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2010年10月02日

MOJO トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ

01 この写真も7月に撮ったもの・・・
MOJO トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ

MOJO Tom Petty & The Heartbreakers
MOJO トム・ペティ&ザ・ハートブレカーズ
 (2010)

トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの新譜が6月に出たことは
既に1度か2度、BLOG上で触れ、新譜の記事の予告編として
「トム・ペティはなぜ日本では人気がないか」という記事も上げ、
それから早めに新譜の記事を上げるつもりでいたのですが、
どうもこのアルバムについては、書くことが浮かびませんでした。

僕がアルバム記事を書く際には、核となるテーマを思いつき、
それを基に話を広げて書いてゆくことを基本としています。
どんな小さなこと、つまらないこと、時事ネタでも個人的な思いでも、
とにかく、何か核が思いつけばそこから書いてゆけます。
しかしこのアルバムは、その核がまるで思い浮かばなかったのです。
僕は評論家でも記者でもなく、趣味でBLOGをやっているので、
その間、記事を上げなければいけないということもないわけでして、
そこは自分に甘えて先延ばしにしてきていました。
だけど一方で、トム・ペティを敬愛する者としては、
記事を上げたいという思いは募るばかり。
気がつけばリリースから3カ月、自分でも半分は諦めかけていました。

しかし、10月1日の朝、A公園を歩いている時に、ふと、
ついに、その「核」が思い浮かんだのです。
そこからはほとんど一気に書き進めました。

このアルバムは、最後まで聴くと重たくのしかかってきます。
緩さがなく、妥協を許さない、鋼のように冷徹な響きの音楽です。

聴いているほうも、ひとことで楽しいと言って片づけてはいけない、
心をただして聴かなければならない、そんな気持ちにさせられます。
だから僕も、聴く時はたいてい真面目に聴きます。
僕は長距離運転をする機会が多いですが、このアルバムは
途中で休まないで聴き通せるところでかけたくなるものです。

僕はまた、聴きながら、戸惑いのようなものを感じていましたが、
今思うと、ここがまず戸惑っていた部分だったように思えます。
彼らは仲間意識が強く緩やかで温かな人たちだと思い込んでいて、
僕としてはその楽しげな雰囲気が大好きだからでしょう。
でもここには、ひとつ真面目にやってやるかという意気込みがあり、
小手先だけではなく音楽と真摯に向き合う態度となっていて、
ミュージシャンとしての意地と意地、プライドとプライドが
曲の中でぶつかり合い丁々発止を繰り広げている

そんな感じに聴こえてきます。
まあそれは、お互い仲がよく信頼し尊敬し合っているからこそ
はじめてできることでしょうから、その点ではやはり良いグループだな
と再確認をしたまでのことですが、しかし、
この異様なまでの緊張感は、求道的と言っても過言ではありません。
トムも、シャープに歌うタイプではないと思っていたのが、
ここでは緊張感ある演奏に支えられてびしっと響いてきます。
この緊張感と重たさそして硬さは異様です。
しかも、それが15曲も続くのです。
ただ、いつも書きますが、僕は、基本的には、
緊張感が高いアルバムはできがよいと思いたがる傾向にあるので、
このアルバムも、僕の中では大きな存在となってきました。

02 A公園のヤマモミジも色づいてきた
MOJO トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ

もうひとつ戸惑ったのが、アルバムのタイトル。
MOJO
ビートルズのCome Togetherで"Mojo filter"と歌われていたり、
マディ・ウォーターズのGot My Mojo Workin'という曲もあったり、
クスリですね、ドラッグ。
黒人の俗語では「魔よけ」という意味があるようですが、
僕はそれは今回、辞書でひいて初めて知りました。
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズはクリーンなイメージがあります。
でも、ロックというのは自分たちを悪者に見せたがるフシがあるから、
ユーモアでアンチとしてそういうタイトルをつけたのだろうけど、
なんだか悪いジョークのようにしか思えませんでした。

このアルバムは、音的には、60年代から70年代前半にかけての
ブルーズを基調としたロックの趣きがあります。
そうではない曲もありますが、ほとんどブルーズという曲も多いです。
しかし、それらの時代のロックの先達の音楽を思い出してみると、
ここには、何かが欠けていると感じるようになりました。
クスリの影響が感じられないのです。
この気持ちの張り、緊張感、職人肌とさえいえる演奏を聴いていると、
精神的に安定してしゃきっとした人ではないとできない技だと感じます。
僕はもちろんクスリはやったことがないですが(煙草も吸わないです)、
残念なことに、ロックというのは、ビートルズでさえもそうだったように、
クスリの影響で表現の幅が広がったのは認めざるを得ないと思います。
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのこの新譜は、
偉大なるロックの先達がもしクスリをやっていなければ、
ロックという音楽はこんな感じになっていたのではないかという
ひとつのモデルを提示したかったのかもしれません。

このアルバムは求道的で端正な音楽だけど、
弾けてしまった部分や意外性があまり感じられません。
というのが、10月1日に突然ひらめいたことでした。

ただし、重たいことは確かですが、音楽は基本的には楽しいものであって、
自分たちが職人芸を駆使して作っているんだから真面目に聴けよ、
といった押しつけがましさは感じません。
硬いと感じる部分は、直接的にはシングルヒットするような曲がない
というところにもつながっていて、人によっては聴きにくい部分でしょう。
まあ、彼らはどうせ、聴かない人ははなっから聴かない存在だろうから、
いまさらながらポップにする必要もないのでしょうね。
ただただ、自分たちが表現したい音楽を演奏するのみ。
また、重たいからといって内容もネガティヴなものばかりではなく、
前向きの曲もありますが、メッセージはより切実に響いてきます。

しかし、この緊張感と硬さが不思議とクセになります。
どうしてだろう。
まあ、僕は彼らが大好きなので、黙っていても聴きたくなるのですが、
作品のできとしては彼らの中でもかなり上位ではないかと思うのと、
この手の硬質さと緊張感を伴ったロックのアルバムというのも、
僕が知る限りではあまり例がないからではないかなと思います。
このアルバムの新しい部分ですね。
人間、新しいものには敏感なものだと思います、ええ、
へそ曲がりで流行を追っていないように見えるこの僕だって(笑)。
心の中にちょっとだけあった空隙に、このアルバムは
すぽっと入り込んできたような気がします。
そして新しい魅力的な体験だから、もっと体験したくなり、
気がつくとまた聴いてしまう・・・

ユリイカ!
それってクスリじゃん(笑)。
だからMOJOなのか!
なるほど!


音楽は精神に作用を及ぼすものという点ではクスリと同じ、
しかしクスリと違って無害で迷惑もあまりかけない合法なもの。
これがタイトルに隠されたメッセージだったのかもしれない。
僕は、クリーンなイメージの彼らのMOJOというタイトルに戸惑い、
そのまま聴ていたので、気づくのに3カ月かかったのですが、
それがようやく、自分なりに納得できました。
やはり、哲学者ではなく僕のような凡人でも、自然の中を歩くと
いろいろと考えが浮かび、まとまるものなのですね(笑)。


03 昼の月が色づき始めた紅葉の向こうに
MOJO トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ

Tr1:Jefferson Jericho Blues
(Tom Petty)
スコット・サーストン Scott Thurston
重たい響きのハーモニカで重々しく幕を開け、
おお、これはなにかとっても違うぞと思わされました。
これは何ブルーズ風、とか僕はよく知らないので言えないですが、
ブルーズっぽいというよりはブルーズだと僕は感じました。
スティーヴ・フェローン Steve Ferroneのドラムスが、
鞭で叩くようにぴしゃっと響いてこの重たい曲をしめています。
「誰それのブルーズ」という曲名には想像をかきたてられます。


Tr2:First Flash Of Freedom
(Tom Petty / Mike Campbell)
派手にギターを打ち鳴らすイントロで幕を開け、
軽いギターの音にのったワルツが始まる。
これは徹底的に演奏を聴かせる曲で、特に、
マイク・キャンベル Mike CampbellのギターソロはまるでFlash、
高音攻めが、聴覚のみならず視覚的にも脳裏に焼きつきます。


Tr3:Running Man's Bible
(Tom Petty)
タイトルを見て曲を聴いた時、僕は、
ダスティン・ホフマンの映画「マラソン・マン」を連想し、さらに
夜に皇居の周りをジョギングする人を思い出すようになりました・・・
そういう意味じゃないとは思います、念のため。
劇的に流れてゆくサビの緊迫感が恐ろしいくらい。
あ、だから、映画の連想はある意味当たりかも(笑)。


Tr4:The Trip To Pirate's Cove
(Tom Petty)
全体が重たいのにギターの音が軽い不思議な響きの曲。
「タタァ~ンタタァ~ン」と繰り返し鳴り続ける
ロン・ブレア Ron Blairのベースの音はまるで催眠術のよう。
歌詞の内容は、アメリカ人ではない僕には正直よくつかめないですが、
"Drivin' into sunset"と繰り返すフェイドアウト部分は、
漠然とした心象風景を投影しやすいくだりです。


Tr5:Candy
(Tom Petty)
ここまでずっと重たくのしかかる曲が続いていたのが、
ようやく明るい曲が入ってきました。
彼らにはよくあるすっとぼけた味の曲ですが、
突き抜けてはいないのが、このアルバムらしいところ。
曲自体は、3コードのきわめてシンプルなつくり、
ロックンロール一歩手前のブルーズといったところ。


Tr6:No Reason To Cry
(Tom Petty)
そしてほっと一息つける優しい響きの曲が出てきます。
この曲だけはこのアルバムの色に染まっていないと感じる一方、
重たく硬い雰囲気のアルバムの中にあるがゆえに、
このふわっとした優しさはかえって暴力的かもしれません。
バラードともいえるこの曲も、よく聴くと彼ららしいスタイルの曲。
でも、明るい曲はこの2曲でおしまい。


Tr7:I Should Have Known It
(Tom Petty / Mike Campbell)
明確なギターリフに流されて進むハードロック的な曲で、
こういうスタイルの曲には僕はめっぽう弱いですね。
各コーラスの終わりで演奏がブレイクし、ギターだけで
再び起こってくる部分は、いつ聴いても、いまだにゾクゾクします。
この曲に及んでこのアルバムの彼らのカッコよさが
ひとつのピークに達します。
ロックのダイナミズムを凝縮、ロックを聴く醍醐味の1曲。
ほんと凄いものを作った人たちだなと感嘆するばかり。
ギターソロがちょっとだけ津軽じょんがら風、かな(笑)。


Tr8:U.S.41
(Tom Petty)
前の曲が終わりきらないうちにギターがかき鳴らされて始まる。
これはプロテストソングにブルーズの味付けをした感じで、
ギター1本で歌う姿も容易に想像できます。
となれば思い出すのはやっぱり、ボブ・ディラン。
トムの声は、ハンドマイクから聴こえるような処理がなされています。


Tr9:Takin' My Time
(Tom Petty)
ギターリフでじわじわと攻めてくるブルーズ。
途中の三連符のギターの展開がスリリングでカッコよく、
僕はこのギターのフレーズをよく口ずさんでいます。
トムの掛け声も入っていて、演奏している時の緊張感と
グルーヴ感と楽しさがよく伝わってくる曲。
「ナチュラルワウペダル」のようなトムの声も印象的で、
そこもまた演奏と並んで70年代前半を感じさせるところ。


Tr10:Let Yourself Go
(Tom Petty)
軽いタッチの重たい曲。
キーボード職人ベンモント・テンチ Benmont Tench
跳ねるようなキーボードが隠し味的に効いています。
よく分からないのにこんなこと言うのもなんですが、最初に聴いて、
マディ・ウォーターズっぽい感じがする曲だなと思いました。


Tr11:Don't Pull Me Over
(Tom Petty)
悲しげなレゲェですね。
「おまわりさん、僕の車を止めないで、別に迷惑かけないから」
やはり音楽はクスリとは違うという意味かな(深読みすぎか・・・)
ところで、レゲェで警察官といえば、
ボブ・マーリィの曲でエリック・クラプトンで有名な
I Shot The Sherrifを、どうしても思い出してしまう・・・


Tr12:Lover's Touch
(Tom Petty)
この曲はゲイリー・ムーアのブルーズ・アルバムを思い出しました。
似てるとかそういうことではなく、そうか今の僕には、
ゲイリーのあのアルバムの意味はやはり大きいんだと。
落ち着いたを通り越して寂しく虚しい響きの曲。
そういえばデルタブルーズという菊花賞を勝った馬がいたっけ、
ということも、この曲を聴いて思い出しました(笑)。


Tr13:High In The Morning
(Tom Petty)
この曲はブルーズが歌謡曲ともつながっていることが分かる、
日本人向けの哀愁を帯びた歌メロと雰囲気の曲。
だからこの曲はこのアルバムではいちばん歌いやすいかな(笑)。
「誘惑に負けるな若者よ」、トムが深刻に重たく語りかけていて、
曲調は朝よりは夜という感じですね。
このアルバムは、警告を発する曲が特に気になります。


Tr14:Something Good Coming
(Tom Petty)
ワルツにのった軽やかなエレクトリック・ギターによる
流れるような、滑るような、でもやっぱり重たい響きの曲。
憂いを帯びたトムの声がこの曲では最高にフィットしています。
やっぱりトムは素晴らしいヴォーカリストですね。
でも、聴いていると、ほんとに良いことが訪れるのかなあ、
そんな不安もなくはないです。


Tr15:Good Enough
(Tom Petty / Mike Campbell)
最後のこの曲は、最初の聴いた時、直接的に
レッド・ツェッペリンのSince I've Been Loving You
のような感じの曲だなと思いました。
特にギターソロの雰囲気が似ています。
マイクも多分ギターはレス・ポールを弾いているんじゃないかな、
ブックレットにレス・ポールを持った写真もありますし。
しかし、Zepのような攻撃性が彼らにもあるというのが、
最初はとにかく驚いて、心を鷲掴みにされたように聴きました。
この曲で、70年頃のブルーズを基調としたロックの雰囲気を、
僕は言葉として自分の中で把握しました。
凄いですね、この曲、とにかく凄い。
これでアルバムが終わってしまっていいのというくらい。
重たい音楽に圧倒されたままアルバムは終わります。




Amazonでのランキング、この海外盤はなんとまあ22,913位。
国内盤で9,834位ですが、低いことには違いないですね。
やはり記事にするのが遅すぎて、旬を逸したかも・・・

それにしても早いな、もう3カ月か。
その間は個人的にもとても忙しく慌ただしくてあっという間でしたが、
年をとるにつて、時間が経つのがますます速く感じますね。
その間、リリース後暫くは日に数回聴いていたこともあったので、
このアルバムはもう百回以上は聴いていると思いますが、
それにしても気づくのが遅かった・・・

15曲、65分、決して長くは感じない、
最後まで緊張感を保ちつつ聴かせる、
まるで工芸品のような素晴らしいアルバムです。

でも、次は、緩くて楽しいアルバムを出してね(笑)。


【追記】

10月10日は
トム・ペティの誕生日
トムおめでとう!


1950年生まれというから、今年で「還暦」ですね。

まだまだ素晴らしい音楽を聴かせてくださいね!






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Posted by guitarbird at 21:12 │Tom Petty
この記事へのコメント
この時何かを聴いたのは間違いなかったですが......4年近く経過してますね。(汗)
先週土曜日にブックオフ(割と大型店舗)で見つけました。MOJO 1,750円。
彼らならではの、ブルーズの集大成ってあり、最新アルバムが素晴らしいし4年前のも聴きたかったので買いましたよ。

これも正解ですね。実にいいし、マイク・キャンベルのギターのファンになりました。
最新アルバム「Faut Lines」も好きですが、このアルバムでもトムとマイケルの共作三曲は、緊張感があり曲自体が凄くロックしててギターの音色、フレーズが特にいいですね。
無論トムのライターとしての能力も高いですが。歌い方も好きになりました。(笑)
ロック、ブルーズは特にギターが命ですね。私は弾けないけどエレキギターの音が特に好きだと判りました。

もう一つの超お徳だと後で判った買い物
ヴァン・モリソンの「ムーヴィー・ヒッツ」が1,250円でした。
ヴァンさんの歌が起用された映画はなんと70本近くに及んでて、その中から19曲。まぁベスト盤ですね。
貴君やぽちわかやさんが当然ご存知の
Caravanは、映画ラストワルツです。
Moondance[Live]は、「狼男アメリカン」ってマイケルの先取りかい!
Wild Night は映画「テルマ&ルイーズ」だそうです。
ぽちわかやさん持ってます? 偶々ですが棚にバンさんはこれ一枚だったんです。
今までは「ムーンダンス」一枚で充分満足してましたが、これも良くて大切にしますね。

そしてもう一つ、中島らもの遺作(未完結)近未来小説「ロカ」を読みました。
音楽小説です。ローリング・ストーンズのチューニングについても詳しく、キースが一番好きには笑いました。
長編になる予定の小説も、終わり方が突然で残念も逆に想像は出来る余韻を残してます。「ロカ」は6弦と12弦のネックが2本のギターのことです。

これもお二人にも是非。講談社文庫です。

何か音楽的にもツイテタ日でした。(笑)
Posted by matsu at 2014年08月25日 20:48
ギタバさん、こんばんは。そちらではもう秋の虫たちがストリートクワイアしちょりますでしょうか。

 matsuさんに先を越されてモジョーかしや   草右

MOJOは来月の購入リスト最上位にあるのですが(^o^;またしても・・・ですね。
ヴァンの「ムーヴィー・ヒッツ」ですか、それはもちろん、持ってまへんσ(^◇^;;
でも、映画監督にヴァン好きが多いってことでうれしおまっせ!今夜は南沙織嬢のワイルドナイト聴こうかな( ´ー`)y-~~

らも先輩の「ロカ」ぜひ読ませてもらいます。彼は亡くなられる頃には酒とフルーツしか口にしてなかったとか、あと「今夜すべてのバーで」たしか巨大なアメフラシに襲われる悪夢のシーンが怖いのですが、でも今夜もおれ一人のバーは繁盛してまっせ。
Posted by ぽちわかや at 2014年08月25日 22:46
トムとマイク・キャンベルの共作の間違いでした。ジョンとポールと同様にこの二人の作品は魅かれます。
よりロック寄りかな?ハードロックの良さをより進化させてる気がして我々の世代には嬉しいです。

ぽちわかやさん、早速の返信コメありがとうです。
ブックオフたまたまですよ。そういえば又先にですが。貴君の感想も楽しみにしてますよ。← プチ・プレシャー?!

ジャンルを超えたモリソン「ソウル」も本当に好きになりますね。
南沙織の曲は「純潔」のイントロ部分ですね。(笑) 

ワイルド・ナイトな夜のはずでしたが、休肝日にしようと急に思い、「MOJO」も聴き「酒場放浪記」も見ながらも 麦茶のロックでじっと我慢のMな夜でした。(笑) 
「今夜は、ワイルドターキーで」飲むど!!
Posted by matsu at 2014年08月26日 09:14
matsuさん、おはようございます
いつも言いますが、音楽(や本)には聴く(読む)タイミングが
あってそれが結構重要なのではないかと思います。
4年前はまだ時宜ではなかったのでしょうね。
ブックオフで見つけたということです、その値段ならまだ普通で、
matsuさんには多少高かったかもですが、私はほっとしました。
もう500円であったらファンとしては寂しいですから・・・(笑)。

マイク・キャンベルのファンになられたのですね、よかった。
彼は髪型も含めブライアン・メイにちょっと似ています(笑)。
前にもどこかで話したかもですが、マイクが書いた曲で
最も有名なのはThe Boys Of Summerではないかと。
ドン・ヘンリーとの共作ですが曲はすべてマイクだそうです。
演奏にも参加していて、ギターソロ(オブイガート)や、
コーダの部分の印象的なアルペジオは彼のものだと思います。
このようにマイクはベンモントとともに他の人への客演などが
きわめて多く、業界でも愛されている人なのでしょう。
情緒過剰じゃないけどぴったり気持ちに寄り添ってくれる、
そんなギターだと私は感じています。

余談ですが、Boys...のプロデュースとシンセギターは
ジェイムス・テイラーの朋友ダニー・”クーチ”・コーチマーです。
私はそのことをずっと知らなくて(覚えなかったというか)、
10年くらい前にJTを真面目に聴くようになってそのことを「発見」。
音楽ってやっぱりどこかでつながっているんだと実感しました。
Boys...は以前は「ただのいい歌」だったのですが、
マイクが書いたこととクーチのことで、今では私の中でも
とっても大切な曲になっています。

ヴァン・モリソンのCDも見つけて買われたんですね。
ネットでまさにベストな選曲でいいですね。
いつでも気が向いた時に取り出して聴ける。
ところで、「テルマ&ルイーズ」は好きな映画ですが、実は、
その曲がどこに出てきたか思い出せません。
1度しか観ていなくて、でもジョン・メレンキャンプがそれをカヴァーし
ヒットさせた後だったので、曲は知っていたはずですが・・・
車で移動する話だからカーラジオから流れていたのかな、と。
情報をありがとうございます。

中島らもはいつか読みたい、と少し前から思っています。
そういう本があるのですね、ご紹介ありがとうございます。

ところで今日はいきなりここで一句

キャンベルの房濃紺に実る秋

キャンベルは私の好きなぶどうで、それとかけてみました。
あ、キャンベル、そろそろ出てくるかな(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年08月26日 09:16
ぽちわかやさん、おはようございます
昨夜は家の前はコオロギの聖歌隊でした(笑)。
家の周りにいるのだから撮りたいです。

MOJOは買う候補になっているのですね。
それはまたファンとしてはうれしい限りです。
matsuさんも気に入られたということで、きっとぽちわかやさんも
気に入られると確信しております。

ヴァンさんのですが、南沙織がその曲を歌っているのですか?
確か沖縄出身ですよね、彼女は。
意外なようで、面白いと思いました。
そして旦那はDOUBLE FANTASYのジャケット写真を
撮った人ですよね、と、ここでまたI'm Losing Youを通じて
トム達とつながってしまったのでした(笑)。

ヴァンさんのそれはAmazon中古で4000円以上するので、
ブックオフはたまに掘り出し物がありますよね。
映画を作る人がヴァンさんの曲を好きなのはよく分かりますね。
想像力を掻き立てられることと、自然な態度、ということで。

昨夜は繁昌されたのはよかったですね。
私は0時ごろに寝ました(笑)。

MOJO4年もう醸造しトム達よ

新譜についての感想を俳句にまとめてみました。
いや、これは川柳かな(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年08月26日 09:28
matsuさん、ふたたびです
まず初めに、もしかしてmatsuさんが今朝のコメントを入れられた
時は私の昨夜のmatsuさんの書き込みへの返信が
上にあったかもしれないですが、書き足したいことがあって、
一度自分のコメントを削除して書き足して上げたところ、
matsuさんが新たなコメントを上げられたので、最初とは
順序が違っているかもしれません、悪しからずご了承ください。

トム達は誰が書いたか明記されているのは、いくら仲がよくても
その辺はきっちりしておこうと決めごとをしているのでしょうね。
ハードロックの良さをより進化させているというのはそうですね。
私はロックというのは基本ハードなものだと思っているので、
やはりこういう道に進むものだったのでしょうね。

ヴァンさんのそのCDは気に入られたようですね。
ちなみに私は今朝起きてA公園に行く前に頭に浮かんだのが
Dominoでした、特に深い意味はないですが(笑)。
でも、元気が出る明るい曲で朝の気分には向くからかな。
もちろんそのCDのことが頭にあったからですが。

昨夜は休肝日だったのですね。
あ、「休肝日」って変換候補に入っているほど、今では
当たり前に使われる言葉なんですね。
それはいいとして、私は昨夜、鶏のから揚げの下味つけに
日本酒を使いました(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年08月26日 09:36
屋根の上 キャンベル食べつ 見る花火

小学生の頃、刈った稲を脱穀するのを手伝い夕方に風呂に入りその一階建ての屋根の上から、高知市内の筆山より打ち上げる花火をブドウ片手に見るのが楽しみでした。今と違い視界をさえぎる建物も無く見えたもんでした。

正に、The Boys Of Summerですね(笑)ドン・ヘンリーでカラオケ歌うならこの曲だとリストアップはしてますがキャンベルの作曲とわかり更にいい曲と思えてきました。ギターのノリが軽快で好きな曲です。 色んな繋がりがあるんですね。

私は30頃までは、家ではビールも飲まなかったのでそれほど肝臓には負担かけていないかもです。でも酒だけとはいかずおつまみを食すんで太り易いんですよ(笑
)

今夜は[mojo]とバーボンでアイス・バスケットを楽しみます。一人酒場は繁盛。
大阪鶴橋のおいしいタラのチャンジャもありまっせ。ぽちわかさん。
Posted by matsu at 2014年08月26日 18:59
matsuさん、こんばんわ
ぶどう、私は小さい頃は種なしのデラウェアが好きで、というか、
種があるぶどうをうまく食べられなくていつもそれでした(笑)。
でも種の出し方が分かるとあれは小粒だから物足りなくて、
最近は紺色のキャンベルか緑色のポートランドが好きです。
巨峰も昔よりは安くなってよく買います、あと甲斐路も好き。

と、ぶどうの話ではなく(笑)、マイク・キャンベルですね。
The Boys Of Summerは、なんとなくですが、先日の
「ベストヒットUSA」の夏の歌でも上位に入っていたように、
割と世代を超えて支持される曲ではないかと思います。
多分、私より上の世代の人は、イーグルスが終わった後でも、
ドンはこんないい歌を歌っていたんだね、と思うだろうし、
ずっと下の世代には名曲として響いてくるのでは、と。
80年代も捨てたもんじゃない、と、80年代人間が自分で
言ってもあまり意味はないかもですが・・・(笑)・・・
音楽のつながりは面白いですね。
カラオケで歌う曲に挙げておられるのはうれしいです。

お酒ですが、私は、今までの人生で飲んだ量を仮にグラフにでも
して表すと、20代前半が圧倒的に多いと思います。
肝臓は特に何かを言われたことはないかな。
一方私は、太りやすいのは自分でも困ったものですが・・・

今夜はもうじきに寝ると思います(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年08月26日 21:49
ギタバさん、こんにちは。

matsuさんが~今夜は[mojo]とバーボンでアイス・バスケットを楽しみます。~と美味しそうに語ってくれるので、堪らずMOJOを、今回も安くて遅い欧州業者に発注いたしました。
20年ぶりの「来欧記念盤」という12曲入りのライブCDが付いた2枚組みが送料込みで1138円でした、ほんま安いでんなぁ。カモン!モジョっ(・ё・)v

南沙織嬢の「純潔」は中学生のころヒットしてたんです。数年後にワイルド・ナイトに出会ったとき「ヴァン!パクッたんか」と叫びましたが、冷静に考えれば逆でした(^o^;、天晴れな筒美京平師匠の仕事ぶりをギタバさんもぜひ”ユー筒(チューブ)”でご確認あれ。

 プール出ておでんの味や少年の夏   草右

 おれもまた庇の下のならず者うそぶくZEVON聴きながら呑む   草右

 夕化粧ちろりと揺れて闇迫る   草右
Posted by ぽちわかや at 2014年08月27日 16:28
「MOJO」ですが「HYPNOTIC EYE」に較べるともう少しゆったりと聴けますがそれは、ブルーズ基盤の曲が多いからなと思います。
ただメンバーの結束と潔さはこのアルバムも感じますね。傑作は一夜にしては出来ずかな?!
ライナーノーツ読むと「MOJO」はスタジオではなくて、一つの部屋に全員が楽器を手に集まり、所謂ジァム・セッションさながらの録音で完成させたとか。
互いに顔を突き合わせ、目をみて、一人一人がその呼吸を感じ取り、同じ時間、同じ場所をまるでライブのように共有しているという実感に重きを置いたということですね。
それは、古い最初からのメンバーのトム、マイク、ベルモントの音楽に対する価値観によるところだと思いますが、他のメンバーも流石にそのアタリを充分弁えてて、演奏でもより応えてる。
まるで、腕達者な熟練工達が、年齢に関係ない情熱と技を見せてくれてる様に思いました。

ぽちわかやさんに、又「おにいちゃん、ほんと、良い子いまっせ!今なら安くしとくんで、遊んでいってーな的に」勧誘して発注してもらいましたが、元締めはギタバさんですので(笑)

プールで冷えた体を温める、夏のおでんも原風景なのですね。安いお好み焼きも
大人なら、昔ながらのおでんをアテに和風からし、ユズ味噌、一味と変化をつけて冷酒かビールでしょうか。

夕化粧 何とも色っぽい響きですね(笑)
浴衣のきみ~は ススキのかんざし~

今宵も、(ワイルドターキーは高いので諦め、少し張り込んだ)Jack Danel'sで乾杯といきますか。
Posted by matsu at 2014年08月27日 19:44
ぽちわかやさん、こんばんわ
MOJOですがそのツアー・エディション買われたんですね。
実は私、出ていたのをずっと気づかず、HYPNOTIC...がそろそろ出る
という頃にその存在を知り、やはり安い海外業者で買いました。
ヨーロッパだったので中8日くらいで割と早く届きましたが、実は、
そのライヴのDisc2が今の密かな愛聴盤です(笑)。
ともあれ、MOJO早くぽちわかやさんのところへ!

南沙織のはカヴァーじゃなかったんですね(笑)。
私は、17歳と、サビの最後で英語を言う曲は聞き覚えが
ありますが、それは聞いたことがないので後で聞いてみます。
ヴァン・モリソンがぱくったんか、と思われたというのは、
私も洋楽のオリジナルを後で聞いて驚いたことがあります。
水谷豊の「カリフォルニア・コネクション」は、ビー・ジーズの
Tragedyが元ネタだったのかい、って。
でも「僕の先生はフィーヴァー」もビー・ジーズですよね(笑)。
当時は影響力が大きかったんだろうな、と思います。

今回は三句もありがとうございます。
最後の句は意味深ですね・・・(笑)・・・
私はその手のを書くセンスが圧倒的に欠けているので、
さて、これからどうしようか、と。

他のは字余り破調を駆使していますね。

では私の今朝について一句。

千歳にて朝焼け迎えマイ・バック・ページズ
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年08月27日 22:09
matsuさん、こんばんわ
買われたMOJOはやはり国内盤なのですね。
初めて、ではないけれど、聴く人はやはり国内盤のほうが
ライナーノーツが充実していていいでしょうね。
あと私はボーナストラックが欲しいアーティストの場合は
かなり高くても国内盤を買います、下手すると倍しますが・・・

MOJOはブルーズの要素が強いと感じられるとのことですが、
私はまた最近聴き直して、レッド・ツェッペリン的な要素が
前に思っていたよりもよく出ていると感じました。
録音の仕方は、トム達に限らず多くの人がいろいろなことを
試みていますが、やはり同じところでずっとやるのは
アーティストとしても避けたいのかもしれないですね。
家で録音するというのも昔からよく聞く話ですが、緊張を少しでも
和らげたいというのもあるのかな、とも思います。
録音自体が緊張したものでしょうから。

私が元締め、ということですが、トムを好きになっていただけるのは
うれしい限りで、その呼称は名誉として受け止めます(笑)。

今日もHYPNOTIC...聴きましたが、今日はなぜか、
最後の2曲が流れとして唐突に終わってしまう感じがしました。
もしかして少し長くて曲が多いMOJOをまた聴いているので、
10曲目になった時にもう少し続きそうと感じるようになったのかも。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年08月27日 22:21
ギタバさん、いやさすがは元締めツアー・エディションも良くご存知でライブもふくめてますます楽しみですぜぃ、MOJO(・ё・)v

発句の改題ですが、市営プールではしゃいだあとの、あのプールの家(?_?)でのチープに塩辛い関東炊きの途轍もないうまさが今夕よみがえりました。
そして人生初めて和歌に挑みました。夏の終わりのWarren Zevon(邦題「さすらい」1976)はジャクソン・ブラウン・プロデュースで彼の「プリテンダー」と双璧をなす西海岸ものの名作なんです。もしも未聴なれば切に御一聴をお奨めしたいですね。

そしてmatsu&ギタバさんは夕化粧に「おみな」を感じられたようですが、夕化粧とはオシロイバナでありまして、夕暮れに咲くかき氷のいちごシロップ色の可憐な花が浜風にちらとそよぐのを発句しました。

 千歳にて朝焼け迎えマイ・バック・ページズ

マッギンの声とリッケンの12弦が聴こえてきたのでBYRDSのYounger Than Yesterdayで今宵も黒ニッカのロックがうまいっ。
Posted by ぽちわかや at 2014年08月28日 00:25
元締め 気に入っていただけましたか。
日本に於けるトムの私設宣伝部長兼取締役みたいな(笑) 本当は時代劇、必殺仕事人のイメージですよ。
今回のMOJOは、選択肢がなかったんで国内盤でしたが対訳もあるし話しに付いて行けるんで良かったと思います。
「なお、彼らは既に、このアルバムを携えてカルフォルニアを皮切りに全米各地を回ってるはずで、その中には、ロサンゼルスのハリウッドボウル、NYのマディソン・スクエア・ガーデンなどが会場にに含まれ、場所によって顔ぶれは変わるらしいが、ジョーコッカー、ZZトップ、C.S&N、ドライブ・バイ・トラッカーズ、マイ・モーニング・ジャケットなどが同行すると伝えられている」とあるのでツアーに出たのですね。

オシロイバナでしたか夕化粧は。
でも私のイメージは夏祭り(花火大会や夜店)へ出掛ける浴衣着た若い女性が、薄化粧で少し紅をさした姿でした。(笑)
<ちろりとゆれる>は心情風景かなと。

色んな想像が出来るのは、良い句ですね。

窓を開けて、虫の音を聴きながら寝る事が出来始めました。

もう札幌の夜風は、冷たいでしょうか。
Posted by matsu at 2014年08月28日 02:47
ぽちわかやさん、こんにちわ
すいません、短歌だったのですね、そうとは気付かず・・・
私は短歌は俳句とは似て非なるものの最たるものだと、
自分で俳句を詠むようになってから思いました。
両方書く人もいますが、切り取り方が違うというか。
丸谷さんが王朝和歌をいつもエッセイで触れていたのですが、
その辺を切り口に少しずつ考えてみたいと思います。
が、考えてもだめな部分が私には向かないかもしれません・・・
ただ、短歌は「歌会始」という究極の目標があっていいですよね。

ウォーレン・ジーヴォンは例の(チープな)紙ジャケ5枚組を
持っていてそのアルバムは好きです。
1枚目を出す前にくすぶっていたところを、ジャクソン・ブラウンが
手紙を書いて僕が手伝ってあげるから録音しないかいと伝えた、
という話はロック界の中でも特に好きな逸話です。
て、今調べて気づきましたが、76年ということは、私が言っている
そのアルバムのことですね、「さすらい」という邦題なんですね。
それは知らなかったです、いつものごとく輸入盤を買っているの・・・
それはデラックス・エディションも買いました。
Mohammed's Radioが好きですが、最初何と言っているか分からず、
"More Hammer's Radio"と聞こえて、そうかこの曲は
今までのヒット曲を俺がハンマーで壊してやるという意味なんだ、
と勝手に解釈してしまいました(笑)。

ちなみにその5枚はみな好きです、特に78年のやつ。
その後のも何枚か買いましたが、だいたい好きですよ。

My Back Pagesですが、昨日車の中で聴いていたのは、
ディラン30周年記念コンサートだから、ロジャー・マッギンいますよ。
心の声が聞こえたんですね(笑)、ありがとうございます。

夕化粧はそうなんですね、ありがとうございます。
いろいろと誤解していて私はまだまだ不勉強だと反省しました。

でいきなりで、昨日の記事の写真に関連して一句浮かびました。

男郎花雌犬たちに囲まれて

特に深い意味はありません、のはず・・・(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年08月28日 10:06
matsuさん、こんにちわ
やはり元締めなんですね(笑)、了解しました。
私設応援団長というのは、私もそう思うことがあります。
私は「勝手に台東区観光大使」も自称しているのですが、
そういうのがどうも好きみたいです。
そもそもA公園に関わることの始まりはそこですからね。
必殺仕事人のイメージというのは、私が、ですか・・・
私と弟はよく、あの曲は必殺仕事人っぽい響きだという話をします。
例えばクイーンの4枚目の1曲目Death On Two Legsとか、
Zepのアキレスもそうかな、マイナー調で重たい響きの曲を
そう言ってよく遊んでいます。
MOJOの最後の曲も、必殺仕事人っぽいと以前弟と話しました。

彼らは今もツアーをしていますが、基本的にツアーと録音の
繰り返し、というのがここ数年の動きのようです。
でもまあ、来日は難しいでしょうね・・・
私は日本の有志のファンクラブのメールマガジンを購読し、
FBページもいいねしているのですが、以前何度か、
来日懇願の署名をしたこともあります。
ほんと、死ぬまでに一度だけ海外に行くとすれば
トム達のコンサートを観ること以外今は考えられません。

matsuさんの国内盤は選択肢がなかったということですが、逆に、
それは間違いなく今この時にmatsuさんに買ってもらうために、
音楽の神様が高知のその店に置いたとしか考えられません。
そういうのってたまにあります、私の場合でも。

昨夜は実は眠くて、窓を閉めて寝るのを忘れ、
今朝は4時前に寒くて目が覚めました・・・
夜は確かにもう風が冷たいですね。
というか、今日は晴れていて24度の予報ですが、昼間でも
風は冷たく感じられるようになってきました。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年08月28日 10:19
ギタバさん、こんにちは。
いやぁ、短歌を破調の発句に思わせる技法に気づかれましたか(^o^;なんてね、拙者も短歌は気質的に無理なんですが、ZevonのDesperados Under The Eavesを17文字で表すのは無理とわかりついつい禁忌を犯してしまいました。『さすらい』の最後を飾るまさに名曲ですね~、1:26でのジヴォンの気合の「ほいっ」はいつ聴いてもゾクゾクしまっせ!
Mohammed's Radioも素晴らしい、おれは上沼恵美子風になるまえのスティヴィー・ニックスちゃんのちょっと投げ遣りなコーラスが可愛らしくて大好き。

Carmeritaでのワクテル、リンドレイ&グレン・フライのボーダーライン・ギターも素敵だねぇ、テキーラ・サンダウンでっせ。

ジヴォンが激しくハードロッキンする「ラジオにもっとハンマーを」も聴きたかったぜよっ!


 A公園ポーラ降り立ち秋来る   草右
Posted by ぽちわかや at 2014年08月28日 14:58
ギタバさん、まいどです。

追申ですが、「モハメットのラジオ」沼崎敦子さんの訳詞では、
~でも、だからって一晩中ロックンロールしたいとも思わない  モハメットのラジオで  誰かが甘くソウルフルなに歌ってるのを聞いた  ラジオで  モハメットのラジオで
 
ああっ、これってヴァン・モリソンのCaravanに対するオマージュでんなぁ。 
Posted by ぽちわかや at 2014年08月28日 15:21
ぽちわかやさん、こんばんわ
そういえばハンドル名に「和歌」と入っているので
和歌もお好きなのかと思っていたのですが、やはりというか、
短歌についてはそう考えておられるのですね。
私が俳句が作れると思ったのは、前に記事でも書きましたが、
一瞬を切り取るのは写真と同じで、画像か言葉かの違いなのかな、
と思った(気づいた)ことからでした。
短歌の場合、その中に時間を練り込みますよね、重ねるというか。
そこがどうも私には難しいかなと思いました。
乱暴な言い方をすれば、短歌は日本的で俳句は西洋的、
洋楽が好きな私は俳句に引かれるのではないか、と・・・

それはともかく、でも短歌に挑まれたのですね。
私もやっぱりいつか挑もうと思いました。
その前に丸谷さんの本を読まないと、と思ってしまうのが、
本依存症の私なのですが(笑)。

「さすらい」ですが、先ほど聴きましたよ。
やっぱり最後のコーダの部分、酒を飲みながら船で揺られるような
感覚がたまらなくいいですね。
あの部分はスコットランド的なものも感じました。
あとはPoor Poor Pitiful Meの中間部でハードがギターが
ドレミファソラシドと鳴らす部分の解放感が好きです。
そうそう、More Hammerは(笑)、スティーヴィー・ニックスの
コーラスがかなり前に出ていますね。
上沼恵美子化には大笑いしてしまいましたよ。
87年のタンゴの頃まではまだ太くはなかったんですけどね。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年08月28日 18:45
ぽちわかやさん、ふたたびですが、なるほど、
Mohammed's RadioはCaravanへのオマージュなのですね。
でも、ヴァンさんも破壊的なことをやっても様になりそうですよね。
音楽はいろんなところでつながっているのがやっぱり面白いし、
そこに気づくとある種の快感がありますよね(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年08月28日 18:47
ギタバさん、ぽちわかやさん今晩は。
zevonさん聴いてこなかったですが、お二人の好きな曲
Mohammed's RadioとDesperados Under The Eavesをお気に入りにしました。聴くと割と正統派のヴォーカルかな?
良い声ですね。

神の配慮を信じて、先日のブックオフへ出掛けました。滅多に私は出掛けないしCDを買うことも最近までなかったんです。CD、本は売ったことはあります。
今日は、どんな出会いかなと思ってたらLED ZEPPELIN ジミー・ペイジ監修2014リマスター デラックス・エディションがありました。飛行船の伝説デビューアルバムですね。今まで聴かず嫌いもあり、未発表パリ1969年ライブとの二枚組みなのと、ここでツェッぺリンを感じたと貴君のコメントがあったので買いました。
ロバート・プラントは、稀有なヴォーカリストですね。
ただ、ローリング・ストーンズのキースが「私の耳にはいささかアクロバットじみて聴こえる」と評したように、ローリングストーンズ誌では、100人のヴォーカリストとしては15位ですね。
185cmの身長もあり?誰もが歌えるレヴェルを遥かに超えてる。(笑)
誰もが歌えないんで聴くしかなくそういう意味で15位かな。イギリスの音楽誌でも8位だから。
ただその後のアルバムでは
Achilles Last Stand とかBlack Dog,
Rock and Roll ,天国の階段、Heartbreaker等とキーを下げれば歌えるかもの曲もあるんで一概には言えないか。

このアルバムは、やはり凄いですね。
芸術的、ハードロックの在り方でも。
貴君が専門なので、ギターについては語りません。

ロバート・プラントで言えば、アリソン・クラウスとリラックスして楽しそうに歌う姿が私はいいな。
Gone Gone Gone ,Killing The Blues
等はハード・ロックから大きく離れてますが、自然体だしやはり良い声だなと思いました。

今度はWarren Zevonとの良い出会いを期待しますね。(笑)
お二人にサンクス。
Posted by matsu at 2014年08月28日 21:16
matsuさん、こんばんわ
ウォーレン・ジーヴォンは日本ではジヴォンと書かれてますが、
私が最初に聴いたのは「ハスラー2」のサントラでした。
エリックがテーマ曲を歌っているあれですね。
ここで話している「さすらい」はニヒルでダンディな感じで、
まあそれらが死語なのは知っていますが、でも彼の場合、
どうしても今の言葉では置き換えられない雰囲気があります。
歌い方は確かにむしろ意外と正統派ですね。
その中でのええカッコしぃ、ですが、そういうのも好きです。

今日はブックオフでなんとZepリマスターのIがあったのですね。
そういうのは、単に気に入らなかった場合と、買ってすぐに
コピーして売るという場合があるようですね。
うちにはもちろんありますが、今回のリマスターはなぜか、
音が小さいのが気になりました。
時代に逆行しているのかな、と思ったり。
うちはヘッドホンで聴いていないので、音質がどれだけどのように
よくなったかは判りかねています。

Zepも今まで聴かず嫌いだったのですね。
カラオケの時の反応でそうだと思いました。
まあ今までは今までですが、Zepは私の基本のひとつで、
今でもやっぱり聴くと勝手に口と体が動き出します(笑)。
1枚目で私はBabe I'm Gonna Leave Youがいちばん好きです。
アコースティックギターを使っているのにあんなに音が強い
というのに最初に聴いた時に驚きました。
しかも哀愁を帯びているというのが。
アコの強さは、2枚目に入っている私がZepで2番目に好きな
Ramble Onにつながってゆくものだと後で分かりました。
Black Mountain Sideのインド風にも驚きました。
ベースが印象に残る曲が多いのも、すごいなと思います。
Communication Breakdownはもちろんギター弾きました。
いつものようにソロは弾か(け)ないのですが(笑)。
You Shook Meはジェフ・ベック&ロッド・スチュワートが
やったので自分たちもやったということですが、プラントの
ヴォーカルは「変」ですね、ロッドが至って普通に聴こえます(笑)。

アリソン・クラウスとロバート・プラントのは、そのツアーで
ぜひ日本に来てほしかったですが、日本ではとにかく、
プラントがあんなことをやるのが受け入れらなかった人が
(いまだに)多いそうで、来るわけないよなあ、と。
Gone Gone Goneは元々エヴァリーの曲です。
プラントは9月に新譜が出ますが、まあそういうことでしょうね。
私は期待しているのですが、前作が意外とよかったので。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年08月28日 21:53
元締め、こんばんは。

今宵もmojo聴かせてもろてます。
まだまだ聴き込みはたりまへんけど、あえて
ぼちぼち書かせてね。

いいバンドだね、ストイックなほど過不足ない
音で紡ぎ上げたブルーズ・ロックアルバムの
逸品でんな。
そこに先達らのエッセンスを随所に散りばめた
トムの歌と曲にて手練れのロック聴きにいろいろと
妄想をふくらませてくれまんのや。

さいしょは愛想なさげな重めのかちっとした
リズム隊にマイクの伸びやかなギターとツボを
ぐりぐり効かせたベンモントさんのオルガンなどが
絶妙にからまりあってじわじわ快感に変わり始めてきましたよ~。
ああっ、最早モジョ&飛鳥の禁断症状があらわれてきたみたいでっせ(;゜∀゜)ゝ”

そしてmojo探索の日々はつづく・・・。
Posted by ぽちわかや at 2014年09月10日 23:50
ぽちわかやさん、おはようございます

MOJOですが、やはりストイックと感じられましたか。
そこが最初は恐かったのですが、逆にいえば私は
ストイックじゃない音楽に慣れ過ぎていたのかもしれません(笑)。
最後の曲のギターソロは具体的にレッド・ツェッペリンの
Since I've Been Loving Youに雰囲気似てると思いました。
MOJOは、ギターフレーズの動きはHYPNOTIC...より
劇的かもしれないですね。

愛想なさげというのもなるほどと思いました。
ブルージーだけどブルーズじゃない、というか、でも
表情がないようであるのがトム達なのかもしれないですね。

私も新譜が出てからまたMOJO探索しています(笑)。
聴き比べると、新譜の方がストイックさが増していますね。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年09月11日 06:07
元締め、おはようございます。

拙者は「Zep聴き」ではないのですが、元締め
よりも三年ほど年寄りの実弟が重篤なZep
キチGUYで毎夜隣室でのハードロック祭り
の漏れ来る音のお陰で
Zepの曲はほぼ門前の小僧状態でっせ。

15曲目のSince I've Been Loving You
たしかにZepが匂いまんなぁ、トムもプラント節やってるね。
7曲目(マイクかっちょええがな)から8曲目
なんかもジミー・ペイジがアメリカ南部の生まれ
やったら絶対やってそうでニヤッとしました。

2曲目を初めて聴いた際には思わずCDを
オールマンズに乗せ代えてIn Memory of
Elizabeth Reedを聴いてしまったぜよ。

3曲目ではマーク・ノップラーのムードが漂い
総じて本作はマイク・キャンベルさんが牽引
してるように思えてきました。

6曲目のNo Reason To Cryは夜半に
黒ニッカ片手に聴いていると遠くて懐かしい
世界へ運んでくれまっせ。
トムの引き摺るようなディラン節にソニー・ランドレス
風味のマイクのスライドに燻したムカシトカゲの
ふりかけと隠し味にはウォーレン・ジィーヴォン!!
ってなんとも極私的贅沢三昧な一曲ざんすね。

本日のMOJO探索はこのへんにて失礼いたします。
Posted by ぽちわかや at 2014年09月11日 15:04
ぽちわかやさん、こんばんわ、元締めです(笑)

弟さんがZep吉さんだったんですね。
ちなみに私も6歳下の弟(いつも話す弟)がいちばん好きというか
基本をなしているのがZepでそれからHR/HM系行きました。
ただぽちわかやさんと少し違うのは、うちは兄の私も吉の気が
ないとはいえないことです(笑)。
Zepはビートルズの次に私にとっても基本といえるアーティストです。

7、8辺りは南部系Zepというのは、うん、なるほどそうですね。
ギターリフの動きが大きい曲が多いのはうれしいところです。
クスリっ気がないハードロックというか。

2曲目、その曲は聴けば分かるけど空で思い出せないので、
後ほどCDで確認して見ます、ゆったりとした曲ですよね。

3曲目はねとっとした感じが私は最初不気味でした(笑)。
でも音楽でそこまで感じさせるのはやはりすごい技ですね。

No Reason To Cry、この手の優しい響きの曲がHYPNOTIC...には
ないのが、余計に緊張感が高まりますよね。
懐かしい世界は、ギンヤンマですか(笑)。
いや、もう少し大きくなった頃という感じがしますかね。
少なくともお酒が飲める年代に。
昔に気持ちが飛ぶ曲というのは、なんというのかな、
愛おしさのようなものを感じずにはいられません。
ぽちわかやさんがお好きな音楽の要素が隠し味的に
ちりばめられていると感じられたのは、元締めとしても
うれしい限りです、よかった、聴いていただいて。

またMOJO探索、楽しみにしております。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年09月11日 21:04

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MOJO トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ