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ただいまドライヴに出かけています。
この記事はタイマーでセットしたものです。
今回もドライヴCD-Rを作りました。
『SING/シング』で使われた曲のオリジナル集
オリジナルといいつつ一部はカヴァーですが、
うちにCDがある曲を集めてみました。
もちろんすべてを覚えているわけではなく、ネット上で、
ご親切にも使われた曲をすべて取り上げた
素晴らしいサイトを見つけました。
やはり結構忘れていたし、知らない曲も多かった。
そこで、曲名を見て映画のシーンが思い浮かぶ曲だけを
劇中に出てくる順番に入れることにしました(一部を除く)。
ドゥービー・ブラザースのListen To The Musicもありましたが、
映画でのシーンを思い出せなくて落としました。
そして残念ながら、映画のエンディングテーマ曲である
あの素晴らしいスティーヴィー・ワンダーのFaith、
サントラCDは買っていないので入っていません。
1曲だけ配信で買おうか相当悩んだのですが。
では早速。
☆1曲目
Gimme Some Lovin'
The Spencer Davis Group
(1966)
スペンサー・デイヴィス・グループの、というか
スティーヴ・ウィンウッドのこの曲、厳密にいえば映画で使われた
2曲目でしたが、わけあってこれを最初にしました。
CD-Rの1曲目には元気がいいこの曲の方が合うのもあって。
それにしてもこの曲は古い、しかもいきなり。
画面に向かって「古っ」と言いそうになりましたが(笑)、
それだけこの曲の力が今でも大きいということなのでしょうね。
これは劇中動物のものではなくオリジナルが流れていましたが、
そういう曲も幾つかありました。
☆2曲目
Bad Romance
Lady GaGa
(2009)
レディ・ガガのこれは予告編で使われテレビでも観ましたが、
金のラメ服を着た豚が踊る映像ともどもインパクトが大でしたね。
1回しか出てこなかったのが意外でしたが。
レディ・ガガは弟が買ったので家にCDはありましたが、実は、
まともにこの曲を聴いたのは今回初めてでした。
曲としてもあのハミングがあまりにもインパクト強いですね。
☆3曲目
Jump
Van Halen
(1984)
ここから暫くはオーディションでメインのキャラではない
動物たちが歌っていた短いシーンの曲です。
ヴァン・ヘイレンのこれは劇場で口ずさみそうに、いや実は、
音を出さずに口ずさんでいました(笑)。
☆4曲目
Kiss From A Rose
Seal
(1994/1995)
『バッドマン・フォーエヴァー』のテーマ曲でビルボードNo.1獲得。
でも、何かいまいち地味な感じがする曲ではありますね。
大学時代の友人Sはこれを聴いて、こんなのが1位になったのか
と驚いていたことを映画を観ながら思い出していました。
でも僕は、実に久し振りに聴いてまた好きになりました。
☆5曲目
Safety Dance
Men Without Hats
(1983)
これこれこれね。
ヒットした僕の高校生当時、なんじゃこりゃそしてこの変な男は?
と思ったものですが、でもそれはきっと、
いい歌だと思っていたのを素直に認めたくなかったから(笑)。
いいですよね。
アイリッシュで、舞踏曲風で(実際にダンスだけど)、
こういう曲がぽっと出てくるのが洋楽の奥深さですね。
ちなみにメン・ウィザウト・ハッツは別の曲Pop Goes The Worldが
日本のサッカーファンにはよく知られています(記事こちら)。
☆6曲目
Ride Like The Wind
Christopher Cross & Michael McDonald
クリストファー・クロスのこの曲はこの中では古めですが、
それだけインパクトが大きかったのでしょうね。
マイケル・マクドナルドとのデュエットのライヴ映像で。
☆7曲目
Stay With Me
Sam Smith
(2014)
ゴリラのジョニーが歌う歌はみな印象に残りました。
(知らない曲はもちろん分からないですが)。
なぜ印象に残ったかと考え、心優しいゴリラが
いかにも選びそうな曲ばかりだからだと気づきました。
☆8曲目
The Girl From Ipanema
Astrud Gilberto & Stan Getz
(1962)
「イパネマの娘」、あまりにも有名ですよね。
「マイ・ウェイ」ともども、こういう曲はアメリカでも
年代関係なく聴き継がれているのでしょうね。
日本でいえば美空ひばりや三波春夫の曲のように。
☆9曲目
Venus
Bananarama
(1985)
オリジナルは1969年のショッキング・ブルーですが、
僕はバナナラマで知ったのと、劇中で使われていた曲も
リズムがバナナラマのに近かったのでこれにしました。
オリジナルとカヴァー両方がNo.1に輝いた名曲中の超名曲。
豚のロジータがリハーサルで歌ったものですが、
キャラクターと曲のイメージがあまりにもぴったりで驚いたくらい。
☆10曲目
All Of Me
John Legend
(2014)
ゴリラのジョニーが親子の葛藤の中で切なく歌う。
過去の数多の名曲ともはや並び称される名曲となった感があります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
☆11曲目
True Colors
Cyndii Lauper
(1986)
劇場が壊れてショーが中止となってしまった後、
豚のロジータが本当は歌いたいという思いを抱えながら、
日常生活に戻ったスーパーで流れていたBGM。
シンディ・ローパーのオリジナルが流れていました。
この曲を聴いてロジータは歌いたい思いが甦ります。
そしてこの曲は今では、東日本大震災の復興に
思いを寄せる曲としてまた日本で広まりましたね。
☆12曲目
Bamboleo
Gipsy Kings
(1986)
続いてスーパーで流れてきたこの曲(オリジナル)にロジータは
もう我慢ができなくなり、熱く歌って派手に踊り出す。
それを監視カメラで見ていた警備員に絶賛される。
そうだ、歌いたいんだ。
僕がとりわけ大好きなこの映画のシーンのひとつ。
ところで、ジプシー・キングスって英語でGipsy Kings
と綴るということを実はつい最近知りました。
ほんとうのスペルは"gypsy"ですよね。
そうか、このバンドも”Beatles"と同じく綴りを1文字変える
というロックの伝統にのっとっていたんだ、と。
☆13曲目
Nessun Dorma
Luciano Pavarotti
プッチーニのオペラ『トゥーランドット』からのアリア。
というよりもうこれはこの歌として膾炙しましたね。
日本ではフィギュアスケートの荒川静香さんがトリノ五輪で
金メダルをとった演技で使われていた曲としても有名。
そしてこの曲とくればパヴァロッティというのも定番ですね。
☆14曲目
Hallelujah
Jeff Buckley
(1994)
ゾウのミーナがコアラのバスター・ムーンにひどいことを言われ、
崩壊した劇場跡地でひとり佇みながら歌う曲。
バスターはそれを聴いて歌声に惚れ直しお互い自信を回復する。
この曲オリジナルはレナード・コーエンですが、僕は1990年代
MTVを観ていた頃にこのジェフ・バックリーで知りました。
彼のナイーヴさがこれ以上表れている名演名唱はないかも。
そんな彼が自ら命を絶ってしまったことは、ショックである反面
やはりそうなってしまったかという思いもありましたね。
そう思わされたのはひとえにこの曲があったから。
☆15曲目
Under Pressure
Queen + David Bowie
(1981)
クイーン+デヴィッド・ボウイのこれは、バスターが一度挫折した
ショーの再開と劇場再建が始まったところでオリジナルが流れる。
そうかプレッシャーなのか。
でもそのプレッシャーを楽しんでいる様子が画面から窺えました。
☆16曲目
Shake It Off
Taylor Swift
(2014)
そしてついにショーが始まる。
最初は客が関係者しかいなかったけれど、
ロジータとグンターの破壊力ある歌と踊りで一気に盛り上がり、
周りで聴いていた人が次々と劇場に入ってくる。
これ以上ないというくらいシーンと流れにはまっていた曲でした。
☆17曲目
I'm Still Standing
Elton John
(1983)
待ってましたついにゴリラのジョニーのこの歌!
独立した
記事にするくらい(こちら)僕が大好きな曲。
うん、やっぱり、エルトン・ジョンでいちばん好きな歌だわ。
☆18曲目
My Way
Frank Sinatra
(1969)
ハツカネズミのマイクが、本物のエンターテインメントを見せてやる、
と意気込んで歌い、その通り観客を感動の渦に巻き込んだ曲。
フランク・シナトラのこれ、実は実は、1969年、意外と新しい。
シナトラがビートルズ以前からのエンターティナーだったという
頭があるので曲も古いものだと思い込んでいました。
でもこれ、きっと、世に出た瞬間から名曲だった曲でしょうね。
☆19曲目
Don't You Worry 'Bout A Thing
Stevie Wonder
そして内気なゾウのミーナがついに本領発揮。
素晴らしい歌唱力で会場を熱狂させてショーは終わります。
スティーヴィー・ワンダーのこれ、アルバムの中の1曲でしたが、
1990年代にインコグニートがカヴァーしてMTVでよく流れてから、
隠れた名曲が隠れなくなったという感じがします。
この曲もトーリ・ケリーが歌うヴァージョンが欲しい。
やっぱりサントラは買うべきなのか・・・
☆20曲目
Golden Slumbers/Carry That Weight/The End
Paul McCartney(The Beatles)
最後はこれ。
でもGolden...は映画が始まって最初に流れる曲。
それが劇の最後にも流れることで、映画がまとまり、
物語の意味が大きくなる、というわけ。
Carry That Weightは別に途中で一度使われますが、
でも実はThe Endは使われません。
だったらCD-Rに入れるのはおかしいじゃないかとお思いでしょうか。
そうかもしれない。
でも、これでThe Endを聴かないなんて野暮じゃないですか!?
少なくともロックが好きな人ならそれは納得していただけるかと。
ところでGolden...劇中ではオリジナル通りの歌詞で
歌われていました、すなわち
"Sleep pretty darling, do not cry"
でもポール・マッカートニーは最近のコンサートで
"Sleep little darling, do not cry"
と歌詞の単語をひとつ変えて歌っています。
確かに"little"の方が歌いやすい。
映画でこの曲が流れた瞬間、そこの歌詞はどうなっているかと
すぐに思いましたが、オリジナル通りで納得しました。
というわけで最後メドレーを3曲と考えると22曲。
今回はジャズもクラシックもありました。
"Woman"と映画の想い出に浸りながら聴いて、でも
また別の意味が見出せるかもしれないですね。
すっかり長くなったので、今日はこの辺で。
02
あれ、ひとり足りない・・・