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2014年11月26日

One Vision クイーン

01
One Vision クイーン

One Vision Queen
One Vision~ひとつだけの世界 クイーン (1985)

クイーンが1985年にシングルとして発表した曲について話します。
 


今回は宣伝というか、別BLOG「自然と音楽の森」の話から。

別BLOGではこの秋、NFLフィラデルフィア・イーグルスが勝つ度に、
試合の短評を交えつつ、"Eagle"にちなんだ曲を、
「イーグルス応援曲」として取り上げています。

第12週目である今週は勝って8勝目を上げ、
今回の「応援曲」としてこの曲の記事を上げました。

どんな曲を取り上げたかを紹介します。
なお、記事にご興味がある方は、曲名アーティスト名が
リンクになっていますので、そちらからお読みください。


1勝目 Eagles Fly / Sammy Hagar (Van Halen)
1989年ヴァン・ヘイレン東京ドーム公演でいちばん感動したのが、
サミー・ヘイガーのソロに収められたこの曲でした。

2勝目 Owner Of A Lonely Heart / Yes
歌詞に"Watching now, the eagle in the sky"と出てきて、
ビデオクリップにも鷲が写っている、曲は超有名。

3勝目 The Best Of My Love / Eagles
イーグルスで歌メロがいちばん好きな曲。

4勝目 Eagle / ABBA
アバはいろいろな歌を作りどれも上手く歌っている。

5勝目 Where Eagles Dare / Iron Maiden
映画『荒鷲の要塞』の原作でもある小説からヒントを得た曲。

6勝目 Wind Beneath My Wings / Bette Midler
歌詞に"I can fly higer than an eagle"と出てくる。
僕がリアルタイムで最も感動したバラードのひとつ。

7勝目 Love Touch / Rod Stewart
映画LEGAL EAGLES邦題『夜霧のマンハッタン』の主題歌。
素晴らしいというほどいい曲じゃないけれど・・・

8勝目 One Vision / Queen

勝った試合の後以外でもイーグルスやNFL関連の曲を上げています。

1敗目 Living In America / James Brown
この曲に出てくる都市は当時すべてにNFLのチームがあった。

休み The Heart Of Rock And Roll / Huey Lewis & The News
こちらもNFLのチームがある都市名が出てくる。

といった具合です。

イーグルスはここまで8勝3敗。
この後何勝まで上積みできるか、さらにプレイオフ進出した場合は
さらに続けるので、何曲まで紹介できるかな。

あの有名な曲はないのか、と思われる方もいらっしゃるかと。
「その曲」は、ここぞという時に取り上げるつもりです。


02 "One flash of light..."
One Vision クイーン

今週のイーグルス応援曲は、クイーンのOne Visionにしました。
なぜ?
映画『アイアン・イーグル』の挿入歌として使われているからです。
前回がロッド・スチュワートのLove Touch、
映画LEGAL EAGLESのテーマ曲だった、
その時に次はこれにしようと決めたのでした。

この曲は最初シングルとしてリリースされ、後に
ロングヴァージョンがアルバムA KIND OF MAGICに収められました。

全英7位とクイーンにしては普通のヒット、
しかし全米では61位とスマッシュヒットにもなりませんでした。
 

 
One Visionは、クイーンの中でも、好きかどうかとは別に、
もちろん大好きですが、特に思い入れが強い曲です。

僕が初めて買ったクイーンのレコードがこれでした。
写真01の輸入盤ドーナツ盤がそれです。

当時のクイーンは、まあ落ち目というか、
勢いがなくなっていた頃でした。
僕が洋楽を聴き始めた頃は、あの史上最強のベスト盤である
GREATEST HITSを出してキャリアを一度総括した後、
新たな道を求めて進んでいた頃で、
僕の年代にとっては過去の人になりかけていました。
ソロ活動を積極的に行うようになったのもこの頃から。

鶏と卵、どちらが先か分からないですが、ソロ活動活発化に伴い、
メンバーの間でもちょっとした問題があったようで。
この曲から作曲者名のクレジットが、実際に作曲したメンバーとは
関係なく"Queen"に統一されました。
まあでも聴けば分かるものもあって、この曲は
ギターオリエンティドでハードロックだからブライアン。
とずっと思っていましたが、実はロジャーが大元だそうで。
ギターが強ければブライアンというイメージに囚われすぎていましたが、
曲とは別にギターなんていくらでもアレンジで強調できますからね。
 
先に述べたようにこの曲はハードロックと言っていい曲。
僕は当時、ビートルズの「ホワイトアルバム」を聴いて
ハードロックやハードなロックそれにブルーズロックが大好きである
らしいと分かった頃で、テレビでこの曲を最初に観て聴いた時、
一発でノックアウトされました。

そして僕はここから、クイーンはもう過去の人ではなく、
リアルタイムの英雄だと思うようにもなりました。

この曲を聴いた僕の友だち、よく話に出てくる
ヘヴィメタル命の悪友がこんなことを言いました。
「クイーンを見直したよ、もっとこっち(=ヘヴィメタル)の側に
来てくれないか」
彼は当時メタルかぶれで、僕が好んで聴いていた「普通のロック」
特にアメリカンロックを見下していて、彼の言い草にはいつも
腹を立てていましたが、これはその中でもひどい方ですね。

この曲は歌詞が聴き取りやすくて分かりやすかったのもよかった。
"One man, one goal, one mission"と次々と挙げてゆくのですが、
"One flash of light"というのは自分たちの曲Flashを意識したのかな。

ところで最近、さるニュースでこの曲を思い出したことがありました。
ノーベル平和賞受賞したマララ・ユスフザイさんの授賞式のスピーチです。
"One child, one teacher, one pen
 and one book can change the world"
そのスピーチを聞いてこの曲を思い出したのは、偶然ではない、
と僕は強く思いました。

僕はこの曲のレコードを買った頃、
中間部でフレディが"I had a dream"と歌うのを聴いて、
マーティン・ルーサー・キング牧師の有名な演説を思い出したからです。
1'53"のところですね。
キング牧師のオリジナルは"I have..."だったかと思いますが。
 
さらには1'24"からの部分ではこう歌っています。
"I'm gonna tell you there's no black and no white"
黒も白もない、何を言わんとするかは自明ですね。

このくだりの背景にあるのは、「サン・シティ問題」だと思いました。
1984年、当時アパルトヘイト政策をとっていた南アフリカの
白人向け保養地「サン・シティ」でコンサートを行ったことにより
彼らは批判を受けました。
彼らには人種差別的な考えはなく、ただ単に「お仕事」として
行っただけなのでしょうけど、それほどまでに非難を浴びるとは。
このくだりは、その批判に対する彼らの考えを表明したものでしょう。
フレディは、まるで「黙れ!」とでも言っているかのように、
この部分を特に強く歌っています。

そして今アメリカではまた、問題が起きていますね。
ミズーリ州で黒人少年が警官に射殺され、撃った白人警官が
不起訴になり、黒人を中心とした抗議デモが起こり、
暴徒化しかねない状況になっています。
NHKのニュースでもキング牧師の映像が写っていました。

One Visionは、ノリのいいハードロックの中に、
実は重たいメッセージが込められていることを、
マララさんのスピーチであらためて思い直しました。
 
なのですが、最後の最後、フレディは何と歌っているか。
"Give me give me give me...fried chicken"
フライドチキン!?!?!?
 
聞き取りには自信がなかったので、ほんとうにそうなのか、
まさか、と思いました。
僕が買ったドーナツ盤のジャケット(袋)には珍しく歌詞が印刷されて
いるのですが、そこには"one vision"と書かれていることだし。
また当時は"l"と"r"の聞き分けも怪しかったので、
僕はこれを勝手に"flight ticket"と言っているのだと思うことにしました。
最後の音に飛行機を連想させるようなエフェクトが
かけられているからで、そうかとひとり納得しました。

しかし、ほんとうに"fried chicken"と歌っているようですね。
となるとこれは、あまりにも重たいことを言いすぎた
「ロックの照れ隠し」に違いない。
 
でも、「フライドチキン」にすることでよりクイーンらしくなっている、
ともいえますね。


03 ポーラも吐く息が白かった今朝
One Vision クイーン
 
ビデオクリップはスタジオの演奏シーン、いいですね。

冒頭であのBohemian Rhapsodyの映像から
今の映像に移行して動き始めるのがいいですね。
当時の僕も、ああクイーンだ! と喜んだものです。
ブライアン・メイだけ髪の長さが変ってない(笑)。

イントロの部分、カメラが地下のスタジオに潜り込んで行きますが、
ブライアンがピンボールをしているのが、
ジョークのようで本当にありそうで面白い。
他3人は新聞や雑誌を読んでリラックス、こっちはほんとっぽい。
フレディだけ部屋が違うのも妙に納得。

演奏が始まり、みんな半袖、スタジオって暑いんだと(笑)。
しかしよく見ると、4人とも服装が最低2種類あって、
同じ日に撮ったものではないのかな。
いや、リアルなスタジオの姿を見せようというのは逆に演出で、
同じ日にわざわざ服を変えて撮ったのかも。

1'20"でロジャー・テイラーがサングラスを勢いよく外して
ひょうきんな表情をするのがいい。

1'53"、よく見るとドラムスを叩いているのはジョン・ディーコン。
これは演出かな・・・

例の中間部、フレディが"I had a dream when I was young"と
歌ったところで映像がゆらめき、彼らの過去のライヴ映像が
挿入されているのも効果的。

その後のフレディ独唱のシーンは、迫力がすごい。

2'40"、ブライアンのギター、ミュートを交えた
「んっカッ んっカッ」ってところは当時すぐに真似してみたっけ。

2'53"のコーラスの部分、フレディの気持ちの入り方、
もう飛んでますね。

そして僕が最も印象的だったのが、3'20"辺りから、
ドラムスを叩くロジャーの前にフレディがやって来て「踊る」シーン。
この体の動き、しなやかさ、動物的ともいえるワイルドさ、
豪快さ、そして華やかさ、ただただ圧倒されました。

「フライドチキン」と言ってから最後またボヘミアンで終わる。

あらためてみると、生の迫力、リアルさ、
それを上手く収めて編集した素晴らしいビデオクリップですね。


04 ヒメジョオンの花がまだあった・・・
One Vision クイーン

今回、これをイーグルス応援曲に選びました。
奇しくも、その試合が行われたのが、アメリカで11月23日、
日本時間で11月24日。
その日はフレディ・マーキュリーの命日。

これはほんとうにまったくの偶然です。
世の中、そういうことがままありますね、不思議と。

あらためてフレディへの思いを強くした日でした。





さて、フィラデルフィア・イーグルス、次の試合はついに、
同地区で3敗で並んで首位争いをしているダラス・カウボーイズ戦。
敵地に乗り込んでの試合だけによりハードな戦いが
予想されますが、ここは勝って先行したい。
ダラスとの試合はもう1回あるにしても、
この試合は「負けが想定される闘い」では決してない。

しかも、試合はThursday night、日本時間でもう明後日に行われます。
カウボーイズは第12週は休みだったので、
試合の間隔が短いイーグルスには厳しい戦いとなることでしょう。

それでも勝つんだ!

Fly, Eagles Fly !!

そうそう、イーグルスの公式Facebookページでは、試合前に必ず
この"Fly, Eagles Fly!"と応援メッセージを送っていて、
僕が「イーグルス応援曲」を思いついたのは、そこからでした。

 
05 マーサは今日も立っていた
One Vision クイーン





 




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この記事へのコメント
イーグルス、NFL関連楽曲 結構あるもんですね。さり気無く眺めてました。

この間の'70年代のロックで貴君がクイーンが入ってないでふと考えたんですが、そういえばDoobie BrothersもBee Geesも入ってないと。(笑)

貴君の挙げてた10曲で私が歌うのはイーグルスのThe Best Of My Loveだけだと気が付きました。(笑)
でもこれではイケナイと? 聴いてたらイエスのOwner Of A Lonely Heart に引っ掛かりました。
エマーソン・レイク&パーマ、キング・クリムゾン、ピンク・フロイド、イエスを含めて プログレッシブ・ロックの四天王と呼ぶとか。
まぁそれはどうでもいいですが...タウンで待ち合わせしてるギターのO氏がイエスのコンサートへ行くと言ってて、好きらしいんです。
聴くと、何かディスコ風ですね。同じ系統として?ビージーズのStain AliveがYOU-TUBEの右の欄に出てましたし。
イエスのこの曲はカラオケあるようですから歌ってみようと思ってますよ。

ビデオクリップも見てると、最初はオームが出てて次に確かに鷲が飛んでましたね。(笑)

クイーンは聴くのは好きですが、歌ってみようとは今は何故か思わないので、すみません。
Posted by matsu at 2014年11月27日 23:48
matsuさん、おはようございます
今はちょうどイーグルス対カウボーイズの生中継見ています。
今週はThanksgivingDayで木曜に試合があります。
このままだと、明日にでも次の曲を紹介できそうです(笑)。

入っていない件、まずビー・ジーズは、私がリアルでもネットでも
付き合いがある音楽を聴く人で、ハードロック(/ヘヴィメタル)系を
好きという人でビー・ジーズを好きという人に会ったことはありません。
ビー・ジーズも聞く(聴く、ではなく)くらいの人ならいますが。
なのでビー・ジーズがないのはむしろ当然と受け止めました。

ドゥービーズは、日本での人気を基にしたあくまでも日本での格が、
Zepやパープルやイーグルスよりも下だと思います。
ホワイトスネイクやELPよりも日本での格は下でしょう。
繰り返し、この格はあくまでも人気面からだけのことですが。
イーグルスはあの曲が売れたことで世界的なバンドになりましたが、
ドゥービーズはあくまでもアメリカのバンドという感じなのも
アメリカンロックがあまり広まらない日本だからだと考えます。

Owner Of A Lonely Heartは当時も日本でも大ヒットしたし、
最近もCMで使われていたおなじみの曲ですね。
イエスといってもこの頃は「ラジオスターの悲劇」のバグルスが
イエスに吸収された流れでモダンな音を出していましたから。
だから、(私のように)イエスが大好きな人間は、Owner...だけで
イエスを判断しないで欲しいと思います(笑)。
もうひとつ、80年代はエイジアの成功に代表されるように
プログレ系が曲をコンパクトにまとめてヒットしたという時代でもあり、
ジェネシス(フィル・コリンズとピーター・ガブリエル)、ラッシュ、
それにピンク・フロイドもシングルNo.1ヒット曲を出すなど、そういう
流れがあってイエスも少し遅れてそこに参加したということです。
ELPは当時もう解散状態だったのでその流れに乗れず、
キング・クリムゾンはもはや独自の世界を築き上げていて、
ピンク・フロイドは82年頃に一度解散状態になりました。

クイーンですが、すみません、と言われることはないと思います。
人それぞれで聴いているのだから。

で、クイーンは、いい歌メロ好き人間の私としては、
ビートルズ、ポール(ソロ)に続き、歌っていていい歌メロの曲が
たくさんある3番手グループの1つです。
歌メロだけならZepやストーンズより上です。
ちなみに他の3番手グループはジョン(ソロ)、ビリー・ジョエル。
と、クイーンの記事なのでそこは強調させていただきました(笑)。

イエスに戻って、Owner...はぜひ覚えて歌っていただければと、
80年代愛人間は思います(笑)、よろしくお願いします。
イエスのコンサートは私も行きたかったのですが、
Voのジョン・アンダーソンがいないのでやめました。
ジョンが来るなら私か弟のどちらかが東京に行っていたと思います。
まあ、札幌に来るならジョンがいなくても行ったかな(笑)。
Posted by guitarbirdguitarbird at 2014年11月28日 09:25

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