2017年02月12日
さっぽろ雪まつり第44回国際雪像コンクール
01
さっぽろ雪まつり第44回国際雪像コンクール
毎年恒例。
最終日の今朝、ようやく撮影して来ました。
今年は11の国と地域からの参加です。
大通公園11丁目会場の南西角から反時計回り、
僕が見て歩いたに紹介します。
(毎年順番が違ってすいません・・・)
カッコ内は出場回数です。
説明文を公式ホームページから転載しました。
☆
フィンランド(26回目)
Existence / 私たちの存在
人々は感情、精神、物質、思考の生き物として
社会に存在しています。
私達はこの壮大な地球で
常に互いに関わりあって生きています。
私達の雪像は永遠の世界の中で、
この世の中を作り出している多面的な存在を
表現しています。
フィンランドの雪像は毎年いちばん楽しみにしていますが、
哲学的な内容のものが多いです。
☆
シンガポール
(29回目)
Paper plane. Let's Fly / 紙ひこうき、飛ばそう
空高く 緑を横切り
海を越え 花畑の上を飛び越え
ベンチにいる君の元へ 降りたち
またすぐに高く飛び上がる
毎年必ず言っていますが、雪像は直線を作るのが難しい。
切れがいいですね、これは。
☆
ラトビア
(2回目出場)
準優勝
Wooden dreams / 木の夢
木は森の中で美しくたたずんでいます。
この木は大きくなり、沢山の生物が住める場所になります。
枯れて次の世代のための土になる木もあります。
一方、私達人間のエネルギー源となったり、
材木と化して居心地良く包んでくれ、
大いなる幸せを与えてくれたりと、
手離せないものになる木もあります。
ただ、一つだけ変わらないことは、
木の若い頃の思いや夢は古里の森に残ったままということです。
私達は皆、より輝く美しい人生を願いながら
未来に向かって進んでいます。
この木は、今、どのような願いや夢を
心の中に秘めていると思いますか?
樹木好きとしては考えさせられる雪像。
2回目にして準優勝、すごいですね。
☆
インドネシア
(28回目出場)
MOTHER’S LOVE / 母の愛
子供が作られこの世界に誕生し、
そして成長し、強くなります。
父と母を尊敬し、やがて国に貢献するでしょう。
インドネシアは毎年人間味のある雪像を作る
という印象があります。
☆
ハワイ
(15回目出場)
DANCING IN THE CLOUDS HAWAIIAN STYLE
/ 雲の中の踊り~ハワイアンスタイル~
空を見上げていると、雲の形がまるで
フラダンスの踊り手たちのように見えます。
今日のハワイの島々に住む踊り手達は天を見上げ、
全ての恵みに感謝を表しながら踊っています・・・
ハワイは民族的な題材が多く雪像が躍動的です。
☆
姉妹都市・ポートランド市(アメリカ)
(29回目出場)
Portland / ポートランド
ポートランドは森の中に位置している街です。
美味しい食べ物と奇妙な人々が
世界中から集まっています。
見た瞬間、映画『アメリカン・グラフィティ』のサントラと
Rock Around The Clockを思い浮かべました。
☆
マカオ
(2回目出場)
優勝
Crane Dance in Spring / 春、鶴の舞い
鶴は平和と長寿の象徴です。
春の訪れとともに全てが生き生きとして
商売が繁盛しますように!
マカオチームが春節に合わせて、
地球の平和への願いを込めて、雪像を作ります。
マカオも2回目にして初優勝、素晴らしい。
雪像にも土地柄が色濃く反映されていて、
マカオの街並みが想像できますね(行ったことないけど)。
☆
タイ
(21回目出場)
The Art of Muay Thai (Thai Boxing)
/ムエタイの芸術(タイボクシング)
ムエタイは立ち技で世界最強と名高い格闘技です。
タイの格闘技(muay=格闘技/thai=タイ)というその名の通り、
タイの伝統的な国技にもなっています。
タイでは幼い頃からムエタイに触れている人が大勢います。
ムエタイの一流選手は、そんな環境の中で戦い、
そして勝ち抜いてきているのです。
精神的にも肉体的にも鍛え抜かれたムエタイの技は
「The Art of Eight Limbs」と呼ばれ、
両拳、両肘、両脚、両膝の八箇所が武器とされます。
さまざまな技のバリエーションの中でも、
この「テンカオ=ヒザ蹴り」は最強の必殺技です。
世界的に知られたものがある国や地域は強いですね。
いい意味でやっぱりこれか、と見ていて楽しくなります。
☆
ポーランド
(5回目出場)
PRESSURE / 重圧
重圧
私達は人間でいるかぎり重圧を多様に感じます。
私達は互いに全く異なるもの同士ですが、
重圧を多様に感じることは、皆同じです。
重圧を感じることで人は潰されてしまったり、
傷ついたり変化を与えられたりします。
重圧と戦う人もいますが、くじけてしまう人もいます。
私達は他者や自分自身の内なる重圧を
感じることができます。
それは高い期待、高い創造力、強い野望、それとも・・・
ポーランドはまだ5回目ですが毎年ユニークな視点かつ
考えさせられる力作を出していて注目しています。
☆
オーストラリア
(36回目出場)
Opera-chidna / オペラキドナ
オーストラリアの美しさと特殊性を象徴する2つを
かけ合わせました。
1つがオーストラリアの世界遺産である、
シドニーオペラハウスで
美しい帆のような構造をしています。
もう1つがエキドナという世界的に有名な
豪州産のハリモグラです。
卵を産み、そしてお腹の袋で子供を育てる
特殊な哺乳類で単孔類の仲間です。
最初なんだか分からなかった・・・合体だったか。
面白い、想像力を形にできるのは雪像ならではですね。
☆
姉妹都市・大田広域市(韓国)
(7回目出場)
Soaring / 舞い上がる
互いにふれ合わせた2つの手を簡素化して
具現化したものが本作品です。
これは人との交流と調和を象徴しています。
人間は一人では生きてはいけない、
誰かと関わりながら生きていくという意味を込めました。
こちらは毎年表象的な芸術性の高い雪像を作っています。
◇
今年は制作中の様子も何枚か紹介します。
夜に撮影しているのでライトアップもきれいです。
02
タイチーム
03
フィンランドチーム
04
ラトビアチーム
05
インドネシアチーム
手前からインドネシア、ラトビア、フィンランドと並んでいます。
まつりが始まってから人前で作るのは緊張しないのかな。
でも、制作過程が見られるのは親近感が湧きますね。
06
会場写真。
今年は11チームの参加。
僕が札幌に帰ってここに行き始めた頃は20前後ありましたが、
年々参加チームが減っているのが気がかりです。
海外から来る観光客は増えているというのに。
まあ、作るのは仕事や学業で札幌や日本に住んでいる人
中心でしょうから、観光客増加と関係ないといえばそうだけど、
でもやっぱり、国際雪像コンクールがもっと盛り上がってほしい。
そういう思いも込めて毎年必ず記事を上げています。
さて、おまけを2枚つけましょうか。
(おまけというと怒る人がいそうですが・・・)
07
市民雪像の「お城」
これを毎年楽しみにしていて、市民雪像の中から探します。
これもある意味国際雪像コンクールですね。
08
「雪ミク2017」雪像
同じ西11丁目会場にありますが、
こちらは日曜ということもあってか、
男性ばかり3、40人ほど集まって撮影していました。
最後は恒例今朝の3ショット。
09
一応書いておくと、ハウがスコットランド、
ポーラとマーサがイングランド原産の犬。
さらにハウは父がイングランドで飼われていた犬です。
ええ、だからどうしたといわれればそれまでですが(笑)。
さっぽろ雪まつり第44回国際雪像コンクール
毎年恒例。
最終日の今朝、ようやく撮影して来ました。
今年は11の国と地域からの参加です。
大通公園11丁目会場の南西角から反時計回り、
僕が見て歩いたに紹介します。
(毎年順番が違ってすいません・・・)
カッコ内は出場回数です。
説明文を公式ホームページから転載しました。
☆
フィンランド(26回目)
Existence / 私たちの存在
人々は感情、精神、物質、思考の生き物として
社会に存在しています。
私達はこの壮大な地球で
常に互いに関わりあって生きています。
私達の雪像は永遠の世界の中で、
この世の中を作り出している多面的な存在を
表現しています。
フィンランドの雪像は毎年いちばん楽しみにしていますが、
哲学的な内容のものが多いです。
☆
シンガポール
(29回目)
Paper plane. Let's Fly / 紙ひこうき、飛ばそう
空高く 緑を横切り
海を越え 花畑の上を飛び越え
ベンチにいる君の元へ 降りたち
またすぐに高く飛び上がる
毎年必ず言っていますが、雪像は直線を作るのが難しい。
切れがいいですね、これは。
☆
ラトビア
(2回目出場)
準優勝
Wooden dreams / 木の夢
木は森の中で美しくたたずんでいます。
この木は大きくなり、沢山の生物が住める場所になります。
枯れて次の世代のための土になる木もあります。
一方、私達人間のエネルギー源となったり、
材木と化して居心地良く包んでくれ、
大いなる幸せを与えてくれたりと、
手離せないものになる木もあります。
ただ、一つだけ変わらないことは、
木の若い頃の思いや夢は古里の森に残ったままということです。
私達は皆、より輝く美しい人生を願いながら
未来に向かって進んでいます。
この木は、今、どのような願いや夢を
心の中に秘めていると思いますか?
樹木好きとしては考えさせられる雪像。
2回目にして準優勝、すごいですね。
☆
インドネシア
(28回目出場)
MOTHER’S LOVE / 母の愛
子供が作られこの世界に誕生し、
そして成長し、強くなります。
父と母を尊敬し、やがて国に貢献するでしょう。
インドネシアは毎年人間味のある雪像を作る
という印象があります。
☆
ハワイ
(15回目出場)
DANCING IN THE CLOUDS HAWAIIAN STYLE
/ 雲の中の踊り~ハワイアンスタイル~
空を見上げていると、雲の形がまるで
フラダンスの踊り手たちのように見えます。
今日のハワイの島々に住む踊り手達は天を見上げ、
全ての恵みに感謝を表しながら踊っています・・・
ハワイは民族的な題材が多く雪像が躍動的です。
☆
姉妹都市・ポートランド市(アメリカ)
(29回目出場)
Portland / ポートランド
ポートランドは森の中に位置している街です。
美味しい食べ物と奇妙な人々が
世界中から集まっています。
見た瞬間、映画『アメリカン・グラフィティ』のサントラと
Rock Around The Clockを思い浮かべました。
☆
マカオ
(2回目出場)
優勝
Crane Dance in Spring / 春、鶴の舞い
鶴は平和と長寿の象徴です。
春の訪れとともに全てが生き生きとして
商売が繁盛しますように!
マカオチームが春節に合わせて、
地球の平和への願いを込めて、雪像を作ります。
マカオも2回目にして初優勝、素晴らしい。
雪像にも土地柄が色濃く反映されていて、
マカオの街並みが想像できますね(行ったことないけど)。
☆
タイ
(21回目出場)
The Art of Muay Thai (Thai Boxing)
/ムエタイの芸術(タイボクシング)
ムエタイは立ち技で世界最強と名高い格闘技です。
タイの格闘技(muay=格闘技/thai=タイ)というその名の通り、
タイの伝統的な国技にもなっています。
タイでは幼い頃からムエタイに触れている人が大勢います。
ムエタイの一流選手は、そんな環境の中で戦い、
そして勝ち抜いてきているのです。
精神的にも肉体的にも鍛え抜かれたムエタイの技は
「The Art of Eight Limbs」と呼ばれ、
両拳、両肘、両脚、両膝の八箇所が武器とされます。
さまざまな技のバリエーションの中でも、
この「テンカオ=ヒザ蹴り」は最強の必殺技です。
世界的に知られたものがある国や地域は強いですね。
いい意味でやっぱりこれか、と見ていて楽しくなります。
☆
ポーランド
(5回目出場)
PRESSURE / 重圧
重圧
私達は人間でいるかぎり重圧を多様に感じます。
私達は互いに全く異なるもの同士ですが、
重圧を多様に感じることは、皆同じです。
重圧を感じることで人は潰されてしまったり、
傷ついたり変化を与えられたりします。
重圧と戦う人もいますが、くじけてしまう人もいます。
私達は他者や自分自身の内なる重圧を
感じることができます。
それは高い期待、高い創造力、強い野望、それとも・・・
ポーランドはまだ5回目ですが毎年ユニークな視点かつ
考えさせられる力作を出していて注目しています。
☆
オーストラリア
(36回目出場)
Opera-chidna / オペラキドナ
オーストラリアの美しさと特殊性を象徴する2つを
かけ合わせました。
1つがオーストラリアの世界遺産である、
シドニーオペラハウスで
美しい帆のような構造をしています。
もう1つがエキドナという世界的に有名な
豪州産のハリモグラです。
卵を産み、そしてお腹の袋で子供を育てる
特殊な哺乳類で単孔類の仲間です。
最初なんだか分からなかった・・・合体だったか。
面白い、想像力を形にできるのは雪像ならではですね。
☆
姉妹都市・大田広域市(韓国)
(7回目出場)
Soaring / 舞い上がる
互いにふれ合わせた2つの手を簡素化して
具現化したものが本作品です。
これは人との交流と調和を象徴しています。
人間は一人では生きてはいけない、
誰かと関わりながら生きていくという意味を込めました。
こちらは毎年表象的な芸術性の高い雪像を作っています。
◇
今年は制作中の様子も何枚か紹介します。
夜に撮影しているのでライトアップもきれいです。
02
タイチーム
03
フィンランドチーム
04
ラトビアチーム
05
インドネシアチーム
手前からインドネシア、ラトビア、フィンランドと並んでいます。
まつりが始まってから人前で作るのは緊張しないのかな。
でも、制作過程が見られるのは親近感が湧きますね。
06
会場写真。
今年は11チームの参加。
僕が札幌に帰ってここに行き始めた頃は20前後ありましたが、
年々参加チームが減っているのが気がかりです。
海外から来る観光客は増えているというのに。
まあ、作るのは仕事や学業で札幌や日本に住んでいる人
中心でしょうから、観光客増加と関係ないといえばそうだけど、
でもやっぱり、国際雪像コンクールがもっと盛り上がってほしい。
そういう思いも込めて毎年必ず記事を上げています。
さて、おまけを2枚つけましょうか。
(おまけというと怒る人がいそうですが・・・)
07
市民雪像の「お城」
これを毎年楽しみにしていて、市民雪像の中から探します。
これもある意味国際雪像コンクールですね。
08
「雪ミク2017」雪像
同じ西11丁目会場にありますが、
こちらは日曜ということもあってか、
男性ばかり3、40人ほど集まって撮影していました。
最後は恒例今朝の3ショット。
09
一応書いておくと、ハウがスコットランド、
ポーラとマーサがイングランド原産の犬。
さらにハウは父がイングランドで飼われていた犬です。
ええ、だからどうしたといわれればそれまでですが(笑)。
Posted by guitarbird at 18:49
│さっぽろ雪まつり
この記事へのコメント
こんにちは。
雪祭りにハワイやタイなど暖かい国からも出展があるなんて驚きです。
九州に住んでいると、なかなか縁がありませんが、一度は行ってみたいお祭りです。
雪祭りにハワイやタイなど暖かい国からも出展があるなんて驚きです。
九州に住んでいると、なかなか縁がありませんが、一度は行ってみたいお祭りです。
Posted by amber at 2017年02月13日 15:50
こんにちは。
雪祭りにハワイやタイなど暖かい国からも出展があるなんて驚きです。
九州に住んでいると、なかなか縁がありませんが、一度は行ってみたいお祭りです。
雪祭りにハワイやタイなど暖かい国からも出展があるなんて驚きです。
九州に住んでいると、なかなか縁がありませんが、一度は行ってみたいお祭りです。
Posted by amber at 2017年02月13日 15:51
amberさん、こんばんわ
そうなんです暖かい国や地域からも多いんですが、
みなさん熱心に取り組んでおられるようで見ていても楽しいです。
雪まつりいつかぜひいらしてくださいね。
今日は雪像取り壊しをしていましたが、取り壊しを見るのも
最近はひとつの流れになってきています。
そうなんです暖かい国や地域からも多いんですが、
みなさん熱心に取り組んでおられるようで見ていても楽しいです。
雪まつりいつかぜひいらしてくださいね。
今日は雪像取り壊しをしていましたが、取り壊しを見るのも
最近はひとつの流れになってきています。
Posted by guitarbird at 2017年02月13日 18:33