2013年09月18日
最近買った新譜CDをさらりと2013年9月
01

恒例、新譜CDさらりと紹介記事です。
今回は4枚+1枚+1枚です。
では早速。
☆1枚目
RANDOM ACCESS MEMORIES
Daft Punk
ダフト・パンクのここからのシングルヒット曲Get Luckyを
「ベストヒットUSA」で見て一発で気に入り、すぐにCDを買いました。
先ずはビデオクリップの話、仮面をつけたダフト・パンクの2人の前に
ヴォーカルのファレル・ウィリアムズ、そしてその横でギターを弾く
ドレッドヘアでサングラスの人は、何と、ナイル・ロジャース。
チープな画像処理をした映像とも相まって、気持ちは一気に80年代へ。
アルバムを聴くと、ディスコ以降のソウル・ファンクばかりではなく、
基本はエレクトロポップの1980年代を総括したような音作り。
だから、全体として誰それに似ているというよりは、聴き進めると
80年代のいろいろな人や曲を次々と断片的に思い出してゆく。
だからRAM=「ランダム・アクセス・メモリー」なのでしょう、納得。
正直、この手の音楽は浅くてすぐに聴き飽きるという先入観が
僕にはあったのですが、これは聴けば聴くほど深くなってゆく。
なぜか、ブックレットを読んで参加ミュージシャンを見て納得。
ナイル・ロジャースの他、ギターにポール・ジャクソン・ジュニア、
ベースにネイサン・イースト、ドラムスにオマー・ハキム、
ペダルスティールにグレッグ・リースといった名うての人たちが参加。
つまり、音楽形状は軽くても、演奏は本物なのです。
特にアメリカのルーツ音楽系によく顔をだすグレッグ・リースが
なぜ「こんなところに」参加しているのか、と驚くかもしれない。
そしてこんな人たちを集められるダフト・パンクって何者!?
そうそう、ヴォーカルにポール・ウィリアムスも参加。
そして、ナイル・ロジャースとともに80年代を象徴する存在である
ジョルジオ・モロダーが語りで参加しているとあっては、
もうこれは素直に80年代に戻るしかない。
「あまちゃん」でも80年代回顧が見られ流行りになっていますが、
海の向こうでも同じようなことが起こっているんですね。
80年代に聴き育った人が社会の中心になってきているのでしょうね。
予想外に深いこの1枚、飽きることなく、ますます気に入っています。
こういう出会いもあるから、今の音楽も楽しいですね。
そして、テレビで見てレコードを買うというのは僕の基本だったから、
今の時代にそれが戻ってきたのも僕にはうれしいところです。
なお、このアルバムの記事はこちらをご覧ください。
☆2枚目
TALK A GOOD GAME
Kelly Rowland
はじめにお断り。
僕はこれ、決してジャケット買いしたわけでは・・・あります(笑)。
Amazonのおすすめで出てきて、おおっ、と思い、ついつい・・・
ただ、誰でもよかったわけではなく、この人だから買いました。
ケリー・ローランドはデスティニーズ・チャイルドのメンバーであり、
ということは今年のスーパーボウルでビヨンセと一緒に
ステージに上がり「再結成」を果たした中にいたわけで、
NFLシーズンが始まるこの季節にはちょうどいい・・・
というのはあまりにも苦しい言い訳か(笑)。
ビヨンセと同じグループということで当然音楽性は近いわけで、
今の時代のポップなR&Bの基本といった響き聴きやすい。
彼女の声はビヨンセほど押しが強くないのもなおのこと聴きやすい。
あ、ビヨンセがよくないと言っているのではなく、ビヨンセの声は
さらっと聴くにはあまりにも強烈過ぎる、という意味です。
ジョニ・ミッチェルのBig Yellow Taxiをサビに取り入れた曲もあるし、
曲が親しみやすくて、最後まで気持ちよく聴き通せます。
期待していたよりもだいぶいいアルバムで、すっかりお気に入り。
☆3枚目
THIS SONG IS FOR YOU
Ronald Isley of The Isley Brothers
ロナルド・アイズリーの新譜にはこんな邦題がついています。
「シルクな夜にこの歌を」
歌謡曲的でちょっと臭いけど(笑)、でも上手い邦題だなあ。
正直、この邦題を書けばあとはもう僕の話は要らないくらい(笑)。
ロナルドのファルセットにすうっと上がる声は相変わらず素晴らしい。
ただ、思ったほどムード歌謡のようなとろける雰囲気ではなく、
若さすら感じられるしっかりとしたR&Bに仕上がっていて、
爽快な気分になれるのだから面白い。
むしろ若い人に聴いてもらいたいのかな。
下心がなくても(笑)、純粋に音楽として楽しむことができます。
そしてこれもやっぱり秋から冬にかけてが似合いそう。
☆4枚目
MADE UP MIND
Tedeschi Trucks Band
「世界最強のギター夫婦」、スーザン・テデスキとデレク・トラックスが
2010年に結成したテデスキ・トラックス・バンド。
デレク・トラックスは「新3大ギタリスト」のひとりとも言われていますね。
因みにあと2人はジョン・メイヤーとレッチリのジョン・フルシアンテ
なのだそうで(正直僕にはどうでもいいことですが)。
2年ぶりのアルバム、でも2年なら今の時代は早い。
前作はグラミーの最優秀ブルーズアルバム賞を受賞しているように
ブルージーでちょっとハードなロックで、1970年代の化石のような音。
もちろんいい意味で言ってますが、その辺が基本である僕にとって、
今の時代に「本当のロック」を聴かせてくれる数少ない人でもあります。
CDをかけて最初のギターの音からもう心と体が無条件反応。
少し冷静に聴くと、サザンソウルをロックにしたような感じの響き。
これはきっと、南部ではロックもソウルもあまり関係なく聴いて
演奏してきたのではないかな。
重たいブルージーな音にホーンが自然になじんでいます。
ただ、ひとつだけ、個人的にちょっとという部分が。
スーザン・テデスキの声が耳にねっとりと粘りつく感じでやや苦手かな。
真剣に聴き込む時はいいんだけど、何かをしながらかけていると、
この声が気に障って仕方ない。
彼女はソロを1枚持っていて、それは気にならなかったんだけど、
でもそれはボニー・レイットに近い感じだったのが、ここでは本格的に
ロックになって歌い方も変わっているのかもしれない。
でも、せっかく音楽がいいのだし、前のアルバムも聴いてみたいので、
ここはひとつ慣れるためにも聴き込んでいます。
僕は、前に記事にもしましたが、声が苦手な人でも、興味を持って
聴くことによりそれを克服したことはいらくでもあるから、と楽観視。
彼らは来年2月に来日公演が決定しましたが、前回の公演は
チケットがあっという間に売り切れてしまったそうで、この手の
古臭いロックを求める人は日本にはまだまだ多いんですね。
そう思うとほっとするものがありますが、だから僕も、
声が苦手だなんて贅沢言ってはいられない、かな(笑)。
ところで、彼女たちは日本では「テデトラ」と呼ばれているのかな??
☆5枚目
PARADISE VALLEY
John Mayer
ジョン・メイヤーの新譜は独立記事(こちら)にしました。
でもやっぱりもう一度取り上げておきたかったので。
このところ昼間でも窓を開けなくても暑くないくらいで、
夜はTシャツ姿では寒くなってきましたが、そんな中で
ジョン・メイヤーのこのアルバムはほんとうにしみてきます。
そうだ、そろそろ鍋料理を食べたいな(笑)。
02

いかがでしたか!
CDのイメージフォト的なマーサ(笑)。
今年もこの先、大物の新譜が次々と出る予定で、
音楽好きには今年も「実りの秋」となりそうです。
というわけで、来月も新譜記事を上げます。
最後は01の写真からマーサが抜けた1枚を。
03


恒例、新譜CDさらりと紹介記事です。
今回は4枚+1枚+1枚です。
では早速。
☆1枚目
RANDOM ACCESS MEMORIES
Daft Punk
ダフト・パンクのここからのシングルヒット曲Get Luckyを
「ベストヒットUSA」で見て一発で気に入り、すぐにCDを買いました。
先ずはビデオクリップの話、仮面をつけたダフト・パンクの2人の前に
ヴォーカルのファレル・ウィリアムズ、そしてその横でギターを弾く
ドレッドヘアでサングラスの人は、何と、ナイル・ロジャース。
チープな画像処理をした映像とも相まって、気持ちは一気に80年代へ。
アルバムを聴くと、ディスコ以降のソウル・ファンクばかりではなく、
基本はエレクトロポップの1980年代を総括したような音作り。
だから、全体として誰それに似ているというよりは、聴き進めると
80年代のいろいろな人や曲を次々と断片的に思い出してゆく。
だからRAM=「ランダム・アクセス・メモリー」なのでしょう、納得。
正直、この手の音楽は浅くてすぐに聴き飽きるという先入観が
僕にはあったのですが、これは聴けば聴くほど深くなってゆく。
なぜか、ブックレットを読んで参加ミュージシャンを見て納得。
ナイル・ロジャースの他、ギターにポール・ジャクソン・ジュニア、
ベースにネイサン・イースト、ドラムスにオマー・ハキム、
ペダルスティールにグレッグ・リースといった名うての人たちが参加。
つまり、音楽形状は軽くても、演奏は本物なのです。
特にアメリカのルーツ音楽系によく顔をだすグレッグ・リースが
なぜ「こんなところに」参加しているのか、と驚くかもしれない。
そしてこんな人たちを集められるダフト・パンクって何者!?
そうそう、ヴォーカルにポール・ウィリアムスも参加。
そして、ナイル・ロジャースとともに80年代を象徴する存在である
ジョルジオ・モロダーが語りで参加しているとあっては、
もうこれは素直に80年代に戻るしかない。
「あまちゃん」でも80年代回顧が見られ流行りになっていますが、
海の向こうでも同じようなことが起こっているんですね。
80年代に聴き育った人が社会の中心になってきているのでしょうね。
予想外に深いこの1枚、飽きることなく、ますます気に入っています。
こういう出会いもあるから、今の音楽も楽しいですね。
そして、テレビで見てレコードを買うというのは僕の基本だったから、
今の時代にそれが戻ってきたのも僕にはうれしいところです。
なお、このアルバムの記事はこちらをご覧ください。
☆2枚目
TALK A GOOD GAME
Kelly Rowland
はじめにお断り。
僕はこれ、決してジャケット買いしたわけでは・・・あります(笑)。
Amazonのおすすめで出てきて、おおっ、と思い、ついつい・・・
ただ、誰でもよかったわけではなく、この人だから買いました。
ケリー・ローランドはデスティニーズ・チャイルドのメンバーであり、
ということは今年のスーパーボウルでビヨンセと一緒に
ステージに上がり「再結成」を果たした中にいたわけで、
NFLシーズンが始まるこの季節にはちょうどいい・・・
というのはあまりにも苦しい言い訳か(笑)。
ビヨンセと同じグループということで当然音楽性は近いわけで、
今の時代のポップなR&Bの基本といった響き聴きやすい。
彼女の声はビヨンセほど押しが強くないのもなおのこと聴きやすい。
あ、ビヨンセがよくないと言っているのではなく、ビヨンセの声は
さらっと聴くにはあまりにも強烈過ぎる、という意味です。
ジョニ・ミッチェルのBig Yellow Taxiをサビに取り入れた曲もあるし、
曲が親しみやすくて、最後まで気持ちよく聴き通せます。
期待していたよりもだいぶいいアルバムで、すっかりお気に入り。
☆3枚目
THIS SONG IS FOR YOU
Ronald Isley of The Isley Brothers
ロナルド・アイズリーの新譜にはこんな邦題がついています。
「シルクな夜にこの歌を」
歌謡曲的でちょっと臭いけど(笑)、でも上手い邦題だなあ。
正直、この邦題を書けばあとはもう僕の話は要らないくらい(笑)。
ロナルドのファルセットにすうっと上がる声は相変わらず素晴らしい。
ただ、思ったほどムード歌謡のようなとろける雰囲気ではなく、
若さすら感じられるしっかりとしたR&Bに仕上がっていて、
爽快な気分になれるのだから面白い。
むしろ若い人に聴いてもらいたいのかな。
下心がなくても(笑)、純粋に音楽として楽しむことができます。
そしてこれもやっぱり秋から冬にかけてが似合いそう。
☆4枚目
MADE UP MIND
Tedeschi Trucks Band
「世界最強のギター夫婦」、スーザン・テデスキとデレク・トラックスが
2010年に結成したテデスキ・トラックス・バンド。
デレク・トラックスは「新3大ギタリスト」のひとりとも言われていますね。
因みにあと2人はジョン・メイヤーとレッチリのジョン・フルシアンテ
なのだそうで(正直僕にはどうでもいいことですが)。
2年ぶりのアルバム、でも2年なら今の時代は早い。
前作はグラミーの最優秀ブルーズアルバム賞を受賞しているように
ブルージーでちょっとハードなロックで、1970年代の化石のような音。
もちろんいい意味で言ってますが、その辺が基本である僕にとって、
今の時代に「本当のロック」を聴かせてくれる数少ない人でもあります。
CDをかけて最初のギターの音からもう心と体が無条件反応。
少し冷静に聴くと、サザンソウルをロックにしたような感じの響き。
これはきっと、南部ではロックもソウルもあまり関係なく聴いて
演奏してきたのではないかな。
重たいブルージーな音にホーンが自然になじんでいます。
ただ、ひとつだけ、個人的にちょっとという部分が。
スーザン・テデスキの声が耳にねっとりと粘りつく感じでやや苦手かな。
真剣に聴き込む時はいいんだけど、何かをしながらかけていると、
この声が気に障って仕方ない。
彼女はソロを1枚持っていて、それは気にならなかったんだけど、
でもそれはボニー・レイットに近い感じだったのが、ここでは本格的に
ロックになって歌い方も変わっているのかもしれない。
でも、せっかく音楽がいいのだし、前のアルバムも聴いてみたいので、
ここはひとつ慣れるためにも聴き込んでいます。
僕は、前に記事にもしましたが、声が苦手な人でも、興味を持って
聴くことによりそれを克服したことはいらくでもあるから、と楽観視。
彼らは来年2月に来日公演が決定しましたが、前回の公演は
チケットがあっという間に売り切れてしまったそうで、この手の
古臭いロックを求める人は日本にはまだまだ多いんですね。
そう思うとほっとするものがありますが、だから僕も、
声が苦手だなんて贅沢言ってはいられない、かな(笑)。
ところで、彼女たちは日本では「テデトラ」と呼ばれているのかな??
☆5枚目
PARADISE VALLEY
John Mayer
ジョン・メイヤーの新譜は独立記事(こちら)にしました。
でもやっぱりもう一度取り上げておきたかったので。
このところ昼間でも窓を開けなくても暑くないくらいで、
夜はTシャツ姿では寒くなってきましたが、そんな中で
ジョン・メイヤーのこのアルバムはほんとうにしみてきます。
そうだ、そろそろ鍋料理を食べたいな(笑)。
02

いかがでしたか!
CDのイメージフォト的なマーサ(笑)。
今年もこの先、大物の新譜が次々と出る予定で、
音楽好きには今年も「実りの秋」となりそうです。
というわけで、来月も新譜記事を上げます。
最後は01の写真からマーサが抜けた1枚を。
03

Posted by guitarbird at 22:29
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