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少し間が空きましたが、恒例、CDジャケット写真集の記事です。
今回のお題
顔アップのジャケット写真集 ソロアーティスト編
シンプルに、顔のアップの写真が使われたCDジャケットを集めました。
胸より上しか写っていない写真が条件です。
「ソロアーティスト編」とありますが、ただでさえ多いものを、
枚数を減らすために限定したもので、それ以上の意味はありません。
グループ編があるかどうかも、現在検討中です。
今回は
31枚、それでも多い。
結果としてほとんどが名盤といわれているアルバムになりました。
長いので早速行きます。
◎
その1、あの4人
☆1枚目
IMAGINE
John Lennon
(1971)
ジョン・レノンはこの頃精神的にしんどかった。
写真に見える雲は、ジョンが念力で呼んだものといわれています。
☆2枚目
McCARTNEY II
Paul McCartney
(1980)
ポール・マッカートニーにしては人相が悪いこの写真は、
東京で立ち寄ったさる施設にいた時のイメージだとか。
頭の陰が左右2つ写っているのが何やら意味深ですね。
そしてもうひとつ、この写真、ぼやけたイメージ、丸い襟元まで写る
白いシャツ、もしかしてひとつ上のジョンのを意識したのかも・・・
☆3枚目
GEORGE HARRISON
George Harrison
(1979)
ジョージ・ハリスンは上2人に比べると穏やかな顔つき。
ごたごたから漸く逃れ、やりたいことができるようになった頃。
☆4枚目
BLAST FROM YOUR PAST
Ringo Starr
(1975)
そしてリンゴ・スターはほのぼのとしたユーモアあふれる写真。
◎
その2、男性アーティストABC順・前編
☆5枚目
COMMUNICATION
Bobby Womack
(1971)
ボビー・ウーマックが本格的にブレイクした名盤。
昔の流行り言葉でいえば「濃ゆい」、ですね。
☆6枚目
BOB DYLAN AT BUDOKAN
Bob Dylan
(1979)
ボブ・ディランの武道館公演のライヴ盤。
よく見ると鳥のような目つき顔つきで斜めに見ている。
☆7枚目
THE RIVER
Bruce Springsteen
(1980)
ブルース・スプリングスティーンは若くして貫禄があったんだなあ。
12月のこのアルバムのリイシュー盤が出ます、高いんですが・・・
☆8枚目
HUNKY DORY
David Bowie
(1971)
デヴィッド・ボウイがこの時点での自らの音楽を確立した1枚。
しかし、Changesと歌うように、この後変わり続ける、音楽も外見も。
☆9枚目
ELTON JOHN
Elton John
(1970)
エルトン・ジョンもこの頃はまだ派手ではない好青年。
まさにYour Song、そんなスナップですね。
☆10枚目
JOURNEYMAN
Eric Clapton
(1989)
エリック・クラプトンで僕がいちばん好きなアルバム。
ふと、気づいた、ひとつ上のエルトンとにた写真。
まあ、ハーフシャドウで撮るとそうなるでしょうね。
ちなみにこのジャケット、わが家では「水牛」と呼ばれています・・・
☆11枚目
☆12枚目
LEON RUSSELL AND THE SHELTER PEOPLE
Leon Russell
(1972)
レオン・ラッセルって意外とナルシストなのかな。
もちろんそれが決まっている写真ではありますが。
◎
その3、女性アーティストABC順編
☆13枚目
ARETHA NOW
Aretha Franklin
(1969)
アレサ・フランクリン、「貴方を愛し続けて」のようなきらびやかな
写真もいいけれど、この写真も庶民的で親しみやすくていいですね。
☆14枚目
LINDA RONSTADT
Linda Ronstadt
(1972)
リンダ・ロンシュタットwithイーグルスという邦題のこのアルバム。
この目力で男たちを「手玉に取った」のでしょうか。
☆15枚目
MADONNA
Madonna
(1983)
マドンナのデビュー作、今見ると、コケティッシュではあるけれど、
意外と普通っぽい感じでもあったんだなあ。
☆16枚目
COME AWAY WITH ME
Norah Jones
(2002)
ノラ・ジョーンズはデビュー作の方が大人っぽい顔つき。
僕は、後になるほど、彼女の顔がより好きになったのでして・・・(笑)。
◎その4、ジャズ編
☆17枚目
ART BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS
Art Blakey And The Jazz Messengers
(1958)
アート・ブレイキーのこれ、ジャズで真っ先に浮かんだ顔アップ写真。
今これを書いている瞬間から、Moanin'が頭の中で鳴りっ放し。
☆18枚目
TUTU
Miles Davis
(1986)
マイルス・デイヴィス晩年のこれ、当時「FMファン」の表紙で
この写真を見て、なんともいえない衝撃を受けたものでした。
☆19枚目
THE ALL SEEING EYE
Wayne Shorter
(1965)
ウェイン・ショーターのこれ、(多分)ジャズにしては珍しく
タイトルをそのまま視覚化した写真、クールですね。
◎
その5、男性アーティストABC順・後編
☆20枚目
M.P.G.
Marvin Gaye
(1969)
マーヴィン・ゲイの「ソウル歌手」時代の1枚。
ううん、やっぱり日本では(女声には)人気がない顔かな・・・
☆21枚目
THE BEST OF MUDDY WATERS
Muddy Waters
(1958)
マディ・ウォーターズのこれ、ベスト盤ですが、
ブルーズを語る上では欠かせない写真の1枚。
☆22枚目
SUGAR MOUNTAIN
LIVE AT CANTERBURY HOUSE 1968
Neil Young
(2008)
ニール・ヤングが過去の未発表音源からリリースしている
ARCHIVESシリーズの1枚で、1968年のライヴ。
なんというか、凄い顔つきの若者、ですね。
ニール・ヤングは意外とというか、顔が写ったジャケットが少ないんです。
☆23枚目
PLAY'S LIVE
Peter Gabriel
(1983)
ピーター・ガブリエル1983年のライヴ盤。
これも「FMファン」の表紙で衝撃を受けた1枚。
ステージの彼は、飛んでいるし、切れていますからね。
☆24枚目
FACES VALUE
Phil Collins
(1981)
フィル・コリンズのソロデビュー作。
フィル・コリンズはニール・ヤングとは逆で、顔が写った、
しかもアップの写真のジャケットが多い人です。
☆25枚目
FOOT LOOSE & FANCY FREE
Rod Stewart
(1977)
ロッド・スチュワートのこれはロッドでいちばん好きなジャケットかな。
☆26枚目
NIGHT BEAT
Sam Cooke
(1963)
サム・クックのこれは今でも通じるセンスですね、カッコいい。
◎その6、クラシック編
☆27枚目
MOZART
Helene Grimaud
(2011)
エレーヌ・グリモー様。
これを出したくてわざわざこのカテゴリを作ったんだろうって・・・
その通り(笑)。
彼女の2番目に好きなジャケット、なぜか服装がスポーツっぽい!?
☆28枚目
BRUCKNER: SYMPHONIE NO.9
Claudio Abbado
(2014)
いえいえ、クラウディオ・アバドのこれを取り上げたかったのです。
亡くなる少し前と思われるこの写真、職人でもあり芸術家でもある
アバドをよく表した素晴らしい写真。
ネットで見つけて即注文、いわばジャケット買いした1枚です。
◎
今回のアイディア賞
☆29枚目
HIS BAND AND STREET CHOIR
Van Morrison
ヴァン・モリソンのこれは全身も写っているので反則かな。
いや、顔のアップに全身を重ねるというアイディアがしい。
しかも小さな顔がおでこのほくろのように見えるから面白い。
なお、このアルバムのボーナス音源つきリマスター・リイシュー盤が
今月出たばかり、それを宣伝したかった、というのもあるのでした。
◎
今回のユーモア(!?)賞
☆30枚目
WITH A LITTLE HELP FROM MY FRIENDS
Joe Cocker
(1969)
ジョー・コッカーのこれ、うん、やっぱり大きなユーモアですよね。
ところでこれ、写真ですよね、今回絵は対象外なのですが、
写真を加工したものに見えたので取り上げました。
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いかがでしたか!