2013年08月30日
今月の読書2013年8月号
01 ポーラの顔はアザラシ系かも

本題の前に、
今回の犬たちの写真はすべて「非イメージ映像」です。
今月の読書です。
今月は・・・2冊・・・
この記事を始めた時、4冊以下では独立した記事にしないつもりでいて、
幸いなことに先月まではそういう事態には陥らなかったのですが、
ついに4冊以下になってしまいました。
しかし、ここまで続けた以上、記事は記事として上げることにしました。
図々しいようですが、どうかご了承ください。
足りない部分について今回は、読むつもりで買ったけれど
未読の音楽関係本を紹介することにしました。
先ずは読了した2冊から。
☆1冊目
昭和が遠くなって
小林信彦
文春文庫
小林信彦のエッセイは、ともすれば厭世的になりがちな僕が、
世の中とのつながりを維持するという点でいろいろ考えて
頭が活性化されるのがいい。
また、今回は2006年から2007年にかけての週刊文春の連載だが、
その頃自分はどうしてた、どう考えていたと思い出すのにもいい。
ちなみにこの本の頃はちょうど第一期安倍政権が誕生した頃でした。
小林さんのエッセイは、戦時体験の話を現在に織り交ぜていますが、
今回はちょうど8月ということで、余計にいろいろ考えさせられました。
折しも映画つながりでオリヴァー・ストーン監督が来日して、
広島と長崎を訪れた話題をテレビやネットで見たこともあって、
日本人が戦争をしていたことを決して忘れてはならない、と。
今回共感したのは、映画『三丁目の夕陽』のヒットの影響で、
昭和ブーム、昭和30年代前半がもてはやされるようになっているが、
当時を振り返ると、もてはやされるものでもなかった、このブームは
多分に作られた匂いがする、という話でした。
そうじゃないかな、と、僕もなんとなく思っていました。
以前、東京に行った際に、都電「三ノ輪橋」電停が改装されて、
昭和30年代の映画のポスターがたくさん掲示されていたのを見て、
何かこれは違う、と、感じたものです。
都電は今でも現役で地域の足として活躍していますからね。
なんでもかんでも昭和ノスタルジーがいいわけではない、と。
ただ、これも、戦争と同じで、日本人は経済的には決して
豊かではないけれど心は貧しくなかった時代を乗り越えた上で
今があるというメッセージであるなら、まだ分かるのですが。
ともあれ、世の中を考える指標としても意味がある本です。
☆2冊目
漢字再入門
阿辻哲次
中公新書
僕は日本人であり、日本語で書いた文章をBLOGというかたちで
読んでいただいている以上、漢字には高い興味関心があります。
常々漢字について勉強し直したいと思っていたところ、
まさにうってつけの本がこの春に出て購入しました。
読んでみると、期待以上に勉強になり楽しかった1冊でした。
本書は学校の授業になぞらえ、1時間目から6時間目そして
ホームルームと7つの章に分かれて話が進められてゆきます。
音読みが2つ(以上)ある漢字、僕はそれがなぜかを知らなかった。
それは、昔の中国の変遷により、「呉音」「漢音」「唐音」と
読み方が違うものが出来、それが時代を変えて伝わったから。
ちなみに「呉音」「漢音」「唐音」はすべてPCで一発変換できます。
「はねる・はねない」「書き順」「画数」は、学校で教わるものであり
試験では教えたことと違う解答をするとバツになることもあるけれど、
果たしてそこまで教育で縛る必要はないのではないか、
というのが著者の主張。
書家の人は書き順や「はねる・はねない」そして「画数」すら
自由に書いているが誰もそのことを批判はしない。
芸術だからといえばそれまでですが、書いた結果として人に伝わる
のであれば文字としての役割を果たしていると言えるから。
「画数」についてなるほどと思ったのは、明朝体の影響。
例えば、比較の「比」、明朝体では左側の「ヒ」が「上」のような形で、
結果として3画で書かれますが、実際に手書きをする際には「ヒ」
と2画で書いて「ヒヒ」となっても意味が通じます。
意味が通じるなら間違いではないはずですが、しかい、明朝体で
書かれた漢字を基に勉強すると、間違い、となるのです。
僕たちは本で文字を見て学ぶわけですが、いわば盲点というか、
その辺の見方を少し変える必要があるのかもしれない、と。
その他、漢字について常々疑問に思うことがおおよそ問題として
取り上げられ、最近読んだ新書では断トツの充実感の良書です。
ところで余談、著者の先生の名前「あつじ てつじ」さんが
韻を踏んでいるのが面白いな、洒落てるな、と思いました。
02 「もみあげ」絶好調(笑)、マーサ

第2部
買ったけれど読んでいない音楽本を6冊紹介、ほとんど伝記です
読んだ本の倍以上の数を紹介するのか、って・・・
☆1冊目
ジョン・レノン・レターズ
ハンター・デイヴィス(編著)/中村圭史・秋山淑子(訳)
角川書店
この本は3月頃に出るとHMVで知り、ポイント15倍ということで
勢いで予約、その時はすぐに読む勢いだったのですが・・・
ジョン・レノンがビートルズ時代に友だちや仲間などやり取りをした
手紙を集めて紹介するというもので、まあ言ってみれば覗き趣味、
ジョンだってそれは望まないかもしれないけれど、でもやっぱり
ビートルズ信者として、誘惑に負けました・・・
編著がビートルズの伝記を書きメンバーからも信頼が厚かった
ハンター・デイヴィスであるのも心が動いた要因でした。
読んでいないので内容について何かを言うものではないですが、
なんとなく、持っているだけで満足感が高い本ではあります。
じゃあ読まないのか、って!?
いつか読みたい(笑)。
☆2冊目
パティ・ボイド自伝 ワンダフル・トゥデイ
パディ・ボイド、ベニー・ジュノー(著)/前むつみ(訳)
シンコー・ミュージック
パティ・ボイド、ジョージ・ハリスン最初の妻、そう、あの"Layla"姫。
この本は出た直後に店頭に並んでいたのを見て知っていて、
ジョージやエリック・クラプトンとの関わり合いの部分については
読んでみたいと思い手にとってはみたものの、申し訳ない、
それ以外(以前と以降)の彼女自身にはあまり興味がないので
買おうとまでは思わなかった、読む時間も取れないだろうし。
今年のまだ雪が残っていた頃に、いつも行く大型郊外型書店に
あって、やはり手に取って見たけれど、買わずに棚に戻しました。
ところが、その次、数日後に行くとなんと売れてしまってなかった。
この本に興味がある人が僕以外にも割と近くにいることに驚き、
目の前からなくなったことで急に欲しくなりました。
さいわい、ネットで検索すると、同じ店の市内の別の支店に在庫が
あって、そこに行くとあった、帯付初版美本、よかった。
今回はあったからよかったけど、もしこれが手に入らなければ、
ネットで買うにしても美本が手に入るか不安になっただろうし、
欲しいと思ったらあまり迷わず買う方がいいようですね。
ところで、この写真のパティはきれいですよね。
ジョージが惚れたのもあらためてよく分かりました。
もしかして、きれいだから、目の前からなくなったことで
無性に欲しくなってしまったのかな・・・(笑)・・・
☆3冊目
ジョージ・ハリスン自伝 I ME MINE
ジョージ・ハリスン(著)/山川真理(訳)
河出書房新社
パティを買ったので、ジョージ・ハリスンも買いました。
これはまだジョンの生前に(ジョージではない、後詳述)出た
ジョージの自伝I ME MINEの邦訳本ですが、邦訳が出たのは
ジョージが亡くなった後だったという、翻訳が待たれていた1冊。
内容は、僕はよくジョンのインタビュー本からジョンの曲についての
ジョンの思いを記事に引用していますが、そのジョージ版であり、
ジョージの曲についての本人の思いを感じることができるのがいい。
今後、ジョージの記事を書く際には引用したいと思います。
しかし、翻訳が出たのは遅かったにしても、僕がこれを買ったのは
それからさらに10年以上が経った今年、漸くのことでした。
なぜか、僕は実は、伝記には今まではあまり興味がなかったのです。
ビートルズですら伝記は読んだことがなく、イングリッド・バーグマンの
伝記を大学時代に洋書で読んだ、それがただ1冊の伝記です。
それが今は、音楽をよく聴く人の伝記は読んでみたい、音楽についての
思いを別方向から感じてみたい、と思うようになりました。
そう思うようになったのはやはり、BLOGで自分も音楽についての
記事を書くことになったのが大きいですね。
なお、ジョンの生前と書いたのは、いつものジョンの最後のインタビュー
において、ジョンがジョージのこの本について触れていて、
あまりいいことを言っていなかったことが印象的だからでした。
ジョンに対してなぜかよそよそしいというのですが、そこはもちろん
まだ読んでいないので分からない、でもそう言われるとなんだか
読むのが寂しい、そんな感じもしてきます。
ところでこれ、いつもの郊外型書店にあったものだけど、
帯付初版で割ときれいなのはいささか驚きました。
まあ、それほど売れるものでもないのでしょうけどね。
☆4、5冊目
ニール・ヤング自伝I
ニール・ヤング自伝II
ニール・ヤング(著)/奥田祐士(訳)
白夜書房
僕が自伝を読みたいと思うようになったのは、
昨年の秋にニール・ヤングの自伝が出たから。
ニール・ヤングこそ人となりをよく知りたい。
中身は文字がびっしりと詰まっておらずに隙間が多く、
読みやすい編集になっているのですが、そのあおりで
2分冊になっているのが、結果としてやはり長そう・・・
こういうものを毎日15分ずつ読める人間になれればいいんですけどね。
ところで、これを買ったのはつい最近と思っていたけれど、
もう去年なんだなあ、それも年を取ったと感じるところ。
(つまりもう今年に入ってからずっと保留になっている・・・)
☆6冊目
マーヴィン・ゲイ物語 引き裂かれたソウル
デヴィッド・リッツ(著)/吉岡正晴(訳)
P-Vine BOOKs
マーヴィン・ゲイのこの本は出た時に話題になり覚えていました。
翻訳されている吉岡さんは「ソウル・サーチン」というBLOGを
アメブロで上げておられ僕も愛読者のひとりです。
マーヴィンについては、割と下世話な話にもそれなり以上に
興味がある、というのが正直なところです。
そうか、伝記を読みたいと思うようになったのは、僕も年を取り、段々と
下世話な話というものに興味が出てきたということかもしれない(笑)。
03 マーサを相手に目が本気のハウ

こうして紹介すると、やっぱり、読みたくなってきた。
ところで、最初は7冊紹介するつもりで書き始めましたが、決めた、
その7冊目は来月までに読み終えて記事で紹介することにします。
宣言してしまいましたが、ひとつくらいは達成したい。
まあ、いろいろとあって2冊で終わりましたが、こんな月もありますね。
と思い直して、また読み進めますか。

本題の前に、
今回の犬たちの写真はすべて「非イメージ映像」です。
今月の読書です。
今月は・・・2冊・・・
この記事を始めた時、4冊以下では独立した記事にしないつもりでいて、
幸いなことに先月まではそういう事態には陥らなかったのですが、
ついに4冊以下になってしまいました。
しかし、ここまで続けた以上、記事は記事として上げることにしました。
図々しいようですが、どうかご了承ください。
足りない部分について今回は、読むつもりで買ったけれど
未読の音楽関係本を紹介することにしました。
先ずは読了した2冊から。
☆1冊目
昭和が遠くなって
小林信彦
文春文庫
小林信彦のエッセイは、ともすれば厭世的になりがちな僕が、
世の中とのつながりを維持するという点でいろいろ考えて
頭が活性化されるのがいい。
また、今回は2006年から2007年にかけての週刊文春の連載だが、
その頃自分はどうしてた、どう考えていたと思い出すのにもいい。
ちなみにこの本の頃はちょうど第一期安倍政権が誕生した頃でした。
小林さんのエッセイは、戦時体験の話を現在に織り交ぜていますが、
今回はちょうど8月ということで、余計にいろいろ考えさせられました。
折しも映画つながりでオリヴァー・ストーン監督が来日して、
広島と長崎を訪れた話題をテレビやネットで見たこともあって、
日本人が戦争をしていたことを決して忘れてはならない、と。
今回共感したのは、映画『三丁目の夕陽』のヒットの影響で、
昭和ブーム、昭和30年代前半がもてはやされるようになっているが、
当時を振り返ると、もてはやされるものでもなかった、このブームは
多分に作られた匂いがする、という話でした。
そうじゃないかな、と、僕もなんとなく思っていました。
以前、東京に行った際に、都電「三ノ輪橋」電停が改装されて、
昭和30年代の映画のポスターがたくさん掲示されていたのを見て、
何かこれは違う、と、感じたものです。
都電は今でも現役で地域の足として活躍していますからね。
なんでもかんでも昭和ノスタルジーがいいわけではない、と。
ただ、これも、戦争と同じで、日本人は経済的には決して
豊かではないけれど心は貧しくなかった時代を乗り越えた上で
今があるというメッセージであるなら、まだ分かるのですが。
ともあれ、世の中を考える指標としても意味がある本です。
☆2冊目
漢字再入門
阿辻哲次
中公新書
僕は日本人であり、日本語で書いた文章をBLOGというかたちで
読んでいただいている以上、漢字には高い興味関心があります。
常々漢字について勉強し直したいと思っていたところ、
まさにうってつけの本がこの春に出て購入しました。
読んでみると、期待以上に勉強になり楽しかった1冊でした。
本書は学校の授業になぞらえ、1時間目から6時間目そして
ホームルームと7つの章に分かれて話が進められてゆきます。
音読みが2つ(以上)ある漢字、僕はそれがなぜかを知らなかった。
それは、昔の中国の変遷により、「呉音」「漢音」「唐音」と
読み方が違うものが出来、それが時代を変えて伝わったから。
ちなみに「呉音」「漢音」「唐音」はすべてPCで一発変換できます。
「はねる・はねない」「書き順」「画数」は、学校で教わるものであり
試験では教えたことと違う解答をするとバツになることもあるけれど、
果たしてそこまで教育で縛る必要はないのではないか、
というのが著者の主張。
書家の人は書き順や「はねる・はねない」そして「画数」すら
自由に書いているが誰もそのことを批判はしない。
芸術だからといえばそれまでですが、書いた結果として人に伝わる
のであれば文字としての役割を果たしていると言えるから。
「画数」についてなるほどと思ったのは、明朝体の影響。
例えば、比較の「比」、明朝体では左側の「ヒ」が「上」のような形で、
結果として3画で書かれますが、実際に手書きをする際には「ヒ」
と2画で書いて「ヒヒ」となっても意味が通じます。
意味が通じるなら間違いではないはずですが、しかい、明朝体で
書かれた漢字を基に勉強すると、間違い、となるのです。
僕たちは本で文字を見て学ぶわけですが、いわば盲点というか、
その辺の見方を少し変える必要があるのかもしれない、と。
その他、漢字について常々疑問に思うことがおおよそ問題として
取り上げられ、最近読んだ新書では断トツの充実感の良書です。
ところで余談、著者の先生の名前「あつじ てつじ」さんが
韻を踏んでいるのが面白いな、洒落てるな、と思いました。
02 「もみあげ」絶好調(笑)、マーサ

第2部
買ったけれど読んでいない音楽本を6冊紹介、ほとんど伝記です
読んだ本の倍以上の数を紹介するのか、って・・・
☆1冊目
ジョン・レノン・レターズ
ハンター・デイヴィス(編著)/中村圭史・秋山淑子(訳)
角川書店
この本は3月頃に出るとHMVで知り、ポイント15倍ということで
勢いで予約、その時はすぐに読む勢いだったのですが・・・
ジョン・レノンがビートルズ時代に友だちや仲間などやり取りをした
手紙を集めて紹介するというもので、まあ言ってみれば覗き趣味、
ジョンだってそれは望まないかもしれないけれど、でもやっぱり
ビートルズ信者として、誘惑に負けました・・・
編著がビートルズの伝記を書きメンバーからも信頼が厚かった
ハンター・デイヴィスであるのも心が動いた要因でした。
読んでいないので内容について何かを言うものではないですが、
なんとなく、持っているだけで満足感が高い本ではあります。
じゃあ読まないのか、って!?
いつか読みたい(笑)。
☆2冊目
パティ・ボイド自伝 ワンダフル・トゥデイ
パディ・ボイド、ベニー・ジュノー(著)/前むつみ(訳)
シンコー・ミュージック
パティ・ボイド、ジョージ・ハリスン最初の妻、そう、あの"Layla"姫。
この本は出た直後に店頭に並んでいたのを見て知っていて、
ジョージやエリック・クラプトンとの関わり合いの部分については
読んでみたいと思い手にとってはみたものの、申し訳ない、
それ以外(以前と以降)の彼女自身にはあまり興味がないので
買おうとまでは思わなかった、読む時間も取れないだろうし。
今年のまだ雪が残っていた頃に、いつも行く大型郊外型書店に
あって、やはり手に取って見たけれど、買わずに棚に戻しました。
ところが、その次、数日後に行くとなんと売れてしまってなかった。
この本に興味がある人が僕以外にも割と近くにいることに驚き、
目の前からなくなったことで急に欲しくなりました。
さいわい、ネットで検索すると、同じ店の市内の別の支店に在庫が
あって、そこに行くとあった、帯付初版美本、よかった。
今回はあったからよかったけど、もしこれが手に入らなければ、
ネットで買うにしても美本が手に入るか不安になっただろうし、
欲しいと思ったらあまり迷わず買う方がいいようですね。
ところで、この写真のパティはきれいですよね。
ジョージが惚れたのもあらためてよく分かりました。
もしかして、きれいだから、目の前からなくなったことで
無性に欲しくなってしまったのかな・・・(笑)・・・
☆3冊目
ジョージ・ハリスン自伝 I ME MINE
ジョージ・ハリスン(著)/山川真理(訳)
河出書房新社
パティを買ったので、ジョージ・ハリスンも買いました。
これはまだジョンの生前に(ジョージではない、後詳述)出た
ジョージの自伝I ME MINEの邦訳本ですが、邦訳が出たのは
ジョージが亡くなった後だったという、翻訳が待たれていた1冊。
内容は、僕はよくジョンのインタビュー本からジョンの曲についての
ジョンの思いを記事に引用していますが、そのジョージ版であり、
ジョージの曲についての本人の思いを感じることができるのがいい。
今後、ジョージの記事を書く際には引用したいと思います。
しかし、翻訳が出たのは遅かったにしても、僕がこれを買ったのは
それからさらに10年以上が経った今年、漸くのことでした。
なぜか、僕は実は、伝記には今まではあまり興味がなかったのです。
ビートルズですら伝記は読んだことがなく、イングリッド・バーグマンの
伝記を大学時代に洋書で読んだ、それがただ1冊の伝記です。
それが今は、音楽をよく聴く人の伝記は読んでみたい、音楽についての
思いを別方向から感じてみたい、と思うようになりました。
そう思うようになったのはやはり、BLOGで自分も音楽についての
記事を書くことになったのが大きいですね。
なお、ジョンの生前と書いたのは、いつものジョンの最後のインタビュー
において、ジョンがジョージのこの本について触れていて、
あまりいいことを言っていなかったことが印象的だからでした。
ジョンに対してなぜかよそよそしいというのですが、そこはもちろん
まだ読んでいないので分からない、でもそう言われるとなんだか
読むのが寂しい、そんな感じもしてきます。
ところでこれ、いつもの郊外型書店にあったものだけど、
帯付初版で割ときれいなのはいささか驚きました。
まあ、それほど売れるものでもないのでしょうけどね。
☆4、5冊目
ニール・ヤング自伝I
ニール・ヤング自伝II
ニール・ヤング(著)/奥田祐士(訳)
白夜書房
僕が自伝を読みたいと思うようになったのは、
昨年の秋にニール・ヤングの自伝が出たから。
ニール・ヤングこそ人となりをよく知りたい。
中身は文字がびっしりと詰まっておらずに隙間が多く、
読みやすい編集になっているのですが、そのあおりで
2分冊になっているのが、結果としてやはり長そう・・・
こういうものを毎日15分ずつ読める人間になれればいいんですけどね。
ところで、これを買ったのはつい最近と思っていたけれど、
もう去年なんだなあ、それも年を取ったと感じるところ。
(つまりもう今年に入ってからずっと保留になっている・・・)
☆6冊目
マーヴィン・ゲイ物語 引き裂かれたソウル
デヴィッド・リッツ(著)/吉岡正晴(訳)
P-Vine BOOKs
マーヴィン・ゲイのこの本は出た時に話題になり覚えていました。
翻訳されている吉岡さんは「ソウル・サーチン」というBLOGを
アメブロで上げておられ僕も愛読者のひとりです。
マーヴィンについては、割と下世話な話にもそれなり以上に
興味がある、というのが正直なところです。
そうか、伝記を読みたいと思うようになったのは、僕も年を取り、段々と
下世話な話というものに興味が出てきたということかもしれない(笑)。
03 マーサを相手に目が本気のハウ

こうして紹介すると、やっぱり、読みたくなってきた。
ところで、最初は7冊紹介するつもりで書き始めましたが、決めた、
その7冊目は来月までに読み終えて記事で紹介することにします。
宣言してしまいましたが、ひとつくらいは達成したい。
まあ、いろいろとあって2冊で終わりましたが、こんな月もありますね。
と思い直して、また読み進めますか。
Posted by guitarbird at 22:36
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