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2013年03月07日

最近買った新譜CDをさらりと2013年3月

01
最近買った新譜CDをさらりと2013年3月

新譜CD紹介記事です。

今回は5枚

長いので早速行きます。


☆1枚目


MY TRUE STORY
Aaron Neville
マイ・トゥルー・ストーリー
 (2013)

今年出た新譜で僕が初めて買ったのは、アーロン・ネヴィル
毎年最初は結構気にするたちでして(笑)。
この新作は、アーロンがデビューした頃の主に「ドゥ・ワップ」音楽を
思いを込めて歌いこんだカヴァーアルバム。
もちろんファルセットは健在。
ドゥ・ワップというと日本ではシャネルズですかね。
僕がドゥ・ワップと言われてすぐに思い出すのはドリフターズですが、
ここにはドリフターズの曲が3曲含まれているように
アーロン・ネヴィルも大好きなグループだったことがよく分かります。
9曲目Under The Boardwalkは僕の密かな愛唱歌。
3曲目Ruby Babyはドナルド・フェイゲンがTHE NIGHTFLYで
歌っていて知っていましたが、オリジナルは知らなかった。
同様に11曲目のメドレーの前半This Magic Momentは、
マーヴィン・ゲイの曲だと思っていたけれど、これまた
ドリフターズの曲だと分かりました。
6曲目Be My Baby、あの有名な曲を歌うのはご愛嬌かな(笑)。
8曲目Tears On My Pillowはタイトルだけ知っていたけれど、
曲自体は、聴いたことがあるようでないようで、でも今回分かりました。
という具合に、最近流行りのアメリカン・スタンダードより後で、
ロック時代の前(一部重なるけど)という時代は、僕にとっては
まだまだ未知の世界だから、そこをガイドしてくれたうれしいアルバム。
落ち着いた雰囲気だけど車にも合いますが、それは多分、
それらの音楽が、アメリカで車が普及し人々の生活に入っていった
時代の音楽であることと無関係ではないと思いますね。
なお、これ、詳しくは別BLOGのこちらの記事をご覧ください。
音楽のつながりを大切にしたい人には意味の大きいCDです。



☆2枚目


LIVE AT LEGENDS
Buddy Guy
ライヴ・アット・レジェンズ
 (2012)

「70歳の若者」バディ・ガイの新譜は、ライヴ録音に
スタジオ新録音の曲を加えたアルバム。
バディ・ガイね。
なんてとんでもないおっさんなんだろう!
8曲目までは、シカゴにあるバディ自身が経営するお店、
BUDDY GUY'S LEGENDSにおけるライヴで、
2010年1月29日と30日に録音された音源。
シカゴといえばブルーズの本場であり、バディ・ガイが1950年代から
活躍し続けている街でもありますが、このバディ・ガイのお店は
今ではシカゴの観光名所のひとつにもなっているようです。
そうであるなら行ってみたいですね、シカゴ。
今から3年前の録音ですが、1936年生まれだからそれでも当時74歳。 
ええっ、今年77歳なんだ。
CDでは1曲目が始まる前に司会者の紹介が入っているのですが、
"The baddest M.F. in town"というのはまことにもって本当だなと。
ちなみに"baddest"は俗語としては使うみたいですね。
こんな70歳が身の回りにいたら、もちろん尊敬するけど、
それ以上に恐いですよ、きっと。
バディ・ガイのギターは昔から攻撃的と言われてきたそうですが、
その攻撃性はまったく失われていないの上、ヴォーカルには
ますます磨きがかかり、艶やかになり、張りつめている。
歌手としての成長、おそらく50歳を過ぎてからでしょうけど、
そんな年でも成長し続けたというのも称賛に値しますね。
このライヴも、ある程度のものは予想していたんだけど、
ここまで凄いとは、もうやられました、とひれ伏した上で、
「とんでもないおっさん」と言うしかない、そして苦笑するだけ。
もちろんこれは最大級のほめ言葉(笑)。
音楽に何かを求めて手を伸ばしてみたところ、逆に
豪快に放り出されたような感覚でもありますね。
ちなみに、裏トレイには、ピンクのスーツを着て、メイプルネックの
白いストラトキャスターを弾くバディの写真がありますが、
もう全身がオーラの塊といった押しの強さを感じます。
途中でクリームの2曲やジミ・ヘンドリックスの曲も絡めて、
自分の歌とオールドブルーズ、変幻自在に弾き歌いまくります。
つくづく、エリック・クラプトンは黒人ブルーズマンには、いろんな意味で
「かわいがられて」」いるんだなあ、と。
音圧が高くて物理的な音も大きい、そこにも圧倒されます。
こうなったら99歳まで生けるレジェンドであり続けてほしいですね。
少なくとも、次のアルバムは大きな期待を持って待ち望んでいます。


02 
最近買った新譜CDをさらりと2013年3月

閑話休題、カメが頭に乗ったポーラ。

ところがポーラは、このカメはまったく気にしません。

ハウは、目の前をうごいていると目で追ったり、
時には鼻でつつこうとするのですが。

さて本題に戻ります。



☆3枚目


BABEL
Mumford & Sons
バベル
 (2012)

ここから3枚は、第55回グラミー賞2013のミニ特集。
マムフォード&サンズは、今年のグラミー賞において、見事
Album of the Year「年間最優秀アルバム賞」を受賞しました。
グラミーの話題は発表前からBLOGを見るなどしているのですが、
予想まではしないせいもあって、これは実は、発表されるまで
バンドの名前すら知りませんでした。
発表後に、英国のカントリーシーンから受賞したと知りましたが、
僕は、そもそも英国のカントリーシーンというものがあるというのも
知らなかったので、二重の驚きでした。
英国でカントリーといえば、昔のCome On Eileen、
デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズを単発で知っているくらい。
最近になって、ジョン・マーティンというその筋の偉大な人を
知りましたが、そこからつながっているものなのかな。
ともあれ、音楽としては興味が高いのですぐに買うことにして、
札幌のタワーレコードに行くと1690円の値札シールが付いた中、
なぜか1枚だけ1500円だったのを目ざとく見つけて会計へ。
レジスターでは最初1690円と出てきて、そりゃそうでしょうきっと
バーコードで一括管理しているのだろうから、でも女性店員さんは、
値札を見て1500円で打ち直してくれて一安心(笑)。
もちろん、1690円でも買うつもりではいましたから、念のため。
能書きはともかく、一聴してこれはカントリー、バンジョーも入って。
さらには歌い手の声が150%予想した通り、ちょっとしわがれて力強い、
おせじにも美声とはいえないけれど印象に残る、というものでした。
でも、やはり、アメリカのカントリーと比べるとどこか洗練されていて、
音がもったりしていなくてシャープに響いてきますね、物理的にも。
僕が意外だったのは、意外と熱情的な音楽であること。
感情の流れに音楽の表現がぴったりと寄り添い、ギターのカッティングが
激しくなったり、効果音が目立ったり、曲自体も気持ちの流れが
素直に表現されていると感じられる部分は積極的にいいですね。
だから、こちらの気持ちが音楽の中に入り込むというよりは、音楽の
感興の波に気が付くと乗せられて進んでいる感じです。
ただ、こちらの気持ちが入らないのは、僕は人見知りをする性格で、
この人たちをあまりよく知らないからかもしれないけれど・・・
僕の記憶では英国のカントリー系の音楽が年間最優秀アルバム賞を
受賞するのは初めてじゃないかな、と思ってWikiを調べるとそうでした。
そういう意味では画期的なアルバムなのかもしれない。
ちなみに昨年はアデルだから英国勢は2年連続受賞ですね。
今年のこれは、アデルの華やかさと激しさの反動でカントリーという
おとなしい音楽が受賞したのか、と考えるのは早合点。
あ、そんなこと考えたのは僕だけか(笑)。
ともあれ、静かなようで気持ちの揺れが大きい音楽で、そこにはまると
得も言われぬ高揚感が得られるアルバムだと思います。
特に6曲目Love Of The Light、こんな感覚初めてかも、というくらい。
聴いてみて、今のところ、なぜ受賞したかは納得かな(笑)。
「マムフォード&サンズ」なんて、いかにも英国のお店みたいな名前で、
これから過去の作品も聴き、注目してゆきたいと思います。



☆4枚目
 

SOME NIGHTS
Fun.
サム・ナイツ~蒼き夜~
 (2012)

続いてSong Of The Year「年間最優秀楽曲賞」と、
最優秀新人賞を受賞したファン.
バンド名にドットがついています。
歌好きの僕はグラミーでは楽曲賞を最重視していて、その昔、
マイケル・ジャクソンがTHRILLERで賞を総なめか、と言われた年に、
ザ・ポリス(スティング)のEvery Breath You Takeが
この賞だけを獲得したことにほっとしたロックファンは多かったはず。
というわけでこの曲は、サビの部分の歌メロや流れは素晴らしい。
70年代80年代の名曲にも引けを取らないと言えるし、今の時代でも
まだまだこれだけいい歌ができ続けているのはうれしい部分。
ただ、フルで聴くと前半は何かの冗談みたいなアップテンポの
ごちゃごちゃした感じの曲だったのが意外でした。
でも僕はそれは否定はしてはおらず(言葉遣いは否定的だけど)、
そういうのが新しい感性であり、「ファン」なのでしょう。
僕はそれともう1曲「ベストヒットUSA」で流れていた表題曲しか
知らないでアルバムを買ったのですが、聴いていきなり驚いた。
これはクイーンじゃないか!
特にコーラスワークはクイーンのぱくり、と言ってはいけないか、
クイーンの方法論をそのまま援用している、コピーと言っていいくらい。
それは純粋に愛情と敬意の表現と取ればいいのかもしれないけれど、
残念ながら僕はそこまで純粋ではないので、ううん、最初は、
うれしくなる以上に困ったというか、何を言っていいのやら、と苦笑い。
音楽全体はクイーンよりも荒削りな部分が残ってはいるんだけど、
細かな音使いへのセンスというか配慮はやはりクイーン譲りかな。
まだ昨日届いたばかりで何度かしか聴いていないけれど、ひとつ
積極的にいい部分を挙げると、ポジティヴな姿勢が音楽全体を
貫いていて、聴いていて前向きになれる音楽であることです。
みんな今日も平凡な毎日を少しでも楽しくがんばろう、みたいな。
そのことが、音楽を聴かされているというのではなく、自分もその
音楽に参加しているような連帯感のようなものを感じます。
僕は切ない曲が大好きだけど、でも、こういう
ただ、ジャケットの写真はこの音楽とは微妙にイメージが合わない。
それ自体はいかにも70年代80年代風で僕はうれしくなるけれど、
女性がきれいだということを除いてもですよ(笑)、でも、もっと
健康的なイメージが音楽には漂っている気がします。



☆5枚目
 

EL CAMINO
The Black Keys
エル・カミーノ
 (2011)

ブラック・キーズも最優秀ロックアルバム等4部門を受賞しました。
この人たちはベストヒットで見た記憶がないので、さて、
どんな人たちか調べると、アメリカの白人2人組ロックバンドでした。
見たことがないので音も知らないまま、ノミニー発表のテレビで
ちょっとだけ流れていたLonely Boyが気に入って買いました。
これが驚いた。
アルバム全体に強烈な1970年プラス6マイナス3年テイスト満載!
あ、つまり、1967年から1976年くらいまで、ということ。
具体的にどの曲がどれというのはないんだけれど、全体として
レッド・ツェッペリンだったり、デヴィッド・ボウイだったり、
T.レックスにウィッシュボーン・アッシュと、つまり英国ロック風で、
マムフォード&サンズとは逆で、英国っぽいことやるアメリカ人。
ただ、さすがというか英国勢よりはアーシーな感じが強いかな。
約20年前にレニー・クラヴィッツがその頃っぽいことをやって売れたけど、
レニーのような(いい意味での)あざとさはなくて、自然な感じ。
ただ、自然に過ぎるというか、1曲1曲の重たさがあまり感じられず、
ささっと始まってさらっと流れてふっと終わるという曲で、曲間も短く、
さしずめ「1970年代ロック見本市」のような感じもします。
そうですね、名曲、と言えるほどの曲がないということですかね。
ただ逆に、曲にあまり深い意味がないので気軽に聴けるのは
利点でもありますね、そもそもそういうロックが大好きな人間だから。
ギターのカッティングとドラムスのスネアの音にも70年代を感じます。
もうひとつ挙げれば、みんなでやっているという感じが強いこと。
昔は音楽なんて偏狭な「アーティスト」が自分のメッセージを
外に向かって発するものというイメージが強かったけれど、
このブラック・キーズ、それにファン.は、アーティストの独立性よりも、
周りの人々やファン(fan)の総意を音楽にしている感じがする。
音楽をやる人も増えた上にネットで人のつながりもできやすい
今の世の中を音楽も反映しているのだろうか、そんな気がする。
誰かが目立つのではなく、みんなでやっている。
それは、グランジのアンチヒロイズムの思想が今では
世の中に定着しているということかもしれない。
まあだから、この人たちにスター性やカリスマ性は感じない。
そこがレニー・クラヴィッツとの大きな違い。
でも、それはそれでいいのではないかな、そういう時代だから。
断っておきますが、そういう側面を感じると書いただけで、僕は、
それを決して否定的な面だけで捉えているわけではありません。
事実、これは、ここひと月ではいちばん聴いているCDだし。
ところで、このブラック・キーズというのは、"Blackie"、つまり
エリック・クラプトンのギターからとったというのは、うがちすぎかな。
きっとそうだと思う(笑)、ただ、違うにしても面白い韻だな、と。
1970年代ロックが大好きな人は気に入ること請け合いです。


03
最近買った新譜CDをさらりと2013年3月

いかがでしたか!

今回はいつにも増して小林克也さん風(笑)。

グラミーの3枚は、今回は当たりでした。
まだまだ若くてもしっかりとしたロックを作ってくれる人たちが
いるんだな、と思うとほっとするものがありますね。

しかも、若い人のほうだけを見ているわけではない、と、
年上の僕が感じるのは、時代が変わったのかなと。

それにしても、前2枚と後ろ3枚の年齢の開きが・・・(笑)・・・

いいんです、いい音楽でありさえずれば。


04
最近買った新譜CDをさらりと2013年3月






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