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2013年02月26日

Greatest Love Of All W.ヒューストン

春も近づき
バラードはやはり
暖かい


01 25周年記念盤、左は日本盤、右はUSA盤
Greatest Love Of All W.ヒューストン

Greatest Love Of All Whitney Houston
グレイテスト・ラヴ・オヴ・オール 
ホイットニー・ヒューストン
 (1985)
writen by Michael Masser / Linda Creed

ホイットニー・ヒューストン Whitney Houston
のデビューアルバム
WHITNEY HOUSTON 邦題「そよ風の贈りもの」
25周年記念盤CDプラスDVDが出ました。

CDは、リマスター化されたオリジナルアルバムに
リミックスなどのボーナストラック5曲、
DVDは、インタビュー、テレビ出演時の映像、ライヴと
アルバムの曲のプロモーションビデオが収録されています。
このアルバム、当時は、オリジナルのUS盤と日本盤は
ジャケットや曲順が違っていたのですが、
今回、ジャケットは違いが踏襲されたものの、
曲順は日本盤もUS盤に準拠した同じものになりました。
そして、US盤ジャケットを再現したスリップケース付きです。
だから、写真01のように、
US盤はスリップケースとジャケットは同じですが、
日本盤はケースから出すと中は違う、というわけです。

新たに買ったということで、当然、聴くわけですが、
このアルバムを通して聴いたのは、もう20年振りくらいかな。
すごく久し振りで、懐かしいという感じが少ししました。

このアルバムのGreatest Love Of Allは、
大好きなんて言葉ではあまりにも陳腐なくらい、
80年代の好きなヒット曲の十指に入るくらいです。
僕の心の支えのような曲で、この曲はずっと聴いてきていますが、
それでも、じっくりと聴くのは久し振り、感動で、
うっすらと涙が出てきました・・・

僕は、この歌詞が特に好きなので、すべてを引用しますが、
途中に入れると読みにくくなると思い、巻末に入れました。
要約すると、こんな感じです。

人間の最も大きな愛とは、自分を愛することだ。
自分を愛するというのは、自分を信じて生きること。
子どもたちには、自信を持って生きるように教えてゆきたい。
失敗しても、成功しても、自分が思う通りに生きてゆく。
だけど、もし、夢に近づく機会が得られることがあれば、
結果はどうであれ、自分を信じて前に進むことができるように。


最初は単なるラブソングだと思っていたのですが、
歌詞を見ると、もっと大きな人間愛、人としての生き方、
それこそAll You Need Is Love的な内容に感動しました。
僕は、ロックの歌詞に強いこだわりを持っていた若い頃には、
純粋なラブソングではないヒット曲にめぐり合うと、
それだけで興味が倍増して聴いていました。
たとえそれが、社会風刺でも、自己憐憫でも・・・

まあしかし、「汝自らを愛せよ」、じゃないですが、
この歌詞、ちょっと間違うと、ナルシストとまでは言わないけど、
自己中というか、自分だけがよければいい、
という内容に取られかねないようにも、昔から思っています。
ヒーローを探したけど私は見つけられなかった、というくだりは、
他人を尊敬することはあまり意味がないということなのか、とか。
でも、この歌に関しては、もっとそれ以前のこととして、
人間である以上は自分に自信を持ちなさい、
自分に自信を持つためには周りからもよく学びなさい、

ということを歌っているのだと、僕はずっと思っています。

子どもたちに教える、子どもたちの情景を描写した歌詞。
僕は、そうした歌にも弱いですね、すぐにじーんときます。
ロッド・スチュワート Rod StewartForever Young
スティング StingChildren's Crusade
ポール・マッカートニー Paul McCartneyPut It There
CSN&YTeach Your Children、そして
クイーン QueenThese Are The Days Of Our Lives
などなど。

そして、他の人、好きな人を本気で愛するということは、
自分を信じて自分がしっかりすることから始まる
、と解釈すれば、
ラヴソングにも通じるものがありますし、だからこれは
ラブバラードだと言われても、僕には違和感はありません。

この曲のビデオクリップもまた印象的でした。
彼女がステージの準備をしているところから始まり、
途中で回想シーンが入るのですが、幼少時代の彼女を
子役の女性が演じていて、その彼女が、
おそらく生まれて初めてステージに上がり、緊張の面持ちで
初めて人前で歌うシーンが現在の彼女にオーバーラップし、
コンサートは感動のクライマックスを迎え、
ステージを降りると、彼女の母でありソウル歌手の、
シシー・ヒューストンが出迎えてビデオは終わります。
それはまさに、彼女自身がこの「自らの愛」の力によって、
夢を実現したことを物語っていて、感動的なクリップでした。
この曲を最初に世に出したのはジョージ・ベンソンですが、
彼女も、この歌詞だから、この曲を歌うことを選んだのかな。

02 左がUS盤、右が日本盤の初期のCD
Greatest Love Of All W.ヒューストン

ところで、この曲は、2つのバージョンがあります。
USA盤に入っているものと、日本盤に入っているものです。
ここでは以降、仮に、
USA盤バージョンを「US」、日本盤を「Jp」として話します。

僕は、高校時代にタワーレコードでUSA盤のLPを買い、
この曲がヒットしたところでドーナツ盤も買って聴きました。
当時はちょうど、時代がLPからCDへ移り変わる頃で、
実際に、彼女の2ndは最初からCDで買っていましたが、
このCDも、2ndのCDを買ったすぐ後に買い直しました。
僕が買っていたのは、レコードCDすべてUSA盤だったので、
聴いていたのはみな同じ「US」でした。
ところが、大学生になり、職場で聴いていたFMで
この曲がかかったので聴いていたところ、
僕が知っているものとは違うことに気づきました。
歌い方が違うんです。
その時に、バージョン違いがあることに気づきましたが、
日本のラジオ局なのできっと日本盤をかけているのだろうなと、
大好きな曲だけに気になって、仕事の帰りに
秋葉原で日本盤を買って聴いたところ、その通り、
日本盤のものは違いました、これが「Jp」ですね。

大きな違いは、まずイントロ。
「Jp」はピアノの音だけで、6小節と2拍半の長さになっていますが、
「US」は、キーボードかな、オルゴールみたいな音の楽器で
イントロが始まり、少し短くて4小節と2拍半の長さです。
だから時間表示も違い、「US」は4'48"、「Jp」は4'56"。
曲の最後も、彼女が"love"と音を伸ばすところで
後ろに流れている音の楽器と旋律が違います。

ホイットニーのヴォーカルもおそらく別物で、
「Jp」のほうは、全体的に丁寧に歌っていて、
一方で「US」は、力強くこなれた感じに聴こえます。
はっきりと違いが分かるのは、1回目のサビの
♪ Learning to love yourself の部分の"yourself"が、
「US」では一本調子で、「Jp」では少し崩して歌っているのと、
2回目のサビの以下の部分、
♪ If I fail, if I succeed,at least I live as I believe
 No matter what they take from me~

「Jp」は"believe"と"No"をつなげるように歌いますが、
「US」ではそこははっきり単語を分けて歌うのと、
さらに「US」では、"from"の音を高く歌っています。
細かな違いはまだあるのではないかと思います。
そしてヴォーカルのミキシングもなんとなく違っていて、
「Jp」は、演奏とは別のところから聞こえるような独立感があり、
一方「US」は、もう少し演奏に溶け込んでいるように感じます。
ただ、これはあくまでも僕の感じです。

03 ベスト盤、左がカナダ(北米)盤、右が日本盤
Greatest Love Of All W.ヒューストン

ホイットニー・ヒューストンは、2000年にベスト盤を出しました。
もちろん僕の最大の関心事は、Greatest Love Of All
この曲はどちらのバージョンが入っているか、でした。
調べるためには、両方を買わないといけないわけで、
もちろん弟と分担して2枚とも買いました。
このベスト盤も、曲順や選曲が違うので、
日本盤には当然「Jp」が入っているものと思ったところ、
案に反して、日本盤にも「US」が入っていました。

僕は愛着人間なので(笑)、やっぱり、
最初に聴いた「US」のほうが好きでしたが、しかし、
ベスト盤には、日本盤でも「US」が入っていたことで、
「Jp」は今後は抹殺されるのかな、と少し不安になりました。
そちらのほうが好きな人もいるでしょうし、こうした違い、
ちょっとした遊び心があって然るべきだと思うからです。

そして、今回の25周年記念盤も、もちろん、
この曲がどうなっているかをチェックしました。
しかし。この曲、なんと、
US盤にも日本盤にも、「Jp」が入っていたのです
驚きました。
今回、曲順も統一されたということは、
それがホイットニー側の意思であることが推察されますが、
ということは、この曲の「Jp」を選んだのは、
今後は「Jp」を定着させたい、ということかもしれません。
「US」のほうが好きな僕としては、ちょっと残念です。
ベスト盤がまだ健在である以上は、
「US」が抹殺される事態には陥らないでしょうけど。
ただ、この25周年記念盤、US盤は差し替えているということで、
これではオリジナルではないのではないか、と、疑問というか、
不満というか、不思議でもあり、個人的には腑に落ちないです。

しかし、今回のDVDでこのビデオクリップを観て聴いたところ、
音は「Jp」のほうが使われていることが分かりました。
分かりました、というのは、それまでは意識していなかった、
ということです、知らなかった、に近いかな。
ビデオクリップは、ヒットしていた当時に録画もしましたし、
その後のMTVでもたまに観て聴いていたのですが、
この曲は、音としてよく聴いていた反面、クリップは
録画してもあまり観ていなかったので、気づかなかったようです。
しかしそれで、そうか、ビデオクリップ用のテイクが、
当初は日本盤のみで使われた、だからバージョンが2つあるのか、
ということも思いました。

まあ、いずれにせよ、今後、25周年記念盤ではなく
普通のアルバムの1枚もののリマスター盤が出たり、
他のベスト盤が出る際には、どちらが入ることになるんだろう、
それがまた興味深くなってゆきました。
でも、確かめるには、買わないといけないのか・・・

04 ドーナツ盤・・・僕のアナログ最後の頃
Greatest Love Of All W.ヒューストン

この曲にもひとつ、ちょっとした思い出があります。
僕は1986年に免許を取って車を運転するようになりましたが、
その年に、僕の叔母をどこかに送って行く際に、
この曲が入ったカセットテープを車でかけていると、
叔母がこの曲を気に入ったので後で録音してと言いました。
叔母は、若い頃はビートルズやモンキーズが好きでしたが、
それからはそれほど洋楽は聴いていなかったようで、
自分が好きな曲を人が気に入るのは、いつでもうれしいですね。
それと、このアルバムはまだ高校時代に出たのですが、
卒業後にこの曲がNo.1ヒットになってまだ聴いていた、
当時はやはり大ヒットしたんだなと再認識しました。

最後にもうひとつ。
ブックレットを見ると、この曲は参加ミュージシャンも豪華で、
僕が割とよく知っている人について触れると、
エリック・クラプトンのバンドの名ベーシストである
ネイサン・イースト Nathan East
後にメガデスジュエルをプロデュースするギタリスト
ダン・ハフ Dann Huff
後にヒット曲を連発して自らもスターになった
リチャード・マークス Richard Marx

とここまで書いてきて、本当はこの後、
このアルバムの他の曲についても軽く触れるつもりでしたが、
長くなってしまったので、それはまたの機会にします。

 

左リンクは、「Jp」が入ったアルバムの25周年記念盤の国内盤。
右は、「US」が入ったベスト盤。
どちらも、国が違っても同じバージョンが入っているので、
リンクは国内盤だけを施しました。

この曲のジョージ・ベンソンのオリジナル、
ラジオで聴いたことはあるのですが、そのCDは持っていません。
こうして記事にした以上は、即刻、買いたいです。

最後に、今はバンクーバー五輪の開催中ですが、
この曲の歌詞のことを書いていると、ここで歌われていることは、
オリンピック選手にも通じる内容だなと思いました。
自分を信じて、自分を出し切る。
今日は、フィギュア女子で
浅田真央選手が銀メダルに輝きました!
僕は観ていたのですが、試合後のインタビューで、
涙ぐみながらも、悔しい、後悔していると言った彼女の姿を見て、
正直でとても意志が強い人だなと感動しました。
感動するところがそこかい、と言われそうですが、
もちろん銀メダルは感動したし、ありがとうといいたいです。
ただ、インタビューを観ていた僕は、真央ちゃん本人はきっと
「よかったですね」とは言われたくないんじゃないかな、
と思ったので、その言葉は、4年後に残しておきます。
ともあれ、真央ちゃん、おめでとう!
安藤美姫選手、鈴木明子選手、入賞おめでとう!
そしてこの曲にはこんなくだりもあって
♪ Everybody's searchin' for a hero
 People need someone who look up to

真央ちゃんは"Heroine"だけど、
今日の真央ちゃんは、まさにみんなのヒロインでした!
というわけで、僕としては、勝手ながら、
このWhetney HoustonGreatest Love Of All
浅田真央選手のテーマ曲としたいと、今日、思いました!


※おことわり
ここでは、日本での通例に従い、
Whitney Houstonをホイットニー・ヒューストン
と表記しました。


Greatest Love Of All

(A)
I believe that the children are our future
Teach them well and let them lead the way
Show them all the beauty they possess inside
Give them a sense of pride to make it easier
Let the children's laughter remind us how we used to be


(A')
Everybody's searching for a hero
People need someone who look up to
I never found anyone who fulfilled my needs
A lonely place to be, so I learned to depend on me


(B)
I decided long ago, never to walk in anyone's shadow
If I fail, if I sucseed, at least I live as I believe
No matter what they take from me
They can't take away my dignity


(chorus)
Because the greatest love of all is happening to me
I found the greatest love of all inside of me
The greatest love of all is easy to achieve
Learning to love yourself is the greatest love of all


(A)
(B)
(chorus)

(end)
And if by chance there's a special place
That you've benn dreaming on
Leads you to a lonely place
Find your strength in love







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