2014年04月08日
露光間ズーミング撮影で遊んでみた
01
【露光間(ろこうかん)ズーミング撮影】
ズームレンズで撮影する際にシャッターを切る瞬間=露光している間に
ズームレンズを操作し焦点距離を変えて撮影する表現方法・技術。
画面に光の筋が写り動きがあるように感じるなど独特の表現が得られる。
もちろん、ズームレンズではないとできない。
02
写真に関係する記事が続きますが、今回は
「露光間ズーミング撮影」で遊んでみました。
なお、これは昨日の本では触れられていない、応用、
というよりは特殊技術です。
01はハウ、02はポーラを撮ったもので、中心部ははっきり見えますが、
周りは光の筋が出来てぼやけて写っています。
03
始業前の市電車庫でM101号を撮りました。
シャッタースピードが速いとあまり意味がないようで、
だいたい1/30くらいで撮りました。
僕のレンズはズームリングが別のタイプなので、
シャッターを切る瞬間にズームリングを回しました。
なお僕は、ズームリングは、小さいほうから大きいほう、
つまりワイド側からテレ側に回して撮っていましたが、それは、
なんとなく、そのほうが効果的なような気がしてのことでした。
04
ズームリングを回す量によっても写り方が違い、
03よりこちらのほうが周りの「広がり」が大きいですね。
これはライトで睨まれているみたいで(笑)。
シャッターを切るコンマ何秒というごくごくわずか前に
ズームリングを動かし始めるといいような気がしました。
05
これはほとんど回さないというか回せない状況でしたが、
この場合は割とピントが合って見えている範囲が広いので、
ポートレイト的に使えるかもしれません。
06
A公園でも何枚か撮りました。
これは根明けの様子。
もうほとんど雪がなくなってきました。
だけどあまり効果がないかな・・・
07
フキノトウは割といい感じに撮れました。
葉っぱが放射状になっているのがいいのかもしれません。
08
なかなかよかったので、正面からも1枚。
09
僕の車と藻岩山。
広めに撮ると、藻岩山もそれと分かるくらいに撮れていて、
この使い方は意外といけるかもしれない。
なお、この撮り方は、主となる被写体が中心部にないと意味がなく、
この時は車が真ん中に入るようにしゃがんで撮ったため、
手前の路面が広く写りすぎかもしれません。
根明けの写真が中途半端な印象なのは、
根明け部分が真ん中にないからでしょう。
10
バイオリンを弾く犬の小物も撮りました。
しかし、この撮り方は、このように背景が単色であれば、
光の筋ができなくて意味がないし面白くないことも分かりました。
台座の文字だけがわずかに筋状になっていますが、
それがなければ露光間ズーミングだとは分からないかも。
ただし繰り返しますが、それはそれでポートレイトとして使えるかも。
11
シェリル・クロウのCDも撮りました。
これは文字が筋状に写っていてなかなかいい感じ。
ただ、顔にピントを合わせたく、しかしこのジャケットのシェリルの顔は
真ん中より少し上にあるので、全体の中でCDを真ん中に置くことが
できませんでした。
12
しかし、そこではたと思いついて応用編。
11では口から鼻の辺りが中央になっていますが、
こちらは目が中央になるように撮ったものです。
シェリルにじっと見つめられているようで、照れますね(笑)。
それはともかく、というように、ピントを合わせる場所により、
違った効果が得られるのは面白いところだと思いました。
13 W-T
14 T-W
さて、僕は、ワイド側からテレ側にレンズを回して撮るほうが
効果があるかと思ってそうしていたと書きましたが、
ここでその効果を比べるために、同じ場所で2枚撮り比べてみました。
13がW-Tつまりワイド側からテレ側に回したもの、
14が逆でT-Wつまりテレ側からワイド側に回したものです。
やはり気持ち的に、被写体が大きく写っているものから小さくすると、
被写体の中に飲み込まれてしまうような感覚になるのですが、
実際にはどうでしょうかね。
15
もう1枚、T-Wに回して撮ったもの。
この場合、シャッター速度が1/20秒までしか切れなかったので、
ズーミングによる効果がより大きく出ていると思います。
16
このハウもズーミングが大きくて、鼻だけ状態ですね。
しかしこの撮り方だと、周りにある雑然としたものが
はっきりと見えないのは、うちの場合はいい点かもしれない(笑)。
17
ポーラの目力はこの撮影技法でも健在です(笑)。
とまあ、楽しかったですが、でも、少々くどくて効果も限定的だし、
そうは使う機会がない表現技法かもしれないですね。
ただ、レンズ全体が動いてしまうことだけを気をつければ、
やってみると意外と難しくなかったですよ。
それは三脚を使えば起こりにくくなるでしょうし。
以上、試写レポートでした(笑)。
【露光間(ろこうかん)ズーミング撮影】
ズームレンズで撮影する際にシャッターを切る瞬間=露光している間に
ズームレンズを操作し焦点距離を変えて撮影する表現方法・技術。
画面に光の筋が写り動きがあるように感じるなど独特の表現が得られる。
もちろん、ズームレンズではないとできない。
02
写真に関係する記事が続きますが、今回は
「露光間ズーミング撮影」で遊んでみました。
なお、これは昨日の本では触れられていない、応用、
というよりは特殊技術です。
01はハウ、02はポーラを撮ったもので、中心部ははっきり見えますが、
周りは光の筋が出来てぼやけて写っています。
03
始業前の市電車庫でM101号を撮りました。
シャッタースピードが速いとあまり意味がないようで、
だいたい1/30くらいで撮りました。
僕のレンズはズームリングが別のタイプなので、
シャッターを切る瞬間にズームリングを回しました。
なお僕は、ズームリングは、小さいほうから大きいほう、
つまりワイド側からテレ側に回して撮っていましたが、それは、
なんとなく、そのほうが効果的なような気がしてのことでした。
04
ズームリングを回す量によっても写り方が違い、
03よりこちらのほうが周りの「広がり」が大きいですね。
これはライトで睨まれているみたいで(笑)。
シャッターを切るコンマ何秒というごくごくわずか前に
ズームリングを動かし始めるといいような気がしました。
05
これはほとんど回さないというか回せない状況でしたが、
この場合は割とピントが合って見えている範囲が広いので、
ポートレイト的に使えるかもしれません。
06
A公園でも何枚か撮りました。
これは根明けの様子。
もうほとんど雪がなくなってきました。
だけどあまり効果がないかな・・・
07
フキノトウは割といい感じに撮れました。
葉っぱが放射状になっているのがいいのかもしれません。
08
なかなかよかったので、正面からも1枚。
09
僕の車と藻岩山。
広めに撮ると、藻岩山もそれと分かるくらいに撮れていて、
この使い方は意外といけるかもしれない。
なお、この撮り方は、主となる被写体が中心部にないと意味がなく、
この時は車が真ん中に入るようにしゃがんで撮ったため、
手前の路面が広く写りすぎかもしれません。
根明けの写真が中途半端な印象なのは、
根明け部分が真ん中にないからでしょう。
10
バイオリンを弾く犬の小物も撮りました。
しかし、この撮り方は、このように背景が単色であれば、
光の筋ができなくて意味がないし面白くないことも分かりました。
台座の文字だけがわずかに筋状になっていますが、
それがなければ露光間ズーミングだとは分からないかも。
ただし繰り返しますが、それはそれでポートレイトとして使えるかも。
11
シェリル・クロウのCDも撮りました。
これは文字が筋状に写っていてなかなかいい感じ。
ただ、顔にピントを合わせたく、しかしこのジャケットのシェリルの顔は
真ん中より少し上にあるので、全体の中でCDを真ん中に置くことが
できませんでした。
12
しかし、そこではたと思いついて応用編。
11では口から鼻の辺りが中央になっていますが、
こちらは目が中央になるように撮ったものです。
シェリルにじっと見つめられているようで、照れますね(笑)。
それはともかく、というように、ピントを合わせる場所により、
違った効果が得られるのは面白いところだと思いました。
13 W-T
14 T-W
さて、僕は、ワイド側からテレ側にレンズを回して撮るほうが
効果があるかと思ってそうしていたと書きましたが、
ここでその効果を比べるために、同じ場所で2枚撮り比べてみました。
13がW-Tつまりワイド側からテレ側に回したもの、
14が逆でT-Wつまりテレ側からワイド側に回したものです。
やはり気持ち的に、被写体が大きく写っているものから小さくすると、
被写体の中に飲み込まれてしまうような感覚になるのですが、
実際にはどうでしょうかね。
15
もう1枚、T-Wに回して撮ったもの。
この場合、シャッター速度が1/20秒までしか切れなかったので、
ズーミングによる効果がより大きく出ていると思います。
16
このハウもズーミングが大きくて、鼻だけ状態ですね。
しかしこの撮り方だと、周りにある雑然としたものが
はっきりと見えないのは、うちの場合はいい点かもしれない(笑)。
17
ポーラの目力はこの撮影技法でも健在です(笑)。
とまあ、楽しかったですが、でも、少々くどくて効果も限定的だし、
そうは使う機会がない表現技法かもしれないですね。
ただ、レンズ全体が動いてしまうことだけを気をつければ、
やってみると意外と難しくなかったですよ。
それは三脚を使えば起こりにくくなるでしょうし。
以上、試写レポートでした(笑)。
Posted by guitarbird at 17:29
│カメラ・写真