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2013年12月15日

「りんご箱」 APPLE RECORDS BOX SET

01
「りんご箱」 APPLE RECORDS BOX SET

APPLE RECORDS BOX SET

ビートルズ The Beatlesが1968年に設立し、
音楽のジャンルを越えて音楽の理想を求めた総合音楽会社
アップル Appleの音源が一斉に新規リマスター化され、
それらを集めたボックスセットがリリースされました。

9アーティストの16枚のアルバムを14枚のCDに収め、
多くのものにボーナストラックが収録され、さらには
ベスト盤と2枚組編集盤がついた17枚組ボックスセットです。

02
「りんご箱」 APPLE RECORDS BOX SET

音源としては既に旧盤で過半を持っていることもあって
当初は迷いましたが、結局は、HMVのポイントを大量に使い
普通のCD2枚分くらいの金額で購入することができました。

いきなりですが、ちょっとした不満が。

ボックスセットというからには、装丁にも期待するわけですが、
いざ届いて手に取ってみると

03
「りんご箱」 APPLE RECORDS BOX SET

箱の紙が薄い・・・

抽斗があったジョン・レノンのボックスセットほど豪華に、
とはいわないですが、CDより薄い紙を使っているのは、
ちょっと、いや、かなりショック。

まあしかし、買い物としての満足感はあります。

今回、記事にするにあたり、たくさんあってどうしようか悩みまたが、
すべてのアルバムを5行以内でさらりと話してゆくことにしました。
あまりにもさらりとですが、たまにはいいかなと思って。

長くなるので早速いきます。


04
「りんご箱」 APPLE RECORDS BOX SET

1枚目(左):MAGIC CHRISTIAN MUSIC Badfinger (1970)
ビートルズの「弟分」、カルト的マニアも多いバッドフィンガー
アイヴィーズ The Iveysから改名しての再デビューアルバムで、
リンゴ・スター Ringo Starr主演の同名映画のサントラ的なアルバム。
Come And Get Itはポール・マッカートニー Paul McCartney作。
アイヴィーズの幻のデビューアルバムからも数曲を収録。

2枚目(右):NO DICE Badfinger (1970)
バッドフィンガーの2nd、僕は彼らではこれがいちばん好きかな。
カッコいいNo Matter Whatはもちろん、なんといっても
ニルソン Nilssonで有名なWithout Youのオリジナルがあるし。
でもそれは、正直、ニルソンのほうが好きですね・・・


05
「りんご箱」 APPLE RECORDS BOX SET

3枚目:STRAIGHT UP Badfinger (1972)
バッドフィンガーの3枚目。
僕は今回聴いて、バッドフィンガーの音はなんだか
落ち着きがないように感じて少し抵抗があることが分かりました。
Day After Dayのような名曲は曲の力ですっと入ってきますが、
そうじゃなければ音が落ち着かないまま流れていってしまう感じ。

4枚目:ASS Badfinger (1974)
4thはアップルからの最後のアルバム。
この頃はもう会社がごたごたで本人達も嫌気がさしていたのだとか。
ハードロックともいえる重たいギターの音はフラストレーションの塊か。
なお、バッドフィンガーとは、With A Little Help From My Friendsが
元々Bad Finger Boogieと呼ばれていたことからつけられた名前。


06
「りんご箱」 APPLE RECORDS BOX SET

5枚目:POST CARD Mary Hopkin (1969)
ポール・マッカートニーの「秘蔵っ子」メリー・ホプキンのデビュー作。
ロシア民謡を基にしたThose Were The Daysは世界中で大ヒット。
ポールらしいポップなセンスが生きていて聴きやすい1枚。
ボーナスのGoodbyeもポールらしいアコースティック小品。

6枚目:EARTH SONG / OCEAN SONGS 
     Mary Hopkin
 (1971)
しかしメリー・ホプキンはポールの作り込みが性に合わなかったのか、
2枚目はしっかりと地に足がついたフォークソングのアルバムに。
これが隠れた名盤と言っていい爽やかで充実した作品。
タイトルからしてイメージ膨らみます、ジャケットもいい。
聴きやすくて心に残るフォークがお好きなかたはぜひこれを!


07
「りんご箱」 APPLE RECORDS BOX SET

7枚目:IS THIS WHAT YOU WANT ?
     Jackie Lomax
 (1969)
ジャッキー・ロマックスは、ジョージ・ハリスン George Harrison
が強力に押し全面バックアップを買って出た「逸材」。
僕は興味があるものの、「声や個性が弱い」という評に接していて、
最初にCD化された時から恐くてずっと保留していました。
今回ついに聴くことになりましたが、悪くはなく、普通に良かった。
でも、良くも悪くも「普通」でした、評はそういう意味だったのか、と。
音は思っていたよりブルージーでそれは気に入りました。
買った以上はこれから聴いてゆこうとは思っています。
「これが君が欲しいものか?」と言われていることですし・・・
と、5行を超えましたが、後で調整します(笑)。

8枚目:UNDER THE JASMIN TREE / SPACE
     The Modern Jazz Quartet (M.J.Q.)
 (1968/1969)
ミルト・ジャクソン Milt JacksonMJQは父が大好きでしたが、
そんな彼らがアップルからレコードを出していたのはうれしかった。
2枚のアルバムを1枚にまとめ、ボーナストラックにはYesterdayが。
ジャズもたまにはいいですね、真面目な話、これは気に入りました。
ヴァイブラフォンの響きが、まだ遠い先の春を予感させます(笑)。


08
「りんご箱」 APPLE RECORDS BOX SET

9枚目:THAT'S THE WAY GOD PLANNED IT
      Billy Preston
 (1969)
「5人目のビートル」と呼ばれたビリー・プレストン
これはビートルズ云々関係なく、純粋に音楽として素晴らしい1枚。
特に曲のフック=仕掛け作りがここではうまくて、
演奏のちょっとした部分部分が印象に残ります。
そしてタイトル曲は壮大な教会音楽風の名曲。

10枚目:ENCOURAGING WORDS Billy Preston (1970)
続いてビリー・プレストン。
相変わらずいいけど、ここはフックが弱くて印象度が少し落ちるかな。
ビートルズのI've Got A FeelingやジョージのMy Sweet Lord
カバーしているのはにやりとさせられますが。


09
「りんご箱」 APPLE RECORDS BOX SET

11枚目:THE RADHA KRSNA TEMPLE (1971)
ラーダ・クリシュナ・テンプルは宗教団体で、このアルバムは、
そこを支持していたジョージのプロデュースでリリースされたもの。
僕は実はインド音楽は好きなんですが、これはちょっと恐いかな・・・
意外なことに、これは当時、一般チャートで中ヒットしたそうです。
Govinda Jai Jaiは1990年代にクーラ・シェイカー Kula Shaker
が「カバー」していたのをMTVでよく観ていて、逆に懐かしかった。

12枚目:THE WHALE / CELTIC REQUIEM
      John Tavener
 (1970/1971)
ジョン・タヴェナーはクラシック音楽家。
これは2枚のアルバムを1枚に収めたものですが、
大雑把に言うと、前衛的なクラシックという感じの響き。
正直、気に入ったとは言い難いけど、タイトルにはひかれますね。



13枚目:JAMES TAYLOR James Taylor (1968)


14枚目:DORIS TROY Doris Troy (1970)
ドリス・トロイのこのアルバムも聴きやすくていいですね。
ソウルには成りきっていないR&Bという響きですが、
ジョージのスワンプ趣味が見え隠れしているのが面白い。
スティーヴン・スティルス Stephen Stillsなど参加メンバーも豪華。


11
「りんご箱」 APPLE RECORDS BOX SET

15枚目:
 COME AND GET IT ; THE BEST OF APPLE RECORDS
アップル音源のベスト盤で、これだけで分売もしています。
上記アーティストの代表曲に、当時シングルのみでリリースされた
貴重な音源も収録し、英国の世界的なブラスバンド、
The Black Dyke Mills Bandなどもあって、音楽の幅が広い。
前からずっと聴きたかった、ロニー・スペクター Ronnie Spector
歌うジョージの曲Try Some, Buy Someが入っているのはうれしい。
このCDはこれはこれで聴いていて充実していて楽しめます。

16、17枚目:(UNTITLED)
こちらはボックスセットのみのボーナス音源ディスク。
Disc1はバッドフィンガーのアイヴィーズ時代の曲、B面曲に
セッションのアウトテイクを収めたマニア向けの1枚。
MAGIC CHRISTIAN MUSICとこれを合わせると、一応は、
アイヴィーズの幻のデビューアルバムの音源が揃うことになります。

Disc2はメリー・ホプキンとジャッキー・ロマックスの別テイクとB面集。
前者では「悲しき天使」のイタリア語、フランス語、スペイン語、
そしてドイツ語で歌われた各バージョンと、
Watashi Wo Kanashimi To Yondeと題した
Let My Name Be Sorrowの日本語バージョンも収録されています。


12
「りんご箱」 APPLE RECORDS BOX SET

いかがでしたか!
 
こうして見て聴くと、アップルの夢と理想の大きさは、
ビートルズが単に売れたグループであるという以上に、
後世のポップミュージックへの影響を見てとれます。

しかしそれ以上に、彼らは純粋にいろんな音楽が好きだった、
そんなこともいまさらながら分かってきました。

ただ、資料を見ると、ここには収められていないものもあるので、
これがコンプリートではないのがちょっと残念です。
中には、興味として聴いてみたいものもあるだけに。

そして、だけどやっぱり、
箱はもっとしっかりした作りにしてほしかった・・・(笑)・・・

まあ、仕方ないですね。

13
「りんご箱」 APPLE RECORDS BOX SET

ハウはapple of my heart、ですかね(笑)。







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