポール・マッカートニー)
③Smoke On The Water(ディープ・パープル)
④Hotel Carifornia(イーグルス)
①まさかのプログレッシブ・ロック。ELPの聖地エルサレム。本人達も大変難しかったと言ってました。(笑)
②貴君も大好きな曲ですね。ポールは必ずコンサートで演奏するとか。でもキーは高いですよね。(笑)
左利きのレスポール弾くギターK氏はZepのコピーバンドしてるだけあり巧いです。ギブソン、レスポールも本当に音が太くていいですね。ポールのこの曲も。
③④は定番曲ですが、やはり盛り上がりますね。もう一人のフェンダー弾くギターリストはジャズ系も、巧いです。
ギター二人がいいので、安心して聴けましたし盛り上がりました。
四部 レッド・ツェッぺリン
①Since I've Been Loving You
②メドレー ・Immigrant Song・Black Dog ・Rock&Roll
③Thank You
①ツェッペリンのこの曲いいですね!ブルーズというか。ギターが鳴いてるし。
ボーカルは、原曲キー無理です。でも何とか聴かしてましたよ。
②なかなかやるもんです。照明もミラーボール風になってました。
③アンコール後の曲
演奏するにはZep良い曲多いですね。
ヴォーカリストは、プロでもキツイかな。
客に、バラカンさんのお友達、藤島さんも来てましたよ。
アマチュワですが、高知の音楽好きの人達のレベル高い演奏で、千円は安いと思いました。
来年も行きたいです。
今晩は、テキーラを飲みます。実は初めてです。イーグルスの曲名とタウンで他の客が飲んでて。(笑)
どんな味ですか?! ぽちわかやさん!酒の師匠と呼ぼうかしらん。
国産地元レモン用意しました。レモンの輪を齧ってショットグラスで一気ですよね。寝酒に良さそうです。(笑)
ベストヒットUSA時々みますので、テイラー・スウィストも一応知ってますし意外と特集は昔のアーティストが多いですよね。
いつの時代も魅力ある曲はあるもんですね。
70年代ロックを懐かしむライブへ行きました。四部構成でドラマー、ベースが変わりますが他は一人でした。曲中心に紹介します。寄せ鍋のイメージで(笑)
一部、アコースティック構成。
①Give Me All Your love(ホワイトスネイク)
②Tequila Sunrise(イーグルス)
③Desperado ( 〃 )
④Mother (ジョン・レノン)
⑤愛の願い (ミシェル・ポルナレフ)
①は、初めて聴くもなかなかグッド。アコギ1本とヴォーカルの二人で。
②③からは、通常のバンドスタイルで。
私も好きな曲。
④意外とジョンも高い声出してますね。
⑤フレンチポップスも当時ラジオから流れてました。Holidaysの方が有名。
二部 ジャズ系?
①ニーナ・シモンの曲も聞き漏れ。
②ハリー・べラフォンテの曲。
③Lean On Me(ビル・ウィザース)
①はベースとドラムスだけでドラム叩きながら歌う曲です。確か昔聴いたんですが....。この間ドラムの方と話した時歌もいいなと言ってました。巧いです。
②どうせなら、バナナボート歌えばいいのに。
③この歌は、複数で歌うといいですね。Ain't No Sunshine は課題曲ですが、私がこのバンドで歌うならJust The Tow Of Us でしょう。アルトサックス付で。
三部 ややハードロック?
①Jerusalem (エマーソン・レイク&パーマ)
②Maybe I'm Amazed(ポール・マッカートニー)
③Smoke On The Water(ディープ・パープル)
④Hotel Carifornia(イーグルス)
①まさかのプログレッシブ・ロック。ELPの聖地エルサレム。本人達も大変難しかったと言ってました。(笑)
②貴君も大好きな曲ですね。ポールは必ずコンサートで演奏するとか。でもキーは高いですよね。(笑)
左利きのレスポール弾くギターK氏はZepのコピーバンドしてるだけあり巧いです。ギブソン、レスポールも本当に音が太くていいですね。ポールのこの曲も。
③④は定番曲ですが、やはり盛り上がりますね。もう一人のフェンダー弾くギターリストはジャズ系も、巧いです。
ギター二人がいいので、安心して聴けましたし盛り上がりました。
四部 レッド・ツェッぺリン
①Since I've Been Loving You
②メドレー ・Immigrant Song・Black Dog ・Rock&Roll
③Thank You
①ツェッペリンのこの曲いいですね!ブルーズというか。ギターが鳴いてるし。
ボーカルは、原曲キー無理です。でも何とか聴かしてましたよ。
②なかなかやるもんです。照明もミラーボール風になってました。
③アンコール後の曲
演奏するにはZep良い曲多いですね。
ヴォーカリストは、プロでもキツイかな。
客に、バラカンさんのお友達、藤島さんも来てましたよ。
アマチュワですが、高知の音楽好きの人達のレベル高い演奏で、千円は安いと思いました。
来年も行きたいです。
今晩は、テキーラを飲みます。実は初めてです。イーグルスの曲名とタウンで他の客が飲んでて。(笑)
どんな味ですか?! ぽちわかやさん!酒の師匠と呼ぼうかしらん。
国産地元レモン用意しました。レモンの輪を齧ってショットグラスで一気ですよね。寝酒に良さそうです。(笑)
Posted by matsu at 2014年11月24日 20:14
matsuさん、こんばんわ
詳しいお話をありがとうございます。
興味深く読み、いろいろ考えさせていただきました。
それ以前に、よくそれだけ覚えていますね。
私は「活字中毒」なので、書かないと覚えられません。
セットリストの記事もいつも暗い中メモしていますが、明るい場所に出ると
時々自分の文字が読めなくて、そこで初めて
記憶をたどります。
幸いすぐに見返すので今まで思い出せなかったことはないですが、
文字に頼り過ぎるのもどうかとその時は思います。
曲目の中でホワイトスネイクだけ異様に新しいのですが(87年)、
でもホワイトスネイクは70年代から変っていないということでしょう。
ホワイトスネイクはヘヴィメタル系に分類されてしまうのは
ある意味不幸だと思っています。
彼らはれっきとしたブリティッシュ・ブルーズ・ロックです。
まあ、自分たちがツェッペリンぽい音を出して売ろうとした(売れた)
ので、彼らに非がないとは言わないのですが、でも、
ホワイトスネイクはほんとうにいい歌が多いです。
デヴィッド・カヴァデイルもほんとうに歌が上手いし。
あとZepの曲への、偉そうな言い方に聞こえたら申し訳ないですが、
matsuさんの感想が新鮮に感じられました。
Zepはビートルズの次に基本だったので、弟はZepがいちばんですが、
慣れ過ぎてしまっている自分に少し反省しました。
Since...はZepの上位10曲に入るくらい好きです。
この曲で特にジミー・ペイジのレスポールの音がいいです。
Thank YouはZepには珍しく高い声や金切り声がない曲ですね。
ジョン・レノンはそのアルバムが特に声が高いですね。
その次のアルバムは(IMAGINEですが)、高いというよりは
細くなっているように感じられます。
そしてその次の次は荒れたように聴こえる。
ジョンの曲へのその感想も、逆に私はなるほどと思いました。
あとLean On Meはmatsuさんのその感想を実現して1980年代に
リヴァイヴァルヒットさせたクラブ・ヌーボーがまさにそれでした。
私はそのカヴァーを最初に聴いたのですが、後でオリジナルを
聴いて、そうか静かな曲だったのかと思いました。
確かにそれだけ聴けて1000円というのは安いですね。
「ベストヒットUSA」ですが、私くらいのリアルタイム世代と、
今の若者と両方をターゲットにしているようですが、
古いのが多いのはそのせいだと思います。
むしろ古いのが中心、という回もありますね、いやいつもか(笑)。
ただ、私の世代だとビートルズやS&Gはもっと前になるのですが。
私は逆にあれを観て新しいのを聴くようになりましたが、
そういう意味ではやっぱりいい番組だと思います。
ちなみに今は車の中でテイラー・スウィフト聴いてます。
詳しいお話をありがとうございます。
興味深く読み、いろいろ考えさせていただきました。
それ以前に、よくそれだけ覚えていますね。
私は「活字中毒」なので、書かないと覚えられません。
セットリストの記事もいつも暗い中メモしていますが、明るい場所に出ると
時々自分の文字が読めなくて、そこで初めて
記憶をたどります。
幸いすぐに見返すので今まで思い出せなかったことはないですが、
文字に頼り過ぎるのもどうかとその時は思います。
曲目の中でホワイトスネイクだけ異様に新しいのですが(87年)、
でもホワイトスネイクは70年代から変っていないということでしょう。
ホワイトスネイクはヘヴィメタル系に分類されてしまうのは
ある意味不幸だと思っています。
彼らはれっきとしたブリティッシュ・ブルーズ・ロックです。
まあ、自分たちがツェッペリンぽい音を出して売ろうとした(売れた)
ので、彼らに非がないとは言わないのですが、でも、
ホワイトスネイクはほんとうにいい歌が多いです。
デヴィッド・カヴァデイルもほんとうに歌が上手いし。
あとZepの曲への、偉そうな言い方に聞こえたら申し訳ないですが、
matsuさんの感想が新鮮に感じられました。
Zepはビートルズの次に基本だったので、弟はZepがいちばんですが、
慣れ過ぎてしまっている自分に少し反省しました。
Since...はZepの上位10曲に入るくらい好きです。
この曲で特にジミー・ペイジのレスポールの音がいいです。
Thank YouはZepには珍しく高い声や金切り声がない曲ですね。
ジョン・レノンはそのアルバムが特に声が高いですね。
その次のアルバムは(IMAGINEですが)、高いというよりは
細くなっているように感じられます。
そしてその次の次は荒れたように聴こえる。
ジョンの曲へのその感想も、逆に私はなるほどと思いました。
あとLean On Meはmatsuさんのその感想を実現して1980年代に
リヴァイヴァルヒットさせたクラブ・ヌーボーがまさにそれでした。
私はそのカヴァーを最初に聴いたのですが、後でオリジナルを
聴いて、そうか静かな曲だったのかと思いました。
確かにそれだけ聴けて1000円というのは安いですね。
「ベストヒットUSA」ですが、私くらいのリアルタイム世代と、
今の若者と両方をターゲットにしているようですが、
古いのが多いのはそのせいだと思います。
むしろ古いのが中心、という回もありますね、いやいつもか(笑)。
ただ、私の世代だとビートルズやS&Gはもっと前になるのですが。
私は逆にあれを観て新しいのを聴くようになりましたが、
そういう意味ではやっぱりいい番組だと思います。
ちなみに今は車の中でテイラー・スウィフト聴いてます。
Posted by guitarbird
at 2014年11月24日 20:42

関心持ってもらえたようで良かったです。
中央3列目のテーブル席で必死にメモ取ってたのと後でネットで調べました。
ボーカルの方が、曲名を言ってくれてたので何とかです。(笑)私も調べる事で勉強になりました。
ホワイト・スネイクの曲もYOU-TUBEで見ましたし、Zep のSince....も。
私の知らない名曲も多いですね。
ヴォーカルの方は今回の選曲高いキーが多いと言ってましたが、現キーでないとギターの音に違和感が出るので仕方ないですね。
タウンのママと高校生の娘さんも来るというので、音のバランス良い真ん中に席確保しました。久し振りのかなり大きな音量でしたが大丈夫でしたよ。(笑)
ポールとレノンは、ビートルズ解散後というとこが70年代でしょうか。
でも4回目ということで、あまり70年代ロックの枠には囚われてないようにも思いましたよ。
観客はお洒落な女性が多かった気がしました。誰かが、やはりロックは人が集まるなぁと言ってましたし。
まだまだ音楽の話は尽きませんね。(笑)
中央3列目のテーブル席で必死にメモ取ってたのと後でネットで調べました。
ボーカルの方が、曲名を言ってくれてたので何とかです。(笑)私も調べる事で勉強になりました。
ホワイト・スネイクの曲もYOU-TUBEで見ましたし、Zep のSince....も。
私の知らない名曲も多いですね。
ヴォーカルの方は今回の選曲高いキーが多いと言ってましたが、現キーでないとギターの音に違和感が出るので仕方ないですね。
タウンのママと高校生の娘さんも来るというので、音のバランス良い真ん中に席確保しました。久し振りのかなり大きな音量でしたが大丈夫でしたよ。(笑)
ポールとレノンは、ビートルズ解散後というとこが70年代でしょうか。
でも4回目ということで、あまり70年代ロックの枠には囚われてないようにも思いましたよ。
観客はお洒落な女性が多かった気がしました。誰かが、やはりロックは人が集まるなぁと言ってましたし。
まだまだ音楽の話は尽きませんね。(笑)
Posted by matsu at 2014年11月24日 22:20
matsuさん、ふたたびですが、今の世の中でどのような曲が
どう捉えられているかにはとても興味があります。
今回のは納得というか、いい意味でそうかそうだろうなと思いました。
ところで今日はフレディ・マーキュリーの命日で、MTVでは
クイーンのビデオクリップ特集があり、先ほどからその録画を
流していて基本的にはずっと歌っています。
やっぱりクイーンの歌は言葉と旋律とリズムの絡みが最高にいい。
歌っていて気持ちよくなります。
で、今回matsuさんが行ったライヴはクイーンの曲がない
ということに気づきましたが、考えてみると、クイーンの場合、
70年代前半に出てはきましたが、世代的に完全にビートルズの後で、
属性としては80年代にも跨っているからかな、と思いました。
クイーンを70年代と言ってしまうと違う、と、確かに感じます。
まあ、よく歌われる数曲はみな70年代のものですが。
そもそも"decade"10年ごとに区切って話すと無理が出てきますが、
ロックでは不思議なことに、ビートルズ解散が70年、ジョンの死80年、
Zepも最後のアルバムが79年、ボンゾの死が80年などと
10年ごとに節目があるので、10年毎に話すことに
あまり無理がないのでしょうね。
どう捉えられているかにはとても興味があります。
今回のは納得というか、いい意味でそうかそうだろうなと思いました。
ところで今日はフレディ・マーキュリーの命日で、MTVでは
クイーンのビデオクリップ特集があり、先ほどからその録画を
流していて基本的にはずっと歌っています。
やっぱりクイーンの歌は言葉と旋律とリズムの絡みが最高にいい。
歌っていて気持ちよくなります。
で、今回matsuさんが行ったライヴはクイーンの曲がない
ということに気づきましたが、考えてみると、クイーンの場合、
70年代前半に出てはきましたが、世代的に完全にビートルズの後で、
属性としては80年代にも跨っているからかな、と思いました。
クイーンを70年代と言ってしまうと違う、と、確かに感じます。
まあ、よく歌われる数曲はみな70年代のものですが。
そもそも"decade"10年ごとに区切って話すと無理が出てきますが、
ロックでは不思議なことに、ビートルズ解散が70年、ジョンの死80年、
Zepも最後のアルバムが79年、ボンゾの死が80年などと
10年ごとに節目があるので、10年毎に話すことに
あまり無理がないのでしょうね。
Posted by guitarbird
at 2014年11月24日 23:44
