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ゴジュウカラは、木の幹を下向きに歩ける唯一の鳥。 
ゴジュウカラを見習うと、違った視点が得られるかも・・・
僕が最も好きな鳥です。
これは北海道の亜種シロハラゴジュウカラ
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2014年11月02日

野鳥のライフリスト

01
野鳥のライフリスト

今日は僕と鳥の話です。

ある人がどれだけの野鳥を見たか、その種数を挙げたものを
鳥見人の間では「ライフリスト」と称しています。

ただ、この言葉はその中に鳥を表す部分がないので、
鳥に限らず昆虫でも哺乳類でもその言葉を使うのかもしれません。

だからここで話すのは「野鳥のライフリスト」が正しいですね。

僕が姿を見たり声により確認した鳥を挙げたものですが、
僕のライフリストは2011年11月1日現在
203種

僕は小学5年から鳥見を始め中学1年の時からリストをつけていて、
途中休みはあってもキャリアだけなら鳥見歴は30年以上になりますが、
おそらくその年数の割には少ないと思います。
僕は出不精だから・・・(笑)・・・

リストは間に入れ込むと読みにくくなるので巻末に付しましたが、
ご興味があるかたはそちらもご覧ください。

前半は、ライフリストの中で、僕がその鳥を初めて見た時の
特に思い出深い出会いの鳥について話してゆきます。

なお、この記事は、平凡社「日本の野鳥590」
参考書籍としながら進めてゆきます。
01犬たちが紹介いている本ですね。

02 僕のBLOGのシンボルはゴジュウカラ
野鳥のライフリスト

ゴジュウカラ
僕は中学入学時に札幌に引っ越しましたが、いざ来てみると
ゴジュウカラが庭に来るという北海道の環境に驚きました。
ゴジュウカラは山に行かなければ見られない珍しい鳥という
イメージでしたから。


◎清水寺でシロハラ
高校1年から2年に上がる春休みに修学旅行で関西に行った際に、
最後の日の朝に清水寺を歩いていたところシロハラがいました。
植え込みの下のほうにいましたが詳しい場所は覚えていません。
だから僕はいまだにシロハラを見ると清水寺を思い浮かべます。


◎100種目は驚きの・・・ハッカチョウ
僕はまた大学で東京に行きましたが、大学1年のある日、
友だちと横須賀や鎌倉方面にドライブに行った際に、
どこか忘れたけど海岸沿いの道路で信号待ちをしていると、
真横にいた鳥が見え、それがハッカチョウでした。
ハッカチョウは元々は日本におらず、飼育されていた個体が
逃げ出した「かご脱け」鳥ですが、しかし平凡社の図鑑では
独立して取り上げられているので数えることにしました。
その時は知らなかったのですが、帰宅して、僕が鉛筆でリストを
書き込んでいた日本野鳥の会「フィールドガイド日本の野鳥」を見ると、
なんとそれが記念すべき100種目の鳥でした・・・
今でも複雑な思いですね(笑)。


コウノトリ、クロトキ、クロツラヘラサギ
僕は京王線で大学に通っていました。
電車は中河原を出て聖蹟桜ヶ丘に向かう途中で
多摩川の鉄橋を渡りますが、その上流側に中洲があり、
1時限目の授業がある朝には必ずそこを見ていました。
大学1年の確か11月のある日、その中洲を見るといた鳥が・・・
コウノトリでした。
信じられない思いで走る電車の窓を突き破る勢いで見直すと、
やっぱりどう見てもコウノトリ。
コウノトリは日本の個体は一度絶滅しましたが、渡りの個体は
見られることがあるので今となっては不思議ではないのですが。
さらにその数日後に同じ中洲を見ると今度は、
クロトキとクロツラヘラサギがいました。
こちらはさらに信じられない思いでしたが、今でもその時の
光景を思い出すくらいに印象的でした。
僕は当時は日本野鳥の会の会員だったので情報を伝えようかと
思ったのですが、当時はそんなわけのわからない一般人の
情報をまともにとりあってくれるはずがないと思いやめました。
今は鳥を見る人が増えて情報量も飛躍的に多くなっているけど
そのように密かに来ていた鳥はきっとたくさんいたと思います。


ヤツガシラ
大学関係でもひとつ、キャンパスで見たヤツガシラも驚きました。
建物と建物の間の植え込みの低い木の下にいた鳥を見ると、
どう見てもヤツガシラ、間違いようがない鳥ですからね、でも
最初は冗談か何かハトの飼育品種が逃げたのかと思いました。
大学関係のこの4種はいまだにその時しか見たことがありません。


◎不忍池の人は親切だ、コスズガモ
僕は東京に行くと必ず上野不忍池で鳥見をしますが、
2007年11月に行った際、そこに珍しいコスズガモが来ている
という情報をネットで見つけて探してみました。
いました、間違いない。
と思って見ていたところ、自転車に乗った多分50代の女性に
「そこに珍しい鳥がいますよ、コスズガモ、見ましたか?」
と穏やかに話しかけられました。
僕は既に見つけていたのですが申し訳ないので、
そうですか、と言って探す姿勢を見せたところ
その女性は自転車を押してその場を去りました。
鳥見はたいていあまり知らない人と交わりがないものですが、
さすが下町と僕は思いました。
上野不忍池で鳥見をしているとよく話しかけられますね。
「あっちに珍しい鳥がいるよ、ツルじゃないか」というので
行ってみるとアオサギだったということが最低2回はありました(笑)。


オオコノハズクとスペースシャトル
2008年の夏に小平蕊ダムで夜間調査をしていた時のこと。
そこはフクロウ、アオバズク、コノハズクにヨタカまでいるのですが、
その時は「ピューウーッ」と聞き慣れない声が遠くから聞こえました。
フクロウに詳しい人に聞くとそれはオオコノハズクの声だということ。
それだけでもうれしかったのですが、その夜は調査している間に、
西の空に赤い大きな光の玉が動くのが見えました。
木星の4倍くらい大きくて輝きがもっとリアルでした。
その時、誰だったか、日本人が乗ったスペースシャトルが飛んでいて
シャトルを見よういうネットサイトがあったので弟に時刻と方角を伝え
調べてもらうと、その通り、スペースシャトルでした。
スペースシャトルももう引退しましたね、見られてよかった。
て、あれ、鳥の話じゃなかったの・・・(笑)・・・


◎最新の203番目はケイマフリ
僕のリストに最近加わった203番目の鳥はケイマフリです。
8月に知床に行った際にウトロ湾に1羽だけいました。
写真は撮ったけどあまりにも小さくてお見せできないのが残念です。


03 知床で撮ったオジロワシの幼鳥
野鳥のライフリスト

後半は、リストのこれから。

◎「シギチ」開拓すべきか・・・
僕はこのリストを増やすために鳥を見たいとは思っていなくて、
ただ単に見られる機会があれば見たことがない鳥を見たいだけ。
でも僕はシギ・チドリ類はまだあまり熱心に見ていないので、
ここに手を出せば30くらいは一気に増える可能性があります。
ただ北海道は、鳥見人がいう「シギチ」がよく見られる場所が
あまりない、あっても遠い道東なので、出不精の僕は
いまひとつ尻込みしている部分です。
まあ石狩川河口でも見られるのでそこに行けばいいのですが。


◎強化指定種コアカゲラ
コアカゲラは日本では北海道にのみ生息するきつつきですが、
札幌近辺では定着している場所はないようで
僕もまだ見たことがありません。
でも十勝平野では普通にいて、しかも山ではなく農村部や
市街地近くの防風林や河畔林にいるそうで、十勝の知り合いに
コアカゲラを見たことがないと話すと驚かれます。
最近は十勝に行っていないのですが、もうこうなったら
コアカゲラを見るのを目的に十勝に行くか(笑)。


◎2種類のガンは近々見られるか
シジュウカラガンはかつては普通に渡って来ていたそうですが
繁殖地の環境悪化により数が大きく減りました。
しかし最近は回復傾向にあるということで、ガンの群れの中に
ひょっこりと交じって見られることを期待しています。
同様にハクガンも最近は増えているそうで見てみたいですね。


◎然るべき場所に行けば見られる鳥たち
鹿児島県出水のマナヅル、ナベヅル、奄美大島のルリカケス
天売島のウトウなどはその地にその時期に行けば
低くない可能性で見られる鳥、いつか訪れてみたいですね。
小笠原のメグロは僕は船が苦手なので無理だろうけど・・・


◎夢に見る鳥その1、エトピリカ
エトピリカは嘴が美しい海鳥で、北海道では霧多布周辺で
僅かに繁殖している程度、激減している鳥です。
北海道に住んでいる以上は僕もエトピリカ見てみたいですが、
でも保護活動をしておられるかたがいらっしゃるので、
その場所に行って見るのは失礼かなとも思います。


◎夢に見る鳥その2、"Blackbird"、クロウタドリ
ビートルズを愛する者としてはクロウタドリを見てみたい。
英国に行けば普通に庭先などに訪れる鳥だそうですが、
でも僕は、北海道で見たい、これが夢です。
北海道では今まで迷鳥として記録があるそうで、
この地で生きて気長に待てば会えると信じています。


04 オジロワシ幼鳥はカラスに追われて・・・
野鳥のライフリスト

というわけで結局は話がロックに戻りましたね(笑)。

僕がこの記事で言いたいのは、鳥を見るということは
必ずしも構えて出かけていくものではなく、日常生活の中で
ふとした瞬間に鳥に出会えることが楽しい、ということです。

僕は山の近くに住んでいるので森林性の鳥が多いですが、
農耕地の人は農耕地の鳥たち、海辺なら海辺の鳥たちが
いつも周りにたくさんいるはずですから。

と、いつになく硬い内容になってしまいましたが、
たまにはこんな記事を上げてもいいかなと思いました。
明日は文化の日ですし(笑)。

お読みいただきありがとうございます。

この記事では最近撮ったけど使い道がなかった鳥の写真を
入れていますが、最後はバッタをくわえたカケスの写真で。

05
野鳥のライフリスト


guitarbirdの野鳥ライフリスト

名前の後ろに※がついているものは声だけの確認の鳥です。
また「かご抜け」の可能性が高い鳥も加えています。

1.カイツブリ 2.アカエリカイツブリ 3.カンムリカイツブリ
4.モモイロペリカン 5.カワウ 6.ウミウ 7.ヒメウ 
8.ゴイサギ 9.アマサギ 10.チュウサギ 11.ダイサギ 
12.コサギ 13.アオサギ 14.コウノトリ 15.クロツラヘラサギ 
16.クロトキ 17.マガン 18.ヒシクイ 19.コブハクチョウ 
20.オオハクチョウ 21.コハクチョウ 22.オシドリ 23.マガモ 
24.カルガモ 25.コガモ 26.ヨシガモ 27.オカヨシガモ 
28.ヒドリガモ 29.オナガガモ 30.ハシビロガモ
31.ホシハジロ 32.キンクロハジロ 33.スズガモ 
34.コスズガモ 35.クロガモ 36.シノリガモ 37.ホオジロガモ 
38.ミコアイサ 39.ウミアイサ 40.カワアイサ 41.ミサゴ 
42.ハチクマ 43.オジロワシ 44.オオワシ 45.トビ 46.ツミ 
47.ハイタカ 48.オオタカ 49.ノスリ 50.クマタカ 
51.チュウヒ 52.ハヤブサ 53.チゴハヤブサ 
54.コチョウゲンボウ  55.チョウゲンボウ 56.エゾライチョウ 
57.コジュケイ  58.コウライキジ 59.キジ 60.タンチョウ 
61.クイナ 62.ヒクイナ 63.バン 64.オオバン 65.コチドリ 
66.タゲリ 67.トウネン 68.ミユビシギ 69.キアシシギ 
70.イソシギ 71.ヤマシギ 72.オオジシギ 73.アオシギ 
74.セイタカシギ 75.ユリカモメ 76.セグロカモメ
77.オオセグロカモメ 78.ワシカモメ 79.シロカモメ 
80.カモメ 81.ウミネコ 82.ズグロカモメ 83.アジサシ 
84.コアジサシ 85.ケイマフリ 86.ハシブトウミガラス 
87.ウミスズメ 88.シラコバト 89.キジバト 90.アオバト 
91.ジュウイチ 92.カッコウ 93.ツツドリ 94.ホトトギス 
95.シマフクロウ 96.コノハズク※ 97.オオコノハズク※ 
98.アオバズク 99.フクロウ 100.ヨタカ※ 
101.ハリオアマツバメ 102.アマツバメ 103.ヤマセミ 
104.カワセミ 105.アカショウビン※ 106.ヤツガシラ 
107.アリスイ 108.アオゲラ 109.ヤマゲラ 110.クマゲラ 
111.アカゲラ 112.オオアカゲラ 113.コゲラ 114.ヒバリ 
115.ショウドウツバメ  116.イワツバメ 117.ツメナガセキレイ 
118.キセキレイ 119.セグロセキレイ 120.ハクセキレイ 
121.ビンズイ 122.タヒバリ 123.サンショウクイ 124.ヒヨドリ 
125.モズ 126.アカモズ 127.オオモズ 128.キレンジャク 
129.ヒレンジャク 130.カワガラス 131.ミソサザイ 
132.カヤクグリ 134.コマドリ 135.ノゴマ 136.コルリ 
137.ルリビタキ 138.ジョウビタキ 139.ノビタキ 
140.イソヒヨドリ 141.トラツグミ 142.マミジロ 143.クロツグミ 
144.アカハラ 145.シロハラ 146.マミチャジナイ 147.ツグミ 
148.ウグイス 149.ヤブサメ 150.エゾセンニュウ
151.シマセンニュウ 152.コヨシキリ 153.オオヨシキリ
154.メボソムシクイ 155.エゾムシクイ 156.センダイムシクイ
157.キクイタダキ 158.キビタキ 159.ムギマキ 
160.オジロビタキ 161.オオルリ 162.サメビタキ 
163.エゾビタキ 164.コサメビタキ 165.エナガ 
166.ハシブトガラ 167.コガラ 168.ヒガラ 169.ヤマガラ 
170.シジュウカラ 171.ゴジュウカラ 172.キバシリ 
173.メジロ  174.ホオジロ 175.ホオアカ 176.カシラダカ 
177.ミヤマホオジロ 178.アオジ 179.クロジ 
180.オオジュリン 181.アトリ 182.カワラヒワ 183.マヒワ 
184.ベニヒワ 185.ハギマシコ 186.ギンザンマシコ 
187.イスカ 188.ベニマシコ 189.ウソ 190.イカル 191.シメ 
192.ニュウナイスズメ  193.スズメ 194.コムクドリ 
195.ムクドリ 196.ハッカチョウ 197.カケス 198.オナガ 
199.カササギ 200.ホシガラス 201.ハシボソガラス 
202.ハシブトガラス 203.ワタリガラス






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Posted by guitarbird at 19:45 │鳥情報板

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