CDジャケットで世界観光地巡り

guitarbird

2016年02月24日 18:54

01


本日は久し振りCDジャケット写真集の記事。

本日のお題

CDジャケットで世界観光地巡り

その通りの内容ですが、僕のことだから、多少捻っているかな(笑)。

全部で20枚、早速行きます。


その1、実写編の1

☆1枚目


LONDON TOWN
(Paul McCartney &) Wings
(1978)

最初はやはりポール・マッカートニーから。
タイトル通り、テムズ川のほとりでタワーブリッジを背景に
寒そうにたたずむ3人。
ポール実は結構コテコテな人なんだなあ、と・・・



☆2枚目


THE WHO SINGS MY GENERATION
The Who
(1965)

ザ・フーのデビュー作のアメリカ盤ジャケットには、
ビッグペンを背景に4人の暗い表情の写真が使われていました。
オリジナルUK盤は4人を俯瞰で捉えた反抗的に見える写真です。



☆3枚目


ALL THAT YOU CAN'T LEAVE BEHIND
U2
(2000)

U2のこれ、パリのシャルル・ド・ゴール空港で撮影したものだそう。
言われなければ分からないけど、行ったことある人は分かるのかな。



☆4枚目


A NIGHT IN SAN FRANCISCO
Van Morrison
(1994)

ヴァン・モリソンがキャンディ・ダルファーを
「かわいがって」いるライヴ盤。
その通りサン・フランシスコの港の風景ですが、
この時計塔は、「港権限時計塔」というのだそうです。



☆5枚目


SLOW HAND AT 70
-LIVE AT THE ROYAL ALBERT HALL
Eric Clapton
(2015)

エリック・クラプトンの古希を祝うコンサートのライヴ盤。
実はですね、「ロイヤル・アルバート・ホール」、ビートルズの曲の
歌詞にも出てきて30年以上前から名前は知っていますが、
建物の写真を見たのはこれが初めてのことでした。
なるほど、趣きがある建物ですね、納得。



その2、パロディ編

☆6枚目


I STAND ALONE
Al Kooper
(1969)

アル・クーパーは初のソロ作で「自由の女神」に変身!?
ジャケットとしても有名ですね。



☆7枚目


LIVES IN BALLANCE
Jackson Browne
(1986)

ジャクソン・ブラウンがいちばん政治的だった頃。
工事中の自由の女神、アメリカを立て直したい、というメッセージか。


【2016年3月11日 追加】

☆21枚目


BREAKFAST IN AMERICA
Supertramp
(1978)

大事な大事なスーパートランプを忘れていたので追加しました。
歌詞にあるようにジャンボ機の窓からニューヨークの摩天楼を
眺めているイメージですが、自由の女神が給仕のおばさんだし、
摩天楼もよく見るとテーブル周りの小物で出来ている。
グラミーでベストアルバムカヴァー賞を受賞したというのも納得。

なお、これ、順序としてはここに入れましたが、
追加したものにつき21枚目とさせていただきました。



☆8枚目


CITY LIGHTS
Dr. John
(1978)

ドクター・ジョンのこれはニューヨークの摩天楼が
キャンドルになっているという洒落たイラスト。
でも、ドクター・ジョンとニューヨークが微妙に、どうなのだろう。



☆9枚目


ALL 'N ALL
Earth Wind & Fire
(1977)

アース・ウィンド&ファイアといえば、
長岡秀星のイラストによる一連のジャケット。
この作品はアブ・シンベル神殿をモチーフにしたものですが、
これはパロディというよりは原型に近い、と、
ネットにある本物の写真とこれを見比べてみて思いました。



☆10枚目


POWERSLAVE
Iron Maiden
(1984)

アイアン・メイデンにも同じモチーフのジャケットがありました。
ただしこちらはパロディで、真ん中にバンドのマスコットキャラクター
「エディ」が鎮座ましましております。
ところで、アースとこれどちらの絵にも背後にピラミッドがありますが、
実際は背後にこのようには見えないようですね。
これもネットの写真を見て気づきました。
イメージってある意味恐ろしいですね。



☆11枚目


HOT IN THE SHADE
Kiss
(1989)

もひとつエジプト、キッスのこれはスフィンクスにサングラス。
正直いえば、キッスとこれはイメージがつながりにくい、
と、出た当初からずっと思っています。



その4、実写編の2

☆12枚目


RIDE OUT
Bob Seger
(2014)

アメリカの大地をロックで駆け抜けたボブ・シーガー。
これは、ええと、すいませんアリゾナのどこかですよね。
絵としてはよく見るのですが名前を覚えておりません・・・
ちなみに、ボブ・シーガーはこのアルバムが最後だろうと
公言したそうで、なんだかちょっと寂しいですね。



☆13枚目


PHILOSOPHER'S STONE
Van Morrison
(1998)

再びヴァン・モリソン、アウトテイクを集めたのに充実した編集盤。
ストーン・ヘンジかな、と思って調べたらそうでしたが、
いまどきストーン・ヘンジの写真を使う奴なんていないだろう、
とヴァンさんは自嘲的に語ったのだそうです。



☆14枚目


EINE ALPENSINFONIE
R. Strauss
H.V.Karajan(condt.) / Berliner Philharmoniker

クラシックからも1枚、
リヒャルト・シュトラウス「アルプス交響曲」
カラヤンがベルリン・フィルを振った1枚。
マッターホルンですね、もしかして山の形としては
世界で一番有名な山かもしれない。



その5、アルバムの後で観光地になった場所

☆15枚目


HOTEL CALIFORNIA
Eagles
(1976)

イーグルスのあまりにも有名なこのジャケット、曲。
この写真の「ビバリーヒルズ・ホテル」は後に観光地となりました。



☆16枚目


ANIMALS
Pink Floyd
(1977)

ピンク・フロイドのこのジャケットの建物は、
ロンドンのテムズ川沿いにある旧バタシー発電所。
豚の風船が飛んでいるのですが(この大きさでは分かりにくいかな)、
その豚が撮影中に飛んで「逃げて」しまったそうな。
ところで、この写真を見ると「お化け煙突」を思い出す人、
古いですねぇ、実は僕もなのですが・・・(笑)。



☆17枚目


ABBEY ROAD
The Beatles
(1969)

やっぱりこのカテゴリでいえばビートルズのこれでしょう。
最初はただの街角の横断歩道だったのが、4人が歩いたばかりに、
今では世界中から人が歩きに来る場所になりました。



☆18枚目


LIVE AT THE GRAND OPERA HOUSE BELFAST
Van Morrison
(1984)

まさかまさかでみたびのヴァン・モリソン(笑)。
これはタイトルにある北アイルランドのベルファストの
オペラハウスなのでしょう。
「アビィ・ロード」ほどではないけれど、このアルバムが出たことで
ここを見に来る人は、年に百人くらいならいるでしょう、きっと。



今回の銀賞

☆19枚目


SONIC HIGHWAYS
Foo Fighters
(2014)

今回の銀賞はフー・ファイターズ。
このアルバムは、ニューヨーク、シカゴ、シアトル、ニューオーリンズ、
ナッシュヴィルなど全米8カ所のスタジオで録音されたもので、
アートワークも全米の有名な建物がまとめて描かれています。
CGでしょうけど、ビルの並び方がきれいでいいデザインですね。



今回の金賞

☆20枚目


DEEP PURPLE IN ROCK
Deep Purple
(1970)

今回の金賞はディープ・パープルに贈ります。
このジャケットはあまりにも有名ですね。
アメリカ・サウスダコタ州ラシュモア山に刻まれた、
アメリカの偉大な4人の大統領像を、
パープルのメンバーに5人に入れ替えています。
左からイアン・ギラン、リッチー・ブラックモア、ジョン・ロード、
ロジャ・グローヴァーそしてイアン・ペイス。
オリジナルの大統領は左からワシントン、ジェファーソン、
Tルーズベルト、そしてリンカーン。
このジャケットは、パープルがこのアルバムから本格的に
"rock"をやり出したこと、そしてアメリカ進出を狙っていたことが
見事なまでによく分かる秀逸なアートワークですよね。
ちなみに僕はオリジナルのラシュモア山を先に知りましたが
(確か「なるほど! ザ・ワールド」で見たと記憶)、
こちらを先に知ったという人もいるでしょうね。


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いかがでしたか!

いつものように、まだ他に何かあるはずだと思いつつ、
今回も思い浮かんだものだけを集めてみました。

意外とない、という印象です。
まあ、有名な場所は敢えて避けたいのかもしれない。
そう考えるとやっぱりポールは「小市民」ですねぇ(笑)。

昨夜から今日にかけて久し振りに
24時間で20cmくらい雪が積もりました。
02は木々に雪が凍り付いた円山。
観光地です、CDジャケットにはないけれど(笑)。


最後は昨日の犬たち3ショットにて。

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