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2016年06月11日

2 マッドクラッチ新譜

01
2 マッドクラッチ新譜

2 Mudcrutch
2 マッドクラッチ (2016)

本日はマッドクラッチの新譜の記事です。
ロック系でいま僕がいちばんよく聴いているアルバム、
このところ毎日かけてます。

マッドクラッチとは、という話を一応もう一度だけすると
(といって8年振りですが)、トム・ペティが自身の名を冠した
バンドでデビューする前に仲間内で組んでいたバンド。
しかしバンドとして本格的に活動する前に消滅。
一方トム・ペティ&ザ・ハートブレカーズが
アメリカを代表するロックバンドに。

2008年、トム達が久し振りに以前の仲間で集まって録音した
MUDCRUTCHがアルバムとしての「デビュー作」。
そして今年8年振りに2作目が出ました。

メンバーは
 
トム・ペティ* (Bs)(Vo)
ベンモント・テンチ* (Key)(Vo)
トム・レドン (Gt)(Vo)
マイク・キャンベル* (Gt)
ランドール・マーシュ (Ds)
 
*がついた人が現行トム・ペティ&ザ・ハートブレカーズのメンバー。
トム・レドンはオリジナルメンバーのひとりで、
元イーグルスのバーニー・リードンの弟。
兄弟で苗字が違うのか、と思われるかもですが、
どちらもLeadonで同じ。
ただ、元イーグルスの兄の方は「リードン」の方が
日本では通りがいいのではと考えてのことです
(今は「バーニー・レドン」と書かれることも増えているようですが)。
 
今回2作目となりますが、前作よりもいい意味で軽い
つまりポップであると、カントリー色がやや薄まっている感じかな。

さらにひとことでいうと、
「自分たちが懐かしみながら音楽を作る感覚が強い」、
といったところ。
トム達本体のようなロック的はったりが強い曲ではなく、
趣味の世界を高めた、余裕のある演奏と曲を聴かせてくれます。
まあだから売れ線かといわれればそうではないのでしょうけど、
でもビルボード誌アルバムチャートでは10位に入っていて、
それなりに売れてはいます。

懐かしむ感覚は、アメリカのポップロックの
いいところを集めてみたという感覚にもつながります。

そんな彼ら自身も「70年代の生き残り」のようなバンドですからね。
そういう意味では二重の懐かしさを感じます。


02 こいつら泥"mud"は大嫌い・・・
2 マッドクラッチ新譜


1曲目 Trailer
元気に明るく前に進む曲でスタート。
いかにも広々としたアメリカを感じさせる曲ですが、聴いているうちに、
トラヴェリング・ウィルベリーズの名残のようだと思うようになりました。
しかし、さらっと聴き終るのではなく何か引きずった感覚が残る、
なるほどだから「トレイラー」なんだ。
 
この曲のオフィシャルオーディオがありました。



 Trailer
 Mudcrutch


2曲目 Dreams Of Flying
こちらはLearning To Flyの続編か、なあんて考え過ぎ(笑)。
「飛ぶことを夢見る」という内容でこの切迫感、重たさ。
自由に飛ぶこともままならない。
飛べたとしても落ちる不安が。
説得力があります。
この切迫感もトムの魅力。
  

3曲目 Beautiful Blue
トムらしいほのかな陰り、マイナー調のミイディアムスロウな曲。
タイトルの言葉を歌うトムの半分裏返りそうな声、
そうそうこれを聴きたかったんだ。
ブルージーなロックらしいギターソロが素晴らしいのですが、
ソロが2回に分かれて入っているのは、トム・レドンと
マイク・キャンベルがそれぞれ担当しているということかな。
ブックレットというものがないんですよね、今回、
ネットで調べれば分かるかもしれないですが。
"blue"という言葉、自然と反応してしまいますよね、
ブルーズがよく分からない僕でも・・・
じわっとしみてきます。


4曲目 Beautiful World
"beautiful"と入った曲が2曲続くのは何か意図があるのかな?
そういうことを考えずにはいられないのが悪い癖(笑)。
しかし前曲とは打って変わって明るくて軽く元気な曲。
歌うのはランドール・マーシュ、この軽さに声がよく合っていて、
トムではこうはいかなかったのではないか。
もちろんランドール・マーシュ自身が作った曲だから
歌うのは当たり前でしょうけど、この変化は効果的。
そして軽い声の彼が歌うことで、これはとっても
「かわいらしい曲」になっています。
なんて60前後の男性に言う言葉じゃないか(笑)。

この曲もオフィシャルのオーディオがありました。


 
 Beautiful World
 Mudcrutch



5曲目 I Forgive It All
こちらはカントリー調のトムらしい曲で僕がいちばん好きな
WILDFLOWERSの流れにあるかな。
そう思うだけで愛おしくなり、懐かしさのようなものにも襲われます。
「きれいな」曲ですね、「美しい」曲というよりは。
そんな心持だから、すべてを許せるのでしょう。


6曲目 The Other Side Of The Mountain
イントロから出てくる「だだんだだんだん~」
というギターフレーズが効果的。
バンジョーが全編に流れ、山を歌ったタイトルともども
カントリー色が濃い曲と思ったらそれもそのはず、
トム・レドンの作曲。
リードヴォーカルも2人のトムが分担していますが、
やっぱりトム・レドンは軽い声、
そこにトム・ペティのどっしりとした声が出てくるとしまりますね。
それんしても「だだんだだんだん~」がとにかく印象的でカッコいい。


7曲目 Hope
力強いマーチスタイルの元気な曲。
何かを宣言するような、選挙演説のような
トムの歌声にはこちらも元気が出る。
ここではテンチのキーボードが強く引っ張っている。
間奏を受けてから終わりまでの展開、特に2'47"のパッセージ、
久し振りに展開にはっとさせられる曲。
そのは入口のギターソロの音のとりかたと奥に引っ込んで
均したような音色(録音)がとても変わってて印象的。


8曲目 Welcome To Hell
前の曲から間髪入れずにフルスロットルで始まる、
ロカビリー風のお遊び感覚に満ちたハードな曲。
アメリカ人には懐かしい響きなのでしょう。
ベンモント・テンチが作曲し歌っていますが、
彼の歌い方はエルヴィス・プレスリーを意識しているな、きっと。
ピアノ低音のロックンロールのリフを聴くと、
やっぱりロックンロールは基本だと思いますね。
「地獄へようこそ」という曲も明るく楽しく歌えるのも
いかにもロックらしい。
そういえばこのアルバムでトムはベースを担当しています。
自分より上手いギタリストが2人いるので、
わざわざギターを弾くでもなかったのでしょう。
トムのベースはここで素晴らしいグルーヴ感を出しています。

 
9曲目 Save Your Water
一転した軽やかな曲。
サビの歌メロがコーラスともども非常に印象的で、
これはカントリー系の70年代のヒット曲といった感じかな。
 

10曲目 Victim Of Circumstance
ボブ・ディラン経由の切れがいいロックンロール。
「犠牲」とか言っている割には明るく割り切った感覚が楽しい。
これも前曲が終わってすぐに始まるのが効果的。
アップテンポが2曲続く、最後への助走。


11曲目 Hungry No More
最後もキーボードの音が残った中で隙間なしに始まる。
いかにもアルバム最後らしい6分以上ある大作風の
この曲があることでアルバムの収まりがよく、
充実したアルバムを聴いたなあという感慨にふけります。
大作風といっても曲の作りはシンプルで、
展開があるわけでもない。
この演奏に込めたメンバーの気合い、
意味合いの重たさが「大作風」と感じさせる部分です。
 
曲が終わって10秒以上の間があるので、
シークレットトラックか何かが入っているのかなと期待したけれど、
何もなく終わります。
もったいぶって意地悪、と思わなくもないけれど(笑)、
そういうお遊びもいいですね。
また、その間があるからこそ
「大作風でどっしりと終わる」という感覚が強くなります。




今回も国内盤は出ないか・・・

トム達のアルバムのようにロック音楽に一石を投じるほど
大きな意味がある、というものではないかもしれない。
でも、そんなアルバムでも真剣に取り組み、
各自の芸(歌も含む)を惜しげもなく披露してくれる
トム・ペティとその仲間たちは、やっぱり
信じるに足るミュージシャンであるとの思いを強くしました。

5月6月は新作新譜ラッシュで超のつく大物も出ていますが、
実はもう1枚ありました、ということですね。
正直いえば、僕自身、直前に来日公演をしたその2人の
超大物よりこちらの新譜の方が嬉しかったですが。
もちろんその2人(特に年上の方)も
それなり以上に気に入ってはいます、念のため。
 
生物好きにはジャケット写真も最高にいいですね。
ちなみに僕は、哺乳類に喩えると「熊」以外は
言われたことがないのですが・・・(笑)。
 

最後は01のアウトテイク。

03
2 マッドクラッチ新譜

マーサせっかく目を開けたのに、ビニールへの照明の反射が
白い筋となって写り込んでしまいました。







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Posted by guitarbird at 20:29 │Tom Petty
この記事へのコメント
ギタバさん、こんにちは。
こちらはようやく雨が降り始めました。
マッドクラッチ恐らくそう遠くない未来に?(・ω・^) 買うつもりです(あっ、ボニーもね)。
元締め兄弟の幼少期を彷彿させるジャケも気に入りました。

昨日、ヴァンのIt's Too Late~vol,2.3.4&DVDが届いたのですが
一昨日に呑みすぎたせいかヴァン対峙する元気がなく
DVDをチラ見しただけで寝座へもどってしまいました。
今宵こそはヴァンに浸りまっせ▽・。・▽ワン!

大谷くんみてますよ、エグいでんなぁトラ猫ちゃんの
バットが扇風機状態やねぇ(;゜∀゜)ゝ”
初回からガンガンきてるねぇ、因みに本日は
岩ちゃんがサンテレビ初登場で広澤克実(川藤幸三さんの
解説より19倍はおもろいなぁ)はんとええ感じで
噛み合っててたのしいなぁ・・・。
Posted by ぽちわかや at 2016年06月12日 14:43
ぽちわかやさん、こんにちわ
マッドクラッチよろしくお願いします。
私の幼少期のジャケットですか(笑)。
ちなみに私は小学生の頃、太ってはいなかったですが、
でももう既に痩せてもいませんでした。
まあだから結局ずっと熊なのでしょうね(笑)。

ヴァンさん届いたんですね!
あれ、私はまだ発送しましたというメールも来てませんが、
どうなっているのだろう・・・
いや、やはり軽く聴くことはできないですよね少なくとも初回は。
だからぽちわかやさんの気持ちはよく分かります。
私はもし明日か明後日の昼前に届いたら明後日休みなので
ひとまずCD3枚連続で聴きたいと思います。
ちなみに1も結局SONYから出直すのを注文しました。
音源としては同じで聴けるのであっても、どうもやっぱり
そこだけ揃わないのは気になります(笑)。

大谷君、そういえば今なんですね。
今は仕事の昼休みで(遅いですが)ここに来ていますが、
ネットで情報を見ることにします。
解説は岩ちゃんが今日はサンテレビなんですね。
ということは岩ちゃん今日は北海道はどこでも出てないかな。
ラジオテレビCA、F戦が北海道であると毎日必ずどこかに出ています。
そして今日は広澤なんですね。
ヤクルト時代神宮によく見に行きました。
日本シリーズ最終打席でホームラン打ったのは感動しました。
今ではすっかり関西の人ですね。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2016年06月12日 14:58
ぽちわかやさん、ふたたびですが、私のヴァンモリのは
発送されていませんでした。
ひと月前に予約したのですが遅かったのかな。
なにかちょっとばかり不満です、と一応ご報告までに。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2016年06月12日 22:16
ギタバさん、こんばんは。
そうですか、拙者は楽天のポイントがあったので
タワーさんに予約してたんですが早めに入庫したのかな。

今夜は思わずアリ対猪木戦を見てしまったので
取り敢えずDVDの続きで後半部分を先ほど観させていただいたのですが
若き日のヴァンは頗る熱いでっせ、お先でほんまゴメンネσ(^◇^;;
Posted by ぽちわかや at 2016年06月13日 01:21
ぽちわかやさん、おはようございます
私はクーポンがあって半額以下になるのでAで注文しました。
まあもう入荷しないということはないでしょうけど、でも心配は心配です。
ちなみに1はHで別に注文しましたがそれはもう入荷していて、
他に一緒に注文したものがまだなので届いていません。
あ、もちろん先に聴いて楽しんでくださいね。
考えてみるとヴァン・モリソンのマニア向けのものを買ったことを
話せるのは何て幸せなのだろうと思います。
アリ猪木戦は録画したのでこんど観ます。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2016年06月13日 06:31

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2 マッドクラッチ新譜