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2014年07月10日

R.E.M. UNPLUGGED 1991 & 2001

01
R.E.M. UNPLUGGED 1991 & 2001

UNPLUGGED 1991 & 2001 THE COMPLETE SESSIONS R.E.M.
アンプラグド 1991/2001 コンプリート・セッションズ  R.E.M.
 (2014)

R.E.M.の新しいCDが出ました。
Warner系の再発レーベルRhinoからのリリースです。
2011年9月に解散した彼ら、未発表曲集や未発表ライヴ音源が
CDとしてリリースされることが予想されましたが、今回、
MTV Unpluggedに2度出演した模様が、2枚組のライヴ盤として、
漸く世に出ました。

MTVアンプラグドについてはもはや説明不要かもですが、一応。
アンプラグドは基本はエレクトリックの楽器を使わずに演奏する
ライヴを収録したMTVの番組。
1990年代前半にひとつのスタイルとして話題となり、その要素が
個々の演奏者の楽曲に反映され多くの人に聴かれたことで、
アコースティックギターの魅力が再評価され、今に至っています。
一応10代の頃からギターを弾き続けている僕としても、
それを境に日本でも生ギター熱が再興し、かつてはそうだった
ように再び生ギターが身近なものになったと感じています。
ポール・マッカートニーやスティングなど大物がこぞって出演。
エリック・クラプトンはそのライヴ盤でグラミー賞を獲得、
マライア・キャリーは本格派の歌手への足場を築き、
ニルヴァーナはそのアルバムが名盤とまで言われるようになり、
ロッド・スチュワートは生来のエンターテイメント性を評価されました。
キッスのUNPLUGGEDの邦題が「停電」とは面白い(笑)。
ライヴが生きがいのボブ・ディランもアルバムを残しており、そして
ブルース・スプリングスティーンはいつも通りにテレキャスターを
持ち出して"un-plugged"にしてしまいました。

アンプラグドは一般のコンサートホールより小さなテレビスタジオで
収録するため、演奏者と客の間が近く、一体感そして
温かい雰囲気が感じとれます。
普段はエレクトリックの楽器で演奏する曲をアコースティックで再現
することにより、普段とは違う姿に接することも魅力のひとつです。
ライヴゆえ、ハプニング的なことが起こるかもしれないという
わくわく感にも満ちています。
実際、ポール・マッカートニーはWe Can Work It Outの歌い出しで
歌詞を間違え、一度演奏を止めてやり直したりもしました。

1990年代前半にアンプラグドが受けたのは、あまりにも大きく
なりすぎた音楽業界に対して、基本に立ち返ることの重要性を、
生楽器による演奏というスタイルを通して見せてくれたのでしょう。
演奏者(=業界)の自浄作業が働いたというか。
ビートルズ時代後期に1000人も入らない小さい会場でまたライヴを
やりたいと願っていたポール・マッカートニーが出演したのは、
そのことを象徴的に表しています。
まあ、後年になると、世の中だいたいのことがそうであるように
アンプラグド自体がステイタス化して商業ベースにのってしまい、
そもそもの意味が感じられなくなってしまったのですが、最初の頃の
アンプラグドの功績は間違いなく大きいものだと今でも思います。

02 今朝のA公園
R.E.M. UNPLUGGED 1991 & 2001

さてR.E.M.。
1991年の方はMTVで観たことがあるのですが、
公式のCDが発売されるのは今回が初めて。
さらには僕がMTVを観なくなった後の2001年にも出演していたのは
今回のCDが出るまで知りませんでした。

R.E.M.は、売れてWarnerに移籍してからは、
アリーナロックと呼ぶに十分なほどに集客力が上がりました。
しかし彼らは、大物になっても普通の人と変わらない姿勢で
あり続けらたことに対して、ニルヴァーナのカート・コベインが
生前憧れを示していたように、大きくなったからといって
音楽性はほとんど変わらなかったバンドでした。
もちろん、作曲能力は上がったのですが、それはまた別の話。

だから、このアンプラグドは、他の大物バンドに比べると
レコードとの違いがあまり感じられません。
彼らとしても、アンプラグドは自分たちの出発点のようなものであり、
いるべきところという思いがあったのではないかと。
だから、1989年に番組が始まって割と早くに出たのでしょう。
アンプラグドだから何かを変えてやろうというよりは、自分たちの
基本に忠実に演奏して聴いてもらおうという彼ららしい姿勢ですが、
でもよく聴くと、微妙なニュアンスの違いが随所に感じられ、
そこが楽しみでもあります。

また、演奏が薄い中で生で歌うため、マイケル・スタイプの声が
前面に出ることで、彼の歌手としての素晴らしさが分かります。
当時はサウンドに凝り始めた頃でしたが、だから逆に、
アンプラグドで歌うことでマイケルは歌手としての自らの立場を
再認識した、ということもあるのではないかと。

さて、今回はコンプリート・セッションズと謳っていますが、
2枚に収められた33曲のうち11曲が、テレビ放送では使われなかった
「未発表」テイクです。
Wikipediaを見ると早くもこのCDのページがありましたが、
その11曲がどれであるかは明示されていませんでした。
他のサイトも検索をかけましたが、必要な情報は得られなかった。
1991年のほうは録画したビデオテープが家のどこかにあるけれど、
すぐに出せない場所にありしかもβで調べることができず。
というわけで、申し訳ない、どれが放送されなかった曲かは
分からなかったのですが、このまま進めさせていただきます。


03 庭のユリが咲いた
R.E.M. UNPLUGGED 1991 & 2001

Disc1:April 10,1991

Tr1 Half The World Away
Disc1は当時のスタジオアルバム最新作のOUT OF TIME
からの曲が中心となっていますが、1曲目は変化球というか、
ボレロのようなリズムのゆったりとしたこの曲から入ります。
この曲がり具合いがいかにもR.E.M.らしくて納得。
アルバムがアコースティックな要素を大胆に取り入れていて
この曲はほぼオリジナル通りのイメージで演奏されています。
オルガンの音色がまるでこっちとあっちの世界をつなぐようで、
お盆やお彼岸に聴くといい感じの曲。
そのオルガンはピーター・ホルサップル、と、この曲が終わり、
マイケル・スタイプがメンバー紹介する中で名を挙げています。
そうそうメンバーは、ピーター・バック、ビル・ベリー、
マイク・ミルズとマイケル・スタイプ。

Tr2 Disturbance At The Heron House
出世作DOCUMENTから。
曲名にある"heron"は「大型のサギ」のことで、あ鳥ですよ(笑)、
日本にもいるアオサギは英名を"Grey Heron"といいます。
鳥好きの僕は、そんなあまり有名ではない鳥の名前が出てくる
なんて、R.E.M.を聴くのは運命だと思ったものです。
しかし調べると、"Heron House"とは、アメリカはフロリダの
有名なリゾート地キーウェストにあるホテルのことだそうで。
つまり、ホテルで暴れた人の歌ですかね(笑)。
ところでこれ、曲名がヴァースの中で一度出てくるだけで、
僕は暫くこの曲のタイトルを、サビの中で繰り返し出てくる
"Something We Don't Know"だと思っていました。
オリジナル演奏はエレクトリックギターが通奏低音のように響く
のが、ここはアコースティックなだけに細かく刻んだ感じがします。

Tr3 Radio Song
OUT...の冒頭を飾る曲。
オリジナルではラッパーによるラップが入っていますが、
ここではそこはやり過ごしています。
これもオリジナルはエレクトリックギターのカウンターが印象的ですが、
こちらではちょっとエスニックな響きのリズムに凝っています。

Tr4 Low
OUT...はアコースティックな響きをいかにロックの中で生かすか、
それを人がやらなかった方法で実現できるか、という実験精神を、
その収録曲をアンプラグドで聴くことでよく理解できます。
これは曲自体も、もっと長い曲の一部を切り取ったような、
どこかから来てどこかへつながっていくその過程のようにも
感じられる不思議な響きの曲です。

Tr5 Perfect Circle
フルアルバム1作目のMURMURから。
この曲は90年代に入ってから彼らの中でも再評価されたようで、
後にライヴDVDのタイトルにもなっている、意味の大きな曲。
彼ららしい湿り気のあるうねうねした旋律が、アンプラグドでは
より克明に刻まれて心に響いてきます。

Tr6 Fall On Me
4作目LIFES RICH PAGEANTから。
その当時の彼らには迷いがあったのが、この曲を得たことで
迷いが吹っ切れて前に進めたという重要な曲。
サビの旋律と対位法によるマイク・ミルズのコーラスは、
アンプラグドならではの生々しさがあって素晴らしい。
僕が選ぶDisc1のベストトラックとさせていただきます。

Tr7 Belong
OUT...から。
この曲もやはり「途中」の感じと「彼岸」の雰囲気があります。
特にマイケルの喋りが、向こうから聞こえてくるようで。

Tr8 Love Is All Around
ザ・トロッグスが1967年にシングル発売した曲のカヴァー。
というよりこの曲は有名で、僕も、この曲を最初に聴いて、
ああこの曲か、と思ったものです。
彼らも10代の頃に聴いて育ったのでしょう。
マイク・ミルズが歌いますが、彼はこの頃までは時々
アルバムでも歌っていて、バンドとしての姿勢も感じられます。
それにしてもマイケル・スタイプの後追いコーラス、主役を
喰ってしまえという意気込みが十分すぎる(笑)。
ちなみに最初に聴いたのは、OUT...からのRadio Songの
シングルCDを当時買ったところ、B面曲としてまさに
Unpluggedからのこの曲が入っていたので、この曲のみ
CDで聴いたことがありました。

Tr9 It's The End Of The World As We Know It
    (And I Feel Fine)
DOCUMENTから、彼らの「前期」の魅力を凝縮した曲。
ヴァースはほとんどマイケルラップだから、ここでも
自由な感覚で崩して楽しげに歌っています。

Tr10 Losing My Religion
OUT...からのシングル第1弾、彼らの最大のヒット曲。
マイク・ミルズはベースもアコースティックのものを弾いていますが、
ここでは、エレクトリックのベースのどっしりとした落ち着きがなく、
余計に不安に聴こえてしまいます。

Tr11 Pop Song 89
Warner移籍第1弾GREENの1曲目。
オリジナルではエレクトリックギターの力強さが魅力であり、
チョーキングの音が印象的なだけに、このアンプラグドでは、
多少それに勝ってやろうという強引さがないでもないです。
まあ曲そのものがいいので文句はないのですが。

Tr12 Endgame
OUT...の「途中の曲」のひとつ。
つまりアルバムOUT...は幾つかの核となる曲を「途中の曲」で
つなぐことにより独自の世界観を表したものなのです。
この曲は♪ばっららららららら はぃはぃはぃ と歌いますが、
オリジナルより「はぃはぃはぃ」が強く聴こえるのが新鮮。
これはアコースティックベースの音色がとてもいい響き。
口笛はマイケルかな、あまり上手くないのかな・・・
途中で投げ出してしまったような響きがありますが、
まあこれもライヴならではのハプニングということで。

ところで、テレビで観た番組は確かこの曲がエンドロールであり、
画面に関係者の字幕が出て番組が終わった記憶があります。
ということは、次以降がオンエアで使わなかった曲かな。

Tr13 Fretless
1991年の映画"UNTIL THE END OF THE WORLD"に
提供された曲で、後に、この次年に出るアルバム
AUTOMATIC FOR THE PEOPLEからのシングルCD
The Sidewinder Sleeps Toniteにも収められました。
暗くて重たく引きずる漢字のこの曲はR.E.M.らしさであり、
アメリカ人のバンドには珍しい湿り気なのでしょう。
彼らのアルバムには収められていない曲だけに、
ここに収められて注目度が上がりました。

Tr14 Swan Swan H
これもLIFES...から。
歌の中では"swan, swan, hummingbird"と歌っているので、
この"H"は"hummingbird"つまりハチドリのこと。
飛ぶことができる鳥の中で最も重いハクチョウと最も軽い
ハチドリを対比させて、鳥=自由を切望する曲、と思う。
生物多様性のテーマ曲にも使えないかな(笑)。

Tr15 Rotary Eleven
Rotary Tenという曲がFall On MeのB面に収められていますが、
これはそれの改良版ということで11になったのでしょう。
ジャズっぽい雰囲気のインストゥロメンタル曲で、意外といえば
意外だけど、彼らの音楽性の深さも感じられます。
そしてやはり映画に使われるような視覚に訴える曲。

Tr16 Get Up
GREENから。
この曲は大好きで、ここで再会できたのはうれしい限りだし、
アンプラグドで取り上げるほど彼らがこの曲を好きだったと
分かったのもうれしいです。


Tr17 World Leader Pretend
最後もGREENから。
過程の話として、当時のオンエアで使われなかった5曲のうち2曲が
当時の最新作のひとつ前のアルバムからの曲というのは、
やっぱりアルバムのプロモーション的な部分があったんだなと。
まあ、仕方ないですね、売ってなんぼも世界だから。
この曲はアンプラグドで演奏することにより、機械文明への風刺、
「裸の王様」的な部分がしみ出ていて、寂しさが強調されています。


04
R.E.M. UNPLUGGED 1991 & 2001

Disc2:May 21, 2001

Tr1 All The Way To Reno (You're Gonna Be A Star)
当時の最新アルバムはREVEALですが、日付を見ると
アルバムリリースの1週間後にこれは収録されています。
だからそのアルバムからのこの曲は世に出たての頃。
この曲は後にシングルカットしましたが、でもやはり、
少し変化球で入ってきたのは同じでした。
なお、この時はもうドラムスのビル・ベリーが脱退しており、
3人のミュージシャンを加えての演奏となっています。

Tr2 Electrolite
そのビルがいた最後のアルバムの最後の曲。
そういう思いもきっとあったのだと思いたいです。
この曲も「彼岸」シリーズの延長かな、歌としてもとてもいい。

Tr3 At My Most Beautiful
最新作のひとつ前のUPから、彼らの最も美しい曲。
ピアノの響きが美しさを引き出していますが、この曲は、
どんな形でも心根の美しさ、優しさを感じられるに違いない。

Tr4 Daysleeper
UPの最初のシングル、ワルツのいわばディラン風フォークソング。
この曲ですね、僕は、好きだけど大好きというわけでもなかったのが、
ここでシンプルなアレンジで聴くと歌メロの良さを意識されて、
今回、それまでと評価がいちばん変わった曲でした。

Tr5 So. Central Rain (I'm Sorry)
2作目のRECKONINGからの気持ちがあふれた曲。
そうか、この"So."というのは"sorry"の略というか、素直にいえなくて
こういう表現にしたんだな、きっと、今気づいた。
オリジナルではやり過ごした細かい心使いにも触れている感じだけど、
それはアンプラグドだからというよりは、彼らの年齢によるものかな。

Tr6 Losing My Religion
今回、どちらでも演奏しているのはこの曲だけですが、
まあ最大のヒット曲だからそれは納得ですね。
アレンジがほとんど変わらないのは、やはりそういう曲だからでしょう。

Tr7 Country Feedback
OUT...からはこれで10曲中7曲が演奏されたことになりますが、
そのアルバムが、アコースティックな響きのロックを作り上げた
という自負があってのことではないかと思いました。
この曲の無常観、厭世観、心が弱い時に聴くとあまりにも重い。
マイケルのヴォーカルも寂しさをなぞってくれるよう。

Tr8 Cuyahoga
LIFES...からはこれで3曲目。
悔しくて寂しい時に青空を見上げたような、そんな曲を
歌を中心に再構築して聴かせてくれています。

Tr9 Imitation Of Life
REVEALからの最初のシングル。
スターの生活がイミテーションであることを、自らをさらすことで
自嘲的に訴えた強烈なポップソング。
通奏低音的なオルガンがオリジナルと少し違った雰囲気に。

Tr10 Find The River
僕がリアルタイムで聴いた全てのロックアルバムでいちばん好きな
AUTOMATIC FOR THE PEOPLEからはこの曲だけ演奏。
単に年代というかリリースのタイミング(それは1992年)だけの
問題かもしれないけれど、残念といえば残念。
ただ、そのアルバムはアンプラグド的な要素を彼らなりに昇華した
アルバムだから、逆に敢えて演奏するものでもなかったのかな。

Tr11 The One I Love
DOCUMENTから、彼ら最初のTop10ヒットシングルとなった曲。
91年にこれをやらなかったのは、前に進みたかったからでしょう。
01年はそれから10年以上が経ち、彼らの中でも安定してきたのだと。
オリジナルと違いピアノを中心にしているのがいい響き。

Tr12 Disappear
最新作REVEALからですが、前作UPの重暗さを引きずっている。
これはオリジナルでもアコースティックギターが中心ですが、
こちらはピアノが前に出てギターが引き気味なのが面白い。

Tr13 Beat A Drum
REVEALから続きますが、この曲は歌詞に"dragonfly"つまり
「とんぼ」が出てくる、いかにもお盆を過ぎた8月といった風情。

Tr14 I've Been High
同じくREVEALから、この曲のオリジナルはヴォーカルの響きに
手を加えていかにも浮いている感じがしますが、アンプラグドでは
オルガンの響きが浮いた感じを醸し出しています。

Tr15 I'll Take The Rain
ほんとうに泣ける曲って、誰にも何曲かあると思います。
REVEALからのこの曲は、僕の本当に泣ける曲のひとつ。
今回も、やっぱり、でした(笑)。
ところで、マイケル・スタイプは英語の俳句を作る人なのですが、
下記のこの曲の歌い出しはまさに俳句的な情景なのだと、
自分が俳句をやるようになって気づきました。
"Rain came down, rain came down, rain came down on me"
それだけなのですが、曲を聴くともうそこで涙が出てしまいます。
なお、マイケル・スタイプと俳句については、いつか場をあらためて
記事で話題にしたいと思います。

Tr16 Sad Professor
最後の曲がひとつ前のアルバムからというのは91年と同じ。
ということは、偶然ではなく、考えがあってのことなのでしょう。
もうひとつ、REVEALでもそうですが、最後にしてはあまりにも
意味が大きく重たいTr15で終わらせるのではなく、少し軽い
曲を置くことで余韻を持たせたい、ということかもしれない。
マイケルの声を延ばす歌い方の無邪気さに、「悲しい教授」の
本性が見え隠れしていますが、でもこの曲はどこか愛嬌があり、
それがかえって救われた気分になるのがいい。

R.E.M.のアンプラグドはここに幕を閉じました。




国内盤もあまり時間を置かずに出ているということは、
日本でもそれなりの需要がまだある、ということでほっとしています。
(サラ・マクラクランの新譜はまだ国内盤未定ですから・・・)

解散を思い出して泣くようなことはさすがにもうなくなりましたが、
でも、Facebookでも記事が頻繁に上がっているのを見ると、
彼らが解散したことは、まだ信じられない部分があります。
そう、いつか再結成してくれることを。

過去の発掘音源を出してくれることももちろんうれしいですが、
当面は、次は何を出してくれるかを楽しみに生きてゆきます。


最後に、もちろんポーラもいますよ(笑)。

05
R.E.M. UNPLUGGED 1991 & 2001









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