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2014年04月11日

ACCELERATE アクセラレイト R.E.M. 

遠征などですっかり遅れていた新譜の記事を早速。

なお、今回は新譜の記事なので、
風景写真は付しておりません、ご了承ください。

01
ACCELERATE アクセラレイト R.E.M. 

ACCELERATE R.E.M. アクセラレイト released in 2008

R.E.M.は昨年、「ロックンロールの殿堂」入りを果たしました。
「ロックンロールの殿堂」とは、アメリカのクリーヴランドにあり、
デビュー25年以上経過し、音楽や社会、そして
後続に大きな影響を与えたアーティストが入ります。
まあ、ビートルズやローリング・ストーンズはもちろんのこと、
25年以上の主だった大物アーティストはみな入っていますが、
若いと思っていたR.E.M.も、ついにその仲間入り、というわけ。

それを記念したかのように、この新譜は、とにかくまっすぐで
速くて若くてざらざらの感触の情熱的ではじけた
スリリングなロックンロールアルバムに仕上がっています。

なんといっても全11曲、34分41秒
あっという間に終わってしまいます。
あまりに短いので、僕は、車用に、CD-Rに2回入れました(笑)。
彼らが言っていた「新譜はとにかく速い」、これは本当でした。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

「商業芸術」であるロックの世界に身を置くアーティストは、
キャリアが長くなると、僕が知るところ、ほぼ例外なく、
「原点帰り」を起こしています。
ポール・マッカートニーだってそのままBACK TO THE EGG
というアルバムを作っていますし、近年では、
デフ・レパードのEUPHORIAが、「原点帰り」で成功した例です。

R.E.M.もやはり例外ではなかったようで、
このアルバムはもろ、I.R.S.時代の、
「ガレージロック」と呼ばれていた頃の音を再現しています。

しかもこれが徹底したやりようで、
それまでの「原点帰り」をした他のどのアーティストよりも、
ほんとうに、物理的にも若返っている感じがします。
ガリガリゴリゴリ鳴るギターを強調した音がその証拠。
なにより、彼ら自身がほんとうに楽しみながらやっているのが、
ほぼ100%伝わってきます。
気持ちの若さは保つことができると思うと勇気も湧いてきます。

しかし。

大好きなR.E.M.だから、あえていいます。
このアルバム、とってもいい、という曲がありません。
その点、かなり大きかった期待に対し、大きく期待外れでした。


前のアルバムはまあ「努力して好きになった」
と書くといろいろ誤解を受けそうですが、ともかく、
聴いてゆくうちに、自分の中でもかなり上位に来るという
大好きな曲が幾つかできましたし、それ以外も、
曲としての印象度や自分の気持ちが深く入り込みました。

翻ってこの新譜、いい曲がないというのは語弊があるでしょう。
正しくは、自分の気持ちとの距離が近く感じる曲がない、です。

僕は、やっぱりR.E.M.は、
ワーナー時代の「売れてからの音」が好きなんです。

ロックが好きといいながら、僕は所詮「ヒット曲」が好きで、
10代の頃はそういう音楽ばかりを聴いて育ってきたんです。
最近でこそ、渋いロックも聴くようにはなりましたが、
それは、加齢による精神状態の変化なのでしょう。
R.E.M.の場合、ワーナー時代からが僕のリアルタイム
アルバムを買って聴いてきただけに、なおのこと。
それ以前のものを初めて聴いたのは、もっと後でした。
もちろん、ワーナー時代の最初の88年のGREENと、
I.R.S.時代の最後の86年のDOCUMANTの間に、
明確な違いがあるわけではなく、最初に「売れた」のは
DOCUMENTだったのですが、彼らの場合、そこで、
前期と後期に分けるのは割と分かりやすいと僕は考えます。

前期と後期といえばビートルズですね。
1962年から66年までの「赤盤」、67年から70年の「青盤」。
ビートルズの場合は、1966年にコンサート活動を止め、
レコード制作に専念するという明確な分岐点があるため、
この分けかたは一般化しています。
(もちろん仔細に見ればつながっている部分は多々ありますが)。
前期と後期の違い、端的に言えば「作り込み具合」の違いでしょう。
僕は、ビートルズも後期のほうが好きです。
これは、聴き始めた中学の頃からずっと変わっていないので、
きっと、僕の本来の音楽の志向に違いありません。
だから、このアルバムを聴いて感じたことは、
自分の中ではぶれても矛盾してもいないとういことで、
その面に関してはちょっと自信が持てました(笑)。

そんなこんなで僕は、
R.E.M.は圧倒的に「後期」のほうが好きです。

そういう言い方をすれば、「こいつ本物のファンじゃないな」
というコアなファンもいるのではないかと思いますが、でも、
僕のような人がいてもいいのではないか、と、僕は思います。


Tr1:Living Well Is The Best Revenge
気合い一発!
こういう曲はもう何年もなかったなぁ。
こういう曲は必要ですね。

Tr2:Man-sized Wreath
これなんか前期の特に初期の雰囲気たっぷり。

Tr3:Supernatural Superserious
シングル曲。
若返ったとは言いながらも、この曲なんて、
ここまでの経験がないと作れない味はあります。

Tr4:Hollow Man
最初はバラード風に始まり、ここでギアチェンジか、
と思わせておきながら曲の後半で加速。
加速した部分のメロディがソフトでいい感じ。
このタイトルのような人間にはなりたくないのだが・・・

Tr5:Houston
今度はほんとにフォーク風のワルツのバラード。
それってロックンロールじゃないじゃん、と言われそうですが、
こういう路線もデビュー当時からありましたね。

Tr6:Accelerate
このアルバムでは初めてのマイナー調の曲で、
速いんだけど、いわゆる「アメリカ人には珍しい湿り気」路線。
これがいちばん彼ららしい曲だと思いますが、
それがタイトル曲なのは必然ですね。
アルバムでいちばんかっこいい曲ですし。
ベースのマイク・ミルズのコーラスの声が相変わらずいいし、
コーラスとヴォーカルの掛け合いの見事さも、さすが、
ところでこの曲、なんとなく、ボクシングを想起させるものがあります。
関係はないようなのですが、でも、英雄的な響きがある曲です。

Tr7:Until The Day Is Gone
またまたワルツのアコースティックバラード。
徹底して基本に戻ってますね。
全11曲なので、真ん中をはさんでバラードという構成。
すがすがしさが漂う曲。

Tr8:Mr.Richards
アコースティックバラード以外では初めてのスローな曲。
物語風のいかにも彼らが好きそうなモチーフ。

Tr9:Sing For The Submarine
マイナー調のワルツのバラード。
バラードはワルツばかりなのはなぜ・・・?
でもこれはアコースティックではなくエレクトリックで攻めていて、
重苦しい響きのギターのアルペジオがまた印象的。
この曲だけむしろ、90年代以降の曲の面影を強く感じます。
僕みたいなファンへのサービスかな(笑)。
潜水艦だから暗いのか・・・!?・・・

Tr10:Horse To Water
ラストへ向けてフルスロットル再開。
流れるようなサビのメロディがいい。
なんといってもとにかくスリリングでかっこいい。
今のところこのアルバムで僕がいちばん好きな曲。

Tr11:I'm Gonna DJ
最後がいちばん盛り上がる、まさにライヴ感覚!
会場全体で歌える曲。
そしてあっという間にアルバムは終わり。



こちらのリンクは海外盤。
国内盤のリンクは左外にあります。

このアルバム、深みがある曲はないけど、
曲のフックが適度に心地よいものばかりで、
しかも前作と違っておしなべてみんな明るく、
聴きやすさという点では前作の10倍以上でしょう。

そして、若々しい彼らに接しているその瞬間は、
音楽は「芸術」ではなく「体験」と化しているのであって、
ロックのライヴ感覚が「体験」できる、うれしいアルバムです。

でも。
正直、僕にはそれ以上の存在にはなりにくいかな。
聴き込んでも、自分の気持ちになりきれそうな曲はないです。

もう10日以上聴いてきていて、いくら年で頭が固くなったとはいえ、
だいたいの感じは固まってきているのですが、
その上で、そう感じています。

だけど、そういうアルバムもあってもいいんでしょうね!

車には合います!
だけど、アクセルふかし過ぎにはご注意くださいね(笑)。



・・・写真はなしと思ったけど、最後に1枚、
携帯で撮った写真を整理していたところ出てきたものを。

02
ACCELERATE アクセラレイト R.E.M. 

羽幌で食べたラーメン。
だし系のあっさり醤油。

ラーメンの中にR.E.M.がいるんですよ!
ラーメン=Ramen→「R」「E」「M」

いや、ただそれだけですが・・・







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Posted by guitarbird at 23:29 │R.E.M.

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