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2016年05月23日

Refugee トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ

01
Refugee トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ

Refugee Tom Petty & The Heartbreakers
「逃亡者」 トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ
(1979)

今日は1曲の話。
お題は Refugee トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ
 
先ずは公式ビデオクリップから。




 Refugee
 Tom Petty & The Heartbreakers
 (1979)

みんな若いけど、特にベンモント・テンチの若さがかわいい(笑)。
 
トム・ペティの隠れファンを発見!
その人の名は・・・みうらじゅん

5月22日放送のNHK「笑う洋楽展」、テーマは「歯」。
そこでこの曲Refugeeが取り上げられました。

番組冒頭、テーマが発表された後、みうらじゅん氏が
「歯といえばフレディ・マーキュリーだよね」と前振りしましたが、
取り上げられず。
最優秀作品には、ジミ・ヘンドリックスが歯でストラトキャスターを弾く
シーンがあるスタジオライヴのPurple Hazeが選ばれました。

トム・ペティは「出っ歯」ということなのでしょうけど、
番組では歯が目立つシーンで多少触れる程度。
いつものように話が逸れて盛り上がることもないまま、
みうらじゅん氏はこんなことを言いました。

「聴いちゃうよね」

珍しく話はそこそこに2人で曲を聴き入ってしまい、
映像は添え物的なものでした。

そしてこんなことも。

「この番組には合わないよね」

以前も「この番組は音楽番組ではない」と強調していたし、
NHKのホームページでも「バラエティ番組」に分類されているように、
本来、音楽を「聴く」番組ではない。
しかしそんなことを忘れて聴き入ってしまうみうらじゅん氏と
安斎肇氏を観て、こみ上げてくるものが、といえば大袈裟だけど、
非常に嬉しかった。 
安斎さんが、「だけどこういう曲を紹介するのもいいよね」
という主旨のことをフォローしていたのがなおのこと、
トム・ペティのファンでいてよかったと思いましたね。

さらにみうらじゅん氏はこうも言いました。

「トム・ペティとマーク・ノップラーは
 ボブ・ディランのチャイルドだよね」

トム達がボブ・ディランのバックバンドを務めた
1986年来日公演を観て聴いたそうで、
その時のことも交えながら話していましたが、もうとにかく羨ましい!
 
みうらじゅん氏はディランのファンとして有名だから
トムも好きであることは想像していましたっが、
まさかそこまで思いが強いというのは予想外でした。
熱心に聴いているとかそういうことはなさそうだけど、
でもその気持ちはファンとして嬉しかったし、
テレビでそのことを示してくれたのは頼もしくもありました。

結局最後までほとんど聴いた感想だけを話して終わりましたね。
初めてじゃないかな。
トムのファン以外の人にはつまらなかったかもしれないけれど(笑)。

 
NHKで使われたのと同じと思われるライヴ映像が
You-Tubeにありました。




 Refugee
 Tom Petty & The Heartbreakers
 Live Dortmund 1982

テレビの枠にはめてあるのがなんですが。

マイク・キャンベルがゴールドトップのレスポールを弾いていますが、
最初の公式ビデオクリップではキャンディ・アップル・レッドの
テレキャスターを持っていて、そっちはやはり
ビデオクリップ用なのかなと思ったり。

 
ライヴ映像をあと3本




 Refugee
 Tom Petty & The Heartbreakers
 Farm Aid 1985

ウィリー・ネルソンとニール・ヤングが主宰する
「ファームエイド」のライヴ。
トムのマイクが少し遠いのがちょっとばかり気になりますが、
バンドの一体感はさすが。
 
そしてここでもマイクはゴールドトップのレスポール。





 Refugee
 Tom Petty & The Heartbreakers
 Live Aid 1985

同じ年、あの「ライヴエイド」から。
ステージの後ろから客席方向を写した映像は見慣れたものですね。





 Refugee
 Tom Petty & The Heartbreakers
 Chicago 2014

最後は近年のシカゴでのライヴ、2014年。


「笑う」では、最新の映像として
この年のトムの写真を紹介していました。
2人ともに、貫禄が出たなあといった感じのリアクションでしたが、
もうひとつ、「髪」への反応が大きかった。
若い頃の映像からするともう頭がつるっぱげになっているのかと
想像していたようですが、よく残ったね、そしてロングヘア、と。

確かにトムは90年代に入ってちょっと危ないなと
思ったことはありましたが、なんとかそこでとどまっていますね。
僕と弟はよくミュージシャンやスポーツ選手の「頭」の話をしますが、
みうらじゅん氏と安斎さんも視点が同じでちょっとばかり驚きました。


いや、それにしてもRefugeeは名曲だ。
曲が持っている力が大きい。
マイナー調で厭世的であると見せかけて
その先の希望へつなぐ、広がりと深さがある曲。

ヴァースはいかにもディランの語り風。
一方サビは分かりやい。

♪ You don't have to live like a refugee
♪ (Don't have to live like a refugee)

トムが歌った後をつなぐコーラスが最高にいい。
僕はどちらかというとコーラスの方をよく口ずさむくらい。


僕は以前、
「トム・ペティはなぜ日本では人気がないのか」という記事(こちら)
を上げましたが、そこで提示したことのひとつが
「誰それといえばこの曲! という絶対的な名曲がない」でした。

そうなんですよね。
Top10ヒット曲は数曲あるけどNo.1ヒット曲はないし、
シングルとしていちばん売れたのは
スティーヴィー・ニックスに提供しデュエットした
Stop Draggin' My Heart Aroundで「外部」の曲だから。

じゃあトムの代表曲は何かという話になり、
書き込みの方も巻き込んで挙げてゆきました。
MTVでビデオが流れまくっていたMary Jane's Last Dance
ではないかという声もあったり、ソロのFree Fallin'だとか、
弟はこの曲Refugeeではないのかと言ったりしました。
僕が高校時代にある意味衝撃を受けた
Don't Come Around Here No More
という声はさすがにないだろうけど、もしかして
トラヴェリング・ウィルベリーズのHandle With Careかもしれない。
でも結局は「今のところ」これとは決め難いということになりました。
 
考えてみればトム・ペティは不思議な人ですよね。
あれだけのキャリアがあって基本的にずっと売れ続けていれば、
そういう曲が普通はあるものだと。
トムのファンである僕はもちろんそれを非難しているのではなく、
逆に、総合的な質の高さが彼らの魅力なのだと言いたいのでした。

今の僕は、トム達の代表曲といわれれば断然Refugeeを挙げますね。
昨日録画を観てからもうずっと口ずさみっぱなし。


 
とまあ、今日は「トムのファン」というフレーズ連発でしたが、
みうらじゅん氏のその気持ちが素直に嬉しかった。
そじて、トムのファンとしてはぜひ記事にしなければ、と。
やっぱり、自分が好きなものを人が好きと言ってくれるのは、
素直に嬉しいものですよね。
ごく当たり前のことだけど、それを再確認しました。


最後は、何があっても逃げたくない奴らです(笑)。

02
Refugee トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ






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この記事へのコメント
こんばんは。

確かに本国での人気に比べると
日本では地味かな、とは思います。
70、80年代でも日本で人気のアメリカン・
ロック・バンドも多くありましたが、
意外とルーツ・ロック体質のバンドは人気が無かったような気もします。

ハード・ロック系、プログレ・ハード系、
ポップ系。
エアロスミス、ヴァン・ヘイレン、ジャーニー、ボストン、スティックス、カーズ等々。
イーグルスはまぁルーツっぽさもありますが、一番売れたあのアルバムは
カントリー・ロック・フレーバーが一番
薄まった、ビル・シムジク的な
結構人工的な音ですからね。
ドゥービーもソウル路線の方がセールスは
良かったはずです。

トムの持ってる、
いかにもアメリカ的な田舎っぽさは
意外と受けないかも。
ウィルビリーズの音もジェフ・リンがいい意味でのポップなバランスを取っていたように
思います。そういう感覚は何となく、
ベタで、保守的なイメージなのかなぁ。

70年代初頭のストーンズにはカントリー風味の名曲群がありますが、
これも原理主義的(?)ストーンズ・ファンには不評のようでした。
89年の復活以降、最高のアルバムは”ブードゥー・ラウンジ”だと思いますが、
マリアッチ風味の”ムーン・イズ・アップ”も
有名なギタリストの方に
「あのてのカントリーっぽいとは
昔から好かん。」と言われておりました。

閑話休題、ベンモント・テンチ。
レコード・コレクターズ誌の
トップ100キーボーディストで
地道にランクインしてましたね。
1位はキース・エマーソン。
最初は?と思いました。
でも、ギターレス・トリオでキーボードで
派手に主役を演じた存在の訳で、
その意味では納得かも。
一方、ベンモント君は地道ですね。
キーボードでもルーツ系はこうなるのかな?

でも、飽きが来ないのが強い、
と思いますよ。
ベンモント君、頑張って。
Posted by ミグの父 at 2016年05月25日 23:27
ミグの父さん、おはようございます
70年代のロックについてのお話をありがとうございます。
そうなんですよね、エアロ、ボストン、ジャーニー、TOTOなど、
「アメリカンロック」は70年代から80年代初冬の頃は
日本でも人気があったんですよね。
キッスもそこに入れてもいいのかどうかは微妙ですが、ともかく
今はボン・ジョヴィが「アメリカンロック」の残党という感じがします。

ルーツロック系は意外と人気がないというのはなるほどですね。
で確かにイーグルスは最初はカントリー色が濃いルーツロックでしたが、
音的な部分に加えてやっぱりあの曲があるからでしょうね。

ドゥービーは私が洋楽を聴き始めた頃はマイケル・マクドナルドが
ソロで大売れした頃でもう過去のバンドでしたが、当時はもう
マイケルが入る前の方がよかった、そっちが「本当の」姿だ
と言われていたと記憶しています。
そのせいで私もマイケル以前の方が売れたと思ったものですが、
実際に体験された感覚としては逆なのですね、これもなるほどです。

トムの田舎っぽさが受けないというのも、これまたなるほどです。
ところで以前ネット上で、トム・ペティは「ルーツロック」なのか、
と書いておられる方がいらして、ルーツロックとしてみるには
何かが足りない、ということなのかなと思いました。
そういわれてみればトムはいわゆる「ルーツロック」にしては、
感覚が妙にポップ「過ぎる」ような気もします。
でも、そうですねウィルベリーズのジェフ・リンのポップさに比べると
トムは「中途半端」なのかもしれない、とも思います。

ストーンズは今となってはルーツロックに迫った2枚組EXILE...が
最高傑作と言われていると思いますが、当時はそうでもない、
というか、それは違うと思う人も結構いらっしゃるのでしょうね。

ベンモント・テンチ応援しておられるのですね(笑)。
ほんとにワーカホリックで、バンドのアルバム出してない年でも、
私が買うCDには必ず1枚は参加しているといった感じです。
レコードコレクターズのキーボーディスト100は知らなかったです。
ギタリストとベーシストとドラマーの号は買ったのですが。
レココレはバックナンバー簡単に買えるので買いたいと思います。
1位はキース・エマーソンでしたか。
ギタリスト1位がジェフ・ベックだったのと同じ何かを感じます。
HR/HM系好きとしてはドン・エイリー入っているかが気になります。

ところで以前、「ビートルズがアメリカンロックを作った」という主旨の
本を店先で見つけて私にしては珍しく少し立ち読みしました。
そう言われてみれば特にFOR SALE「カントリーロック」度が高く、
読んだ時にはなるほどと思いました。
ビートルズの場合カントリー感覚はポールが強いでしょうね。
リンゴがカントリー好きなのは有名ですが、でも当時は
リンゴがそこまで曲作りに積極的に関わっていないでしょうし。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2016年05月26日 07:28

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Refugee トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ