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2013年09月08日

THE BEATLES 「ホワイトアルバム」

01
THE BEATLES 「ホワイトアルバム」

THE BEATLES The Beatles
ザ・ビートルズ 「ホワイトアルバム」 ザ・ビートルズ
 (1968)

ビートルズの2枚組アルバム、通称「ホワイトアルバム」。

少し前に僕は、ジョン・レノンが、このアルバムの曲について語った
インタビューをまとめて考察した記事を上げました。

A面B面の曲の記事はこちら
C面D面の曲の記事はこちら

今回は、僕が思うこと、僕の体験談などを話させていただき、
このアルバムについてのひとまずの完結編としたいと思います。
もう少しお付き合いください。

「ホワイトアルバム」は、ビートルズが音楽の理想を求めて設立した
「アップル」の第1作目として、1968年11月22日にリリースされました。
アルバムは、ロックの枠にとらわれない様々なスタイルの音楽を
自分たちなりに味付けし、「西洋音楽博覧会」と評されました。

しかし実際、確かに曲ごとには素晴らしいものの、実際は
各自がやりたいことをやったものにバンドとしての体裁を整えただけ。
この頃はもう、ジョン・レノンがビートルズへの気持ちが
薄らぎ始め、というか気持ちの面ではやめていたのだとか。

僕も最初、「アルバムとしての出来」は、散漫とは言わないけれど、
まとまりはないアルバムだな、とは感じていました。
しかし、聴き続けて、それを補って余りある1曲1曲の素晴らしさは、
何物にも代えがたいものだと分かりました。
ビートルズが稀代のアイディアメン集団だったことが分かり、
曲自体の良さを引き出し、より魅力的な楽曲として作られています。

そして僕もこのアルバムで、「西洋音楽」についていろいろ学びました。

僕は「アルバム至上主義」とよく言いますが、一方で、
これほどまでにアルバムとしての出来を無視できるアルバムも、
そうはない、というより他には思いつきません。

ビートルズはとにかくすごい、もうそれに尽きますね。

曲は、明記がないものはLennon-McCartneyが書いたものです。
(All songs written by Lennon-McCartney except as noted)


02
THE BEATLES 「ホワイトアルバム」

Disc1
A面
Tr1:Back In The U.S.S.R.
ポール・マッカートニーが、チャック・ベリーのBack In The U.S.A.を
ビーチ・ボーイズ風に茶化した爽快なロックンロールでスタート。
ビーチ・ボーイズのメンバーがほんとに参加しているのか、
と当時はまことしやかに噂されたそうで。
この曲は最初に歌詞を読んだ時に大爆笑しました。
特にBメロ、僕が訳したものですが、こんな感じ。
 ウクライナの女性にはまじでやられたね
 西側のことなんか忘れさせてくれる
 モスクワの女性には歌って叫びたくなるね
 (でも)ジョージア(の女性)のことはいつも忘れない

さらりとGeorgia On My Mindも入っているところがまた楽しい。
「バラライカの音を聞かせてくれ」なんてくだりもあるし、もう最高。
この曲はギターソロが比較的簡単で、耳コピーで覚えたのですが、
最後のヴォーカルのバックに入る高音高速連弾でギターの弦を
2度ほど切ったことがある、なかなか手ごわい曲なのです(笑)。
単純なロックンロールだけど、コード進行がちょっとひねっているし、
そして歌の最後の「ジャジャジャーン」というギターの音。
友だちの前で弾くとなぜかみんなカッコいいと言っていました(笑)。

Tr2:Dear Prudence
今の僕は、ビートルズで最も好きな曲を1曲だけ挙げろといわれれば
この曲を挙げると思います。
いつも言うけど、ジョン・レノンの優しさは感動的、歌詞が最高にいい。
サウンドも、エレクトリック・ギターによるアルペジオを基本としていて、
なぜか薄っぺらいジョージのエレクトリック・ギターの音色がいいし、
ポールのベースは「トリッキー系」のベスト演奏のひとつ。
ここまで2曲はリンゴが1日だけ脱退した「空白の1日」に録音され、
ポールがドラムスも叩いていますが、最後のもこもことした
すかっとしなくてのりきれないドラムスも味わいがあっていい。
最後、嵐が去ったかのように静かに最初に戻るのも感動的。
この曲について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

Tr3:Glass Onion
この曲はジョン曰く「ごった煮」ということで、歌詞の中に
ビートルズの知っている曲名や歌詞のくだりが次々と
出てくるのが中学生の僕には単純に面白かった(笑)。
特に面白いのが次の部分。
 僕は君に"The fool on the hill"について話した
 彼はいまだに丘の上にひとりでいるらしい

ポールの曲の歌詞をおちょくったもので、しかもご丁寧に
このくだりの後にその曲で使われたオカリナの音が入ったり。
でも、ポールも、おちょくられているのに平気な顔して演奏するのは、
やっぱりすごいプロ根性、でも、平気じゃなかったのかな(笑)。
歌メロが、美しくはないけれど頭にこびりつく印象的なもので
これは普段でもよく口ずさむ歌のひとつですね。
中間部のせり上がるようなポールのベースの迫力が、恐い。
そして何より無表情にのっぺりと冷たく歌うジョンが、恐い。
リンゴ復帰を祝すかのようにドラムスのフィルインで曲が始まるのは、
当時は「空白の1日」は公にされていなかったけれど、そうと分かると
ビートルズの仲間意識の強さがうかがいしれて感動します。

Tr4:Ob-La-Di,Ob-La-Da
この話はもう何度目かですがでも書くと、今年の6月の、
エリザベス女王陛下即位60周年記念コンサートで演奏された曲。
この曲は、小学6年の運動会のダンスで、歌詞が日本語に訳された
ものに合わせて踊った思い出があり、この曲はだから僕は
ビートルズを聴く前からどんな曲かは知っていました。
6年にもなるともう女子と手をつなぐのが恥ずかしかった(笑)。
サビの有名なくだり、"Life goes on bra"の"bra"はブラジャーだと
10代の頃に本で読んだのですが、最初はまさか、と思っていました。
でもそれから、ポールが「ちょっぴりスケベ」な人だと分かり、
この曲はポールの「ちょっぴりスケベ」の出発点かも。

Tr5:Wild Honey Pie
ポールがまったく一人で作ったおふざけお遊びソング。
一応、D面のHoney Pieの序章という位置付かもしれないけれど
曲想がまるで違うのがおかしい。
ポールの多重コーラスの中の低音で割と前に出ている声が、
ジョン・レノンに似ているのはわざとなのかな。
まだネットもなく情報が乏しかった10代の頃は、これは
ノークレジットでジョンが歌っているんだと信じていました。
ポールは時々サウンドに異様にこだわる曲を作るのですが、
これもその走りといえるでしょう。
幽霊の音のようなエレクトリックギターの音が、主たるリズムと
離れたタイミングで入るセンスはさすが。

Tr6:The Continuing Story Of Bungalow Bill
ヨーコ・オノが初めて録音に参加し声が刻まれた曲。
当時はジョン以外の周りの人が緊張でがちがちだったとか。
純粋に曲としては確かにヨーコさんが歌うのは効果的だけど、
ビートルズとしてそれをやってよかったのかどうかというのは
結構いわれているところでもありますね。
象に乗って虎狩りに行く男の話ですが、普通に描写してゆけば
「鉄道唱歌」並に長くすることもできたところを、
3回でさらっと終わってしまうのが人を食っていて面白い。
この曲もポールのよく動いて歌うベースがとにかくすごくて、
単純な進行の曲に表情をつけています。
最後だけタンバリンが16ビートになるのも芸が細かい。
「何かあった時のために彼はいつも母と一緒に出掛けていた」
というのはいかにもマザコンのジョンらしいところ。

ところで、この曲の「イントロ」に入っているスパニッシュ・ギター、
実際はメロトロンに収められたサンプル音源を使ったとのことですが、
当時は誰が弾いたんだろうって話題になりました。
僕が最初に買ったUSA盤CDはなぜか、そのスパニッシュギターが、
この曲のイントロとしてではなく、Wild Honey Pieの後ろにトラックが
振られていて、もしやポールが弾いたの、と思ったりもしました。
また当時、アルフィーの坂埼幸之助がラジオの番組でこのギターを
弾いていたと友だちが報告してくれた、そんな思い出もあります。

Tr7:While My Guitar Gently Weeps
(Harrison)
この曲について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
この曲は、日本ではOb-La-Di, Ob-La-DaのB面として
シングルカットされましたが、中学時代、今は栃木に住んでいる
ビートルズ友だちの家に遊びに行った時にそのシングルで聴いたのが
初めてで、とにかくものすごい衝撃を受けました。
多分、自分の音楽人生でも、初めて聴いた衝撃がこれより大きい
曲はないと思う、それくらいの出会いでした。
ジョージ・ハリスンの「エイヨッ」という声もカッコいいですね。
ところで、読書の記事で紹介した「ビートルズの英語」を読んで
ジョージがこの曲を作るに至ったその思いを知りました。
「でも東洋の概念では、起こることは起こるべくして起こるもので、
偶然なんてのはないんだ。
どんな些細な出来事にも、意味がある」

この曲がますますすごいと思うようになりました。
エリック・クラプトンの参加については様々な意見がありますが、
僕は、やっぱりエリックでよかったと心底思います。
そうじゃなきゃ、エリックをそれほど好きにならなかったかも(笑)。

Tr8:Happiness Is A Warm Gun
ジョン・レノンがブルーズをこねくりまわして作り上げた曲。
感覚的にはブルーズだけど、曲はポップソング。
それはジョン・レノンという人の音楽への姿勢なのでしょうね。
性的婉曲表現を言うのがわくわくしたというジョンは初心(!?)。
でも、ジョンのこと考えると、このタイトルはなんというか・・・
もちろんジョンがこの段階で自分の最期を予期したはずはない、
あくまでも一般事象としての表現でしょうけど、でも、よく考えると、
銃が一般的であるという事実には悲しくもなります。


03
THE BEATLES 「ホワイトアルバム」

B面
Tr9:Martha My Dear
この曲はLPを買う前にNHK-FMでエアチェックして知りましたが、
正直、いい曲だけど、突き抜けるほどすごくいいとは思わなかった。
まあ、言ってしまえば、あくまでもアルバムの中の1曲ですからね。
また、いかにもポールらしい曲で後のソロにつながってゆきますが、
だから逆にビートルズらしさが薄いのかもしれない。
それにしてもポールはホーンが大好き。
"Martha"とはポールが飼っていた犬の名前ですが、僕も自分の犬に
「マーサ」と名付けたいと思ったことがありました。
でも、僕の名前が「昌」、まるで自分を呼ぶような気が・・・(笑)・・・
余談ですが、絶滅したリョコウバトの最後の飼育個体の名前が
"Martha"でしたが、この曲とは一切関係ありません、時代も違うし。

Tr10:I'm So Tired
疲れているのにカッコいい!
これもジョン・レノン流ブルーズでソロ1、2枚目につながってゆきますね。
歌メロがとにかくよくて、もうそれしか言えないくらい(笑)。
全体的、特にギターが波を打つような感じに響くのは、眠いからかな。

Tr11:Blackbird
ギターを弾くビートルズ好きには避けて通れない道(笑)。
弾く度に、ポールの音へのセンスの鋭さを感じます。
"Blackbird"は標準和名が「クロウタドリ」、ツグミの仲間ですが、
北海道でも迷鳥として記録があるので、鳥好き人間としての
僕の夢は、いつか北海道でクロウタドリを見ることです。
まあ、英国に行けば住宅街にも普通にいる鳥だそうですが・・・

Tr13:Piggies
(Harrison)
豚を題材にバロック調の味付けしたジョージのシニカルでコミカルな曲。
この曲はなんといっても1991年の東京ドームのコンサートで、
まさかまさか演奏されたのがこれ以上ないよい思い出。
最後のほうに豚のお面を被った誰かが出てきて踊っていたっけ。
この曲のAメロはジョージの作曲家としての潜在能力の高さを感じます。

Tr14:Rocky Racoon
ポールが本格的カントリー調をやってみた曲。
最初の部分はポールがアメリカ風英語で歌っているそうで、
そこをうまく言えるか、高校時代に友だちと競ってました(笑)。
ハーモニカも含め、ビートルズの芸の細かさがよく分かる曲。
そしていかにもアメリカ的イディオムのタイトルがある意味おかしい。

Tr15:Don't Pass Me By
(Starkey)
事実上リンゴ・スターが初めてひとりで作った曲。
単純な3コードのカントリー風の曲で、リンゴはオルガンも演奏。
僕はこの曲は昔から歌メロがとにかく大好きで、歌としては
リンゴが作ったからといって色眼鏡では決して見ていません。
でも、リンゴが初めて作ったからうれしくて、結局のところ
肩入れしている、といえるのでしょうね(笑)。

Tr16:Why Don't We Do It In The Road ?
ポールがひとりで作り上げたおかしなブルーズロック。
歌詞が3つのくだりだけで構成され、ほとんどが1つの繰り返し。
歌い方だけ変えて最後まで展開しないで終わるのも面白い。
ポールもやっぱりちょっと変な人なんだな、って(笑)。
ところでこれ、どうして"on"ではなく"in"なのだろう。
やっぱり語呂を考えてのことかなあ。
確かに自分で歌っても"On"だとしっくりこないから。
または、"road"を劇場のような「場」として捉えているのかな。

Tr17:I Will
しかしポールのすごいところは、そんな変な曲の後で、
これほどまでに心のこもった美しい曲をさらりとやってしまうところ。
正直、ビートルズの全楽曲の中でも、歌メロだけを取れば
僕はこの曲がいちばん好きだと思う
、それくらいの曲。
つまり、世の中でいちばんいい歌、僕にとっては。
書くと長くなるので、近いうちに独立した記事にしようかな(笑)。

Tr18:Julia
ジョンが3フィンガー・ピッキング奏法に挑戦したバラード。
奏法はドノヴァンに教わったのだという。
「ジョンの魂」のLook At Meはこれが進化したものですね。
力が抜けまくったジョンの歌い方は、優しさというものを
最大限に表していて、3曲目とほんとに同じ人なのと思うくらい。
優しさに包まれる感覚の曲で1枚目が終わります。


04
THE BEATLES 「ホワイトアルバム」

Disc2
C面
Tr1:Birthday
リンゴのイントロのドラムスが印象的ですが、僕はドラムスは
演奏できないので上手いかどうかはいまいち分からないけれど、
リンゴのドラムスは曲にいい表情を与えているのは間違いない。
エリック・クラプトンが参加、コーラスにはジョージの元妻パティも。
Laylaはここから始まったのかもしれない・・・
ギターリフがとにかく印象的でカッコいいけれど、歌自体は
腑抜けするほど叫ぶだけ、それも人を食っていて面白いけれど。

Tr2:Yer Blues
当時流行っていたブリティッシュ・ブルーズを皮肉ったもの。
しかも「当事者」であるエリック・クラプトンが参加。
この曲は演奏していると楽しいビートルソングの筆頭格ですね。
エリックのギターソロはエリックらしくてすごいけれど、
まったくもって感覚だけで対抗するジョンもまたすごい。
今の僕は、この曲も好きな10曲のひとつに挙げると思う。
ところで、1968年はブリティッシュ・ブルーズ・ロックにとって
重要な年でしたが、考えてみればこれもその年に出たアルバム。
そこでブルーズを連発するのは、周りに影響されやすいジョンならでは。
長くなるのでこちらもまたの機会に(笑)。

Tr3:Mother Nature's Son
ポールが自然が好きそうだと分かった、というか思い込んだのは、
やっぱり僕はビートルズを聴く運命にあったんだと思ったところ。
アコースティック・ギター弾き語りにホーンだけ入る、やっぱり、
ポールは管楽器の使い方、センスが図抜けていますね。
これもきわめてよく口ずさむ歌のひとつです。

Tr4:Everybody's Got Something To Hide
 Except Me And My Monkey

ビートルズでいちばんタイトルが長い曲ですね。
まさにファンキーな、ロックンロール以上のロックンロール。
ギタープレイもハードで割と手が込んでいて素晴らしい。
しかしなんといっても最後のポールのベース、悶絶もののカッコよさ。
リッケンバッカーの音だと思う、このアルバムのポールのベースは。
パーカッションがエスニックなリズム感を表現していて、
ビートルズもその方向に進む可能性があったことが感じられ、
やはり音楽を広く見ていた人たちなんだなと。

Tr5:Sexy Sadie
このアルバムでジョンは「ジョン流ブルーズ」を確立しましたね。
曲の印象をひとことでいえばブルーズなんだけど、でも細かく見ると
ブルーズをむしろ壊した上で再構築しているのが分かる。
この曲は「師」への怒りを間奏も展開もなしに性急に歌い継ぐのが
恐いというか、ジョンの人間としてのすごみを感じます。
そしてやっぱりよく口ずさむ曲。

Tr6:Helter-Skelter
そしてついにビートルズはヘヴィメタルまでやってしまった。
僕が中学の頃はちょうどヘヴィメタル人気が高まっていた頃で、
そちら方面からもビートルズはやっぱりすごいと言われていました。
この曲はとにかくギターを力任せに弾く、それだけ(笑)。
サウンド的には、これだけ重たい曲なのに、ジョンのあの「カジノ」の
ホロウボディの浮ついたギターの音が個性的な響きを与えています。
今は普通、ホロウボディのギターでヘヴィメタはやらないでしょ(笑)。

Tr7:Long, Long, Long
(Harrison)
ジョージの秘めたる思いを柔和に表した、耐えるというイメージの曲。
スコットランド的な響きなのでしょうね、きっと。
最近、ヴァン・モリソンを通してアイリッシュの音楽にも触れましたが、
世界的な存在になってもこうした曲が作れるのが、やっぱりすごい。


05
THE BEATLES 「ホワイトアルバム」

D面
Tr8:Revolution 1
シングルはハードロック、こちらはカントリーブルーズ。
やっぱりジョンはブルーズから離れられなかったのかな。
ジョンはこちらをシングルにしたかったようですが、結局は
コマーシャルな音を求めたポールとジョージに負けたという。
でも正直、僕はシングルのハードロックのほうが好き・・・

Tr9:Honey Pie
ポールお得意のディクシーランド・スタイル第2弾。
歌詞もアメリカを意識したもので、もはやそれも自然と感じる。
ほのぼのとしているようでどこか切ない、味わい深い曲。

Tr10:Savoy Truffle
(Harrison)
ジョージが作ったグルメソング。
この曲は本などではほぼ必ずジャジーな響きと形容されますが、
僕は正直、それがどういうものかいまだにつかみ切れていません。
そして、"truffle"とは「トリュフ」のことであるのも最近知りました。
ものすごく真面目にヘヴィな曲を演奏している中で、ジョージが
「クールなチェリークリーム、ナイスなアップルタルト」と力を込めて
歌うのが妙にコミカルで、そうかこれはグルメを皮肉った曲なんだ。
歌詞にOb-La-Di, Ob-La-Daが出てきたり、もうなんでもあり状態。

Tr11:Cry Baby Cry
このアルバムのジョンは、なんというか、恐いですね。
それも、怒りまくって湯気が立つような恐さではなく、
冷静を装いつつ怨念がたまっていく、ぬめっとしたところが。
なぜか入るアコーディオンの音色がまたぬめっとして不気味。
最後のポールがうたうパッセージはポールが考えたものでしょうけど、
こういうかたちでまだ2人が「共作」していたのにはほっとするものが。
それも込みで、A Day In The Lifeの補遺のような曲かな。

Tr12:Revolution 9
サウンドコラージュですね、歌じゃない。
前の記事でも書いたけど、テープのつぎはぎなどで、ジョンは、
自身が録音に費やした時間の半分以上をこれにかけたのだとか。
僕は、実は、結構好きなんですよ。
音として楽しめるのはジョンの意図したところだと思います。
これは9の発音が「ないんぬ」に聞こえるのが面白くて、
それだけその発音を真似て口ずさむこともあるかな(笑)。
ところで僕は、アルバムを聴く時は、どんなに嫌いな曲があっても
絶対に飛ばさないで聴き通します。
飛ばして聴くのはアルバムを聴くことにならないと思うからです。
もちろんこの考えは人に強要するものではないけれど。

Tr13:Good Night
ジョンがジュリアンのために作った子守歌。
Beautiful Boyがショーン君のためだったように。
ほんとうにジョン・レノンは優しい人だったんだなって実感します。
その上旋律も、まるでクラシックのような極上の美しさ。
そしてやはり、ジョンではなくリンゴの角が取れた声で歌うから
美しい曲に仕上がったのだと思います。
ジョンは「僕には合わない」と言ったのは照れ隠しもあるでしょうけど、
サウンドへの鋭い嗅覚を感じさせるものでもありますね。
もちろん、この歌も、今でもとってもよく口ずさみます。
自分で歌っていて自分で陶酔するほど旋律が美しいから(笑)。
ああ、ほっとした、今日もよく眠れそう。



ところで、白いジャケットのCDを犬たちと写したところで、
光の加減でTHE BEATLESの文字が読めないせいもあって、
何だか「白いモノリス」のような写真になってしまいました・・・

長くなりました。
BLOGの字数制限に引っかかるのではないかと・・・

2つに分けることも考えたのですが、
長くても何とか1つにまとめることにしました。

いつもお読みいただきありがとうございます!






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Posted by guitarbird at 20:54 │Beatles
この記事へのコメント
こんにちわ、お邪魔します。
「ロッキー・ラクーン」の歌詞なのですが、
スー族が神聖視して崇めていたのに、金脈があるのでアメリカ政府(白人)が強奪した、ブラック・ヒルが舞台で、やはりスー族が神聖な動物とみなしていたアライグマを主人公の名前にしているところを見ると、
そういうアメリカの歴史を歌っているのではないかと、思うのですが。
Posted by ノエルかえる at 2016年05月29日 11:21
ノエルかえるさん、こんにちわ
こちらへお越しいただきありがとうございます。
なるほど、そういう背景があるのですね。
勉強になりました。
わざわざ書き込みにて教えていただきありがとうございます。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2016年05月29日 15:14

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THE BEATLES 「ホワイトアルバム」