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2016年10月08日

Woman ジョン・レノン

01
Woman ジョン・レノン

◎Woman
▼ウーマン
☆John Lennon
★ジョン・レノン
released in 1980

10月9日はジョン・レノンの誕生日
1940年生まれ
今年で76歳
ジョンおめでとう!


この記事が上がった時点ではまだ10月8日ですが、
上がっている間に10月9日になる、ということで。

ジョン・レノンのWomanは、
僕がビートルズ以外で初めてシングルレコードを買った曲。
メンバーのソロだけどビートルズではない。
中学2年、1981年の秋から冬、1周忌の少し前のことだな、
ビートルズのレコードもそれまでLP3枚とシングル数枚しか
持っていなかった、ごくごく初期の頃に買った1枚になります。
ラジオで聴いて気に入って、近くのレコード屋で買いました。
当時は街まで行かなくても近くにレコード屋があったんです。
「追悼盤」の文字が今でも悲しいですね。

買ってすぐに歌詞を読んで覚えて歌いました。
"thoughtlessness"なんて中2には難しい単語でしたが、
でもまあ全体としては難しい内容ではありませんでした。

高校に入り、街にレコードを買いに行った時のこと。
立ち寄った書店で洋書のジョン・レノンの楽譜集を見つけ、
他に買おうと思っていたLP1枚を先送りにして買いました。
もちろんWomanの楽譜もあり、コード進行を覚えました。
キィが変ホ長調、E♭なんですよね。
この包み込むような優しさ、やはり音楽の調には独特の響きがある
ということが分かってきた頃だったと今にして思います。
♭だから当然カポをしない限りはバレーコードで弾き続ける上に、
コードチェンジが多くて難儀な曲でしたね。
おまけに、イントロの最初の音、E♭を抑えた上で小指で
2弦9フレットを抑えるE♭sus4、これが大変だった。
でも、弾けた時の嬉しさはまた格別、そんな曲でした。

音楽的にいえばアール・スリックの優しくもきらびやかなギターと、
トニー・レヴィンの包み込むようなベースが、
ジョンの耳元で囁くような優しい歌声に呼応していますね。

ここでいつもの『ジョン・レノン・プレイボーイ・インタビュー』より。

***

これはヨーコと、ある意味ですべての女性に対する曲だ。
ぼくは女性とのつきあいの歴史は、とてもマッチョ(タフガイ的)で、
とてもくだらなかった。
概してひどく神経質で落ち着きがないくせに
攻撃的にふるまう典型的な男のタイプだったから、
とても貧しいものだった。
ほら、そういタイプの男は女性的な部分を隠そうとするんだけど、
ぼくには今でもそんなところがある。
でも、ぼくは今、優しくふるまっても構わないのだということを知った。
そっちの自分でいた方がくつろげるんだから。

心が荒んだ時、昔ならカウボーイ・ブーツを履こうとしていたけど、
今ならスニーカーを履くだろう。
それでいいんだ。
この曲は多分に自明な曲だね。


***

この本はこの曲を聴く前に買ってはいたのですが、
曲を知らないのに読んでも頭に入るわけがない、
買ってすぐには読まなかった。
じゃあなぜ買ったんだろうというのは僕自身不思議で、
ビートルズが好きだったというよりは、
有名なロックスターが射殺されたという社会的「事件」に
非常に大きなショックを受けていたのだと思う。

Womanを聴いてこの本を読んだところ、
曲を聴いて歌詞を読んで感じたことあまりにもそのままで
驚いた記憶があります。
音楽って伝える力がすごいんだな、と。


02
Woman ジョン・レノン


中学時代にビートルズを一緒に熱心に聴いていた
今は栃木にいる親友Oもこの曲が好きでしたが、
いつしか僕とOはこんな話をするようになりました。
「先に結婚する方が結婚式でこの曲を使おう」
それから17年後、Oが先に結婚、式でOはもちろん
この曲を使うつもりでした。
しかし、式場のホテルのミスで使われなかった。
ホテルはその他不手際が多く、Oも残念がっていました。

ちなみに、Oには結婚式で使う曲の候補を選んでほしいと頼まれ、
当時まだカセットテープの90分1本分録音して送りました。
その中でOが気に入って実際に使った曲で覚えているのは
So Much In Love アート・ガーファンクル
You're Still The One シャナイア・トウェイン
You Were Meant For Me ジュエル
あと2曲ほどあったのですが忘れてしまった。
ウェディングケーキの場面で使われた曲はO自身の希望で
Open Arms ジャーニー
でした。

式では使われなかったものの、僕はその時からこのWomanを
熱心には聴かなくなりました。
それまではジョンで好きなソロの曲を3曲挙げろと言われれば
必ず入れていたくらいでしたから。
先にOが結婚して気持ちが切れたのでしょうかね。

しかし、今は曲への情熱が戻ってきた。
毎日口ずさんでいます。

歌詞をみてみましょう。

***


(空の半分に宛てて)

Woman どうもうまく言えないんだ
浅はかな考えから気持ちがないまぜいなってしまって
結局、僕は一生君に借りがあるんだよ

Woman でもなんとか言葉で表してみたい
僕の心の中の愛情と感謝の念をね
君は成功することの意味を見せてくれているからさ

Ooh、そうだよね

Woman 君は分かってくれると思う
僕は大人に見えても心の中は子供だってことをね
覚えておいておくれ、僕の人生は君の手の中にあるんだよ

Woman 君の心のそばまで抱いておくれ
どれだけの距離があろうともふたりは離れ離れにはならない
そして僕たちは星に刻まれるんだ

Ooh、そうだよね

Woman どうかじっくりと話させておくれ
僕は決して君を悲しませたり苦しませたりはしないよ
そして何度も何度も何度も言わせてほしいんだ

I love you
これからもずっと愛しているよ


***

"Woman"はヨーコさんに呼びかけているのだと思いますが、
ここではハミングと同じく感覚的な言葉と捉え、
敢えて訳さずそのまま載せています。

ぐだぐだと理屈っぽく話しつつもったいつけて、
まるで駄々をこねる子供のよう。
でも結局言うことはひとつしかない。

I love you

転調する前まではサビでハミングと"well, well"しか言わない、
それも印象的な上に、最後に初めてI love youというなんて。
I Love Youと歌う曲は世の中に何百万とあれど、
I love youの言い方、そこまでの流れはこの曲が最高じゃないかと。

考えようによってはIn My Lifeと同じですね。
In My Lifeは「ノスタルジー」と言われますが、歌詞を読むと、
昔のことを愛してはいるけれど今は君がいちばん好きなんだ、
ただそれだけを言いたい、でも言うのに前振りが長い、というわけ。
それがジョン・レノンという人なのでしょうね。

歌詞の中で、
"Please remember my life is in your hands"
「覚えておいておくれ、僕の人生はすべて君の手の中にあるんだ」
というくだり、まあ母のように慕うオノ・ヨーコさんに忠誠を誓っていた
ジョンらしいといえばそうですが、でもこれは言い過ぎじゃないかい、
男女の仲ってそこまで無防備でいいの、と若い頃は思ったものです。
僕の心は子供だとか、一生借りがあるとか、この曲の歌詞の基本は
そこにあって、要するにジョンは甘えているわけですね、はい(笑)。

僕がいちばん好きなくだりはこれ
"However distance don't keep us apart
 After all it is written in the stars"
「どれだけ離れていても僕たちの心を引き離すものはない
そして僕たちの名は星に刻まれるんだ」
星座の星は実際は近くにあるわけではない。
距離も時間も離れているけれど、ひとつの星座として
ずっと一緒にいる、と、僕は解釈しています。
死んでも一緒、という意味でもある。
クイーンというかフレディ・マーキュリーのMade In Heavenも
最後"Written in the stars"と歌っていますが、
ジョンのこのくだりが「死んでも一緒」と理解したのは、
クイーンのMade In Heavenを聴いた時のことでした。

若い頃は当然のことながら、ここで歌われているようなことを、
言葉の意味として頭では理解できても実感は伴わない。
伴うような年齢になる頃には僕の気持が冷めていた。

それが今、実感として分かるようになってきました。
ここで歌われているすべての言葉をその通りに感じられる。
ねえジョン、これってまさに俺のことじゃない、と。

After all
僕は、一生のパートナーとなる女性と出会うことができたのです。














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この記事へのコメント
こんにちは。
タブレット端末が壊れたので、久しぶりの据置きでコメントしてます。

映画のレノンの歌も姿も素敵でした。
明日、近所のカラオケハウスで、後免の夫婦と私達で昼オケなので、ビートルズの曲もいくつか歌います♪

やっと秋らしくなってきましたよ。
Posted by matsu at 2016年10月09日 16:32
matsuさん、こんばんわ
タブレット壊れたんですね。
私は結局使わないまま今に至っています。
普通のPCの方がやっぱり入力早いですから(笑)。

秋らしくなってきたのですね。
こちら実は今小さい電気ストーブつけています。
でも来週は平年並みに戻るそうです。
秋をもう少し楽しみたいので(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2016年10月09日 22:25

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Woman ジョン・レノン