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Posted by naturum at

2017年09月26日

「風のガーデン」鑑賞記

01


先日、少し前のドラマを観ました。

「風のガーデン」
2008年放送 全11話
脚本:倉本聰
主な出演者:中井貴一、黒木メイサ、神木隆之介、緒形拳

富良野を舞台にしたドラマ。
富良野と倉本さんが大好きな彼女に勧められていましたが、
ケーブルテレビで放送され、録画しBDに焼いて観ました。

当初は1話ずつ観てゆくつもりでしたが、
最初に観たのが外出の予定がない休みの日で、
1話また1話と観ているとだんだん面白くなってきて、
その日だけで7話まで、残りも1日2話、
結局足かけ3日で鑑賞し終わりました。

結論からいえば非常に面白かった。

東京の大学病院で麻酔科医を務める白鳥貞美(中井貴一)は、
自らが膵臓ガンに冒され余命幾ばくもないことを知る。
彼の妻は彼の浮気が原因で妻が6年前に自ら命を絶っていた。
彼にはルイ(黒木メイサ)と岳(神木隆之介)2人の子どもがいるが、
岳は知的障害があり施設で育てられ、妻とルイで面倒を見ていた。
岳はお父さんつまり貞美は死んだと説明され信じていた。
今ルイは「風のガーデン」を切り盛りし、岳はそこで働いている。
貞美の父白鳥貞三(緒形拳)は富良野の医師で、
在宅ケアによる終末期医療に携わっており、
人の死を多く見てきている。
貞三はかつて、貞美の妻の死に及んでついに見るに見かね、
家庭を顧みない放蕩息子貞美を勘当した。
しかし貞美は、自らの余命を知り、家族とともに過ごしながら
生まれ育った富良野で人生を終えたいと考えるようになる。
そして息子は父と再会し、和解し、最期を迎える。
というお話。
挿入歌「カンパニュラの恋」を平原綾香が歌っていますが、
彼女はドラマでも中井貴一の恋人でまだ売れない歌手の役で
ドラマに出演していました。
この「カンパニュラ」の意味はドラマ終盤で分かります

終末期医療がテーマとなっていますが、
父が息子の死を看取るという衝撃的な流れが
ドラマの核になっていて心が大きく揺り動かされました。

ひとつ観ていてずっと頭から離れなかったのが、
緒形拳さん、この作品がドラマとしてに遺作なのですよね。
放送が始まった2008年10月9日の4日前、緒形拳さんは
この世去りましたが、その緒形拳さん、このドラマの
演技に自らの姿も重ね合わせているのかどうか、ということ。
ネットで調べると、亡くなる僅か5日前9月30日の記者発表には
緒形拳さんも中井貴一さんとともに人前に出て喋っていて、
少なくとも元気そうに見えていたとのこと。
緒形拳さんはその少し前から肝臓を患っていて、亡くなった
10月5日の前日に容態が急変した、というのが事実のようですが、
そうであるならドラマ撮影中はまだ自分の死期は近いとは
漠然と感じてはいたけれど余命幾ばくという切迫した状況ではなく、
となると自らの姿を重ね合わせるとまではまだいっていなかった
かもしれないと僕は想像しました。
真相は分かりませんが、でも僕は、このドラマにおける
ユーモアのある緒形拳さんの姿を見ていると、この直後に
亡くなられたことがにわかには信じがたかったです。
まあ、緒形拳さんほどの人であれば、自分自身の状況を
演技には出さずに役をこなすことはできたかもしれないですが。

とここまで書いて、この先こんな風に書いていたらとんでもなく
長くて読みにくくなってしまうのは申し訳ない、と。
書きたいことはいっぱいあるけれど、ドラマについては
あと2点ほど短めに書いて先に進みます。


02


ひとつめは、「風のガーデン」で働く岳こと神木隆之介の演技。
ピアノを弾いたり調律したり、そして花言葉をすべて覚えていて
説明してゆく姿には感心しうっすら感動すら覚えました。
ドラマは毎週花の名前がサブタイトルになっていて、
例えば第2話「エゾエンゴサク」、第9話「ラムズイヤー」など、
冒頭のテーマ曲が流れる際にはその絵も紹介されるなど、
花を話の中心に据えているのがよかった。

花言葉はおじいちゃんつまり緒形拳が考えたものという想定で、
世の中に流布する花言葉とは違ってユーモアたっぷりのもの。
劇中で岳の父である貞美(中井貴一)は岳の前では
「大天使ガブリエル」を演じているのですが、その貞美が岳に
お父さんの花言葉がある花はないのですかと質問したところ、
岳は「ありません」とひとことだけ言うシーンが印象的でした。
実際の花言葉は倉本聰さんが考えたもので、ガーデンにあっても
ドラマでは使われなかったものも含め365種の花があります。
それをまとめた本も出ています。




風のガーデン 貞三先生の花言葉365篇
倉本聰
エフジー武蔵



そしてもうひとつ。
ドラマの中で貞美は東京にいた頃に同じ病気に犯され
余命幾ばくもない患者からキャンピングカーをもらい、
そこに自らを治療する器具や薬品を積んで富良野に赴き、
最初は森の影から子どもたちのいるガーデンを見守ります。
ある日、岳はエゾエンゴサクの球根を植える作業をしていた。
姉のルイ(黒木メイサ)に言われて千個植えなければならない
と愚痴をこぼす岳を貞美は手伝います。
後に貞美は自分のキャンピングカーの周りにもエゾエンゴサクの
球根を植え始め、今度はそれを見たルイも手伝います。
この話の流れが好きでした。
そう、貞美はその花が咲くのを見られないのが分かっている。
亡くなったら思い出してほしいという思いもあったのでしょう。
そして僕は、エゾエンゴサクの球根を庭に植えたい、と。
あ、僕は今のところ余命幾ばくもないわけではないですよ。
僕の庭には以前エゾエンゴサクが出ていたのですが、今はない。
エゾエンゴサクは球根で増やせるのは知らなかったので、
それならぜひとも植えてみたい、と思ったのでした。


さて、「風のガーデン」のドラマを観たからには、
富良野に行って実際の「風のガーデン」に行きたい。
というわけで先週の撮影小旅行で行ってきました。

ガーデンの前に、富良野市街地でドラマのロケに使われた
場所に2カ所ほど行きました。

03


緒形拳演じる白鳥貞三先生の「白鳥医院」。
実際に病院として今でも使われていますが、
ドラマとは別にしても趣のある建物ですね。


04


緒形拳をはじめ車で走行するシーンでよく写るのが、
空知川にかかるこれ「ふらの五条大橋」。
アーチがきれいな橋ですね。

この病院と橋は俯瞰で写るシーンが何度かあり、
僕はしーんとしてもきれいで大好きでしたが、
ビルか山の縁からでも撮ったのか、或いはクレーンか、
現地では分かりませんでした。
まあ、クレーンならもうないので分からないはずですが。

そしていよいよ「風のガーデン」へ。

新富良野プリンスホテルの敷地内にあって、元は
ゴルフ場だった場所の一部をガーデンにしたという場所。

「ニングルテラス」横のゲートで入場料800円を払って入場。
歩いて5分ほどというので歩くつもりでしたが、その時は
僕たちの他に客はなく、無料送迎車の運転手さんが
声をかけてくれて乗らないと申し訳ないかと思い、
車で3分ほど揺られて着きました。


05


ドラマで見るほど花が一面に咲いているというわけでは
なかったのですが、秋ですから、仕方ないかな。


06


これが「グリーンハウス」
ドラマで貞美と岳が「乙女の祈り」のセッションをした場所。

そう、音楽絡みの話。
貞美は大学時代にオーケストラでチェロを演奏していたことがあり、
卒業後20年経っても時々い家でチェロを弾いていて
時々友人知人ともアンサンブルを楽しんでいるという設定。
ここでは岳のピアノと貞美のチェロで弾いたわけですが、
クラシックでもそのように身近に気軽に演奏できるというのは、
以前読んだ「バロック音楽」の著者皆川達夫さんが
望んでいること、そうかこういうことかと、まあこれは逸話。


07


08


「グリーンハウス」の辺りはちょっとだけ高くなっていて、
「見晴台」と名前がついています。
ここからは、俯瞰というほどではないけれど
ガーデンを見下ろすことができます。
この控えめなところがまた気に入った。


09


10


「大天使ガブリエルの像」もガーデン内3カ所にあります。

七三分け、中井貴一がモデルなのは間違いない。


11


12


ガーデンで咲いていた花の写真、02とこれ2枚の3枚ほど。

ごめんなさい、しかし名前が分かりません。
園芸植物の勉強もしないと・・・


少し離れた場所に「薔薇の庭」もあります。
行きましたが、庭の写真はうまく撮れなかったので、
ごめんなさい、お見せできません(また行かないと)。

そこで咲いていた薔薇を2種類。

13


「ルイの涙」

ドラマのイメージに合わせて作出した品種で、
京成バラ園で扱っているもののようです。

ルイ(黒木メイサ)の「涙」ということで白い花。


14


「岳の夢」

深紅とまではゆかない赤い花ですが、
花びらの真ん中辺に白い部分があるのが、
岳(神木隆之介)の夢が少しだけ見えているのかな。


ガーデンにはたくさんの蝶がいました。
どれもA公園にいる蝶ですが、場所が違うとまたきれいに見えました。

15


クジャクチョウ

花にはこの目玉模様が似合いますね。


16


ヒメアカタテハ

北海道では発生せず毎年南から渡って来るという蝶。


17


シータテハ

今年はシータテハが多くて、僕がA公園で観察を始めて、
これだけ多かった年はなかったというくらい大発生しています。

一方、同じハルニレを食樹とするエルタテハが今年は
ほとんど見られないのは、何か相関関係がありそうですね。


18


ドラマ放送から9年ほど経っていますが、
秋の平日の昼に僕らを含めて20人ほどが来ていて、
まだ結構人が来るんだなと思いました。

僕のようにケーブルテレビで初めて見たという人も
いるかもしれないですし。

また行きたい。
案内してくれてありがとう、と。


19


お昼は富良野市内鳥沼公園前にある
「富良野バーガー」を食べました。

ここは前からおいしいおいしいと聞かされていましたが、
ようやく行くことができた。

ほんとうにおいしい。
意外と脂っこくないのがポイント。
レタスの量がサラダ1回分くらいと多いのもいい。

でもさすがにすべてを一気に口に入れるのはできない。
ナイフとフォークで少しずつ食べました。

ソーセージとフライドポテトが添えられているのも嬉しい。

これで1250円ですが、時々食べるなら
まったく高いとは感じませんでした。

おいしかった、ごちそうさま!


今回の富良野美瑛撮影小旅行の話題はひとまずこれまでにて。
ご覧いただきありがとうございました。


20


最後は一昨日の朝、うちのガーデンの犬たち。

まだガーデンというほどきれいにはできていないかな・・・(笑)。



  


Posted by guitarbird at 22:43映画撮影旅行記

2017年09月22日

美瑛の虹と上富良野の紅葉

01


2017年9月19日、20日
彼女と美瑛富良野撮影小旅行に出ました。

19日は前日の台風の影響が残ったのか、
雨がちの不安定な日でした。

午後、ひどい土砂降り。
これが上がれば虹が出るかもしれない。

彼女の言葉を受け、美瑛「北西の丘展望公園」に向かうことに。

駐車場に着いて車のドアを開けた瞬間、虹が。
ほんとうに虹が。

カメラを構え小走りでいいアングルの場所を探しました。
二重の虹が見えるというので、余計に焦りました。
これが今回のベストかな。


02


彼女はもう何十回と美瑛に撮影に来ていて、
いつか美瑛の虹の風景を撮りたいと願っていた。

その願いがかなってとても喜んでいました。

虹はものの5分で消えました。
いざ美瑛に着くと降らない瞬間も結構ありましたが、
でも写真撮影としてはあまりいい条件ではない日。

でも、虹が出て、そんなことは忘れてしまいました。


03


翌朝、いまや有名な「青い池」へ。

6時前に着いてまだ他には誰もいない。
初めてですね、「青い池」一番乗りですね。

しかし僕たちが撮影を始めて10分もすると、
人々が三々五々やって来ました。
もちろん三脚を構えた人も。

6時15分を過ぎ、池の向こうの尾根の上に太陽が出ました。
つまり「青い池」の日の出。
そうか、みんな日の出をめがけて来ていたんだ。
僕たちはフライングだったようです。


04


この日は台風による大雨の影響かそれとも光線の加減か、
「青い池」もそれほど青くは見えませんでした。


その後十勝岳望岳台に行った後、
北海道で車で行ける一番高い場所「凌雲閣」へ、
ひと足早い紅葉を見に行きました。

車を降りて十勝岳の登山道を10分ほど歩き、
登山道から逸れて火山礫に覆われた川に出ました。


05


正面に見えるのが「上ホロカメットク山」

もう紅葉が始まっていました。

僕はちょっとびっくり。
それから20分ほど火山礫を踏みながら撮影しました。


06


左が十勝岳。

この写真の大きさでは見えにくいですが、
川の上流どんづまりは白い岩肌がむき出しの崖。

壮観な眺め、すごい。

近寄ってみたいと思いましたが、そこから先はもう立派な登山、
服装も装備も何もないので、遠くから見るだけでした。


07


十勝岳にはこんなロウソクのような岩もありました。

高山には慣れていない僕はとにかく驚きました。
また見てみたい、こんな風景があったなんて。

案内してくれてありがとう。


08


撮影を終え、山を降りて、帰路に着くことに。

長距離を走る前に、上富良野の「シットココ」で昼食。
食べログにあるお店の惹句を書き出します。

地産地消の食材にこだわったカントリーキッチン

こちらは僕が食べた野菜カレー。

いろんな野菜が素揚げで入っていますが、
このカレーは野菜を食べるのが楽しい。
中にはカレーには合ってないと感じる野菜もありましたが、
でも野菜そのものはおいしい。

ベーコンもおいしい。

肝心のカレーも野菜を煮た感じが伝わってきます。


09


こちらは彼女が食べた野菜の冷パスタ。

ここはとにかく野菜がおいしいのです。


10


デザートもついています。
パウンドケーキににんじんジャム、甘い、おいしい。

コーヒーは別ですがこれで1000円はとってもいい。

「シットココ」は彼女と撮影旅行に出るようになってから
今回が3回目、もうすっかりファンになりました。

富良野を経て帰りはまた大雨の中、
3時間ほどで札幌に着きました。

今回もありがとう。


11


最後は19日朝、家を出る前のマーサ。

歌舞伎の台詞でも言ってもらいたい、かな(笑)。

  


Posted by guitarbird at 19:51撮影旅行記

2017年09月18日

2017年9月19日の洋楽ドライブCD-R

01


※この方々は留守番部隊です・・・

洋楽ドライブCD-R「新作」です。

明日またドライブ小旅行に出ますが、今回は先に
その日に向けて作ったCD-Rを記事に上げます。

今回は20曲、早速。


◎1曲目


 Up!
 Shania Twain
 (2002)

シャナイア・トウェイン実に15年ぶりの新譜が今月
ついにリリースされます!
今年初め頃にFacebookで新譜の予告が上がり、
どうやら本当であると分かって僕も期待が高まってきました。
そう、まさに「ついに」です。
今回は、俗っぽい言葉で言えばシャナイアを「アゲてゆこう」
ということでまさに「アゲ」="Up"からCD-Rはスタート。
1曲目にもふさわしいし。
そしてここでは通常のではなく「カントリー・ヴァージョン」を選び、
これで「カントリー枠」もクリアしたのでした。
新譜、楽しみ。



◎2曲目


 Rockin' All Over The World
 Status Quo
 (1977)

弟がステイタス・クォーのデラックス・エディションを買い集めていて、
買う度に僕も聴く(耳にする)わけですが、まだあまり聴いていない
僕としては、ステイタス・クォーといえばやっぱりこれになりますね。
なんといってもジョン・フォガティのカヴァー曲ですから。
かの「ライヴ・エイド」英国ステージの幕開けとして歌われたこの曲、
ここでも1曲目にと思いましたが、いつも言うように1曲目は
割と以上になじみがある曲の人を置きたいので。
(まあシャナイアもとってもよく聴いてきたかといえば否ですが)。
でも、そういうことは抜きにしてほんとうにいい曲いい演奏です。



◎3曲目


 If You Let Me Stay
 Terence Trent D'arby
 (1987)

テレンス・トレント・ダービーは「笑う洋楽展」で取り上げられて
聴きたくなりました。
番組で使われたのはWishing Wellでしたが、
僕はやっぱりTTDといえばこの曲でトドメを刺されます。
ソウルが好きな友だち2人が異口同音に「ごきげんなソウル」と
評していたこの曲、もうほんとうにその言葉がぴったり。
だから必然車にも合うのでしょうね。
ところで、番組で彼は現在「サナンダ・マイトレイヤ」と
名乗って活動していることが紹介されていましたが、
この「マイトレイヤ」は「弥勒菩薩」の梵語であるという主旨の
ことをみうらじゅん氏が話していました、知らなかった。
でも彼は仏教徒ではないらしいから、いかにも
謎めいた人物というイメージをさらに増幅させる話ですね。
今彼はイタリアのミラノに住んで音楽活動をしていることも
ネットで知りました。



◎4曲目


 Jump (For My Love)
 Pointer Sisters
 (1983)

ポインター・シスターズのこれも「笑う洋楽展」絡み。
そのものこの曲が取り上げられていて、ドイツかどこかの
テレビ番組のスタジオライヴの映像が使われていましたが、
サビの"Jump”と歌うところでメンバーがほんとうに小さく
ジャンプするのがかわいらしいと、みうらさんと安斎さんも
笑うというよりほめていました。
ほんと、カンガルーみたいでかわいらしかったし(笑)。
ただ、ビデオクリップを観ると色っぽい系で、爽やかな
曲のイメージとは微妙に違うような気もします。
まあ、根底にあるのはそれなのでしょうけれど。



◎5曲目


 Mr. Blue Sky
 Electric Light Orchestra
 (1977)

ELOのこれは最近スズキ自動車のCMで使われていますよね。
テレビから唐突に聞こえてきたこの曲、しかし僕はですね、
ELOはリアルタイムだったTIME以外はほとんど聴いていなくて、
有名な曲も口ずさむことはできず、あああの曲ねくらいだし、
この曲が入ったOUT OF THE BLUEもなじみがあるとは言えない。
車用CD-Rはそういう曲にこそ真価を発揮でしょう。
この曲はこれからなじんでゆきます。
なおここは前の曲で"jump"して"blue sky"に飛び込む、
という流れになっています、念のため。



◎6曲目


 Love Is Blue
 Jeff Beck
 (1968)

先月、彼女と石狩市「はまなすの丘公園」に鳥見に行きました。
石狩川河口付近でオジロワシを見ているとちょうど正午になり、
川の向こう側(右岸、僕たちがいたのは左岸)から、どこかのきっと
公共施設が流す正午を知らせる音楽が聞こえてきました。
それが「恋はみずいろ」、BGM風に編曲されたものでした。
それを聞いて次のCD-Rにはこの曲を入れるぞと決めましたが、
ポール・モーリアも家にCDはあるけれど、せっかくロックサイドで
あるのだからとジェフ・ベックになりました。
しかし、石狩川で「恋はみずいろ」、ある意味シュールな体験(笑)。
ああそれからこの2曲は当然"blue"つながりです、はい。



◎7曲目


 Hands Clean
 Alanis Morisette
 (1998)

アラニス・モリセットのこの曲は何回か前からずっと候補に入れては
最終的に落選を繰り返していたので、今回さすがに入れました。
アラニスの中でもこの曲は清らかに響いてきます。



◎8曲目


 Big Time
 Peter Gabriel
 (1986)

倉本聰脚本「風のガーデン」を録画で観ました。
ドラマは「天使ガブリエル」が重要な「登場人物」。
元洋楽バカとして、「天使ガブリエル」と言われて真っ先に
思い浮かぶ人・・・やっぱりピーター・ガブリエルでしょ!
というわけでドラマで「天使ガブリエル」が出てくる度に、
ピーターのこの曲が頭に浮かんでいたのでした。



◎9曲目


 When I'm Back On My Feet
 Michael Bolton
 (1989)

これね、マイケル・ボルトンの、好きなんですよ。
アルバムSOUL PROVIDERは当時大好きでよく聴きましたが、
大ヒットしたHow Am I Supposed To Live Without Youも
もちろんいいけれど、しっとり落ち着いたこれがより気に入り、
時々思い出しては聴いてきている、そんな曲。
この曲、ベスト盤に入っているシングルヴァージョンは
ドラムスが入っているのですが、僕はドラムレスでしっとりと
響いてくるアルバムヴァージョンの方が好きで、
CD-Rももちろんそちらを入れました。
ところでこの曲はダイアン・ウォレンが書いたんですね、
今回までずっと知らなかった。
そういえば曲にそつがなさすぎる、か。
マイケル・ボルトンは自らも作曲家ではあるけれど、
いい歌は好んで歌う、その姿勢がいいですね。



◎10曲目


 Reason To Believe
 Bruce Springsteen
 (1982)

前回Hungry Heartを入れてから頭の中に流れてきた
ブルース・スプリングスティーンの曲が、なぜかと言ってしまおう、
ヒット曲ではない地味なこれでした。
なんでだろう、ほんとうに分からない。
確かにTHE RIVERの次のNEBRASKAに入った曲ですが、
でも僕はその頃まだボスをリアルタイムで聴いておらず、
それが連続した2枚であることは後付けで知ったことでした。
まあしかし、NEBRASKAを聴いて強く印象に残り、
10代の心に刻まれたことは間違いないようですね。
タイトルを歌う部分の大きく流れる歌メロは大好きです。



◎11曲目


 Roll With It
 Steve Winwood
 (2017) - (1988)

スティーヴ・ウィンウッドの新譜が出ました。
WINWOOD GREATEST HIT LIVEと題したライヴ盤、
スペンサー・デイヴィス・グループ、トラフィック、
ブラインド・フェイスそしてソロと広く網羅したもので、
まさにタイトル通りベスト盤としても聴くことができます。
細かい話は(多分)他の場所に譲るとして、今回せっかくだから
そこから1曲ぜひ入れたくて選んだのがこれ。
アルバムROLL WITH ITはリアルタイムでよく聴いた
ウィンウッドでは唯一のアルバムで、僕は昔は彼を嫌いでしたが、
7年ほど前に目覚めて凝り出してから、なぜか昔よく聴いた
このアルバムだけはほとんど聴いていません。
まあだから今回は表題曲であるこれしかないと思いました。
ただ、この曲、エリック・クラプトンとの札幌公演では
演奏していなかったので、もしかしてスティーヴ自身、
この曲があまり好きではないのかも。
考えられるとすれば、コマーシャル過ぎるということかな。
なんせビルボード誌No.1になってますからね。
まあいずれにせよやっぱり最高にいい歌!
なお、貼り付けた映像はオリジナルのビデオクリップで、
今回のライヴのものは見つかりませんでした。



◎12曲目


 Bye Bye Love
 The Everly Brothers
 (1959)

エヴァリー・ブラザースのこれは最後に決めた曲です。
というのも、残り時間が3分以下だったので、そうなると
入れられる曲は決まってくる、主に古い歌。
だったらエヴァリーにしようと思い、僕が持っているベスト盤の
最初に入っているこれを選んだというわけ。
でも流れに変化が出てよかったかな、もちろん好きな曲だし。
でもこれはオリジナルのエヴァリーよりも、
サイモン&ガーファンクルで有名な曲かもしれません。
貼り付けた映像は1983年のライヴ。
まあこれ自体も古いですが、さらにそれから
20年以上前のヒット曲ですから。



◎13曲目


 True Love
 George Harrison
 (1976)

ジョージ・ハリスンの歌うこれはコール・ポーターの曲。
ジョージはスタンダードのカヴァーが結構好きですが、
そこに必殺技スライドギターがまさに縦横無尽に走り回る、
これはジョージの隠れた名曲名演ではないかと僕は思う。
ダイナミックに裏表に動く歌メロもジョージの声には合っていますが、
それにしてもいつになく感傷的に大きく歌っています。
しかしこの映像を僕は初めて見た、あるのを知らなかった。
古い曲のカバーだけにアンティークな雰囲気のビデオ。
ユーモアが濃い、ちょっと間違うとおちゃらけになりかねない。
さすがは「ぶっ飛んだ常識人」ジョージ・ハリスンらしいと、
思わず微笑んでしまいました。
そして今回のいい偶然。
この曲の歌詞には"guardian angel"=「守護天使」が出てきますが、
今回の「守護天使」はガブリエル、ということで。



◎14曲目


 Doin' Fine
 Jewel
 (2003)

ジュエルを久し振りに聴きたくなりました。
先ずそこがスタート、さて何の曲をと考え、今回はこの曲に。
この曲を最初に聴いた時、日本人で誰かカヴァーすれば
日本で結構売れるんじゃないかな、と思いました。
数年後、「めざましテレビ」で、日本人と思われる僕が知らない
誰か女性が歌っているこの曲がBGMで流れていました。
なぜ日本人かというと発音がそう聞こえたから。
それが誰で売れたかどうかは不明、多分売れてないですが、
でもこの曲はきっと日本人には合うという僕の直感が
当たったようで嬉しかったです。
青春を謳歌する感じが僕のこの歳では微妙に恥ずかしいですが、
やっぱりいい歌だと再認識しました。
ところがこれ、You-Tubeに映像がありませんでした。
カラオケのはあったのですが、それじゃあ意味ないし・・・(笑)。
仕方がないので大通公園の薔薇の写真を使いました。



◎15曲目


 Funiculi Funicula
 Luciano Pavarotti

今回の「ルチアーノ・パヴァロッティ枠」は、世界初の
CMソングと言われているこの有名な1曲を。
最近北海道ローカルのラジオCMでも使われていますが、
歌詞を変え(多分)世界中で歌い継がれている名曲ですね。
You-Tubeで見つけたこの映像はアイリッシュのチーフタンズと
共演しているものでした。



◎16曲目


 One Love / People Get Ready
 Bob Marley
 (1984)

「ベストヒットUSA」でボブ・マーリーが取り上げられました。
小林克也さんによれば、ボブ・マーリーはテンプテーションズや
インプレッションズといったソウルグループが大好きで、
そういう音楽もやりたいという思いがあったそうで。
それでこの曲にはメッセージを込め、インプレッションズの名曲
"People Get Ready"がスラッシュつきで副題としてつけられている、
ということで僕の長年の謎が一気に氷解したのでした。
初めて聞いた話ですが、そう言われるとボブ・マーリーに
親近感が少しだけ沸いてきました。
(基本的に人間としては近寄り難い人のイメージがあります)。



◎17曲目


 Eminence Front
 The Who
 (1982)

これは突然浮かんで聴きたくなった曲。
キース・ムーンがいなくなった後のザ・フーでは
僕は断然この曲が好きですが、これが入ったアルバムは
ほとんど聴いてこなかったので、余計にこれ聴きたくなりました。
ロックが持っている本来の「カッコよさ」に満ちあふれた曲。
しかもかなりブルージー、さすがピーと・タウンゼント。
この頃のピートはソロ活動に熱心でいい曲をザ・フーには
回したくなかったそうですが、これは回してくれてよかった。
別にピートの曲でも好きにはなっていたとは思うんだけど。
ここでもピートが歌っていますが、ロジャー・ダルトリーの
コーラスにはコーラスとは思えない鬼気迫るものがありますね。
今回のCD-Rとしていえば、これから次の曲への流れが強力で、
この2曲のラインが先ず決まりました。
さらにその次へと、終わりに向かってハードになってゆきます。



◎18曲目


 Ramble On
 Led Zeppelin
 (1969)

秋ですね。
秋の洋楽とくれば僕はヴァン・モリソンのMoondanceか
レッド・ツェッペリンのこれかになります、僕の場合は。
(さらにもう1曲挙げるとすればビートルズのSun King)。
そう思い始めた途端、この曲のベースラインが頭の中に
流れてきて止まらなくなり、即決しました。
ロック史上僕が最も好きなベースラインを持つ曲と断言します。
そしてこの曲は秋になるとZepで一番好きな曲になります。
(通常期の1番はThe Roverなのですが)。
オリジナルが好きで歌詞を見ていただきたいため
このYou-Tube映像にしました。



◎19曲目


 Right Now
 Van Halen
 (1991)

NFLが開幕しました。
開幕試合は日本時間9月8日に行われました
ニューイングランド・ペイトリオッツ対カンザスシティ・チーフス
の試合、見事KC勝利! 
録画で試合を観ましたが、現地会場でこの曲も流れていました。
前回「80年代以降HR/HM枠」を設けることにしたと書きましたが、
それを聴いてこの枠が埋まりました。
ところで、この曲のPVはMTVビデオ大賞を受賞しましたが、
その制作者であるキャロリン・ボイグさんは、あの「9.11」で
犠牲になったひとりだったんですよね。
9月に聴くには某かの弔いにもなるかな、と、
入れることを決めた後で気づきました。
しかしこのビデオクリップは今観ても風刺や皮肉が効いていて
面白くとても興味深い。
僕がいちばん好きなのは、熊が川の中で鮭を食べるシーン。
"Right now, it's business as usual in the woods"
「今現在、森の中はいつも通りにことが行われている」。
ところで余談、KCは2週目も勝ちました。
でも勝った相手が僕一押しのフィラデルフィア・イーグルス。
まあ、今年はKCの年になってもらいましょう。



◎20曲目


 Walk The Dinasaur
 Was (Not Was)
 (1987)

ヘヴィな3曲が続いて最後は明るく楽しくユーモアがある曲に。
今回はワズ(ノット・ワズ)のこれ行きます。
昨年8月に記事を上げていましたが(こちら)
CD-Rに入れるのは今回が初めて。
明るくて楽しく軽いけど、音楽のつくりはしっかりしていますね。
僕が好きなのは、サビで短く入るホーンのタイミングとフレーズ。
ドン・ウォズは今はブルーノートの社長を務めていますが、
この人の音楽愛は本物なのだとあらためて思います。


03


いかがでしたか!

今回「ピアノマン枠」がなかった、ビリー・ジョエルかエルトン・ジョン。
まあ、参考にするというだけで、入れたい曲が他にあれば、
無理して枠を設けるものでもないですね。


写真03は出かける先ではない地元A公園。
しかし逆にここに出かけてきてくださる人もいるでしょう。

でも今日は雨、これから風も強くなるかもしれない。

明日からのドライブは台風一過の青空を期待しています。
その様子はまた後日。







  


Posted by guitarbird at 10:46洋楽名曲集曲の詰め合わせ

2017年09月11日

ヤマゲラ事情

01


ここ2週間ほど、A公園「森の家」の周りで
ヤマゲラの姿をよく見ます。

これは今朝撮影した雌の個体。

ヤマゲラはカラ類のように採餌中に声を出すことはあまりなく、
木をつつく音で気づくか、さもなくば鉢合わせしてしまい、
そこで初めて「キュキュッ」と声を出して飛んで逃げます。

しかし一度に遠くまで飛ぶことはめったになく、
5mから15mくらいの近い木や地面にすぐにとまります。


02


今朝の雌同一個体をもう1枚。

今朝は散策路脇の笹薮に生えた木の下の方で
採餌していたところに僕が通りかかって飛んで逃げた。

10mほど逃げた先で木にとまるのではなく地面に降り、
地面をつついて何かを食べ始めました。

そうなんです、ここ2週間で見られるヤマゲラの
もうひとつの共通項は、いつも地面か木の下の方にいる。
この期間、飛んで逃げた時以外はすべて、
僕の腰より下にいたところを最初に見つけました。

つまり、いつも下の方で何かを食べているということですが、
アリと考えると納得はできます。
アリ多いですからね、今の時期。

今朝はこの1羽以外に笹薮で少し大きめの音がしたので
探しましたが、ヤマゲラがもう1羽いたのか他の鳥かは分からず、
こちらの個体を追いかけているうちにもう一方は見失いました。


03


6日遡って9月5日撮影のこちらは雄の個体。

雄の個体ですが、顔の周りの羽がぽやぽやした感じで、
幼鳥と思われます。

木にとまっていますが、これもやはり最初に鉢合わせした時は、
僕の膝くらいの木の幹にいました。


04


同じ雄の幼鳥と思われる個体。

この時は見ていると木をどんどん登っていきました。
笹薮に生えた木の場合、ある程度上がってくれる方が
撮影はしやすいんですよね。

なんて人間の事情はいいとして、これ、目の周りが特に
不揃いな感じがして、見慣れたヤマゲラ成鳥とは少し違う。

最初の2枚、今朝撮影した雌は成鳥ですが、
となるとこの2羽は親子なのかもしれない。
餌の取り方をお母さんが子供に教えているのかな。


05


さらに6日遡って8月31日の1枚。

雌成鳥、この日からほぼ毎日ヤマゲラを見ていますが、
この時はこの個体の近くにもう1羽いたのを目視しました。

しましたが、飛ぶ後ろ姿を一瞬見ただけで、
頭に赤い部分があるかどうかは確認できず。

親子、母子だったのかな。

もし親子だとすれば、ある程度の期間一緒にいるとして、
でもそろそろお別れの時期を迎えることでしょう。

「森の家」の周りで見られるのももうそろそろ終わりかな。

その間また見て撮れるといいのですが。


06


この期間に見た他のキツツキの写真を2枚ほど。

アカゲラ雄、成鳥。

今年は結局幼鳥を見ることが少なかったので、
7月にお伝えしたように、アカゲラの羽が飛散していた、
その羽の持ち主は幼鳥だったのではないか、
巣立ち後すぐに襲われたのでは、と、考えずにはいられません。


07


クマゲラ雌、同じ時に撮った同一個体の他の写真を見ると、
虹彩が緑がかっていないので成鳥と思われますが、でも、
この時期にはもう幼鳥も緑みが抜けているかもしれず、
なんとも言えないです。

クマゲラは週に1回くらい「森の家」の周りで見ますが、
この前に見た8月下旬の時は雄の今年巣立った幼鳥でした。
それは虹彩の色でわかったのですが、でも、鳴き方も
幼鳥はなんとなくしゃきっとしない感じの声を出します。


あ、せっかくなのにコゲラを撮っていませんでした。
コゲラは声はよく聞きますが、そういえばこの間は、
近くでは見なかったのでした。


みなさん、撮らせてくれてありがとう。


さて犬たち。

08


今朝の3ショット。

もう朝は涼しいのですが、でも今朝はそういえば、
なんとなく湿度が高いように感じられました。

犬たちにはまだ涼しいとまではいかないかも。


09


久し振りなので3ショットをもう1枚。

秋の鳥が少ない時期、
ヤマゲラが近くでよく見られるのは嬉しいですね。

また撮れないかなぁ。
  


Posted by guitarbird at 23:14鳥たちの姿鳥情報板

2017年09月07日

六花亭おやつ屋さん2017年9月は

01



毎月7日恒例六花亭「おやつ屋さん」

2017年9月は「おはぎ」

今月はお彼岸を控えてますからね。

この包装紙のイラストがかわいいと彼女には好評でした。


02


5種類のおはぎ。

イラストの通り見た目の色合いもいいですね。


一つずつ食べてゆきますか。

食べた順番に紹介し、包装紙の説明書きを
ひとつずつ書き出します。


03




大納言小豆、枝豆、
大豆、3種類の豆が
入った餅米で
こし餡を包みました。



04


六花亭は豆の大産地である十勝の企業だけに、
豆には強いこだわりがあります。

これはまさに豆の豊かさを味わえる逸品、おいしい!


05


とら豆

風味豊かなとら豆の
餡をシンプルに
餅米で包みました。



06


おむすびかと言いたくなる真っ白な餅米。

しかし、中のとら豆餡は想像以上に甘かった。

甘いのが得意ではない人は引くかもしれない。
でも僕は、この甘さがある意味衝撃的でした。
甘さを控えたものばかりがスイーツじゃない、と、
偉そうなこと言いたくもなりました、いや、実際言ったかも・・・(笑)。


07




刻んだ蜜漬け栗入りの
こし餡で、餅米を
包みました。



08


これは逆に餡が外側。

栗と聞いて期待したのですが、正直、
刻んだ栗は思っていたよりも小さくて目立たない。

僕はこし餡の方が好きで(つぶ餡も嫌いじゃない)、
これはこれでとってもおいしかったですが、
栗が少し小さかったのには少々がっかり。

でもほんとおいしいですよ、さすがは十勝の六花亭。


09


くるみ

ほんのり醤油味の
餅米でこし餡を包み、
香ばしいくるみを
ふんだんに
まぶしました。



10


これは彼女が絶賛、いちばんいいと言いました。

ほんのり醤油味は僕にはほんのり過ぎたのですが、
これを最初に食べていればもう少しそれが感じられたかも。

くるみのさくさく感はいいですね。

ヒットでいえば3塁打といったところかな。


11


小倉

スタンダードな
小倉餡のおはぎ。



12


ほんとうにまったくのスタンダード。
だから敢えて最後に締める意味で食べました。

もちろんおいしい。

繰り返し、僕はどちらか選べといわれれば「こし餡」派ですが、
「つぶ餡」=「小倉餡」も好きです、はい。


13


さて、もう一度登場。

彼女は「くるみ」がいちばんと言いました。

僕は「とら豆」がいちばんかな。
繰り返し、あの甘さは衝撃的でした。

次点は「豆」、でも栗が大きければ「栗」だった。

しかしどれももちろんおいしかった。

ごちそうさま!


14


本日は二十四節気の「白露」。

彼女と付き合い始めてちょうど1年目のこの日を
おはぎを食べてささやかに祝いました。

ありがとう。
これからもよろしくね。

  


Posted by guitarbird at 23:59六花亭

2017年09月01日

2017年8月30日の洋楽ドライブCD-R

01


※犬たちは留守番部隊でした。

恒例(でも好評じゃない)、「洋楽ドライブCD-R」シリーズ。

今回は遠出はしなかったのですが、結果として
札幌周辺を100km近く走った日に向けて作ったCD-Rです。

長いので早速いきます。

◎1曲目


 Respect
 Aretha Franklin 
 (1967)

アレサ・フランクリン最初の全米No.1ヒット。
これはもう何のきっかけもなく突然頭の中で鳴り出したもので、
CDの1曲目としてもふさわしいので即決。
僕がこの世に生まれる直前に1位だった曲でもあります。
それにしても「鮭トバ鮭トバ鮭トバ鮭トバ」のコーラスが
あまりにもインパクト大き過ぎる。
あのコーラスは突然始まるのがなんというか面白い。



◎2曲目


 Hungry Heart
 Bruce Springsteen
 (1980)

僕は洋楽「マニア」をやめることにして、
ヤフオクなどでレコードやCDを売っています。
ブルース・スプリングスティーンもTHE RIVERの
特別限定盤を売りましたが、これはいわばその「惜別記念」。
もちろん通常のアルバムCDはあるので今後もこの曲を
聴くことはできますが、でも、なんというか。
もうひとつ、先月僕は村上春樹の本を読みましたが、
僕の中では村上春樹からすぐに連想する人のひとりに、
ブルース・スプリングスティーンがいるのでした。
実際にこの曲は彼のエッセイでも触れられていたし。
(妻子があるのに或る日ドライブに出て帰らなかった男の歌)。
結構ロックっぽい曲ですが彼女が気に入ってくれました。
2曲目に出てくるのも流れがいいんじゃないかなあ。

 

◎3曲目


 Absolute Beginners
 David Bowie
 (1986)

デヴィッド・ボウイのこの曲、ボウイが昨年亡くなってしまってからも
週1以上の頻度で思い出しては口ずさんできた、それくらい好き。
そして僕にはこの曲、「夏の終わり」というイメージがあるんですね。
入れたのはイントロが短いシングルヴァージョンです。



◎4曲目


 Sea Of Love
 The Honeydrippers 
 (1984)

そして僕の中で「夏の終わり」の本命はこれ、ハニードリッパーズ。
映像では真夏のバカンスを謳歌しているように見えますが、
なんでだろう、僕にはもう「夏の終わり」と感じられる。
ロバート・プラントの声がまたこの季節に合う。
やっぱりこの曲から夏を連想する人は多いようで、
「バンラジ」でも少し前にかかっていました。



◎5曲目


 Money For Nothing
 Dire Straits
 (1985)

僕が高校時代に出てきた曲でいちばん好きなのは、
もしかしてダイア・ストレイツのこれかもしれない。
今回そう思い直しましたが、CD-Rに入れるのは初めて。
というのも、長いから。
ベスト盤に4分台に編集されたシングルヴァージョンが入って
いますが、腹立たしいことに、それはヴァースの2番が
まるまるカットされています。
"The little faggot got his earring and make up..."
"The little faggot he's a millionaire"
僕はそこが好きなのに。
イントロやアウトロはいくら短くても我慢するのに、それはない。
ということで今回8分以上あるオリジナルを入れましたが、
フェイドインして入って来るイントロはドラムスが乱打される
1分近くまで静かで、車には微妙に微妙だったかなぁ。
アウトロが長いのは車では気にならないのですが。
まあそれでも、やっぱりこの曲のサビは最高にいいねぇ。
"We've got the installed microwave oven
Custom kitchen deivery
We've got the move these refrigerators
We've got the move these colour TV"
"microwave oven"=「電子レンジ」も"refrigerator"=「冷蔵庫」も
高校時代に聴いたこの曲で覚えました。



◎6曲目


 Life
 Des'ree
 (1998)

デズリーのこれも最近「バンラジ」で聴いたもの。
これはMTVをずっとかけて観て聴いていた頃に流行っていて、
歌はもちろん気に入りましたが、ビデオクリップがきれいで、
かつどこかしらユーモアが感じられこれまた好きでした。
昨年、彼女が車でかけてくれた洋楽オムニバスもののCDに
これが入っていて実に久し振りに耳にしてから、
近いうちに自分のCD-Rに入れようと思っていたのでした。



◎7曲目


 Give Me All Your Love
 Whitesnake 
 (1987)

CD-Rには「80年代以降HR/HM枠」も設けることにしました。
まあでも気持ちが向かない時は入れないかもしれない(笑)。
ホワイトスネイクのこれはひと月ほど前になんの脈略もなく
突然思い出してからしばしば口ずさむようになっていました。
で、今回は8分以上ある曲を入れてしまったがために、
なるべく短い曲優先でという考えがあったのですが、
この曲は4分ないのもここに入れるにはちょうどいいと。
せっかく入れるならということで、オリジナルアルバムヴァージョン
ではなく、ヴィヴィアン・キャンベルがギターソロを弾いている
シングルヴァージョンを弟のCDから探してもらって入れました。
(オリジナルのギターソロはジョン・サイクス)。
まあ、といってさほど変わりはない、違うのそこだけだし。
ブルージーでポップな佳曲であると再認識。
ただ、デズリーからこの曲はあまりにも曲想が変わり過ぎる、
その「カオス状態」が気に入らない人もいるかもしれない。



◎8曲目


 Nobody's Child
 Traveling Wilburys
 (1990)

トラヴェリング・ウィルベリーズのこちらも、
ヤフオクでシングルCDを売った「惜別記念」。
音源自体はアルバムがあるのでまだ聴くことはできます。
「マニア」をやめてレコードやCDを売っていますが、多くの場合、
意外とあっさりしていてためらいがなくそうすることができる。
しかしこれは何かこう、ちょっとばかり踏ん切りが悪かった。
でも、僕が持っていてもしょうがない、世の中にはもっと
持つべきふさわしい人がいるのだから。
さて、曲はカントリーロックというか古いカントリーソングで
ハンク・スノウのカヴァ-。
彼女はカントリーやカントリーっぽい曲が好きなので、
これからは「カントリー系枠」も設けますか。



◎9曲目


 Sinkin' Soon
 Norah Jones
 (2007)

ノラ・ジョーンズは今年の4月に札幌でもコンサートがありましたが、
今回は行かなかった。
4月以降はよく、2012年の札幌のコンサートに行ったこと、
あの時これを演奏したなあなどと思い出すようになりました。
この曲が入ったアルバムはほとんど聴き込んでいないので、
僕はこの曲にもまだあまりなじみがない、だから今回入れました。
僕の傾向として、女性が歌う曲はどうしても少なくなってしまうので、
女性の曲が思い浮かんだら優先的に入ることが多いですね。
ウィルベリーズの後にしたのは、ノラの父さんはラビ・シャンカール、
彼はジョージ・ハリスンとは仲がよかった、というつながりでしたが、
もうひとつ、どちらも「んっ ぱっ んっ ぱっ」というディクシーの
リズムが同じということに、CD-Rを聴いてから気づきました。



◎10曲目


 Cantaloop (Flip Fantasia)
 US3
 (1993)

US3のこれは1990年代東京MTV時代のヘヴィローテーション。
当時はまあいい曲かなという程度でしたが、4、5年前、
突然はまってCDを(初めて)買って大好きになりました。
ノラからのつながりは、比較的新しい曲ということと
(といってその2曲は14年も離れている!)、
ジャズっぽい雰囲気があるということですが、ここは、ノラで
落ちたところから盛り上がって次につながる流れがいいかな。
この曲を初めて聴いた彼女は「かっこいい」と言っていました。



◎11曲目


 Revolution
 The Beatles
 (1968)

ビートルズ「マニア」であることをやめた以上、これからは
ビートルズも「普通に」聴いてゆこうと思って入れました。
これはビートルズでも明るくて気軽に聴きやすい方ではありますし。
そしてトラヴェリング・ウィルベリーズのジョージ・ハリスンが
今回唯一2回登場する人となりました。



◎12曲目


 The Loco-Motion
 Grand Funk
 (1974)

この曲は彼女が口ずさんでいたのを聴いて入れようと。
でも彼女はきっとグランド・ファンクを聴いたのではないはず。
僕は僕で少し前にたまたま「メリケンバンド」をふと口ずさんで
いたので、だったらグランド・ファンクで入れようと。
これも僕は夏の曲というイメージがありますね。
このCD-Rを考え始めたのはまだ立秋前の夏の頃でした。
 


◎13曲目


 Rhythm Of My Heart
 Rod Stewart
 (1991)

或る時僕はベニー・グッドマンのかの有名な
「カーネギー・ホール」を聴いていました。
マーサ・ティルトンが歌うLoch Lomondが流れてきた時、ふと、
その曲はロッド・スチュワートのRhythm Of My Heartに似てる
と思いました。
ビンゴでした。
Wikipediaで調べると、これは本当にトラディショナルソングの
Loch Lomondから旋律を引用しているとのこと。
へえ、知らなかった、気づかなかった、
もうこの曲とは20年以上の付き合いなのに。
ただしロッド・スチュワートのオリジナルではなく、
元々当時西ドイツのロックバンド、ルネ・シューマンが1986年に
発表した曲で、作曲者はマーク・ジョーダンとジョン・キャペック。
ロッドも、故郷スコットランドを思い起こさせる曲を聴いて
いたく気に入り、どうしても自分のものにしたくなったのでしょうね。
ロッドはほんとうに人の歌を自分のものにするのが上手い。
歌詞の最後のくだりが僕はとってもとっても好きですが、
"Where the ocean meets the sky, I'll be sailing"
"Sailing"はロッドの代名詞でもあるから、ロッドは余計に
意識したのではないかと想像するとまた楽しいですね。
そうそう、あとこの曲は大学時代のロッド好き友人S君が、
「いい歌だけどいい歌の中でいちばん下のレベル」
と辛口で評していたことをいまだに思い出します。
(S君元気かなあ)。



◎14曲目


 This Night
 Billy Joel
 (1983)

この曲を入れたのは単純明快。
ベートーヴェンのピアノソナタを聴いていて、その中に、
この曲のサビの元曲となった「悲愴」があったから。
クラシックを引用した歌といえば僕の中では先ずこれかな。
クラシックを聴くようになってますます好きになりましたが、
ビリー・ジョエルはベスト盤が車にあるので、CD-Rには
そこに入っていない曲を入れていこうと思いました。
それと今回は、「ピアノマン枠」として、ビリーか
エルトン・ジョンもこれから毎回1曲は入れようと思いました。



◎15曲目


 Somewhere Out There
 Linda Ronstadt & James Ingram
 (1986)

これを入れたわけ。
ビリー・ジョエルのThis Nightを聴いていて、
なんとなぁく似てないかなぁ、似てるなぁ、と思い出した。
雰囲気がですが、あくまでも、でも僕の頭の中で
ビリーのそれからまっすぐにつながりました。
ちなみにこちらの作曲者はジェイムス・ホーナー他2人。
リンダ・ロンシュタットの声はやっぱり好きですね。
一方のジェイムス・イングラムはかのWe Are The Worldで
クインシー・ジョーンズに抜擢されこの大ヒットにつながった。
でも、彼が最初に曲名を歌うところでもういきなり歌メロを
崩しているのが、実は僕は気に入らない。
CD-Rを作ってもいまだにそこが来ると文句言ってます(笑)。
それと僕は以前ゴダイゴ「ビューティフル・ネーム」の記事(こちら)
を上げた中で、曲の形式がA-B-AでAがサビになっているのは
珍しくて他にすぐには思い当たらないと書きましたが、
これがまさにそうでしたね。
厳密には最初のAとサビで後半の旋律が微妙に違うのですが。
そしてこれは彼女が以前歌唱練習で歌ったことがあると
曲を聴いて話してくれました。



◎16曲目


 Brindisi
 Luciano Pavarotti

今回の「パヴァロッティ枠」の1曲。
ヴェルディ「椿姫」より「乾杯の歌」。
これは僕もクラシックを聴く前から歌だけは知っていたように、
CMやら何やらで歌としては膾炙している曲でしょうね。
なお、今回、流れ的に次の曲との間にもう1曲入れたかったの
ですが、8分以上ある1曲を入れてしまったので・・・仕方ない。



◎17曲目


 Daydream Believer
 The Monkees
 (1967)

モンキーズのこれも有名ですね。
僕はビートルズを聴く前から曲と誰の歌かを知っていましたが、
そう、これも日本における洋楽を象徴する1曲でしょうね。
今では忌野清志郎のタイマーズの日本語訳ヴァージョンが
CMで流れていて、きわめてよく耳にする旋律でもあります。
しかし、これは昔っからずっと好きな曲ではあったけれど、
オリジナルをじっくりと聴くのは初めてかも。
車のCD-Rはそういう機会を設けられるのもいいかな。



◎18曲目


 Too Much Love Will Killl You
 Brian May
 (1992)

この曲は割とよく口ずさむのですが、僕はクイーンの
フレディ・マーキュリーが歌う方がより好きでよく聴いてきました。
しかしそのことを昔から弟や友だちに話すと、その度に
「この曲はフレディ上手すぎるから逆にブライアンの方が
味があっていい」、と、すべての人に言われました。
僕はブライアン・メイのオリジナルをよく聴いてこなかったので、
今回CD-Rに入れて遅れを取り戻そう、と・・・(笑)。
もちろんオリジナル作曲者に最大の敬意を表しつつ。



◎19曲目


 The Great Pretender
 Freddie Mercury
 (1987)

というわけでクイーンバトンはフレディ・マーキュリーへ。
この曲は今回最初から入れるつもりでしたが、後から
ブライアン・メイを入れることになって場所が決まりました。
僕の編集は、最後の方に聴かせる曲を集めることが多いので、
ここ2曲はつながり的にも位置的にもよかったかなと。

これを入れることにしたきっかけは大瀧詠一さん。
音楽友だちTさんは大瀧詠一さんの大ファンで、かつて
ラジオ短波で放送されていた大瀧さんの番組を可能な限り
録音してとってあるというから、もうただただすごい。
その彼とは以前年に1回ほど酒を飲みながら音楽談義をして
いたのですが、その時にザ・バンドの話になって、それでは
ということで大瀧さんの番組をCD-Rにして僕にくれました。
その回はザ・バンドがMOONDOG MATINEEで
カヴァーした曲のオリジナルの特集でしたが、そこには
プラッターズのこの曲のオリジナルが入っています。
僕はこれ、大瀧さんの喋りも好きなので車でよく聴いていた
のですが、彼女と知り合って彼女も大瀧詠一さんが好きだと
知ってからまた聴く機会が増えました。

そういうわけです。
でもやっぱりフレディの「上手すぎる」ヴォーカル、
ここでは無情さをさらけ出していて、ひたすら感動しますね。
人によっては演出過剰と感じるかもしれないけれど、
過剰なところが結局はフレディらしさだと思います。
僕が聴き知っているすべてのカヴァーソングの中でも
いちばん僕がすごいと思うのがこれではないかなあ。



◎20曲目


 Don't Dream It's Over
 Crowded House
 (1986)

最後は明るくてユーモアを感じられる曲が僕の鉄則。
今回はこの前に切ない2曲が続いたので、ここは破壊力ある曲を。
「ヘナウ ヘーナウ」というサビもユーモアたっぷりに響いてくる。
でも、よく聴くとこの曲も明るさの向こうに切なさがある。
まあ、「夢は終わった」と話すんだからそうなるわなあ。
でもこの曲は、明るさと切なさのブレンド具合が絶妙で、
確かに前の夢は終わったけどこれからまた新たなことに
向かってゆこうじゃないかという心意気が感じられますね。
うん、これはやっぱり名曲中の超名曲 と今回思い直しました。
後日またいつかこの曲だけで記事を上げたいです。
そして、作りながら彼女はこの曲気に入るかもなあと
思っていたら、なんと昔から知っていて大好きだったという
落ちのようなものがついてこのCD-Rは終わります。


02 8月30日に行った先の写真を1枚


いかがでしたか!

今回は8分の曲がありつつ20曲入りました。
やっぱり20は入れたいですからね、よかった。

彼女は今回のがいちばんいい、と言いました。
僕もようやく洋楽の余計な力が抜けてきたかな(笑)。

最近はほとんど車でしか洋楽を聴かなくなったのですが、
でもやっぱり洋楽は好きだから、逆にCD-R作りは
多くなってゆくかもしれません。
実際、もう次のCD-Rのリストアップを始めていて、
今月中旬のドライブまでには作る予定です。


最後は薔薇「ディスタント・ドラムス」のまた新しい花を。
やっぱり最初はかなりオレンジ色が濃いんですね。

03



  


Posted by guitarbird at 23:47洋楽名曲集曲の詰め合わせ

2017年08月28日

「ディスタント・ドラムス」 薔薇が咲いた

01


ちょうど2か月前、僕は、近くのホームセンターで売られている
「ディスタント・ドラムス」という薔薇を見て、
ベット・ミドラーのFrom A Distanceを思い出すという
記事(こちら)を上げました。


その薔薇「ディスタント・ドラムス」ですが、今月に入り、
ついに30%引きに値段が下がっていたので買いました。

そして4日前の8月24日、花が咲きました!


02


「ディスタント・ドラムス」 Distant Drums

クリーム色にくるまれたオレンジ色の花びら。

珍しい、見たことがないタイプの色の薔薇です。

ついていた商品札の写真はもう少しなんというか
ごくごく薄~いラベンダー色のように見えたので、
あれっと思いましたが、僕はオレンジ色の薔薇が欲しかったので、
これはこれで喜びました。

しかし、です。
次にお見せするのは2日後の8月26日の写真。

03


真ん中があまりにもほのかなオレンジ色に変色していました。

開花翌日にもうその兆しが見えたのですが、
こんなにも色が変わるものなんですね。

商品札の写真はしかしこちらの方が近いので、
これがまあほんとうの色なのでしょうね。


04


そしてさらに2日後の28日今朝。

でも、決して不満なわけではありません。

色が変わるのを楽しめる薔薇であり、
僕が好きなオレンジ色は開花した日にしか楽しめないのも、
またそれはそれでいいですね。


05


開花初日の写真をもう一度。

ビデオカメラで撮影して早回しで見ると、
色がだんだんと落ちていくのが分かるかもしれないですね。

買ってよかった。
冬をちゃんと越させないと。


05


「バーガンディ・アイスバーグ」 Burgundy Iceberg

今年はもう一株、薔薇を買いましたが、
こちらは大通公園「バラフェスタ」を見に行った
彼女が選んで買って来てくれたもの。

こちらもちょうど今咲いています。

「アイスバーグ」という品種は大通公園12丁目に植えられていて、
白くて小さめの花がたくさんつくのは知っていましたが、
それの「バーガンディ」赤紫版、あるんですね。

真っ赤ではない、不思議と引かれる色です。


06


今年は大通公園や「えこりん村」など、
薔薇が売られている場所を何度か見て回ったおかげで、
薔薇の品種について、なんとなく、つかめてきました。

「バーガンディ・アイスバーグ」は葉っぱが小さく薄くて
表面のてかりがあまりない。
この手の薔薇は初めてで、薔薇といっても多種多様であり、
そこが楽しいんだ、ということも分かりました。

さらにもう一株買いました。

ピエール・ドゥ・ロンサール Pierre De Ronsard

つる性のこれは植えられているお店などが多く、
彼女が気に入ったので購入したものですが、
まだ株が小さく、今年は花をつけませんでした。

来年のお楽しみ。


そして来年の楽しみといえば、大通公園にある
「ムーンダンス」 Moondance
もちろんその名前(ヴァン・モリソン)からどうしても欲しいのですが
今年は市内で売られているところを見つけられず、また来年です。


07


ザ・マッカートニー・ローズ The McCartney Rose

こちらも今咲いています。

昨年秋に移植し枝切をして冬を越させましたが、
今年も赤い葉がよくのびて花を咲かせてくれました。

こちらはうまくいったかな。


08


マッカートニーのアップ。

でも、もうひとつあった「レッド・クイーン」 Red Queenは
越冬に失敗して春先にほとんど枯れかかっていました。
しかしなんとか回復し、6月に小さな花をつけました。
だけどまだまだ株は弱い、今年はちゃんと越冬させよう。

その前に。

庭で薔薇を植える場所、地拵えからしないと・・・


ここであの曲をもう一度。




 From A Distance
 Bette Midler
 (1990)


しかし今日はこの曲を聴きながら記事を書いていました。




 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
 ヒラリー・ハーン(Vn)

CDを買ったばかりもばかり、今日届きました。

同じヒラリー・ハーンですが、CDの方は
エサーペッカ・サロネン(指揮)
スウェーデン放送交響楽団によるもの。

一方こちらはデータがないのでよく分からないのですが、
指揮はどう見てもロリン・マゼールですね。

シベリウスと薔薇は直接結びつく要素がないと思われますが、
(僕の不勉強なだけであるかもしれないですが)、でも、
ハーンのヴァイオリンと曲のイメージがなんとなく
今日の薔薇には合うなあと感じたのでした。


09


最後は今朝の犬たち3ショット。

もう秋ですよ。



  


Posted by guitarbird at 21:39庭の花、街路樹

2017年08月25日

今月の読書2017年8月号

01


今月の読書2017年8月号

「今月の」といいながら3カ月振り。


☆1冊目


すごい進化 ~一見すると不合理の謎を解く
鈴木紀之
中公新書


生物の進化の話が好きです。
最近ご無沙汰でしたが、久しぶりに読みました。
手軽な新書ということもありましたが、読み応え十分。
本書は、例えばてんとう虫、ナミテントウとよく似た近縁種の
クリサキテントウの生活戦略の違いから始まり、主に昆虫が
どのように適応し制約を受けながら進化したかを綴っていますが、
事例を羅列していくのではなく、幾つかに絞って理論を
解説しています。
だからフィールドガイドではなく思考で遊ぶ本といえるでしょう。
その点で違和感を覚える人はいるかもしれない。
かくなる僕がそうでした。
この本は新刊平台で見つけた瞬間買うと決めたので
店頭でぱらぱらと見ることもなかったのですが、
どんな生き物の事例が出てくるのか楽しみに読み始めたところ、
事例よりも考え方に重きを置いていることが分かりました。
でも読み進めるうちに、考えることを楽しんでいる自分に気づきました。
これは著者の狙いだったようで、あとがきで説明されていました。
もっとも印象的だったのは、アブとハチの話。
アブはハエ目で毒はない、ハチはハチ目で毒がある。
アブは自らの保身のために危険なハチに動きや行動を似せている。
でも実は、アブとハチ、ぱっと見似ているけれど、
よく観察するとそれほど似ていない。
それでは意味がないのではと考えるかもしれないですが、
自分自身のことを考えてみると、意味があると分かる。
野外で「ぶぅーん」と羽音を鳴らして大きめの虫が近寄って来ると、
人は避けたり払ったり逃げたりする。
それがスズメバチなどハチであれば刺されると痛いから。
たまにとまられてしまうこともあるけれど、見るとそれはアブ、
かまれて痛いけれど刺したりするわけではない。
アブにとってみれば、近くで見られなくても全体のイメージと羽音で
ハチだと思われて外敵が避けてくれればそれで目的は達成、
ハチそっくりに似せるには何十何百世代とコストがかかるが、
それほどコストをかけなくても今で十分効果がある、というわけ。
この本では進化における「制約」をひとつのテーマとしていて、
その視点で見ると生き物もまた違って見えてくる。
そんなこともよく分かりました。
ちなみに、アブがハチに似すぎてしまうと、本物のハチの雄が
間違ってアブの雌に求愛してしまって無駄が生じる
というのも似すぎていない理由として考えられるというから、
やっぱり生物進化の話は考えれば考えるほど面白い。
自分で観察し写真を撮っていてもそんなことを考えることが
ありますが、その楽しさを再認識できる良書です。

ところで、この本は6月の早いうちに読了し文章を書きましたが、
まだ記事として上げていなかったことすら忘れていました・・・



☆2冊目


バロック音楽
皆川達夫
講談社学術文庫


正直に書くとこちらも6月中に読了していました。
しかし感想文は後回しにしてあったので、今(8/25)書きました。
というのもこれは書くことが決まっていたからです。
内容はその通りで、バロック音楽の流れを分かりやすく作曲家や
作品名を明記しながら説明するもの。
もうそれだけで価値十分。
印象的だったことがふたつ。
ひとつは、音楽は1600年から150年ごとに大きな流れが
訪れているという。
バロック音楽が始まったとされているのがちょうど西暦1600年、
バロック音楽の象徴にして集大成というべき人物「大バッハ」、
J.S.バッハが亡くなったのが1750年、その間ちょうど150年。
そこからハイドン、モーツアルト、ベートーヴェンの「古典派」、
さらにシューベルトやブラームスなどの「ロマン派」と、
いわゆる「クラシック」らしい音楽の盛衰が1900年までの
150年で起った、というもの、なるほど。
本文では明記されていなかったのでですが、次の150年に
含まれる現在は「ポピュラー音楽」の時代。
それが終わるのが2050年、あと33年。
その後また新しい音楽の流れが起るのでしょうかね、僕は
生きているかどうか分からないけれど、興味深いですね。
もうひとつ、「音楽における聴き手と演奏者の関係」。
曰く、バロック音楽は現在ではクラシック音楽として
ある程度の「しきたり」「縛り」「伝統」の中で演奏されますが、実は
バロック音楽というのは、演奏会において演奏者と客との間に起こる
「化学反応」、いわゆるアドリブで盛り上がったものだったということ。
だからバロック音楽の楽譜にはフリーのパートもあるのだそうで、
へえなるほど、とまず本文中で思いました。
そして最後、まとめの部分で皆川達夫さんは、音楽聴きにとって
きわめて重たい提言をしています。
曰く、今の日本のクラシック音楽は演奏者と聴き手との乖離が激しい。
分かりやすい例を挙げると、例えばロックでは今は「親父バンド」
などというようにアマチュアが普通に演奏して楽しむことができる
音楽として広まり定着していますよね。
ところが、クラシック音楽の場合、一般の人で集まって演奏する、
という話はあまり聴きません。
セミプロの人が街中のカフェなどで演奏会を行うことはありますが、
それだって例えば僕のようなずぶの素人ではなく、ある程度以上
音楽教育を受けた人がやるものだと思います。
皆川達夫さんは、そこから来る弊害として、クラシック音楽というのは
「かしこまって聴かなければいけないもの」という概念が
日本には広まっているということ。
恥ずかしながら、僕はまったくその通りに感じていました。
クラシック音楽を聴いて自分で演奏してみようとはあまり思わない。
クラシックは難しくて素人がやるものではない、やってはいけない、
とすら思っている節があります、認めます。
ただですね、でも僕は、少なくともCDで聴くにあたっては、
かしこまって聴いているつもりはありません。
「未完成」「新世界」などの印象的な旋律をハミングするし、
結構気軽に聴いています。
こういうのもおこがましいですが、皆川達夫さんとしては、
僕のような人間がもっとクラシック音楽を演奏するようになれば、
日本のクラシック音楽を取り巻く環境も良くなると考えている、かな。
いや実は、僕もクラシックを聴いて演奏してみたいと思うこと、
ありますよ、ベートーヴェンの「クロイツェル」のピアノとか
弾けるようになれたらなあと思ったことがあります(今でも)。
この本を読んでよりクラシックが気軽に楽しく聴けるようになった、
それがいちばんよかったところですね、はい。



☆3冊目


別れの挨拶
丸谷才一
集英社文庫


丸谷さん、集英社からの最後の文庫本。
「日本における書評という文芸ジャンルの確立」
丸谷さんが心血を注いでいた分野であり、実際のところ
丸谷さんのおかげで書評が広まった。
それまで僕が読んだ本では、そのことについて触れはするものの、
控えめに書いているに過ぎなかったのですが、この本では珍しく、
書評を確立させた人間としての自負と自信が文章や行間から
ひしひしと伝わってきました。
ただそれは、死後出版ということで丸谷さん本人の意志とは
少し離れたところにあって、後輩たちが丸谷さんの偉業に
もっと光を当ててほしいという思いで編集したのかもしれない。
まあでも文章自体は丸谷さんのものですからね、丸谷さん自身も
矜持を持って臨んでいたことは間違いない。
だから余計に、亡くなられたのは残念で悲しいですね。
この本ではクラシック音楽についてのエッセイが幾つか
まとめられているのが特徴です。
僕が特に嬉しかったのは「クヮルテットを聴かう」と題し、
弦楽四重奏に焦点を当てていること。
そうなんです、僕も弦楽四重奏曲には強い思い入れがあり、
エマーソン四重奏団のボックスセットを買ったくらい。
もっといえば室内楽曲が好きで、寝る前には必ず
室内楽曲のCDをかけているくらい。
寝る前に交響曲などオーケストラの曲を聴くと気持ちが
落ち着かない、というのもあるのですが。
中でも弦楽四重奏曲はスリリングさが魅力、でも、
少なくとも日本ではそれほど重きを置かれていないし、
(僕のように)大好きと公言する人も少なそう、というもので、
丸谷さんも僕と一緒だったんだって、もう嬉しくて嬉しくて。
ひと段落だけ引用します(引用者は改行などを施しています)。

 この弦楽四重奏団、すなはちクヮルテットは、
クラシック音楽にとってじつに重要なものですよ。
クラシック音楽の一方の端にオペラといふ善美を盡した
贅沢で豪奢な形式があるとすれば、もう一方の端に、
その基本といふか、精髄といふか、要約といふか、
本質みたいなものとしてクヮルテットという形式がある。


この引用文、実は次につながっていることを、
その時はもちろん知る由もなかったのですが・・・
しかし今回は、うん、やはり、丸谷さんが亡くなられたことにより
未完のままだったエッセイを収録しているのが、
今更ながら丸谷さん亡くなられてしまったことを実感しました。
生前に一度お話したかったなあ。
つても何もないけれど、きっと丸谷さんも、僕とのお喋りを
それなりに楽しんでくれただろうという密かな自信があります。
他の出版社からはまだ新しい文庫本が出るかな。
出てほしい、寂しい。
丸谷さんはもちろん一度読んだ本をまた読み返したいです。



☆4冊目


小澤征爾さんと、音楽について話をする
小澤征爾・村上春樹
新潮文庫


丸谷さんの「別れの挨拶」でこの本の話が紹介されていたのを知り、
もう居ても立ってもいられなくなり即注文しました。
この本は少し前なら読了後すぐにひとつの独立した記事に
していたであろうくらい興味深く感銘を受けたのですが、
内容としては指揮者小澤征爾さんと作家村上春樹さんが行った
音楽についての対談を本としてまとめたもの。
内容紹介の代わりに、各章の見出しを書き出します。

第一回 ベートーヴェンのピアノ協奏曲第三番をめぐって
・インターリュード1 レコード・マニアについて
第二回 カーネギー・ホールのブラームス
・インターリュード2 文章と音楽との関係
第三回 一九六〇年代に起ったこと
・インターリュード3 ユージン・オーマンディのタクト
第四回 グスタフ・マーラーの音楽をめぐって
・インターリュード4 森進一からシカゴ・ブルーズまで
第五回 オペラは楽しい
・スイスの小さな町で
第六回 「決まった教え方があるわけじゃありません
    その場その場で考えながらやっているんです」


ざっと触れると、第1回は村上春樹さんの家で実際に
彼が所有しているベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番の
第2楽章を中心に次々と聴いて感想を述べるもの。
これを読んでいる時に音楽を聴けない状況にあったのですが
帰宅してすぐに聴きたくなりました。

第3回はレコードを通してクラシックを聴くことが広まり
定着した1960年代の話で、もろ僕がしていることにも
直結することだからとても興味深く、背景が分かりました。

第4回、僕は実はマーラーが苦手ですが、村上春樹さんも
以前はあまり聴かなかったという。
あ、書き忘れましたが、小澤征爾さんはあのカラヤンの弟子
であり、レナード・バーンスタインの「副指揮者」として
陰で支えていたという人でありますが、そのバーンスタイン、
本文で小澤征爾さんは「レニー」と呼んでいましたが、
レニーがマーラーに力を注いだおかげで1960年代から
徐々にマーラーが広まり、今ではすっかり定着。
村上春樹さんも実感としてレコードを聴き始めた頃の
1960年代にはまだマーラーはあまり聴かれていなかったという。
うん、僕もマーラー、少しずつまた聴き直し始めようかな。

今回耳に痛かったのが、
インターリュード1 レコード・マニアについて。
小澤征爾さんはいわゆる「収集家」としてのレコード・マニアが
あまり好きではないとはっきりと書いていました。
もっと音楽を深く聴いてほしい、という。
それに対して村上春樹さんは、行間のニュアンスからですが、
なんとなく自分のことを言われているように感じている部分も
あると思いつつ、でも好きな曲は聴き込むと話していました。
僕もかつてはレコード(CD)の「マニア」だったので、
やはりというか耳が痛かった。
しかし一方、これまたおこがましいですが村上春樹さんと
同じく、好きな音楽は聴き込むたちだから、小澤征爾さんにも
半分は許してもらえるかな、と。
CDを買う枚数がめっきり減ったいまならなおのこと。
特に家ではクラシックばかり聴くようになったことだし。

そして弦楽四重奏曲。
「スイスの小さな町で」と題した章では、小澤征爾さんが毎年
スイスに若手の弦楽器演奏者を集めたアカデミーを主催していて、
そこに村上春樹さんが同行取材に行ったという興味深い話。
いみじくも小澤征爾さんも、弦楽四重奏曲は演奏の基本である
という解釈を披露していて、丸谷さんが指摘した通りだと。
さらにですが、実は小澤征爾さんがで桐朋女子高校音楽科で
学んでいた頃の英語の先生がなんと丸谷才一さんだったそうで、
こんなところでこの2人、連続した2冊がつながっていたとは!
もっとも、丸谷さんは、この本を読んだことで触発されて
弦楽四重奏曲の話を書いたのかもしれないですが、まあでも
こうしてつながるのは嬉しいですね。
小澤征爾さんは信念を決して曲げない人であり、
自分が行うことに対しては揺るぎない自信を持っていて、
かつ、まっすぐにものを言う人。
人懐っこい人であり、好かれる人には徹底的に好かれる反面、
敵も多く作ってしまいがちなひとかもしれないと思いました。
事実カラヤン、バーンスタインに気に入られていたのをはじめ、
あのカルロス・クライバーは友だちで、小澤征爾さんが
ウイーン歌劇場の音楽監督への就任が決まった時真っ先に
祝辞を送ってきたのがクライバーだったそうな。
曰く、クライバーはほんとうに変わった人だったらしい・・・(笑)。
この本はほんとうに興味深く、愛着が持てる1冊。
また読み返したいですね。
そしてあらためてこの本と出会うきっかけをいただいた
丸谷さんにも感謝です。
そしてそして、また村上春樹も何か読みたくなってきました。


今回は長いので【guitarbirdの書架より】はお休み。
すぐに「積ん読」候補、じゃない、購入してまだ読んでいない
本を2冊ほど紹介します。





ヴァン・モリソン 魂の道のり
ジョニー・ローガン(著)/丸山京子(訳)
大栄出版


ヴァン・モリソンの伝記、1994年に出ていた翻訳本、
状態がいいものが古本で漸く見つかって購入できました。
帯付、封入物も揃いビニールカバーがかけられたまさに良品。
まだ著者による序章しか読んでいないのですが、やはりというか
ヴァン・モリソンとの付き合いは難しかったようで、
ある程度まで進んだところでいきなりダメ出しとか・・・
でも著者曰く、一風変わった伝記に仕上がったという。
少しずつ読んでいきます。
そうそう、ヴァン・モリソンは9月に新譜が出ますよ!
こちらは早いうちに記事を上げたいと思っています。






天気の仕組み:雲のでき方からオーロラの正体まで
森田正光
共立出版


テレビなどでおなじみ気象予報士森田正光さんの本。
彼が出演する(パーソナリティは森本毅郎さん)ラジオ番組
「日本全国八時です」で自ら紹介していて、面白そうなので
注文しましたがまだ手元には届いていません。
次回のこの記事までに読了できればと思っています。






増補版 いちばんわかりやすい俳句歳時記
辻桃子・安部元気
主夫の友社


僕が一昨年買って愛用(とまではいかないかも)している
辻桃子さんと安部元気さんの俳句歳時記ですが、
知らぬ間に増補版が出ていました。
と思って奥付を見ると、平成29年8月20日となっている、
奥付にはひと月後の日付を記す出版社も多いので、
つまり先月出たばかりだったんだ。
Amazonでたまたま知ったのですが、よかった気づいて。
今回はカバーが萌黄色できれい、心も華やぎますね。
さていきなり一句。

短冊にWorld Peaceと書くこの夜 樹翔

七夕に詠んだ句、厳密にいえば季語はないけれど。
そして英語交じり、邪道かもですが・・・(笑)。





本自体は結構読んでいるのですが、必要な部分だけ読むことが多く、
1冊読了までたどり着いたのは3か月でこの4冊にとどまりました。

まあでも本は読んでいます、変わらず。

最後は3ショットをもう1枚。

02





  


Posted by guitarbird at 23:08本・書籍・雑誌

2017年08月21日

円山に登った 第13回2017年8月21日

01


円山登山日記 第13回目

"Woman"こと彼女と久し振りに円山に登ってきました。

今日は最高気温予想が27℃。
真夏とはいかないけれど暑くなる予想、対策を施さなきゃ。


02


いつも撮影している1合目の赤い鳥居。

しかし今回はうまく撮れなかった・・・反省。

今日は登山開始時からレンズを70-200mmに変えていて、
風景的なものよりは生き物の写真が多くなります。


03


円山といえばカツラの巨樹大木。

この感覚も久し振り。


04


ヒメキマダラヒカゲ、翅を閉じてとまることが多いものの、
時々こうして開いてくれます。


05


いつもの休憩ポイントの岩。

今日は久し振りで2人とも疲れが出て、
15分くらい休みました。

さてそろそろまた登ろうかという時にエゾリス君が。

(何もあげないよ・・・慣れてるんだから・・・)


06


ヤマガラ君まで寄ってきました。

結果として今日は70-200mmでよかった、ノートリミング。

出発することにしましたが、日陰に長い時間じっとしていると
うっすら寒さも感じました。


07


アカソの花が咲いていました。

A公園でも探してマクロ撮影しなきゃ。


08


イノコズチは円山にたくさんあるのに、
なぜかA公園にはまったくない不思議。


09


頂上に着くとキアゲハがお出迎え。

今日は蝶が多かった。
この他スジグロシロチョウ、クロヒカゲ、ルリシジミ、
種未同定のカラスアゲハと同ヒョウモンチョウなどがいました。


10


このキアゲハがなかなか逃げないので、
街と一緒に撮影を試みるも水平が崩れて失敗。

僕の他にキアゲハを撮ろうとしていた人がいて、
早くよけなきゃと焦っていたのでしょう。

そう、今日は9時前に登り始めていつもより遅く、
人も多かったですね。


11


頂上にはこの時20人くらい(と犬2匹)がいました。

この写真も周りの人の動きを見てなんとか撮れました。

さて下ります。


12


これまた円山には多いのに旭山では稀なウリノキ。

僕の中では円山を代表する植物がウリノキ。


13


ミズヒキも道中ちらほらと。

しかし今日は下りで思っていた以上に膝に来て、
後半は写真を撮る余裕があまりないまま降りました。
(今でも多少膝の周りが張っています)。


14


円山を象徴するカツラで今日の登山は終わり。


その後はもちろん

15


六花亭「判官さま」

焼きたては熱いけれど食べる時はそれほど暑くはなかった。

無料のほうじ茶は夏でも熱い、冷まして飲みましたが、
やっぱりおいしい。

でも氷水も飲みました、やっぱり水分とらなきゃ。


一服して移動した先が

16


六花亭「夏野菜のピザ」

神宮とは別の円山店、今月のピザはこれ。

もちろんおいしい!

でも、ピザ、楕円形じゃなく円形になったんだね、ふむふむ。


17


彼女は「十勝豆おこわ定食」

手前のオクラの胡麻和えがおいしかった(いただきました)。


デザートもいきました。

18


「メープルみつまめ」

寒天とブルーベリーに生クリーム。

シンプルなこれ、メープルのおいしさに浸れました。
メープルシロップがこんなにおいしかったかって。


19


彼女は「ブルーベリーワッフル」

おいしいし、安いんですよねこれ。

ごちそうさま、おいしかった!

たくさん食べたように見えますか・・・(笑)。
登山の後の楽しみですから!


20


最後は留守番部隊の犬たち3ショットなのでした。

マーサなら円山登れそうだな。
するかどうかは別にして、ですが。


  


Posted by guitarbird at 23:24円山登山日記

2017年08月18日

キタキツネが増えているらしい

01


A公園でまたキタキツネの写真が撮れました。

大きさ、外見から、先日上げた「2頭のキタキツネ」(記事こちら)
のうちの1頭の可能性が高そうです。

噴水にいました。

噴水はこの場所がすり鉢状になっており、
9時半になると水がたまり始める、この状態は
水が増えている過程です。


02


噴水からいったん離れ、横にある石のテラスに。

キタキツネが見ている先に犬を連れた人が何人かいて、
みんなで話しながら珍しそうにキタキツネを見ていた。

犬が気になったのでしょう。


03


落ち着いたのか、お座りから伏せに変りました。

犬がいるのでこっちを見てくれない。
ちらとは見るのですが、正視することはなかったのが、
写真撮りとしてはいささか不満・・・(笑)。


04


場所を説明するのに広角で撮影した1枚。

この大きさだと分かりにくいですね。

札幌圏のキタキツネはここ数年増えていると、
先日何かで読みました。

2000年頃に「疥癬」という病気が野生のイヌ科の動物の間で
流行し、その病気自体ではすぐには死なないものの、
体力が落ちて餌が取りにくくなって死に至るというもので、
その頃数が大きく減った。

確かに、自分の記憶とも一致します。

その後増えて、今は多くなった、とのことです。

しかし増えるとまた問題が。

エキノコックス。
キタキツネの糞に含まれる病原虫及びその病気。
触れるだけでは感染しませんが、誤って口などから
体内に入ると、重たくて長く続く肝臓の病気になります。

噴水にいるこのシーン、実は危ないのです。
ここで糞をしたら、水遊びする人の口に糞が入る・・・

写真を撮りながら、この時は気を付けて見ていました。
幸い、噴水の中では糞はしませんでした。

キタキツネ、かわいいですが、気をつけてください。
絶対に糞には触らないように。
踏まないように気を付けることも重要、うっかり、をなくすことです。


05


いちばん近くに寄れた1枚、やっぱり顔は横向き・・・

この後、見ている方向に小走りで逃げてゆきました。
その先の森がねぐらなのでしょう。

犬を見ていたといいましたが、自分が行きたい方向にいたので
動くまで様子を見ていたようでした。

とはいえ、やっぱりかわいい
撮らせてくれてありがとう。


06


最後は昨日の朝、うちのイヌ科の動物たち。

というか、犬そのものですね、はい(笑)。

庭の朝の斜光が写真にはいい感じになってきました。

もう秋ですね。


  


Posted by guitarbird at 07:32キタキツネ