2013年11月16日
Birds in Sleeves 鳥のジャケット写真集 新版
00
まいどおなじみ、CDジャケット展覧会の記事です。
・・・ちょっとだけ「タモリ倶楽部」の冒頭を意識しました・・・
鳥のジャケット 新版
こちら、かつて一度上げていたのですが、
内容変更の上で体裁を整えたく、
再編集し上げることにしました。
今回は・・・ 25枚
さすがに多いですね。
あまり多すぎるのは見ていただくのも大変かと思い、
幾つかを取り上げずに、25という切りがいい数に揃えました。
写真が多いですが、分けるわけにもゆかないので、一気に紹介します。
いつものように、さらっとご覧ください。
では、早速。
◎でも写真は意外と少ない
01
AVALON Roxy Music (1982)
ロキシー・ミュージックの名曲More Than Thisを収めたこれは、
中世の騎士のイメージでしょうか。
右手には、「武装」したタカの仲間と思われる鳥が。
背景も含めて、これを写真で撮ってしまったのが、すごい。
02
AVALON SUNSET Van Morrison (1989)
アヴァロン続きでヴァン・モリソンを。
1羽のコブハクチョウが夕日を浴びた池に浮かんでいますが、
鳥の部分だけを横広にカットしたトリミングが
いろいろなイメージをかきたてられてまた秀逸ですね。
Have I Told You Latelyは僕の宝物。
03
BELLA DONNA Stevie Nicks (1981)
「オウムを持った人」として有名なスティーヴィー・ニックス。
イタリア語のタイトルとともに、ミステリアスな雰囲気を醸し出します。
Stop Draggin' My Heart Aroundではトム・ペティと共演。
04
THE PIOUS BIRD OF GOOD OMEN Fleetwood Mac
そのニックスが入る前のフリートウッド・マックの、
まだピーター・グリーンがいた頃の曲による編集盤。
これ、恐いですよね・・・恐くないですか・・・
黒衣の女性の手にのっているのはアホウドリの1種。
なぜかといえば、彼らのヒット曲Albatrossが収められているから。
でも、それは分かるけど、普通、手にのせるかぁ・・・!?・・・
この女性の手が爪で傷つかなかったことを祈るのみ(笑)。
◎1羽の鳥に注目してみよう
05
PENGUIN Fleetwood Mac (1973)
フリートウッド・マックはよっぽど鳥がお好きなようで、
これで2枚目、後でもう1枚出てきます。
これはクリスティ・マクヴィー加入後の軌道修正を始めた頃。
ペンギンは後にこのバンドのシンボルにもなります。
このペンギンは、マカロニペンギンかイワトビペンギンですかね。
よく見ると目つきが陰険なんですが・・・
06
GONE TROPPO George Harrison (1982)
ジョージ・ハリスンがオーストラリアで
半隠遁生活を送っていた頃の1枚。
左の囲みの中が、トロピカルフルーツを食べるオウムの仲間。
That't The Way It Goesは隠れた名曲。
07
CHRISTOPHER CROSS (1979)
クリストファー・クロスのデビュー作にしてグラミー受賞作。
「南から来た男」、フラミンゴは彼のシンボルキャラクターに。
だけど、実際の彼は、フラミンゴとは似・・・以下略・・・
Ride Like The Windをはじめ、アルバムはとてもいいです。
08
GREATEST HITS 1990-1999 The Black Crowes
ブラック・クロウズと名前にはありますが、
ジャケットにはっきりとカラスがいるのは、このベスト盤だけでした。
このカラスは種類はなんだろう。
ワタリガラスはRavenと他の単語が当てられるので違うはずだし。
ちなみに周りの花札みたいな絵の中にある、
ちょっと悪そうな顔つきのカラスの絵がバンドのキャラクターです。
余談ですが、シェリル・クロウは
ジャケットにカラスや他の鳥がいるものはありませんでした。
09
PEACE ON EARTH Roger McGuinn (1974)
ロジャー・マッギンのこのジャケットは
アメリカを象徴する鳥であるハクトウワシが、
リッケンバッカーのギターを掴んで飛んでいるという楽しいもの。
ただ、彼がいたバーズも、ジャケットに鳥がいるものはなかったです。
10
ON THE BORDER Eagles (1974)
アメリカを代表する「鷲」といえば、イーグルス。
だけど、これ、ちょっと待ってください。
絵をよく見ると、目を通る黒い線があるし、尾羽も横縞だし、
これ、厳密には、鷲ではなく、オオタカの仲間だと思うんですが・・・
いいのかな、その辺は気にしなくても・・・
それとも、まだ「鷲未満」というセルフジョークなのかも(笑)。
Best Of My Loveは彼ら初のNO.1ヒット曲。
11
EMERSON, LAKE & PALMER (1970)
タカとくればハト、エマーソン・レイク&パーマーのデビュー作。
「鳩のロック」の記事(こちら)でも取り上げましたが、
きっとこれはハトに違いない。
Lucky Manだからハトなのかな(笑)。
12
FLY BY NIGHT Rush (1975)
ラッシュのこれいいですね、すっごくいいですね!
雪の夜に飛び立つフクロウ、目の虹彩の輝く黄色が印象的。
絵だけなら今回のベストに選んでいたところです。
◎その他をランダムに
13
A SOAP OPERA The Kinks (1975)
キンクスの混迷期の1枚。
絵の鳥はマガモ、種の同定が出来るとうれしいですね(笑)。
14
BUFFALO SPRINGFIELD AGAIN (1967)
バッファロー・スプリングフィールドのこれは、
昆虫のジャケット(記事はこちら)でも登場しましたが、
キベリタテハの精密な描写に驚いたものです。
そしてメンバーの後ろに飛ぶ鳥は、ツバメでしょうね。
Mr. Soulはいつ聴いても体が突き動かされる。
15
SONG FOR AMERICA Kansas (1975)
カンサスのこれは、カラスをイメージしたものかと思いますが、
僕はこれを見た瞬間、「帰ってきたウルトラマン」の
怪獣べムスターを思い浮かべました・・・
16
SCREAMING FOR VENGEANCE Judas Priest (1982)
こちらジューダス・プリーストのジャケットの鳥は、
種不明の「メタル怪鳥」、なんせ「メタルゴッド」ですから。
You've Got Another Thing Comin'はポップなメタルの傑作。
17
THE SECRET LANGUAGE OF BIRDS Ian Anderson (2000)
きました! 自然系ジャケットのレギュラー、
ジェスロ・タルのイアン・アンダーソン。
「秘密の鳥の言葉」を、イアンが音楽で表わしたという趣向ですが、
むしろ秘密がなさそうな、おおらかな南国風の鳥の絵(笑)。
◎風景画集
18
YESSHOWS Yes (1980)
イエスが一時的に解散状態にあった頃に出たライヴ盤。
ジャケットはおなじみロジャー・ディーンの手になるもの。
この鳥は架空の鳥なのかな、雪山を飛ぶには色が南国的。
19
ON AN ISLAND David Gilmour (2006)
デヴィッド・ギルモアの現時点での最新作。
島にひとりたたずむ男のもとから飛び立つ鳥たち。
音は超高級イージーリスニングともいうべき心地よさ。
20
ALPHA Asia (1983)
エイジアの2ndは楽園のイメージ。
鷲のように見える鳥は水面めがけて降下しているので、
ミサゴのイメージなのかな。
The Smile Has Left Your Eyesは感涙ものの名バラード。
21
TANGO IN THE NIGHT Fleetwood Mac (1987)
3枚目のフリートウッド・マックは僕が初めて買った彼らの新譜。
この素敵な絵は、Brett-Livingstone Strongという画家が、
フランスの画家ルソー(Henri Rousseau)へのオマージュ、
"Homage A Henri Rousseau"として描いたということで、
池の中に鶴のような鳥がいます。
なお、よく見ると他の動物も描かれていますが、
今回はそれは見逃してください(笑)。
You And I Part IIが大好き!
◎今回のユーモア賞
22
ZUMA Neil Young (1975)
ニール・ヤングがクレイジー・ホースと組んだ1枚。
ネイティブ・アメリカンのお話をモチーフにしているのか、
コンドルに掴まれた人が空を飛ぶ絵がなかなか楽しい。
そしてそのコンドル、こういうおじさんが街中にいそうで、
それもまた面白い(笑)。
◎今回の特別賞
23
BACHELOR NO.2 or the last remains of the dodo
Aimee Mann (1999)
エイミー・マンの、僕が生涯愛すべき1枚。
絵の鳥は絶滅したドードー。
今回特別賞にしたのは、もうドードーのような
悲しいことが起こらないようにという祈りをこめて。
◎今回の銀賞兼アイディア賞
24
WIND AND WUTHERING Genesis (1977)
ジェネシスの、スティーヴ・ハケット在籍最後の1枚。
この後、フィル・コリンズ色が濃くなってゆきます。
これ、この大きさでは分かりにくくて申し訳ないのですが、
1本の葉が茂った木の上に鳥が2羽いるように見えます。
それだけならもちろんアイディア賞ではないのですが、
ここはぜひ裏ジャケットをご覧ください。
木の葉に見えたものが、実は・・・
24B
大量の鳥がとまっていた、
そして、その鳥が一斉に飛んで木が丸裸になった
という、なんともロマンティックな絵なんです。
だからこれは秋から冬の情景、まさに今頃の季節。
そしてこのセンスがさすが英国人。
LP探して部屋に飾りたい1枚です。
◎今回の金賞兼アイディア大賞
25
REVEAL R.E.M. (2001)
R.E.M.の今世紀最初のアルバム。
これのどこに鳥が、そしてどこが金賞、とお思いのかたへ。
ジャケット真ん中やや上をマクロレンズで撮って大きくしたものが
25B
列をなして歩いているのが鳥であるのが分かります。
しかし、この写真は、通常の12cmのCDより大きい
17cmの限定盤のジャケットを撮ったものですが、それでも不鮮明。
でも、この鳥が、体つき、頭や首の色合いから
25C
シジュウカラガン、英名Canada Gooseであるのは
なんとか分かると思います。
それだけでもうれしいのですが、さらに、
左下の人影に注目すると
25D
スキンヘッドっぽいのでおそらくマイケル・スタイプだと思うけど、
その人が、双眼鏡を構えて鳥を見ているように見えます。
つまり、バード・ウォッチングをしているのです!
バードウォッチングするロッカーです!
しかも僕が現役で最も好きなR.E.M.です!
それに気づいた時、
このアルバムは僕のために出してくれたんだ、
とすら思いましたよ!
あ、だけど僕はスキンヘッドじゃないですけどね(笑)。
ということで、鳥好きにはうれしいアルバムです。
I'll Take The Rainは雨のように涙が止まらない名曲!
最後に余談、シジュウカラガン(Canada Goose)といえば、
25E
映画『グース』で、
少女が操縦する軽飛行機と一緒に旅をするあの「グース」です。
日本にも少ない数が冬に渡ってきます。
◇◆◇◆
いかがでしたか!
鳥だけにいつも以上に力が入ってしまい、
決して短くないものになってしまいまいた。
最後までお読みいただきありがとうございました!
まいどおなじみ、CDジャケット展覧会の記事です。
・・・ちょっとだけ「タモリ倶楽部」の冒頭を意識しました・・・
鳥のジャケット 新版
こちら、かつて一度上げていたのですが、
内容変更の上で体裁を整えたく、
再編集し上げることにしました。
今回は・・・ 25枚
さすがに多いですね。
あまり多すぎるのは見ていただくのも大変かと思い、
幾つかを取り上げずに、25という切りがいい数に揃えました。
写真が多いですが、分けるわけにもゆかないので、一気に紹介します。
いつものように、さらっとご覧ください。
では、早速。
◎でも写真は意外と少ない
01
AVALON Roxy Music (1982)
ロキシー・ミュージックの名曲More Than Thisを収めたこれは、
中世の騎士のイメージでしょうか。
右手には、「武装」したタカの仲間と思われる鳥が。
背景も含めて、これを写真で撮ってしまったのが、すごい。
02
AVALON SUNSET Van Morrison (1989)
アヴァロン続きでヴァン・モリソンを。
1羽のコブハクチョウが夕日を浴びた池に浮かんでいますが、
鳥の部分だけを横広にカットしたトリミングが
いろいろなイメージをかきたてられてまた秀逸ですね。
Have I Told You Latelyは僕の宝物。
03
BELLA DONNA Stevie Nicks (1981)
「オウムを持った人」として有名なスティーヴィー・ニックス。
イタリア語のタイトルとともに、ミステリアスな雰囲気を醸し出します。
Stop Draggin' My Heart Aroundではトム・ペティと共演。
04
THE PIOUS BIRD OF GOOD OMEN Fleetwood Mac
そのニックスが入る前のフリートウッド・マックの、
まだピーター・グリーンがいた頃の曲による編集盤。
これ、恐いですよね・・・恐くないですか・・・
黒衣の女性の手にのっているのはアホウドリの1種。
なぜかといえば、彼らのヒット曲Albatrossが収められているから。
でも、それは分かるけど、普通、手にのせるかぁ・・・!?・・・
この女性の手が爪で傷つかなかったことを祈るのみ(笑)。
◎1羽の鳥に注目してみよう
05
PENGUIN Fleetwood Mac (1973)
フリートウッド・マックはよっぽど鳥がお好きなようで、
これで2枚目、後でもう1枚出てきます。
これはクリスティ・マクヴィー加入後の軌道修正を始めた頃。
ペンギンは後にこのバンドのシンボルにもなります。
このペンギンは、マカロニペンギンかイワトビペンギンですかね。
よく見ると目つきが陰険なんですが・・・
06
GONE TROPPO George Harrison (1982)
ジョージ・ハリスンがオーストラリアで
半隠遁生活を送っていた頃の1枚。
左の囲みの中が、トロピカルフルーツを食べるオウムの仲間。
That't The Way It Goesは隠れた名曲。
07
CHRISTOPHER CROSS (1979)
クリストファー・クロスのデビュー作にしてグラミー受賞作。
「南から来た男」、フラミンゴは彼のシンボルキャラクターに。
だけど、実際の彼は、フラミンゴとは似・・・以下略・・・
Ride Like The Windをはじめ、アルバムはとてもいいです。
08
GREATEST HITS 1990-1999 The Black Crowes
ブラック・クロウズと名前にはありますが、
ジャケットにはっきりとカラスがいるのは、このベスト盤だけでした。
このカラスは種類はなんだろう。
ワタリガラスはRavenと他の単語が当てられるので違うはずだし。
ちなみに周りの花札みたいな絵の中にある、
ちょっと悪そうな顔つきのカラスの絵がバンドのキャラクターです。
余談ですが、シェリル・クロウは
ジャケットにカラスや他の鳥がいるものはありませんでした。
09
PEACE ON EARTH Roger McGuinn (1974)
ロジャー・マッギンのこのジャケットは
アメリカを象徴する鳥であるハクトウワシが、
リッケンバッカーのギターを掴んで飛んでいるという楽しいもの。
ただ、彼がいたバーズも、ジャケットに鳥がいるものはなかったです。
10
ON THE BORDER Eagles (1974)
アメリカを代表する「鷲」といえば、イーグルス。
だけど、これ、ちょっと待ってください。
絵をよく見ると、目を通る黒い線があるし、尾羽も横縞だし、
これ、厳密には、鷲ではなく、オオタカの仲間だと思うんですが・・・
いいのかな、その辺は気にしなくても・・・
それとも、まだ「鷲未満」というセルフジョークなのかも(笑)。
Best Of My Loveは彼ら初のNO.1ヒット曲。
11
EMERSON, LAKE & PALMER (1970)
タカとくればハト、エマーソン・レイク&パーマーのデビュー作。
「鳩のロック」の記事(こちら)でも取り上げましたが、
きっとこれはハトに違いない。
Lucky Manだからハトなのかな(笑)。
12
FLY BY NIGHT Rush (1975)
ラッシュのこれいいですね、すっごくいいですね!
雪の夜に飛び立つフクロウ、目の虹彩の輝く黄色が印象的。
絵だけなら今回のベストに選んでいたところです。
◎その他をランダムに
13
A SOAP OPERA The Kinks (1975)
キンクスの混迷期の1枚。
絵の鳥はマガモ、種の同定が出来るとうれしいですね(笑)。
14
BUFFALO SPRINGFIELD AGAIN (1967)
バッファロー・スプリングフィールドのこれは、
昆虫のジャケット(記事はこちら)でも登場しましたが、
キベリタテハの精密な描写に驚いたものです。
そしてメンバーの後ろに飛ぶ鳥は、ツバメでしょうね。
Mr. Soulはいつ聴いても体が突き動かされる。
15
SONG FOR AMERICA Kansas (1975)
カンサスのこれは、カラスをイメージしたものかと思いますが、
僕はこれを見た瞬間、「帰ってきたウルトラマン」の
怪獣べムスターを思い浮かべました・・・
16
SCREAMING FOR VENGEANCE Judas Priest (1982)
こちらジューダス・プリーストのジャケットの鳥は、
種不明の「メタル怪鳥」、なんせ「メタルゴッド」ですから。
You've Got Another Thing Comin'はポップなメタルの傑作。
17
THE SECRET LANGUAGE OF BIRDS Ian Anderson (2000)
きました! 自然系ジャケットのレギュラー、
ジェスロ・タルのイアン・アンダーソン。
「秘密の鳥の言葉」を、イアンが音楽で表わしたという趣向ですが、
むしろ秘密がなさそうな、おおらかな南国風の鳥の絵(笑)。
◎風景画集
18
YESSHOWS Yes (1980)
イエスが一時的に解散状態にあった頃に出たライヴ盤。
ジャケットはおなじみロジャー・ディーンの手になるもの。
この鳥は架空の鳥なのかな、雪山を飛ぶには色が南国的。
19
ON AN ISLAND David Gilmour (2006)
デヴィッド・ギルモアの現時点での最新作。
島にひとりたたずむ男のもとから飛び立つ鳥たち。
音は超高級イージーリスニングともいうべき心地よさ。
20
ALPHA Asia (1983)
エイジアの2ndは楽園のイメージ。
鷲のように見える鳥は水面めがけて降下しているので、
ミサゴのイメージなのかな。
The Smile Has Left Your Eyesは感涙ものの名バラード。
21
TANGO IN THE NIGHT Fleetwood Mac (1987)
3枚目のフリートウッド・マックは僕が初めて買った彼らの新譜。
この素敵な絵は、Brett-Livingstone Strongという画家が、
フランスの画家ルソー(Henri Rousseau)へのオマージュ、
"Homage A Henri Rousseau"として描いたということで、
池の中に鶴のような鳥がいます。
なお、よく見ると他の動物も描かれていますが、
今回はそれは見逃してください(笑)。
You And I Part IIが大好き!
◎今回のユーモア賞
22
ZUMA Neil Young (1975)
ニール・ヤングがクレイジー・ホースと組んだ1枚。
ネイティブ・アメリカンのお話をモチーフにしているのか、
コンドルに掴まれた人が空を飛ぶ絵がなかなか楽しい。
そしてそのコンドル、こういうおじさんが街中にいそうで、
それもまた面白い(笑)。
◎今回の特別賞
23
BACHELOR NO.2 or the last remains of the dodo
Aimee Mann (1999)
エイミー・マンの、僕が生涯愛すべき1枚。
絵の鳥は絶滅したドードー。
今回特別賞にしたのは、もうドードーのような
悲しいことが起こらないようにという祈りをこめて。
◎今回の銀賞兼アイディア賞
24
WIND AND WUTHERING Genesis (1977)
ジェネシスの、スティーヴ・ハケット在籍最後の1枚。
この後、フィル・コリンズ色が濃くなってゆきます。
これ、この大きさでは分かりにくくて申し訳ないのですが、
1本の葉が茂った木の上に鳥が2羽いるように見えます。
それだけならもちろんアイディア賞ではないのですが、
ここはぜひ裏ジャケットをご覧ください。
木の葉に見えたものが、実は・・・
24B
大量の鳥がとまっていた、
そして、その鳥が一斉に飛んで木が丸裸になった
という、なんともロマンティックな絵なんです。
だからこれは秋から冬の情景、まさに今頃の季節。
そしてこのセンスがさすが英国人。
LP探して部屋に飾りたい1枚です。
◎今回の金賞兼アイディア大賞
25
REVEAL R.E.M. (2001)
R.E.M.の今世紀最初のアルバム。
これのどこに鳥が、そしてどこが金賞、とお思いのかたへ。
ジャケット真ん中やや上をマクロレンズで撮って大きくしたものが
25B
列をなして歩いているのが鳥であるのが分かります。
しかし、この写真は、通常の12cmのCDより大きい
17cmの限定盤のジャケットを撮ったものですが、それでも不鮮明。
でも、この鳥が、体つき、頭や首の色合いから
25C
シジュウカラガン、英名Canada Gooseであるのは
なんとか分かると思います。
それだけでもうれしいのですが、さらに、
左下の人影に注目すると
25D
スキンヘッドっぽいのでおそらくマイケル・スタイプだと思うけど、
その人が、双眼鏡を構えて鳥を見ているように見えます。
つまり、バード・ウォッチングをしているのです!
バードウォッチングするロッカーです!
しかも僕が現役で最も好きなR.E.M.です!
それに気づいた時、
このアルバムは僕のために出してくれたんだ、
とすら思いましたよ!
あ、だけど僕はスキンヘッドじゃないですけどね(笑)。
ということで、鳥好きにはうれしいアルバムです。
I'll Take The Rainは雨のように涙が止まらない名曲!
最後に余談、シジュウカラガン(Canada Goose)といえば、
25E
映画『グース』で、
少女が操縦する軽飛行機と一緒に旅をするあの「グース」です。
日本にも少ない数が冬に渡ってきます。
◇◆◇◆
いかがでしたか!
鳥だけにいつも以上に力が入ってしまい、
決して短くないものになってしまいまいた。
最後までお読みいただきありがとうございました!
Posted by guitarbird at 22:54
│CDジャケット展覧会