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2015年03月12日

鳥たちに緊張が走る瞬間

01
鳥たちに緊張が走る瞬間

先日、A公園でのこと。

大きな桜の木で数羽の鳥が採餌していました。
写真のハシブトガラの他、シジュウカラ、ヒガラ、マヒワ、コゲラなど
いわゆる冬の「混群」でした。
もっとも、みな一緒に行動していたというよりは、
その瞬間その木にたまたま集まっていたといったところでしょうけど。

最初はゆったりとしたリズムとテンポで
それぞれの鳥が「チッ」「ジュッ」「キッ」などと鳴いていました。

しかし突然、その声が、「ピッピッピッ」とテンポの速い、
煽るような警戒音に変り、その場に緊張が走りました。。

ほどなくその木の真上に大きめの鳥が1羽飛んで来ました。

ドバトでした。

真上を通り過ぎると、鳥たちはゆったりした鳴き声に戻りました。


02
鳥たちに緊張が走る瞬間

ハトをハイタカなど猛禽と間違えた、と言いたいのではありません。

いくら鳥は目がいいとはいえ、高速で飛んで来る自分より大きな鳥を
採餌しながら瞬時に捕食者であるタカとは判断できない。
だから警戒音を出して各自警戒するしかないのでしょう。

A公園ではドバトは珍しい存在ではありますが、
警戒するに越したことはありません。

この観察例で、混群でいることの意味がよく分かりました。
警戒の際に出す声は種に関係なく音が似ていると感じましたが、
だからこそ警戒の意味があるのでしょう。

また、普段も声を出しながら採餌しているのは、他の鳥たちが
安全な声を出しているので大丈夫だ、という意識になるのでしょう。
もちろん自らも安全な声を発信する。

さらには、人間である僕が聞いても緊張が走るような音であって、
鳥のみならず同じ脊椎動物として感じ方が似ているのかもしれない、
ということさえも考えました。


03
鳥たちに緊張が走る瞬間

今日のN公園。

池の水が解け始めたと報告しましたが、その後冷えて、
再び凍ったようで、どうやら早とちりだったようです。

今日、N公園で、まったく同じことを体験しました。

数本まとまって立っているトドマツの葉の中で、ヒガラとマヒワが
声を出しながら採餌する様子を観察していました。

するとまた「チッチッチッチッ」とテンポの速い警戒音に変り、
次の瞬間、上空30mほどにハヤブサが高速で現れました。

ハヤブサは通り抜けたかと思うと50mほど先で旋回し、
暫く様子をうかがっていました。
その間、ヒガラたちは警戒音を出し続けていました。

ハヤブサはやがて遠くに飛んで行き、警戒音は収まりました。

この記事は、数日前から今日上げるつもりでいましたが、
ほんとうにたまたま同じ経験をして、あまりの偶然に驚きました。


04
鳥たちに緊張が走る瞬間

ツリバナの枝の先の滴が凍っていました。
宝石みたいできれいでした。
でも手に持つと解けたことでしょう(笑)。

警戒音でもうひとつ思ったこと。

僕が撮影で撮りに近づくと、ゆったりとした声ではなく
多少は警戒したような声を出して飛んで逃げますが、
タカやハヤブサ接近時の声はそれとはまるで違う。
人間は、警戒はされるけれど、それほど怖くないのでしょう(笑)。
警戒というより、よく分からない生物だから避けられているだけかな。


さて今日の犬たち。

05
鳥たちに緊張が走る瞬間

マーサは最近すっかり大人の表情。
いや、以前は老け顔だったけど・・・(笑)、それとは違う。


06
鳥たちに緊張が走る瞬間

こうして見ると、やっぱりポーラは童顔なんだなあ。


07
鳥たちに緊張が走る瞬間

ハウ、お隣さんの壁の前で撮ったところ、
なんとなく窮屈な写真になってしまいました。


08
鳥たちに緊張が走る瞬間

最後は3頭揃った1枚。

かあっ!
マーサに加え、せっかくハウがこっちを向いているのに
ポーラが下を向いているとは!







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この記事へのコメント
こんにちは。
またまたすごい雪だったようですね。池の氷が融けたのも、根明けが始まったのも、逆戻りですね。
Posted by 多摩NTの住人 at 2015年03月13日 07:50
声を出し合って採餌することで安心感を得るというのは、なるほどと思いました。
鳥たちの警戒心でいつも感心するのは、カモたちの識別能力。上空にトビが現れても知らん顔で遊んでいますが、ハヤブサやオオタカが現れると一斉に飛んで逃げます。ということは、トビと他の猛禽類を識別しているということですね。
バードウォッチャーにとって識別は趣味の上の知識ですが、彼らにとっては命がかかっていますから当然といえば当然ですが…。
Posted by fagus06 at 2015年03月13日 08:11
多摩NTの住人さん、こんばんわ
札幌は今日10cm雪が降ったのですが、それはひと月振りと
先ほどニュースで言っていました。
でも雪が湿って重く気温も高いので雪かきするほどではなく、
そこは季節が進んでいるなと感じています。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2015年03月13日 19:46
fagus06さん、こんばんわ
鳥たちが声を出しながら採餌する姿を観察するのは至福の時ですね。
今朝はいつものカラ類しか近くで見られませんでしたが、
ベニヒワとマヒワはいてウソも庭に来ました。

カモは構造上山の鳥よりも後ろがよく見えそうですね。
トビの識別はやはり尾羽でするのかな、と、人間的な
視線で考えてしまいました(笑)。
でも確かにそうですね、生存がかかっていることだから。
そろそろこちらでもカモがまたたくさん見られる時期なので、
どこかに見に行けたらと思っています。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2015年03月13日 19:51
こんばんは。

鳥たちの世界も当然ながら緊張感に充たされる時間が多いですよね。

家の近所では猛禽類を見かけることは殆どありません。

2ヶ月ほど前、散歩の時に、軒先のスズメ達がカラスに罵声(?)を浴びせているのを見ましたが。
そう言えば、散歩で通りかかった小川を泳ぐヘビの側にカルガモ達が近寄ってチェックしているのを見ました。これも明らかに警戒モードでしたが。

さて、横浜も春めいて来て、ツグミやジョウビタキを見る頻度が落ちてきました。
と、思う間もなくツバメの季節になるのでしょう。

札幌にツバメが現れるのは何時頃なのでしょうか?夏休みと冬~春休みの時期しか知らないので、4~6月、秋の札幌の知識が欠落しているのです。春の話題を楽しみにしております。
Posted by ミグの父 at 2015年03月13日 22:09
ミグの父さん、こんばんわ
そうですね、小鳥たちは常に危険に見舞われているといっても
過言ではないでしょうからね。
クマゲラを見て妙にほっとするのは、クマゲラは巣穴を蛇に
狙われる以外は外敵がほとんどいないので、そうした
緊張感とは別のものを感じるからだと思いました。

ツグミやジョウビタキが減ってきたのですね。
こちらツグミは真冬は少ないのですが、逆にこれから増えます。
ジョウビタキは北海道では迷鳥で出るとニュースになりますが、
やはり北に少しずつ移動しているのでしょうね。

猛禽を見ることはほとんどないとのことですが、でも
小さな自然は身の周りでも多く感じられる所なのですね。

ツバメですが、実は札幌には標準和名ツバメは基本的には
生息していなくて、通過などでたまに見られるだけです。
イワツバメはいますが軒先に巣を作ることはありません。
ただしツバメは小樽まで行くといるし、海沿いは札幌より
北の地域にも生息しています。
小樽や余市に行くとツバメを見るのが楽しみです。
函館に行くと普通にいます。
もしかして温暖化で札幌でもツバメがいずれは普通に見られるように
なるかもしれないですが。
ツバメはいる地域では4月下旬に来ると思います。

春の話題を楽しみにしてくださってありがとうございます。
4月から6月は夏鳥がやって来る時期なので私も楽しみです。
花はGW頃から本格的に咲き始めます。
ただ、犬たちは4月の雪解け時期は散歩すると泥だらけになり
特にポーラは嫌がりますね・・・(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2015年03月13日 22:31

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鳥たちに緊張が走る瞬間