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2014年10月29日

今月の読書2014年10月号

01
今月の読書2014年10月号

今月の読書の記事です。

今回は7冊

先に言っておくと、2冊が絵本、2冊がレシピ本です。

では早速。



☆1冊目


走らないのになぜ「ご馳走」? NHK 気になる言葉
NHKアナウンス室
新潮文庫


新たに買った本として先月紹介、珍しく宣言通り読了しました。
言葉については、自分で文章を書いて読んでいただいている者として、
いろいろ思うことがあるので、今回は、読書感想文というよりは、
本書で取り上げられた言葉についての考察になりました。

「マジ」「へこむ」という言葉、近年の若者の新しい造語ではなく、
実は江戸時代から使われていた言葉とは知りませんでした。
さらには、何かに短期的に熱中することを「はまる」というのも、
実は江戸時代から使われているものだと分かりました。
僕は基本的には「へこむ」と「はまる」を使わないのですが、でも、
若者言葉だからというよりは言葉の響きが好きではないので、
江戸時代から使われていたと分かっても使わないと思います。
(ただ「はまる」は先日、意図的に音楽の記事で使いました)。
「マジ」は話す時はよく使いますが、文章ではあまり使わないかな。
でも、言葉に対する感覚が時代を超えても通じているのは、
文化としての強さを感じました。

「鳴かず飛ばず」は中国の故事から来ている言葉で、本来は
「将来の活躍を期し、その機会をじっと待っている」という意味ですが、
今は「ぱっとしない状態」を指すことが多いと説明されています。
「野球選手Aはプロ入り4年は「鳴かず飛ばず」だったが5年目に才能開花、
スタメンに定着した」などと使うことがある一方で、ずっと活躍できず
引退した選手には「鳴かず飛ばず」は使わないのではないでしょうか。
では、まだ大活躍するに至っていないBという選手について
今は「鳴かず飛ばず」という場合、少なくともB選手はその時点では
きっと将来大活躍する人だという期待が込められているはずであり、結果として
大活躍せずに引退しても、現役の時点での「鳴かず飛ばず」は
期待が込められた言葉として使われてもおかしくないのでしょう。

「破天荒」という言葉。
この本で知りましたが、これを悪い意味に使う人がいるんですね。
「破天荒」もやはり故事から来ている言葉で、誰も合格できないことから
「天荒」と呼ばれた難しい科挙試験に合格した人が現れ、
「天荒」を「破った」ことから「破天荒」と呼ばれるようになった、
つまりはほめる言葉だったそうです。
僕はそのことは知りませんでしたが、言葉の感覚としてなんとなく、
悪い意味では使ったことがなく、それでよかったのだと思いました。
ところで余談、「破天荒」は一発変換できても、「天荒」は変換候補にも
ないのは、「破天荒」の現在の状況をよく表していると思いました。

本書は、言葉は時代により変わってゆくものとして進められていますが、
「現在では誤用」である言葉については、その使い方がなるべく
定着しないようにと憂慮するような書き方をしている一方で、
過去において誰かが使い始めたか自然と使われるようになった、
本来とは違う使い方については認めているのは、どうなのだろう。
時間は遡れないので仕方ないし、定着した誤用を今から正しい用法に
戻そうというのも無理な話であるのも理解はできますが、そこだけ
僕は読んでいて引っかかりました。

さて肝心の「ご馳走」、短く話すと、来客を迎えるにあたり走り回って
準備する様から、人をもてなす意味となり、やがてほぼ食べ物だけに
使われるようになった言葉、ということ。
だから、食べられない贈り物に対して「ご馳走」を使うのも、
本来は誤用ではないのだそうです。

ひとつ、内容とは関係ないことで気になったのが、レイアウト。
ひとつの話は文章だけであれば2ページで収まるところ、
イラストが入ると3ページ目にまたがるのですが、それが2、3行
しかはみ出しておらず、1ページの4/5が空白になり、次のページで
新たな話が始まるのは、なんだかもったいないと思いました。
ただ、そのおかげで読むのが速く進んだ、ともいえるのですが(笑)。
もしかして、空白を多くすることでページ数が多くなる、
そうなると価格が高くできる、ということなのかな・・・

なお、この第一弾の「サバ」は今月中には読了できませんでした。
だから、来月、続編としてまた言葉について考えたいと思います。



☆2冊目


今すぐつくれる江戸小鉢レシピ シンプルで粋。
車浮代
講談社+α文庫


9月に出た新刊です。
夕食の副菜をもう1品増やしたいとかねがね思っていて、
9月の或る日、Amazonで「小鉢」で本を検索したところ、
まさに新刊として出るこれが当たったのですぐに注文しました。

江戸時代の食材を江戸時代の味付け調理法で再現したもので、
今風にアレンジされ、下ごしらえなどに電子レンジを使いはするものの、
出来上がった料理はまさに江戸時代の雰囲気。
いかにも体によさそうに感じます。

試しにひと品作ってみたのが「鳴き玉子」という料理、作り方は
・ゆで玉子を作る
・フライパンで油を使わず玉子を転がしながら乾煎りする
・ほんのり焦げめがついたところで醤油を入れる
・玉子を転がしながら醤油の水気がなくなるまで炒る
・火を止め、皿に乗せ、七味唐辛子をかけて出来上がり
写真を撮らずに食べてしまいましたが(笑)、本の写真のように
全面に醤油の色をつけるのが難しく、僕にはできなかった。
だけどおいしかったです、写真撮り忘れましたが・・・
炒る時にきゅうきゅう鳴るので「鳴き玉子」と名付けられたそうで、
不思議、ほんとにきゅうきゅう鳴っていて、味のみならず調理法にも
江戸の人の粋を感じました。
副菜にこの本を活用してゆきます。

そうそう、最後にトリビア的な話を。
江戸時代、江戸の人は朝一にご飯を1日分炊いて食べており、
夜に温かいご飯を食べるためにお茶漬けが広まったのだそうです。

レシピ本ではありますが、文庫というのがまた楽しい。
当然、読み物の部分も普通のレシピ本より多くなっています。



☆3冊目


猫の鳥談義
四代目 江戸家猫八
文一総合出版


この本は、日本鳥類保護連盟の機関紙「私たちの自然」に連載された
エッセイを本にまとめたもので、「日本野鳥の会」のFacebookページ
で紹介されたのを見てすぐに買ってみました。

四代目(よだいめ)江戸家猫八師匠が野鳥好きであるのは知っていました。
たまたま先日ゆるキャラ「エリカちゃん」を紹介した記事(こちら)を上げた
エトピリカの声の物真似をして、この鳥のことをもっとよく知ってもらう取組を
していることを、数年前に北海道新聞の記事で読んで知りました。
「笑点」などで、ウグイスやニワトリといったおなじみの鳥以外の
知名度が低い野鳥の物真似をしていたのを見たこともありました。
しかし、この本を読んで、この方がこれほどまでに鳥好きだったとは、と。
きっかけは、父に弟子入りしてから、鳥の物真似をするのであれば
まず実物を観察研究してから、ということで修業時代に野外に出向き
鳥の声を聞くようになったことで、なるほど、熱心な人ですね。

師匠が野鳥を追いかけて国内海外に出向いた話が中心で、
見方によれば野鳥観察地ガイドともいえる1冊。
鳥を見ることを主目的として旅行に出る、もうこれはマニアですね、
少なくとも僕よりはマニア度高いのは間違いない(笑)。
ただ僕としては、国内や海外(が多い)の鳥見紀行もいいけれど、
身近な鳥を掘り下げた話題がもっとあれば、と思いました。
有名人ということで、観察や撮影マナーについての言及が多く、
啓発的な意味合いも感じられましたが、これは当然でしょう。
そしてもちろん、出てくる鳥の名前が多いこと。
巻末にこの本に出てくる鳥の一覧表があるくらいの凝りようで、
もうこれは日本代表の鳥マニアのひとりといえるでしょうね。
師匠の「鳥仲間」のひとりが元騎手の岡部幸雄さんだそうで、
岡部さんはさすが動体視力が優れ、すぐに鳥を見つけるのだとか。
双眼鏡の扱いには慣れているでしょうね(笑)。

師匠の鳥や虫や動物の鳴き真似のテクニックを自身で解説する章を
最後に設ける大サービス、興味深く読ませていただきました。
真似はしていないですが・・・
いつか浅草演芸ホールで師匠の芸を見て聞いてみたいです。

鳥について、一般向けで読みやすくしかしある程度深いこういう本は、
今のところまだほとんどないので、これは価値ある1冊。

ところで、僕はまだ、「江戸家猫八」といえば三代目を思い出し、
この本を書いた人は「江戸家子猫」の方がしっくりきます。
四代目を襲名してもう10年近くなりますが、なかなか慣れないですね。



☆4冊目


とりがないてるよ 世界傑作絵本シリーズ
ヨアル・ティーベリ(著)/アンナ・ベングトソン (絵)
オスターグレン・晴子 (訳)

福音館書店


今月も仕事で読み聞かせをしましたが、選んだのがこの本。
北欧 の人が書いたもので、日本にはいない鳥もありますが、それでも
半分以上は日本にもいる鳥だから子どもたちにも分かりやすかった。
シジュウカラは成鳥でも胸から腹が黄色い、欧州にいる普通のウソは
日本では珍しい亜種ベニバラウソと呼ばれるものだったり、
そういう違いが楽しいです。
ビートルズのBlackbird、クロウタドリがいたのもうれしかった。
さすがに小学生にその話は通じないだろうから話はしなかったけど。
そして何より、僕がいちばん好きな野鳥であるゴジュウカラが表紙
というのがまたうれしいですね。
ちなみに、読み聞かせの時は、さすがに江戸家猫八師匠のように
うまく鳴き真似はできませんでした(笑)。


02
今月の読書2014年10月号

今日のA公園の様子。

ポプラがきれいに黄色く色づいていますが、
ポプラって、毎年こんなにきれだったか、と今年は思いました。

逆光を逆手にとり敢えて白トビ写真にしましたが、
写真教室ではこんな撮り方をすると怒られそうです・・・(笑)・・・



☆5冊目


おうちで、できたて! デパ地下そうざい
岩﨑啓子
新星出版社


僕はどうも「デパ地下」という言葉に弱いようで・・・
小さい頃からの憧れがいまだ続いているのかもしれない。
この本は店頭で見つけた次の瞬間、中身も見ずにレジに向かいました。
しかし帰宅して見ると、同じ著者、同じ出版社のサラダの本が家にある。
そうか、前回も「デパ地下」という言葉にやられたのだった。
まあ、同じだから装丁のイメージが似ているのは当たり前ですね。
ただ、デパ地下でもスーパーでも、時々惣菜を買って食べると、
たいていは自分が作るより塩っ気が濃い、つまりしょっぱい。
僕は、自分で作る時、塩分の量は家のやり方に合わせています。

こちらも一品作ってみました。
「鶏の甘辛串みそ」
三越札幌店地下1階に行くと僕は必ず「柿安」のこれを買うほど大好き。
それが家でも作れるなんて、うれしいじゃないですか。
細かい作り方は省きますが、作ってみると、これが予想外においしい!
予想外というのは、どうせ僕が作るのだからそこそこ程度だろうという
悪い予想が外れた、ということ。
何がよかったか。
ずばり、電子レンジのオーブントースター機能を使って焼くこと。
僕はガスレンジでフライパンもしくは魚グリルで焼くことばかり考えていて、
電子レンジは下ごしらえも含めほとんど使わないので、この発想が新鮮。
そしてうまく行った。
ただし時間は本の指定より長くかけましたが、うちのレンジは出力が
弱いのかな、それでも焦げ目がつかなかった。
みそとしょうゆとみりんと砂糖を使ったタレの味はよかったのですが、
タレがもう少しどろっとした感じになれば最高だった。
早くもまた作ってみたくなり、このまま自信を持てるようになりたいです。
あ、こちらも写真がなくて申し訳ないですが・・・

それにしても新星出版社の本はコストパフォーマンスが高い。
これも本体1300円、もちろん写真はすべてカラー。
台東区にある出版社でもあるため、余計に応援したいですね。

レシピ本を読んでいると、ある時ふと、そんな料理があったっけ
と思い出して作って食べてみたくなります。
だから僕の場合、直接的にレパートリーを増やすという以上に、
読んでおくことで頭の中の網が広がるように感じます。
それが可能なのはやはり、「本」という体裁だからだと思います。



☆6冊目


ガス・アンド・ミー ガスじいさんとはじめてのギターの物語
キース・リチャーズ(文)/セオドラ・デュプリー・リチャーズ(絵)
 /奥田民生(訳)

ポプラ社


キース・リチャーズの絵本が出版されたと聞いてすぐに買いました。
文章はキース自身、絵は実の娘さんが手がけ、訳はおなじみの人。
キースが「ガスじいさん」にギターをもらって練習を始める話で、
当たり前のことだけどやはりキースは幼少時代から音楽に囲まれた
生活を送り、それが今につながっているのだと実感。
その中でギターにいちばん引かれたのも納得。
さらには、そういうキースにして、音楽史に名を残すような仕事をする
素養があったのだとあらためて分かりました。

ソングライターらしく、物語というよりは詩(歌詞)のような文章で、
当たり前のことを当たり前に書いて余韻を味わうような話。
娘さんの絵のタッチは、絵本というよりは雑誌のイラストのようで、
絵については技法も何もまったく分からないのですが、
鉛筆(?)描きのモノクロに背景だけ色を付けるというもので、
僕には新鮮に映りました。
最近絵本をよく買いますが、当たり前のことでしょうけど、
人により絵の描き方(タッチ)が違うのが面白いですね。
ガスじいさんがキースに初めて教えて弾かせた「マラゲーニャ」の
楽譜が裏表紙にイラスト付きで描かれているのも楽しい。

CDが付属していて、キースが自ら語り、その曲を弾いています。
つまり、キース自身の読み聞かせもできるわけですね。
ただし、本は翻訳、語りは英語、だから洋書を買えばよかったかな。
キースの声はやはりドスが効いたいい声。
でも、この話し方なら子どもでも恐くないかな(笑)。

僕は基本的に、大好きなミュージシャンでも家族のことはほとんど
気にしないので、キーズが家族のことに触れているこの本を知り、
最初はイメージが浮かばなかったのですが、本を見て納得。
子どもさん、おそらく絵を描いた娘さんをあやす写真などもあり、
ああやっぱりキースは普通の人、いい人なんだと分かりました。

さて、ローリング・ストーンズはほんとに、今年の来日が最後なのかな。
その時はそうだと自分を納得させようとしましたが、この本を読むと、
いや、もう1度観たい、と強く思うようになりました(笑)。



☆7冊目


新装版 水原秋櫻子自選自解句集
水原秋櫻子
講談社


今月の俳句の本。
タイトルのごとく、水原秋櫻子が、自らが詠んだ句の中から選び、
解説というよりはその句にまつわる背景を説明したもの。
俳句自体もですが、戦中戦後の世相も垣間見えて興味深い。

なぜこれを読んだかといえば、以前読んだ「野鳥歳時記」において、
秋櫻子の句が多く取り上げられ、鳥への理解も深い人として
紹介されていたことで強く引かれたからです。
実際、野鳥の句を多く選んでいますが、興味深いのは、
「野鳥」という言葉を作った日本野鳥の会の創始者である、
中西悟堂さんと初の「探鳥会」に行った時の話があること。
中西悟堂さんの本も以前読み、そのことは知っていましたが、
日本の「野鳥」界の重要な瞬間に秋櫻子も立ち会っていたわけで、
やはりこの人の野鳥への思いは本物なのだと分かりました。
また、そのように読んだ本が自分の中でつながるのは、
読書の楽しみのひとつでもありますね。

秋櫻子は野鳥に限らず野歩きの句が多く、今でいうハイキングが
好きだったようで、そこも自分は近しいものを感じました。
そして俳句を詠むために旅をする。
それは、写真を撮るために出かけるのと同じであり、
映像か言葉化だけの違いであることがよく分かりました。
だから僕が俳句にひかれるようになったことも。

そしてもうひとつ、御嶽山に俳句行に出た時の話もあり、
頂上までは登らなかったものの、当時の穏やかな様子と、
噴火後の今は対照的であり、いろいろと考えさせられました。

巻末では自らの作風の流れを自らの言葉で説明してて、
秋櫻子のみならず高浜虚子から後の俳句界の流れもつかめました。

最後に、この本で僕がいちばん気に入った一句を紹介。

時鳥厩に仔馬ひとつゐる

昭和十六年夏、南軽井沢で詠んだ句。
戦争が始まる直前とは思えない穏やかさ、優しさに包まれた句ですね。



03
今月の読書2014年10月号

もう1枚、本日のA公園から。

アカイタヤの黄色い葉が、僕は、秋の葉でいちばん好きかもしれない。
と、黄色い葉でまとめてみました。


さてもう恒例となった、購入したけれど未読の本から幾つか。




人間の性はなぜ奇妙に進化したのか
ジャレド・ダイアモンド/長谷川寿一(訳)
草思社文庫


ジャレド・ダイアモンドの肩書、進化生物学者、生理学者、生物地理学者。
人間の文明の発達を生物の進化に絡めて話してゆく人ですが、
庶民的感覚にユーモアとペーソスを忘れない、読みやすい本を書く人。
この本の帯の惹句を書き出して、紹介の代わりとします。
まわりから隠れて、セックスそのものを楽しむ-
これって人間だけだった!?
奇妙な性のあり方と社会のあり方との関係を解く。
『銃・病原菌・鉄』の著者によるユニークな書。







ボブ・ディランのルーツ・ミュージック
鈴木カツ
白夜書房


ボブ・ディラン来札、僕にとっての「ディラン・イヤー」は続いていて、
ボブ自身の本を読んだ後は、ルーツ音楽にも触れてみようと。
著者の鈴木カツさんは、数年前、記事で別の本を紹介したところ、
なんとご本人様から書き込みをいただいたことがありまして、
爾来すっかりファンとなり、この本も出ているのを知って即購入しました。
こちらも帯から一部を書き出します。
ボブ・ディランの音楽形成に与えた影響のすべてを、
ボブ・ディラン研究の第一人者が完全解析!!

実は二カ月ほど前に買っていたのですが、ゆっくりと読む時間がなく、
でもそろそろ年内に読みたくて今回取り上げました。






文庫手帳2015
安野光雅(絵)
ちくま文庫


今年も買いました、ちくまの文庫手帳。
ところが、今見ると、今年のものには何も書かれていない・・・
3月のストーンズのコンサートのセットリストは、なぜか、
2013にメモしてありました・・・
こうなったら2014は真っ白のまま残し、来年は活用しよう。



04
今月の読書2014年10月号

いかがでしたか!

ポーラ、なかなかいい顔をしてくれました。

今月も、物語的なものはキースの絵本だけ。
小説などフィクションを読む波がまだ来ていません。
そう思うと、来月は何か読みたくなってきました。
もう買ってあるもの=「積読」の中から選ぶことになるでしょうけど。

今は「読書週間」ですね、10/27から11/9まで。

まだ10日ほどあるので、その間に2、3冊読めるといいな。
もちろん、終わってからも読みますが。







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この記事へのコメント
ギタバさん、今月も五感をくすぐられる美味しい読書報告、
ご馳走様です。

ああっだれか「とりがないているよ」の六弦家鳥朗師匠の
読み聞かせのライブ動画アップしてくれへんかなぁ。

 時鳥厩に仔馬ひとつゐる

秋桜子の日本の行く末を憂えたうえでの長閑な
静謐感を思うと胸が痛くなりますが、いい発句ですね。

偶然にも手元に彼の「俳句作法」(朝日文庫)があるのですが
表紙の牡丹と鯰の日本画?はご本人の作とのこと
彩色の素晴らしさに驚きました。

 萩の風何か急(せ)かるゝ何ならむ  秋桜子

 をち方に下りたる鴨も月に見ゆ  秋桜子

そして今夜初めて聴いたジャズ・クルセイダースの
GOLDEN SLUMBERS(1970)のホーンの
鳴りっぷりとジョー・サンプルのファンキーなエレピの
絡みにうれしくなって島風のお湯割りをもういっぱい!!
Posted by ぽちわかや at 2014年10月30日 00:44
こんにちは。
今は読書週間なんですね。頑張って読みましょう。1冊目の本は、私も買っていますが、読むのはこれからです。
Posted by 多摩NTの住人 at 2014年10月30日 07:34
猫八師匠の本は、私も気になっていて、本屋で立ち読みしていました。面白そうですね。買おうかな。
秋桜子の本も面白そうですね。私も以前ブログに書きましたが、野鳥の季語を改めようとした人ですね。
「鳴かず飛ばず」はやはり鳥に関係する言葉なんですかね。
鳥ばかりに喰いつきますが(笑)。
Posted by fagus06 at 2014年10月30日 08:11
今月も幅広く読まれてますね。

江戸家猫八、三代目の何とも「のほほん」とした鶏やウグイスの声帯模写が好きでした。今でも鬼平犯科帳の再放送で見てて晩年のちょっとスケベだけど庶民的な演技が微笑ましくて、そして懐かしいです。
四代目は、少しスマートで、男前も良い所を引き継いでますね。ウグイスに関しては、より詳細なトコが似てるなと思いましたが貴君の説明で納得しました。
良い本でしょうね。

江戸小鉢レシピ、デパ地下レシピはなかなか面白そうですね。
自称、B級酒つまみ研究家としては、気になるところです。
三越札幌店は、私も覗きましたしもう一つの地元デパ地下で紅サケの麹漬け珍味を買いました。昔アルバイトしてた浅草の松屋も春先に歩いてみましたよ。
この時の生珍味他ホッケの薫製等を売った経験が、私の食の好みに微妙(大変?)に影響してるようです。

キースの絵本もなかなか良さげですね。和訳が奥田民生も。ギターつながりですかね。

今月は私は、村上春樹を読んでます。最新短編集は素直に読めたし、「色彩を持たない 多崎つくると、彼の巡礼の年」を。
独特の雰囲気を持つ文体で、いかにも女性に好まれる中性的な透明感が、食わず嫌いだったのかなと思い、貴君にも失礼な断定的表現をしてしまいました。すみませんでした。
もっと若い時に読んでおけば良かった気がしますね。それと何故人気が大変あるのかも気になり、受賞を逃した今読んでおかなくてはと。(笑)少しひねくれてます。ビートルズを広めに聴きだしとのと関係があるかもです。

同様に、東野圭吾「悪女の救済」も借りました。「マスカレードホテル」の前章のようです。この本の文庫版が最近出ましたが、こちらはかなりの順番待ちです。
村上氏が文系文学部、東野氏は理系工学部なので対比も面白いです。

逢坂剛の「百舌の叫ぶ夜」シリーズは「MOZU」としてTV放送されてますがこの知的ハードボイルドの世界を演じる役者が出て来るとは思いませんでした。
でも、小説で読むほうが、はるかに面白いですよ。女性には人気でないでしょうが。(笑)

レシピ本は私も何か読んでみますね。
Posted by matsu at 2014年10月30日 10:28
ぽちわかやさん、こんにちわ
五感をくすぐる読書報告というのはうれしい言葉です。
私は実は音楽に関する本は二十歳ごろまではビートルズのものを
たくさん読みましたが、それからは逆にほとんど読まなくなっていました。
でも最近、やはり深く広く知るには音楽を聴くだけでは補えない部分が
あるのが分かり、音楽の本を読むことも楽しくなってきました。
あと、鳥の鳴き声も音ですね(笑)。
私の読み聞かせですが・・・多分誰も録画していないと思います・・・
最初は誰のことかと思いましたが(笑)。

水原秋櫻子のそのような本があるのですね。
今Amazonで調べると古本でも出てこないので貴重ですね。
朝日文庫はかつて現代俳句句集を多く出していましたが、
今は絶版のようで、古本でなんとか状態が悪くないものを探して、
秋櫻子、中村草田男、石田波郷のものは買いました。
他数人はウィッシュリストにいれていて状態がいいのが出たら買います。
でも、今復刊しても売れないのかな、残念です。
今の段階で秋櫻子は私が作りたい俳句にいちばん近いと感じています。
その2句ももちろんいいですね。

ジャズ・クルセイダーズはまたそのうち迫ってみたいと思います。
そうそうスティーヴ・ヤングはとても気に入りました。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年10月30日 14:34
多摩NTの住人さん、こんにちわ
「ご馳走」を買われたんですね。
読むといろいろと考えさせられいい刺激になりました。
読書週間のうちになんとか2冊読みたいです(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年10月30日 14:36
fagus06さん、こんにちわ
猫八師匠の本はやはりチェックはされていたんですね。
鳥好きとしては著名人で鳥好きの人がいるとうれしいですね。
あおい輝彦もそうだったと思いますが。
秋櫻子はそうですね、鳥の季語、ここに取り上げられた句では
その通り使っていますが、文中でもやはりそのことに触れていました。
ちなみに先日の記事で書いた私の句は鴬の季語を無視しました・・・
「鳴かず飛ばず」は、何もしない王をたしなめる側近の人が
喩えとして使ったもので、特定の何かの鳥ではないようです。
気になるのは鳥ばかり、と言っておられますが、そもそも私も
今回は鳥に関係する本が多かったで、食べるのも入れると
ひとまず鳥に関係ないのはキースの本だけですね(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年10月30日 14:43
matsuさん、こんにちわ
三代目江戸家猫八師匠は私が小さい頃からテレビに出ていて、
ドラマやCMでもよく見ていたのでほんと懐かしいです。
鬼平犯科帳もそうでしたか。
四代目は確かにお父さんに比べると細いイメージですね。
でも彼も小さい頃からあまりイメージが変っていなくて、
それは体調には気を使っているということなのでしょう。
鳥の鳴き方を本物で勉強したというのは、結果として今から見ると
当然のように思えますが、でも業界としては画期的なことであり、
やるのはある種の勇気が必要だったかもしれないですね。

江戸小鉢レシピは簡単なものが多くていいですよ。
matsuさんならひとつと言わず毎日幾つも作って
酒のつまみがより充実することと思います。
魚介を使ったものは立派なおかずにもなります。
私はちょっといいお茶漬けを食べてみたい(笑)。

キースの絵本は、ギター演奏つき朗読のCDを昨日は
3回くらい繰り返しかけてしまい、付加価値が高いです(笑)。
翻訳はそうですかね、きっとそうでしょうね。

村上春樹を読んでおられるのですね。
いえいえ、今は別に何も悪くは思っていないので、
どうかもう気にしないでください。
私も5冊くらいしか読んだことはないですから。
長いのは軒並み避けています、ノルウェイですら。
ただ、「アンダーグラウンド」はとても感動しました。
弟が被害に遭いかけた人間として、それを本にまとめてくれてありがとう
という思いが、私は、村上春樹氏に対してあります。
あと、別の小説で、主人公がロックとジャズとクラシックを聴いていて、
それがカッコよくて自分も真似をしたような部分もありました、30歳の頃。
ついでにいえば、ジャズを一時期聴くのをやめてCDを売ったのは、
音楽の本質が分からないのにただカッコいいとの思いだけで
聴いていた自分がバカらしく思えたからでした。
ただ、ソウルを真面目に聴くようになり、ジャズも分かってきました。

ビートルズのことに触れられていますが、それはまたの機会にでも。

なぜ人気があるのかが気になるのは、私はヒットチャートを聴いて
育ったので、まさにそうです、特に音楽は、映画もそうですが。
本もその思いがあって、25歳くらいまでは日本人作家の小説も含め
多く読みましたが、今は自分の気持ちに合わないものは読もうという気が
起きなくなり、結果として昔よりジャンルが狭まってきました。
何かのきっかけでまたそういう波が来るかもしれないですが。

レシピ本はここで書いた通り、紙になっているので、PCの画面と違い
立体じゃないけど、物として実体があるから、本を持って、これくらい
ページをめくったところにあったやつ、などと覚えられるのがいいですね。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年10月30日 15:12

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今月の読書2014年10月号