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2015年04月22日

More Than Words エクストリーム

01
More Than Words エクストリーム

More Than Words  Extreme
モア・ザン・ワーズ  エクストリーム (1990)


本題の前に・・・
ポール・マッカートニーの話題ではなくてすいません(笑)。

今日はこの1曲の話です。

先週の「ベストヒットUSA」は、J-POPバンドのポルノグラフィティの
2人がゲストとして招かれ、スタジオで小林克也さんと話していました。
番組が30分になっても、邦楽アーティストをゲストに呼ぶ企画は
続いていますが、僕はこの企画が密かに楽しみです。
申し訳ない、その人たちの音楽を聴くことはないけれど、
今の若い人や音楽を生業とする人がどんな洋楽に影響を受けたのか、
その部分には純粋に興味があります。

ポルノグラフィティは名前を知っているだけでしたが、
なぜその名前になったかはもう疑う余地がなかった。

実際、最初に流れたのが、エクストリーム唯一のNo.1ヒット曲、
アルバムPORNOGRAFFITTI収録のMore Than Wordsでした。

先ずはその時のライヴ映像です。



感動しました。
客に歌わせるのはコンサートではよくありますが、この映像では
客が自発的に、最初からずっと歌っている。
それだけ愛された曲なのだとあらあめて思いました。
ヴォーカルのゲイリー・シェローンもなんだか嬉しそう。
小林克也さんはそれを観て、ポルノグラフィティの2人に
「こういうの(曲)欲しいでしょ」と話しかけていたのが印象的でした。

You-Tubeで同じと思われるこれを見つけたのですが、番組では
英語の歌詞が字幕で出てきて、「これはカラオケ用?」と思ったり。

見ながら僕も歌っていました。
歌詞は覚えているので見なくても歌えるのですが、しかし、
見ながら歌うと、結構単語を間違えて覚えていたことが分かったり。
この曲は歌詞が聞き取りやすく、僕も当時大学生で頭も柔らかくて、
聴いて覚えたのですが、やっぱり僕は歌詞カードを読まないと
覚えが悪いのだな、とあらためて思いました。

この曲は1991年にアルバムからシングルカットされ、
No.1を記録する大ヒットとなりました。
当時はMTV Unpluggedがアメリカで人気となり、ロック界も
アコースティックな音の響きに「回帰」し始めた頃で、
時代の空気に上手く乗った形ですが、しかし1990年にこの曲が入った
アルバムがリリースされたのは、先見の明があったということでしょう。
あのエリック・クラプトンのUNPLUGGEDがリリースされたのは
その翌年のことでしたから。


僕も最初から気に入りました。
エクストリームというバンドはまったく知らなかったのですが、
何でも「BURRN!」誌で取り上げられる範疇のバンドだという。
つまりHR/HM系。
彼らは「ファンクメタル」と呼ばれ、ファンキーなリズム感の
ヘヴィメタル的な音を出すバンドと分かって興味が出て、
この曲を知ってすぐにアルバムのCDを買いました。

ところで、UNPLUGGEDとは別に、HR/HM系でも、
「アコースティックへの回帰」があった頃でした。
ボン・ジョヴィのWanted Dead Or Alive辺りから始まって、
ガンズ・アンド・ローゼズのPatience、
ポイズンのEvery Rose Has Its Thorn、
さらにその流れはミスター・ビッグのTo Be With Youに続いた。
そしてテスラのアコースティックライヴアルバムなどなど。
この2つの動きはどこかでリンクしているのだと思いますが、
この曲はその両方に乗っかったといったところでしょうか。

話は戻り、アルバムPORNOGRAFFITTIが気に入ったかというと、
実はそうでもなかった。
これだけ売れているのだから僕との相性の問題だろうと
当時は思いつつ、この曲で人気者になった上に、
フレディ・マーキュリー追悼コンサートにも出たことで
彼らに親近感を覚え、次作には大きな期待を持っていました。
「クイーンやデフ・レパードの後継者」とまで言われるようになった
からには、期待しないわけにはゆかないでしょう。
さらにはギターのヌーノ・ベッテンコートが、ジャネット・ジャクソンの
Black Catで客演した、とまあ、それだけ人気があったのです。

しかし、次作である3作目は、そうですね。
意気込みの大きさにバンドがついてゆけなかったというか・・・
その時点でエクストリームには冷めてしまい、今に至っています。

バンドはその3枚目の「失敗」がたたったのか、その後解散。
ゲイリー・シェローンは、サミー・ヘイガーが脱退したヴァン・ヘイレンの
3代目のヴォーカリストとして迎え入れられましたが、1作で終わり。
僕と弟は常々、ヴァン・ヘイレン側はそれをなかったことにしたいのか、
と話していますが、「ベストヒットUSA」では逆に、エクストリーム側が
なかったことにしたいらしいと、小林克也さんが話していました。
僕はそのヴァン・ヘイレンにも大きな期待を持って臨んだので、
この時点で僕の中ではエクストリームは終わりました。

その影響で、この曲に対しても冷めた気持ちになり、
嫌いになろうとすらした、鬱屈した思いを抱いていました。
でもやっぱり、今回聴いて、好きなものは好き、いい曲はいい、と。
歌としてはもう完全に僕の中に居ついているようですね。

まあ、バンド自体はそれほどではなくても、異様に大好きな曲って、
誰にも1曲2曲あるいはもっとあるのではないかと思います。


02 ナニワズの花は今が盛り
More Than Words エクストリーム

この歌は、奇跡のような1曲ですね。
僕は、最初に聴いた時から「名曲だ」と思いました。
「名曲」というのは本来聴き継がれてからなるものでしょうけど、
この曲については、今思い出しても、最初からそうでした。
実際、今や90年代ロックの名曲でも筆頭格になったのではないかと。

今回聴いて、何がいいかあらためて分かった部分がありました。
もちろん旋律=歌メロがいい、というのは大前提として。

ひとつは、音域が歌いやすいこと。
人によって違うとは思いつつ書くと、僕が歌う場合は、声が低すぎず、
高い声を無理矢理出す感覚が、かえってこの曲の情感には合う。
音域が意外と狭いのかな、上の方にまとまっているというか。

もうひとつ、歌詞がいい。
内容がという意味ではなく、こう言ってはなんだけど、言っていることは
バカみたいに単純で、含蓄があるとかそういうのではない。
歌の旋律にとてもうまく歌詞がのっている、合っている、という意味。
実際に歌っていてすごく気持ちがいい。
特に僕が好きなのは、以下のくだり。
"What would you do if my heart was torn in two "
"torn in two"のところで声がひっくり返るのが最高に気持ちいい。
僕は、英語の歌を歌うのが好きなのは、旋律と歌詞とリズムの絡みが
好きだからなのですが、その面では最高にいい歌、歌詞だと思う。
これ1曲ならポール・マッカートニーにも負けていないぞ、と。

そういう名曲と若い頃に出会えてよかった。
その「ベストヒットUSA」は録画で一昨日観たのですが、
もうそれからずっとこの曲を口ずさんでいて止まらなくなり、
これは記事にしないと自分の気が済まないのだな、と(笑)。


さてここで、オリジナルPVもどうぞ。



モノクロ画像であることが、曲の良さを活かしていますね。
当時の僕は最初からそこに引かれました。

録音も実際にゲイリー・シェローンとヌーノ・ベッテンコートの
2人だけなのかな、最初は2人しか出てこない。
しかし曲が進むと、他の2人、ベースのパット・バジャーと
ドラムスのポール・ギアリーが写る。
2人はソファに座って、酒を交えながら雑誌を手にくつろぐ。
まるでコンサートの客のように、ライターの火をつけて手にかざし
揺らして応援するのが面白い。
しかもよく見ると、ソファには犬までいる。
犬好きとしては嬉しいことこの上ない。

歌詞の内容を直接表してはいないけれど、というかこの曲で
それをすればほとんど「ポルノ」になってしまうかもだけど(笑)、
曲の持つ優しさを別の角度から見せてくれるいいPVですね。
やっぱり、いい歌って、内容に普遍性があると思います。
歌詞で言われていることがすべてではない、ということ。

それにしてもゲイリー・シェローンの鼻が「特徴的」ですね。
そこが気になった方も結構いらっしゃるのでは、と。

というわけで今回は、そのバンドの唯一好きな曲、
しかも尋常ではないくらい好きで僕の心の一部になっている、
そんな曲を紹介しました。

今回の写真は、昨年出たアルバムPORNOGRAFFITTIの
デラックス・エディションです。
弟が買ったもので、20年振りくらいに聴き直したのですが、
まあ、悪くはないかな、前よりはいいと思いました。
少なくとも今後また聴いてみたいとは思えるくらい。
音楽への感じ方も、齢により変ってくるのでしょうね。

03
More Than Words エクストリーム

今日は屋内の犬たち。
3ショットを家の中で撮るのはなかなか難しいので、
今回はこれにて失礼します。


さて、今回は最後にYou-Tube映像をもうひとつおまけで。

「フレディ・マーキュリー追悼コンサート」のこの曲の映像がありました。
2人なので律儀にも名義がバンドではなく2人になっていますが、
最初にブライアン・メイが紹介するのがまさに「ボーナス」、かな(笑)。













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この記事へのコメント
ギタバさん、こんばんは。
ほえ~、まだ咽痛いっすσ(^◇^;;

More Than Words  Extreme
ああっ、懐かしさを感じさせるいい曲やねぇ。

昔、店でFMを一日中流してた頃、よう聴いたんですわ。
70年代のウエスト・コーストの匂いのする、まるで
セシリオ・カポーノみたいな曲風なんやけど
エクストリームちゅう意外性がいいんだよね。
俺は勝手に「ヘビメタあるある」って呼んでるんやけど
同じようにFMで癖になって中古でPRETTY MAIDSの
SIN-DECADEを買ったのを思い出したぜよ。
さぁ、昨夜はポール、今宵は♪いんざぁさぁまぁ、うぃどぅびくれいじぃ~
Please Don't Leave Meで盛り上がっちゃうぜぃ(;゜∀゜)ゝ”
Posted by ぽちわかや at 2015年04月23日 00:25
ぽちわかやさん、おはようございます
喉はもう一晩明けて治りましたでしょうか。

この曲、そうそう、懐かしさを感じさせますね。
最初に聴いた時、昔からあったように感じたことを思い出しました。
セシリオ・カポーノは聴いたことがないのですが、昔は
セシリオ・カポー「ネ」だと思い込んでいました・・・(笑)。
いわゆるヘヴィメタル系でもこういう曲があるというのが、
アメリカの音楽の奥深さだと思います。
ヴァン・ヘイレンだって「ボンバディーラ」がありますし(笑)。
で、プリティ・メイズを買って聴いたのですね。
弟が持っているのを何枚か聴いたことがあるのですが、
その曲はすぐには思い出せず、後で探して聴いてみます。

ポールは今日は東京の1回目ですね。
昨日は大阪観光をしたのかなあ、と。
そして明日浅草か上野に来ないかなあ(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2015年04月23日 08:15
なかなか良い曲で、アコギのカッティングが如何にも、ロックの弾き手で格好がいいですね。
EXTREMEはDAMのカラオケには10曲ありました。
ベストヒットUSAは、日本の洋楽の匂ひのするアーティストがゲストで出てきますね。鈴木雅之は、やはりボーカリストとしては好きですね。でも南佳孝はそれ程のことはないですね。ヒット曲一つだし、イーグルス含めカントリーは嫌いとか言ってたけど。
特に洒落た音楽とも思わないしね。

ポルノは音楽的には面白いし歌詞の乗せ方が巧いと認めますが、彼ら以降歌おうとは思った事がないアーティスト達の一つかな。でも嫌いではないですよ。(笑)

More Than Wordsという題名もいい、名曲ですね。
こういう曲は、やはりギター巧い人と二人で歌いたいですね。

ぽちわかやさんまだまだよいんにひたってますね。それもいいですね。

私は浸るものがないので、黒ニッカのハイボールかな。(笑)
Posted by matsu at 2015年04月23日 20:29
matsuさん、こんばんわ
そういえば番組でポルノフラフィティの人が、この曲を聴いて、
アコースティックギターをパーカッション的に使うのが新鮮だ、
という趣旨のことを言っていたのを思い出しました。
エクストリームは日本ではまあそこそこ以上に人気があったので、
10曲というのは納得、いや私の予想よりは多いです。

ベストヒットの話、鈴木雅之の話は確かに面白かったです。
話し方に説得力があって、かつほんとに好きなんだと思いました。
でも、見ていて妙なことも思いました。
こんな立派な人が田代なんとかと同じグループだったなんて・・・
それはともかく尊敬できる人だと思いました。

南佳孝の話もとても興味深く聞いていました。
私は、それ程のことはないとは思わなかったです。
というかむしろ、ヒット曲がひとつかどうかはひとまず関係なく、
この人もある部分尊敬できる人だと思いました。
音楽への姿勢は人それぞれだし、そのことがよく分かりました。
ただ、話し方が人によっては好き嫌い激しそうだと思いました。
私が話すとすればすごく気を使いそうな人だなと。

南佳孝で面白かったのはしかしなんといっても、イーグルスがダメで
ジャクソン・ブラウンがOKというところです。
そうかやっぱり同じウェストコーストとしてひとくくりにしても、
ジャクソン・ブラウンは都会的なセンスなのだと再認識しました。

ポルノグラフィティは私はまったく知らないですが、ひとまず
名前の由来がエクストリームだと確認できてよかったです(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2015年04月23日 22:26

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More Than Words エクストリーム