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2014年11月15日

R.E.M.の新しいベスト盤が本日発売!

01
R.E.M.の新しいベスト盤が本日発売!

PART LIES
PART HEART
PART TRUTH
PART GARBAGE
1982-2011

R.E.M.


2011年9月21日に解散を発表した
R.E.M.新しいベスト盤が本日発売となりました。


「一部は嘘、一部は心、一部は真実、一部は屑 1982-2011」
という長いタイトル、ここでは単に「新しいベスト盤」としました。

R.E.M.のオリジナルメンバーは
マイケル・スタイプ Michael Stipe (Vo)
ピーター・バック Peter Buck (Gt)
マイク・ミルズ Mike Mills (Bs、Key)
ビル・ベリー Bill Berry (Ds)

R.E.M.はI.R.S.からデビューし途中でWarnerに移籍しましたが、
このCDは両レーベルを跨いで1982年から2011年までの曲を集め、
さらに未発表の新曲3曲を加えて全40曲を年代順に並べた
画期的な編集の2枚組ベスト盤です。

15枚のアルバムとデビュー盤のEPプラスベスト盤にサントラと、
1曲も収められていないアルバムは1枚もなく、これさえあれば
R.E.M.の歴史がしっかりとつかめる、そんなCDです。
R.E.M.が心の支えである僕が言うのだから間違いありません!

なんて意気込んでいますが(笑)、今回はせっかくなので
全40曲について1曲につきなるべく2行以内で短く触れてゆきます。

各曲が収録されたアルバムは曲名の下に記しました。

また今回は曲のトラック番号はディスク1と2で分けずに
通算で数えてゆきます。
だから2枚目は見にくいかと思いますが、どうかご了承ください。

02
R.E.M.の新しいベスト盤が本日発売!

Disc1
Tr1:Gardening At Night
CRONIC TOWN (EP) (1982) 
デビュー盤のEP(ミニアルバム)から。
実はこの曲、いまだに何を言いたいか分からないのですよ。
ただ、夜に庭仕事をするのは怪しい人というだけで・・・。
なおこのEPの音源はすべて1987年に出た編集盤CD
DEAD LETTER OFFICEで聴くことができます。

Tr2:Radio Free Europe
MURMUR (1983) (Tr2-4)
マイクのベースとビルのドラムスが持つ冷ややかなグルーヴ感は
R.E.M.が最高のロックンロール・バンドだったことが分かります。

Tr3:Talk About The Passion
彼らは音楽で心を「説明」するのが上手いなと思う。
気持ちを伝えるだけでは足りない、でもそれは理屈っぽいのかも。

Tr4:Sitting Still
ピーターの激しいアルペジオは、彼が決してテクニック的に上手い
というのではなく聴かせるギタリストであることを物語っています。

Tr5:So. Central Rain
RECKONING (1984) (Tr5,6)
初期の典型的なスタイルで、ヴァースでマイケルがぶつぶつと歌い
サビで強烈な一発を入れ込む曲、でも最後なんだか不安に。

Tr6:(Don't Go Back To) Rockville
これはマイクが書いていると思うけど彼はピアノも弾いていて
マイクの音楽的センスはこのバンドの根幹だったんだなと。
そして彼らも根っからのアメリカン・ロックなんだな、とも。

Tr7:Driver 8
FABLES OF THE RECONSTRUCTION (1985) (Tr7,8)
決して暴力的じゃないけどじわじわとかつもわっと攻めてくる
R.E.M.の裏の顔の恐さがよく表れた曲。
ギターリフがオールディーズみたいな響きで印象的。

Tr8:Life And How To Live It
マイケルがあまりきれいじゃない声で唸るとこの曲いったい
どうなっちゃうんだろうと不安になる、でもなんだか印象的な曲。

Tr9:Begin The Begin
LIFES RICH PAGEANT (1986) (Tr9,10)
ほのかにラテンの香りがする不思議な曲。
ヴァースの歌メロが2種類あって交互に現れる小技がうまい。

Tr10:Fall On Me
ダイナミックに展開する歌メロを大がかりなコーラスで包み込む、
バラードといっていい曲で、彼らの中でもひとつの転機になった曲。

03
R.E.M.の新しいベスト盤が本日発売!

Tr11:Finest Worksong
DOCUMENT (1987) (Tr11-13)
仕事で疲れた後の爽快感や充実感を表すように高鳴りするギター。
彼らの中でも硬質な曲、でも歌メロは最上級。

Tr12:It's The End Of The World As We Know It
(And I Feel FIne)
武道館のコンサートに行った時、開演前の廊下で外国人の男女3人が
歩きながらこれを歌っていてさすがネイティヴと感心したっけ。
前期の最高傑作はこれかな、歌メロがいいラップでとにかく気持ちいい。
なんて思い出も書いてたら4行になってしまいましたね(笑)。

Tr13:The One I Love
僕が初めてそれと意識して聴いたR.E.M.の曲がこれ。
シングルも大ヒットし大物の仲間入りをした曲。
哀愁を帯びた歌メロに「ふぁいやぁ~あ~っ」。

Tr14:Stand
GREEN (1988) (Tr14-17)
Warnerに移籍した最初のシングルのこれも大ヒット。
そして僕が初めて買ったR.E.M.のアルバムもこれ。
Twist & Shoutの焼き直しという感覚の曲かな(笑)。

Tr15:Pop Song 89
そうなんですこのアルバムは、ビートルズの初期のパッションが
まるで1980年代後半に甦ったような雰囲気ですね。

Tr16:Get Up
個人的にとってもうれしいのは、僕が好きなR.E.M.の曲で
五指に入るだろうというこの曲が入っていること。
シニカルな歌詞なのに温かみを感じるのも彼ららしいところ。

Trt17:Orange Crush
ギターとベースがとにかく冴えていてコーラスワークも秀逸。
カッコよさでは彼らでいちばんの曲かな。

Tr18:Losing My Religion
OUT OF TIME (1991) (Tr18-20)
彼らのシングルでいちばん売れた、代表作といっていい曲。
MTVビデオ・ミュージック・アウォードの大賞も受賞しました。
歌詞も歌メロもR.E.M.の中でも最高の部類、もちろん音も。

Tr19:Country Feedback
彼らは基本は歌のバンドだけど、この曲の充実した演奏を聴くと、
演奏部分でももっと評価されていいのではないかなと思う。
まるでこの世のものではないようなこの恐さ、スリル。

Tr20:Shiny Happy People
B-52'sのケイト・ピアソンをゲストに迎えたポップな曲。
彼女の声がこの世とあの世の間に漂うような不思議な曲。

Tr21:The Sidewinder Sleeps Tonite
AUTOMATIC FOR THE PEOPLE (1992) (Tr21-24)
日常生活のちょっとした楽しみと不安を務めて明るく歌おうとする、
R.E.M.一流の湿り気のあるユーモア満載の曲。
ストリングスのアレンジはジョン・ポール・ジョーンズ、22、24とも。

04
R.E.M.の新しいベスト盤が本日発売!

Disc2
Tr22:Everybody Hurts
真に感動する曲とはまさにこのこと。
疲れ切った現代人の心の拠り所ともいえる彼らの代表曲。

Tr23:Man On The Moon
ビートルズのメンバーを除き、僕がリアルタイムで聴いた
世の中のすべての楽曲でこの曲がいちばん好きです。

Tr24:Nightswimming
タイトルだけでも彼らの持つ湿り気と皮膚感覚が伝わってくる。
きっと夜の水泳は冷たくないんだと思う。

Tr25:What's The Frequency, Kenneth ?
MONSTER (1994)
最初は単なるポップなロックンロールでつまらなかったけど、
何年か経つと単なるポップなR&Rだからこそいいと思った(笑)。

Tr26:New Test Leper
NEW ADVENTURES IN HI-FI (1996) (Tr26,27)
ディラン風のワルツのフォークソングに独特なセンスの歌メロをのせて。

Tr27:Electrolite
やっぱりこっちの世界にはない感覚の不思議な響きの曲。
でもなにかこう暖かいものを感じますね。
この後に脱退したビルにとって結果としては最後の曲。

Tr28:At My Most Beautiful
UP (1998)
タイトルが示すようにR.E.M.で最も美しい曲。
あれだけの大スターなのにこの心根の優しさ、感涙もの。

Tr29:The Great Beyond
MAN ON THE MOON (OST) (1999)
伝説のコメディアン、アンディ・コーフマンの伝記映画
「マン・オン・ザ・ムーン」のテーマ曲としてシングルリリース。
明るいんだけど明るくなりきれない、そこがR.E.M.の世界。

05
R.E.M.の新しいベスト盤が本日発売!

Tr30:Imitation Of Life
REVEAL (2001)
虚しさを歌わせたらR.E.M.は得意、何かこう胸に迫るものがある。
現実を直視して生きてゆくしかないというメッセージ。

Tr31:Bad Day
IN TIME : THE BEST OF R.E.M. 1988-2003 (2003)
Warner時代のベスト盤に収められた当時の新曲。
Tr12が時代に合わせて進化したようなシンプルな曲。

Tr32:Leaving New York
AROUND THE SUN (2004)
R.E.M.史上最も重たいアルバムから。
実は僕も当時これはちょっと作り込み過ぎと思っていた・・・

Tr33:Living Well Is The Best Revenge
ACCELERATE (2008) (Tr33,34)
重くて作り込み過ぎた前作を反省し原点回帰の姿勢を見せた
素軽いロックンロール・アルバムから、何か吹っ切れた、のか・・・

Tr34:Supernatural, Superserious
原点回帰はしたものの、やはり若い頃とは気持ちも体も何もかもが
違うことが逆に浮き彫りになってしまい、それが解散に向かった?
今となってはそんなことを考えてしまう、これは明るい曲だけど。

Tr35:Uberlin ("U"の上にウムラート)
COLLAPSE INTO NOW (2011) (Tr35-37)
R.E.M.最後のアルバムは、原点回帰した結果失われていた
湿り気が戻ってきたのがほっとした部分。

Tr36:Oh My Heart
最後のアルバムは内容の深刻さと音の軽さのバランスが絶妙で、
これは新しい路線を開拓できたと思っていたのに・・・

Tr37:Alligator_Aviator_Autopilot_Antimatter
言葉遊び感覚は最後まで超一級品だったんだな。
ピーチズというゲストの女性もまた変わった声の持ち主(笑)。

Tr38:A Month Of Saturdays
新曲1曲目はヴォーカルとギターとハンドクラップが前面に出た
空間が多く機械的な響きの曲だけど、なんというんだっけ・・・
U2のZOOROPEのような感じの音です、不勉強ですいません。

Tr39:We All Go Back To Where We Belong
新曲2曲目は静かなフォークソングをキーボードが覆っていて、
1960年代後半から70年代前半の雰囲気の曲。
つまりフラワー・ムーヴメントの末裔みたいな感じですね。
こんな芸の引き出しがあるならまだまだバンドを続けて欲しかった。

Tr40:Hallelujah
新曲3曲目、現時点でR.E.M.最後の曲はワルツのフォークソング。
このCDのライナーノーツは本人たちが曲ごとに交代で書いていて、
この曲はやはりヘンデルとレナード・コーエンが頭にあったという。
マイケルのあまりきれいじゃない声に導かれるコーラスが
最後の盛り上がりを見せてアルバムは、R.E.M.は終わります。



それにしても長いタイトルだ(笑)。

ベスト盤を話題にすると必ず選曲について考えますが、
このベスト盤は僕は不満はありません、とてもいい編集です。

例えば、シングル曲でいえば、異様に重たくて暗いDriveや
パティ・スミスが参加したE-Bow The Letterそれに
Daysleeperが入っていないけど、でもそれらが入っていないのは
なんとなくだけど考えが伝わるし支持できる部分でもあって、
「えっこの曲がないの?」というほどでもない曲だとは思います。
ただ、最後のアルバムから3曲入っているのは2曲でよかったかなと。
しかし最後だから逆に3曲入れたともいえるのでしょうし、まあ、
いちファンである僕が言うことでもないですね、失礼しました(笑)。

今回は新曲が3曲入っているということは、
もうこの先は未発表音源のアルバムは出ないのかな。
そんな気がする。
出るとしてもボックスセットに収められるとか。

今日はこのベスト盤を買いに行く時、複雑な気持ちでしたね。
もちろん早く欲しい、すぐに欲しい、早く聴きたかったけど、
もうこれで新しいCDを買う楽しみがなくなるのかと思うと。

正直言えばまだ解散ショックから立ち直っていない僕ですが、
でもいつまでもそれを言っていてもいけないかな。

だからベスト盤を買った今日、あらためて言っておきます。

ありがとう!

R.E.M.は死ぬまで聴き続けます!


07
R.E.M.の新しいベスト盤が本日発売!






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Posted by guitarbird at 19:54 │R.E.M.

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