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2014年12月08日

Fame デヴィッド・ボウイwithジョン・レノン

01
Fame デヴィッド・ボウイwithジョン・レノン

Fame 
David Bowie with John Lennon (1975)

毎年12月8日はジョン・レノンの記事を上げています。

今年は、デヴィッド・ボウイがジョン・レノンと
共作共演したこの曲にしました。
先日、突然思い出し、爾来何度か頭に浮かんできて、
時々♪ふぇぇぇ~いむと口ずさんでいます。

ジョン・レノンとデヴィッド・ボウイ。
何というか、ミスマッチ感覚のようなものがありませんか。
僕は中学時代にこの曲のことを知り、そう感じました。
当時、デヴィッド・ボウイはちょうどLet's Danceと
映画『戦場のメリークリスマス』でテレビなどの露出度が高く、
ビートルズしか知らなかった僕でも知っていました。
デヴィッド・ボウイ自体はそれ以前から名前だけ知っていたので、
この人がそうなんだ、と頭の中でつながった時期でした。
当時のボウイ、日本においては人気絶頂期だったかもしれません。

この曲は中学高校と、ラジオやテレビで聴くことなく過ぎました。

大学時代、東京に行って、まだこの曲のCDは出ておらず、
よほど聴きたかったのか、中古のドーナツ盤を買って聴きました。
ということを、実は割と最近思い出しました。
7年前に父が亡くなり、東京の家を片付けていた時、
僕が東京に残したものが入った段ボールはこの中に、
この曲のドーナツ盤が見つかったのです。
懐かしいというより、そんなことあったんだ、と驚きました。
どこで買ったかも覚えていない。
探したのではなく、たまたま店頭で目に留まったのかもしれない。
この曲を初めて聴いたのがいつかも思い出せないので、
そのドーナツ盤を買った時に違いない。
自分でも不思議でした。
なお、今回はこのドーナツ盤の写真をと思いましたが、残念、
東京の弟の家に置いたままのようで、見つかりませんでした。


02 
Fame デヴィッド・ボウイwithジョン・レノン

CDで初めて聴いたのは、1990年、
Fame '90というリミックスのCDが出た時です。
ベスト盤SOUND + VISIONからの「シングルカット」でした。
それからRYKOで過去のボウイのアルバムが漸くCD化され、そこで
これが収められたアルバムYOUNG AMERICANのアルバムを聴き、
さらにEMIに移り、リマスター盤が出て買い直しました。

Fameについて、Wikipediaから要約します。
1974年暮れ、ニューヨークにいたデヴィッド・ボウイは
ジョン・レノンとElectric Ladylandスタジオでセッションを行う。
どうしてセッションを行うことになったかの経緯は、申し訳ない、
分からなかったのですが、でも実はそこが知りたいですよね(笑)。
ジョンの伝記などを読めば分かるのかな。

ボウイのバンドを交えたセッションの中で、アルバムに収められた
Across The Universeを先ず録音。
その時、カルロス・アロマーが弾いたファンキーなギターフレーズを
聞いたジョンが突然"Fame!"と叫んだことからそのまま曲に発展、完成。
ボウイにとって初のビルボード誌No.1ヒットとなった、という曲です。

偶然から生まれた曲、いかにもロックらしいエピソードですね。
曲もまさに、作ったというよりひらめいたといった感が強い。
まあ、歌メロがいいとかそういうのではないかもですが、
ロックがファンクに注目していた1970年代らしいノリの1曲。

ジョンは、ボウイのヴォーカルを受けた高音の涼しい響きの
"Fame"というコーラス、短いけどジョンらしい声ですね。

しかもそれが1位になるなんて、まさにボウイのアメリカンドリーム。
しかもボウイは、ファンキーなこの曲の大ヒットにより、
「ソウル・トレイン」に白人として初めて出演という栄誉も授かりました。

作曲者クレジットは、Bowie, Alomar, Lennonとなっています。
ジョンにとって、自らが参加した曲としては、1974年の
Whatever Gets You Thru The Night 「真夜中を突っ走れ」
に続いてビートルズ解散後2曲目のNo.1ヒット。
作曲者としてはポール・マッカートニーとの共作Lennon-McCartneyで
エルトン・ジョン1974年のカヴァーLucy In The Sky With Diaonds
が1位になっているので、これで3曲目ということになります。

ここで先ずはFameを聴いてください。



2番の"What you get is no tomorrow"というくだりは
いかにもジョンらしい、と最初に聴いた時から思っています。
展開部の"Is it any wonder ?"という部分もそうですね。

なお、楽曲のYoung Americanでは、コーダの部分に
"I heard the news today, oh boy"と、
ビートルズのA Day In The Lifeからの引用が
女声コーラスにより挿入されていて、ニヤリとしてしまいます。


03
Fame デヴィッド・ボウイwithジョン・レノン

さて後半は、この曲にまつわる話と映像を。

ジョン・レノンは、1974年の「真夜中を突っ走て!」の
大ヒットにより再び注目を浴びるようになりました。
1975年3月1月に行われた第17回グラミー賞では、
年間最優秀レコード賞 Record Of The Yearのプレゼンターとして、
ポール・サイモンとともにステージに上がりました。
Fameはその年の7月にリリースされており、
プロモーションの意味合いもあったのかもしれません。
なお、賞は、オリヴィア・ニュートン・ジョンの
I Honestly Love Youが受賞しました。

2つ目の映像は、その時のものです。



ジョンは人前に立つのは久し振りで上がっていたのかな、
異様なハイテンションで、時々「おいおい」というジョークを
交えながらも終始ご機嫌な様子。

「ハイ、僕はジョン、昔ポールと仕事していた」
とジョンが話すと、「ポール」・サイモンも
「ハイ、僕はポール、昔アーティと仕事をしていた」
と切り返します。

さらに、後半でアート・ガーファンクルが呼ばれ
ステージに上がるところでもジョンはジョーク連発。
「リンダはいないのか」と言ったり。
本来はS&Gの2人が久し振りに同じ場所に立ったことが
話題になるべきだったのでしょうけれど、ここでのジョンは
今風にいえば「空気が読めない」人になっているような。
でも、それを言う人はいなかったのでしょうね(笑)。

授賞式では、ジョン、ポール、アーティにデヴィッド・ボウイと
ヨーコ・オノの5人によるショットも撮影されていますが、
先日、Facebookの何かの記事でその写真を見たのが、
Fameを思い出して口ずさむきっかけだったんだな、うん、そうだ。

そして、ジョン・レノンが公式の場で人前に立つのは、
この時が最後となったのでした。


04
Fame デヴィッド・ボウイwithジョン・レノン

ジョン・レノン。
毎年この日は特別な思い、新たな思いを抱きます。

でも、僕は、1年365と1/4日、ジョン・レノンのことを
一瞬たりとも考えることがない日はないと断言します。
ジョンへの思いは、特別ではあるけれど、普通のことでもある。

今年はこの日を、ごく日常的にさらりと過ごしたい。
だから、「ジョン・レノン度」が薄めというか、
ジョンが「主」ではない曲の話題を上げることにしました。

冒頭写真は、Fame '90のCDと、
写真集「ジョン・レノン家族生活」からのジョンの1枚でした。


05
Fame デヴィッド・ボウイwithジョン・レノン

2014年12月8日。

そして今日も、僕らの上には空だけがあった。







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Posted by guitarbird at 20:54 │John&Yoko
この記事へのコメント
ギタバさん、12.8ですね。
元締めにとってはまさに突然の岐路となった
一日なのでしょうか。
おれもテレビで一報を知ったとき「えっ、なんで・・・」
って心の独白が響いたのを昨日のことのように
憶えております。
そして今夜はジョンの悪友ニルソンのSail Awayを
いま聴いています。
大好きな一曲であり、ここでの終盤のシャウトには
ジョンの魂が乗り移ってるんです、ああっ堪らん。
Posted by ぽちわかや at 2014年12月09日 02:24
ジョンレノンは、デヴィッド・ボーイとも交流があったんですね。
そして、ニルソンとも。この人私は知らないかもと思ってましたが、真夜中のカーボーイのテーマ曲 Everybody's TalkingやWithout Youを歌ってた人だと判り、記憶が蘇りました。ジョンが絶賛した人とは知りませんでしたが。
Many Rivers To Cross と言う曲でレノンと一緒に歌ってるのを聴きました。
Sail Away も心に沁みますが...既に亡くなってるんですね。

ポール・サイモンとの司会振りは、賑やかで、楽しくて、やがて、悲しいです。

でも、記憶の中では..........。
Posted by matsu at 2014年12月09日 10:24
ぽちわかやさん、こんにちわ
私はジョンのその日の頃はまだビートルズも音楽も聴いていなかった
のですが、それでも、ジョンの報に接して何かが変わった、と感じ、
それから9か月後にビートルズを聴いて自分が変りました。
私がその一報を知ったのは夕方のフジテレビのニュースで、
当時はもうその時間に夕食をとっていて、家族みんなで
テレビを見ていましたが、両親はビートルズが好きという
わけでもないので、特に反応を示していませんでした。
ニルソンは私も時々聴きますが、趣味的音楽をうまく
聴かせるセンスのいい人だなと思います。
Sail Awayは後ほどCD出して聴いてみます。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年12月09日 10:31
matsuさん、こんにちわ
ニルソンは、ジョンが絶賛した、まあそうかもしれないですが、
ジョンの「失われた週末」のいい飲み友達でした。
ジョンがヨーコと一時別居していた73年頃のことです。
その関係でアルバムをプロデュースして参加もしています。
何にしてもビートルズのメンバーとかなり近かった
大物アーティストのひとりではあります。
ちなみにリンゴも当時の飲み友だちのひとりでした。

このグラミー授賞式は、エルトン・ジョンが仲立ちとなって
ジョンとヨーコのよりが戻った後だから、ジョンが
ハイテンションなのかもしれないですね。
ところで、この映像のポール・サイモン、私はその、なんというか、
彼の「頭」が気になってしょうがなかったです、はい・・・(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年12月09日 10:37

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Fame デヴィッド・ボウイwithジョン・レノン