2013年06月11日
007死ぬのは奴らだ ポール・マッカートニー&ウィングス
001

Live And Let Die Paul McCartney & Wings
007 死ぬのは奴らだ ポール・マッカートニー&ウィングス
(Written by Paul McCartney)
今日は1曲の記事です。
エリザベス女王即位60周年を記念して
"The Diamond Jubilee Concert"が
バッキンガム宮殿で行われたことは、
ニュースなどでご存知のかたも多いかと思います。
ポール・マッカートニーとエルトン・ジョンという、
英国の2大ポップスターが参加したのはもちろんのこと、
スティーヴィー・ワンダーをはじめ数多くのアーティストが参加し、
華やかに盛大に女王陛下をお祝いしたとのことです。
ポール・マッカートニーが何を演奏したのか、僕は知りません。
ファン以上の存在なのにそれはどうしてと思われるかもですが、
僕はいろんな意味でそういう性格なのです(笑)。
なんでも、ヤフーのニュースで見出しだけ見たのですが、
Hey Judeはロンドン五輪にとっておく、ということを言ったらしく、
ジョークだとしても、それは演奏しなかったということかな。
また、最後なのかな、出演者がみんなステージに上がり、
Ob-La-Di, Ob-La-Daを歌っていたのをニュースで見ました。
まあ、いくらなんでもHer Majestyは歌わないだろうけど(笑)。
しかし弟がこの話題と演奏曲目を何かで見たそうで、中には、
今日のテーマである「007死ぬのは奴らだ」のテーマ曲
Live And Let Dieがあったことを教えてくれました。
弟はいつも言います。
「この曲はそんなにいいか? そんなに盛り上がるのか??」
弟は実はこの曲が嫌いというか、よさか分からないようであり、
女王陛下を祝うコンサートでも演奏したことが意外だった様子。
いや、自分はむしろ、ああやっぱり、と思いました。
おそらく、007が英国の映画であり、ビートルズと同じく
英国が世界に誇れる文化だからではないかな、と。
まあそんなこんなで今日は記事にした、というわけ(笑)。
002

Live And Let Dieは、
映画「007/死ぬのは奴らだ」のテーマ曲として録音され、
ポール・マッカートニーのビートルズ解散後7枚目のシングルとして
1973年6月10日に英国でリリースされました。
偶然ですが、昨日がリリースされて39年目だったんですね。
なお、ビートルズ解散後のポールは、本人のみの名義、
妻リンダ・マッカートニーとの共同名義、
バンド名だけのウィングス名義そして、
ポール・マッカートニー&ウィングス名義と、
ここまでの段階で既に4つの名義でレコードを出していました。
映画のテーマ曲ということもあって、この曲は、
ポール本人のスタジオアルバムには収録されていませんが、
時期としてはアルバムRED ROSE SPEEDWAYの後、
BAND ON THE RUNの前ということになります。
もちろん、後に出たベスト盤にはすべて収録されています。
録音はRRSのセッション中に行われましたが、この曲は
かのジョージ・マーティンがプロデュースしており、コンビを組むのは
ビートルズ以来ということで当時は話題になったのだとか。
この曲は英国で最高位9位、アメリカでは2位の大ヒットを記録。
長らくこれは映画007のテーマ曲としては最高のヒットでしたが、
1985年にデュラン・デュランの「007 美しき獲物たち」のテーマ曲
A View To A Killがついに全米No.1を記録しました。
曲は、ピアノ弾き語りで静かに始まり、
いかにもポールらしい口ずさみやすいきれいな旋律が流れ、
リンダをはじめとしたコーラスが被さってバラード風に進みます。
歌がブレイクしたところで急に大きな音が入り、急にテンポアップして、
007の映画挿入歌を意識したとおぼしき派手なオーケストレーションの
めまぐるしく騒々しいサスペンス風の音楽に変わります。
オーケストレーションが一度やみ、アップテンポのまま
ホンキートンク調のピアノにのせて強烈なパッセージをポールが歌い、
またサスペンス風に、ぐるぐる、ぐるぐる。
それが終わるとまた急にテンポがダウンし、ピアノ弾き語りへ。
冒頭のパッセージを少し旋律を変え歌詞も変えてポールが歌い、
もう一度サスペンス風になり、最後はまるで放り投げられたように
音がさっと引いて曲が終わります。
なんとも落ち着きのない曲ですが、でも、バラードの部分の
旋律の良さはさすがで、僕もよく口ずさむし、
サスペンス風のところも歌ではない楽器の主旋律を口ずさむ。
つまりはほんとうにポール・マッカートニーらしい曲。
でも、この派手なめまぐるしいアレンジ、並の人がやれば、
ただただ慌ただしくて騒々しくてまとまりがなくなるところを、
きれいに流してうまく聴かせてしまうのは、やはり
ジョージ・マーティンの手腕によるところが大きいのでしょうね。
マーティンの仕事として、ビートルズ以降では屈指のものでしょう。
3分くらいしかない短い曲なんですけどね、でも、疲れるというか、
それは大げさ、後に残るものはべたっと重たい感じがします。
ロックがまだまだ可能性を求めて広がっていた時期のことですね。
この曲、僕は中学時代に初めて聴いた時から大好きです。
面白い、だけど歌がいい、こんな曲はポールならでは、と。
しかしこの曲、それから3段階で僕の愛着が増していきました。
003

第1段階は、1990年のポール初来日コンサートで演奏したこと。
当時は毎日ポールのことしか考えていなかった(わけでもないけど)、
とにかくポールに夢中で、どんな曲を演奏するか予想していましたが、
この曲はどっちだろうと思っていたら演奏しました。
サスペンス風の部分では照明の明滅が激しくて、今なら
テレビで注意が出るのではないかというくらいのもので、
予想通りの演出だったけど、会場の盛り上がりは
ビートルズ以外の曲では1番だったと思います。
僕はそのコンサートに3回行って、3回とも違う人と行きましたが、
そのひとりが弟、この曲は僕以外の人は特に好きではないというか、
ひとりは曲はどうでもいいけど演出は楽しかったと言っていました。
弟は、実際に自分でコンサートで見て聴いたはずなのに、
そのようなことを言うのは、いまいち解せないのですが・・・(笑)。
◇
第2段階は意外なところからやって来ました。
当時は時代の寵児だったガンズ・アンド・ローゼズが、
1991年に2枚同時に出したスタジオアルバムの1枚、
USE YOUR ILLUSION Iでカヴァーしたのです。
ガンズはトラヴェリング・ウィルベリーズが大好きだと言ったり、
フレディ・マーキュリー追悼コンサートに出演したり、
さらにはKnocking On Heaven's Doorを歌ったりと、
ロック全体への愛を感じさせるバンドとして僕も当時は注目し
もちろんよく聴いていましたが、そのガンズが、まさかポール、
しかもまさかまさかのこんな曲を歌うなんて。
曲の展開はほぼオリジナル通りだけど、ということは、
サスペンス風の部分をどう処理するかが着目点となるわけですが、
ガンズはまったくもってギター中心のロックに仕立て上げていたのが
ただただすごい、と思わされたものでした。
キーボードは使っているんだけど、でも、オーケストラなしでも
この曲がここまでできるんだって、驚き、感動したものです。
MTVでもライヴフッテージのビデオクリップが流されていて、
若い世代にこの曲が知られたのもうれしかった。
といって僕も当時はまだ20代前半でしたが、既に当時の僕は
1970年代ロック人間になりかかっていたのでした(笑)。
それにしても破壊的な力に満ちたガンズがこの曲を歌ったのは
「生きよ、そして殺せ」というメッセージがロック的だからかな。
でも、ポールが"Die"と曲名に入れたのはこれが初めて、
しかもこの後にもない、つまり唯一というわけですが、
映画に名を借りてもっともっとロック的なことをやってみたかった
ということでしょうかね(笑)。
004

そして第3段階。
ポールは1993年に再び来日コンサートを行いました。
僕はその時もそれぞれ違う人と3回行きましたが、
この曲はその時も演奏されました。
2回目のツアーは曲目をがらりと変えて、1回目にはやらなかった
Michelle、Penny Lane、My Loveなどがうれしかったのですが、
1回目に演奏して2回目も演奏した曲というのが2曲しかなく、
1曲がHey Jude、そしてもう1曲がこれだったのです。
でも、Hey Judeは分かるけど、どうしてもう1曲はこれなの?
ポールは意地っ張りでロックを作ったという自負心にあふれているから、
ガンズがこの曲をカヴァーして若い世代に知れ渡ったことで、
オリジナルは僕なんだよ、と言いたかったのだと思う(笑)。
断っておきますが、これは100%愛情を込めて言ってますからね。
ポールのそういうところもファン以上の僕としては大好きなのです。
さすがというか、頼もしい部分でもありますからね。
だって、ポールのロックへの貢献度が最大級なのは事実ですからね。
いずれにせよ、ポール自身はこの曲を気に入っているようですね。
◇
まあそんな曲だけど弟は嫌いということで、もちろん人それぞれだから
それについては特に思うこともないですね。
でも、弟がその話をするたびにこちらも悪乗りして、この曲は
ここがいいんだ、ポールらしい、マーティンの仕事素晴らしい
と力説していて、今回はせっかくだからそのまま記事にしました。
僕は昨日から、口ずさむといえばこの曲です(笑)。
005

007といえば、もうひとつ、話題があります。
先月、遠征先のセイコーマートで缶コーヒーを買うのに見ると、
007の映画で使われた車のダイキャストディスプレイモデル
がついたボスがあったので、なんとなく買ってみました。
007が大好きなわけではないんだけど、車は好きといえば好きで、
遠征先だったし(!?)、最初は「トヨタ2000GT」のを買いました。
まあそれにやっぱり男だからこういうものには弱いのでしょうね。
全部で7種類出ているということで、札幌に帰ってから、
残りの6つを探して集めました。
それらがこの写真です。
1:アストンマーチンDB5
2:トヨタ2000GT
3:アストンマーチンV8ヴィンテージ
4:BMW Z8
5:アストンマーチンDBS
6:ロータスエスプリターボ
7:Qボート
なぜか1つだけ船ですが。
さらに先日、2缶にくくりつけられた大型のモデルも見つけました。
BMWしかなかったけど、でもやっぱり買った、それが次の写真です。
さて、買ったはいいけど、家の中で飾る場所があるかな・・・(笑)。
006

最後は007のテーマ曲について少し。
002の写真はテーマ曲を集めたCDですが、
ほんと、大物がこぞって歌っていますよね。
僕が思い出深い007のテーマ曲といえば、先ずは
シーナ・イーストンのFor Your Eyes Onlyですね。
僕が洋楽を聴き始めて最初に出たボンドのテーマ曲がこれでした。
次は先述のデュラン・デュランのA View To A Killで、
No.1になれないというジンクスを破ったのはさすは時の人、
でも僕は当時はデュラン・デュランは大嫌いだったけど(笑)。
この曲はまた、「ベストヒットUSA」で紹介した小林克也さんが
「ァ ヴュー トゥ ェィ キル」と、2回出てくる不定冠詞
"a"の発音が違えていたのがすごく印象的でした。
リアルタイムではもう1曲、ティナ・ターナーのGoldeneye、
U2のボノとエッジが作ったカッコいい曲でしたね。
でもやっぱり、007のテーマ曲でいちばん有名なのは、
シャーリー・ベッシーのGoldfingerでしょうかね。
「ごぉぅ~るど ふぃんがぁあ~」というあの独特の節回しは、
誰が聞いても真似したくなりますよね、もちろん僕もです(笑)。
なんて、弟が嫌いだという話をするだけだったはずが、
ここまで長くなりました(笑)。
いつもお読みいただきありがとうございます!
007 ※この写真はトリミングしています

最後は、007風にハウの目をマクロでアップに。
よぉく見ると、ハウの瞳に、撮影している僕が写ってます(笑)。

Live And Let Die Paul McCartney & Wings
007 死ぬのは奴らだ ポール・マッカートニー&ウィングス
(Written by Paul McCartney)
今日は1曲の記事です。
エリザベス女王即位60周年を記念して
"The Diamond Jubilee Concert"が
バッキンガム宮殿で行われたことは、
ニュースなどでご存知のかたも多いかと思います。
ポール・マッカートニーとエルトン・ジョンという、
英国の2大ポップスターが参加したのはもちろんのこと、
スティーヴィー・ワンダーをはじめ数多くのアーティストが参加し、
華やかに盛大に女王陛下をお祝いしたとのことです。
ポール・マッカートニーが何を演奏したのか、僕は知りません。
ファン以上の存在なのにそれはどうしてと思われるかもですが、
僕はいろんな意味でそういう性格なのです(笑)。
なんでも、ヤフーのニュースで見出しだけ見たのですが、
Hey Judeはロンドン五輪にとっておく、ということを言ったらしく、
ジョークだとしても、それは演奏しなかったということかな。
また、最後なのかな、出演者がみんなステージに上がり、
Ob-La-Di, Ob-La-Daを歌っていたのをニュースで見ました。
まあ、いくらなんでもHer Majestyは歌わないだろうけど(笑)。
しかし弟がこの話題と演奏曲目を何かで見たそうで、中には、
今日のテーマである「007死ぬのは奴らだ」のテーマ曲
Live And Let Dieがあったことを教えてくれました。
弟はいつも言います。
「この曲はそんなにいいか? そんなに盛り上がるのか??」
弟は実はこの曲が嫌いというか、よさか分からないようであり、
女王陛下を祝うコンサートでも演奏したことが意外だった様子。
いや、自分はむしろ、ああやっぱり、と思いました。
おそらく、007が英国の映画であり、ビートルズと同じく
英国が世界に誇れる文化だからではないかな、と。
まあそんなこんなで今日は記事にした、というわけ(笑)。
002

Live And Let Dieは、
映画「007/死ぬのは奴らだ」のテーマ曲として録音され、
ポール・マッカートニーのビートルズ解散後7枚目のシングルとして
1973年6月10日に英国でリリースされました。
偶然ですが、昨日がリリースされて39年目だったんですね。
なお、ビートルズ解散後のポールは、本人のみの名義、
妻リンダ・マッカートニーとの共同名義、
バンド名だけのウィングス名義そして、
ポール・マッカートニー&ウィングス名義と、
ここまでの段階で既に4つの名義でレコードを出していました。
映画のテーマ曲ということもあって、この曲は、
ポール本人のスタジオアルバムには収録されていませんが、
時期としてはアルバムRED ROSE SPEEDWAYの後、
BAND ON THE RUNの前ということになります。
もちろん、後に出たベスト盤にはすべて収録されています。
録音はRRSのセッション中に行われましたが、この曲は
かのジョージ・マーティンがプロデュースしており、コンビを組むのは
ビートルズ以来ということで当時は話題になったのだとか。
この曲は英国で最高位9位、アメリカでは2位の大ヒットを記録。
長らくこれは映画007のテーマ曲としては最高のヒットでしたが、
1985年にデュラン・デュランの「007 美しき獲物たち」のテーマ曲
A View To A Killがついに全米No.1を記録しました。
曲は、ピアノ弾き語りで静かに始まり、
いかにもポールらしい口ずさみやすいきれいな旋律が流れ、
リンダをはじめとしたコーラスが被さってバラード風に進みます。
歌がブレイクしたところで急に大きな音が入り、急にテンポアップして、
007の映画挿入歌を意識したとおぼしき派手なオーケストレーションの
めまぐるしく騒々しいサスペンス風の音楽に変わります。
オーケストレーションが一度やみ、アップテンポのまま
ホンキートンク調のピアノにのせて強烈なパッセージをポールが歌い、
またサスペンス風に、ぐるぐる、ぐるぐる。
それが終わるとまた急にテンポがダウンし、ピアノ弾き語りへ。
冒頭のパッセージを少し旋律を変え歌詞も変えてポールが歌い、
もう一度サスペンス風になり、最後はまるで放り投げられたように
音がさっと引いて曲が終わります。
なんとも落ち着きのない曲ですが、でも、バラードの部分の
旋律の良さはさすがで、僕もよく口ずさむし、
サスペンス風のところも歌ではない楽器の主旋律を口ずさむ。
つまりはほんとうにポール・マッカートニーらしい曲。
でも、この派手なめまぐるしいアレンジ、並の人がやれば、
ただただ慌ただしくて騒々しくてまとまりがなくなるところを、
きれいに流してうまく聴かせてしまうのは、やはり
ジョージ・マーティンの手腕によるところが大きいのでしょうね。
マーティンの仕事として、ビートルズ以降では屈指のものでしょう。
3分くらいしかない短い曲なんですけどね、でも、疲れるというか、
それは大げさ、後に残るものはべたっと重たい感じがします。
ロックがまだまだ可能性を求めて広がっていた時期のことですね。
この曲、僕は中学時代に初めて聴いた時から大好きです。
面白い、だけど歌がいい、こんな曲はポールならでは、と。
しかしこの曲、それから3段階で僕の愛着が増していきました。
003

第1段階は、1990年のポール初来日コンサートで演奏したこと。
当時は毎日ポールのことしか考えていなかった(わけでもないけど)、
とにかくポールに夢中で、どんな曲を演奏するか予想していましたが、
この曲はどっちだろうと思っていたら演奏しました。
サスペンス風の部分では照明の明滅が激しくて、今なら
テレビで注意が出るのではないかというくらいのもので、
予想通りの演出だったけど、会場の盛り上がりは
ビートルズ以外の曲では1番だったと思います。
僕はそのコンサートに3回行って、3回とも違う人と行きましたが、
そのひとりが弟、この曲は僕以外の人は特に好きではないというか、
ひとりは曲はどうでもいいけど演出は楽しかったと言っていました。
弟は、実際に自分でコンサートで見て聴いたはずなのに、
そのようなことを言うのは、いまいち解せないのですが・・・(笑)。
◇
第2段階は意外なところからやって来ました。
当時は時代の寵児だったガンズ・アンド・ローゼズが、
1991年に2枚同時に出したスタジオアルバムの1枚、
USE YOUR ILLUSION Iでカヴァーしたのです。
ガンズはトラヴェリング・ウィルベリーズが大好きだと言ったり、
フレディ・マーキュリー追悼コンサートに出演したり、
さらにはKnocking On Heaven's Doorを歌ったりと、
ロック全体への愛を感じさせるバンドとして僕も当時は注目し
もちろんよく聴いていましたが、そのガンズが、まさかポール、
しかもまさかまさかのこんな曲を歌うなんて。
曲の展開はほぼオリジナル通りだけど、ということは、
サスペンス風の部分をどう処理するかが着目点となるわけですが、
ガンズはまったくもってギター中心のロックに仕立て上げていたのが
ただただすごい、と思わされたものでした。
キーボードは使っているんだけど、でも、オーケストラなしでも
この曲がここまでできるんだって、驚き、感動したものです。
MTVでもライヴフッテージのビデオクリップが流されていて、
若い世代にこの曲が知られたのもうれしかった。
といって僕も当時はまだ20代前半でしたが、既に当時の僕は
1970年代ロック人間になりかかっていたのでした(笑)。
それにしても破壊的な力に満ちたガンズがこの曲を歌ったのは
「生きよ、そして殺せ」というメッセージがロック的だからかな。
でも、ポールが"Die"と曲名に入れたのはこれが初めて、
しかもこの後にもない、つまり唯一というわけですが、
映画に名を借りてもっともっとロック的なことをやってみたかった
ということでしょうかね(笑)。
004

そして第3段階。
ポールは1993年に再び来日コンサートを行いました。
僕はその時もそれぞれ違う人と3回行きましたが、
この曲はその時も演奏されました。
2回目のツアーは曲目をがらりと変えて、1回目にはやらなかった
Michelle、Penny Lane、My Loveなどがうれしかったのですが、
1回目に演奏して2回目も演奏した曲というのが2曲しかなく、
1曲がHey Jude、そしてもう1曲がこれだったのです。
でも、Hey Judeは分かるけど、どうしてもう1曲はこれなの?
ポールは意地っ張りでロックを作ったという自負心にあふれているから、
ガンズがこの曲をカヴァーして若い世代に知れ渡ったことで、
オリジナルは僕なんだよ、と言いたかったのだと思う(笑)。
断っておきますが、これは100%愛情を込めて言ってますからね。
ポールのそういうところもファン以上の僕としては大好きなのです。
さすがというか、頼もしい部分でもありますからね。
だって、ポールのロックへの貢献度が最大級なのは事実ですからね。
いずれにせよ、ポール自身はこの曲を気に入っているようですね。
◇
まあそんな曲だけど弟は嫌いということで、もちろん人それぞれだから
それについては特に思うこともないですね。
でも、弟がその話をするたびにこちらも悪乗りして、この曲は
ここがいいんだ、ポールらしい、マーティンの仕事素晴らしい
と力説していて、今回はせっかくだからそのまま記事にしました。
僕は昨日から、口ずさむといえばこの曲です(笑)。
005

007といえば、もうひとつ、話題があります。
先月、遠征先のセイコーマートで缶コーヒーを買うのに見ると、
007の映画で使われた車のダイキャストディスプレイモデル
がついたボスがあったので、なんとなく買ってみました。
007が大好きなわけではないんだけど、車は好きといえば好きで、
遠征先だったし(!?)、最初は「トヨタ2000GT」のを買いました。
まあそれにやっぱり男だからこういうものには弱いのでしょうね。
全部で7種類出ているということで、札幌に帰ってから、
残りの6つを探して集めました。
それらがこの写真です。
1:アストンマーチンDB5
2:トヨタ2000GT
3:アストンマーチンV8ヴィンテージ
4:BMW Z8
5:アストンマーチンDBS
6:ロータスエスプリターボ
7:Qボート
なぜか1つだけ船ですが。
さらに先日、2缶にくくりつけられた大型のモデルも見つけました。
BMWしかなかったけど、でもやっぱり買った、それが次の写真です。
さて、買ったはいいけど、家の中で飾る場所があるかな・・・(笑)。
006

最後は007のテーマ曲について少し。
002の写真はテーマ曲を集めたCDですが、
ほんと、大物がこぞって歌っていますよね。
僕が思い出深い007のテーマ曲といえば、先ずは
シーナ・イーストンのFor Your Eyes Onlyですね。
僕が洋楽を聴き始めて最初に出たボンドのテーマ曲がこれでした。
次は先述のデュラン・デュランのA View To A Killで、
No.1になれないというジンクスを破ったのはさすは時の人、
でも僕は当時はデュラン・デュランは大嫌いだったけど(笑)。
この曲はまた、「ベストヒットUSA」で紹介した小林克也さんが
「ァ ヴュー トゥ ェィ キル」と、2回出てくる不定冠詞
"a"の発音が違えていたのがすごく印象的でした。
リアルタイムではもう1曲、ティナ・ターナーのGoldeneye、
U2のボノとエッジが作ったカッコいい曲でしたね。
でもやっぱり、007のテーマ曲でいちばん有名なのは、
シャーリー・ベッシーのGoldfingerでしょうかね。
「ごぉぅ~るど ふぃんがぁあ~」というあの独特の節回しは、
誰が聞いても真似したくなりますよね、もちろん僕もです(笑)。
なんて、弟が嫌いだという話をするだけだったはずが、
ここまで長くなりました(笑)。
いつもお読みいただきありがとうございます!
007 ※この写真はトリミングしています

最後は、007風にハウの目をマクロでアップに。
よぉく見ると、ハウの瞳に、撮影している僕が写ってます(笑)。
Posted by guitarbird at 20:54
│Paul