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2014年12月29日

今月の読書2014年12月号

01
今月の読書2014年12月号

今月の読書の記事です。

今月は8冊、ムックと年鑑も含めています。

では早速。



☆1冊目


宙ガール☆篠原ともえの「星の教科書」
篠原ともえ
講談社


篠原ともえはテレビによく出ていた頃、好きでも嫌いでもなかった。
最近は名前を聞かないと思ったら、少し前に、光学機器メイカー
ビクセンのFacebookページで、そこが監修提供する
天体観測のラジオのパーソナリティをしていることを知りました。
TOKYO FMだからラジオは聞いていなくて分からないのですが、
(ラジコで聞こうと思えば聞けるのでしょうけど)、
昔とはイメージが違うなあと思いつつ、この本が出ることが
そこで紹介されたのですぐに買って読んでみました。
芸能人が何かが好きですといって本を書く場合、ほんとうに
好きなのか、と疑問を感じてしまう部分はあると思う。
しかしこの本、彼女がほんとうに小さい頃から星が大好きだったこと、
今はその憧れを仕事にしている楽しさが伝わってきました。
彼女が星を見る時の道具のその時の写真など、ほんとうに好きで
それをしているからこそ書ける細かい情報が紹介されていました。
内容は多分初歩的なもので、ある程度詳しい人には物足りない
かもしれないけれど、僕はほとんど初心者なので勉強になりました。
太陽を除いた一等星の恒星が全天で21しかないことすら、
僕は知りませんでしたから。
へえ、意外と少ないんだなあ、しかも全天ということは札幌では
見られないものも含めるんだろうけど、そう考えると逆に、
札幌で見られる一等星の割合は高いぞ、さらにはその中で
リゲルとベテルギウスという2つの一等星を持つオリオン座は
贅沢な星座なんだ、だから目立つし有名なんだ、などと思いました。
しかしこの本で最も感心したのは、星の名前を日本では昔から
なんと呼ばれていたか、日本の星にまつわる物語など、
日本人と星の関わりに触れていることでした。
ベガの織姫星、アルタイルの彦星は有名ですが、他にも
例えばシリウスの青星、アルタイルの赤星など。
曲がりなりにも俳句をやるようになってから、日本語の響きに
以前よりも興味が深くなったのですが、彼女も短歌を詠むそうで、
日本人としてそういう感覚は大切にしたいと思い直しました。
この部分があって、読む前の予想よりもはるかに共感共鳴し
影響を与えてくれた1冊になりました。
イラストもほとんど彼女自身が描いているし、写真も自分で
撮ったものも使われていて、気持ちがよく伝わってくる。
まあ「宙ガール」というのは多分に芸能人的マスコミ受け狙いであり、
本人もそれを楽しんでいるのはいかにもという感じはしましたが、
読み終わるとそれは別に気にならなくなりました。
さて、冬の間に星空を見るのは、完全防寒で臨まないと。



☆2冊目


藤井旭の天文年鑑2015年版
藤井旭
誠文堂新光社


篠原ともえの本で彼女が師と仰ぐと紹介された藤井旭氏。
彼女の本の専門的な写真は藤井氏のものが使われていました。
これは読むというか、どういうことがあるか目を通したものですが、
2冊セットで紹介するべきだと思いここで取り上げました。
やっぱり来年も8月のペルセウス座流星群が楽しみ。



☆3冊目


腎臓病の人のための 早わかり 食品成分表
吉田美香
主婦の友社


僕は、腎機能が普通より弱いと、血液検査で言われました。
病気というレベルでは(まだ)なく、治療はしていないのですが、
それなら病気になる前に気をつけてゆこうと思いました。
そうなるとなんでも本から入る人間が僕(笑)。
前半はどのような成分が腎臓に特に強く影響を与えるかを解説し、
後半は食材に含まれるたんぱく質、塩分、カリウム、リン、水分
とカロリーが食材ごとに写真付きで一覧することができます。
レシピ本ではなく食材を扱っているので、献立はその数値を
考えながら組み立てて作ってゆく必要がありますが、逆に、
計算さえ面倒でなければ、広く使ってゆける本です。
数値を見て驚いたのが、さつまいものカリウムの多さ。
もちろん他で削ればいいのだけれど、さつまいもは割と好きで、
これからは気をつけて食べてゆこうと。
どら焼きやサブレなどお菓子も掲載されていますが、そうか、
間食にも気を使う必要があるのだ、当たり前だけど。
さて、本格的な病気にはならないよう気をつけてゆこうと。
最後にここでの教訓、「スナック菓子はポテチよりカール」



☆4冊目


作りおきそうざい
おべんとう、持ちよりにも。昔ながらの常備菜120品。
主婦の友社


夕食の際に、主菜とサラダ以外に何か一品副菜が欲しく、そのための
本を探したという話は10月号の「江戸小鉢」の本のところでしました。
それを検索した際にもうひとつチェックしたのがこの本でした。
僕は、時々、生たらことつきこんにゃく煮物、ひじき、切り干し大根
などで副菜を作ることはありますが、いつもではない。
そこを充実させたいのですが、この本はきっといいに違いないと。
しかし買ってみて驚いた。
副菜というよりはむしろ主菜が多い。
煮込みハンバーグ、鶏照り焼き、鮭ときのこの南蛮漬けなど、
僕の場合は主菜だよこりゃ。
はしがきに、仕事が忙しくて帰宅が遅くなり作る暇がない時のため、
とあり、そうであるならその理由は分かるのですが、
ずいぶんと贅沢なものを作り置きするんだなあ、と(笑)。
もちろん副菜やサラダもあって、レシピ数は和洋取り混ぜ120、
むしろこれ1冊で主菜副菜すべて、毎日のレパートリーが増やせる。
実際に3、4品既に作ってみましたが、どれもおいしかった。
冷蔵庫で何日作り置きできるかの目安も表示されていて便利な1冊。
ただしもちろん、腎臓には気をつけないと(笑)。
今月は偶然主婦の友社が2冊になりました。

ところで、内容と直接関係ないことでひとつ気になることが。
表紙に書かれた副題というかタタキ文句を書き出します。
ほかほかはもちろん、時間がたつほどこっくりおいしい。
この「こっくり」の使い方がどうもしっくりとこない。
「ほっこり」ならまだ分かるのですが(僕は使わない言葉だけど)。
「新明解国語辞典第七版」で「こっくり」を引くとこうあります。
①大きくうなずく様子
②大きくうなずくように首を垂れて居眠りする様子
「おいしい」に係る副詞として使い「こっくりと頷くほどおいしい」という
意図なのでしょうけれど、言葉としては素直に伝わってきません。
まあ、言葉の用法は時代により変わってゆくことは分かりますが、
これはさすがに無理があるし、定着しないかな、と考えます。



☆5冊目


かようびのよる
デヴィッド・ウィーズナー/当麻ゆか(訳)
徳間書店


デヴィッド・ウィーズナーの絵本は2冊目。
今回も時刻を表す以外はいっさい言葉がないまさに「絵本」。
次回の読み聞かせにと選んだのですが、さて、これは、
聞かせるというより、絵をじっくり見せるべき本だな。
そこからどうこちらで話を進めてゆくか、考えどころ。
話の前に紹介文を書き出します。
このできごとは あるかようびに
アメリカの とあるまちで
じっさいに おこったことです。
もしかすると これからも
かようびのばんに
また ふしぎなことが
おきるかもしれません。

不思議なことというのは、これは言わないほうがいいかな。
ただ、これを読んで僕は映画『マグノリア』を思い出しました。
蛙が空から降ってくる。
アメリカではそんなことがあるらしいです。



☆6冊目


図解 樹木の診断と手当て
堀大才・岩谷美苗
農文協


写真、いわゆるネイチャーフォトを撮り歩いていると
自ずから木に目がゆき、木のことが気になります。
この木はどうして曲がっているのだろう、どうして幹が2分裂している、
なぜ幹に穴があいている、どうして半分枯れているのだろう、等々。
驚いたことに、と先ず書いておいて、この本を読むと、
それらの疑問がほとんど解説されているのです。
樹木医の教科書のような本だとの触れ込みでしたが、正に。
例えば、木の幹から直接葉が出ていることがありますが、これは、
樹木は幹の中に「休眠芽」を持っていて、枝が元気な間は
枝からの葉で足りるものが、枝に何か問題が起こると、休んでいた
芽が緊急措置として葉を出すのだそうです。
また樹種によってはある程度大きくなっても幹で光合成するものがあり、
それらは幹が緑っぽいということで、なるほど、ヤマナラシなどは
幹が緑なのはそのためか、と、読みながら幾つもガッテンしてました。
ひとまずこの本に書かれていることはすべて、メカニズムを理解し、
覚えてゆくという目標ができました。
役に立つ、という意味では、年の瀬も押し詰まってから、
今年読んだなかでいちばん役に立つ本に出会えました。



☆7冊目


新装版 山口誓子自選自解句集
山口誓子
講談社


今月の俳句の本。
山口誓子の自選自解句集、水原秋櫻子に続いてのもの。
といって間ひと月ありますが、まあそこは僕のペースということで。
僕はまだそれほどたくさんの俳句を読んでいないのですが、
この2人の比較でいえば、山口誓子は水原秋櫻子よりも
自分の思いを俳句に込める意思が強いように感じました。
秋櫻子の俳句はほんとうに写真のように描写的で、どちらかというと
句を読んだ人がその光景から人それぞれの思いを抱くものだけど、
山口誓子は自分の思いをその光景を通して伝えたい、というところか。
例えばこのような句
悲しさの極みに誰か枯木折る
俳句初心者の僕は、現段階では、俳句とは「うれしい」「悲しい」といった
感情を表す言葉を「使ってはいけない」ものだと理解しているので、
教科書にも出てくる有名な俳人が読んだこの句には驚きました。
別に「いけない」わけではないのでしょうけど、でもやはり今の僕が
山口誓子のような句を詠もうとは思わない方がいいと思いました。
しかしよく読むと、「誰か」が折ったのであり、詠み人自身ではないので、
「情景描写」の1種ではあることは理解できたし、だから僕も
これは「俳句」として読むことができたのでしょうけど。
今の僕の方向性は秋櫻子に近いと自分では考えていますが、
だから逆に、こういう詠み方もあるのだと勉強にはなりました。
一方で、素直な情景描写の句で気に入った一句。
雁のこゑすべて月下を過ぎ終る
僕も実際にかつて、夜の犬の散歩の時にこの情景に
出くわしたことがあり、その時のことを瞬時に思い出したからです。
秋櫻子と誓子、たった17文字でもこれだけ世界観が違うのか、
と分かったことは、ある意味感動、そして勉強になりました。
僕は、俳句作法などで多くの人の句を載せている本を読むのが
初心者のうちは勉強になると考えてそうしてきていましたが、
次の段階に進むために今度はひとりの俳人の句集も読むことが、
勉強にもなるし楽しい、ということも見えてきました。



☆8冊目


野鳥撮影術
山田芳文
日本カメラMOOK


最後は野鳥撮影の本。
よい写真を撮るには、自分で撮るだけではなく、
プロの素晴らしい写真を見ることで、得られることがあり、
イメージが膨らむ、と考えて購入しました。
今の僕はそれをする時期であると。
野鳥撮影技術の本は書店の店頭に2点あり、迷ったのですが、
こちらの人はキヤノンユーザー、もう1冊はニコンの人だったので
僕と同じキヤノンの方のこちらにしました。
もちろん、内容も違うのですが、それはそれとして。
なお、これは今朝買って今日のうちに目を通しましたが、
01の写真はこの本を買ったいつもの郊外型書店の駐車場で
撮影したものです。



02
今月の読書2014年12月号

今朝のA公園。

駐車場の転落防止柵が朝日を受けて輝くのは
僕の中では冬らしい光景なのですが、そこで一句

寒かろう朝日も低く雪をなで

篠原ともえの本を読んで、芸能人が自身の強い興味を
一般の人に広げる広告塔になるのはむしろ大歓迎、と思いました。
そこで思った、女優の相武紗季がアメリカに語学留学していた時に、
アメリカンフットボールNFLにはまって今でも追っているそうですが、
だったら彼女がNFLの本を書いて出してくれないかなあ、と。

今年最後ということで、今年の個人的に特によかった本を。
3冊あり、1冊は今月読んだ樹木医の本でしたがあと2冊。




ボブ・ディランは何を歌ってきたのか
萩原健太
Pヴァイン


ボブ・ディランが札幌に来た記念すべき年でもありますから。
そして音楽モノカキでは最も信頼している健太さんの本。
今後もアルバムを聴く度に読み返すことでしょう。





あなたの俳句はなぜ佳作どまりなのか
辻桃子
新潮文庫

この本を読んだことで本格的に俳句に取り組むようになった。
そういう点では人生で何冊あるか、というくらいに
僕に大きな影響を与えた本ということになりますね。

読書の記事は今年もこれで終わり。
今年はいつにも増して文芸ものが少ない年でした。
心の余裕がないのかな。
知識や実践に直結する本を選ぶことが多かった。
そう思うと、来年は文芸ものをもう少し読みたいですね。
正月休みの間に長いのひとつ、読めるといいのだけれど。


03
今月の読書2014年12月号

最後は雪の上で何やら語り合う犬たち。

なぜか臭いをかぎあっていました。







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この記事へのコメント
文芸ものが少ないとおっしゃってますが、気にしないでいいのでは?!

読みたい本を....が基本でしょうから。

俳句は、真面目に取り組んでますね。

本山の山小屋で二回程一緒に花見してた友人の伯母さんが最近94歳で亡くなり神式の葬儀へ行ってました。所謂キャリアウーマンの奔りで東京の文芸春秋に勤めてたらしく、野山の自然と俳句と食べる事が大好きな独身女性だったと判りました。
やはり、俳句なんだ! 人生のひとつの楽しみは。私もそろそろ。

萩原健太さんの本は面白そうですね。

私が今読んでるのは
美女と野球、エコラム リリー・フランキー エッセイ好きなんで。

殺したい蕎麦屋 椎名誠 まぁ今も偶に

べんけい飛脚 山本一力 郷土の作家だし。

まんぷく長屋 池波正太郎他 美味しい小説は好きです。

それと、短編ミステリーで一番面白かったのは、米澤穂信の「満願」でした。
このミステリーがすごい的紹介で読んだんですが、本屋さんが選ぶなんてのも間違いなく良い本を推薦してくれますね。

最近平松洋子さんの「この味」を読んで作った料理は
切った白菜と豚肉を重ねて鍋に入れ、醤油、みりん、料理酒を適当にかけ煮て最後にごま油少し が簡単で美味しかったです。
今夜は、家庭菜園の葉付きニンジンを使い 他にサツマイモと小エビ干しも入れてかき揚げを作りました。嫁が(笑)
これも又旨し。友人の娘さんが持参したニンジンの葉を見てこれがほろ苦くて好きと言ったのがヒントです。
葉っぱは、大根もニンジンも捨てませんよわが家は。干し大根も作りましたよ。

料理本もヒントが沢山あっていいですね。
Posted by matsu at 2014年12月29日 20:41
matsuさん、こんばんわ
文芸ものに関してのご意見はもっともだと思います。
そういっていただきありがとうございます。
ですが、私が説明不足でした。
私は読みたいのです。
やっぱり好きだし、20代の頃はもっとたくさん読んでいたから。
ただ、読みたいという気持ちと、読もうという意欲が今のところ
合っていない、つまり「長いからやめておこう」とすぐに
思ってしまう自分を戒めていたのでした。
それは映画も同じで、最近はこらえしょうがなくなったのか、長い時間
ひとつのことに拘束されるのを避けようとしているように思います。
だから短い俳句に・・・いやそれは違いますが(笑)、でも
考えてみれば俳句も文芸ものではありますね。
ただし、俳句の本を真剣に読むたびに、俳句は難しい、
と、最近は思うようになりました。

近しいお知り合いが94歳で亡くなられたのですね。
私の父方の祖母も94歳でしたが、でもその祖母以外は、
両親ともその上が平均寿命まで生きなかったので、
94歳というのはただただすごいなあと思います。
思うのですが、やはり寒いところよりは暖かいところのほうが、
長く生きる人が多いように最近感じています。
ともあれ、ご愁傷さまでした。

椎名誠は今日書店に行った時に、怪探シリーズの北海道編が
新刊か割と新しい文庫として平台にあったのが目に留まり、
久し振りに読んでみようか、とまでは思わなかったですが、
まったくノーマークよりは気持ちが向かっていたので、
matsuさんが名前を挙げられたのはいい偶然と思いました。
山本一力さんは食事のお店の本は続編がでないかなあ、と。
短編ミステリー、久しぶりに聞くといい響きです(笑)。
昔はその手のをよく読んでいました(外国ものばかりですが)。

料理レシピ本はまさにそうですね。
でも、すぐに忘れてしまうので、やっぱり私は本として
手元にあって手と目がすいた時に見返したいですね。
ピンポイントで何か作りたい時はクックパッド利用しますが。

かき揚げを作られたのですね。
私は天ぷらがまだうまく作れない上にかき揚げは大の苦手で、
そうだ来年は自分で作れるようになりたい、と今思いました。
残念ながら今年の大晦日は市販の惣菜の天ぷらです(笑)。
にんじんの葉は食べたことがないですがおいしいのですね。
(にんじんは普通は葉っぱ付きで売られていないので)。
小エビとは合いそう、と思いました。
大根、これもたまたま今夜は大根の葉っぱと高野豆腐の味噌汁で、
葉っぱは昔から捨てずに使っています。
ただ、味噌汁時々鍋くらいで、もっと活用したいのですが。

料理本は確かにヒントがたくさんありますね。
私の場合、料理の写真の撮り方もヒントになりますよ(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年12月29日 21:07
ギタバさん、おばんです。
いきなりですが03のお写真、感動しました。
おさんかたが合体しての、ファイト一発が見事に
決まっいておりますね、元締め▽・。・▽ワン!

そして、ギタバさんの俳句に対する心持ち、頭が
下がりますぜよっ。
おれは山口瞳さんの客観的描写が好きかもしれません。

 海に出て木枯帰るところなし   誓子

 夜を帰る枯野や北斗鉾立ちに   誓子

そしてローリングストーンレコードガイドでは
ブルース・コクバーンとの表記が、おれのおすすめは
SALT SUN AND TIMEでっせ、彼のアコギも
ええ感じです。
そしてコクバーンのお隣がコッカーさんでありまして、「1969年、ジョー・コッカーは、ビートルズの
(With a Little~)を多少ヒステリックに歌う、
イギリス版レイ、チャールズとして登場。
変わり種であった。デェビゥ~・アルバムにその
雰囲気があり、いくぶん不真面目にわめきながら、
コーラスの女の子たちを無視して、伴奏者のほうをひきたたている。

どうでも、ええけど今夜も??ってそのあとの
文章が消えてしましました、ギタバさんほんま尻切れトンボでごめんなさい。
Posted by ぽちわかや at 2014年12月30日 02:23
申し訳い、山口瞳さんでは、なくて山口誓子さんでしたね。
まいどのことながら酔っぱらいでごめんあそばせ・・・。
Posted by ぽちわかや at 2014年12月30日 02:30
『樹木の診断と手当て』は私も持っています。学者が書くものと違って、樹木医の観点から書かれているので、いろいろ面白いですね。
時々、ブログのネタに使っています(笑)。
Posted by fagus06 at 2014年12月30日 08:06
ぽちわかやさん、こんにちわ
03ですがありがとうございます。
今度はこの写真を下から撮りたいけれど無理そうですね。
ましてや冬は雪があって冷たい・・・(笑)。
3頭一緒にこうするのは割と珍しいのですが、家の周りに
いる時はカメラをいつも持っているのが奏功しました。

俳句ですが、舐めてかかると恐いぞ、というのが、特に先月読んだ
「添削」の本の後で思うようになったことです。
自分はどうやらほんとうに好きそうだ、とも思い始めています。

ところで、山口誓子のお好きな句の前者はこの本に載っているので、
いつもいろいろと紹介してくださるお礼も兼ねて、今回は
その句についての本人の評を引用します。

「木枯」は、木を吹き枯らす風、秋の末から冬の初めにかけて
吹きすさぶ。
「凩」という字は、日本で作った字だ。
風の中に木がある。
まさに気を吹き枯らす風だ。
私は、海の家にいて、頭上を吹き通る木枯の音を聞いて暮らした。
その木枯は陸地を通って、海に出る。
すぐの海は、伊勢湾だが、渥美半島を越えると、太平洋に出る。
太平洋に出た木枯は、さえぎるものがないから、
どこまでも、どこまでも行く。
日本へは帰って来ない。
行ったきりである。
「帰るところなし」は、出たが最後、日本には
帰るべきところはないというのだ。
昭和17年に「虎落笛叫びて海に出で去れり」という
句を作ったことがある。
もがりぶえ(虎落笛)は、冬になって、笛を吹く強い風だ。
その強笛がひゅうひゅういって、海に出て、去って行ったのだ。
その句があって、それを下敷きにしてこの句が出来たのだ。
俳句は積み重ねである。

最後の1行が私には新鮮でした。
つまり、今いいと思った句でも、後で作り直せる、とも。

ブルース・コ「ック」バーンは雪のやつが有名ですよね。
ぽちわかやさんはそのアルバムがおすすめなのですね。
以前ご紹介いただいたスティーヴ・ヤングのにも
"SALT"が入っていたのは偶然ではないのかな、と思ったり。
その隣がジョー・コッカーさん、苗字のABC順ですね。
なるほど、イギリスのレイ・チャールズ。
伴奏を盛り立てているというのもうまい表現ですね。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年12月30日 15:24
ぽちわかやさん、ふたたびですが、スペルミスなどは
あまり気にしないでくださいね。
私も経験ありますが、そうは言われても、してしまった方が
焦るんですよね・・・(笑)。
いつもありがとうございます。
お酒のお伴になる記事も書ければと思います。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年12月30日 15:25
fagus06さん、こんにちわ
この本は持っておられるのですね、さすが。
確かに実務的な視点で書いていて分かりやすいですね。
この本がよくBLOGのネタ元になっているのですね。
次回から、樹木の記事を見るとそう思ってしまいそうです(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年12月30日 15:27
guitarbird さん、こんばんは。

篠原ともえの「星の教科書」面白そうですね。
20年以上前の学生時代に塾の講師のバイトをした経験があるのですが、中学生相手に「理科」を担当し、その時、物理、化学、生物分野はいいにしても、天体、地質の地学分野を教えるのに苦労しました。
そもそも私自身、私が中学の時の「2分野」の知識しか無かったので。(笑)
「10以上の事を知ってるから、1の事を人に教えられる。」のでしょうし、当時星座、地質については色々自分なりに調べました。今はすっかり忘れてますが。(笑)
ギリシア神話にまつわる星の話はよく知られてますし、ブルフィンチの翻訳や阿刀田高の古典エッセイでも読みましたが、日本のものはほとんど知らないので、興味深いです。是非読んでみます。
また、ご存知かも知れませんが、篠原ともえはNHK教育の幼児向け番組の「みいつけた」のキャラクターの声優もしており、その番組を朝、家族が観るので一緒にいる私も最近よく見てます。やはり最近、何か別の番組で彼女へのインタビュー映像を見たのですが、すっかり落ち着いた感じで、昔のイメージとのギャップに驚きました。まあ、昔のイメージは作られたモノだったかも知れませんね。そうじゃなくても今の彼女の年齢であのキャラはきついでしょうが。
食事と云えば、私はポン酢の味が苦手です。柑橘系の酸味は大好きですし、醤油の味も大好きなのですが、一緒になるとどうも・・・。以前、湯豆腐を食べに行った時、ポン酢につけず、そのまま食べていたら店の人からカウンター越しに「腎臓悪いのですか?」と言われた事があります。(笑)
Posted by masaki at 2014年12月30日 19:37
masakiさん、こんばんわ
塾のバイトをしていたことがあるのですね。
私は、バイト先としては見つけやすかったのですが、まさに
masakiさんが言われている、10以上を知っているから1を
教えられる、という自信がなくてやめたことがあります。
そもそも当時は人前に立つのも苦手だったのですが(今もですが)。
私はちなみに、理科で教えられる内容はみな好きでしたが、
テストの点に結びつかないという弱点がありました。
生物だってテストではいつも平均点くらいでした。
なので結局大学入試は理科系の試験がないところを
選ばざるを得なくなりました。

ギリシア神話はもっと知りたいと思うのですが、今回も
星の本を読んでまたそう思うだけ思いました(笑)。
篠原ともえさんは中学時代に星から入ってギリシア神話も
読んだということですが、やはり何か始めるのに遅すぎるということは
ないにしても、早い方がよりいいんだな、と思います。

NHKのその番組は知りませんでした。
私は子どもがいないので、妖怪ウォッチをはじめとした
子どもの間の流行りみたいなものはまるで情報不足ですね。
彼女はインタビューではやはり落ち着いた雰囲気なんですね。
昔のイメージを薄めるのに活動を休むか抑えていたのは、
結果としていい方に出ているみたいですね。
ともあれこの本は意外とといっては失礼ですが、
期待をいい方に大きく裏切ってくれました。
あと、この本はせっかく取り上げたのですが、この本に
反応していただきありがとうございます(笑)。

ポン酢が苦手なのですね。
私は普通に好きかな、でも、鰤など白身魚の焼き魚で
味ポンをかけて食べることがあるので、やや積極はかな。
しかし湯豆腐は家ではポン酢ではなく鰹醤油だれで食べていて、
つまり酢の成分はないものですが、お店に行くとポン酢なんですね。
ちなみに腎臓は昆布もあまり取り過ぎないっ方がいいみたいです。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年12月30日 22:21
ギタバさん、こんばんは。
ご丁寧なる、誓子さん自身の発句解説ありがとうございます。

彼は西宮に住んでいたのですっかり木枯とは
六甲おろしのことだと今まで勘違いしていました。
木枯が淡路島や四国にぶつかっているのと
伊勢湾から太平洋に去ってゆくのでは、この句の
スケール感や凄みが違ってきますよね。

「俳句は積み重ねである。」拙者もありがたく
頂戴いたしました。
新たなる年は、ギタバさんに豊かなる「無心で
詠嘆の心がおこりますように」・・・。

 土堤(どて)を外(そ)れ枯野の犬となりゆけり   誓子
Posted by ぽちわかや at 2014年12月31日 01:27
ぽちわかやさん、こんにちわ
いえいえどうしたしまして。

勘違いとのことですが、あれ秋櫻子の方だったかな、ともかく、
作った時のことと俳句を読んだ人の感じ方はひとまず関係ない
どこで書かれようと作品は作品だ、ということが
書いてあったと記憶していて、ぽちわかやさんは自由な精神で
俳句に接しておられるのでは、と思いました。
ロックの歌詞も読む人の解釈に委ねられるとよく言われますね。
私も、太平洋の向こうに行くとは、最初に読んだ時には
想像もつかなかったですが、それが山口誓子の力でしょうね。

今回ご紹介いただいた句、ありがとうございます。
犬は生活には欠かせないです。
そして俳句のことでお言葉もいただきありがとうございます。
もっと自由に読んで、しかし考えるところは考えてゆく、
といった姿勢で出来ればいいなと思っています。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年12月31日 12:43

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今月の読書2014年12月号