2014年11月11日
Heart Of Gold ニール・ヤング
いつものように
写真へのコメントも
大歓迎です!
今夜は、アルバムではないのですが、
今朝のA公園でなんとなく撮った写真を
ただ並べただけでもつまらないので、
僕が大好きな1曲と絡めて、ひとつの記事にしてみました。
01

Heart Of Gold Neil Young released in 1972
孤独の旅路 ニール・ヤング
♪ That keeps me searchin' for a heart of gold
and I'm getting old
僕は「黄金の心」を探し続ける
そして僕も年をとった
この時期になると自然と聴きたくなる曲が幾つかあります。
例えば、レッド・ツェッペリンのRamble On、洋楽にしては珍しく、
歌詞に木々の葉が落ちる様子が詠み込まれています。
直接的に秋が詠み込まれていなくても、例えば、
ジョージ・ハリスンのLIVING IN THE MATERIAL WORLDなど、
曲やアルバムの雰囲気が秋らしい、というものも多くあります。
02 切れたミズナラの葉・・・しばれている・・・

僕の秋の曲の筆頭が、
ニール・ヤングのHeart Of Gold。
ひとつは、曲名。
木々の葉が色づく秋であり、
黄色や橙色に色づく葉を見ると、
まさに、「黄金の心」になるからです。
秋はまた、「孤独の旅路」と名付けられた邦題のごとく
この曲の歌詞でも歌われているように、
人生についていろいろと考えてしまう、そんな時期でもあります。
さらには、この曲が入っているアルバムのタイトルが
HARVEST、まさに「収穫の秋」。
今回はアイーダがLPを紹介していますが、
ジャケットの色づかいも、秋を感じさせますし。
03 黄金に輝くミズナラ

この曲は、どんな言葉を持ってしても、
どれだけ僕がこの曲を好きかを伝え切れる自信がない、
そんな素晴らしい曲のひとつです。
歌詞がいい、ライムがいい、それは当たり前。
若い頃の僕は、ロックの歌詞に対して、
例えば恋愛など、もっと楽しいことを求めるのではなく、
「人生観」のようなものを求めるきらいがあったのですが、
そんな僕にはうってつけの歌詞を持った曲でした。
しかも、そんな歌詞を書いたニール・ヤング、
この時まだ26、7歳という若さにして、こんなことを言っていたのです。
しかも、一見破天荒とも思えるようなキャラクターの
あのニール・ヤングが、こんなことを言う。
若造だった僕が、心が動かないはずがありません(笑)。
04 ハシボソガラスにはそっぽを向かれ・・・

いい曲であるというからにはもちろん、歌メロもまた素晴らしい。
憂いを帯びた、影を引きずったような旋律。
ぐっと胸にしみてきます。
ニール・ヤングの歌い方、発音、発語、
ポップスの中でもこれほど気持ちがこもって響いてくる曲というのも
そうはありません。
しかも歌詞がいいから、それを歌っていると気分がいい。
上手い下手は関係なく、この曲を口ずさんでいると、
言葉と音楽、単語と旋律がまろやかにとろけあって流れてくる。
音楽にのった言葉の響きが素晴らしい。
♪あぃうぁなりぃ~ぶ あぃうぁなぎぃ~ぶ
あっびぃんぁまいなぁふぉ~あはぁ~とぉぶごぉ~るど
そしてこの曲には、音楽が持つ「力」というものも感じます。
聴いていると、ほんとに、勇気づけられ、
体の底から、あるいはあり得ないような力が湧き上がってくる、
大袈裟かもしれないけど、ほんとにそういう曲です。
05 黄色く色づいてきたカラマツの向こうにはJRタワー

音楽的な面も少し。
アコースティックギターを基調として、
ハーモニカやブルーグラス風のスライドギターも交え、
地に足が着いたサウンドを展開しています。
この曲には、コーラスとして、リンダ・ロンシュタットと、
ジェイムス・テイラーが参加していて、
曲の最後の盛り上がりを見事に演出しています。
しかし、リンダ・ロンシュタットが参加しているのは
声がかなり目立つこともあって前から気づいていましたが、
ジェイムス・テイラーが参加していたことは、
つい最近まで知らなかったのです。
とほほ、ですね(笑)。
そして最後はあっけなく終わる。
これも人生、と言いたいのか・・・
示唆に富んだ、含蓄がある曲は好きですね。
1972年にビルボード誌シングルチャートNO.1を獲得。
ニール・ヤングにとっては唯一のNO.1曲です。
06 シラカンバを引き立てる黄金の葉

BLOGを続けているうちにいつか、
僕が選ぶロックの名曲100選
みたいな感じで記事を上げたいと思っていますが、
この曲はTop20入りが濃厚ですね。
もっとも、もしその記事をほんとに上げるとすれば、
ビートルズばかりになってしまう可能性が高いので、
1アーティスト1曲限定となるでしょうけど・・・
こんな曲が生まれるなんて、「奇跡」ですね。
その人の才能だけではどうにもできない、
時代の空気と重なって初めて生まれる「奇跡の曲」。
そういう曲は、知らない人でも、もしかして嫌いな人でも、
聴いていて「何かが違う」と感じることでしょう。
アルバムのリンクを施そうかと思ったのですが、
アルバムは、そう遠くないうちに記事にしたいので、
今回はベスト盤のリンクにしました。
かの有名なHelplessなども収録されています。
余談ですが、
僕が選ぶロック名曲100選において、他に
ビートルズとそのメンバー以外で確実にTop20に入るのは、
ビリー・ジョエル My Life、
イーグルス New Kid In Town、
ロッド・スチュワート Have I Told You Lately、
こんなところですね。
07 落ち葉に霜

秋はもう終わりかな。
写真へのコメントも
大歓迎です!
今夜は、アルバムではないのですが、
今朝のA公園でなんとなく撮った写真を
ただ並べただけでもつまらないので、
僕が大好きな1曲と絡めて、ひとつの記事にしてみました。
01

Heart Of Gold Neil Young released in 1972
孤独の旅路 ニール・ヤング
♪ That keeps me searchin' for a heart of gold
and I'm getting old
僕は「黄金の心」を探し続ける
そして僕も年をとった
この時期になると自然と聴きたくなる曲が幾つかあります。
例えば、レッド・ツェッペリンのRamble On、洋楽にしては珍しく、
歌詞に木々の葉が落ちる様子が詠み込まれています。
直接的に秋が詠み込まれていなくても、例えば、
ジョージ・ハリスンのLIVING IN THE MATERIAL WORLDなど、
曲やアルバムの雰囲気が秋らしい、というものも多くあります。
02 切れたミズナラの葉・・・しばれている・・・

僕の秋の曲の筆頭が、
ニール・ヤングのHeart Of Gold。
ひとつは、曲名。
木々の葉が色づく秋であり、
黄色や橙色に色づく葉を見ると、
まさに、「黄金の心」になるからです。
秋はまた、「孤独の旅路」と名付けられた邦題のごとく
この曲の歌詞でも歌われているように、
人生についていろいろと考えてしまう、そんな時期でもあります。
さらには、この曲が入っているアルバムのタイトルが
HARVEST、まさに「収穫の秋」。
今回はアイーダがLPを紹介していますが、
ジャケットの色づかいも、秋を感じさせますし。
03 黄金に輝くミズナラ

この曲は、どんな言葉を持ってしても、
どれだけ僕がこの曲を好きかを伝え切れる自信がない、
そんな素晴らしい曲のひとつです。
歌詞がいい、ライムがいい、それは当たり前。
若い頃の僕は、ロックの歌詞に対して、
例えば恋愛など、もっと楽しいことを求めるのではなく、
「人生観」のようなものを求めるきらいがあったのですが、
そんな僕にはうってつけの歌詞を持った曲でした。
しかも、そんな歌詞を書いたニール・ヤング、
この時まだ26、7歳という若さにして、こんなことを言っていたのです。
しかも、一見破天荒とも思えるようなキャラクターの
あのニール・ヤングが、こんなことを言う。
若造だった僕が、心が動かないはずがありません(笑)。
04 ハシボソガラスにはそっぽを向かれ・・・

いい曲であるというからにはもちろん、歌メロもまた素晴らしい。
憂いを帯びた、影を引きずったような旋律。
ぐっと胸にしみてきます。
ニール・ヤングの歌い方、発音、発語、
ポップスの中でもこれほど気持ちがこもって響いてくる曲というのも
そうはありません。
しかも歌詞がいいから、それを歌っていると気分がいい。
上手い下手は関係なく、この曲を口ずさんでいると、
言葉と音楽、単語と旋律がまろやかにとろけあって流れてくる。
音楽にのった言葉の響きが素晴らしい。
♪あぃうぁなりぃ~ぶ あぃうぁなぎぃ~ぶ
あっびぃんぁまいなぁふぉ~あはぁ~とぉぶごぉ~るど
そしてこの曲には、音楽が持つ「力」というものも感じます。
聴いていると、ほんとに、勇気づけられ、
体の底から、あるいはあり得ないような力が湧き上がってくる、
大袈裟かもしれないけど、ほんとにそういう曲です。
05 黄色く色づいてきたカラマツの向こうにはJRタワー

音楽的な面も少し。
アコースティックギターを基調として、
ハーモニカやブルーグラス風のスライドギターも交え、
地に足が着いたサウンドを展開しています。
この曲には、コーラスとして、リンダ・ロンシュタットと、
ジェイムス・テイラーが参加していて、
曲の最後の盛り上がりを見事に演出しています。
しかし、リンダ・ロンシュタットが参加しているのは
声がかなり目立つこともあって前から気づいていましたが、
ジェイムス・テイラーが参加していたことは、
つい最近まで知らなかったのです。
とほほ、ですね(笑)。
そして最後はあっけなく終わる。
これも人生、と言いたいのか・・・
示唆に富んだ、含蓄がある曲は好きですね。
1972年にビルボード誌シングルチャートNO.1を獲得。
ニール・ヤングにとっては唯一のNO.1曲です。
06 シラカンバを引き立てる黄金の葉

BLOGを続けているうちにいつか、
僕が選ぶロックの名曲100選
みたいな感じで記事を上げたいと思っていますが、
この曲はTop20入りが濃厚ですね。
もっとも、もしその記事をほんとに上げるとすれば、
ビートルズばかりになってしまう可能性が高いので、
1アーティスト1曲限定となるでしょうけど・・・
こんな曲が生まれるなんて、「奇跡」ですね。
その人の才能だけではどうにもできない、
時代の空気と重なって初めて生まれる「奇跡の曲」。
そういう曲は、知らない人でも、もしかして嫌いな人でも、
聴いていて「何かが違う」と感じることでしょう。
アルバムのリンクを施そうかと思ったのですが、
アルバムは、そう遠くないうちに記事にしたいので、
今回はベスト盤のリンクにしました。
かの有名なHelplessなども収録されています。
余談ですが、
僕が選ぶロック名曲100選において、他に
ビートルズとそのメンバー以外で確実にTop20に入るのは、
ビリー・ジョエル My Life、
イーグルス New Kid In Town、
ロッド・スチュワート Have I Told You Lately、
こんなところですね。
07 落ち葉に霜

秋はもう終わりかな。
Posted by guitarbird at 21:29
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