自然と音楽を愛する者

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仕切り直し。

北海道日本ハムファイターズ、
日本シリーズ進出が決まりましたが、
僕なりのお祝い記事がこれ。

"Fight"の曲を集めてみました。

2012年10月19日、昨夜、パシフィック・リーグの
クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第3戦を観ていて、
6回くらいになってこの記事を思いついたのですが、
そこから曲を探してCDを集めて写真を撮って記事にするのは
さすがに無理でした。

曲名編13曲、歌詞編4曲の計17曲です。

早速行きます。


◎その1、曲名編前半

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1曲目
Fight For Your Right
Beastie Boys
LICENSED TO ILL　(1986)
僕の記憶では初めてラップでアルバムNo.1を獲得した
ビースティー・ボーイズの衝撃的な1枚目の曲から。
音はLAメタル、歌はラップ、実は昔は嫌いだったのですが、
30歳を過ぎてようやくよさが分かりCDを買いました。
正式の曲名は(You Gotta) Fight for Your Right (To Party!)
とカッコつけていますが（一応ダジャレ）、僕もそれは今回まで
知らなくて、CDの曲名表記もカッコなしになっています。
ところで今年、MCAことアダム・ヤウクが癌で亡くなりました。
まだ40代、ほぼ僕と同世代、ショックでした。R.I.P.

なお、モトリー・クルーにFight For Your Rightsという
ほぼ同名異曲がありますが、これもアメリカの定型句なのでしょうね。


2曲目
I Fought The Law
The Clash
THE CLASH　(1979)
クラッシュのこれは"fight"の過去形ですが、でも、
この"fought"ってあまり歌詞や文章で見たことがない気がする。
元々クリケッツの曲のカヴァーとのことですが、クラッシュの
この曲は10年ほど前に確か日産エクストレイルのCMで
使われていて、意外な選曲に驚いたことがあります。
なお、この曲はこのアルバムのUS盤にのみ収められています。　


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3曲目
Don't Fight It
Kenny Loggins with Steve Perry
HI ADVENTURE　(1982)　※写真はベスト盤
ここ2曲は僕が中高生時代の思い出の曲を。
ケニー・ロギンスのこれ、まだエアチェックしていた頃に
友だちに言われて録音してみたところ、ものすごく気に入り、
今でも80年代で大好きな1曲に必ず挙げる曲。
実は僕はこの時までケニー・ロギンスという人を知らなくて、
絶頂期だったジャーニーのスティーヴ・ペリーを従えて歌うとは
どれだけすごい人なんだと驚いたものでした。
邦題が「サンライズ・パーティ」、とにかく爽快で速くてキレがいい、
飛行機で飛ぶようなロックンロール。
さて、オリジナルアルバムをそろそろ買わなきゃ。

4曲目
Can't Fight This Feeling
REO Speedwagon
WHEELS ARE TURNIN'　　(1984)　※写真はベスト盤
REOスピードワゴンのNo.1を獲得したバラード。
でもこの曲はがっかりな思い出があって、高校時代、
この曲が好きでLP買おうか迷っていた時、メタル好きの悪友に
「俺は産業ロックは嫌いだ」と言われました。
まあ僕は歌が良ければ何でも好きですが。
ファイトといっても優しくくるまれる響きの曲。
なおこれ、LPは持っているけどアルバムのCDは持っておらず、
やっぱり、そろそろ買うかな・・・


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5曲目
Fighting My Way Back
Thin Lizzy
FIGHTING　(1975)

6曲目
Fight Or Fall
Thin Lizzy
JAILBREAK　(1976)

シン・リジィはファイトが好きなのか、2曲あります。
しかも1曲はアルバムのタイトルがそのものファイティング、
さらにこの2枚は連続したアルバム。
当時はフィル・ライノットもいろいろなものと戦っていたのかな。
北アイルランド紛争もあったし、内なるもの、外側、両方で。


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7曲目
Rabbit Fighter
T. Rex
THE SLIDER　(1972)
T.レックスの僕がいちばん好きな名盤から。
リンゴ・スターがジャケットの写真を撮影。
どこか懐かしい響き、でも超モダンな感覚のブルーズといった趣き。
ウサギのような小心者だけど小心者なりに戦っている、ということかな。
ところで、ウサギの戦士といえば、巨人のジャビット君を思い出す・・・
・・・敢えて以下略とさせていただきます・・・

8曲目
I'm A Lover Not A Fighter
The Kinks
THE KINKS　(1965)
キンクスのデビューアルバムから。
1950年代の曲のカヴァー、演奏はチャック・ベリー風。
「僕は恋人だ、戦士じゃない」というからなんだかキナ臭そう。
余談、アルバムでこの次の曲があのYou Really Got Meです。


◎その2、歌詞編5曲

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9曲目
The Girl Is Mine
Michael Jackson and Paul McCartney
THRILLER　(1982)
マイケル・ジャクソン＆ポール・マッカートニーのこれ、
曲についてはもはや何も言う必要がないですね。
曲の中でマイケルとポールが語り合う部分がありますが、
その中でマイケルが"I'm a lover not a fighter"と言っています。
そう、ひとつ前のキンクスの曲名そのものですが、
英語では（アメリカでは、かな）、こういう言い回しがあるのでしょうね。
それにしてもこの2人の会話はいつ聴いても楽しい（笑）。

10曲目
We Can Work It Out
The Beatles　(1965)
ビートルズのシングルNo.1ヒット曲。
この曲は前半をポール・マッカートニー、後半をジョン・レノンが
主に作っていますが、後半の部分にこんな歌詞があります。
"Life is very short and there's no time
　for fussing and fighting my friend"
「友よ、人生はとても短く、口論したり闘ったりする暇はないんだ」
いかにもジョンらしい含蓄がある歌詞。


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11曲目
You're Only Human (Second Wind)
Billy Joel
GREATEST HITS VOLUME I & II　(1985)
ビリー・ジョエル初のベスト盤用の新曲でシングルTop10ヒット。
若者に自殺をしてはいけないと諭す内容の曲で、こんなくだりが
"Just like a boxer in a title fight"
孤独を克己する心の在り様をボクサーに喩えています。

12曲目
You May Be Right
Billy Joel
GLASS HOUSES　(1979)
続いてビリー・ジョエルがまだ2曲。
アルバム冒頭を派手にカッコよく飾この曲のBメロに
"It's too late to fight"という歌詞があります。
ビリーはコンサートでこの曲になると、ピアノから離れ
マイクスタンドに向かって立って歌うのですが、ここを歌った後
ボクサーのファイティングポーズを取るんですよね。
ビリーはボクシングが大好きなんでしょうね。

13曲目
Don't Ask Me Why
Billy Joel
GLASS HOUSES　(1979)
ビリー・ジョエルの最後は、僕が3番目に好きな曲。
Bメロの歌詞にこんなくだりがあります。
"I am only fighting fire with fire"
とても印象的な言葉だな、と中学生の頃に思いました。
同じアルバムに2曲、ビリーは意外と戦うことが好きなのかな（笑）。


◎その3、曲名編の2


14曲目
Fight Fire With Fire
Metallica
RIDE THE LIGHTNING　(1986)
メタリカがまだ本格的にスラッシーだった2枚目の1曲目。
そう、この曲名はビリーの歌詞に使われたくだりそのままですが、
やはりアメリカではこういう言い回しがあることが分かりました。
これ、「相手と同じ戦い方をする」という意味だそうです。



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16曲目
Saturday Night's Alright For Fighting
Elton John
GOODBYE YELLOW BRICK ROAD　(1973)
最後2曲は英国の大御所でまとめましょう。
エルトン・ジョン、「土曜の夜は僕の生きがい」、若気の至り？
この曲は"●ight"という単語を3つも使っているのが印象的。
僕はこの曲を高校時代に初めて聴きましたが、エルトンは
バラードという印象があったので、あまりにも速くて軽快過ぎる
ロックンロールであることに驚いたものです。
もちろんそれがエルトンの音楽の奥深さなのでしょうけど。
記事が1日遅れた結果、まさに今日にぴったりの曲ですね（笑）。

17曲目
Street Fighting Man
Beastie Boys
BEGGARS BANQUET　(1968)
トリはローリング・ストーンズ。
この曲は弟がストーンズで最も好きな曲で、ミックの表現力が
とにかくすごいというのが弟の評。
ミックの発語が凄い、あの厚い唇から言葉が出ているみたい。
こちらも若者のフラストレーションを表した曲ですが、
これだけ激しい曲なのに演奏がアコースティックギターというのも
さらに凄みを感じるところですね。


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いかがでしたか！

なお、バンド名に"Fight"が入るものは、
ジューダス・プリーストのヴォーカルのロブ・ハルフォードが
一時的に脱退して結成したバンドがそのままファイト　Fight、
もうひとつ、元ニルヴァーナのデイヴ・グロールのバンド、という
枕詞はもういらないか、フー・ファイターズ　Foo Fighters
があります。

最後に"Fighters"に関するちょっとした思い出話を。

僕は、小学生の頃、プロ野球チームの名前の意味を知りたくて
父に話を聞き、英語辞典で引いて書いてみたことがありました。
オリオンズはOrionsでほぼローマ字そのままで分かりやすく、
ホエールズはWhales、ブレーブスはBravesも理解できましたが、
ファイターズ、Fightersはこの"ght"が小学生には難しかった。
父に、どうして"ght"て入るのと質問したところ、当然のごとく、
それは分からない、そういうもんだろと言われただけでした。
でもおかげで、"ght"の入る単語はすぐに覚えられるようになりました。


ファイターズ、日本シリーズも勝ってほしい、いや、勝てる！

最後は、昨日の朝に撮影した犬たちで祝福を。

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