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2016年10月30日

ボブ・ディランがノーベル文学賞授賞式出席へ

01
ボブ・ディランがノーベル文学賞授賞式出席へ

ボブ・ディラン「ノーベル文学賞」受賞の話の続き。

ディランはついにコメントを発表し、賞を受け入れ、
授賞式に出席する意向であることを表明しました。

まずは引用記事から。

***

【AFP=時事】

米シンガー・ソングライターの
ボブ・ディラン(Bob Dylan)氏(75)が、
28日に英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)が
掲載したインタビューの中で、
今年のノーベル文学賞(Nobel Prize in Literature)受賞者に
選ばれたことに初めて言及し、
「素晴らしい」ことだと喜びを語った。

ディラン氏は同賞受賞について「信じられない」
「素晴らしいことだ。こんなことを夢見る人がいるか?」と語り、
12月10日にストックホルム(Stockholm)で行われる授賞式への
出席の意向を問われると「もちろん、できることなら」と答えた。

ディラン氏は今月13日に音楽家としては初となる
ノーベル文学賞の受賞決定が発表されたが、同賞の選考委員会
であるスウェーデン・アカデミー(Swedish Academy)の
委員を務める著名スウェーデン人作家
ペル・ワストベルイ(Per Wastberg)氏はその1週間後、
ディラン氏とまだ連絡がついていないことを明かし、
「無礼で傲慢(ごうまん)だ」と非難していた。

インタビューで、沈黙を貫いていた理由について問われた
ディラン氏は「今ここにいるだろう」と答えている。

***

他の記事によれば、ステージで歌うのでもいいし、
参加できなくても映像でスピーチや歌を発表してくれてもいい、
と委員会側は考えているようです。
この場合、もし来なかったとしても、無視して「来ない」のとは事情が
違うので、この件は「来る」ということで片付いたと言っていいかと。

この問題について僕は引き続きネット上の意見を読んで
きましたが、「来ない」という意見が多かったように感じます。
「来るな」「来ないのがロックらしい」といった意見も含めて。

でも僕はこうなるだろうと信じていました。
「来ない」という声が世の中に定着した頃に
萩原健太さんが「彼は来るだろう、そういう人だから」
という主旨のことを書いていて、僕は全面賛成でした。
やっぱり健太さんは音楽ライターで最も信頼できる人だと。
ディランの音楽と音楽を通して接する人間性は好きだけど、
私生活では絶対に友だちになりたくない人だ
という考えまでも一緒だし(笑)。

結局のところ、日本における
「ボブ・ディラン・ノーベル文学賞騒動」は、
ボブ・ディランの音楽を聴かないし聴いたことがないけれど、
マスコミの話題作りにのせられた人が多かったのかな、と。
要するにボブ・ディランがどういう人か知らずに話していたのだと。

ボブ・ディランはミーハーな部分も多々あるんですよね。
他の人がめったに体験できないことに興味がないはずがない。
授賞式会場ってどんな雰囲気だろうと楽しみにしている、きっと。

ボブ・ディランが授賞式に来ると僕が信じていたのは、
こんな逸話を以前どこかで読んだからでした。

ボブ・ディランはコンサートツアーか何かで
英国リヴァプールに行った際に、ビートルズの足跡を辿る
バスツアーに一般人として参加していた。


日本でいえば「はとバス」ツアーにディランがいる、
と考えると絵的に楽しいですよね。
その話を聞いてからずっとその光景を想像して遊んでいます。

ディランは確かに孤高の人かもしれない。
でも、一般の人と同じ感覚も持ち合わせているからこそ、
これだけ多くの人に広く聴かれ支持されているのでしょう。
そこはポピュラー音楽の本質でもあるはずだけど、
ディランは難しい人というイメージがそれを見えなくしている。
ボブ・ディランは「いちポップスター」でもありますからね。

で、僕がいいたいのは。

確かにディランは伝説的にすごい人かもしれない。
でも、もっと気軽に聴いてみたらいかがですか。


聴いたことがない人であれば、堅苦しくて難しいという
イメージとは裏腹にポップな曲が意外と多い、
と感じられるに違いありません。

ここで1曲。
この記事を書く間ずっと頭に流れていた曲です。




 Things Have Changed
 Bob Dylan
 (2000)

どうですか、ポップでいい曲でしょ。

2000年の曲ということは、16年前ですが、
ディランの中では新しいですよね。
ディランを聴かない人はそれでも、こんな最近まで
新しい歌を作って出していたのかと驚かれるかもしれない。

ディラン自身もこの曲が好きなようで、今のステージの定番であり、
ここ2回の来日公演でも歌っていました。

この曲についてウィキペディアから引用。

***

「シングス・ハヴ・チェンジド」は
映画『ワンダー・ボーイズ』の主題歌として使用され、
サウンドトラック・アルバムに収録、
2000年5月1日にシングルとしてリリースされた楽曲。
全英シングル・チャートで58位を記録した。
アカデミー歌曲賞、ゴールデン・グローブ賞主題歌賞を受賞。
映画『ワンダー・ボーイズ』の監督カーティス・ハンソンにより、
ミュージック・ビデオも制作された。


***

『ワンダー・ボーイズ』は劇場に映画を観に行きましたよ。

カーティス・ハンソン監督はこの前の『L.A.コンフィデンシャル』も
劇場で観てDVDで2回観るほど好きでしたが、
ロック系の曲の使い方が上手く、例えばこの映画では
ジョン・レノンのWatching The Wheelsの入り方がうまかった。

しかしカーティス・ハンソン監督はこの9月に亡くなられました。
この場ですがご冥福をお祈りします。


まあなんであれ、ボブ・ディランが日本でも注目されたのは、
ファンとしても嬉しい限りです。

でも、結局最後の最後で気分を害して来ないなんてことも
考えられなくもないのがボブ・ディランという人でしょうね(笑)。

最後に、昨日の記事でぽちわかやさんの発句への
返句として書き込みで詠んだ句をここでも取り上げて、
今日は終わりとします。

老猫や風に吹かれて答えなし 樹翔


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ボブ・ディランがノーベル文学賞授賞式出席へ






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Posted by guitarbird at 20:29 │音楽雑想

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