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本日は、なんとなく月1回上げている
CDジャケット写真集の記事です。
今回のお題
宇宙のジャケット写真集
宇宙をモチーフにしたアルバムジャケットを集めてみました。
先月上げる予定でしたが、4月16日の「レコードストアデイ」に
合わせた企画を先に上げたため、今月に回ったものです。
今回は
22枚
いつものように検索をかけたりしたものではない、
頭に浮かんだ、CDを持っているものです。
では早速。
◎
その1、宇宙のイメージ
☆1枚目
VENUS AND MARS
(Paul McCartney &) Wings
1975
最初はやっぱりポールから。
ポールの人気が地球を超えて両隣の惑星すなわち
金星と火星にまで及んだというポールの自信家振りが現れたもの。
黄色の金星と赤い火星を表した玉とシンプルでありながら
イメージが膨らむアートワークはヒプノシスによるもの、さすが。
☆2枚目
SPACE
Modern Jazz Quartet
1969
ミルト・ジャクソン率いるモダン・ジャズ・クァルテットが
ビートルズのアップルに残した録音。
というわけで取り上げましたが、これ、コペルニクスとか
ガリレイとか、昔の宇宙のイメージ、ですよねきっと・・・
◎
その2、宇宙は広い
☆3枚目
DOWN TO EARTH
Rainbow
1979
レインボーのグレアム・ボネット在籍時唯一のスタジオ録音作。
もうこれは分かりやすい。
今回この記事を思いついたのは、久し振りに
このアルバムを聴いた3月下旬のことでした。
☆4枚目
FIREBALL
Deep Purple
1971
リッチー・ブラックモアで遡ってディープ・パープル。
これまた分かりやすいイメージですが、ふと思った、
次のアルバムMACHINE HEADに入っている
Space Truckin'はこのジャケットから思いついたのかな。
☆5枚目
ISLANDS
King Crimson
1971
キング・クリムゾンのこれ、「島」なのに「宇宙」という、
ある種メガロマニア的な壮大さがクリムゾンらしいところ。
星雲でしょうか、ですよねこれ。
☆6枚目
2112
Rush
1976
プログレハードの雄ラッシュ、未来SF仕立てのアルバム。
ロゴと星の形が妙に手作りっぽいのが面白い。
☆7枚目
BEAUTIFUL VISION
Van Morrison
1982
ヴァン・モリソンのこれは難解な方に入るアルバム。
そしてそれらしいアートワーク。
ヴァンさんは何を見たのだろう・・・
なお、HARD NOSE THE HIGH-WAYのジャケットにも
後ろに星空がありますが、それは地球から見た風景、
ということで今回は敢えて取り上げませんでした。
(ここで話してますが)。
☆8枚目
ELECTRIC UNIVERSE
Earth Wind & Fire
1983
アース・ウィンド&ファイアは元々宇宙と地球を精神で結ぶという
コンセプトと世界観を長岡秀星のイラストで表してきましたが、
ついに宇宙に出て行ったのがこの作品。
ところでこのアルバムにはとてもよくない思い出がありまして。
さいたまのソウルマニア友だちMが高校時代、これが出た時、
「アースがブラスやめてキーボードにしたんだって」と
まるで宇宙が終わるかのような表情で僕に話してくれたのでした。
☆9枚目
THE COSMOS ROCKS
Queen +
2008
クイーン、ではなくポール・ロジャースが加わったクイーン+。
ブライアン・メイは天文学者になりたかったそうですが、
このアルバムで少しだけ夢をかなえたかったのでしょう。
ところで、このジャケットが不思議。
星空を撮影したことがある方は分かるかと思いますが、
長時間露光で撮影すると、地球が自転している関係で、
星が一定方向に流れる筋状に写ります。
(追尾装置を使わず普通に撮影すれば)。
ところがこのジャケットは星の流れる方向がまちまち。
つまりこれは星ではないのかな。
さらにいえば、白い点がなんとなく真ん中に向かっている。
実はこれ、宇宙をイメージしているようで、もしかして裏の意味として
「命が誕生する瞬間」をイメージしているのかもしれない。
と今回思いました。
◎
その3、宇宙キャラクター
☆10枚目
OUT OF THE BLUE
Electric Light Orchestra
1977
宇宙をイメージに使っているバンド、先ずはELOから。
他にも多くのアルバムで何かしら宇宙がモチーフになっていますが、
この宇宙船が正式デビュー(!?)したこれを代表とします。
僕個人のリアルタイムではTIMEも捨てがたいのですが。
☆11枚目
DEPARTURE
Journey
1980
ジャーニーは宇宙を突き進む黄金虫がキャラクター。
中でもいちばん宇宙らしいイラストはこれかな。
☆12枚目
RETURN OF THE SPACE COWBOY
Jamiroquoi
1994
ジャミロクワイは1990年代このキャラクターで大売れしましたね。
ところでこれ、スティーヴ・ミラー・バンドにSpace Cowboy
という曲があるけれど、それへのオマージュなのかな。
聴いた限り、そうとは感じられなかったんだけど・・・
☆13枚目
THE FINAL FRONTIER
Iron Maiden
2010
アイアン・メイデンは元々SFに題をとった曲がありますが、
今作はアルバム全体が宇宙をモチーフとしたSF仕立てであり、
ついにバンドのマスコットキャラクター「エディ」が宇宙へ進出しました。
なおこのアルバムのタイトルは、「スター・トレック」シリーズの
冒頭の台詞、"Space, the final frontier"からとられている、と、
軽度のトレッキーの僕は思いたい(笑)。
◎
その4、宇宙飛行士
☆14枚目
GOODNIGHT VIENNA
Ringo Starr
1974
リンゴ・スターは宇宙船から降り手を上げて挨拶。
映画『地中の静止する日』のパロディ。
☆15枚目
MOTHERSHIP CONNECTION
Parliament
1975
Pファンクのパーラメント、宇宙船から滑り落ちるような
ジョージ・クリントンさんがなんとも微笑ましい。
間違いなく宇宙には行ってないだろ、って突っ込みたくなる(笑)。
☆16枚目
HIGHWAY COMPANION
Tom Petty
2006
トム・ペティ3枚目のソロアルバム。
これはおそらくマーク・ウォルバーグ主演2001年の
新しい『猿の惑星』のイメージでしょう。
映画ではチンパンジーの名前が「ペリクリース」だったかと。
◎
その5、月と星
☆17枚目
IN TIME : THE BEST OF R.E.M. 1988-2003
R.E.M.
2003
R.E.M.のベスト盤、月、と思われますが、「兎」がいません。
月の表面では理論的には世界中どこに行っても
同じに見えるはずですが、これは見慣れた月ではない。
もしかして「月の裏側」=Dark side of the moonかもしれない。
英語でそれは「涅槃」の意味もあるのだとか。
そうか、Man On The Moonはここにいるんだな。
☆18枚目
★
David Bowie
2016
デヴィッド・ボウイの遺作にただただ敬意を表して。
中ジャケットには宇宙の星々の写真がありますが、
ああ、やっぱり、覚悟していたんだなあと。
◎
今月の銅賞
☆19枚目
BACK TO THE EGG
(Paul McCartney &) Wings
1979
今月の銅賞はポール・マッカートニー&ウィングス。
宇宙船のビリヤード台から地球を望む5人。
金星から火星への移動中でしょうかね。
冒頭のReception、ポールがベースで引っ張ってゆく
サウンドに凝ったインストゥルメンタル曲ですが、
この曲がまさにこの写真の雰囲気を醸し出していて、
やっぱりポールはすごいと思わざるを得ないのであります。
◎
今月の銀賞
☆20枚目
STARDUST
Willie Nelson
1977
今回の銀賞はウィリー・ネルソン。
タイトル通り星空の写真。
ぺルセウス座かなと思いましたが僕は星には詳しくないので、
違うかもしれません、悪しからずご了承ください。
ウィリー・ネルソンの歌う表題曲はまさにこの雰囲気。
そして人も曲も「銀」にぴったり。
◎
今月の金賞
☆21枚目
FRAGILE
Yes
1971
そして金賞はイエスの手に。
広い宇宙の中で、地球はちっぽけな「こわれもの」に過ぎない。
ロジャー・ディーンのイラストが素晴らしい。
◎
そしてもう1枚
☆22枚目
2001 : A SPACE ODYSSEY
Original Motion Picture Soundtrack
1968
宇宙といえばやはりこの映画、このサントラ。
「ツァラトゥストラかく語りき」
カール・べーム指揮ベルリンフィルの演奏ですが、
この曲を知らない人はいないでしょう。
僕が好きな映画10作の1本でもあります。
僕が最初に買ったCDは胎児の映像でしたが、
現行のCDはこのジャケットになっています。
02
いかがでしたか。
写真01、02は5日前に撮影した近所の児童公園の夜桜。
宇宙のイメージとは違いますが、夜ということで。
もちろん見落としや忘れているものはあるでしょうけど、
気が付いたら、それとなく追加しておきます(笑)。
最後は今朝の3ショット。
もっと宇宙のイメージとはかけ離れていますが・・・
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