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2016年02月29日

今月の読書2016年2月号

01
今月の読書2016年2月号

月末恒例、今月の読書の記事です。

今月は5冊、うち1冊はムックですが。

では早速。


☆1冊目


現代〈死語〉ノート 
小林信彦
岩波新書


小林信彦の本ですが今月は少し毛色が違うものを。
といって、言葉への感覚やマスコミの嘘を暴きたいという姿勢は
いつものエッセイ集と何ら変わるものではないけれど。
この本は出版当時すぐに買って読んだ記憶があるのですが、
中身をまったく覚えていなかった。
もしかして読んでいなかったのかもしれない。
小林信彦の本をまた読むようになって棚から引っ張り出し、
目につきやすい場所に置いておいたのですが、それでも
読むまで1年以上がかかりました。
最初は新鮮なものでもずっとあると意識しなくなりますよね・・・

この本は、流行語から追う戦後史というテーマのもとに、
「死語」に着目して話してゆくという雑誌の連載に加筆したもの。
あとがきにある言葉を引用します。
死語を使うことはべつにイケナイことではないのである。
ただ、きいている方が少々気恥ずかしい。それだけのことである。

確かにそうですね。
僕はBLOGで「これは「死語」か?」と断りつきで使うことはありますが。
でも、この本を読んでいると、「死語」かどうかの判定が難しい、
小林信彦さんと僕の感じ方が違う、ということもありました。
例えば「私は貝になりたい」、僕は小学生の頃から、
出自は知らないけれどフレーズ自体は知っていましたが、
これは1958年のドラマから出た流行語ということを知りました。
僕が小学生の頃はドラマから20年ほど後のことですが、
当時はまだ「死語」ではなかった、ということではないかと。
「反面教師」も今の若者でも意味が分かると思うのですが
逆にこれが「流行語」(1960年)であったことは知らなかった。

この本が著された1997年はインターネットがようやく普及し始めた
頃でしたが、その後ネットの一般化で古い「死語」や小林信彦さん曰く
「半死半生語」つまり意味は通じるけれど使われなくなった言葉が
掘り起こされて使われるようになったのではないか、と、
読んでいるうちに考えるようになりました。
そういう意味ではこの本自体も19年「も」前に出たものであり、
もはや歴史を感じるものですし、ネットの力が大きいことが
あらためて分かったのはいわば副産物でした。

「あたり前田のクラッカー」なんて、今なら逆に若い人でも、出自は
知らないとしても、そのフレーズは結構知っているのではないか。
これ、この本の当時はほぼ「死語」だったようで、出自に対して
親切にも足かけ2ページを割いて詳しく説明していますが、
今なら「ネットで調べれば分かります」となるのではないかと。
「マイカー」、小林信彦さんは「死語」と書いてますが、今でも
使いますよね、銀行の「マイカーローン」とかあるし。
ただ、僕はこれ使わないんですけどね(和製英語だと知ってから)。

「マッチポンプ」、これ、1966年の新語・流行語だったんですね。
これはここで5年ネット上で非常によく使われるようになりましたが、
この本の頃は「死語」だったのが見事(!?)復活したのでしょう。
その他「脱サラ」「ニア・ミス」「便乗値上げ」などは今でも普通に
使われていると思うのですが、そうした言葉を取り上げているのは
最初は違和感があったのですが、読み進めていくうちに、
「死語であってほしい」という思いがあるのかなと気づきました。
時代に迎合しないシニカルな視点はエッセイよりも生き生きとしていて、
読んでいて痛快な部分がありました。

最後にもうひとつ個人的にとても強く思ったこと。
1959年の流行語「ファニー・フェース」。
オードリー・ヘプバーンとフレッド・アステアが共演した
『パリの恋人』の原題Funny Faceからきた言葉。
僕はこの映画、浪人生の頃に小さな劇場で観ましたが、
この"funny face"とは、日本語で男性が大人の女性に対して使う時の
「かわいい」の意味であると理解しました。
女性のことを「変わった顔」なんて言わないですよね。
世俗的な美人じゃないけど魅力的な女性、という意味。
この言葉が流行語になっていたことは知らなかったうえに、
「映画といえば」の小林信彦さんがこの話題に触れていたのが嬉しく、
僕の言語感覚にちょっとだけ自信ができたような気がしました。
僕は大人になったらいつか女性に”funny face"と言ってみたい、
と、その時に思いましたが、(まだ)言ったことはないです、はい(笑)。



☆2冊目



現代〈死語〉ノートII 1977-1999
小林信彦
岩波新書


続けざまに読みました。
かつて書店で「2が出たんだ」と思ったことはあったが買っておらず、
小林信彦をまた読むようになりネット古本で買ったもの。
「ブーブー紙」=パラフィン紙にくるまれて家に届きました。

「マッチポンプ」はここでもまえがきで「死語」だと書いていますが、
逆にそれが「マッチポンプ」が復活することを示唆していたというか、
なんとなく復活しそうな(嫌な)思いがあって小林信彦さんは
引っかかるものがあったのかな、と。
偶然による結果論かもですが。

この中では「定番」が1986年の言葉として紹介されていますが、
元々ファッション業界の言葉で、流行に左右されず売れ続ける物
という意味が他にも広がり定着したもので、死語ではないが
出自が珍しいので取り上げたとありました。
僕は音楽CDでよく使う「定番」、定「盤」と書くこともありますが、
そういえば大学生だった1990年前後頃から音楽にもその言葉が
使われ出したことを思い出しました。
こうして見るとこの言葉は意外と歴史が浅いのですね。

ひとつだけ小林信彦さんに共感できないのが「ティラミス」。
個人的な体験に基づき「ティラミス」の名を聞くと「くすぐったくなる」
と書いておられて、それはもちろん面白い話で納得もしますが、
僕はそういう体験がないので別に「くすぐったく」はならない。
「ティラミス」って今はコンビニでも常時置いてあって、
いっときのブームを超えて「定番」化した稀有な例であり、しかも
イタリア語だから、僕は「ティラミスは偉い」と思うのです(笑)。

僕は一応言葉には低からぬ興味を持って生きてきましたが、
ひとつだけまったく知らなかった言葉がありました。
1989年の「B勘屋」という言葉。
「ブラックマネー」の頭文字と「裏勘定」をくっつけた造語であり、
バブル時代の土地転がしに関連する言葉とのことですが、
どう絞り出しても僕の頭の中にはかすってもいない。
大学生の頃だからニュースに疎かったわけでもないし、なぜだろう。
小林信彦さんは「死語」であってほしいと、11年後の2000年に書いた
この本で書いていますが、当時はまだ残滓が世の中にあったのかな、
それすら思い出せない・・・
今は望み通り完全な「死語」になっていると思います。

また今回は、前回1955年から始めた関係で触れられていなかった
戦後1945年から10年間の言葉もまとめられています。
その中で「筋金入り」は1949年、「一辺倒」は1950年の
「流行語」だったのが見事定着したものだと分かりました。
まあどちらも僕の生まれる前だから古いことは古いのですが、
少なくとも戦後に定着した新しい言葉だったんですね。
この本については書き出すと止まらないのでそろそろ終わりますが、
言葉を通して戦後を振り返るこの本は好書といえますね。
できれば、2000年から後もIIIとして出して欲しいものです。



☆3冊目


【追悼緊急出版】CROSSBEAT Special Edition
増補改訂版 デヴィッド・ボウイ

シンコー・ミュージックMOOK)


デヴィッド・ボウイ追悼特集のムックです。
元々は4年前のTHE NEXT DAYがリリースされた時に組まれた
「クロスビート」誌の特集号に、最新作BLACK STARの話と
追悼文を加えて大幅に改訂した1冊。
そのような経緯のため、ボウイの死後に書かれた文章以外は
「死」によるバイアスがかかっておらず、復活を喜ぶムードに溢れ、
むしろ気軽に楽しく読めたのがよかった。
全アルバム評はさすがプロの評論家、すっきりとまとまりつつ
要点(だけ)を突いていていろんな意味で非常にためになりました。
僕が最初に買ったアルバムTONIGHTについてはやはり辛口で、
前作つまりLET'S DANCEの「アウトテイク集」として出しても
よかったのではないかというのが評者の考えでした。
なんでもこの時は「ポップスターとしての立場を確立する」ために
前作の大ヒットを受け1年半という短期間で「作り上げた」のであり、
故に曲が足りずカヴァーが多い、そしてクオリティが低い、とのこと。
ボウイは心の流れは追っていなかったので、この本のアルバム評は
これからの指針になるかもしれない有意義なものでした。
嬉しいのは、僕が行った1990年東京ドーム公演のセットリストが
あったことですが、曲はほとんど覚えていませんでした。
どういう演奏だったかもまるで覚えていないのですが、そりゃそうだ、
当時はコンサートに慣れておらず楽しむので手一杯だった上に、
ベスト盤とZIGGYとLet's...以降しか聴いていなかったのだから。
曲目を見てもほとんど何も思い出せない自分が残念でならない。
僕が行った日は初日でしたが、その日はボウイののりがいまひとつ
の上アンコールがなく、翌日はあったとのことで、四半世紀を経て
そういう事実が分かったのは興味深く、かつ、残念でした。
まあ仕方ない、一度でもコンサートに行けたのは幸運だった、と。
ボウイは1972年の初来日の際には豪華客船で横浜に着き、
さらに終わってからシベリア鉄道経由で英国まで帰ったそうで、
なんだか面白い人だったんだなあとあらためて思いました。
非常によかった、傍らにおいてよく手に取って読んでいます。



☆4冊目


快楽としてのミステリー
丸谷才一
ちくま文庫


久し振り丸谷才一を読みたくなり、棚から出したのがこの本。
自分のBLOGのサイドバーに貼り付けたAmazonのリンクを
先日整理したのですが、そこにこれがあるので選んだ、というわけ。

先ずはファンと称しながら知らなかったのですが、丸谷さんは
昭和30年代に早川書房の「エラリー・クイン・ミステリ・マガジン」で
ミステリ系の書評を書いていたことで、この本の前半は
そこに掲載された書評からの抜粋で構成されています。

若い頃の書評、丸谷さんとんがっていた。
良くないものや部分はきっぱりと良くないと言うのが評論。
僕もBLOGであまりにも拙いとはいえそれらしいことを書いていますが、
やはり、良くないものや部分は取り上げたくないという気持ちがあり、
まあそれは読んでいただく方のことを考えてという面もあるのですが、
訳についての言及があるのは自らも翻訳を手掛けた丸谷さんらしい。
しかし、今回強く思ったこと・・・評論って面白い。
僕は今まで、吉田健一さんの音楽評論を少々という程度で、
ほとんど読んでこなかった文芸ジャンルですが、
評論とは面白いものなのだと気づかされてくれました。
丸谷さんが書いているから面白い、以上に評論そのものが。

この本で丸谷さんが一貫して示しているのは、
「純文学」と「エンターテイメント小説」の違い。
しかし丸谷さんの根底にあるのは、「違い」はそれほどない、
という思いであるのが端々から伝わってきました。
やはりというか、向こうでも「エンターテイメント」=「ミステリ」は、
「純文学」よりも低く見られがちだとのこと。
一方でグレアム・グリーンのように「純文学」「エンターテイメント」
どちらともとれる作家もいる。
確かにグリーンは何冊か読みましたが、そう感じました。

紹介された本をどんどん読んでみたくなるが、
時間がなくて読めないので困る。
「女には向かない職業」は20年ほど前に読んだはずで、
とてもよかった印象は残っているが、書かれているあらすじを読んでも
内容がまったく思い出せない。
実はミステリ好きだがチャンドラーは1冊も読んだことがない。
そこまで推されるとやっぱり読みたくなる。
村上春樹の新訳も買ったが挫折した・・・
読みたいけど読めないのでなおのこと書評で満足してしまうのか(笑)。

本書には「推理小説」という言葉はどうかという考察があります。
「推理小説」という言葉は戦後割と新しく作られたものであることが
今回分かりましたが、丸谷さんはそれは気に入っていないとのこと。
僕が大学生の頃までは「推理小説」と言っていたけれど、
自分が読むようになってその言葉は自分では使わなくなったし、
世の中でも使う人が少なくなっていったように思います。
いわば「半死半生語」でしょうかね、今は。
もうひとつ「ミステリー」か「ミステリ」かという表記の問題もあり、
「ミステリ」は早川書房がそれを押しているのだが、
丸谷さんは「ミステリー」の方がいいという。
その辺の言葉への意識も面白いし考えさせられますね。
丸谷さんのこのシリーズはあと2冊あるので、また読むか。



☆5冊目


元気が出る俳句
倉阪鬼一郎
幻冬舎新書


コンビニのおでんが好きで星きれい 神野紗希

江戸時代から現代までの元気が出る俳句を選んだ1冊。
本編第一句目として紹介されたこの句で大きく心が動きました。
詠んだ人は1983年生まれの若手の俳人とのことで、
俳句の中の新しさがよく分かった句でした。
感性が若い、そうですが、それ以上に考えさせられます。
俳句を始めてまだ(もう?)2年ですが、僕の場合は才能があるわけでは
ないので、まだまだ多くの人の俳句が紹介されたこのような本を
読むことが勉強になるとあらためて分かりました。

ここで知った中でいちばん気に入った句。

時計屋の時計春の夜どれがほんと 久保田万太郎

久保田万太郎は今まで読んだ本でもよく出てきましたが、
劇作家として成功した俳人、という人。
この句は光景が一瞬にして頭に浮かんできますよね。
そうそう、あの時計時間ずれてる、止まってる、とか、
時計屋の前を通って思ったことがある人は多いのではないかな。

今回知った人のこの句も面白くて気に入った。

いそぎんちやくその他生きとし生けるもの 京極杞陽

京極杞陽(1901-1981)は、著者曰く「バカ殿系」の俳句に味がある、
という俳人だそうで、他何句かここで取り上げられていますが、
著者が親しみをもってバカにしながら楽しむ様が面白く、
僕もこの人の俳句を読んでみたいと思いました。
この句の「いそぎんちやく」、意味深ですよね・・・

僕が大好きな句が取り上げられていたのも嬉しい。

毎年よ彼岸の入りに寒いのは 正岡子規

子規の母がつぶやいた言葉がそのまま詠んだというこの句、
昨年根岸の「子規庵」に行きましたが、その時読んでいた
「子規365日」でも紹介されていてお気に入りになった一句。
今ではすっかり「子規庵」を思い出すと反射的に
この句が頭の中に浮かんでくるようになりました。

もう一句有名な句が採られていました。

春風や闘志いだきて丘に立つ 高浜虚子

この句は高校時代に覚えたと記憶しています。

俳句の解説や作り方、味わい方の話も面白いし興味深い。
読んでとてもよかった1冊。

しかし。
ひとつ、残念すぎる大きな大きな不満があります。
「元気が出る動物などの俳句」の章。
猫の句ばかりとって犬の句がないこと。
著者が猫派であり、犬派の人採れなくてごめんなさいと、
一応は丁寧に謝っていますが、とんでもない。
それが文章を書いてお金をもらう人の言うことかと呆れました。
努力して取り上げたらどうですかね。
もしかして、生理的な問題で犬が嫌いで犬に対しては
何も感じない人であるというならまだ理解しようと思えます。
その旨を正直に書いてくれれば。
犬派は猫派より極端に少ないということもないだろうし、
ただただ僕は猫派だから猫だけでご勘弁をなんて、
正直言えば読んでいて腹が立ちました。
もちろん僕も犬派だから、犬派が無視されて気に食わない、
という部分はあります、正直。
でも、もし僕が猫派でも、やっぱり同じことを思ったはず。
全体としては面白く編集が上手い良い本だったけに、
こんなことでケチがついてしまったのはもったいない。
ちなみに猫の句は楽しくてよかった、それは言っておきます。
この句がいい。

麦秋や今日のしつぽはよいしつぽ 水野真由美

猫の尻尾のこととありますが、僕は、読んだ瞬間、
麦畑の脇に立つエノコログサを思い浮かべました。
エノコロ、つまり犬ころ、ううん、やっぱり僕は犬派なんだなあ(笑)。

なお、この本は「怖い俳句」に続いて書かれたものですが、
来月は遡って「怖い俳句」を読むことにします。


02
今月の読書2016年2月号

続いて「guitarbirdの書架から」、今月は2冊。




平山郁夫(現代の日本画)
学習研究社


今、札幌近代美術館では、「平山郁夫展」が開催されています。
時間を見つけて行こうと思っていますが、そのことを忘れないように
ここに僕がかつて購入した本のリンクを入れておきました。
僕が東京にいた頃に買った本で、見ると1990年刊ですが、
驚いたことにまだ品切れ・絶版になっておらずAmazonでも
新品が流通していました。
僕も、美術館に行く前にこれで予習しようかな。





森づくりテキストブック
 ―市民による里山林・人工林管理マニュアル
中川 重年
山と渓谷社


近年では森林ボランティア活動に参加する人が増えているようですが、
この本は、そうした人と指導してゆく人たちのために、森づくりの
考え方から実践までをイラスト付きで分かりやすく説明した1冊。
著者の方は当時間接的な知り合いで、この本が出たばかりの頃、
僕も買って読んで森林ボランティア活動について学びました。
ただ、現在はもう新品が流通していない品切れか絶版のようです。
森林ボランティア関係の本はそれから多種多様なものが出ており、
この著者の新しい本も出ていますが、僕にはやはりこれが1番です。



そして「積読」、購入し未読の本を2冊ほど。




日時計
クリストファー・ランドン/丸谷才一(訳)
創元推理文庫


丸谷さんの本で「純文学」と「エンターテイメント」の間の作品として
紹介されていた本ですが、丸谷さん自身が翻訳しているので
ネットで古本を探して即購入。
ちなみにそこは北海道の業者で、状態「良い」でしたが
きれいな帯付で「非常に良い」でも文句がないくらいで嬉しい、
得した気分になりました。
その帯には「復刊フェア」と書いてあり、一度品切れだったのが、
1994年に復刊されたものであることが分かりました。
薄めの本で勢いで読み切れそうな気もするのですが、
僕の集中力・持続力のなさは並じゃないからな・・・
でも今はとても読みたいです、小説、久し振りだし。





やぶにらみ 鳥たちの博物誌
デイヴィッド・ターナー/別宮貞徳(監訳)
悠書館


fagus06さんのBLOGで紹介されていた本。
各種3ページほどのエッセイを集めた本で、
少しずつ読み進めていますが、
こういう本は一気に読んだ方がいいのかな。


ところで。
今日は休みでしたが、朝から雪かきに追われ、
3/4まで読み進めた本をもう1冊読了して記事にと
思っていたのが、時間が取れませんでした。
4年に一度の貴重な閏日でしたが、まあ仕方ないですね。
庭の雪も結局平年並みくらいまで増えました。

まあでも、来月はほとんどオートマティックで1冊、
と考えると今から気持ちが楽です(笑)。


最後は今日の3ショット。


03
今月の読書2016年2月号

01は昨日、02は一昨日、そして03が今日の写真。

雪かきの合間に撮りました。







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この記事へのコメント
こんにちは。北海道は大荒れのようですが、どうぞお気をつけ下さい。今月もこの記事を参考にさせていただきます。
Posted by 多摩NTの住人 at 2016年03月01日 07:46
『鳥たちの博物誌』、私もようやく読了しました。いろいろ面白い話がありました。
「死語」の話も興味深いですね。「ティラミス」に対する小林信彦さんの感覚は、分かるような気もしますが、くすぐったくはならないです。
新しい言葉に対する違和感というのは、年齢によっても違うのではないでしょうか。
「あたり前田のクラッカー」は私はリアルタイムで知っている世代ですが、これは恥ずかしくて口に出せないです。古いからかな? ダジャレだからかな?
Posted by fagus06 at 2016年03月01日 09:30
こんばんは。
昨日は、強風、今日は、粉雪舞う一日でした。
日曜日に、ジャガイモを四種類植えたのに---。まぁいいか!

今月は、棚から一掴み的本の選択でしょうか?お気に入りの著者が多いですね。
死語はやはり気になりましたが、人それぞれかなと。

私は、大河ドラマではないですが、池波正太郎の「真田太平記」と「仕掛人・藤枝梅安」を読んでます。
稀代のストリーテラーで歴史物も、忍び者を活き活きと描く事で惹きつかれますし、梅安は、ハードボイルドで映画の「レオン」を連想させますが、お酒や、当時の食べ物を必ず語る事で、現実味を帯びてきて楽しいです!

他に朝井リョウ「桐島、部活やめるってよ」
これは映画見てから興味持ち読んでます。
高知のC高校のロケーションだし、わが母校のバレーボール部も協力参加しているようです。
ジブリのアニメーションにも建物は県立O高校、生徒は私立高校といったのがあり、結構嬉しいです。
まぁ漫画王国ではありますので(笑)

最近では小説読んでます。池波正太郎は、後「鬼平犯科帳」シリーズを読んで終わりにします。
Posted by matsu at 2016年03月01日 20:01
多摩NTの住人さん、こんばんわ
こちら記録的な風でしたがその割に被害は少なくて、
A公園でも落枝は多いけど倒木はありませんでした。
お気遣いいただきありがとうございます。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2016年03月01日 20:28
fagus06さん、こんばんわ
「鳥の博物誌」読了されたんですね。
表紙が見える場所にいつも置いてあるのですが、絵がいいですね。
どんな話があるか楽しみです(読み進めないと)。

死語の話ですが、確かに年齢によって違うでしょうね。
「あたり前田のクラッカー」ですが、私は小学生の頃に知ってました。
昔の番組を振り返る番組で観たのですが、確かNHKで、
クラッカーの絵は隠してありました。
私はリアルタイムではないので恥ずかしいということはないですが
でもfagusさんのそのお気持ちはよく分かります。
私もバブルの頃の流行語とか言うの恥ずかしいですし(笑)。

ティラミス、元々のイタリア語の意味を弟に聞かされて、
実はそれでちょっとこっぱずかしいと思いました。
「私を持ち上げて」という意味だそうですすが、状況的に
女性が男性に言うんですよね・・・(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2016年03月01日 20:36
matsuさん、こんばんわ
そういえば今月は3冊が元々買ってあった本ですね。
「積読」の量を減らしたいと、本を買う度に思うのですが、増えてます・・・
つくづく、読むのが遅い自分が恨めしいです(笑)。

池波正太郎ですが、思い出した、実は丸谷さんのこの本で
池波正太郎のことについて触れられていました。
丸谷さんの本でその5文字を見るのは初めてでしたが、
内容はまさに小説の中の食べ物の描写のことでした。
丸谷さんによれば、イアン・フレミング、007を書いた人ですが、
彼の小説にはものを食べるシーンが必ず出てくるのだそうで、
池波正太郎は、参考にしたとまでは言わないけれど、きっと
フレミングの小説は読んでいただろうというのが丸谷さんの読みです。
池波正太郎の鬼平シリーズは007より後のことです。
フレミング自身も美食家だったそうですが、なるほど、と。
で私は007を1冊読んでみようと思いました。
そして池波正太郎も、一歩ずつ近づいてきたと感じています。

今回は小説を読むことの意味を自分なりに考えました。
そういう余裕がある生活を送りたいです。
ただ、幸か不幸か小説は「積読」がたくさんあるので、
選び放題ではあるのですが・・・(笑)。

桐島、映画の情報はめざましで見ましたが、
正直、そういう話は私は苦手です、映画でも本でも。
映画を観て本を読んだmatsuさんは気持ちが若いですね。
ただ私は昔から苦手だったので、私が単にへそ曲がりなのでしょう(笑)。

そちらでも雪が舞ったのですね。
生活に大きな支障が出なくてよかったですね。
でおじゃがいもは、そうですね。
北海道が主産地なだけに夏の寒さには強い植物でしょうけど
植え始めはどうなのだろう、被害がないといいですね。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2016年03月01日 20:58

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今月の読書2016年2月号