魚介類のCDジャケット写真集 (改訂版)

guitarbird

2016年09月02日 20:06

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※この写真は非イメージ映像です。
(別に魚が欲しいわけではありません・・・)

洋楽CDジャケット写真集の記事です。

今回のお題

魚介類のCDジャケット写真集

(改訂版)とあるのは、以前、もう7年前になりますが、
魚だけで一度記事を上げたものに、脊椎動物である魚以外の
海洋生物も加えて編集し直したからです。
まあ厳密には「改訂」ではないのでしょうけど。

先日、過去の記事をチェックしていてこれを思い立ちました。
なぜ今魚、というのはひとまず関係ないということで。

今回は18枚、早速行きます。


その1、水族館

☆1枚目


ORIGINAL MUSIQUARIUM I
Stevie Wonder
(1981)

最初はアートワークが(も)素晴らしいスティーヴィー・ワンダー。
タイトルは"music"と"aquarium"を合わせた造語で、
「音楽水族館」といったところ。
僕が初めて買ったスティーヴィー・ワンダーのLPでもあり、
思い入れも強く、最初に紹介することにしました。

実はこれ、見開き全部がつながった一つの絵なのですよ。
せっかくなのでその写真も。



魚の口から泡が出ているのは、歌っているということなのでしょうね。
そして波の線が5本あるのは五線譜か。



その2、鮫

☆2枚目


JAWS
Original Motion Picture Soundtrack by John Williams
(1975)

鮫といえばやはり最大の敬意を表して『ジョーズ』にご登場願います。
この映画により鮫に対する認識が高まったといえるでしょうね。
そして毎年、世界のどこかで鮫に襲われるというニュースに接する・・・



☆3枚目


FOXTROT
Genesis
(1972)

1970年代のジェネシスはいかにも「マザー・グース」の国英国らしい
アートワークが魅力ですが、こちらは狩られるはずの女狐が
なぜか海岸まで出てきてサメを目撃したといったころでしょうか。
鮫がなんだか弱弱しいのは『ジョーズ』の前だから?



☆4枚目


ONCE BITTEN
Great White

当時LAメタルの一派と思われていたけれど実はブルーズに
根ざしたブルージーな音を聴かせるグレイト・ホワイト。
そもそも"great white"とは鮫のことを指すのだそうで、
これ以外にも彼らのアートワークには鮫がよく登場します。
で、このジャケット、背びれだけしか見せずに恐怖を煽るのは
『ジョーズ』のイメージを受け継いでいますよね。



その3、鱒

☆5枚目


☆6枚目


どちらもシューベルト:ピアノ五重奏曲「鱒」のCD。

5枚目はジェイムス・レヴァインがピアノを担当した演奏で、
僕のお気に入り、音も、ジャケットも。
第1楽章で鱒が跳ねるような響きの部分があって、
まさにこの絵のイメージ。

6枚目はアルフレート・ブレンデルがピアノの演奏。
いろいろな色の鱒がいてこれは面白い。
CD持ってないので買おうかな。



その4、蛸

☆7枚目


OCTOPUS
Gentle Giant
(1973)

英国プログレッシヴロックバンドのジェントル・ジャイアント、
まさにタイトル通り蛸の絵、蛸の音楽。
アートワークはロジャー・ディーン。
欧米では蛸は「悪魔」なんですよね。
このアルバムも、陽気な音楽というわけではありませんでした。



☆8枚目


RED OCTOPUS
Jefferson Starship
(1975)

メッセージ性の濃いジェファーソン・スターシップにも蛸が。
でもこれよく見ると蛸の頭がハート形に。
蛸は「悪魔」という固定概念を吹き飛ばせ、という意味かな。



☆9枚目


EIGHT ARMS TO HOLD YOU
Veruca Salt
(1997)

グランジ全盛期に輝いたヴェルーカ・ソルト。
女性ヴォーカルを中心とした4人組のバンド、だから蛸の絵か。
あなたを抱くのは「悪魔」のイメージなのかな。
でもそれにしては楽しそうな絵ではあるけれど。
で、このアルバムのタイトル「君を抱くための8本の腕」というのは、
ビートルズ2作目の映画『ヘルプ! 4人はアイドル』の原題。
ということはこの人たちはビートルマニアなのでしょうね。




その5、裏ジャケットやブックレットにも注目

☆10枚目 表





SHAVED FISH
John Lennon
(1975)

ジョン・レノンが主夫生活に入るのを機に出たベスト盤。
「洋楽に見る日本」の記事(こちら)でも取り上げましたが、
裏に鰹と鰹節の絵があります。
で、そこでも言ったけど、ねえジョン、日本人は重さに
「オンス」は使わないんだよ。



☆11枚目 表





TALES FROM THE TOPOGRAPHIC OCEAN
Yes
(1973)

イエスのこれ「海洋地形学の物語」、壮大なドラマ。
海底なのか地上なのか判然としないミステリアスな絵は、
イエスではおなじみロジャー・ディーンの手になるもの。
裏の下の方に魚が数匹泳いでいますね。
だからやっぱり海の中なのかな(引っかかったな・・・)



☆12枚目 ジャケット


インナースリーヴ


N.F.N.F. (NEITHER FISH NOR FLESH)
Terence Trent D'arby
(1989)

テレンス・トレント・ダービー2作目のこれ、
「魚でも肉片でもない」タイトルにも魚が出ていますが、
下の写真、ブックレットの中の薄いブーブー紙に魚のイラストが。
なんだか洒落てますね、奥ゆかしいというか。
少しだけ音楽の話をすると、TTDは1枚目がとてもよかったので、
大きな期待を持ってこの2枚目を買いましたが、正直なじめない・・・
いつかこのアルバムの良さが分かりたいと今でも思っています。



その6、どこにも括れないもの

☆13枚目


PINK BUBBLES GO APE
Helloween
(1991)

ハロウィンのこれは問題作と当時言われた1枚。
「ピンクの泡が類人猿になる」という意味不明のタイトルに、
うら若き女性が魚を頭からくわえようと構えている姿。
妙な感覚が残りますよね。
それもそのはず、ヒプノシスの残党、
ストーム・トーガソンが手がけたアートワークだから。



☆14枚目


CATFISH RISING
Jethro Tull
(1991)

自然系ジャケット写真ではおなじみジェスロ・タル。
やっぱりありましたよ、「ナマズが釣れた」。
Tシャツやタペストリーにしたい、これまた洒落た絵ですね。



☆15枚目


LULLABY AND...THE CEASELESS ROAR
Robert Plant
(2014)

ロバート・プラント現時点での最新作で僕がお気に入りの1枚。
この貝ですが、ネットで調べたところ名前が分からない。
この絵の置き方だと開口部の横に縦にひだが入っているけれど、
そのような貝は見当たらなかった。
やはり図鑑を買わなきゃだめかな・・・
どうも僕はいまだにネットをうまく使いこなせない、か(笑)。
それはともかくこの縦のひだの鋭さが、
ロバート・プラントのイメージにつながるように感じられます。



今回のユーモア大賞

☆16枚目


YOU CAN TUNE A PIANO
 BUT YOU CAN'T TUNA FISH!
REO Speedwagon
(1978)

「洋楽のダジャレ」の記事(こちら)でも紹介した
REOスピードワゴンを今回のユーモア大賞とします。
もっとも、「ユーモア」というのは何かちょっと違う気もするのですが。
繰り返しになりますが、このタイトルを邦訳すると
「君はピアノのチューニング(調律)は出来るけれど、
魚はチューニングできない」
というもので、"tune a"と"tuna"をかけたもの。
ジャケット写真ではご丁寧にもマグロが音叉をくわえている・・・
ピーター・バラカンさんが著書の中で「くだらない駄洒落」と
書いていましたが、確かにこれ、なんというか、ですね・・・(笑)。
でも生き物好きとしてこのアートワークは楽しくでいいです。



今回の銀賞

☆17枚目


XYZ
Andy Summers
(1987)

今回銀賞はアンディ・サマーズの手に。
好きかどうかでいえば、僕はこの中でいちばん好きですが、
続いて出てくる金賞の作品のインパクトにはかなわないので。
魚を釣って、さてどう調理して食べようと考えているのかな。
物静かだけどどこかユーモアがあるいい写真ですね。



今回の栄えある金賞は

☆18枚目


TROUT MASK REPLICA
Captain Beefheart
(1969)

今回の金賞はキャプテン・ビーフハート。
「鱒」のところで出てこないと心配された方もいらしたかな。
「鱒のお面のレプリカ」をつけていますが、
絵的に恐いですね、面白いというより。
そしてこのアルバムは邦題もほぼ直訳で
「複製鱒仮面」とつけられていますが、
「フクセイマスカメン」という言葉の響きも面白いし、
やっぱりどことなく恐い響きがあります。
試しに「フクセイマスカメン」と口に出して言ってみてください(笑)。
しかし、この「鱒仮面」、僕にはコイ科の魚に見えてならない。
髭がありますよね、鱒でこのような髭がある種類ってあるのかな?
なんであれやっぱりインパクト最大で金賞としました。


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いかがでしたか!

意外と少ないし、カニやエビがない、思い浮かばなかった。
イカもなかったなあ、むしろ蛸は大健闘ですね。

ブルー・オイスター・カルト Blue Oyster Cult
にオイスター=牡蠣の絵でもないかと探しましたが、
残念ながらなかった。
まあ、牡蠣だとなんだか分からないでしょうからね。

同様にジェリーフィッシュ Jellyfishにくらげもなかった。
(金魚がいたけどそのCDは持っていないので)。
そうそう、錦鯉もなかったなあ(当たり前か)。

釣りしている人とか、それも思い浮かばない。

こうして見ると日本人は魚介類が好きなんだなあ、と。
食材としてのみならず、生き物として、絵として。


最後は今朝の3ショットにて。


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