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2016年04月06日

最近買ったCDをさらりと2016年4月

01
最近買ったCDをさらりと2016年4月

最近買ったCDさらりと紹介記事です。
今回からタイトルの「新譜旧譜合わせて」という言葉をやめ、
記事では新譜のみ「新譜」と明記してゆきます。

今回は8枚(点)、では早速。



☆1枚目


DIG IN DEEP
Bonnie Raitt
(2016)


ボニー・レイットの新譜、詳しくは
一昨日上げたこちらの記事をご覧ください。
書いているうちに長くなり、独立した記事にしたのでした。




☆2枚目


CARRYING A TORCH
Tom Jones
(1991)


トム・ジョーンズのこれはぽちわかやさんの紹介で買いました。
あらためてありがとうございます。
あのヴァン・モリソンがトム・ジョーンズをプロデュースしていた
なんて、まったく知らなかった、ある意味衝撃でした。
最初はミスマッチ感覚のように思えたけれど、聴いてみて納得。
ヴァン・モリソンも静かで穏やかなようで熱い人ですからね。
ヴァンさんの曲や音楽が持つエネルギーを、
トムさんがうまく引き出している、といえばいいかな。
ヴァンさんが書いた曲は1、2、4、12と4曲だけですが、
他の人が書いた曲も不思議とヴァン・モリソン風に
聴こえてきてしまうこの不思議。
特に3曲目Strange Boatはブックレットを見るまで、
ヴァン・モリソンの曲と信じて疑わなかったのですが
プロデューサーの色がここまで出るというのはある意味驚き。
それだけヴァンさんの個性が強烈なのでしょうね。
そしてその強烈さに対抗できる個性の持ち主はそうはいない。
トム・ジョーンズがその人だった。
聴き込んで考えるだに、これは最高の組み合わせだと
唸らされるようになってきました。
ちなみに作曲者として著名な人は他に、
ダイアン・ウォーレンとアルバート・ハモンド、
そしてポール・キャラックと、トム・ジョーンズもこの頃は
「メキメキ」で復活する直前のスランプ時期であり、
「本物の音楽」として聴かせることに傾注していたことが、
作曲者と曲の質を見ても分かります。
当時あまり売れなかったようで、僕も実は
まったく当時の記憶がないのですが、この後開き直って
「メキメキ」が売れて第一線に復活したといったところでしょうね。
売れなかったのはやはり僕のように「一瞬ミスマッチ感覚」に
襲われた人が多かったのでしょうね。
僕も当時からヴァン・モリソンを聴いていれば買ったかも、
と後で幾らでも思うことができるのですが(笑)、でもひとまず、
このアルバムを作ってくれたことに感謝ですね。
ほんと、ヴァンさんよく引き受けてくれたよなあ。
ヴァン・モリソン「外伝」として聴ける、なんとも嬉しいことか。

ちなみに、昨年春に出たヴァン・モリソンの本を見ると、
なんとというか、当たり前というか、これも紹介されていて
要するに読んでいなかったのでした・・・




☆3枚目、4枚目



GIVE ME THE NIGHT
(1980)

20/20
(1984)

George Benson


ジョージ・ベンソン2枚買いました。
順序は逆ですが、20/20は先頃記事を上げた
Nothing's Gonna Change My Love For You
を聴きたかったからで、もちろんその曲は気に入った。
ただ、アルバム全体としては、良くも悪くも80年代サウンドで、
リアルタイムだった僕には、懐かしくもちょっとくすぐったい音。
僕はジョージ・ベンソンそれまで2枚しか聴いていなかったですが、
この音は予想外でした。
ただ、音に慣れると曲は素晴らしくて聴きやすいアルバム。
最後のYou Are The Love Of My Lifeは、
ロバータ・フラックとのデュエットが素晴らしく
「至宝」ともいえるラヴバラード。
つまりこのアルバムには必殺ラヴバラードが2曲もある。
サウンドのマイナス面を補ってあまりある、ということですね。

一方その4作前のGIVE ME THE NIGHTは素晴らしい。
こんなに素晴らしいとは予想していなかった、申し訳ないけれど。
クインシー・ジョーンズと組んだことが売りともいえますが、
なるほど、クインシーが作るサウンドはきらびやかな響きで、
エッジが鋭く、都会的で洒落たサウンドが、
ジョージ・ベンソンのスター性をうまく引き出しているのでしょう。
同じクインシーで同じ頃のマイケル・ジャクソン
OFF THE WALLを思い出させてくれるサウンドでもあり、
ここがまた嬉しいところで、特に1曲目Love X Loveは曲の雰囲気が
マイケルのRock With Youに似ていて思わずにんまり。
そういえばOFF THE WALLのリイシュー盤出たばかりですね。

実は買った時に、リリース順でこっちを先に聴いていたので、
余計に20/20のサウンドにあれっと思ったのでした。

そして2枚聴いてあらためて思った。
ジョージ・ベンソン、歌がうまい。
うまいというより、表現力の引き出しが多いというか。
Nothing's...のようなラヴソングも、Give Me The Nightのような
ホップしたのりの曲も、Masquaradeのようなディープな歌い方も、
そしてGIVE...のラストTurn Out The Lamplightのような大人しい
曲をしみじみと、どれも自分のものとしてしっかりと歌っている。
僕が特に驚いたのはGive...の軽やかさで、軽いのに
しっかりと伝わってくる、すごいと思いました。
そして...Lamplightは隠れた名曲、とも。

ジョージ・ベンソン、はまったかな(笑)。
ひとまず廉価盤で出ているこの間の3枚を
次から買って聴いてみます。




☆5枚目


COOL STRUTTIN'
Sonny Clark
(1958)


ソニー・クラークのこれはジャズの最も有名なアルバムジャケットの
ひとつであり、日本のジャズ喫茶でいちばんリクエストが多かった
アルバムと言われているそうですね。
今更ながら買って聴きましたが、やはりというか、いいですね。
曲の旋律の掴みが強力で、ポップともいえるほどで、
人気があるのも分かりました。
と書きましたが、実は買って最初に聴いた時は
「インプロビゼーションが長い」という印象しか残らなくて、
どうしてこれが人気があったのだろうとすら思いました。
でも、2回目に聴いた後1週間ほど聴かなくて、せっかく
買ったのだからもったいないと、ただそれだけ思って
3回目をかけたときに、聴こえ方が一変し、ポップに感じました。
特に2曲目Blue Minor、ほのかにラテンの香りがする旋律が好き。
どうやら、最初は曲がポップだとは感じなかったようで、
やっぱり曲覚えが悪い弊害が・・・(笑)。
ただ、そこまで到達した上であらためて、このアルバムというか
この人の音楽には、ポップでつかみやすい部分と
インプロビゼーションの部分の二面性があるのでは、
という感じもしてきました。
いや、この人だけではない、時代だったのかもしれないですが、
ポップな方向から外れてしまったことを故中村とうよう氏が
嘆くように書いていたことを思い出しました。
僕は演奏もできないし、技術的な面は何も言えないのですが、
あくまでも感覚として、これはポップな部分が気に入りました。
そして僕はこれをなぜか朝起きて最初に聴くことが多い。
ジャズは夜というイメージがあるかもしれないですが、
朝に聴くのも結構いいですよ(笑)。
実は、ジャズのCDを買うのは半年振り、CDを聴くのですら
2カ月振りくらいだったのですが、ジョージ・ベンソンが
流れを呼んでくれたのでしょうね(笑)。

ところでこれ、中古でかなり出回っているようですね。
ジャケット買いして失敗したという人が多いのかな・・・(笑)。




☆6枚目


Maurice Rave
L'ENFANT ET LES SORTILEGES SHEHERAZADE
Seiji Ozawa(Condt) / Saito Kinen Orchestra
Isabel Leonard, Susan Graham
(2015)

小澤征爾指揮 ラヴェル:歌劇『子どもと魔法』
サイトウ・キネン・オーケストラ
レナード、グレアム


小澤征爾が初めてグラミー賞を受賞したと
日本でも話題になりましたが、そのCDを買いました。
受賞したのは「最優秀オペラ録音賞」で、小澤さんというより
むしろ裏方さんに与えられた賞でありますが、でも指揮したのは
間違いのない事実、小澤さんが受賞したと言っても
問題ないでしょうし、僕自身も受賞は嬉しかったです。
小澤さんはこれを機に、あまり知られていないオペラを
より多くの人に知って聴いてもらいたいということを
ニュースで語っていましたが、ほんとにそうですね。
僕はオペラに詳しいわけではないけれど、この作品は
知らなかったから、小澤さんの願い通りになっていますね。

ただですね、申し訳ないというか、今の僕はオペラを聴く
心の流れにはないようで、作品としてどうという感慨を、
今回は持つことができませんでした。
でもオペラもまあ好きだし、いずれ心の流れが来るでしょう。
買ってよかったとは当然思っています、念のため。




☆7枚目


Mozart
THE FOUR HORN CONCERTOS
Alan Civil(Horn)
Rudolf Kempe(Condt)
Royal Philharmonic Orchestra
(1966)

モーツァルト:ホルン協奏曲全集
アラン・シヴィル(ホルン)
ルドルフ・ケンペ指揮
ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団


先日のビートルズFor No Oneの記事において、間奏の
ホルンのソロを演奏している当時フィルハーモニア管弦楽団の
主席ホルン奏者だったアラン・シヴィルの話を紹介しました。
それでシヴィルさんのクラシックのCDも聴いてみたくなり、
調べると、このCDが最近廉価盤で出ていたことを知り即注文。
奇しくもFor No Oneと同じ1966年に録音されたもので、
指揮ルドルフ・ケンペ、ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団演奏。

曲自体の感想。
ホルンの音色が天衣無縫なモーツァルトの音楽に合っている。
まあ、実際はどういう人か分からないですが・・・『アマデウス』・・・
先ず僕が思ったのはそれでした。
「音楽は天使の言葉を通訳できる人間が人間に分かる
ことばに翻訳したもの」、とも言われますが、ホルンの音色は
天使の声にいちばん近いのではないかと。
天使のお喋りを聴いているようにも感じます。
もちろん聴いたことはないですが・・・(笑)。
もしくは、子象が遊んでいるような雰囲気で、特にTr5、
第3番第3楽章はほんとにそんな感じがしますよ。
まあ、子象が遊ぶ姿も映像でしか観たことはないですが・・・(笑)。

演奏では、ホルンの音が一瞬だけ外れているように聴こえるのは、
ギターでいうチョーキング=ベンディングのような効果があって、
いい意味での揺らぎが出ていると感じました。
ホルンは演奏したことがないので僕には分からないですが、
これはホルンの構造上のことなのか、それともテクニックなのか、
とにかく音としてはそこがなんだか妙に気に入りました。

ルドルフ・ケンペは今でも人気が高い指揮者ですが、
僕は彼の指揮する演奏は初めて聴きました。
しかしこれは協奏曲で主役はあくまでもホルン奏者だから、
ケンペの演奏がどうということは特に感じなかった(すいません)。
60年代の録音としては音は優れていると感じました。

面白いのが、第1番1楽章つまりCDの最初のトラック、
これが「北の国から」のあの曲に旋律がよく似ている。
♪あ~あ~あああああ~ああ というやつですね。
最初の4小節は旋律がほんとによく似ていて、その次の小節への
移行も同じで、移ってからの2拍目までの旋律も似ている。
偶然なのでしょうけど、でもさだまさしがその曲を好きだったとか。
いつもいいますが、これはほんとに偶然楽しいというだけです。
(クラシックなので旋律拝借しても問題ないでしょうけど)。

このCDは明るくて軽くて(いい意味で)、聴くタイミングを選ばない。
真面目に聴くのもいいし、30分くらい時間が空いた時に途中まで
聴くのもいい、そして軽めの本を読む時にもいい。
途中までと書きましたが全部で 曲あるので、
まったくの途中ではなく何番まで、という聴き方ができますし。

アラン・シヴィルさんの他のCDも探してみないと。
モーツァルト以外のホルンを使った曲も聴いてみたい。
まあ交響曲でもホルンが目立つ曲はあるけれど、それ以上に。
在籍していたオーケストラのその時代の録音のCDを買えば、
まあ、必然的にいるということになるのでしょうけど。

そうそう、大事なことを忘れてた、For No Oneに関して、
アラン・シヴィルさんはこんなこと言っていました。

『あなたがやったモーツァルトのホルン協奏曲はよかった』
なんて私に言う人はめったにいないが、
『あそこにいる白髪のおじさんね、
彼はビートルズと共演したんだよ!』
と言う人はたくさんいる。


とんでもない!
貴方の「モーツァルト:ホルン協奏曲」は
素晴らしいですよ!!




☆8枚(点)目


J.S.Bach
BRANDENBURG CONCERTOS 1-6
Benjamin Britten(Condt)
English Chamber Orchestra
(1968)

バッハ:ブランデンブルク協奏曲
ベンジャミン・ブリテン指揮
イギリス室内管弦楽団


ビートルズ関係をもう1枚。
遡って、昨秋上げた213曲のPenny Laneの記事で
トランペットを吹いていたと紹介したデヴィッド・メイスン。
元トラフィックの人とは同姓同名の別人。
ポールは、BBCテレビで放送されていたイギリス室内管弦楽団の
バッハ:ブランデンブルク協奏曲を観て聴いて
あのトランペットを入れたいと思いつき、会社の人が
連絡を取ってメイスンさんを呼んで録音したという話。
探すとこれが、あったんですよ、まさにそれ。
ただし録音が1968年だからPenny Laneより後ですが、
イギリス室内管弦楽団の演奏であるところまで一緒。
しかも中古で安く状態が優れたものが手に入りました。

聴いてすぐに、これは音がいい、と先ず思いました。
サウンドという意味以上に物理的な音の響きがいい。
楽器の音がクリアで、全体に透明感があってすがすがしい響き。
教会で録音されているということでもちろん屋内ですが、
そのまま宇宙につながりそうな壮大な音に感心しました。

演奏も、僕はこの曲、モダン楽器の演奏によるものとしては、
イタリアのイ・ムジチのCDを聴いたことがありますが、
イ・ムジチがきらびやかなのに対してこちらは清明。
それぞれの良さがあるでしょうけど僕はこちらがより好きです。

僕はかなり気に入ったのですが、ブランデンブルク協奏曲の
名演名盤をネットでいろいろ調べてみたところ、僕が見た限り、
これを挙げている人はひとりしかいらっしゃらなかった。
そのひとりも順番としては何枚目、というくらい。
バッハは今は古楽器演奏が主流ともいえる状況に
なっているようで、1960年代のモダン楽器演奏なんて、
前時代的なものという感覚があるのかもしれないですね。
残念といえばそうですが、仕方ない。

指揮ベンジャミン・ブリテンは現代音楽作曲家としてより有名で、
「戦争レクイエム」が代表作とのことですが、その曲は
名前と存在は知っているけれど聴いたことはありません。
名盤としての人気がないのは指揮者にも関係があるのかな。

僕は、今後古楽器含め他の演奏を聴くことがあっても、
これが決定打となりそうな気がしています。
ビートルズ絡み、ええ、音楽は気持ちで聴くものですからね(笑)。

なお、デヴィッド・メイスンさんは2011年に亡くなられていたそうで、
Penny Laneの記事ではそのことには触れていませんでした。
ここにご冥福をお祈りし、件の記事に書き足しておきます。



02
最近買ったCDをさらりと2016年4月

今回はクラシックでも横につなげて聴くことができる、
ということを実証してみました、というのは大袈裟か(笑)。
ネット時代になり、その辺の情報を素人でも集められるようになり、
音楽を聴く幅も広がってきたということでしょうね。

最後は今朝の3ショット。
特に変わったところはない普通の1枚にて失礼します。

あ、でもそうだ、家の周りの雪を集めて捨てている
うちの庭にはまだ1m以上の雪の山があります。


03
最近買ったCDをさらりと2016年4月







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最近買ったCDをさらりと2016年4月