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2014年07月11日

FEAR OF THE DARK アイアン・メイデン

今夜は、大好きなアーティストの、いちばん好きなアルバム。

01
FEAR OF THE DARK アイアン・メイデン

FEAR OF THE DARK  Iron Maiden  released in 1992
フィア・オブ・ザ・ダーク アイアン・メイデン

僕がいちばん好きなアイアン・メイデンのアルバムが、これ。
メイデンを真面目に聴くきっかけになったアルバムでもあります。

初めて買ったメイデンのアルバムは、1988年の7枚目
SEVENTH SON OF A SEVENTH SON(記事はこちら)
それはそこそこ気に入ったのですが、
そこからすぐにメイデンを好きになったわけでもなく、実際、
8枚目のアルバムが90年に出ていたのを、何年か後に知ったくらい。

余談ですが、思い返せば、1990年から92年にかけては、
僕の人生の中で、「最も音楽から遠ざかっていた」時期でした。

遠ざかっていたとはいいつつ、月に数千円は買い続けていましたが、
当時はCDが普及して安くなり、また、僕がバイトで
お金に少し余裕が出た頃でもあって、
音楽を「商品」として捉える面が強かった・・・そんな時期でした。
換言すれば、「あまり真剣に聴いていなかった・・・」
詳しい話は、追々、もしくはまとめて記事にしますが、
もし、そのまま今まで来ていたら、と思うと、
自分でも恐ろしく、また寂しく思いますね。

このアルバムを初めて聴いた状況は、よく覚えています。
仕事の休みで札幌の家に帰っていた時、
いまや「ある意味てっちゃん」の英国ファンクラブ会員の弟が、
「このアルバムはいいからちょっと聴いてみろ」といい、
出掛けにCDをかけて出かけていきました。
当時の僕は心が荒んでいて(笑)、ただ疲れていて、
だから弟にそういわれても、ま、どうでもいい心境でした。
しかし、そこから流れてくる音楽、
うん、これは確かにいいかもしれない、と思いました。
思いましたが、でも、アルバムが1回再生されて終わると、
次に聴くまでにおよそふた月という時間を要しました。

そして、次に札幌に帰った時、
弟がそのアルバムをかけてくれたことを思い出し、
よかったからもう一度聴かせてくれといい、CDを聴きました。
聴くと、Tr3のギターフレーズが一気に心にしみてきました。
そして、東京に戻って、自分でもCDを買って聴き、
いつしか大好きなアルバムになっていました。

このアルバムのテーマは
己の恐怖心を克服する精神力

ヘヴィメタルという音楽は、内省的であることで特徴付けられます。
ヴァン・ヘイレンやモトリー・クルーといったアメリカのバンドのように
その部分が希薄な(もしくはない)ものもありますが、
そこが、音以外にも、重くて、暗い部分であり、そしてて、
その点でいえばこれは、ヘヴィメタルらしいアルバムでもあります。
音も重たくずしーんと響く「真性ヘヴィメタル」。
ヘヴィメタルに対して、正直、なにがしかの抵抗感はあったのですが、
このアルバムを好きになり、もうそれは皆無に等しくなっていました。

音楽的な面については、曲解説の中でも触れてゆきます。

なお、このアルバムについては、弟が、
リリース当時のディキンソンのインタビューが掲載された
『BURRN!』誌を引っ張り出してきてくれ、そこで彼は、
一部の曲について思うことを語っているので、
この記事では、BD:としてそれもさらりと紹介します。
なお、紛らわしいので、僕の思うところはまたGB:として表します。

★名曲★・・・ロック史に残る名曲
★ヒット★・・・シングルヒットした曲
★佳曲★・・・通好みの味がある曲
★秘宝★・・・埋もれておくには惜しい隠れた名曲
★カッコいい★・・・ひたすらカッコいい曲
★注目★・・・話題作、問題作、とにかく注目すべき曲
★映画★・・・映画やテレビ番組で使われた曲
★CM★・・・CMで使われた曲
★GB★・・・guitarbird個人の思いが強い曲


02 増毛の山の夕日、夕焼け
FEAR OF THE DARK アイアン・メイデン


Tr1:Be Quick Or Be Dead
★カッコいい★
ブルース・ディキンソン(以下BD):
ヤニック・ガースと共作したこの曲は、
スピードメタルと言えるほどアップテンポの曲で、
世界中の財政スキャンダルを見つめている
若者の視点から書かれている。
腐敗した政治だとか、賄賂だとか・・・。
こういう酷い状況を子どもが見ていて
「どうして正直に生きる必要があるのだろう。
皆ああやって上手く逃れているのに。
盗む金が多いほど金持ちになれるのに」
と思ってしまうだろう・・・ということだ。
刑務所に入ることになっても、いざ出所すれば、
今度はTVの人気者になれるってわけさ。
この曲のテーマは、こうした風潮の犠牲者になってはいけない、
早くブチ壊せ、ってことなんだ。
頭の中で連中よりもすばやく対応していけば
酷い目に遭わなくて済むんだから・・・。
もしも、この手の人間を信用してしまったら、
ロクな結果に終わらないんだ。
残念なことに現代の若者は人間不信に陥らざるを得ないと思うよ。
この世界では、自分のことを利用しようと狙っている連中が
周りにたくさんいるし、そういう奴らは巧妙な手口を使うからね。


GB:ギターリフが素晴らしい、
切れ味抜群のアップテンポでスリリングな曲。
歌メロもいいし、1曲目としては最高のスタート。
なお、弟がインタビューを引っ張り出してくれたのは、
記事を書き始めた後だったのですが、この曲について僕は、
BDのインタビューを読む前には、こんな風に思っていました。、
人生何が起こるか分からない、
気をつけたとしても起こることは起こる運命。
その時どう心構えをすべきか・・・
当たらずとも遠からず、というところでしょうか・・・(笑)。
また僕はこれ、西部劇をモチーフにしたのかな、
と昔は思っていましたが、それは違うようです・・・
それと、このインタビューを読んで思ったのは、
この曲が作られてから15年以上が経っていますが、
世の中何も変わっていない、いや、むしろ悪くなっている・・・

ということでした。


Tr2:From Here To Eternity
★注目★★GB★
GB:メイデンの中でもとりわけ明るくてポップな曲。
最初に聴いた時、いちばん気に入ったのがこの曲でした。
タイトルは、オスカーに輝いた名画
「地上(ここ)より永遠(とわ)に」FROM HERE TO ETERNITY
からいただいています。
しかし、内容はあまり関係がなく、その映画は
「戦時下の休息」がモチーフですが、この曲は、
バイク乗り、というよりもバイクそのものに恋した女性の
熱愛することのスリル、危うさを歌ったもの。
その点でいえば、メイデンでは珍しいラブソングともとれます。
そして間奏のギターソロが始まる前にディキンソンが言う、
Gentlemen, start your engines
という台詞は、アメリカ最高峰のレースである
「インディ500」の開始の際に主催者が宣言する言葉です。
(今は女性ドライバーもいるのでLadies and gentlemenと言っています)。
だめで元々、当たってみろ、
たとえだめでも、地獄は決して悪いところじゃないよ、
みたいな感じで、ここでの恐怖心は、
むしろスリルというべきポジティブなものでしょう。
こういう曲が余裕で出来てしまうのが、メイデンの凄み。
この曲はスティーヴ・ハリスが作曲していますが、
BDはこれを「ヘルズ・エンジェルスの歌」と評しています


03 倒木処理したシラカンバの丸太は・・・まるで転がる首・・・
FEAR OF THE DARK アイアン・メイデン


Tr3:Afraid To Shoot Strangers
★GB★★秘宝★
GB:僕がいちばん好きなメイデンの曲が、これ!
そして、ヘヴィメタルでもいちばん好きな曲でしょう。

戦時下での兵士の心境を歌ったもの。
メイデンには特に、戦争をモチーフにした曲が多いですが、
戦時下の特殊な人間の精神にひかれるものがあるのでしょう。
敵は撃ちたくない。
しかし、撃たなければ自分が死ぬ。
国のために戦っているので逃げようがない。
撃たなければならない。
撃つのも、撃たないのも恐い。
願わくば、このような状況に巻き込まれたくはなかった。
そして、この状況が、金輪際、訪れないように・・・
この状況では、「誰かを撃つ」ことが勇気ではない。
現実に直面して前に進むことが勇気である。

曲は明確な4部構成になっていて
1部はワルツでソフトなバラード風、
2部と4部が、マーチ風の、東欧風とも、スコットランド風ともとれる
ギターの旋律を中心としたパート。
このギターの旋律があまりにも美しく、ほんとに、
これを聴くと、そして弾くと、勇気が湧いてきます。

しかも、2部と4部では旋律を一部変えている部分もあって、
芸の細かさ、それがここでは感動を増幅しています。
3部はいかにもヘヴィメタルという速くて力強いギターインストパート。
とここまで書いて、実はこの曲は異例であることに気づきました。
僕は、歌メロがいい曲を好きになる傾向が強いですが、
この曲は、歌自体は、まあ、それほどでもありません。
しかし、なんといってもギターフレーズが美しく、
演奏、展開、もちろん歌も含めた全体の雰囲気が好きなのです。
これは自分でも当初は不思議だったのですが、しかし、
僕は後にクラシックも聴くようになり、
クラシックでは交響曲がいちばん好きだと分かりましたが、
そういう風に音楽を聴く耳も持っていた、ということですかね(笑)。
この曲もハリス作で、BDは「湾岸戦争の兵士の歌」と評しています。


Tr4:Fear Is The Key
★GB★★佳曲★★カッコいい★
GB:続いてメイデンで2番目に好きな曲が。
Tr3がいちばん好きというメイデンファンも珍しいでしょうけど、
この曲が2番目という人は、きっといないと思います(笑)。
これは、いってしまえばツェッペリン風で、
さらにいえばKashmirのようなオリエンタルな雰囲気。
そういえばメイデンで、他の誰かっぽい曲というのも珍しいですが、
これは、70年代ハードロックフリークである
作曲者のひとりのヤニック・ガースの趣味かもしれません。
それだけでもひかれるのですが、さらには、
I remember the time when we used and abused
We fought our battles in vain
という部分の歌メロが最高!!!
僕が洋楽ロックが好きな大きな理由のひとつが、
英語の歌詞とロックのリズムと旋律の絡み
、なのですが、
この曲のこの部分はそれが最高に素晴らしく、
とりわけwe以下はいつ聴いても歌ってもゾクゾクっときます。
この曲は、タイトルではなく歌詞の中に映画からの引用があります。
IN THE HEAT OF THE NIGHTという部分で、これは、
1967年度オスカー作品賞受賞の「夜の大捜査線」の原題であり、
さらには、レイ・チャールズが同じ題名でテーマ曲を歌っています。
そのことを頭に入れると、この歌詞は、
男女の関係を歌っていることは、読み取れていましたが・・・

BD:これはエイズについての歌。
「有名人が死ぬまで、誰もこの病気のことを何とも思っちゃいない」
という一節が出てくるんだけど、実際、何百万もの人が死んでいくのに、
我々はまるでこの病気が存在しないかのように振舞っている。
この曲も、「何と醜い世の中だろう」という曲さ。
セックスが死の恐怖を呼ぶなんてね。


GB:そうだったのか・・・feverはそれこそ「熱」だったんだと・・・
まだまだ僕は読みが足りなかったようですね(笑)。
BDが言っている「有名人が死ぬ」というのはきっと、
フレディ・マーキュリーの死が頭にあったのかな、と思います。
ただ、夏の暑い夜というイメージは、
BDのインタビューを読む前も後も、変わっていないです。


Tr5:Childhood's End
タイトルはアーサー・C・クラークの小説「幼年期の終わり」の原題。
メイデンは引用が多いことは過去にも触れましたが、
ここでは、台詞を含めて既に4つめです。
暗い中にほのかな光が差したような、
それこそ宇宙的な広がりを感じるアップテンポな曲。
これは僕も小説を読んだことがありますが、この曲は、
イメージ的にも小説から直接インスパイアされた感じがします。
地球環境が悪くなっている。
この先、もし地球環境がよくなるのであれば、
宇宙的な視点で考え直さないといけない・・・

というようなことを感じました。
そしてBDの言葉を見ると、「世界が汚染で滅んでいくという内容」
ということで、ほっ、僕が感じた通りでした(笑)。


04 林床の暗がりのハエドクソウ
FEAR OF THE DARK アイアン・メイデン


Tr6:Wasting Love
★GB★★秘宝★
GB:そしてメイデンで4番か5番目に好きな曲もここに入っています。
メタルバラードの傑作と断言します!
これは、メイデンの中ではもっとも甘いラブバラード。
Tr2もある意味ラブソングと書きましたが、
ここまでストレートなラブソングは初めてでしょうか。
しかし、うまくいかなくなってただ惰性だけで過ごしている
男女の冷めた仲を歌っているようで、虚しさがしみてきます。
しかし、虚しさの向こうには、美しさも見えてくる・・・
ツインギターのイントロのフレーズも印象的。
ヤニックのギターソロも、僕はメイデンで最も好きなソロ。

BD:この曲は”自分の心にあいた大きな穴を埋めるには
どうしたらいいか”がテーマだ。
多くの人がそれをセックスで解決しようとする。
孤独感を紛らわせるために相手を次々と変えて、悪循環となるのさ。
しかし、永遠の愛を見つけることも不可能じゃないんだから、
夢を信じて理想の人を探せ・・・と言っている。


GB:そうか、冷めた仲というのは当たりのようで当たりではなく、
それ以前の関係だったのか・・・
でも、ディキンソンの話の後半部分は、勇気づけられます(笑)。


Tr7:Fugetive
GB:このタイトルは、ハリソン・フォード主演で日本でも大ヒットした
映画「逃亡者」で、またも映画からの引用です。
内容もまさにその通り、追われて逃げるスリルを体感できる曲。
曲全体を、無念さ・無常さが支配しています。


Tr8:Chains Of Misery
GB:これは、ある意味「メイデンっぽくない」、
珍しく展開があまりない、ストレートな英国ブルーズロック風の曲。
「普通にいい曲」ですね。
ディキンソンとデイヴ・マーレィの共作。

BD:これは二重人格者の曲で、凄く明るい曲だ(笑)。
いつも肩に悪魔が乗っているような性格で、
楽しいことも総てそいつが台無しにするんだ。どうしても逃れられない。
そういう人間は僕も実際に知っている。
才能があるのに自分を奈落の底に突き落としてしまう奴は、
実はたくさんいるんだ。



Tr9:Apparition
GB:「お化け」。
ギターの音がぐさっとささるソリッドな曲だけど、
弟曰く「このアルバムでいちばん地味な曲」。
それこそお化けのごとく、イントロもなしに性急に、
すすっと始まってささっと終わりますが、
人を食ったような妙な明るさが印象に残ります。
この曲もヤニック・ガースが作曲に加わっていますが、
ガースはTr1、Tr4、Tr6、Tr9、Tr11と5曲を手がけ、
しかもそこから名曲が生まれるなど、
この前のアルバムからバンドに加わった彼の
ソングライターとしての才能が開花したアルバムでもあり、
そこが、ヤニックが特に好きな僕の評価が高い部分であります。


Tr10:Judas My Guide
★佳曲★
BD:この曲のコンセプトはTr8に似ていて、耳もとで
「誰にもバレないぜ」と囁く声が聞こえて悪事に走るという・・・
「総ては金で解決し、神聖なものなど存在しない」という内容だ。


GB:どうりで虚しく響いてくるわけだ・・・
この曲も普通のブルーズロックっぽいストレートな曲だけど、
バースもサビも流れるような歌メロがすばらしい佳曲。
曲としては素晴らしいけど、メイデンとしては地味、という典型。
で、BRAVE NEW WORLDは、このような曲ばかりで構成され、
今となっては評価が低い部分である一方、このアルバムが
現在の彼らの下地であることを、この曲は証明しています。


05 黒松内の朝日と雲海
FEAR OF THE DARK アイアン・メイデン


Tr11:Weekend Warrior
GB:「週末の戦士」とは・・・フーリガンのこと。
普段は真面目に働く人が、サッカーになると暴徒化する・・・
フーリガンが社会問題となってきていた当時を、
ユーモア溢れる曲調で、ある意味嘲笑するように表現しています。
この曲は暗さがほとんど感じられませんが、
そのせいかどうか、どこか冷めた感触が残るのは、
自分は巻き込まれたくない・・・という思いかもしれません。


Tr12:Fear Of The Dark
★名曲★★GB★
GB:そして、中期メイデンの最高傑作がこれ。
以降、コンサートでは必ず演奏されています。
ただ、そのことについて僕は、弟が行ったのコンサートの記事で、
どうなのだろうと書いたことがありますが、
やはり演奏し続けてほしいと、今はそう思っています。
ヘヴィメタルを知らない人に、
ヘヴィメタルってどんな音楽と質問されたら、
僕は、迷わずこの曲をおすすめしますね。

ヘヴィメタの全ての要素が詰まっています。
BD曰く「夜になると公園を徘徊する男の歌」

この曲は、上記BDとは別に、デイヴ・マーレィDMが
レコーディング中の逸話を披露しているのですが、その
いかにも夏らしい話題も紹介します(文章は引用者が編集)。
DM:今回のアルバムも前作と同じようにスティーヴの家にある
厩を改造して作ったスタジオでレコーディングしたんだけど、
奇妙なことがたくさん起こった。
Fear Of The Dark=「暗闇の恐怖」が本当に存在したんだよ。
例えば2回のスタジオにある、外の様子を映し出すモニターに
人影が映ったので、誰かが来るんだろうと思い、
階段まで見に行ったら誰もいなかった、とか、
誰かの気配を感じて振り返ったら誰もいなかった、とか・・・
あの厩は14世紀に建てられたものだから、
きっと何かが憑いているんだろうね。
それに僕達は超自然現象や霊現象等に興味があるから、
その辺の影響もあるんじゃないかなぁ・・・
とにかく今回のレコーディングは不思議で、不気味だったよ。


GB:なるほど・・・
でも、ふと思ったけど、超自然現象にはあまり興味がなく、
霊感はまるでゼロの僕が聴いても、つまらないのかな・・・
そんなことはないんだけどな・・・
それと、14世紀の建物を今でも使っているというのが、
いかにも英国、と驚きましたが、しかし、
あちらでは驚くに当たらないことなのでしょうね・・・



このアルバムの後、バンドは最大の「危機」を迎えます。
Voのブルース・ディキンソンの脱退。
僕がせっかく好きになって、さあこれからだという時に。
このアルバムの後のコンサートで、彼はバンドから去りました。
彼は彼なりにメイデンでの活動が煮詰まり、それと同時に、
達成感のようなものを感じて、ソロ活動を展開したかったのでしょう。
その後のソロ活動、僕自身は好きなアルバムもありますが、
まあそこそこ、くらいで展開されていて、
決して大成功とはいえないものでしょう。
ちなみにこれ、僕がリアルタイムで経験したメンバーの脱退で、
これはおそらくもっともショックな出来事でした。

その後の「危機的状況」については、いずれ
その頃のアルバムを記事にした際に触れます。

ディキンソンは結局、2000年にバンドに戻り、
今は、かつてよりもバンドとしての結束が強くなりました。
まあ、大人になった、ということでしょうか。
その復帰作BRAVE NEW WORLDの記事はこちら。

このアルバムは、2000年の「再結成」以降の下地になった、
とよく言われていますが、まさにその通りで、
前期に比べれば、明らかに最新作のほうが近い感じを受けます。
現在のメイデンの音楽面での充実を考えると、
このアルバムは、その点でも意義深い作品であるでしょう。

06 鉄塔のある夕景
FEAR OF THE DARK アイアン・メイデン

この記事は、6月上旬から書き進めていたのですが、
インタビューの引用を書き足すなどした結果、
かなり長くなってしまいました。
休み休み、もしくは何度かに分けて読んでいただけると幸いです。

とにかく、
ヘヴィメタルという音楽の本当の良さが体感出来る、
素晴らしいアルバムです!!!!!!


そして、僕は、BLOGを始めた頃から、
いつかはこのアルバムの記事を上げることを、
ひとつの目標のようにしてBLOGを続けてきました。

今日、それが達成され、ひとつ胸をなでおろしたところです。

あ、もちろんBLOGはこれからも続きますよ(笑)、
どうかよろしくお願いします!





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Posted by guitarbird at 22:29 │Iron Maiden

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