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2016年05月27日

Being With You スモーキー・ロビンソン

01
Being With You スモーキー・ロビンソン

Being With You Smokey Robinson
ビーイング・ウィズ・ユー スモーキー・ロビンソン (1981)

本日はまた1曲のお話。
スモーキー・ロビンソン Being With You 

先ずはビデオクリップから。




 Being With You
 Smokey Robinson
 (1981)

先週の「ベストヒットUSA」、「偉大なソウルシンガー特集」でした。
番組最初に小林克也さんが、
"Sam Cooke, Otis Redding, Marvin Gay & Smokey"
と、もうその言葉だけで舞い上がりそうになりました。
テレビでサム・クックが聴けるなんて、オーティスとマーヴィンは
結構あるかもだけどそれでも嬉しい。
しかしなにより「スモーキー」、スモーキー・ロビンソン、
僕はそこにいちばん強く反応しました。

という人、日本ではかなり少数派だと思う。

最初はサム・クック You Send Me
当然のことながらモノクロの古い映像。
流れて来た瞬間口ずさむ。
曲の後克也さんが、ゴスペルを歌っていたスターラーズで
大人気を博してからポップに転身した際に別人を装うのに
苗字の最後に"e"をつけて"Cooke"としたけど
その声ですぐに分かった、という逸話を話していました。
サム・クックの大ファンを自称する僕ですが、その話は知らなかった、
今度伝記読んでみよう。

続いてオーティス・レディング These Arms Of Mine
それ来たか、と微妙な変化球、でもないのかな最初のヒット曲だし、
そうだな逆に(Sittin' On The )Dock Of The Bayだとおかしいか。

3曲目はマーヴィン・ゲイ & フローレンス・ライルズ 
Ain't No Mountain High Enough
もちろん最初はタミ・テレルとのデュエット、彼女は早世し、
このライヴは70年代中頃のものではないかな。
それにしてもこの曲のサビ、
マーヴィンが歌うパートの音がとりずらいんだけど、この時ふと、
マーヴィンはいつも適当に歌っているからではないかと、
ちゃっかり他人のせいにしてみたり(笑)。

そしてついにスモーキー登場!
 
マーヴィンが終わったところで、いつものように思いました。
「スモーキーはなぜ日本では人気がないんだろう?」

スモーキーは「ローリングストーン誌が選ぶ偉大な歌手100人」の
20位にランクされていて、アメリカでは
玄人にも(この投票は主に音楽関係者によるもの)
素人にも人気が高く尊敬されている。

いよいよスモーキーの話に入ると、
小林克也さんはあっけなこうこう言いました。
「他に比べると「弱い」スモーキー・ロビンソン」

そうか、そう思われていたのか。
いや実は、僕もそうかなとは漠然と思っていました。
 
他の3人に比べると押しが強くない、芸術家肌ではない、人柄がいい。
それがスモーキー・ロビンソンがイメージとして「弱い」部分でしょう。

歌い方もスモーキーだけファルセット、セミファルセットだから
物理的にも響きが弱いのは間違いない。
その声のイメージは人柄のイメージと結びついているのでしょうね。

まあ、スモーキーのファンとしてはちょっとがっかりだけど、
でも長年思っていたことをはっきりと指摘してくれたのは
かえってよかったかも。

ちなみに、「100人の歌手」においてサム・クックは4位、
オーティス・レディングは8位、マーヴィン・ゲイは6位だから、
結局のところ20位は高いようで他の3人よりは低いわけですね。

今回流れた曲はひとりだけうんと新しく、
といってもう35年も前の曲だけど、1981年のBeing With Youでした。

ビデオクリップは初めて観ましたが、なんかセレブですね。
時代のせいもあるけれど、他の3人3曲よりは洗練されたイメージ。

しかしそれにしてもこの曲は素晴らしい。

僕にとっては思い出の曲でもありますね。


02 この曲が入ったアルバムジャケットは下の写真
Being With You スモーキー・ロビンソン

スモーキー・ロビンソンなる人を僕が知ったのは
まあ当然のごとくビートルズから。
You've Really Got A Hold On Meの作曲者で
オリジナル演奏者として。
この曲は、ジョン・レノンとジョージ・ハリスンが
リードヴォーカルを分け合う唯一の曲という希少価値も手伝って
最初から大好きになりました。

中学時代はレコードを買ってもらった
ビートルズの小冊子を首っ引きで読んでいて、
そこにスモーキー・ロビンソンの名前を見つけたというわけ。
最初はしかし、小遣いもないしすぐにスモーキーを聴くには至らず。

中3になり「ベストヒットUSA」を観るようになると、
番組何周年という節目で過去のヒット曲を振り返る特集がありました。
その時、このBeing With Youが流れ、
初めて動くスモーキーを観て聴きました。

なんかイメージ違う・・・
 
「すんごい人」という勝手なイメージを持っていたのですが、
なんて軽いんだろう。
おまけに「ちょっちゅねぇ」、具志堅用高に似てるじゃないですか!
でも、それでかえって僕は親近感を覚えました。
以降わが家ではいまだにスモーキーを
「ちょっちゅねぇ」と呼んでいます(笑)。

ちなみに、そこで流れていたのは今回の公式ビデオクリップではなく、
テレビ番組か何かで画面に向かってにこやかに歌うものでした。
ビデオクリップを「初めて」観たと書いて
不思議に思われたかもしれないですが、そういうことです。

この曲素晴らしい!
歌メロが素晴らしいし、ファルセットにものすごく合っている。
最初からこの曲は気に入りました。

レコードを買ったのはしかしそれから5年以上後の大学時代、
CDの時代になってからですが、その頃Cruisin'を
ラジオで聴いて気に入り、そうだベストヒットUSAで知った
あの曲も聴きたいと思い、ベスト盤を買ったのでした。
 
それから何度かスモーキーのCDはミラクルズ時代も含め
買いましたが、本格的に聴くようになったのは
出会いから25年以上後のことでした。

まあそれとてもう5年以上前のことですが、
昔から好きなことは好きだったので、
もうずっと聴いてきているような錯覚を覚えます。

あらためてこの曲ですが、友達は親類に警告を受けるほど
ある女性のことを好きになってしまったという、
ちょっと危ないかもしれない曲なのに、その真っ直ぐな思いが
ほんとうによくこのファルセットで表されていますね。

"I'm gonna beg you to stay"という歌詞とその部分の歌メロ、
歌い方が特に好き。
最後コーダに入る部分の"Being with you!"と歌メロを変えるところ、
ほんとうに天にも昇る気持ちになりますね。
 
サウンド的にはブラコンに色目は使っているけれど成り切っていないし、
80年代キーボードも薄めに控えめに入っていて、
時代には流されない人だったことが分かります。
そしてだから今聴いてもそれほど古さを感じない。

といいつつ、今回「ベストヒットUSA」で聴いた時は
いかにも80年代とは思いましたが、
まあ他の3曲があれだから仕方ない。
番組スタッフ、もしかして「弱い」というイメージを伝えるのに
わざわざこの曲を選んだのかな、だとすればちょっとずるい(笑)。

まあなんであれ、スモーキーが聴けてよかった。

ちなみにこの曲は、スモーキー・ロビンソンが1曲ずつゲストを招いて
自分の曲を歌ったSMOKEY & FRIENDSにおいて、
メアリー・J・ブライジとデュエットしていますが、
そのヴァージョンもまた素晴らしいのです。



さて、You-Tubeで見つけたこの曲の
テレビとステージのライヴを4連発いきますよ。 
 




 Being With You
 Smokey Robinson
 
これは1981年当時のテレビ用でしょうか。





 Being With You
 Smokey Robinson

こちらは1985年のテレビ番組と説明がありましたが、
ということはヒットした当時ではない少し後ですね。





 Being With You
 Smokey Robinson

こちらはスモーキーの容姿から1990年代のライヴと思われます。




 
 Being With You
 Smokey Robinson
 
こちらは2010年のVH1(でしたか)テレビ番組
Daryl's Houseからのもの。
ダリル・ホールがホストを務める番組で、
ダリルも一緒に演奏してますね、楽しそう。


03
Being With You スモーキー・ロビンソン


さて、その日の「ベストヒットUSA」、最後はプリンスのKissでした。
克也さんが、
「プリンスでヴォーカリストというのはあれと思うでしょうけど」
と話し始めましたが、やはりKissのヴォーカルを聴くと、
プリンスもまたすごいヴォーカリストだと思いますよね。

つまりこの日は、ヴォーカリストとしてのプリンスのルーツを
みてみようという意図で、番組の流れが素晴らしかった。

ちなみにプリンスは「100人の歌手」で30位と、
4人の先人の下にいる、意外と控えめな人ですね(笑)。
なんて、プリンスの場合はエキセントリックな部分が
ダメな人はダメなのでしょう。
 
Kissについては言いたいことが記事3つ分くらいはあるのですが、
またの機会として、その時は画面観てファルセットで歌いながら(笑)、
その曲が出て来た頃を思い出していました。

なんて、プリンスさんごめんなさいとして、
ここはスモーキーの記事なので最後の前にひとつだけ。

スモーキー・ロビンソンがどれだけすごい人かという話。
彼の書く曲の歌詞が素晴らしいのです。 
ボブ・ディランやジョン・レノンがその歌詞に一目置いていた、
と書けば、いくらかでも伝わるでしょうか。

Tracks Of My Tearsの歌詞はほんとうに素晴らしい。
いちばん好きなソウルの楽曲はと聞かれると、
僕は迷わずそれと答えますね。

もちろんそれだけでは話がぜんぜん足りないので、
これからも折を見て記事を上げてゆきます。
て、もう既に数本記事を書いてはいるんですけどね。

そうそうこの曲、番組でかかってからずっと口ずさみっ放しですが、
ファルセットではなく普通の声で口ずさみますね。
ファルセットで口ずさむとは言わないのではないか、
と思ったり・・・(笑)・・・
まあ正直、日常生活でファルセットは微妙に恥ずかしですよね。


このところ、トム・ペティをはさんで、
80年代ソウル大御所特集になっていますね。
期せずして、なのですが、でもその流れを呼んだのは
間違いなくプリンスであり、僕の音楽の根幹はやはり
80年代に築き上げられたのだという思いを強くしています。


04
Being With You スモーキー・ロビンソン






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